JP4137821B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動車両搭載のディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等から排出される窒素酸化物(NOx)を、還元剤を還元触媒の排気上流側に供給して還元除去する排気浄化装置に関し、特に、還元剤供給装置内にて還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄して還元剤の目詰まりを防止するエンジンの排気浄化装置に係るものである。
エンジンから排出される排気中の有害物質のうち、特にNOxを除去して排気を浄化するシステムとして、いくつかの排気浄化装置が提案されている。この排気浄化装置は、エンジンの排気系に還元触媒を置き、該還元触媒の上流側の排気通路に還元剤を噴射供給することにより、排気中のNOxと還元剤とを触媒還元反応させ、NOxを無害成分に浄化処理するものである。還元剤は貯蔵タンクに常温で液体状態に貯蔵され、必要量を噴射ノズルから噴射供給する。還元反応は、NOxとの反応性の良いアンモニアを用いるもので、還元剤としては、加水分解してアンモニアを容易に発生する尿素水溶液、アンモニア水溶液、その他の還元剤水溶液が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−27627号公報
上記従来の排気浄化装置においては、NOx排出量や排気温度等のエンジンの運転状況に応じて、排気通路内にて還元触媒の排気上流側に還元剤、例えば尿素水溶液(以下、「尿素水」という)を噴射供給する量を制御するが、噴射ノズルに対して尿素水を供給する還元剤供給装置内の還元剤供給経路に尿素水(還元剤)が析出して目詰まりを起こし、上記還元触媒の排気上流側に尿素水を噴射することができなくなることがある。このような場合、上記還元触媒上におけるNOx還元反応が進行せず、排気中のNOxがそのまま排出されてしまう虞がある。
このような還元剤供給装置内の還元剤供給経路での還元剤の目詰まりは、上記以外に、燃料である軽油やガソリン、若しくはアルコール類等を還元剤に用いる場合においても、その還元剤に含まれる不純物等により同様に発生する可能性があり、上記還元触媒の排気上流側に還元剤を噴射することができなくなることがある。この場合も、上記還元触媒上におけるNOx還元反応が進行せず、排気中のNOxがそのまま排出されてしまう虞がある。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、還元剤供給装置内にて還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄して還元剤の目詰まりを防止するエンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明によるエンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する洗浄水出口を備え、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したものである。
このような構成により、還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する洗浄水出口から排出する。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄する。
また、第2の発明によるエンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口とし、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したものである。
このような構成により、上記還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口として排出する。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄する。
さらに、第3の発明によるエンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する一の洗浄水出口を備え、かつ上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を他の洗浄水出口とし、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したものである。
このような構成により、上記還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する一の洗浄水出口から排出し、及び上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を他の洗浄水出口として排出する。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄する。
さらにまた、第4の発明によるエンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口とし、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したものである。
このような構成により、上記還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口として排出する。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄する。
また、第5の発明によるエンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する一の洗浄水入口を備えると共に、上記絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する他の洗浄水入口を備え、かつ上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口とし、上記一の洗浄水入口及び他の洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したものである。
このような構成により、上記還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する一の洗浄水入口及び上記絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する他の洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口として排出する。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄する。
そして、上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にて上記絞り手段の下流側と上記噴射ノズルへの接続口の上流側との間に、還元剤の目詰まりの有無を検出する圧力検知手段を備え、上記還元剤供給経路上にて上記絞り手段側の目詰まり又は噴射ノズル側の目詰まりかを検出するようにしたものである。
これにより、上記還元剤供給経路上にて上記絞り手段の下流側と上記噴射ノズルへの接続口の上流側との間に設けられた圧力検知手段で還元剤の目詰まりの有無を検出し、該還元剤供給経路上にて上記絞り手段側の目詰まり又は噴射ノズル側の目詰まりかを検出する。
また、上記洗浄水供給手段は、洗浄水を貯留しておく洗浄水タンクと、この洗浄水タンクから送られる洗浄水を加圧して上記還元剤供給装置の洗浄水入口へ供給する洗浄水ポンプと、上記洗浄水タンクから送られる洗浄水を加熱するヒータとを有するものである。
これにより、洗浄水タンクで洗浄水を貯留しておき、この洗浄水タンクから送られる洗浄水を洗浄水ポンプで加圧して上記還元剤供給装置の洗浄水入口へ供給し、上記洗浄水タンクから送られる洗浄水をヒータで加熱する。
請求項1に係る発明によれば、還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する洗浄水出口から排出することができる。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄することができる。したがって、上記還元剤供給装置から噴射ノズルに対して還元剤をスムーズに供給し、排気系に配設された還元触媒の排気上流側に還元剤を適切に噴射することができる。これにより、上記還元触媒上における還元反応が進行して、排気中の窒素酸化物の浄化率を向上することができる。
また、請求項に係る発明によれば、還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記還元剤供給経路の下流側にて噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口として排出することができる。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄することができる。したがって、上記還元剤供給装置から噴射ノズルに対して還元剤をスムーズに供給し、排気系に配設された還元触媒の排気上流側に還元剤を適切に噴射することができる。これにより、上記還元触媒上における還元反応が進行して、排気中の窒素酸化物の浄化率を向上することができる。
さらに、請求項に係る発明によれば、還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する一の洗浄水出口から排出し、かつ上記還元剤供給経路の下流側にて噴射ノズルへの接続口を他の洗浄水出口として排出することができる。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄することができる。したがって、上記還元剤供給装置から噴射ノズルに対して還元剤をスムーズに供給し、排気系に配設された還元触媒の排気上流側に還元剤を適切に噴射することができる。これにより、上記還元触媒上における還元反応が進行して、排気中の窒素酸化物の浄化率を向上することができる。
さらにまた、請求項に係る発明によれば、還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の下流側で噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口として排出することができる。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄することができる。したがって、上記還元剤供給装置から噴射ノズルに対して還元剤をスムーズに供給し、排気系に配設された還元触媒の排気上流側に還元剤を適切に噴射することができる。これにより、上記還元触媒上における還元反応が進行して、排気中の窒素酸化物の浄化率を向上することができる。
また、請求項に係る発明によれば、還元剤供給装置内の還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する一の洗浄水入口及び上記絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する他の洗浄水入口に接続された洗浄水供給手段で洗浄水を供給して洗浄し上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口として排出することができる。これにより、上記還元剤供給装置に付加された洗浄水供給手段によって、上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路上での還元剤の目詰まりを検出し、その還元剤供給経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給して、目詰まりした還元剤を洗浄することができる。したがって、上記還元剤供給装置から噴射ノズルに対して還元剤をスムーズに供給し、排気系に配設された還元触媒の排気上流側に還元剤を適切に噴射することができる。これにより、上記還元触媒上における還元反応が進行して、排気中の窒素酸化物の浄化率を向上することができる。
さらに、請求項に係る発明によれば、圧力検知手段で還元剤の目詰まりの有無を検出すると共に、上記還元剤供給経路上にて上流の絞り手段側の目詰まり又は下流の噴射ノズル側の目詰まりかを検出して、各々対応した洗浄水入口から洗浄水を供給し、洗浄水出口から排出して、上記還元剤供給経路上に析出した還元剤を洗浄して還元剤の目詰まりを防止することができる。
また、請求項に係る発明によれば、洗浄水タンクから送られる洗浄水を洗浄水ポンプで加圧して上記還元剤供給装置の洗浄水入口へ供給し、上記洗浄水タンクから送られる洗浄水をヒータで加熱することにより、還元剤供給経路上に析出した還元剤を確実に洗浄して還元剤の目詰まりを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるエンジンの排気浄化装置の実施形態を示す概念図である。この排気浄化装置は、移動車両搭載のディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等から排出されるNOxを、還元剤を用いて還元除去するものである。ガソリンあるいは軽油を燃料とするエンジン1の排気は、排気マニフォ−ルド2から排気通路としての排気管3を経由して大気中に排出される。詳細には、上記排気管3には排気上流側から順に、一酸化窒素(NO)の酸化触媒4、NOxの還元触媒5、アンモニアスリップ用酸化触媒6が配設され、その前後に温度センサ、NOxセンサ等が配設されて排気系が構成されるが、細部の構成は図示していない。
上記酸化触媒4は、排気管3内を通る排気中のNO等を酸化反応により低減するもので、例えばステンレス鋼等の耐熱性、耐食性に優れた材料から成りハニカム形状の横断面を有するモノリスタイプの触媒担体に、アルミナ等の多孔性部材の表面に白金等の貴金属を担持したハニカム型触媒が付設されている。そして、上記排気管3内を通る排気が上記触媒と接触しながら流れることにより、排気中のNOが酸化してNO2となり、下流側の還元触媒5におけるNOxの除去率を向上するようになっている。なお、上記NOの酸化反応と同時に、排気中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等も酸化反応により低減されることとなる。
上記NOxの還元触媒5は、排気管3内を通る排気中のNOxを還元剤により還元浄化するもので、例えばセラミックのコーディライトやFe−Cr−Al系の耐熱鋼から成るハニカム形状の横断面を有するモノリスタイプの触媒担体に、ゼオライト系の活性成分が担持されている。そして、上記触媒担体に担持された活性成分は、還元剤の供給を受けて活性化し、排気中のNOxを効果的に無害物質に浄化させる。なお、上記NOxの還元触媒5の後段には、アンモニアスリップ用酸化触媒6が配設されている。
上記排気管3の内部にてNOxの還元触媒5の上流側には、噴射ノズル7が配設されている。この噴射ノズル7は、上記排気管3の内部にて還元剤をNOxの還元触媒5の排気上流側に噴射するもので、後述の還元剤供給装置8から還元剤が圧力エアと共に供給されて排気管3内に噴射供給するようになっている。ここで、上記噴射ノズル7は、その先端部が排気の流れ方向Aと略平行に下流側に向けて延びているものとしたが、排気管3内にて排気の流れ方向Aと略直角に突き出るものとしてもよい。
上記噴射ノズル7には、還元剤供給装置8が接続されている。この還元剤供給装置8は、上記噴射ノズル7に対して還元剤を供給するもので、貯蔵タンク9内に貯留された還元剤が供給配管10を通じて供給され、内部で圧力エアと混合した状態で噴射ノズル7に還元剤を供給するようになっている。
この実施形態では、上記噴射ノズル7で噴射供給する還元剤として尿素水溶液(尿素水)を用いる。他にアンモニア水溶液等を用いてもよい。そして、噴射ノズル7で噴射供給された尿素水は、排気管3内の排気熱により加水分解してアンモニアを容易に発生する。得られたアンモニアは、NOxの還元触媒5において排気中のNOxと反応し、水及び無害なガスに浄化される。尿素水は、固体もしくは粉体の尿素の水溶液で、貯蔵タンク9に貯留されており、供給配管10を通じて還元剤供給装置8に供給されるようになっている。
なお、上記還元剤供給装置8には、例えばCPUから成る制御回路としてのECU(Engine Control Unit)11が信号線12で接続されており、該ECU11から送出される制御信号により上記還元剤供給装置8の動作が制御されて、噴射ノズル7からの還元剤の供給が制御されるようになっている。
このように構成された排気浄化装置において、還元剤(尿素水)を上記還元触媒5の排気上流側に供給する動作について説明する。まず、エンジン1の運転による排気は、排気マニフォ−ルド2から排気管3を経由して、該排気管3内の途中に配設された酸化触媒4、及びNOxの還元触媒5、更にアンモニアスリップ用酸化触媒6を通り、排気管3の端部排出口から大気中に排出される。このとき、上記排気管3の内部にてNOxの還元触媒5の排気上流側に配設された噴射ノズル7から尿素水が噴射される。すなわち、尿素水の貯蔵タンク9から供給配管10を介して尿素水が還元剤供給装置8に供給され、この還元剤供給装置8の動作により圧力エアと共に尿素水が上記噴射ノズル7に供給されて、排気中に噴射供給される。
その後、エンジン1の運転停止により、噴射ノズル7からの尿素水の噴射を終了するには、還元剤供給装置8の動作により、まず貯蔵タンク9からの尿素水の供給を遮断し、その後しばらくは噴射ノズル7に圧力エアだけを供給する。これにより、噴射ノズル7のノズル本体及び噴射孔から尿素水を追い出して、尿素水の噴射を終了する。
ここで、本発明においては、上記還元剤供給装置8に洗浄水供給手段が付加されている。この洗浄水供給手段は、上記還元剤供給装置8内にて上記噴射ノズル7に還元剤(尿素水)を供給する経路上での尿素水の目詰まりの有無を検出し、その還元剤供給経路に析出した尿素水を洗浄する洗浄水を供給するもので、洗浄水タンク13と、洗浄水ポンプ14とを有している。
上記洗浄水タンク13は、上記還元剤供給経路に析出した尿素水を洗浄する洗浄水を貯留しておくもので、例えば図2に示すように、一つの独立した容器から成る。そして、この洗浄水タンク13から上記還元剤供給装置8に洗浄水を送る給水配管15上には、洗浄水ポンプ14が設けられている。この洗浄水ポンプ14は、上記洗浄水タンク13から送られる洗浄水を加圧して上記還元剤供給装置8の洗浄水入口へ供給するもので、適宜の加圧ポンプから成り、洗浄水を所定の圧力に加圧するようになっている。なお、上記給水配管15上にて洗浄水ポンプ14の前段には、フィルタ16が設けられており、上記洗浄水タンク13から送られる洗浄水に含まれるゴミや異物等を除去するようになっている。
また、上記給水配管15上にて洗浄水ポンプ14の後段には、ヒータ17がさらに設けられている。このヒータ17は、上記洗浄水タンク13から送られる洗浄水を加熱するもので、適宜の加熱手段から成り、洗浄水を所定の温度に加熱するようになっている。この場合は、上記還元剤供給装置8内の還元剤供給経路に析出した尿素水の洗浄性を向上することができる。
さらに、図2において、上記還元剤供給装置8には、エアタンク18が接続されている。このエアタンク18は、図1に示す貯蔵タンク9から供給配管10を通じて還元剤供給装置8内に供給された尿素水と混合する圧力エアを供給するものである。そして、上記還元剤供給装置8の内部で尿素水と圧力エアとを混合した状態で、噴射ノズル7に還元剤を供給するようになっている。
なお、図2では、上記洗浄水タンク13は一つの独立した容器から成るものとしたが、本発明はこれに限られず、例えばエンジン冷却水の系統に給水配管15を接続して、エンジン冷却水を洗浄水として用いてもよい。この場合、上記還元剤供給装置8内の洗浄の機会は頻繁ではないと考えられるので、エンジン冷却水の予備タンク分で洗浄可能である。
図3は、上記還元剤供給装置8の内部構造を示す断面説明図である。まず、この還元剤供給装置8の内部にて、その中心部には上記貯蔵タンク9から噴射ノズル7に還元剤を供給する経路となる還元剤供給経路20が形成されている。そして、この還元剤供給経路20の上流側には、一の分岐管21aを介して還元剤入口22が設けられ、他の分岐管21bを介して圧力エア入口23が設けられている。また、他の分岐管21bの途中には、図2に示すエアタンク18から供給される圧力エアを絞る絞り手段としてのオリフィス24が形成されている。
そして、上記オリフィス24の上流側近傍から分岐する連通管25を介して第1の洗浄水入口26が設けられている。この第1の洗浄水入口26が、上記還元剤供給経路20上にてその上流側から供給される圧力エアを絞るオリフィス24の上流側近傍に連通する一の洗浄水入口となる。また、上記オリフィス24の下流側近傍から分岐する連通管27を介して第1の洗浄水出口28が設けられている。この第1の洗浄水出口28が、上記オリフィス24の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する一の洗浄水出口となる。
一方、上記還元剤供給経路20の下流側には、上記オリフィス24の下流側にて前記噴射ノズル7への接続口の上流側近傍から分岐する連通管29を介して第2の洗浄水入口30が設けられている。この第2の洗浄水入口30が、上記還元剤供給経路20上にてその上流側から供給される圧力エアを絞るオリフィス24の下流側で上記噴射ノズル7への接続口の上流側近傍に連通する他の洗浄水入口となる。また、上記噴射ノズル7への接続口を第2の洗浄水出口31としている。この第2の洗浄水出口31が、上記還元剤供給経路20の下流側にて上記噴射ノズル7への接続口である他の洗浄水出口となる。
そして、上記還元剤供給経路20上にて上記オリフィス24の下流側と上記噴射ノズル7への接続口(31)の上流側との間に、圧力センサ32が設けられている。この圧力センサ32は、上記還元剤供給経路20上での尿素水の目詰まりの有無を検出する圧力検知手段となるもので、該還元剤供給経路20上にて上記オリフィス24側又は噴射ノズル7側の目詰まりかを検出するようになっている。この場合、上記圧力センサ32は、上記還元剤供給経路20内に供給されて流れる尿素水と圧力エアの混合流体の圧力を検出する。
なお、図3において、符号33は上記貯蔵タンク9からの尿素水を還元剤供給経路20へ圧送するポンプを示している。また、符号34は上記ポンプ33から送られる尿素水(還元剤)の圧力を検出する還元剤圧センサを示している。そして、符号V1,V2,V3,V4,V5,V6は還元剤供給経路20上又は各配管上に設けられた遮断バルブを示している。また、図2において、符号35は図3に示す第1の洗浄水出口28に接続された排水管を示している。
図3のような内部構造の還元剤供給装置8において、還元剤入口22には図2に示す還元剤の貯蔵タンク9からの供給配管10が接続され、圧力エア入口23には図2に示すエアタンク18からのエア配管が接続され、第1の洗浄水入口26及び第2の洗浄水入口30には図2に示す洗浄水タンク13からの給水配管15が接続され、第2の洗浄水出口31には図2に示す噴射ノズル7が接続される。
そして、図3に示す還元剤供給装置8においてその内部の還元剤供給経路20に析出した尿素水(還元剤)を洗浄するために、(1)第1の洗浄水入口26と第1の洗浄水出口28とを備えて洗浄するタイプ、(2)第1の洗浄水入口26と第2の洗浄水出口31とを備えて洗浄するタイプ、(3)第1の洗浄水入口26と第1の洗浄水出口28及び第2の洗浄水出口31とを備えて洗浄するタイプ、(4)第2の洗浄水入口30と第2の洗浄水出口31とを備えて洗浄するタイプ、(5)第1の洗浄水入口26及び第2の洗浄水入口30と第2の洗浄水出口31とを備えて洗浄するタイプ、の5種類の型式が構成可能である。さらに、第1の洗浄水入口26及び第2の洗浄水入口30と第1の洗浄水出口28及び第2の洗浄水出口31とを総て備えて洗浄するタイプも考えられる。
次に、このように構成された還元剤供給装置8内における尿素水(還元剤)の洗浄動作について、図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。まず、図1に示すエンジンの排気浄化装置において、エンジン1の運転による排気は、排気マニフォ−ルド2から排気管3を経由して、該排気管3内の途中に配設された酸化触媒4、及びNOxの還元触媒5、更にアンモニアスリップ用酸化触媒6を通り、排気管3の端部排出口から大気中に排出される。このとき、上記排気管3の内部にてNOxの還元触媒5の排気上流側に配設された噴射ノズル7から尿素水が噴射される。すなわち、図2に示す尿素水の貯蔵タンク9から供給配管10を介して尿素水が還元剤供給装置8に供給されると共に、エアタンク18から圧力エアが供給され、上記還元剤供給装置8の動作により圧力エアと共に尿素水が上記噴射ノズル7に供給されて、排気中に噴射供給される。
このとき、図3に示す還元剤供給装置8内にて還元剤供給経路20の中間部に設けられた圧力センサ32により、該還元剤供給経路20内の圧力を検出し確認する(図4のステップS1)。このとき、上記還元剤供給経路20の経路内圧力Paの正常値は、或る所定圧力P2以上であり他の所定圧力P1以下(P2<P1)であるとする(P2≦Paの正常値≦P1)。そして、ステップS2で、経路内圧力Paが所定圧力P1より大きいか否か判断する。
いま、経路内圧力Paが所定圧力P1より大きいとすると、“YES”側に進んでステップS3に入り、上記還元剤供給経路20の下流側にて噴射ノズル7側の目詰まりであると判断する。このとき、上記圧力センサ32から図1に示すECU11に検出信号が送られ、噴射ノズル7側の目詰まりであると判断して制御信号が還元剤供給装置8に送り返され、還元剤の供給制御を中断する(ステップS4)。
次に、上記還元剤供給装置8の内部では、いくつかの遮断バルブを閉じると共に他の遮断バルブは開いて、上記還元剤供給経路20の下流側に洗浄水を供給して洗浄を開始する(ステップS5)。図3において、例えば、第1の遮断バルブV1と、第2の遮断バルブV2と、第4の遮断バルブV4と、第5の遮断バルブV5とを閉じ、第3の遮断バルブV3及び第6の遮断バルブV6のみを開いて、第2の洗浄水入口30から洗浄水を供給し第2の洗浄水出口31から排出する。
このとき、上記洗浄開始と同時にタイマーのカウントを開始して、洗浄動作の経過時間を検出し確認する(ステップS6)。そして、その経過時間Taが所定時間T1より大きくなったか否か判断する(ステップS7)。上記の経過時間Taが所定時間T1より大きくなると、“YES”側に進んで洗浄を終了する(ステップS8)。これにより、上記還元剤供給経路20の下流側にて噴射ノズル7への接続口までの間に析出した尿素水を洗浄することができる。
この状態で、上記還元剤供給装置8の内部を通常の還元剤供給の状態に復旧する。図3において、例えば、第1の遮断バルブV1と、第3の遮断バルブV3と、第4の遮断バルブV4とを閉じ、第2の遮断バルブV2及び第5の遮断バルブV5並びに第6の遮断バルブV6のみを開いて、還元剤供給経路20の上流側から下流側まで尿素水及び圧力エアが流れるように経路を開く。これにより、上記還元剤供給装置8による還元剤の供給制御を再開する(ステップS9)。
一方、図4のステップS2で、経路内圧力Paが所定圧力P1以下であるとすると、“NO”側に進んで図5のステップS12に入る。ここでは、経路内圧力Paが所定圧力P2より小さいか否か判断する。
いま、経路内圧力Paが所定圧力P2より小さいとすると、“YES”側に進んでステップS13に入り、上記還元剤供給経路20の上流側にてオリフィス24側の目詰まりであると判断する。このとき、上記圧力センサ32から図1に示すECU11に検出信号が送られ、オリフィス24側の目詰まりであると判断して制御信号が還元剤供給装置8に送り返され、還元剤の供給制御を中断する(ステップS14)。
次に、上記還元剤供給装置8の内部では、いくつかの遮断バルブを閉じると共に他の遮断バルブは開いて、上記還元剤供給経路20の上流側に洗浄水を供給して洗浄を開始する(ステップS15)。図3において、例えば、第3の遮断バルブV3と、第5の遮断バルブV5と、第6の遮断バルブV6とを閉じ、第1の遮断バルブV1及び第2の遮断バルブV2並びに第4の遮断バルブV4のみを開いて、第1の洗浄水入口26から洗浄水を供給し第1の洗浄水出口28から排出する。
以下、図4に示すステップS6〜S9と全く同様にして、図5に示すステップS16〜S19が行われ、上記還元剤供給経路20のオリフィス24の下流側にて分岐管21aからの尿素水と圧力エアとが混合する部位に析出した尿素水を洗浄することができる。
なお、上記還元剤供給経路20内に析出した還元剤を洗浄する経路は、図4及び図5を参照して説明したものに限られず、上記還元剤が析出した部位に応じて、前述の遮断バルブV1,V2,V3,V4,V5,V6の開閉を適宜選択することにより、所望の経路を洗浄することができる。
本発明によるエンジンの排気浄化装置の実施形態を示す概念図である。 上記エンジンの排気浄化装置の要部を示す系統図である。 上記エンジンの排気浄化装置における還元剤供給装置の内部構造を示す断面説明図である。 上記還元剤供給装置内における還元剤の洗浄動作を説明するフローチャートである。 同じく、上記還元剤供給装置内における還元剤の洗浄動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…エンジン
3…排気管
4…酸化触媒
5…還元触媒
6…アンモニアスリップ用酸化触媒
7…噴射ノズル
8…還元剤供給装置
9…貯蔵タンク
10…供給配管
11…ECU
13…洗浄水タンク
14…洗浄水ポンプ
17…ヒータ
18…エアタンク
20…還元剤供給経路
24…オリフィス
26…第1の洗浄水入口
28…第1の洗浄水出口
30…第2の洗浄水入口
31…第2の洗浄水出口
32…圧力センサ

Claims (7)

  1. エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、
    上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、
    この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、
    上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、
    上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する洗浄水出口を備え、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、
    上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、
    この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、
    上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、
    上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口とし、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  3. エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、
    上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、
    この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、
    上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、
    上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記絞り手段の下流側にて還元剤と混合する部位の下流側近傍に連通する一の洗浄水出口を備え、かつ上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を他の洗浄水出口とし、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  4. エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、
    上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、
    この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、
    上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、
    上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する洗浄水入口を備えると共に、上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口とし、上記洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  5. エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、
    上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに対して還元剤を供給する還元剤供給装置と、
    この還元剤供給装置に付加され、上記噴射ノズルに還元剤を供給する経路に析出した還元剤を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備え、
    上記還元剤供給装置内にて上記噴射ノズルへの還元剤供給経路上での還元剤の目詰まりを検出し、該還元剤供給経路に洗浄水を供給して洗浄するエンジンの排気浄化装置であって、
    上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にてその上流側から供給される圧力エアを絞る絞り手段の上流側近傍に連通する一の洗浄水入口を備えると共に、上記絞り手段の下流側で上記噴射ノズルへの接続口の上流側近傍に連通する他の洗浄水入口を備え、かつ上記還元剤供給経路の下流側にて上記噴射ノズルへの接続口を洗浄水出口とし、上記一の洗浄水入口及び他の洗浄水入口に上記洗浄水供給手段を接続したことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  6. 上記還元剤供給装置は、上記還元剤供給経路上にて上記絞り手段の下流側と上記噴射ノズルへの接続口の上流側との間に、還元剤の目詰まりの有無を検出する圧力検知手段を備え、上記還元剤供給経路上にて上記絞り手段側の目詰まり又は噴射ノズル側の目詰まりかを検出するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンジンの排気浄化装置。
  7. 上記洗浄水供給手段は、洗浄水を貯留しておく洗浄水タンクと、この洗浄水タンクから送られる洗浄水を加圧して上記還元剤供給装置の洗浄水入口へ供給する洗浄水ポンプと、上記洗浄水タンクから送られる洗浄水を加熱するヒータとを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のエンジンの排気浄化装置。
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