JP4138998B2 - 自動車用アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用アンテナに関し、さらに詳しくは、アンテナエレメントからの給電構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アンテナエレメントと送受信部との間には給電部が設けられ、この給電部を介して送受信信号を送受している。
送受信部からは同軸線などを用いた送信線によってスピーカやテレビジョンなどの出力装置に信号が送られるようになっている。
一方、アンテナには、自動車のルーフやAピラーあるいはトランクリッドに設置されるポール状アンテナがあり、このようなアンテナでは、車体の車体パネルに取り付けられるケース本体内にアンテナエレメントの給電部材が配置され、ケース本体内に装備されている電装基板上の送受信用回路に接続されている。
送受信用回路からは、同軸線などを用いた中継ケーブルを介して出力装置が接続されている。
中継ケーブルは、その端末部がケース本体の底板などに固定され、芯線を電装基板の出力端子まで延長して接続し、いわゆる、ケース本体内で配線されている。
【0003】
図4は、自動車用アンテナの一例である車載用ヘリカルコイルアンテナの配線構造を示す図である。
図4においてヘリカルコイルアンテナは、ベースプレート1と、このベースプレート1の上方に間隔を開けて支持された電装基板2と、この電装基板2を収容するようにベースプレート1上に取り付けられたベースケーシング3と、このベースケーシング3にその基端部が支持されたアンテナエレメント4とを備えている。
このアンテナエレメント4は、ヘリカルコイル4Aと、このヘリカルコイル4Aをカバーするアンテナケーシング4Bとから構成されており、アンテナケーシング4Bの基端部に取り付けられた取付金具4Cがベースケーシング3の天井部に取り付けられた給電金具5に連結されることによって、ベースケーシング3に固定されるようになっている。
そして、この取付金具4Cと給電金具5との連結によって、取付金具4Cに接続されたヘリカルコイル4Aと給電金具5に接続された電装基板2との間の給電のための接続が行われるようになっている。
このヘリカルコイルアンテナは、図示のように、電装基板2に給電を行う給電コード6が車体パネルBPに形成された貫通孔から車体内に引き込まれた状態で、ベースプレート1がパッキンシート7を介してねじ止めされることにより、車体パネルBP上に固定される。
ここで、上記従来のヘリカルコイルアンテナは、電装基板2と給電コード6との接続が、ベースプレート1と電装基板2との間に配線されるリード線8によって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記中継ケーブルを用いた構造には次のような問題があった。
つまり、配線作業は人手を要するばかりでなく、半田付けなどの作業及び半田付け後での余剰半田除去などの作業が必要であることから作業時間が多大となる。しかも、半田付け不良が生じている場合には接続不良の原因となり、配線接続の信頼を損ねる場合がある。
【0005】
本発明の目的は、上記従来の自動車用アンテナにおける問題に鑑み、接続作業工数の低減による接続作業の簡略化と接続不良を防止できる構成を備えた自動車用アンテナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項記載の発明は、底面が開口され、車体パネルに載置固定されるケーシング本体と、前記ケーシング本体の底面に設けられるシール部材と、前記ケーシング本体と前記シール部材との間に配置されるベース部材と、前記ベース部材の上面に固定される電装基板と、前記電装基板の信号出力部に一体化して設けられるレセプタクル部材と、前記レセプタクル部材の中心線の延長線上で前記ベース部材に一体的に形成されているとともに、前記ベース部材の底面から下方に突出する筒部で構成されているケーブル挿入部と、を備え、前記ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、当該ケーブルの接地回路を構成する金属端子を当該ケーブル挿入部の内面に接触させる共に当該ケーブルのプラグ端子を前記レセプタクル部材に嵌合させることによって、前記電装基板と当該ケーブルとの接続がなされることを特徴としている。
【0008】
請求項記載の発明は、底面が開口され、車体パネルに載置固定されるケーシング本体と、前記ケーシング本体の底面に設けられるシール部材と、前記ケーシング本体と前記シール部材との間に配置されるベース部材と、前記ベース部材の上面に固定される電装基板と、前記電装基板と平行する方向に開口を有し、ケーブルのプラグ端子が挿脱可能なレセプタクル部材と、前記電装基板の端子部に一体化されている共に前記電装基板と直角な方向に延長され、その延長方向一端が前記レセプタクル部材の外周面と一体化される端子板と、前記ベース部材に一体的に形成されると共に、前記ベース部材の底面から下方に突出した後、前記電装基板に対して途中が当該電装基板に平行するように屈曲する筒部で構成されているケーブル挿入部と、を備え、前記ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、当該ケーブルの接地回路を構成する金属端子を当該ケーブル挿入部の内面に接触させる共に当該ケーブルのプラグ端子を前記レセプタクル部材に嵌合させることによって、前記電装基板と当該ケーブルとの接続がなされることを特徴としている。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項または記載の自動車用アンテナにおいて、前記ケーブルの端末部は、周方向に沿って形成されている複数の膨出部が前記ケーブル挿入部の内面に接触して接地回路の一部を構成する金属端子部を有していることを特徴としている。
【0012】
【作用】
請求項記載の発明では、レセプタクル部材が電装基板の信号出力部に一体化して設けられ、ケーブル挿入部がベース部材に一体的に形成され、ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、ケーブルの接地回路を構成する金属端子をケーブル挿入部の内面に接触させる共にケーブルのプラグ端子をレセプタクル部材に嵌合させることによって、電装基板とケーブルとの接続がなされるので、電装基板とケーブルとの間の配線を用いることなく接続することができるとともに、ベース部材と電装基板とケーブルが一体的に構成され、車両の振動によるベース部材の振動に電装基板とケーブルが追従して、ケーブル先端のプラグ端子と電装基板の接触状態が変わることなく、常に安定した通信が可能になる。
請求項記載の発明では、端子板が電装基板の端子部に一体化されている共に電装基板と直角な方向に延長され、その延長方向一端がレセプタクル部材の外周面と一体化され、ケーブル挿入部が前記ベース部材に一体的に形成され、ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、ケーブルの接地回路を構成する金属端子を当該ケーブル挿入部の内面に接触させる共にケーブルのプラグ端子をレセプタクル部材に嵌合させることによって、電装基板とケーブルとの接続がなされるので、電装基板とケーブルとの間の配線を用いることなく接続することができるとともに、常に安定した通信が可能になり、さらに、ケーブル挿入部の形状が電装基板と直角な方向に延長される構造あるいはその途中が電装基板と平行する屈曲構造とされるので、電装基板と直角な方向の空間の大きさに応じてケーブル挿入部でのケーブルの挿通態位を設定して確実に送信線を電装基板と接続することができる。
【0013】
請求項記載の発明では、ケーブルの端末部に有する金属端子部の膨出部をベース部材のケーブル挿入部内面に圧接させることができるので、不用意に脱落するのを防止できるとともに、接地回路を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施例により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、請求項1記載の発明の実施例を説明するための図であり、図1において、ヘリカルコイルアンテナ10は、金属製のベースプレート11と、このベースプレート11の上方に所要の間隔を開けて固定されて回路基板をなす電装基板12と、この電装基板12を内側に収容するようにベースプレート11に取り付けられたベースケーシング13と、このベースケーシング13に基端部が支持されたアンテナエレメント14とを備えている。
アンテナエレメント14は、ヘリカルコイル14Aと、このヘリカルコイル14Aをカバーするアンテナケーシング14Bとから構成されており、アンテナケーシング14Bの基端部に取り付けられた取付金具14Cがベースケーシング13の天井部に取り付けられた給電金具15に連結されることにより、ベースケーシング3に固定されるようになっている。
【0015】
以上の構成については、図4において説明した従来のヘリカルコイルアンテナと同様である。
このヘリカルコイルアンテナ10には、ベースプレート11の下面の中央部にBNCコネクタ16が取り付けられている。
BNCコネクタ16には、後述するように、ヘリカルコイルアンテナ10が車体パネルBPに取り付けられた後、車体パネルBPの内側から給電コードCが接続されるようになっている。
電装基板12のBNCコネクタ16に対向する部分には、上端部が電装基板12に予めかしめ固定されてこの電装基板12に構成された増幅回路や整合回路等の各電子回路に接続されいる針状の接続端子17が、BNCコネクタ16に向かって下向きに延びるように取り付けられている。
接続端子17は、BNCコネクタ16に、このBNCコネクタ16内を上方から軸心方向に沿って貫通してその先端部(図1において下端部)がBNCコネクタ16の先端面(図1において下端面)から突出した状態で、連結されている。
そして、接続端子17は、BNCコネクタ16内において、このBNCコネクタ16に組み込まれた絶縁層18により、金属製のベースプレート11およびBNCコネクタ16の外壁の接続面から絶縁されている。
なお、電装基板12と給電金具15は、電装基板12上に立設された接触端子板19が、給電金具15に一体的に形成された接続端子15Aに連結されることによって、互いに電気的に接続されている。
【0016】
本実施例は以上のような構成であるから、ヘリカルコイルアンテナ10の組立が、以下のようにして行われる。
すなわち、ベースプレート11に電装基板12を組み付ける際に、電装基板12に上端部があらかじめかしめ固定された接続端子17をベースプレート11のコネクタ16内に上方から挿入していって、その先端部をBNCコネクタ16の先端面から突出させた状態で、電装基板12をねじ20によってベースプレート11に固定する。
この後、ベースケーシング13をベースプレート11に装着し、さらに、給電金具15に取付金具14Cを螺合させてアンテナエレメント14をベースケーシング13に連結することによって、ヘリカルコイルアンテナ10の組立を完了する。
【0017】
上記のようにして組み立てられたヘリカルコイルアンテナ10は、BNCコネクタ16が車体パネルBPに形成された貫通孔に嵌合されてその先端面が車体パネルBPの内壁面から突出された状態で、ベースプレート11がパッキンシート21を介してねじ止めされることにより、車体パネルBP上に固定される。
そして、上記のようにして車体パネルBPに取り付けられたヘリカルコイルアンテナ10のBNCコネクタ16に、車体パネルBPの内側から同軸ケーブルである給電コードCが連結されることによって、接続端子17を介して電装基板12と給電コードCとが電気的に接続される。
【0018】
次に、請求項2記載の発明の実施例について説明する。
図2は請求項2記載の発明の実施例を説明するための図であり、同図には自動車用アンテナに用いられるケーシングの取り付け状態が示されている。
図2において、車体の車体パネルPの表面には底面が開口されたケーシング本体21が載置されている。
ケーシング本体(便宜上符号21で示す)の底面周囲には、車体パネルPの表面に載置されている防水用シール部材22が嵌合させてあり、そのシール部材22の上面には電装基板23を支持するためのベース部材24が配置されている。
ベース部材24は、シール部材22とケーシング本体21とでその周囲を挟持されて取り付けられており、上面に設けられた支柱24Aにより電装基板23を締結保持するようになっている。なお、図2中、符号21Aは、アンテナエレメントを示しており、このアンテナエレメント21Aは、ケーシング本体21内で図示しない支持部において給電部が電装基板側の入出力端子に配線接続されている。
【0019】
電装基板23における信号出力部をなす端子部には、レセプタクル部材25が一体化して設けられている。レセプタクル部材25は、電装基板23に形成されている出力端子に対してかしめなどの手法により一体化されており、電装基板23を貫通して下方に延長された端部が開口している。
【0020】
ベース部材24には、電装基板23に一体化されているレセプタクル部材25の中心線の延長線上に中心を持つケーブル挿入部24Bが形成されている。
ケーブル挿入部24Bは、ベース部材24の底面から電装基板23と直角な方向で下方に向け突出する筒部で構成されており、その一部がシール部材22を貫通して突出している。
ケーブル挿入部24Bは、後述する中継ケーブル26の端末部を挿入可能な内径を有しており、その内面上部には、レセプタクル部材25の周面を囲繞するインシュレータ27が挿嵌されている。
インシュレータ27には、上記レセプタクル部材25の挿嵌用孔に連続して後述する中継ケーブル26に有するプラグ端子26Aを挿通できる孔で構成された端子挿通部27Aが形成されており、予めケーブル挿入部24B内に圧入されることで電装基板23が組み立てられる際にレセプタクル部材25が挿嵌できるようになっている。
【0021】
中継ケーブル26は、その端末部にプラグ端子26Aを備えている。端末部は、プラグ端子26Aに加えてケーブル挿入部24Bの内面に接触して接地回路の一部を構成する金属端子部26Bを有しており、ケーブル挿入部24Bの内面に対しては、金属端子部26Bの周方向に沿って複数形成されている膨出部26B1の弾性変形復元力を利用して圧接することができるようになっている。
【0022】
本実施例は以上のような構成であるから、ベース部材24によって支持されている電装基板23側と中継ケーブル26との接続は、ケーブル挿入部24B内に中継ケーブル26の端末部(金属端子部26B)を挿入してプラグ端子26Aをレセプタクル部材25に嵌合させることで可能となる。
この結果、中継ケーブル26と電装基板23との間の配線作業が不要となる。
【0023】
次の別実施例を説明する。
図3は別実施例の要部のみを示す模式図であり、同図に示した実施例は、ケーブル挿入部(便宜上、24B’で示す)が、屈曲した形状とされていることを特徴としている。
つまり、ケーブル挿入部24B’は、突出方向の途中で電装基板23と平行する方向に屈曲させてある。
ケーブル挿入部24B’内には、電装基板23と直角な方向に突出している部分にインシュレータ27’が埋め込まれている。
【0024】
インシュレータ27’の内部には、レセプタクル部材(便宜上、符号25’示す)およびこのレセプタクル部材25’と電装基板23側の端子部とを接続するための端子板28が配置されている。
レセプタクル部材25’は、電装基板23と平行する方向に開口を有し、中継ケーブル26側のプラグ端子26Aが挿脱できるようになっており、また、端子板28は、電装基板23と直角な方向に延長され、その延長方向一端がレセプタクル部材25’の外周面と一体化され、延長方向他端が電装基板23側の出力端子に半田付けあるいはかしめによって一体化されている。
【0025】
本実施例は以上のような構成であるから、突出方向の途中で屈曲させることにより、車体パネルPの内側での占有スペースを小さくすることができる。つまり、車体パネルPの内側に向け突出するケーブル挿入部24B’は、中継ケーブル26の挿入方向が電装基板23と平行するようになっているので、図3中、符号Hで示す車体パネルPの表面からの距離が小さくできる。これにより、ベース部材24の形式を変更するだけで、ケーシング本体21に接続される中継ケーブル26の占有面積を車体形式に応じて変えることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
請求項記載の発明によれば、ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、ケーブルの接地回路を構成する金属端子をケーブル挿入部の内面に接触させる共にケーブルのプラグ端子をレセプタクル部材に嵌合させることによって、電装基板とケーブルとの接続がなされるので、電装基板とケーブルとの間の配線を用いることなく接続することができるとともに、常に安定した通信が可能になる。
請求項記載の発明によれば、ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、ケーブルの接地回路を構成する金属端子をケーブル挿入部の内面に接触させる共にケーブルのプラグ端子をレセプタクル部材に嵌合させることによって、電装基板とケーブルとの接続がなされ、電装基板とケーブルとの間の配線を用いることなく接続することができるとともに、常に安定した通信が可能になり、さらに、ケーブル挿入部の形状が電装基板と直角な方向に延長される構造あるいはその途中が電装基板と平行する屈曲構造とされるので、電装基板と直角な方向の空間の大きさに応じてケーブル挿入部でのケーブルの挿通態位を設定して確実に送信線を電装基板と接続することができる。
【0028】
請求項記載の発明によれば、ケーブルの端末部に有する金属端子部の膨出部をベース部材のケーブル挿入部内面に圧接させることができるので、不用意に脱落するのを防止できるとともに、接地回路を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例による自動車用アンテナにおける配線構造を説明するための側断面図である。
【図2】請求項2記載の発明の実施例による自動車用アンテナにおけるケーシングの内部構造を説明するための側断面図である。
【図3】図2に示したケーシング内部の一部に関する別実施例を示す側断面図である。
【図4】従来の自動車用アンテナの内部構造を説明するための側断面図である。
【符号の説明】
10 ヘリカルコイルアンテナ(車載用アンテナ)
11、24 ベースプレート(ベース部材)
12、23 電装基板
13、21 ベースケーシング(ケーシング本体)
14、21A アンテナエレメント
14A ヘリカルコイル
14B アンテナケーシング
14C 取付金具
15 給電金具
15A 接続端子
16 BNCコネクタ(コネクタ部材)
17 接続端子
18 絶縁層
C 給電コード
BP、P 車体パネル
24B ケーブル挿入部
25 レセプタクル部材
26 中継ケーブル
26A プラグ端子
26B 金属端子部
26B1 膨出部
27 インシュレータ

Claims (3)

  1. 底面が開口され、車体パネルに載置固定されるケーシング本体と、
    前記ケーシング本体の底面に設けられるシール部材と、
    前記ケーシング本体と前記シール部材との間に配置されるベース部材と、
    前記ベース部材の上面に固定される電装基板と、
    前記電装基板の信号出力部に一体化して設けられるレセプタクル部材と、
    前記レセプタクル部材の中心線の延長線上で前記ベース部材に一体的に形成されているとともに、前記ベース部材の底面から下方に突出する筒部で構成されているケーブル挿入部と、を備え、
    前記ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、当該ケーブルの接地回路を構成する金属端子を当該ケーブル挿入部の内面に接触させる共に当該ケーブルのプラグ端子を前記レセプタクル部材に嵌合させることによって、前記電装基板と当該ケーブルとの接続がなされることを特徴とする自動車用アンテナ。
  2. 底面が開口され、車体パネルに載置固定されるケーシング本体と、
    前記ケーシング本体の底面に設けられるシール部材と、
    前記ケーシング本体と前記シール部材との間に配置されるベース部材と、
    前記ベース部材の上面に固定される電装基板と、
    記電装基板と平行する方向に開口を有し、ケーブルのプラグ端子が挿脱可能なレセプタクル部材と、
    前記電装基板の端子部に一体化されている共に前記電装基板と直角な方向に延長され、その延長方向一端が前記レセプタクル部材の外周面と一体化される端子板と、
    前記ベース部材に一体的に形成されると共に、前記ベース部材の底面から下方に突出した後、前記電装基板に対して途中が当該電装基板に平行するように屈曲する筒部で構成されているケーブル挿入部と、を備え、
    前記ケーブル挿入部内にケーブルを挿入して、当該ケーブルの接地回路を構成する金属端子を当該ケーブル挿入部の内面に接触させる共に当該ケーブルのプラグ端子を前記レセプタクル部材に嵌合させることによって、前記電装基板と当該ケーブルとの接続がなされることを特徴とする自動車用アンテナ。
  3. 請求項または記載の自動車用アンテナにおいて、
    前記ケーブルの端末部は、周方向に沿って形成されている複数の膨出部が前記ケーブル挿入部の内面に接触して接地回路の一部を構成する金属端子部を有していることを特徴とする自動車用アンテナ。
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