JP4134524B2 - 入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器に用いられ、ディスプレイ画面上のカーソルやポインタの移動を操作する入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビやパソコン、携帯電話等の各種電子機器の高機能化が進む中、これらのディスプレイ画面上でのカーソルやポインタの移動操作用として、様々な入力装置が用いられている。
【0003】
このような従来の入力装置について、図4及び図5を用いて説明する。
【0004】
図4は従来の入力装置の要部平面図であり、同図において、1は上下のX方向及びこれと直交する左右のY方向に操作可能な操作手段としてのボール、2は内部に配置されたボール1のX方向の操作を検出するX方向検出手段、3は同じくY方向の操作を検出するY方向検出手段で、X方向検出手段2及びY方向検出手段3は、各々ボール1外周に回転可能に接触した軸2A,3Aと、この軸2A,3Aに連結されたエンコーダ2B,3Bによって構成されている。
【0005】
そして、4はボール1の下方に配置され、XY方向と直交するZ方向の操作を検出するZ方向検出手段としてのスイッチ、5はこれらのXYZ方向検出手段から得られる信号によってボール1の操作を認識する制御手段としてのマイコンで、マイコン5は配線基板6に装着されると共に、配線基板6に形成された複数のパターン(図示せず)によってエンコーダ2Bや3Bに接続され、これらをケース(図示せず)が覆って入力装置としてのトラックボールが構成されている。
【0006】
以上の構成において、例えばボール1を上下のX方向へ回転操作すると、ボール1に接触した軸2Aが回転して、これに連結されたエンコーダ2Bから、図5の信号波形図に示すような、軸2Aの回転量に応じた所定のパルス数の信号が出力される。
【0007】
なお、エンコーダ2Bからは、図5(a)に示すような、A相信号とB相信号の二つの信号が出力され、例えば、L1のようにA相信号がB相信号より進んでいる場合にはボール1を上方向に回転操作した場合の信号、L2のようにB相信号がA相信号より進んでいる場合には下方向に回した場合の信号というように、ボール1が上下いずれに回転したかが判別できる構成となっている。
【0008】
また、ボール1を左右のY方向へ回転操作した場合には、同様に軸3Aが回転して、図5(b)に示すような信号がエンコーダ3Bから出力される。
【0009】
そして、これらエンコーダ2Bや3Bからの信号が入力されたマイコン5は、A相信号とB相信号によって、ボール1の上下左右いずれに回転したかの回転方向を検出すると共に、その各々のパルス数によって回転量を検出して、ボール1の回転操作によって、機器のディスプレイ画面上でのカーソルやポインタの移動操作が行われる。
【0010】
また、ボール1の回転操作によってカーソルやポインタを所定の位置まで移動させた後、ボール1を押圧操作してスイッチ4を動作させると、画面上に表示された内容の選択決定等が行われるように構成されているものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の入力装置においては、ボール1を押圧操作した際、誤ってボール1を回転させてしまい、カーソルやポインタが選択した位置とは異なる位置に移動して選択決定してしまう、誤操作が生じ易いという課題があった。
【0012】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、誤操作が生じ難く、操作の容易な入力装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0014】
本発明の請求項1に記載の発明は、操作手段をZ方向に操作した時に制御手段が、その操作開始直前の所定の時点から操作終了直後の所定の時点までの間、XY方向検出手段からの信号を無効なものとして処理するようにして入力装置を構成したものであり、Z方向操作時に誤ってXY方向操作を行っても、操作開始直前の所定の時点から操作終了直後の所定の時点までの間はXY方向操作が無効化されるため、Z方向の操作を解除した時にもカーソルまたはポインタの位置はZ方向の操作解除前の位置を維持しており、次のカーソルまたはポインタ操作がしやすくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
【0016】
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0017】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による入力装置の要部平面図、図2は同ブロック回路図であり、同図において、1は上下のX方向及びこれと直交する左右のY方向に操作可能な操作手段としてのボール、2は内部に配置されたボール1のX方向の操作を検出するX方向検出手段、3は同じくY方向の操作を検出するY方向検出手段で、X方向検出手段2及びY方向検出手段3は、各々ボール1外周に回転可能に接触した軸2A,3Aと、この軸2A,3Aに連結されたエンコーダ2B,3Bによって構成されている。
【0018】
そして、4はボール1の下方に配置され、XY方向と直交するZ方向の操作を検出するZ方向検出手段としてのスイッチ、10はこれらのXYZ方向検出手段から得られる信号によってボール1の操作を認識する制御手段としてのマイコンで、マイコン10は配線基板6に装着されると共に、配線基板6に形成された複数のパターン(図示せず)によってエンコーダ2Bや3Bに接続され、これらをケース(図示せず)が覆って入力装置としてのトラックボールが構成されている。
【0019】
以上の構成において、例えばボール1を上下のX方向へ回転操作すると、ボール1に接触した軸2Aが回転して、これに連結されたエンコーダ2Bから、図3の信号波形図に示すような、軸2Aの回転量に応じた所定のパルス数のA相信号とB相信号の二つの信号が出力され、これらのどちらが進んでいるかによって、ボール1が上下いずれに回転したかが判別できる構成となっていることは、従来の技術の場合と同様である。
【0020】
また、ボール1を左右のY方向へ回転操作した場合には、エンコーダ3Bから同様の信号が出力されることや、これらの信号が入力されたマイコン10が、A相信号とB相信号によって、ボール1の上下左右いずれに回転したかの回転方向を検出すると共に、その各々のパルス数によって回転量を検出し、ボール1の回転操作によって、機器のディスプレイ画面上でのカーソルやポインタの移動操作が行われることも、従来の技術の場合と同様である。
【0021】
そして、ボール1の回転操作によってカーソルやポインタを所定の位置まで移動させた後、ボール1を押圧操作してスイッチ4を動作させると、画面上に表示された内容の選択決定等が行われることも従来の技術の場合と同様であるが、図3に示すように、Z方向検出手段であるスイッチ4が操作された場合、マイコン10は、その操作開始直前及び操作終了直後の所定時間tの間、エンコーダ2Bや3Bからの信号を無効なものとして処理するように構成されている。
【0022】
従って、ボール1をZ方向へ押圧操作した際、誤ってボール1を回転させてしまっても、スイッチ4の操作開始直前及び操作終了直後の所定時間tの間は、マイコン10がエンコーダ2Bや3BからのXY方向の信号を無効なものとして処理するため、カーソルやポインタが選択した位置とは異なる位置に移動して、選択決定してしまう誤操作は生じない。
【0023】
このように本実施の形態によれば、ボール1のZ方向操作時に誤ってXY方向操作を行っても、操作開始直前及び操作終了直後の所定時間tの間はXY方向操作が無効化されるため、誤操作が生じ難く、操作の容易な入力装置を得ることができるものである。
【0024】
また、操作手段をZ方向に操作した時に制御手段が、その操作開始から終了までの間、XY方向検出手段からの信号を無効なものとして処理することによって、制御手段にZ方向検出手段とXY方向検出手段の信号が同時に重なって入力された場合にも、正確な操作を行うことができる。
【0025】
つまり、図3に示すように、ボール1をZ方向へ押圧操作した際、マイコン10が操作開始から終了までの所定時間Tの間、エンコーダ2Bや3Bからの信号を無効なものとして処理することによって、例えば波形eのように、スイッチ4がオンするタイミングと同時に重なって入力されるものが生じた場合でも、この波形eは無効なものとして処理されるため、より誤操作を生じ難くすることができる。
【0026】
なお、以上の説明では、入力装置として、ボール1を回転操作或いは押圧操作するトラックボールを用いて説明したが、平坦なパッド上に指を移動させてXY方向を検出し、強く押圧することでZ方向の検出を行う、所謂平面パッド等を用いても本発明の実施は可能である。
【0027】
また、エンコーダ2Bや3B、スイッチ4に代えて、圧力や光、磁気等を検出する素子をXYZ方向検出手段としてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、誤操作が生じ難く、操作の容易な入力装置を得ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による入力装置の要部平面図
【図2】 同ブロック回路図
【図3】 同信号波形図
【図4】 従来の入力装置の要部平面図
【図5】 同信号波形図
【符号の説明】
1 ボール
2 X方向検出手段
2A,3A 軸
2B,3B エンコーダ
3 Y方向検出手段
4 スイッチ
6 配線基板
10 マイコン
Claims (1)
- X方向及びこれと直交するY方向に操作可能な操作手段と、この操作手段のXY方向の操作を検出するXY方向検出手段と、前記操作手段の下方に配置され、前記操作手段の前記XY方向と直交するZ方向の操作を検出するZ方向検出手段と、前記XY方向検出手段および上記Z方向検出手段から得られる信号によって前記操作手段の操作を認識する制御手段からなり、前記操作手段をZ方向に操作した時に前記制御手段が、その操作開始直前の所定の時点から操作終了直後の所定の時点までの間、XY方向検出手段からの信号を無効なものとして処理する手段を含む入力装置。
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- 2001-04-09 JP JP2001109610A patent/JP4134524B2/ja not_active Expired - Fee Related
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