JP4138542B2 - 基板めっき方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体デバイス、液晶素子等の電子素子用基板の表面にCu等の金属めっき膜を形成し、該表面に形成された配線パターン溝、スルーホール、穴パターンを該金属めっき膜で埋め込むのに好適な基板めっき方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の基板めっき用治具としては、特許文献1に記載されたものがある。この基板めっき用治具110は、図24に示すように、板状の第1保持部材111と、環状のシールパッキン113が設けられた第2保持部材112とを具備し、該第1保持部材111とシールパッキン113の間に半導体ウエハ116を挟持保持すると共に、該シールパッキン113の内周部に半導体ウエハ116の表面が露出するように開口112aを形成し、第1保持部材111に保持される半導体ウエハ116の外周部分に外部電極に導通する第1通電部材117を設け、第2保持部材112には第1保持部材111の第1通電部材117と保持される半導体ウエハ116の面に露出した導電膜との両方に接触し、且つシールパッキン113でシールされる第2通電部118を設けたものである。
【0003】
上記構成の基板めっき用治具を用いてめっきを行うには、めっき液を収容しためっき槽の該めっき液中に、該基板めっき用治具に保持された半導体ウエハを浸漬すると共に、該半導体ウエハの露出面に対向して陽極電極板を配置し、半導体ウエハと陽極電極板との間にめっき電源を印加して、半導体ウエハの露出面に金属めっき膜を形成している。
【0004】
上記従来構成の基板めっき用治具を用いためっき装置では、被めっき基板である半導体ウエハの片面にしかめっきできず、下記のような問題があった。
▲1▼被めっき基板の両面にめっきしようとすると2倍の運転時間を必要とする。
▲2▼被めっき基板のめっき膜厚の面内均一性に影響がでる。
▲3▼被めっき基板のスルーホールや穴パターンに金属めっき膜を形成できない。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−172492号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、被めっき基板の両面を同時にめっきでき、めっき工程を大幅に低減でき、且つスルーホールや穴パターン内にも金属めっき膜を形成できる基板めっき方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、電子素子用被めっき基板に金属めっき膜を形成する基板めっき方法において、被めっき基板にはスルーホール、両面に配線溝パターン、穴パターンが形成されており、被めっき基板をめっき液中に浸漬して配置すると共に、該基板の両表面とアノード電極の間にめっき電圧を印加し、該被めっき基板の両面に同時に金属めっき膜を形成し、スルーホール、配線溝パターン、穴パターンを金属膜で埋め込むことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、被めっき基板に金属めっき膜を形成する基板めっき方法において、被めっき基板にはスルーホール、両面に配線溝パターン、穴パターンが形成されており、被めっき基板をその両面の所定領域を露出してめっき液中に配置すると共に、該両露出面と該両露出面にそれぞれ対向するアノード電極との間にめっき電圧を印加し、該被めっき基板の両露出面に同時に前記金属めっき膜を形成し、スルーホール、配線溝パターン、穴パターンを金属膜で埋め込むことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の基板めっき方法において、被めっき基板のめっき面に通電される電流値を各々制御することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1乃至図12は本発明に係る基板めっき用治具の構成例を示す図で、図1は正面図、図2は平面図、図3は底面図、図4は図1のK−K断面矢視図、図5は図4のA矢視図、図6は図4のB矢視図、図7は図4のC矢視図、図8は図5のD−D断面矢視図、図9は図5のE−E断面矢視図、図10は図1のF−F断面矢視図、図11は図5のG−G断面矢視図、図12は図6のH−H断面矢視図である。
【0028】
基板めっき用治具10は、板状の第1保持部材11と第2保持部材12を具備し、両保持部材11、12は下端をヒンジ機構13で開閉自在に連結されている。ヒンジ機構13は、第2保持部材12に固定された樹脂材(例えば、HTPVC)からなる2本のフック13−1、13−1を具備し、該フック13−1、13−1はステンレス鋼(例えば、SUS303)からなるフックピン13−2で第1保持部材11の下端部に回動自在に枢支されている。第1保持部材11は樹脂材(例えば、HTPVC)からなり略5角形状で中央部に開口として穴11aが設けられ、その上部にはT字状の樹脂材(例えば、HTPVC)からなるハンガー14が一体的に取付けられている。第2保持部材12は樹脂材(例えば、HTPVC)からなり略5角形状で中央部に開口として穴12aが設けられている。
【0029】
第1保持部材11と第2保持部材12はヒンジ機構13を介して閉じた状態(重ね合わせた状態)で、左右のクランプ15、16で保持されるようになっている。左右のクランプ15、16はそれぞれ樹脂材(例えば、HTPVC)からなり、第1保持部材11と第2保持部材12を重ね合わせた状態でその両側辺が嵌挿される溝15a、16aを有し、その下端が第1保持部材11の両側下端にピン17、18で回動自在に枢支されている。
【0030】
第1保持部材11の第2保持部材12に対向する面の穴11aの外周側には図5に示すようにシールリング(リング状のシール部材)19が取付けられ、第2保持部材12の第1保持部材11に対向する面の穴12aの外周側には図7に示すようにシールリング20が取付けられている。シールリング19、20はゴム材(例えば、シリコンゴム)からなる。また、第2保持部材12の第1保持部材11に対向する面のシールリング20の外側にはOリング29が取付けられている。
【0031】
シールリング19、20は、それぞれ断面が矩形状でその内周側に突起部19a、20aを具備し、第1保持部材11と第2保持部材12との間に被めっき基板を介在させて重ね合わせた状態で突起部19aと突起部20aが被めっき基板の表面を押圧し、密接し、穴11a、12aの外周側に位置する突起部19aと突起部20aとOリング29で囲まれた領域をめっき液の浸水しない水密状態の領域とする。第1保持部材11の第2保持部材12に対向する面には図5及び図8に示すようにシールリング19を突出して、半導体ウエハ等の被めっき基板Wを位置決めするための基板ガイドピン21が穴11aの外周側に計8本立設している。
【0032】
第1保持部材11の第2保持部材12に対向する面の穴11aの外周側には、図5、図9及び図10に示すように導電プレート22が計6個設けられている。この6個の導電プレート22内の3個は導電ピン23を介して図9に示すように被めっき基板Wの一方面(例えば表面)の導電膜(図示せず)に導通するようになっている。導電プレート22内の他の残り3個は導電ピン23を介して図10に示すように被めっき基板Wの一方面(例えば裏面)の導電膜(図示せず)に導通するようになっている。
【0033】
上記6個の導電プレート22の内、被めっき基板Wの一方面(例えば表面)の導電膜に導通する導電プレート22は、配線溝25内を通る絶縁被覆線26を介してハンガー14の一方の端子板27に設けられた電極端子27a、27b、27c(図2参照)に接続され、基板Wの他方面(例えば裏面)の導電部に導通する導電プレート22は、配線溝25内の絶縁被覆線26を介してハンガー14の一方の端子板28に設けられた電極端子28a、28b、28c(図2参照)に接続される。図5、図11において、30は樹脂材(例えば、PVC)からなる配線押さえである。
【0034】
上記構成の基板めっき用治具において、第1保持部材11と第2保持部材12とを開いた状態で、第1保持部材11に立設している8本の基板ガイドピン21に囲まれた領域に被めっき基板Wを載置することにより、被めっき基板Wは第1保持部材11の所定位置に位置決めされる。そして第1保持部材11と第2保持部材12とをヒンジ機構13を介して閉じ、更に左右クランプ15、16をそれぞれ回動させ、第1保持部材11と第2保持部材12の両辺を左右クランプ15、16の溝15a、16aに嵌挿する。これにより、被めっき基板Wは第1保持部材11の所定位置に位置決めされた状態で保持される。
【0035】
また、これにより、シールリング19、20の突起部19a、20aとOリング29で囲まれた領域をめっき液の浸水しない水密状態に密閉すると同時に、被めっき基板Wの該突起部19a、20aより外側がこの密閉空間内に位置し、更に被めっき基板Wの両面の第1保持部材11の穴11aと第2保持部材12の穴12aに対応する部分が該穴11a、12aに露出する。また、6個の導電プレート22の内、基板Wの一方面の導電部に導通する導電プレート22は、ハンガー14の一方の端子板27の電極端子27a、27b、27cに接続され、基板Wの他方面の導電部に導通する導電プレート22はハンガー14の一方の端子板28に設けられた電極端子28a、28b、28cに接続される。
【0036】
図13は上記基板めっき用治具10を用いる基板めっき装置の構成例を示す図である。図示するように、基板めっき装置50はめっき槽51を具備し、該めっき槽51内のめっき液Q中には、半導体ウエハ等の被めっき基板Wを保持した基板めっき用治具10が吊下げられて配置されている。このように基板めっき用治具10をめっき液Qに浸漬した状態でめっき液Qの液面レベルLは図1のLレベルとなる。基板めっき用治具10に保持された被めっき基板Wの両露出面に対向するようにアノード電極52、52が電極保持部材58、58に保持されて配置している。アノード電極52、52は図14に示すように板状で第1保持部材11の穴11a及び第2保持部材12の穴12aに対応した形状の円形で且つ略同じ大きさであり、板状の電極保持部材58、58に取付けられている。
【0037】
被めっき基板Wとアノード電極52、52の間には絶縁材からなる調節板60、60が配置されている。該調節板60、60の中央部には図15に示すように、第1保持部材11の穴11a及び第2保持部材12の穴12aと相似形の円形状の穴60aが形成されている。各アノード電極52、52にはそれぞれめっき電流調節器59、59を介してめっき電源(直流電源)53、53の陽極が接続され、基板めっき用治具10に保持された被めっき基板Wの両面導電膜に端子板27の電極端子27a、27b、27c及び端子板28の電極端子28a、28b、28cを介して電源(直流電源)53、53の陰極に接続し、該各めっき電源53、53からめっき電流調節器59、59で調整されためっき電流を通電することにより、被めっき基板Wの両露出面に同時に金属(例えば、Cu)めっき膜を形成することができる。
【0038】
このとき各電流調節器59、59で被めっき基板Wのそれぞれのめっき面に流れるめっき電流値を調整することにより、金属めっき膜の膜厚を調整することができる。また、調節板60、60の穴60a、60aの大きさを調整することにより、めっき槽51内の電位分布を調節して被めっき基板Wの面上に形成される金属めっき膜の膜厚分布を調節することができる。
【0039】
また、めっき槽51の外側には該めっき槽51から溢れ出ためっき液Qを収容するための外槽57が設けられている。めっき槽51から溢れ外槽57に流れ込んだめっき液Qは、めっき液循環ポンプ54により、恒温ユニット55、フィルタ56を通してめっき槽51の下部から槽内に供給され、めっき液Qは循環する。
【0040】
上記のようなめっき装置50を用いて被めっき基板の両面に同時にめっきすることにより、例えば図16(a)に示すように、スルーホール61、両面に配線溝パターンや穴パターン62を形成し、その表面にバリアー層63、シード層(金属(例えばCu)からなる導電膜層)64を形成した被めっき基板Wの両面に同時にめっきを施し、図16(b)に示すように金属(例えばCu)めっき層65を形成し、該金属めっき層65でスルーホール61、配線溝パターンや穴パターン62を埋め込むことができる。その後、研磨等により、余分な金属めっき層65やシード層64を除去することにより、図16(c)に示すようにスルーホール61、配線溝パターンや穴パターン62を金属めっき層65で埋め込んだ被めっき基板を得る。
【0041】
上記のように、被めっき基板Wの両面に同時に金属めっき膜を施すめっき方法により、予め図16(c)に示すような、スルーホール61、配線溝パターンや穴パターン62を金属めっき層65で埋め込んだ異なるパターンの基板Wを複数枚(ここではW1乃至W6)製造しておき、図17に示すように基板W1乃至W6を積層することにより、例えばIC等の電子部品を容易に製造することができる。
【0042】
図18乃至図21は本発明に係る基板めっき用治具の他の構成例を示す図で、図18は基板めっき用治具で被めっき基板を保持した状態を示す図、図19は図18のA−A断面矢視図、図20は基板めっき用治具の第1保持部材及びハンガー部の構成を示す図、図21は基板めっき用治具の第2保持部材の構成を示す図である。図示するように、本基板めっき用治具70は第1保持部材71と第2保持部材72を具備し、該両保持部材71、72はヒンジ機構85で開閉自在に構成されている。第1保持部材71と第2保持部材72の間に基板Wの上縁部を挟み込み第2保持部材72に取付けた蝶ねじ73を第1保持部材71に形成したねじ孔74に螺合させることにより、第1保持部材71と第2保持部材72で被めっき基板Wを挟持するようになっている。
【0043】
第1保持部材71と第2保持部材72はそれぞれ樹脂材(例えば、HTPVC)からなり、互いに対向する面には被めっき基板Wの表面に形成された導電膜に接触する電極接点75、76が複数(図では3個ずつ)設けられている。第1保持部材71にはハンガー77が一体に設けられ、該ハンガー77の両端上部には通電用の端子板78、79が設けられている。第1保持部材71の電極接点75は電線80で端子板79の電極端子(図示せず)に接続されている。また、第1保持部材71には通電用接点81が設けられ、第2保持部材72には通電用接点81に当接する通電用バネ接点82が設けられている。通電用接点81は電線83で端子板78の電極端子(図示せず)に接続され、通電用バネ接点82は電線84で電極接点76に接続されている。従って、第1保持部材71と第2保持部材72を閉じた場合、複数の電極接点76は電線84、通電用バネ接点82、通電用接点81及び電線83を介して端子板78の電極端子に接続される。
【0044】
図22は上記基板めっき用治具70を用いるめっき装置の構成例を示す図である。図示するように、めっき装置50はめっき槽51を具備し、該めっき槽51内のめっき液Q中には、基板めっき用治具70で上縁部を挟持し保持された被めっき基板Wが配置されている。このように基板めっき用治具70に挟持された被めっき基板Wをめっき液Qに浸漬した状態でめっき液Qの液面レベルLは図18のLレベルとなる。基板めっき用治具70に保持された被めっき基板Wの両露出面に対向するようにアノード電極52、52が配置されている。アノード電極52、52は板状で被めっき基板Wのめっき面の形状に対応した形状でめっき面と略同じ大きさである。
【0045】
被めっき基板Wとアノード電極52、52の間には絶縁材からなる調節板60、60が配置されている。該調節板60、60の中央部には図示は省略するが、被めっき基板Wのめっき面の形状と相似形の穴が形成されている。各アノード電極52、52にはそれぞれめっき電流調節器59、59を介してめっき電源(直流電源)53、53の陽極が接続され、基板めっき用治具70に保持された被めっき基板Wの両面導電膜に端子板78及び端子板79の電極端子を介してめっき電源(直流電源)53、53の陰極が接続され、該各めっき電源53、53からめっき電流調節器59、59で調整されためっき電流値を通電することにより、被めっき基板Wの両露出面に同時に金属(例えば、Cu)めっき膜を形成することができる。
【0046】
このとき各電流調節器59、59で被めっき基板Wのそれぞれのめっき面に流れるめっき電流を調整することによりめっき膜の膜厚を調整することができる。また、調節板60、60の穴の大きさを調整することにより、めっき槽51内の電位分布を調節して被めっき基板Wの面上に形成される金属めっき膜の膜厚分布を調節することができる。
【0047】
また、めっき槽51の外側には該めっき槽51から溢れ出ためっき液Qを収容するための外槽57が設けられている。めっき槽51から溢れ外槽57に流れ込んだめっき液Qは、めっき液循環ポンプ54により、恒温ユニット55、フィルタ56を通してめっき槽51の下部から槽内に供給され、めっき液Qが循環する点は、図13に示す基板めっき装置と同一である。
【0048】
なお、基板めっき用治具70は、ヒンジ機構85を介して第1保持部材71と第2保持部材72を開閉自在に構成しているが、基板の上縁部を挟持するための基板めっき用治具はこのような構成に限定されるものではなく、要は被めっき基板Wの上縁部を挟持する基板挟持部と、該基板挟持部に挟持された被めっき基板Wの表面の導電膜に接触する電極接点を具備する構成であればどんな構成でもよい。
【0049】
また、上記のように被めっき基板をめっき液Qの液面上で支持される基板めっき用治具で保持される被めっき基板Wとしては、剛性を有する板状の被めっき基板に限定されるものではなく、例えば図23に示すように、枠体91に薄膜状の被めっき基板Wを貼り付けた構成のものでもよく、この枠体91の上縁部を被めっき基板Wの上縁部と共に基板めっき用治具90で挟持して保持し、該被めっき基板を枠体91ごと図22に示す構成の基板めっき装置50のめっき槽51のめっき液中に浸漬し、該枠体91に貼り付けられた被めっき基板の両面に金属膜を形成するようにしてもよい。この場合、基板めっき用治具90には被めっき基板Wの両面に形成された導電膜に通電する電極接点(図示せず)を設ける。なお、図23(a)は正面図、図23(b)は図23(a)のA−A断面矢視図である。
【0050】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように各請求項に記載の発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0052】
本発明によれば、被めっき基板の両面に同時に金属めっき膜を形成することにより、例えば、多層構造からなる半導体デバイスの製造工程における半導体ウエハ面上に形成されたスルーホール、配線溝パターン、穴パターンを金属めっき膜で埋めるためのめっき処理が容易になると共に、そのめっき処理工程を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板めっき用治具の構成例を示す正面図である。
【図2】本発明に係る基板めっき用治具の構成例を示す平面図である。
【図3】本発明に係る基板めっき用治具の構成例を示す底面図である。
【図4】図1のK−K断面矢視図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】図4のB矢視図である。
【図7】図4のC矢視図である。
【図8】図5のD−D断面矢視図である。
【図9】図5のE−E断面矢視図である。
【図10】図1のF−F断面矢視図である。
【図11】図5のG−G断面矢視図である。
【図12】図6のH−H断面矢視図である。
【図13】本発明に係る基板めっき装置の構成を示す図である。
【図14】図13の基板めっき装置のアノード電極及び電極保持部材の形状を示す図である。
【図15】図13の基板めっき装置の調節板の形状を示す図である。
【図16】本発明に係るめっき方法のめっき工程を示す図である。
【図17】本発明に係るめっき方法で製造した基板を用いた電部品の構成例を示す図である。
【図18】本発明に係る基板めっき用治具の構成例を示す正面図である。
【図19】図18のA−A断面図である。
【図20】図18の基板めっき用治具の第1保持部材及びハンガー部の構成を示す図である。
【図21】図18の基板めっき用治具の第2保持部材の構成を示す図である。
【図22】本発明に係る基板めっき装置の構成を示す図である。
【図23】本発明に係る基板めっき装置でめっきする被めっき基板の構成例を示す図である。
【図24】従来の基板めっき用治具の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
10 基板めっき用治具
11 第1保持部材
12 第2保持部材
13 ヒンジ機構
14 ハンガー
15 クランプ
16 クランプ
17 ピン
18 ピン
19 シールリング
20 シールリング
21 基板ガイドピン
22 導電プレート
23 導電ピン
25 配線溝
26 絶縁被覆線
27 端子板
28 端子板
29 Oリング
30 配線押え
50 めっき装置
51 めっき槽
52 アノード電極
53 めっき電源
54 めっき液循環ポンプ
55 恒温ユニット
56 フィルタ
57 外槽
58 電極保持部材
59 電流調節器
60 調節板
61 スルーホール
62 配線溝パターンや穴パターン
63 バリアー層
64 シード層
65 金属めっき層
70 基板めっき用治具
71 第1保持部材
72 第2保持部材
73 蝶ねじ
74 ねじ孔
75 電極接点
76 電極接点
77 ハンガー
78 端子板
79 端子板
80 電線
81 通電用接点
82 通電用バネ接点
83 電線
84 電線
85 ヒンジ機構
90 基板めっき用治具
91 枠体

Claims (3)

  1. 電子素子用被めっき基板に金属めっき膜を形成する基板めっき方法において、
    前記被めっき基板にはスルーホール、両面に配線溝パターン、穴パターンが形成されており、
    前記被めっき基板をめっき液中に浸漬して配置すると共に、該基板の両表面とアノード電極の間にめっき電圧を印加し、該被めっき基板の両面に同時に金属めっき膜を形成し、
    前記スルーホール、配線溝パターン、穴パターンを金属膜で埋め込むことを特徴とする基板めっき方法。
  2. 被めっき基板に金属めっき膜を形成する基板めっき方法において、
    前記被めっき基板にはスルーホール、両面に配線溝パターン、穴パターンが形成されており、
    前記被めっき基板をその両面の所定領域を露出してめっき液中に配置すると共に、該両露出面と該両露出面にそれぞれ対向するアノード電極との間にめっき電圧を印加し、該被めっき基板の両露出面に同時に前記金属めっき膜を形成し、
    前記スルーホール、配線溝パターン、穴パターンを金属膜で埋め込むことを特徴とする基板めっき方法。
  3. 請求項1又は2に記載の基板めっき方法において、
    前記被めっき基板のめっき面に通電される電流値を各々制御することを特徴とする基板めっき方法。
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