JP4136800B2 - 外壁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンウオール等の建物の外壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品の量販店などの建物は、店舗のイメージを高めるため建物正面部分にガラスパネルを多用したカーテンウオール構造を配したものが多い。カーテンウオールとしては、左右に隣接する方立間に無目を連結し、左右に隣接する方立と、上下に隣接する無目間でできた枠体にパネルを装着したものが知られている。パネルを装着した形状を1つの枠ユニットとし、この枠ユニット形カーテンウオールを上下左右方向に連結し、外壁を構築することができる。
【0003】
図7(a)は、外壁を備えた建物200の正面図であって、外壁201には枠ユニット202〜217が建物の躯体幅、躯体高に連結して組まれた、外壁218が設けられている。近年は、1枠ユニットごとに、例えば、枠体202aの組み立て、パネル202bの嵌め込み等をすべて工場において行い、同様に枠ユニット203〜217まで、必要数分を作り上げて現場に搬送するというユニット工法が多く用いられている。このユニット工法では、建築現場でこの枠ユニット202〜217を建物200の外壁201に施工するだけの作業となるため、高所において枠ユニット202〜217を組み立てる煩わしさもなく、工事の省力化がはかられている。
【0004】
(b)は、公知のユニット工法によって外壁へ取り付けられたカーテンウオールを示す概念図である。1階Aの枠ユニット202は、建物200に取り付けられたファスナー250a、250b、250c、および250dを介して方立260、および261に備えられたアーム部251、252、253、および254によって4箇所ねじ止めされている。この枠ユニット202と同じ工法により、枠ユニット203、および204が施工されている。2階Bの枠ユニット205は、枠ユニット202に連結されるように組み立てられ、上部のファスナー255a、および255bを介して方立262、および263に備えられたアーム部256、および257によって2箇所ねじ止めされている。枠ユニット206は、枠ユニット205と同じ工法により取り付けられている。2階Bより上の階である3階C〜最上階までのカーテンウオール218は、全て2階Bの各枠ユニットと同じ工法で取り付けられている。
【0005】
特許文献1には、かかる従来の外壁方立の水平断面が開示されており、これを図8に示す。(但し参照符号のみ本明細書に整合するように変えている。)枠ユニット203の第一方立280には、室外側からみて右上方にあたるアーム部272が備えられており、ファスナー270bにねじ275によってねじ止めされている。また、右に隣接する枠ユニット204の第一方立300には、室外側からみて右上方にあたるアーム部291が備えられており、ファスナー270bにねじ295によってねじ止めされている。
【特許文献1】
特開平7−305438号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カーテンウオールを建物に取り付ける際、ねじ止めする箇所が多く、現場作業時間が長くかかり手間がかかっていた。また、ねじ等の部品が多く必要でもあった。
【0007】
そこで本発明は、少ない部品で、簡便かつ堅固にカーテンウオールの取り付けができ、コストと手間のかからない施工を可能とする外壁を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0009】
請求項1の発明は、間隔をあけて設けられた左右の縦材(14a、14b)と、縦材に直交する方向に上下に架け渡された上部材(14c)と下部材(14d)からなる枠ユニット(14)を備え、枠ユニットは、縦材に設けられた嵌合部(14e、14f)により縦横に連結されて平面状に組合わされるとともに、該組合わせのうち横方向における連結は、一方の枠ユニットの縦材と、該一方の枠ユニットに横方向に隣り合う他方の枠ユニットの縦材とが連結された方立によるものであり、方立の建物躯体側面において、一方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさが他方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさより大きく設けられ、各枠ユニットの方立に備えられた固定具(74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85)が見込み方向に向けられるねじ(149)により建物躯体(50)側の部材であるファスナー(59)へ取り付けられるよう構成されたカーテンウオール(10)を備え、最下段からm番目、左右の端部からn番目(m、nは1以上の整数)の枠ユニットをとするとき、固定具はm≧2、n≧2の時、左右縦枠いずれか一方の上部1か所に前記枠ユニットmUnに取り付けられていることを特徴とする外壁(36)を提供して前記課題を解決する。
【0010】
要するに本発明では、従来のようにユニット毎に4個ずつ、もしくは2つずつ取付け金具を取り付ける(図6(b)参照)必要がなく、図6(a)に示すような取り付け個数で済む。従って、請求項1の発明によれば、カーテンウオールを構成する枠ユニットにおいて、隣接する枠ユニットと固定具を併用することで、従来工法と同様の取付け強度を保持しつつ、固定具、及び固定部品等を減らすことができ、低コストで強固にカーテンウオールを施工できる。ただし、上記請求項1において、固定具は、nを右端側から数えたときは上記「左右いずれか」は左側、左端側から数えたときは右側に前記枠ユニットmUnに取り付けられていることが好ましい。
【0011】
請求項2の発明は、間隔をあけて設けられた左右の縦材(14a、14b)と、縦材に直交する方向に上下に架け渡された上部材(14c)と下部材(14d)からなる枠ユニット(14)を備え、枠ユニットは、縦材に設けられた嵌合部(14e、14f)により縦横に連結されて平面状に組合わされるとともに、該組合わせのうち横方向における連結は、一方の枠ユニットの縦材と、該一方の枠ユニットに横方向に隣り合う他方の枠ユニットの縦材とが連結された方立によるものであり、方立の建物躯体側面において、一方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさが他方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさより大きく設けられ、各枠ユニットの方立に備えられた固定具(74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85)が見込み方向に向けられるねじ(149)により建物躯体(50)側の部材であるファスナー(59)へ取り付けられるよう構成されたカーテンウオール(10)を備え、最下段からm番目、左右の端部からn番目(m、nは1以上の整数)の枠ユニットをmUnとするとき、固定具は以下の位置に前記枠ユニットmUnに取り付けられていることを特徴とする外壁(36)を提供して前記課題を解決する。
(1)m=1、n=1の時、左右縦枠の上部および下部(4個所)
(2)m=1、n≧2の時、左右縦枠いずれか一方の上部および下部(2個所)
(3)m≧2、n=1の時、左右縦枠それぞれの上部(2個所)
(4)m≧2、n≧2の時、左右縦枠いずれか一方の上部(1か所)
ただし、nを右端側から数えたときは上記「左右いずれか」は左側、左端側から数えたときは右側とする。
【0012】
請求項2の発明によれば、カーテンウオールを構成する枠ユニットのうち、隣接する左部材と右部材とを1つの枠として固定し、上下で隣接する左部材と右部材においても1つの枠として固定し、さらに隣接する部材のない左部材、もしくは右部材は、単独で固定することが可能となる。そのため、固定具、及び固定部品等を減らしつつ、端部のユニットにおいては必要個数の固定具を使用することにより従来工法と同様の取付け強度が保持され、低コストで、かつ取付けの手間が省かれるため工期を短縮してカーテンウオールを施工することができる。
【0013】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0015】
図1は、本発明の外壁10を備えた建物1の正面図である。かかる建物1は、家電量販店等の店舗に多く採用されている。一階部分に出入り口11が設けられている。正面部分の外壁10は、通常カーテンウオールと呼ばれ、左右方向に間隔をおいて立設された複数の方立12a〜12eと、この方立と直交する方向に方立間に架け渡された横材13a〜13lとが縦横に配されている。なお、図では方立12a〜12eがそれぞれ上下方向に略一直線に連続しているようにみえるが、横材13a〜13lによって分断されている。また、横材13a〜13lにおいても水平方向に連続しているようにみえるが、下記各ユニットに分断されている。すなわち、点線の丸枠A内に示された略H型に表されている枠ユニット14が基本構造枠ユニットであって、外壁10(以下、「カーテンウオール10」という。)は枠ユニット15〜35までが組み合わされることで形成されている。
【0016】
図2は、ユニット工法によって建物外壁36へ取り付けられたカーテンウオール10を示す概念図である。本図では、三階建ての建物50を例に説明する。外壁36にはカーテンウオール10を取り付けるためのファスナー50〜65が設けられている。カーテンウオール10は、枠ユニットにふられた参照符号の数字の小さい順に外壁36に施工される。枠ユニット14は、左部材14a、および右部材14bによって構成されている縦材と、縦材に水平方向に架け渡されている14c、および14dの横材と、これらの縦材および横材14a 〜14dに挟持されるように形成された、例えばガラス材等のパネル40によって構成されている。枠ユニット14〜22には、ファスナー50〜65に取り付けられるためのユニットブラケット70〜85が設けられている。枠ユニット14〜22を、最下段からm番目(mは1以上の整数)、左端からn番目(nは1以上の整数)とするとき、左端部のm=1、n=1で示される枠ユニット14には、ファスナー50、51、54、および55に取り付けられるユニットブラケット70、71、74、および75が左部材14aの上下端部に2箇所と、右部材14bの上下端部に2箇所設けられている。
【0017】
m=1、左端からn≧2で示される枠ユニット15(および本図においては枠ユニット16)には、ファスナー56、および52に取り付けられるユニットブラケット76、および72が、右部材15bの上下端部に2箇所設けられている。
【0018】
さらに、m≧2、左端部のn=1で示される枠ユニット17、および枠ユニット20には、ファスナー58、59、および62、63に取り付けられるユニットブラケット78、79、およびユニットブラケット82、83(本図には現れていない)が左部材17a、または左部材20aの上端部に1箇所ずつと、右部材17b、または左部材20bの上端部の位置に1箇所ずつ設けられている。
【0019】
また、m≧2、左端からn≧2で示される枠ユニット18、19、21、22には、ファスナー60、61、64、65に取り付けられるユニットブラケット80、81、84、および85が、それぞれ右部材18b、19b、21b、22bの上端部に1箇所設けられている。
【0020】
m=2の枠ユニット17〜19は、m=1の枠ユニット14〜16の左部材14a、右部材14b、左部材15a、右部材15bの左部材16a、右部材16bの上端部にそれぞれ形成されている嵌合部14e、14f、15e、15f、16e、および16fの上に設置される。さらに、m=3の枠ユニット20〜22は枠ユニット17〜19に設けられた嵌合部17e、17f、18e(17e〜18eは本図に現れていない。)18f、19e、および19fの上に設置されている。
【0021】
枠ユニット14〜22は、それぞれに設けられた上記のユニットブラケット54〜85を介して外壁36にねじ止めされカーテンウオール10を形成する。
【0022】
また、下記に詳述するとおり、枠ユニット14〜22は、横方向に隣り合う枠ユニットと接する左部材、もしくは右部材が1本の部材となるように長手方向に係合される。
【0023】
図3は、枠ユニットを構成する部材を概略的に示した斜視図である。図(a)はm≧2、n≧2で示される枠ユニット18、19、21、22を表している。ここでは、図2とは室内外の方向を逆に表し、枠ユニット18を例として説明する。左部材18a、および右部材18bにそれぞれ形成されている折り返し部90a(図示せず。)および折り返し部90bが、上部材18c、および下部材18dに設けられた溝91、および92に嵌められている。さらに上部材18cが左端部をねじ93a〜93dに、右端部をねじ93e〜93h(本図には現れていない)によって螺合され、下部材18dが左端部をねじ94a〜94dに、右端部をねじ94e〜94h(本図には現れていない。)によって螺合されて固定されている。また、パネル40eはこれらの部材18a〜18dに挟持されて設けられている。左部材18aの上端部には嵌合部18eがねじ95a〜95dによって螺合され、右部材18bの上端部には、嵌合部18fがねじ96a〜96d(本図には現れていない。)によって螺合されている。
【0024】
さらに、ユニットブラケット80が右部材18bの上端部に、ねじ80a、および80bによって右部材18bの幅よりもわずかに大きく固定されている。
【0025】
図(b)はm≧2、n=1で示される枠ユニット17、20を表している。本図では枠ユニット17を例として説明する。左部材17a、および右部材17bにそれぞれ形成されている折り返し部97a(図示せず。)および折り返し部97bが、上部材17c、および下部材17dに設けられた溝98、および99に嵌められている。さらに上部材17cが左端部をねじ100a〜100dに、右端部をねじ100e〜100h(本図には現れていない。)によって螺合され、下部材17dが左端部をねじ101a〜101dに、右端部をねじ101e〜101h(本図には現れていない。)によって螺合されて固定されている。また、パネル40dはこれらの部材17a〜17dに挟持されて設けられている。左部材17aの上端部には嵌合部17eがねじ102a〜102dによって螺合され、右部材17bの上端部には、嵌合部17fがねじ103a〜103d(本図には現れていない。)によって螺合されている。
【0026】
さらに、ユニットブラケット78が右部材17bの上端部に、ねじ78a、および78bによって右部材17bの幅よりも大きく固定されている。同様に、ユニットブラケット79が左部材17aに、ねじ79a、79bによって固定されている。
【0027】
上記のとおり、枠ユニット17の右部材17bと、枠ユニット18の左部材18aとが係合されると、嵌合部17fと嵌合部18eとがねじ95a〜95dのねじ頭と、ねじ102e〜102hのねじ頭とを対抗面として略四角柱を形成する。この四角柱は、枠ユニット17の右部材17bと、枠ユニット18の左部材18aとによって形成された四角柱よりも、嵌合部切断面が僅かに小さい(図2参照)。従って、縦方向に連結が可能となる。
【0028】
なお、m=1、n=1で示される枠ユニット14は、ユニットブラケット50、51、54、55(図2参照)が左右部材14a、および14bの上端部、下端部に、図3(b)に示した枠ユニット17のブラケット78、および79に対して上下対称に4箇所となるように設けられる。また、m=1、n≧2で示される枠ユニット15、および枠ユニット16は、ユニットブラケット52、56、およびユニットブラケット53、57(図2参照)が右部材15b、および16bの上端部と下端部とに、図3(b)に示した枠ユニット17のユニットブラケット78に対して上下対称に2箇所となるように設けられる。
【0029】
図4には、IV−IV線に沿った矢視水平断面図により示す。枠ユニット17、および枠ユニット18には、パネル40d、および40eが室外側はシール110a、および110bと、シール止め112a、および112bを介して、室内側はビード、もしくはシール111a、および111bを介して取り付けられている。
【0030】
上記のとおり、枠ユニット17の右部材17bと、枠ユニット18の左部材18aとが組み合わされて一体となることによって、方立H2が形成されている。
【0031】
右部材17bは室外側に面する正面壁113と、正面壁113の右端部から室内側に延在する第一係合壁114と、第一係合壁114の室内側端部から左方向に折り返して形成された内部壁115と、内部壁115の左端部から室内方向に折り返されて室内側端部に達する左壁116と、左壁116の室内側端部よりやや室外側寄りから右方向に下記右部材18aの室内側線端部まで達するように延在する第二係合壁117とを備えている。
【0032】
左部材18aは、室外側に面する正面壁130と、正面壁130の左端部から室内側に延在する第一係合壁131と、第一係合壁131の室内側端部から右方向に折り返して形成された内部壁132と、内部壁132の右端部から室内方向に折り返されて室内側端部に達する左壁133と、左壁133の室内側端部よりやや室外寄りから左方向に略S字型に延在する第二係合壁134とを備えている。
【0033】
室外側係合部135においては、右部材17bの正面壁113の右端側に左部材18aの正面壁130の左端側が当接されるとともに、右部材17bの第一係合壁114に設けられた被嵌入部114aに、左部材18aの第一係合壁131に設けられた突片131aが嵌入され、さらに第一係合壁131の室内側端部に左方向に延設された被嵌入部131bに、内部壁115の右側先端に設けられた嵌入片115bが嵌入されている。これらの嵌合構造により仮止めされている右部材17bの第一係合壁114と、左部材18aの第一嵌合壁131には、ねじ孔が設けられており、これらのねじ孔に差し入れられたねじ140により両部材は堅固に固定されている。
【0034】
室内側係合部136においては、右部材17bの第二係合壁117と、左部材18aの第二係合壁134とが係合されている。第二係合壁134の室内側向きの面は、第二係合壁117の室外側向きの面に当接されている。これら2面が当接する部分に室外側方向に雌ねじ形状が形成された貫通孔が設けられていて、この貫通孔にねじ141が差し入れられて右部材17bの第二係合壁117と、左部材18bの第二係合壁134の先端部とが堅固に固定される。
【0035】
さらに、右部材17b、及び左部材18aの室内側両側端部にはそれぞれ、被嵌入部142、および143が設けられている。一方、ユニットブラケット79は設置時における室外側方向に背面壁150が備えられており、背面壁150の両端部に先端が室外側方向に折り返された突片150a、および150bを備えている。被嵌入部142、および143に、それぞれ突片150a、および150bが差し入れられることにより、ユニットブラケット79は方立H2の室内側に仮固定される。さらに、背面壁150、およびユニットブラケット79のほぼ中央に設けられたねじ孔へ、右部材17bの第二係合壁117に設けられたねじ孔より差し入れられたねじ144によって堅固に固定される。
【0036】
また、右部材17bの左壁116には、左部材18a方向に突出した固定部116a、および116bが形成されており、固定部116a、および116bの先端部同士が向き合うように曲げられている。固定部116a、および116bの先端面には貫通孔が設けられており、ねじ145、および146によって嵌合部17fが固定される。同様に、左部材18aの左壁133には右部材17b方向に突出した固定部133a、および133bが形成されており、固定部133a、および133bの先端部同士が向き合うように曲げられている。固定部133a、および133bの先端面には貫通孔が設けられており、ねじ147、および148によって嵌合部18eが固定される。この固定により、縦方向に枠ユニットが連結されることが可能となる。
【0037】
よって、ユニットブラケット79は、方立H2を保持しつつ、建物の外壁36に固定されているファスナー59へ、ねじ149にて強固に固定される。
【0038】
ユニット17、および18を例として説明したが、ユニット14〜22の横方向の連結、また、ユニット14〜22に設けられたユニットブラケット74〜85までの取り付け方法は、必要に応じて上記例のとおり行われている。
【0039】
図5は、本発明によるカーテンウオール10の施工方法を簡略的に示した正面図である。(a)には左端から施工された場合を示す。最下段からm番目、左の端部からn番目(m、nは1以上の整数)の上記枠ユニットをとするとき、ユニットブラケットは下記の(1)〜(4)の法則により枠ユニットに取り付けられている。
(1)m=1、n=1の時、左右縦枠の上部および下部(4個所)
(2)m=1、n≧2の時、右縦枠の上部および下部(2個所)
(3)m≧2、n=1の時、左右縦枠それぞれの上部(2個所)
(4)m≧2、n≧2の時、右縦枠の上部(1か所)
は図中の〇印のユニットブラケットにより、左右縦枠の上部および下部を4個所固定される。はユニットブラケットで右縦枠の上部および下部を2個所固定され、一方では左縦枠の上部および下部は、の右縦枠の上部および下部に設けられたユニットブラケットを兼用することによって固定されており、四隅が安定して建物の躯体160に固定されている。と同様、は、ユニットブラケットで右縦枠の上部および下部を2個所固定され、かつ、「nマイナス1」の枠ユニットに設けられた右縦枠の上部および下部のユニットブラケットを兼用することによって四隅を安定して固定される。
【0040】
また、はユニットブラケットで左右縦枠それぞれの上部を2個所固定され、一方ではの左右縦枠それぞれの上部に2個所設けられたユニットブラケットを兼用することによって四隅を安定して固定されている。カーテンウオール10の施工においては、で示される枠ユニットは、いずれもと同様に、「mマイナス1」の枠ユニットに設けられた左右縦枠の上部のユニットブラケットを兼用することによって四隅を安定して固定される。
【0041】
さらに、はユニットブラケット右縦枠の上部を1か所固定されている。また、その一方では、の右縦枠の上部に設けられたユニットブラケットと、の左右縦枠の上部に設けられたユニットブラケットとを兼用することによって四隅を安定して固定されている。カーテンウオール10の施工においては、m≧2n≧2で示される枠ユニットは、いずれもと同様に、「nマイナス1」の枠ユニットに設けられた右縦枠の上部のユニットブラケットと、「mマイナス1」の枠ユニットの左右縦枠の上部に設けられたユニットブラケットとを兼用することによって四隅を安定して固定される。
【0042】
(b)には右端から施工された場合を示す。上記図(a)に示した構造と鏡面構造であるため、説明を省略する。
【0043】
ユニットブラケットは、上記ファスナーに固定できればよく、本実施例では上端、もしくは下端に配されているが、枠材の半分より上の上部、もしくは半分より下の下部で固定されていてもよい。
【0044】
このように本発明にかかる外壁は、少ない部品で、ねじ等による簡便な固定手段によって効率よく施工ができ、少ない部品であるにもかかわらず、それぞれのユニットの上端はユニットブラケットで直接に建物躯体へ固定されているため、カーテンウオール上端からの反り返し等を防ぐことができ、堅固に建物へ固定することが可能である。
【0045】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う外壁もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
【0046】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明によれば、カーテンウオールを構成する枠ユニットにおいて、隣接する枠ユニットと固定具を併用することで、従来工法と同様の取付け強度を保持しつつ、固定具、及び固定部品等を減らすことができ、低コストで強固にカーテンウオールを施工できる。
【0047】
また、請求項2の発明によれば、カーテンウオールを構成する枠ユニットのうち、隣接する左部材と右部材とを1つの枠として固定し、上下で隣接する左部材と右部材においても1つの枠として固定し、さらに隣接する部材のない左部材、もしくは右部材は、単独で固定することが可能となる。そのため、固定具、及び固定部品等を減らしつつ、端部のユニットにおいては必要個数の金具を使用することにより従来工法と同様の取付け強度が保持され、低コストで、かつ取付けの手間が省かれるため工期を短縮してカーテンウオールを施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁を備えた建物を示す正面図である。
【図2】ユニット工法によって建物外壁へ取り付けられたカーテンウオールを示す概念図である。
【図3】枠ユニットを構成する部材を概略的に示す拡大図である。(a)には、室外方向からの左端よりm≧2、n≧2で示される一例を、また、(b)には、室外方向からの左端よりm≧2、n=2で示される一例を示す。
【図4】図3に示すIV−IV線に沿った矢視水平断面図である。
【図5】カーテンウオールの施工方法を簡略的に示した正面図である。(a)には左端から施工された場合を、また(b)には右端から施工された場合を示す。
【図6】カーテンウオールの取付け方法を示す概念図である。(a)には本発明の取付け方法を、また(b)には従来の取付け方法を示す。
【図7】従来の外壁を示す概念図である。(a)には外壁を備えた建物の正面図を、また、(b)には、公知のユニット工法によって外壁へ取り付けられたカーテンウオールを示す概念図を示す。
【図8】従来の外壁方立の水平断面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 カーテンウオール
14a 左部材(縦材)
14b 右部材(縦材)
14c 上部材
14d 下部材
14 枠ユニット
14e 嵌合部
14f 嵌合部
50 建物(建物躯体)
74,75,76、77、78、79、80、81、82、83、84、85,固定具

Claims (2)

  1. 間隔をあけて設けられた左右の縦材と、前記縦材に直交する方向に上下に架け渡された上部材と下部材からなる枠ユニットを備え、
    該枠ユニットは、該縦材に設けられた嵌合部により縦横に連結されて平面状に組合わされるとともに、
    該組合わせのうち横方向における前記連結は、一方の枠ユニットの縦材と、該一方の枠ユニットに横方向に隣り合う他方の枠ユニットの縦材とが連結された方立によるものであり、前記方立の建物躯体側面において、前記一方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさが前記他方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさより大きく設けられ、
    前記各枠ユニットの前記方立に備えられた固定具が見込み方向に向けられるねじにより前記建物躯体側の部材であるファスナーへ取り付けられるよう構成されたカーテンウオールを備え、
    最下段からm番目、左右の端部からn番目(m、nは1以上の整数)の前記枠ユニットをとするとき、前記固定具はm≧2、n≧2の時、左右縦枠いずれか一方の上部1か所に前記枠ユニットに取り付けられている
    ことを特徴とする外壁。
  2. 間隔をあけて設けられた左右の縦材と、前記縦材に直交する方向に上下に架け渡された上部材と下部材からなる枠ユニットを備え、
    該枠ユニットは、該縦材に設けられた嵌合部により縦横に連結されて平面状に組合わされるとともに、
    該組合わせのうち横方向における前記連結は、一方の枠ユニットの縦材と、該一方の枠ユニットに横方向に隣り合う他方の枠ユニットの縦材とが連結された方立によるものであり、前記方立の建物躯体側面において、前記一方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさが前記他方の枠ユニットの縦材の見付方向横の大きさより大きく設けられ、
    前記各枠ユニットの前記方立に備えられた固定具が見込み方向に向けられるねじにより前記建物躯体側の部材であるファスナーへ取り付けられるよう構成されたカーテンウオールを備え、
    最下段からm番目、左右の端部からn番目(m、nは1以上の整数)の前記枠ユニットをとするとき、前記固定具は以下の位置に前記枠ユニットに取り付けられていることを特徴とする外壁。
    (1)m=1、n=1の時、左右縦枠の上部および下部(4個所)
    (2)m=1、n≧2の時、左右縦枠いずれか一方の上部および下部(2個所)
    (3)m≧2、n=1の時、左右縦枠それぞれの上部(2個所)
    (4)m≧2、n≧2の時、左右縦枠いずれか一方の上部(1か所)
    ただし、nを右端側から数えたときは上記「左右いずれか」は左側、左端側から数えたときは右側とする。
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