JP4139255B2 - 融雪装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、融雪装置に関する。より詳細には、本発明は、融雪作業を効率的に行うことができる熱効率の良好な融雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
積雪地においては、降り積もった雪を如何に処理するかが重要な課題となっている。降り積もった雪を処理する装置として、雪をタンクやコンテナの中に投入して融かす融雪装置がある。融雪装置には、タンクやコンテナの中に投入された雪を直接加熱する型式、雪に熱水シャワーを噴射して融解させる型式、温水パイプを内蔵し、温水パイプからの熱によって雪を融解させる型式など、種々の型式のものが開発され、市販されている。
【0003】
これらの従来の融雪装置は、熱効率が十分ではなく、融雪に要する時間および経費に対して融雪量が少ない等の欠点を有しており、満足すべき融雪装置が見当たらないのが現状である。そこで、本発明者は、融雪作業を効率的に行うことができる熱効率の良好な融雪装置を提案した(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特願2002−337543号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、本発明者が提案した上述の融雪装置を改良したものであって、融雪作業を一層効率的に行うことができる熱効率の良好な融雪装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載の融雪装置は、融かそうとする雪が投入される本体と、前記本体の内部の下面のほぼ中央に配置された金属材料製の貯湯槽と、前記貯湯槽の内部に配置された燃焼ダクトと、前記燃焼ダクトに熱風を供給するバーナーと、前記貯湯槽から前記本体内の上部まで延びた1又は複数の配管と、前記配管に介在されたポンプと、前記配管の適当な個所に設けられた1又は複数のシャワー部とを備え、前記燃焼ダクトからの熱によって温められた前記貯湯槽内の温水を前記ポンプで圧送し、前記シャワー部から散水して、前記本体内の雪を融かすことを特徴とするものである。
【0007】
本願請求項2に記載の融雪装置は、融かそうとする雪が投入される本体と、前記本体の内部に垂直方向に間隔を隔てて配置された複数の金属材料製の貯湯槽と、前記貯湯槽の各々の内部にそれぞれ配置された燃焼ダクトと、前記燃焼ダクトの各々に熱風をそれぞれ供給するバーナーと、前記本体の底部に配置された第1ポンプと、前記第1ポンプの吐出口と前記複数の貯湯槽のうち最も上側に位置する貯湯槽の頂部とを連結する第1パイプ部材とを備え、前記複数の貯湯槽の各々において、上側に位置する貯湯槽の頂部とその直ぐ下側に位置する貯湯槽の頂部とがパイプ部材によって連結されており、前記複数の貯湯槽のうち最も下側に位置する貯湯槽の頂部に連結されたパイプ部材が、前記本体の内部の底部の一角に設けられた貯湯領域内に延びており、前記貯湯領域内に第2ポンプが配置されており、前記第2ポンプの吐出口から上方に、1又は複数のシャワー部が取付けられたパイプ部材が延びていることを特徴とするものである。
【0008】
本願請求項3に記載の融雪装置は、前記請求項1又は2の融雪装置において、前記燃焼ダクトから前記貯湯槽の外部まで延び、前記燃焼ダクトからの排気ガスを通すための排気ダクトと、前記本体内に配置された送風機とを備え、前記排気ダクトに設けられた複数の排気口から前記本体内に排気ガスを放出して、その熱気によって前記本体内の雪を融かし、温度が低下した排気ガスを前記送風機を用いて、前記本体の側壁に設けられた多数の開口から本体の外部に排出することを特徴とするものである。
【0009】
本願請求項4に記載の融雪装置は、前記請求項1から3までのいずれか1項の融雪装置において、前記燃焼ダクトから外方に前記貯湯槽内に突出した部分によって構成される放熱手段、及び/又は、前記燃焼ダクト内に内方に突出した部分によって構成される捕熱手段が、前記燃焼ダクトに設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る融雪装置について詳細に説明する。図1及び図2において全体として参照符号10で表される本発明の第1の実施の形態に係る融雪装置は、融かそうとする雪が投入される本体12を備えている。本体12は、底壁と側壁によって形成された箱型形状を有しており、本体12の頂部には、開閉式の蓋12aが設けられている。本体12は、コンクリートで形成してもよく、鋼などの金属材料で形成してもよい。
【0011】
融雪装置10は又、本体12の内部の下面のほぼ中央に配置された貯湯槽14を備えている。貯湯槽14も、本体12と同様に、底壁と側壁によって形成された箱型形状を有しており、頂部には、網14aが設けられている。貯湯槽14は、融かそうとする雪への熱の伝達を容易にするため、金属材料で形成するのが好ましい。
【0012】
貯湯槽14の端部に連結された2本の配管16が本体12の側壁の上部まで延び、そこから本体12の反対側の端部まで底壁と平行に延びている。図3は、配管16の系統を示した模式図である(図3において、貯湯槽14及び配管系が実線で示されており、他の構成要素は破線で示されている)。配管16には、後述するように貯湯槽14内で融けた温水を圧送するためのポンプ18が介在されている。また、各配管16には、適当な個所に、配管内を流れる温水を散水するための1又は複数のシャワー部16aが配置されている。
【0013】
融雪装置10は又、貯湯槽14の内部に配置された燃焼ダクト20を備えている。燃焼ダクト20は、円筒形状を有しており、貯湯槽14の一端から他端まで延びている。燃焼ダクト20は又、融かそうとする雪への熱の伝達を容易にするため、金属材料で形成されている。燃焼ダクト20には、本体12の外部に配置されたバーナー22から熱風が供給されるようになっている。
【0014】
融雪装置10は更に、燃焼ダクト20からの排気ガスを通すための排気ダクト24を備えている。排気ダクト24は、燃焼ダクト20のバーナー22とは反対側の端に連結され、貯湯槽14の外部に出て、貯湯槽14に対してほぼ平行にバーナー22の位置する側に水平方向に延びており、本体12内に排気ガスを放出する複数の排気口24aが設けられている。図4は、排気ダクト24の系統を示した模式図である(図4において、燃焼ダクト20及び排気ダクトが実線で示されており、他の構成要素は破線で示されている)。また、本体12内には、雪を融かすことによって温度が低下した排気ガスを本体12の下方に移動させるための送風機26が設けられている。
【0015】
以上のように構成された融雪装置10の使用について説明する。最初に、貯湯槽14内に水を入れた後、本体12内に融かそうとする雪を投入する。次いで、開閉式の蓋12aを閉める。しかる後、バーナー22に点火する。すると、貯湯槽14内の水が温められて温水となり、ポンプ20を作動させて温水をシャワー部16aから散水して、本体12内の雪を融かす。これと同時に、排気口24aから排気ガスを放出することによって、本体12内の雪を融かす。なお、雪を融かすことによって温度が低下した排気ガスは、送風機26によって下方に移動され、本体12の側壁に設けられた多数の開口12bから外部に排出される。
【0016】
次に、本発明の融雪装置10の効果を実証するために行われた試験について説明する。試験に用いた装置の本体の寸法(長さ×幅×高さ)は、5.0m×2.7m×2.4mである。まず、10tダンプカー2.5台分の雪を本体内に投入した後、バーナーに点火した。点火後30分で貯湯槽内の温水は25°Cになった。循環ポンプを作動させて、温水をシャワー部まで圧送し、本体内の雪の上から散水する。1時間後、本体内の雪に空洞が現れ(この時点での温水温度は15°C)、更にその30分後、本体内の雪の外側部分が融けて崩れ始める(この時点での温水温度は17°C)。この時点における融雪量は50%〜60%程度である。更にその1時間30分後、温水温度は22°Cになり、融雪量は80%になった。そして、バーナー点火後、4時間30分経過した時点で、融雪量は90%になった。
【0017】
図5〜図8は、本発明の第2の実施の形態に係る融雪装置の一部を示した図である。図5〜図8にそれぞれ示される本発明の第2の実施の形態に係る融雪装置は、燃焼ダクト20に放熱手段30又は捕熱手段32が設けられている点を除いて、本発明の第1の実施の形態に係る融雪装置10と実質的に同一である。
【0018】
放熱手段30は、燃焼ダクト20内の熱を貯湯槽14内の水(温水)に効率的に伝達するため、燃焼ダクト20から外方に貯湯槽14内に突出した部分によって構成される。図5に示される放熱手段30は、燃焼ダクト20の外壁に半円形のプレートを取付けて形成したものである。プレートの形状は、半円形以外の任意の形状でよい。図6に示される放熱手段30は、燃焼ダクト20の外壁の所定個所に複数の穴を開け、隣接する穴を、燃焼ダクト20の外部に配置したパイプで連結することによって形成したものである。
【0019】
捕熱手段32は、燃焼ダクト20内の熱を貯湯槽14内の水(温水)に効率的に伝達するため、燃焼ダクト20内に内方に突出した部分によって構成される。図7に示される捕熱手段32は、燃焼ダクト20の外壁に溝を設けることによって形成したものである。溝の形状は、図示したもの以外の任意の形状でよい。図8に示される捕熱手段32は、燃焼ダクト20の外壁の所定個所に複数の穴を開け、隣接する穴を、燃焼ダクト20の内部に配置したパイプで連結することによって形成したものである。捕熱手段32は、他の形状、例えば図5(c)に示すような燃焼ダクト20内に内方に突出したプレートでもよい。
【0020】
図5〜図8(図5(c)を除く)においては、放熱手段30又は捕熱手段32の一方のみが示されているが、放熱手段30と捕熱手段32の両方を1つの融雪装置に設けてもよく(図5(c)参照)、異なる形態の放熱手段30又は捕熱手段32を1つの融雪装置に設けてもよい。
【0021】
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る融雪装置40を示した図である。本発明の第3の実施の形態に係る融雪装置40は、内部に燃焼ダクト20を配置した貯湯槽14が複数基(図9では、3基)垂直方向に間隔を隔てて配列されている点を除いて、本発明の第1の実施の形態に係る融雪装置10と実質的に同一である。
【0022】
融雪装置40について図9を参照してより詳細に説明すると、融雪装置40は、本体12内に、上方から下方に向かって順に、第1燃焼ダクト20Aが内部に配置された第1貯湯槽14Aと、第2燃焼ダクト20Bが内部に配置された第2貯湯槽14Bと、第3燃焼ダクト20Cが内部に配置された第3貯湯槽14Cとを備えている。第1燃焼ダクト20Aには第1バーナー22Aが連結され、第2燃焼ダクト20Bには第2バーナー22Bが連結され、第3燃焼ダクト20Cには第3バーナー22Cが連結されている。なお、各貯湯槽14A〜14Cは、本体12内の所定個所に取付具(図示せず)によって堅固に固定されている。
【0023】
本体12内の底部に、第1ポンプ42が配置されており、第1ポンプ42の吐出口と第1貯湯槽14Aの頂部とが、第1パイプ部材44によって連結されている。また、第1貯湯槽14Aの頂部と第2貯湯槽14Bの頂部とが、第2パイプ部材46によって連結され、第2貯湯槽14Bの頂部と第3貯湯槽14Cの頂部とが、第3パイプ部材48によって連結されている。さらに、第3貯湯槽14Cの頂部に連結された第4パイプ部材50が、本体12内の底部の一角に設けられた貯湯領域52内に延びている。一方、貯湯領域52内には、第2ポンプ54が配置されており、第2ポンプ54の吐出口から上方に第5パイプ部材56が延びており、第5パイプ部材56の所定個所に、1又は複数(図9では、3個)のシャワー部58が設けられている。
【0024】
なお、図9においては、排気ガスを放出する排気ダクト、排気口、及び、排気ガスを移動させる送風機が示されていないが、融雪装置40に、これらの排気ダクト、排気口、及び送風機を設けてもよい。
【0025】
以上のように構成された融雪装置40の使用について説明する。最初に、各貯湯槽14A〜14C内に水を入れた後、本体12内に融かそうとする雪を投入する。次いで、開閉式の蓋12aを閉める。しかる後、各バーナー22A〜22Cに点火する。すると、各貯湯槽14A〜14C内の水が温められて温水となる。一方、本体12内に投入された雪が部分的に融けて本体12内の底部に水が溜まることになるが、本体12内の底部に溜まった水を第1ポンプ42で吸引して第1貯湯槽14A内に圧送する。第1貯湯槽14A内に圧送された水は温められ、第2貯湯槽14B及び第3貯湯槽14C内に順次送られ、その都度、温められるので、第1貯湯槽14Aよりも第2貯湯槽14B、第2貯湯槽14Bよりも第3貯湯槽14C内の水の方が温度が高くなっている。このようにして順次温められた温水は、第4パイプ部材50を介して貯湯領域52に送られる。そして、貯湯領域52内の温水を第2ポンプ54によって吸引してシャワー部58から散水して、本体12内の雪を融かす。なお、融雪装置40に排気ダクト、排気口などが設けられている場合には、排気口から放出された排気ガスによっても、本体12内の雪が融かされる。
【0026】
次に、本発明の融雪装置40の効果を実証するために行われた試験について説明する。試験に用いた装置の本体の寸法(長さ×幅×高さ)は、6.0m×2.5m×2.5mであり、本体内部に1基の貯湯槽を配置し、(図5及び図8に示される放熱手段30と補熱手段32を備えた)燃焼ダクトを貯湯槽内に配置し、水(温水)を循環させることによって得られる効果を確認した。また、2基のシャワー部を設置した。まず、11tダンプカー2.5台分の雪を本体内に投入した後、バーナーに点火した。点火後30分で貯湯槽内の温水は25°C、シャワー部から散水される温水は23°Cになった(融雪量20%)。1時間後、貯湯槽内の温水は31°C、シャワー部から散水される温水は29°Cになった(融雪量30%)。1時間半後、貯湯槽内の温水は25°C、シャワー部から散水される温水は22°Cになった(融雪量40%)。ここで、温水の温度が低下したのは、本体内の雪が融けはじめたからである。2時間後、貯湯槽内の温水は16°C、シャワー部から散水される温水は14°Cになった(融雪量60%)。2時間半後、貯湯槽内の温水は35°C、シャワー部から散水される温水は30°Cになり、投入された雪は完全に融けた(融雪量100%)。このように、水を循環させることにより、11tダンプカー2.5台分の雪を2時間半で融かすことができた。
【0027】
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0028】
例えば、前記実施の形態では、貯湯槽14からの温水の散水によって融雪する機構と、排気ダクトからの排気ガスによって融雪する機構とを備えているが、前者の機構のみによって、本発明の融雪装置を構成してもよい。
【0029】
また、前記実施の形態では、配管16及び排気ダクト24が2本ずつ設けられているが、配管16及び排気ダクト24の設置本数を1本にしてもよく、3本以上にしてもよい。また、配管16及び排気ダクト24の配置形状は、例示的なものにすぎず、図示したものと異なる形状にしてもよい。さらに、本体12、貯湯槽14、及び燃焼ダクト20の形状も、例示的にものにすぎず、異なる形状を採用してもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明の融雪装置によれば、貯湯槽からの温水の散水によって融雪する機構を備えており、貯湯槽自体からの熱伝達により貯湯槽周辺の雪を融かすとともに、散水によっても雪を融かすことができるので、効率的な融雪作業が可能になる。また、排気ダクトからの排気ガスによって融雪する機構を更に備えた場合には、排気ガスの熱気を融雪に利用することができるので、一層効率的な融雪作業が可能になる。また、放熱手段及び/又は捕熱手段を設けた場合には、燃焼ダクトを熱を有効に活用して、効率的な融雪作業ができる。さらに、複数の貯湯槽を垂直方向に間隔を隔てて配置する構成では、水を段階的に温めることにより、短時間で水温を上昇させ、従って、融雪作業に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1つの実施の形態に係る融雪装置を示した概略断面正面図である。
【図2】 図1の融雪装置の概略断面側面図である。
【図3】 図1の融雪装置の散水機構を説明するための概略斜視図である。
【図4】 図1の融雪装置の排気ガス放出機構を説明するための概略斜視図である。
【図5】 融雪装置の燃焼ダクトに設けられる放熱手段の一形態を示した図であって、(a)は部分斜視部、(b)は断面図、(c)は放熱手段と補熱手段の両方を備えた状態を示した断面図である。
【図6】 融雪装置の燃焼ダクトに設けられる放熱手段の別形態を示した図であって、(a)は部分斜視部、(b)は断面図である。
【図7】 融雪装置の燃焼ダクトに設けられる捕熱手段の一形態を示した図であって、(a)は部分斜視部、(b)は断面図である。
【図8】 融雪装置の燃焼ダクトに設けられる捕熱手段の別形態を示した図であって、(a)は部分斜視部、(b)は断面図である。
【図9】 本発明の別の実施の形態に係る融雪装置を示した概略断面正面図である。
【符号の説明】
10、40 融雪装置
12 本体
14、14A、14B、14C 貯湯槽
16 配管
18、42、54 ポンプ
20、20A、20B、20C 燃焼ダクト
22、22A、22B、22C バーナー
24 排気ダクト
26 送風機
30 放熱手段
32 捕熱手段
Claims (4)
- 融かそうとする雪が投入される本体と、
前記本体の内部の下面のほぼ中央に配置された金属材料製の貯湯槽と、
前記貯湯槽の内部に配置された燃焼ダクトと、
前記燃焼ダクトに熱風を供給するバーナーと、
前記貯湯槽から前記本体内の上部まで延びた1又は複数の配管と、
前記配管に介在されたポンプと、
前記配管の適当な個所に設けられた1又は複数のシャワー部とを備え、
前記燃焼ダクトからの熱によって温められた前記貯湯槽内の温水を前記ポンプで圧送し、前記シャワー部から散水して、前記本体内の雪を融かすことを特徴とする融雪装置。 - 融かそうとする雪が投入される本体と、
前記本体の内部に垂直方向に間隔を隔てて配置された複数の金属材料製の貯湯槽と、
前記貯湯槽の各々の内部にそれぞれ配置された燃焼ダクトと、
前記燃焼ダクトの各々に熱風をそれぞれ供給するバーナーと、
前記本体の底部に配置された第1ポンプと、
前記第1ポンプの吐出口と前記複数の貯湯槽のうち最も上側に位置する貯湯槽の頂部とを連結する第1パイプ部材とを備え、
前記複数の貯湯槽の各々において、上側に位置する貯湯槽の頂部とその直ぐ下側に位置する貯湯槽の頂部とがパイプ部材によって連結されており、
前記複数の貯湯槽のうち最も下側に位置する貯湯槽の頂部に連結されたパイプ部材が、前記本体の内部の底部の一角に設けられた貯湯領域内に延びており、
前記貯湯領域内に第2ポンプが配置されており、前記第2ポンプの吐出口から上方に、1又は複数のシャワー部が取付けられたパイプ部材が延びていることを特徴とする融雪装置。 - 前記燃焼ダクトから前記貯湯槽の外部まで延び、前記燃焼ダクトからの排気ガスを通すための排気ダクトと、
前記本体内に配置された送風機とを備え、
前記排気ダクトに設けられた複数の排気口から前記本体内に排気ガスを放出し、その熱気によって前記本体内の雪を融かし、温度が低下した排気ガスを前記送風機を用いて、前記本体の側壁に設けられた多数の開口から本体の外部に排出することを特徴とする請求項1又は2に記載の融雪装置。 - 前記燃焼ダクトから外方に前記貯湯槽内に突出した部分によって構成される放熱手段、及び/又は、前記燃焼ダクト内に内方に突出した部分によって構成される捕熱手段が、前記燃焼ダクトに設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の融雪装置。
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