JP4132445B2 - バーコード照射用ledの光量調整方法 - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は、ペン型ハンディターミナルに関し、バーコードリーダ部を内蔵する構造で、光源にLEDを採用する場合、点灯方法を制御する事でLEDの輝度のバラツキを低減するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナル60は、図1の様なタイプで先端部に照明用としてLED64を内蔵している。この場合、使用するLEDは、LEDから発せられる光が当たった場所が確認できるように可視光のLEDを採用する。可視光のLEDは、輝度のバラツキが大きく何らかの制御を加えないとバーコードリーダ用の光源としては利用出来なかった。通常図2に示した回路で、駆動信号61をハイにし、LEDを点灯させながらの光量を照度計(図示せず)で測定し、可変抵抗62でLED63に流れる電流を制御する事で、明るさを制御し予め決められた一定の輝度に調整し、バーコードリーダ用の光源として使用していた。但し、この可変抵抗調整方式では、図1の構成上、ハンディターミナルの筐体の表面上に可変抵抗62を露出できないため、バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナル60の組立前の基板の状態で予め輝度のバラツキを調整する事になる。組立後問題が発生した場合には、再度分解し再調整が必要となり非常に手間が掛かっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って上記従来技術の方式では、LED63の輝度のバラツキを補正するために作業者が部品の選別をし、かつ可変抵抗(VR1)62を変更し、LED1(63)の輝度を一定範囲に調整する必要がある。部品選別作業は人の手に頼るため工数が掛かり、調整作業は熟練技術が必要で合わせて作業ミスが伴う可能性もある。LED63の輝度のバラツキで可変抵抗で調整した後には、振動や落下で変化しないよう接着剤で固定する必要がある。しかし可変抵抗62は、時間の経過とともに経年変化が発生し抵抗値が変化したり、振動や落下等で可変抵抗のツマミが回り抵抗値がズレてしまいバーコードリーダ用光源の光量が変化し、バーコード64の読み取り率低下の原因となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルにおいて、該バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルに内蔵されているバーコード照射用LEDの光量調整を行うLED駆動回路において、前記LED駆動回路はバーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルのCPUに内蔵されているパルス幅可変制御機能(PWM)を利用して、LED点灯時間の長短を決定するデュティ比を制御プログラムに設定し、前記制御プログラムにより、パルス幅を可変するバーコード照射用LEDの光調整方法を提案するものである。
【0005】
【発明の実施と形態】
LED駆動回路構成は、CPUに内蔵されているPWM機能を活用する。PWM機能とは、Pulse Width Modulationの略でCPUから発生するパルス幅を0〜100%の任意に出力を可変する事が出来る機能である。例えば輝度が暗いLEDの場合、点灯時間を長くするためデュティー比(図5)を大きく(ONの間隔を長くする)とり、逆に輝度が明るいLEDの場合は点灯時間を短くするためにデューティ比を小さく(ONの間隔を短くする)プログラムにて設定する。
【0006】
【作用】
即ち本発明のように構成するバーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルは、バーコードを照射する為の光源用LEDの輝度調整用に可変抵抗を使用することなく、光量を調整し輝度を一定範囲に制御する。
【0007】
【実施例】
まず最初に本発明のバーコード内蔵ペン型ハンディターミナルに使用するLED2(12)図4参照の光量のバラツキの範囲を測定する。一般に市販されているLED2(12)は、10〜20mA程度電流を流すと効率良く発光する。今回はパルス駆動で点灯するためバーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナル本体に設けられたCPU3が暴走したり、プログラムにバグがありパルスのデューティー比が崩れ全点灯(デューティ比100%)した状態でもLED2(12)を破壊しない15mAとする。(デューティ比50%の時15mAに設定すれば、LED2(12)が全点灯しても30mAでLEDが破損することは避けられる。)LED12に15mA電流を流し点灯させ100個のサンプルの輝度を照度計で測定する。次に輝度のバラツキの範囲を決める。回路に使用している抵抗は、一般的な抵抗精度±5%のものを採用しているので、±5%のもの採用しているので、±5%以下の精度で輝度を調整してもコストが上がるだけで意味が無い。LED2(12)の輝度は、照度計で測定した場合±5%以内を適正値と決定した。
【0008】
次に、図3のブロック図を用いて説明する。参照符号1は、フラッシュROMでありLEDの輝度を調整する為のプログラムが登録されている。参照符号2はRAMであり、CPU3からの指令に対処する。参照符号4は表示装置としてのフルグラフィックLCDであり、図示しない操作者に対する様々な表示を行う。バーコードリーダ5は上記フラッシュROM1やRAM2にバーコード(図示せず)からの情報を蓄積する為のリーダ部である。参照符号6はキー入力部であり、入力する必要のある数値や符号、業務選択の入力を行う為に設けられている。カレンダ機能7は、ハンディターミナル本体の日時機能を司る部分である。参照符号8は、メイン電池であり上記した構成部品を駆動させる為の電源を供給する部分である。参照符号9はサブ電池であり、上記メイン電池8の容量が切れた場合に、メイン電池をサポートする為に設けられているものである。
【0009】
次に図4を用いて説明する。CPU3には16ビット程度の性能を持つものを使用し、PWM機能とADC機能が内蔵されたものを使用する。バーコードを照射する為の発光回路は電流を制限する為の抵抗R4を介してCPU3に設けられているPWMポート11でパルス駆動できる構成にする。バーコード(図示せず)を照射した光を受光する回路は、光を検出するフォトダイオード(FD1)、フォトダイオード(FD1)で検出した信号を増幅するアンプ(AMP1)、高周波ノイズをカットするローパスフィルタ(LPF1)、ローパスフィルタ(LPF1)を通過した信号をCPU3で読み取る為に、アナログディジタル変換をする為のADCポート13から構成する。次に、予めプログラムにてLED12の輝度の初期値を設定しフラッシュROM1に格納しておく。図6に示したLED駆動用周波数は10KHzにパルス幅のデューティー比を50%とする。初期値をLED駆動用周波数は100KHzにパルス幅のデューティー比を50%と決定する根拠は、一般的にバーコードリーダ5に設けられている受光素子(図示せず)の増幅回路の後にローパスフィルタ14が内蔵されており、ペンタイプのバーコードリーダは手動操作のため、5KHz(分解能0.1mm、走査速度1mとしてバーコードを読んだ場合)の周波数が通過できれば通常のバーコードの読み取りが出来る。5KHzの信号を通過させるには10KHzのローパスフィルタ(LPF1)が必要である。10KHzのローパスフィルタ(LPF1)14の10倍以上周波数の早さのパルス信号がローパスフィルタ14を通過すれば殆ど減衰し、信号にLED2(12)の駆動パルスが回り込まなくなり、問題はなくなる。そのためにLED2(12)の駆動周波数を100KHzに決定した。
【0010】
上記図4に示した回路の動作に沿ってLED2(12)の輝度のバラツキ補正手順について説明する。ペン型ハンディターミナル60(図1参照)を起動した際、フラッシュROM1に予め登録されている輝度調整プログラムを実行させ、CPU3に設けられているPWMポート11から初期設定値である100KHz、50%のデュティー比(図6参照)のパルスを発生させ、LED2(12)を点灯させる。このとき、バーコードリーダ5の先端から発光する光量を照度計(図示せず)で計り適正値を越えていれば、予めプログラムで決めておいたキー入力部6の決められたキー2(60)を押することにより、徐々にデューティー比を小さくし、図5に示す様に(50%から40%、30%)のようにして適正値内に収まる様に調整する。逆に適正値を下回れば、予めプログラムで決めておいたキー入力部6の定められたキー1(60)を操作することにより、徐々にデューティー比を大きく(図6に示している様に50%から60%、70%)し、適正値内に収まる様に調整する。尚、初めからLED輝度の範囲が適正値内に収まっている場合にはデューティー比を調整する必要は無い。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればLEDの輝度のバラツキを補正するために可変抵抗を調整する必要がなくなり、不具合が発生した時バラシたり組立直しが要らなくなったことで工数削減が実現できた。併せて、可変抵抗が不要に成ったため落下や振動させても抵抗値が変わることがなくバーコードの読み取り率が安定し品質向上にも貢献できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のペン型ハンディターミナルの形状図
【図2】 従来のLED駆動回路
【図3】 バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルの構成図
【図4】 発光部/受光部のブロック図
【図5】 デューティー比の説明図
【図6】 駆動パルスとデューティー比の説明図
【図7】 輝度を暗くする時のデューティー比の説明図
【図8】 輝度を明くする時のデューティー比の説明図
【符号の説明】
1 フラッシュROM
2 RAM
3 CPU
4 フルグラッフイックLCD
5 バーコードリーダ
6 キー入力部
7 カレンダー機能
8 メイン電池
9 サブ電池
10 ペン型ハンディターミナル
11 PWMポート
12 LED
13 ADCポート
14 ローパスフィルタ
Claims (1)
- バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルにおいて、該バーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルに内蔵されているバーコード照射用LEDの光量調整を行うLED駆動回路において、前記LED駆動回路はバーコードリーダ内蔵ペン型ハンディターミナルのCPUに内蔵されているパルス幅可変制御機能(PWM)を利用して、LED点灯時間の長短を決定するデュティ比を制御プログラムに設定し、前記制御プログラムにより、パルス幅を可変することを特徴とするバーコード照射用LEDの光調整方法。
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JP21300699A Expired - Fee Related JP4132445B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | バーコード照射用ledの光量調整方法 |
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