JP4138296B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐久性を向上しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
トラック、バスなどに使用される重荷重用ラジアルタイヤのカーカスプライには、例えば図4に示すように、複数本のスチール素線aからなるコアa1の周囲に、スチール素線bからなるシースを形成した層撚りのスチールコードが採用されるのが一般的である。このような層撚りのスチールコードは、その長手方向と直角な断面形状が真円に近く耐久性等においてその強力が均等に発揮され易いため、前記タイヤのカーカス等に多用される。
【0003】
一方、束撚りのスチールコードは、複数のスチール素線を一度に撚りあげるため、コードの生産性と言う観点では最も良好でありかつ価格も比較的安価であるが、撚り上がり後のコードの断面形状が、図2(A)、(B)に示すように、長径L1と、それと直角な短径L2とを有する多角形状となりやすい。そしてタイヤの加硫中にスチール素線間にゴムが浸透することにより、かかる多角形状化がさらに顕著となる傾向がある。
【0004】
このような束撚りのスチールコードをカーカスプライに用いた場合、通常、隣り合うコード同士の撚りピッチの位相が揃うことは稀であるため、図3に示すように、カーカスコード10、10間に介在する最小のゴム介在距離Sが種々異なるものとなる。発明者らの実験によると、このようなゴム介在距離Sのバラツキは、カーカスプライにおいて見かけ上のスチールコードの粗密化を招き、タイヤの耐久性に影響を与えることが判明した。
【0005】
とりわけ、ビードコアの周りで折り返されたカーカスプライの折返し部の外端では、ゴムとの接着力が低いスチールコードの切断面において微小な剥離(コードグルービング)が生じやすく、この剥離は前記ゴム介在距離Sの小さな部分では比較的に早期に隣のカーカスコードにまで成長しコードルースを進展させるなどタイヤの耐久性を損ねる原因となる。このため、実質的に均等なコード間隔となる層撚りのカーカスコードを用いたタイヤよりもビード部の耐久性が低下していると考えられる。
【0006】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、カーカスプライの折返し部の外端において、カーカスコードのコード断面の長径L1と短径L2との比(L1/L2)を一定範囲に規制すること、及びカーカスコードの平均間隔Pと前記長径L1、短径L2の各比を一定範囲に規制することを基本として、カーカスプライの折返し部に生じがちな損傷を長期に亘り抑制することにより耐久性を大巾に向上しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至る本体部に該ビードコアの回りで折り返された折返し部を一体に具えたラジアル配列のカーカスコードを有する1枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、
このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層とを有する空気入りタイヤであって、
前記カーカスコードは、n本のスチール素線を束撚りした1×n(n=6〜15本)構造をなし、 かつ前記折返し部の外端における前記カーカスコードの長手方向と直角な断面は、該カーカスコードの直径が最大となる長径L1と、この長径L1と直角な向きの短径L2との比(L1/L2)が1.36以上かつ1.5以下であるとともに、
前記断面において、カーカスコードの平均間隔Pと前記長径L1との比(P/L1)が1.2以上であり、
しかも前記平均間隔Pと前記短径L2との比(P/L2)が2.5以下であることを特徴としている。
【0008】
また請求項2記載の発明は、前記カーカスコードは、前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端を通るタイヤ赤道面と平行な断面において、前記比(L1/L2)が1.13以上かつ1.5以下であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態を示す空気入りタイヤ1のタイヤ軸を含むタイヤ子午断面図を示している。図において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、その両端からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3の内方端に位置するビード部4とを具え、本実施形態では、トラック(大型、小型を含む)、バスなどに用いられる重荷重用のチューブレスタイプのラジアルタイヤを例示している。
【0010】
前記空気入りタイヤ1は、カーカス6とこのカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7とを具える。
【0011】
前記カーカス6は、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aから構成されている。該カーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体部6aと、この本体部6aの両端部にビードコア5の回りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを一体に具えたラジアル配列のカーカスコード10(図2に示す)を有する。該カーカスコードは、例えばタイヤ赤道Cに対して70〜90°の角度、より好ましくは90゜(本例では90゜)で傾けて配列されたラジアル構造をなす。またカーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのび例えば硬質のゴムからなるビードエーペックスゴム8が配されている。これにより、ビード部4の曲げ剛性などを適度に向上させることができる。
【0012】
また前記ベルト層7は、本実施形態ではベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば60±15°程度の角度で配列した最内のベルトプライ7Aと、タイヤ周方向に対して10〜30°の小角度で配列したベルトプライ7B、7C、7Dとの4枚構造の場合を例示している。前記ベルトコードにはスチールコードが用いられている。また、ベルト層7は、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所を1箇所以上設けて重置されている。これにより、トレッド部2の剛性を高め、耐摩耗性などを向上しうる。なおベルト層7は、2ないし3枚のベルトプライで構成する場合もある。また本例では、タイヤ半径方向の内側から数えて2番目のベルトプライ7Bがタイヤ軸方向において最大巾をなしており、このベルトプライ7Bの外端をベルト層7の外端7eとする。
【0013】
また本実施形態の前記カーカスコード10は、図2(A)、(B)にその長手方向と直角な断面の例を示すように、n本、本例では9本のスチール素線F1〜F9(総称するとき、単に「スチール素線F」ということがある。)を束撚りした1×9構造のスチールコードが採用されている。即ち、9本のスチール素線Fを一括してS方向又はZ方向に撚り合わせて構成される。このような束撚りのスチールコードは、生産性に優れかつ低コストで供給できるため、該コードをカーカスコード10として用いることによりタイヤの生産性の向上と低コスト化に役立つ。
【0014】
また本例のカーカスコード10は、スチール素線Fをある程度バラつかせかつ長手方向の位置によって断面形状が変化するように撚り合わせたオープン構造のものを示す。各スチール素線Fが、その周囲を取り囲む他のスチール素線Fのうちの少なくとも一本、より好ましくは複数本との間に間隙hを有して撚り合わされている。具体的には、図2(A)においてスチール素線F8は、スチール素線F4、F5、F6及びF9によって取り囲まれているが、本例ではスチール素線F4、F5及びF6の合計3本との間に間隙hを形成している。このような間隙hを設けることにより、カーカスコード10内へのゴムの浸透度を高めることができ、ひいてはゴムと各スチール素線Fとの接着面積を大とし、耐腐食性を向上するのに役立つ。
【0015】
また前記スチール素線Fは、特に限定されるものではないが、例えばその直径dを0.10〜0.50mm、より好ましくは0.15〜0.45mmとするのが望ましい。前記スチール素線Fの直径dが0.10mm未満になると、素線1本当たりの強力が低下するため、スチールコード10の破断強度も低いものとなり好ましくなく、逆に0.50mmを越えると、コードの曲げ剛性が過大となって、タイヤの乗り心地性能を損ねるとともにタイヤの製造をも困難とする傾向がある。さらスチール素線Fの本数も特に限定はされないが、重荷重用ラジアルタイヤの場合、前記本数nを6〜15としている。より好ましくは8〜12とするのが良い。前記スチール素線Fの本数nが6未満であると、カーカスコード10としての強力が不足する傾向にあり、逆に15を超えると、束撚りが困難となる他、コード直径が著しく大となる傾向がある。
【0016】
本発明の空気入りタイヤ1は、前記折返し部6bのタイヤ半径方向の外端6beにおける前記カーカスコード10の長手方向と直角な断面K1は、該カーカスコード10の直径が最大となる長径L1と、この長径L1と直角な向きの短径L2との比(L1/L2)を1.5以下、しかも[表1]の実施例1の記載から1.36〜1.5の値に規制する。発明者らの鋭意研究の結果、前記折返し部6bの外端6beでは、カーカスコード10がいわゆる片持ち状態となるためコード断面がさらに扁平化が促進されやすい。そして、前記比(L1/L2)が1.5を超えると、長径L1がタイヤ周方向に沿ったカーカスコード10、10が隣り合うとき、カーカスコード10、10間に介在するゴム量が減じられ、コード間に早期にクラックが成長するなどタイヤの耐久性の低下を招きやすい。
【0017】
なお本実施形態の場合、カーカスコード10がタイヤ赤道Cに対して90゜で傾くため、前記折返し部6bの外端6beに現れるカーカスコード10の切断面は、図2のものと一致している。他方、カーカスコード10がタイヤ赤道Cに対して90゜よりも小さな角度で傾くときには、外端6beからタイヤ半径方向内側に5mmを隔てた位置においてコードの長手方向と直角な断面で前記比を特定する。また、前記比(L1/L2)は、前記折返し部6bの外端6beに現れる全てのカーカスコード10の長径の平均値、短径の平均値を用いて計算するものとする。
【0018】
図3には、折返し部6bの外端6beにおける前記断面K1を示す。
本発明の空気入りタイヤ1は、折返し部6bの外端6beにおける前記断面K1において、カーカスコード10の平均間隔Pと、前記長径L1との比(P/L1)が1.2以上であり、しかも前記平均間隔Pと前記短径L2との比(P/L2)が2.5以下に設定される。前記平均間隔Pは、前記折返し部6bの外端6beに沿ったタイヤ周方向長さを全カーカスコード10の全打ち込み本数で除することにより計算する。また前記カーカスコード10の長径L1、短径L2には、前記断面K1における全てのカーカスコード10の長径、短径を測定しこれらの平均値を用いる。
【0019】
前記比(P/L1)が、1.2未満であると、長径L1がタイヤ周方向に沿ったカーカスコード10が隣り合うとき、両コード間に介在するゴム量が少なくなり、この間をクラックが成長し易くなるため好ましくない。より好適には前記比(P/L1)を1.3以上、さらに好ましくは1.4以上とすることが望ましい。また前記比(P/L2)が2.5よりも大になると、短径L2がタイヤ周方向に沿ったカーカスコード10が隣り合うとき、両コード間に介在するゴム量が多くなって、該折返し部6bの端部6beに作用する歪が著しく増加するため、同様にビード部4の耐久性が低下してしまう。より好適には前記比(P/L2)を2.4以下、さらに好ましくは2.0以下とすることが望ましい。このように、前記比(P/L1)、(P/L2)を限定することにより、束撚りのカーカスコード10と前記平均間隔Pとの関係を最適化し折返し部の耐久性を向上できる。
【0020】
またベルト層7の外端7eは、いわゆる片持ち状態となるため荷重負荷走行時での変形が比較的大きくなる。そして、このようなベルト層7の外端7eの大きな変形は、とりわけ該外端7eを通るタイヤ赤道面と平行な断面VPと交わる位置のカーカスコードにも強く影響を与えるものとなる。本例ではこのような観点より、前記断面VPにおいても、カーカスコード10の断面形状ないし前記平均間隔Pとの関係を規制したもの例示している。即ち前記断面VPの位置において、前記比(L1/L2)を1.5以下とし、かつ前記比(P/L1)を1.75以上とするとともに前記比(P/L2)を3.0以下に設定したものを例示している。なお前記L1、L2、Pは、いずれも前記断面VPとカーカスプライの厚さの中心線との交点を通るカーカスコード10の長手方向と直角な断面で測定され、L1、L2については折返し部6bの場合と同様に平均値を用いる。
【0021】
前記比(L1/L2)を規制したのは、折返し部6bの外端6beでの場合と同趣旨である。また発明者らの実験の結果、前記断面VPにおいて比(P/L1)が1.75よりも小になると、サイドウォール部3を形成するサイドウォールゴムとカーカスコード10との間で接着力の低下が生じやすくなる傾向があることが判った。とりわけ悪路走行や縁石にタイヤが衝突したときなどの衝撃を繰り返すうちに、前記接着力不足からルースを引き起こしやすい。このように、前記断面VPにおいては、コードの平均間隔Pがカーカスコードの長径L1に対して比較的大きく設定されることが必要であり、これによりカーカスコードの変形に追随させることができ、セパレーションの防止効果を発揮できる。
【0022】
また前記比(P/L2)が3.0を超えると、カーカスコードとインナーライナーゴムとの対セパレーション性能が著しく低下する傾向がある。一般に重荷重用ラジアルタイヤは、高内圧条件下で使用されるが、走行中、この内圧によってインナーライナーゴムは絶えずタイヤ外側に押し付けられる。これを保持しているのはカーカスコードである。従って、カーカスコードの間隔P、とりわけ比(P/L2)が大きくなると、コード間のゴムはタイヤ外側に押さえ付けられ、インナーライナーゴムがカーカスコード間に凸となる波打ち状となる。前記比(P/L2)が3.0を超えると、このような現象がより顕著となり、タイヤ内側よりコードへの空気及び水分透過量が多くなり耐セパレーション性能が低下する。
【0023】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について重荷重用タイヤを例に挙げ詳述したが、乗用車用タイヤなど種々のタイヤに適用しうるのは言うまでもない。また本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
【0024】
【実施例】
図1の構造をなすタイヤサイズが11R22.5 14PRの重荷重用ラジアルタイヤを表1の仕様で試作した。そして、ビード耐久性、カーカスコードの接着力、耐プライセパレーション性能についてテストを行い性能を評価した。また本発明の構成外のタイヤについても併せて試作し性能を比較した。各タイヤの共通の仕様として、カーカスコード角度がタイヤ赤道に対して90゜とし、ベルト層には、スチールコードの4層のベルトプライを採用した。またインナーライナーには、100ハロゲン化ブチルゴムを採用した。さらに、各タイヤのビードコア内側でのカーカスコード打ち込み本数は次の通りである。
従来例 :38本/5cm
比較例1:44本/5cm
比較例2:48本/5cm
比較例3:32本/5cm
実施例1〜3:40本/5cm
テスト方法は次の通りである。
【0025】
(1)ビード耐久性
試供タイヤを8.25×22.5のリムにリム組みし内圧1000kPaを充填するとともに、荷重88.3kNを負荷して台上ドラム試験機のドラム上を速度20km/hで走行させ、タイヤが破損するまでの走行距離を測定した。結果は、従来例を100とする指数で表示し、数値が大きいほど良好であることを示す。
【0026】
(2)カーカスコードの接着力
加硫済みのタイヤを用いるとともに、ベルト層の外端を通るタイヤ赤道面と平行な断面がカーカスに交わる位置において、カーカスコードをゴム中から剥離するときの剥離力を測定し、従来例を100とする指数にて評価した。数値が大きいほど良好である。
【0027】
(3)耐プライセパレーション性能
試供タイヤを8.25×22.5のリムにリム組みしタイヤ内に水を注入して内圧1000kPaを充填するとともに、荷重37.3kNを負荷して台上ドラム試験機のドラム上を速度80km/hで走行させ、カーカスプライにセパレーションタイヤが生じるまでの走行距離を測定した。結果は、従来例を100とする指数で表示し、数値が大きいほど良好であることを示す。
テストの結果などを表1に示す。
【0028】
【表1】
Figure 0004138296
【0029】
テストの結果、実施例のものは、いずれもビード耐久性、接着力、耐プライセパレーション性能を向上していることが確認できた。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空気入りタイヤは、カーカスコードに生産性、低コストの束撚りのスチールコードを用いながらも、ビード部の耐久性を従来と同程度に確保しうる。これにより、タイヤの生産性の向上と低コスト化を実現しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】カーカスコードを拡大して示す断面図である。
【図3】図1の断面K1を示す部分断面図である。
【図4】層撚りのスチールコードの断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
10 カーカスコード
F スチール素線

Claims (2)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至る本体部に該ビードコアの回りで折り返された折返し部を一体に具えたラジアル配列のカーカスコードを有する1枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、
    このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層とを有する空気入りタイヤであって、
    前記カーカスコードは、n本のスチール素線を束撚りした1×n(n=6〜15本)構造をなし、 かつ前記折返し部の外端における前記カーカスコードの長手方向と直角な断面は、該カーカスコードの直径が最大となる長径L1と、この長径L1と直角な向きの短径L2との比(L1/L2)が1.36以上かつ1.5以下であるとともに、
    前記断面において、カーカスコードの平均間隔Pと前記長径L1との比(P/L1)が1.2以上であり、
    しかも前記平均間隔Pと前記短径L2との比(P/L2)が2.5以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記カーカスコードは、前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端を通るタイヤ赤道面と平行な断面において、前記比(L1/L2)が1.13以上かつ1.5以下であり、
    かつ前記比(P/L1)が1.75以上であるとともに前記比(P/L2)が3.0以下であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
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