JP4138204B2 - 充放電制御装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全ての二次電池におけるメモリー効果を解消する技術に関し、特に、満充電に達しない充電状態で繰り返し充放電を行うと共に、完全放電を行うことが困難な用途に用いられる二次電池におけるメモリー効果を解消する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
二次電池には、鉛バッテリやニッケル−カドミウム(Ni−Cd)バッテリ、ニッケル−水素(Ni−MH)バッテリ、リチウムイオンバッテリ等がある。これらのバッテリは、電力が消耗されると、外部電源に接続して所定の電流をながすことにより充電することができるという性質がある。かかる性質を利用して、これらのバッテリは、従来より各種の機器に使用されている。たとえば、バッテリはエンジンの点火プラグへの電力供給を行うために、従来より車両にも搭載されていた。最近では、電気自動車(PEV)やエンジンと電動機とを備えたいわゆるハイブリッド車両(HEV)において、電動機を駆動する際の主電源としても使用されている。
【0003】
例えば、HEVに搭載されている二次電池の場合、車両走行中に二次電池の充放電が繰り返される場合がある。HEVでは、走行に必要な動力に対してエンジンからの出力が大きい場合には、余剰の動力で発電機を駆動して二次電池の充電が行われる。逆に、エンジンからの出力が小さい場合には、二次電池の電力を用いて電動機を駆動して不足の動力を出力する。この場合、二次電池の放電が行われる。かかる充放電の繰り返しは、車両の走行状態や、バッテリの充電状態、および運転者の操作に応じて行われる。
【0004】
このように、二次電池の浅い(完全ではない)充電と放電が繰り返されると、それに応じて、実際に使用できる容量が低下することになり、いわゆるメモリー効果が発生する。通常、このメモリー効果で一時的に容量の低下した二次電池は、深く(完全に)放電することで実質容量を回復することができる。
【0005】
例えば、Ni−MHバッテリの場合、1セル当たりの電圧が1Vに低下するまで強制放電させるとメモリー効果を解消することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、HEVに搭載される二次電池システムでは、電動機を駆動するのに必要な出力を得るために、単電池を多数個直列に接続して組電池とし、電池電圧、電流、および温度を監視して、二次電池の残存容量(SOC)が満充電の30%から75%の範囲内で充放電を繰り返し行っている。かかるシステムにおいて、車両走行中にメモリー効果を解消するために完全放電を行うと、車両が路上で停止するといった重大な故障につながる恐れがある。
【0007】
そのため、充電サイト等で車両を停止させ、二次電池の完全放電を行った後に、満充電になるまで二次電池を所定時間かけて充電する必要があった。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両走行中にメモリー効果を解消することが可能な充放電制御装置および方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の充放電制御装置は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、前記メモリー効果判定部により前記放電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記単電池当たりの電圧が1.0Vよりも高く、且つ前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行う放電制御部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の充放電制御装置は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、前記メモリー効果判定部により前記放電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記下限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の放電を行う放電制御部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
前記第1および第2の充放電制御装置は、前記メモリー効果判定部からの前記放電メモリー効果発生の判定に基づき前記放電制御部による前記二次電池の放電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行う充電制御部を備えることが好ましい。
【0012】
また、前記放電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行い、次に、前記充電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うといった、前記放電および充電の繰り返しを少なくとも1回行うことが好ましい。
【0013】
また、前記第1の充放電制御装置は、前記放電制御部により前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1から、それよりも低い前記電圧V3になるまで放電を行った時の放電容量に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行う充電レベル補正部を備えることが好ましい。
【0014】
また、前記第2の充放電制御装置は、前記放電制御部により前記下限残存容量から前記一定容量だけ前記二次電池の放電を行った後の前記単電池当たりの電圧に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行う充電レベル補正部を備えることが好ましい。
【0015】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第3の充放電制御装置は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、前記メモリー効果判定部により前記充電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行う充電制御部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る第4の充放電制御装置は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、前記メモリー効果判定部により前記充電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記上限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の充電を行う充電制御部とを備えたことを特徴とする充放電制御装置。
【0017】
前記第3および第4の充放電制御装置は、前記メモリー効果判定部からの前記充電メモリー効果発生の判定に基づき前記充電制御部による前記二次電池の充電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行う放電制御部を備えることが好ましい。
【0018】
また、前記充電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行い、次に、前記放電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うといった、前記充電および放電の繰り返しを少なくとも1回行うことが好ましい。
【0019】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の充放電制御方法は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、前記放電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記単電池当たりの電圧が1.0Vよりも高く、且つ前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うことを特徴とする。
【0020】
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の充放電制御方法は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、前記放電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記下限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の放電を行うことを特徴とする。
【0021】
前記第1および第2の充放電制御方法において、前記放電メモリー効果が発生したと判定し前記二次電池の放電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うことが好ましい。
【0022】
また、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行い、次に、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うといった、前記放電および充電の繰り返しを少なくとも1回行うことが好ましい。
【0023】
前記第1の充放電制御方法において、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1から、それよりも低い前記電圧V3になるまで放電を行った時の放電容量に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行うことが好ましい。
【0024】
前記第2の充放電制御方法において、前記下限残存容量から前記一定容量だけ前記二次電池の放電を行った後の前記単電池当たりの電圧に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行うことが好ましい。
【0025】
前記の前記の目的を達成するため、本発明に係る第3の充放電制御方法は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、前記充電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うことを特徴とする。
【0026】
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る第4の充放電制御方法は、複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、前記充電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記上限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の充電を行うことを特徴とする。
【0027】
前記第3および第4の充放電制御方法において、前記充電メモリー効果が発生したと判定し前記二次電池の充電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うことが好ましい。
【0028】
また、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行い、次に、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うといった、前記充電および放電の繰り返しを少なくとも1回行うことが好ましい。
【0029】
上記構成および方法によれば、車両走行時に、二次電池の下限残存容量に相当する電圧までの電圧低下に基づき放電時のメモリー効果を検出し、使用容量範囲の下限残存容量よりも深く放電を行い、使用容量範囲内での放電メモリー効果を解消すると共に、下限残存容量での充電レベルを補正することで残存容量の正確な制御を行い、その後、上限残存容量よりも深く充電を行うことで充電メモリー効果も解消することができる。
【0030】
また、車両走行時に、二次電池の使用容量範囲の上限残存容量に相当する電圧までの電圧上昇に基づき充電時のメモリー効果を検出し、上限残存容量よりも深く充電を行い、使用容量範囲内での充電メモリー効果を解消すると共に、その後、下限残存容量よりも深く放電を行うことで放電メモリー効果も解消することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0032】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による充放電制御装置の構成を示すブロック図である。
【0033】
図1において、1は、ハイブリッド車両等に搭載される、例えばニッケル−水素バッテリで構成された二次電池である。この二次電池1は、通常、電動機に対する所定の出力を得るため、多数の単電池が組み合わされた組電池からなる電池パックで構成される。
【0034】
2は電流検出部であり、二次電池1のマイナス出力端子と電動機(不図示)のマイナス入力端子(−)間に配置され、電流センサ(不図示)から出力される二次電池1の充放電電流を所定時間毎にサンプリングして、電流サンプルI(n)を取得して電流の大きさを検出すると共に、その符号により充電であるのか放電であるのか(C/D)も検出する。本実施形態では、電流サンプルI(n)の符号が正である場合を放電としている。
【0035】
4は温度検出部であり、二次電池1内の所定位置に配置された温度センサ(不図示)から出力される電池温度を所定時間毎にサンプリングして、温度サンプルT(n)を取得する。
【0036】
6は電圧検出部であり、二次電池1の出力電圧を所定時間毎にサンプリングして、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)を取得する。
【0037】
電流検出部2からの電流サンプルI(n)、温度検出部4からの温度サンプルT(n)、および電圧検出部6からの電圧サンプルV(n)は、残存容量(SOC)演算部16に供給され、二次電池1の残存容量が演算により求められる。
【0038】
また、電流検出部2からの電流サンプルI(n)と充電か放電かの方向、および残存容量(SOC)演算部16において求められる充放電容量と残存容量、電圧検出部6からの電圧サンプルV(n)は、メモリー効果判定部14に供給され、メモリー効果判定部14は、車両の走行に応じて、充放電時間が所定時間に達したか否か、または充放電容量が所定容量に達したか否か、あるいは放電時には、単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量SOCa1(例えば、完全充電容量の30%)での電圧V1(例えば、約1.2V/単電池)に達したか否か、充電時には、単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量SOCb1(例えば、完全充電容量の75%)での電圧V2(例えば、約1.4V/単電池)に達したか否かに基づいて、放電時または充電時のメモリー効果が発生したか否かの判定を行う。
【0039】
8は放電制御部であり、メモリー効果判定部14により、放電時のメモリー効果が発生したと判定された場合、メモリー効果判定部14からの放電制御信号に基づいて、二次電池1の更なる放電を行うことで、放電時のメモリー効果を解消する。
【0040】
10は充電制御部であり、メモリー効果判定部14により、充電時のメモリー効果が発生したと判定された場合、メモリー効果判定部14からの充電制御信号に基づいて、発電機12からの回生電力により二次電池1の更なる充電を行うことで、充電時のメモリー効果を解消する。
【0041】
18は充電レベル補正部であり、放電時のメモリー効果解消時に、車両走行距離等により、前記電圧V1に達する残存容量が下限残存容量である30%からずれている場合に、二次電池1の充電レベルを補正するための補正量を演算する。
【0042】
次に、このように構成された第1の実施形態における制御プロセスについて、図2、図3および図4を参照して説明する。
【0043】
図2は、本発明の第1の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャートである。
【0044】
図3および図4はそれぞれ、第1の実施形態による放電時および充電時のメモリー効果を解消する方法を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧をプロットしたグラフである。
【0045】
図2において、まず、電流サンプルI(n)の符号が放電方向を示す(正である)か否かを判断する(S200)。ステップ200における判断の結果、放電方向を示す場合はステップ201に進み、充電方向を示す(負)場合はステップ206に進む。
【0046】
ここで、ステップ200において放電方向であると判断した場合、二次電池の少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が、車両走行時に使用される二次電池の下限残存容量SOCa1(完全充電容量の約30%)での電圧V1(約1.2V/単電池)まで降下したか否かを判断する(S201)。ステップ201における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V1まで降下していない場合、放電時のメモリー効果は発生していないと判断してステップ200に戻る(図3に示す通常時の放電曲線D1をたどる)。
【0047】
ステップ201における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V1に達した場合(図3に示す曲線D1から曲線D2へと移行して)、放電時のメモリー効果が発生していると判断し、二次電池をさらに深く放電するための放電処理を行う(S202)。次に、ステップ202における放電処理の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V3(約1.1V/単電池)まで降下したか否かを判断する(S203)。ステップ203における判断の結果、電圧V3まで降下していない場合、ステップ202における放電処理を継続する(図3に示す放電曲線D3をたどる)。
【0048】
ステップ203における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V3まで降下した場合、ステップ204に進んで、充電時のメモリー効果を防止すべく充電処理を行う。
【0049】
次に、ステップ204における充電処理により、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が、車両走行時に使用される上限残存容量での電圧V2(約1.4V/単電池)を超えた電圧V4(例えば、約1.5V/単電池)まで上昇したか否かを判断する(S205)。ステップ205における判断の結果、電圧V4まで上昇していなければ、ステップ204における充電処理を継続する(図3に示す充電曲線C4をたどる)。
【0050】
ステップ205における判断の結果、電圧V4まで上昇した場合、放電方向での二次電池充放電制御ルーチンを抜ける。
【0051】
次に、充電時のメモリー効果を解消する場合について説明する。
【0052】
上記ステップ200による判断の結果、電流サンプルI(n)の符号が充電方向を示すので、ステップS206に進み、二次電池の少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が、車両走行時に使用される二次電池の上限残存容量SOCb1(完全充電容量の約75%)での電圧V2(約1.4V/単電池)まで上昇したか否かを判断する。ステップ206における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V2まで上昇していない場合、充電時のメモリー効果は発生していないと判断してステップ200に戻る(図4に示す通常時の充電曲線C1をたどる)。
【0053】
ステップ206における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V2に達した場合(図4に示す曲線C1から曲線C2へと移行して)、充電時のメモリー効果が発生していると判断し、二次電池をさらに深く充電するための充電処理を行う(S207)。次に、ステップ207における充電処理の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V4(約1.5V/単電池)まで上昇したか否かを判断する(S208)。ステップ208における判断の結果、電圧V4まで上昇していない場合、ステップ207における充電処理を継続する(図4に示す充電曲線C3をたどる)。
【0054】
ステップ208における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V4まで上昇した場合、ステップ209に進んで、放電時のメモリー効果を防止すべく放電処理を行う。
【0055】
次に、ステップ209における放電処理により、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が、下限残存容量での電圧V1(約1.2V/単電池)を下回る電圧V3(約1.1V/単電池)まで降下したか否かを判断する(S210)。ステップ210における判断の結果、電圧V3まで降下していなければ、ステップ209における放電処理を継続する(図4に示す放電曲線D4をたどる)。
【0056】
ステップ210における判断の結果、電圧V3まで降下した場合、充電方向での二次電池充放電制御ルーチンを抜ける。
【0057】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図5、図6および図7を参照して説明する。
【0058】
図5は、本発明の第2の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャートである。本実施形態と第1の実施形態とは、放電時および充電時のメモリー効果を解消すると共に、車両走行距離等により、電圧V1に達する残存容量が下限残存容量SOCa1(完全充電容量の約30%)からずれている場合に、二次電池の充電レベルを補正して使用残存容量範囲の正確な制御を行う点で異なる。なお、以下では、第1の実施形態と異なる工程についてのみ説明し、同じ工程については、同じ符号を付し説明を省略する。
【0059】
図6および図7はそれぞれ、第2の実施形態による二次電池放電時の充電レベル補正を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ、および下限残存容量SOCa1からの実測変化幅ΔSOC(B)に対する補正量αの曲線を示すグラフである。
【0060】
図5において、ステップ203における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V3まで降下した場合、放電時のメモリー効果が解消される。次に、ステップ500に進んで、車両走行中に、電圧V1に達する残存容量が下限残存容量SOCa1(完全充電容量の約30%)からずれている場合に、その変化幅ΔSOC(B)を取得する。
【0061】
図6には、実験的に得られた曲線D60、下限残存容量SOCa1から低くずれた場合の曲線D61、および高くずれた場合の曲線D62を示している。
【0062】
次に、ステップ501に進んで、充電レベル補正処理を行う。これは、ステップ500において取得した、下限残存容量SOCa1からの変化幅実測値ΔSOC(B)と、予め実験的に求めた、電圧V1から電圧V3に降下するまでの変化幅実験値ΔSOC(A)とを比較し、変化幅実験値ΔSOC(A)と変化幅実測値ΔSOC(B)との差分(補正量α)を算出して、下限残存容量SOCa1に対して補正量α(図6に示す曲線D61に対してはα61、曲線D62に対してはα62)を加算することにより行う。
【0063】
図7には、下限残存容量SOCa1を通過する時の電圧VSOCa1をパラメータとした補正量αの曲線を示している。図7において、VSOCa1=V1の場合、電圧V3での残存容量SOCを15%とし、よって変化幅実測値ΔSOC(B)が30−15=15%の場合に補正量αをゼロとしている。VSOCa1=V1の場合は、上記のように、二次電池の電圧降下によりメモリー効果の判定を行うが、VSOCa1>V1およびVSOCa1<V1の場合は、二次電池の電圧降下に加えて、車両走行距離、二次電池の使用容量範囲の下限または上限に達した回数等によりメモリー効果の判定を行う。
【0064】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図8、図9および図10を参照して説明する。
【0065】
図8は、本発明の第3の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャートである。ここで、第1の実施形態では、放電時および充電時のメモリー効果を解消するために、電池電圧が電圧V1から電圧V3に降下するまで放電を継続し、電池電圧が電圧V2から電圧V4に上昇するまで充電を継続するようにしたが、本実施形態では、電池電圧が電圧V1に達してから所定の放電量ΔAh1だけ放電し、電池電圧が電圧V2に達してから所定の充電量ΔAh2だけ充電する点で異なる。なお、以下では、第1の実施形態と異なる工程についてのみ説明し、同じ工程については、同じ符号を付し説明を省略する。
【0066】
図9および図10はそれぞれ、第3の実施形態による放電時および充電時のメモリー効果を解消する方法を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧をプロットしたグラフである。
【0067】
図8において、ステップ201における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V1に達した場合(図9に示す曲線D1から曲線D2へと移行して)、放電時のメモリー効果が発生していると判断し、二次電池をさらに深く放電するための放電処理を行う(S202)。次に、ステップ202における放電処理の結果、所定の放電量ΔAh1だけ放電したか否かを判断する(S803)。ステップ803における判断の結果、所定の放電量ΔAh1を放電していない場合、ステップ202における放電処理を継続する(図9に示す放電曲線D3をたどる)。
【0068】
ステップ803における判断の結果、所定の放電量ΔAh1を放電した場合、放電時のメモリー効果の解消が完了する。
【0069】
次に、充電時のメモリー効果を解消する場合について説明する。
【0070】
ステップ206における判断の結果、少なくとも単電池当たりの電圧サンプルV(n)が電圧V2に達した場合(図10に示す曲線C1から曲線C2へと移行して)、充電時のメモリー効果が発生していると判断し、二次電池をさらに深く充電するための充電処理を行う(S207)。次に、ステップ207における充電処理の結果、所定の充電量ΔAh2だけ充電したか否かを判断する(S808)。ステップ808における判断の結果、所定の充電量ΔAh2だけ充電していない場合、ステップ207における充電処理を継続する(図10に示す充電曲線C3をたどる)。
【0071】
ステップ808における判断の結果、所定の充電量ΔAh2を充電した場合、充電時のメモリー効果の解消が完了する。
【0072】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図11および図12を参照して説明する。
【0073】
図11は、本発明の第4の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャートである。本実施形態と第3の実施形態とは、放電時および充電時のメモリー効果を解消すると共に、車両走行距離等により、電池電圧が電圧V1の時にΔAh1だけ放電した際に、実験的に得られた電圧降下ΔV(A)から実際の電圧降下ΔV(B)がずれた場合に、二次電池の充電レベルを補正して使用残存容量範囲の正確な制御を行う点で異なる。なお、以下では、第3の実施形態と異なる工程についてのみ説明し、同じ工程については、同じ符号を付し説明を省略する。
【0074】
図12は、第4の実施形態による二次電池放電時の充電レベル補正を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフである。
【0075】
図11において、所定の放電量ΔAh1の放電が終了し(S803)、放電時のメモリー効果が解消された後、その放電量ΔAh1による電圧降下ΔV(B)を取得する(S1100)。
【0076】
図12には、実験的に得られた曲線D120(電圧降下実験値ΔV(A))、および電圧降下実験値ΔV(A)から電圧降下実測値ΔV(B)がずれた場合の曲線D121を示している。
【0077】
次に、ステップ1101に進んで、充電レベル補正処理を行う。これは、ステップ1100において取得した電圧降下実測値ΔV(B)と、予め実験的に求めた電圧降下実験値ΔV(A)とを比較し、電圧降下実験値ΔV(A)と電圧降下実測値ΔV(B)との差分(補正量β)を算出して、下限残存容量SOCa1に対して補正量βを加算することにより行う。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車両走行時に、二次電池の下限残存容量に相当する電圧までの電圧低下に基づき放電時のメモリー効果を検出し、使用容量範囲の下限残存容量よりも深く放電を行い、使用容量範囲内での放電メモリー効果を解消すると共に、下限残存容量での充電レベルを補正することで残存容量の正確な制御を行い、その後、上限残存容量よりも深く充電を行うことで充電メモリー効果も解消することができる。
【0079】
また、車両走行時に、二次電池の使用容量範囲の上限残存容量に相当する電圧までの電圧上昇に基づき充電時のメモリー効果を検出し、上限残存容量よりも深く充電を行い、使用容量範囲内での充電メモリー効果を解消すると共に、その後、下限残存容量よりも深く放電を行うことで放電メモリー効果も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による充放電制御装置の構成を示すブロック図
【図2】 本発明の第1の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャート
【図3】 第1の実施形態による放電時のメモリー効果を解消する方法を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ
【図4】 第1の実施形態による充電時のメモリー効果を解消する方法を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ
【図5】 本発明の第2の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャート
【図6】 第2の実施形態による二次電池放電時の充電レベル補正を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ
【図7】 第2の実施形態による二次電池放電時の充電レベル補正を説明するための、下限残存容量SOCa1からの実測変化幅ΔSOC(B)に対する補正量αの曲線を示すグラフ
【図8】 本発明の第3の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャート
【図9】 第3の実施形態による放電時のメモリー効果を解消する方法を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ
【図10】 第3の実施形態による充電時のメモリー効果を解消する方法を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ
【図11】 本発明の第4の実施形態による二次電池充放電制御ルーチンを示すフローチャート
【図12】 第4の実施形態による二次電池放電時の充電レベル補正を説明するための、残存容量SOCに対する電池電圧の曲線を示すグラフ
【符号の説明】
1 二次電池
2 電流検出部
4 温度検出部
6 電圧検出部
8 放電制御部
10 充電制御部
12 発電機
14 メモリー効果判定部
16 残存容量演算部
18 充電レベル補正部

Claims (20)

  1. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、
    記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、
    前記メモリー効果判定部により前記放電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記単電池当たりの電圧が1.0Vよりも高く、且つ前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行う放電制御部とを備えたことを特徴とする充放電制御装置。
  2. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、
    記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、
    前記メモリー効果判定部により前記放電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記下限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の放電を行う放電制御部とを備えたことを特徴とする充放電制御装置。
  3. 前記メモリー効果判定部からの前記放電メモリー効果発生の判定に基づき前記放電制御部による前記二次電池の放電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行う充電制御部を備えた請求項1または2記載の充放電制御装置。
  4. 前記放電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行い、次に、前記充電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うといった、前記放電および充電の繰り返しを少なくとも1回行う請求項3記載の充放電制御装置。
  5. 前記放電制御部により前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1から、それよりも低い前記電圧V3になるまで放電を行った時の放電容量に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行う充電レベル補正部を備えた請求項1記載の充放電制御装置。
  6. 前記放電制御部により前記下限残存容量から前記一定容量だけ前記二次電池の放電を行った後の前記単電池当たりの電圧に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行う充電レベル補正部を備えた請求項2記載の充放電制御装置。
  7. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、
    記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、
    前記メモリー効果判定部により前記充電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行う充電制御部とを備えたことを特徴とする充放電制御装置。
  8. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池と、
    記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行うメモリー効果判定部と、
    前記メモリー効果判定部により前記充電メモリー効果が発生したと判定された場合、前記上限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の充電を行う充電制御部とを備えたことを特徴とする充放電制御装置。
  9. 前記メモリー効果判定部からの前記充電メモリー効果発生の判定に基づき前記充電制御部による前記二次電池の充電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行う放電制御部を備えた請求項7または8記載の充放電制御装置。
  10. 前記充電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行い、次に、前記放電制御部により、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うといった、前記充電および放電の繰り返しを少なくとも1回行う請求項9記載の充放電制御装置。
  11. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、
    前記放電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記単電池当たりの電圧が1.0Vよりも高く、且つ前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うことを特徴とする充放電制御方法。
  12. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1に達したか否かに基づいて、放電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、
    前記放電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記下限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の放電を行うことを特徴とする充放電制御方法。
  13. 前記放電メモリー効果が発生したと判定し前記二次電池の放電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行う請求項11または12記載の充放電制御方法。
  14. 前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行い、次に、前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うといった、前記放電および充電の繰り返しを少なくとも1回行う請求項13記載の充放電制御方法。
  15. 前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1から、それよりも低い前記電圧V3になるまで放電を行った時の放電容量に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行う請求項11記載の充放電制御方法。
  16. 前記下限残存容量から前記一定容量だけ前記二次電池の放電を行った後の前記単電池当たりの電圧に基づいて、前記下限残存容量での充電レベルの補正を行う請求項12記載の充放電制御方法。
  17. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、
    前記充電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での電圧V2よりも高い電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行うことを特徴とする充放電制御方法。
  18. 複数個の単電池を組み合わせて組電池とした二次電池の、前記単電池当たりの電圧が使用容量範囲の上限残存容量での電圧V2に達したか否かに基づいて、充電メモリー効果が発生したか否かの判定を行い、
    前記充電メモリー効果が発生したと判定した場合、前記上限残存容量から一定容量だけ前記二次電池の充電を行うことを特徴とする充放電制御方法。
  19. 前記充電メモリー効果が発生したと判定し前記二次電池の充電が終了した後、前記単電池当たりの電圧が前記使用容量範囲の下限残存容量での電圧V1よりも低い電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行う請求項17または18記載の充放電制御方法。
  20. 前記単電池当たりの電圧が前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3から、前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4になるまで前記二次電池の充電を行い、次に、前記単電池当たりの電圧が前記上限残存容量での前記電圧V2よりも高い前記電圧V4から、前記下限残存容量での前記電圧V1よりも低い前記電圧V3になるまで前記二次電池の放電を行うといった、前記充電および放電の繰り返しを少なくとも1回行う請求項19記載の充放電制御方法。
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