JP4132401B2 - 藻場造成用構造物の施工方法 - Google Patents

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    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海藻類を中心とする藻場(海中林ともいう。)を造成し、魚介類の繁殖をもたらすべく海中環境を改善するための技術に係り、詳しくは、施工性に優れ、立体的で永続性のある藻場を高い成功率で形成することができる藻場造成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、我国においては沿岸漁業の振興が重要な課題であり、魚介類、海藻類の増殖および養殖が図られている。しかるに、沿岸部においては種々の原因によって藻場が消滅し、藻場を生活の場としている魚介類が激減する、いわゆる「磯焼け」と呼ばれる現象が各地に拡大し、特に水産業には大きな打撃を与えている。さらに、国外においても同様な現象が増加傾向にあり、藻場の衰退は水産資源の減少につがると同時に、沿岸環境の悪化を招き、地球的な規模で問題となりつつある。
【0003】
海藻類は、一般に比較的浅い海底の岩石表面に着生し、そこで繁殖するものが多い。ところが、磯焼け海域では近くに母藻が存在しないため胞子の供給源がないことや、岩石が石灰藻で覆われ、海藻が着生し難いこと等により、海藻の生育環境としては極めて悪い状況になっている。また、砂泥質の海底では海藻の生育は元々困難である。したがって、このような磯焼け海域での藻場の再生や砂泥海域での藻場造りにおいては、海藻の導入・移植を図ることが重要である。
【0004】
従来、藻場の造成方法としては、種々の工夫を施した海藻礁を海中に設置し、その海藻礁に海藻が自然着生するのを待って造成する方法などが知られている。(実公平3−56199号、実開平4−71448号)。しかしながら、これら従来方法は、海中に浮遊する胞子の自然着生に依存するため、特に重要な造成初期における海藻の着生状態が不確定な自然的要素によって大きく左右されるばかりか、藻場造成に時間がかかる。また、そこで使用される海藻礁は平面的な形状の構造物であるため、海底の単位面積あたりの海藻導入量が必ずしも十分ではないなど、造成効率や確実性の点において根本的な問題があった。しかも、着生した海藻が砂泥等が原因で消失しやすく、その永続性にも改善が求められていた。
【0005】
そこで、本主願人は、上記従来技術が抱える問題点について種々の観点から検討したところ、ブロック状の基盤に柱状体を立設した立体的なコンクリート構造物が海藻の着生床として好適な形状であることに着目し、この柱状部に藻場造成の核となる海藻種苗を取着することにより、立体的で永続性のある藻場の形成が可能な造成方法を提案した(特許第2905432号)。具体的には、棒状体等の適宜形状の担持基体に予め付着させた状態の海藻種苗を、台船上において前記構造物の柱状部の複数個所に取着した後、海底の所定位置に沈設するものである。この方法によれば、柱状構造物の採用により、海藻が繁茂するのに要する期間、海藻礁としての永続性、単位面積あたりの導入量等、藻場造成に重要な機能のいずれの点においても従来の平面的な構造物を利用する方法に比べて大幅に改善され、良好な結果が得られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人は、かかる造成方法を広く普及させるには、施工作業が簡便で施工上の制約も少なく、またコスト面においても一層の低減が必要であるとの認識のもとにさらに検討を重ねた結果、本発明に想到したのである。すなわち、海藻種苗は、空気中に置かれる時間が長くなるほど加速度的にその鮮度が低下し、藻体にはダメージとして残る。そして、鮮度の低下した種苗を藻場造成に使用した場合には、沈設後に枯死しやすく、定着率の低下につながる。さらに、海藻は雨に対しても弱いことから、施工中における海藻種苗の取扱いには十分な配慮が必要である。特に、幼体海藻のように抵抗力の小さい種苗にはその影響は強く現れるため、作業時間や気象条件の制約は一段と厳しくなる。ところが、大規模な藻場造成を行うには大量の海藻種苗が必要であり、その場合には、種苗供給の点から養殖した幼体海藻の使用が不可欠である。このため、幼体海藻であっても施工しやすいことが望まれる。
【0007】
そこで、本発明では、造成用構造物に対する海藻種苗の取着方法を見直すことにより、作業性が向上し、施工上の制約も少ない施工方法を提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による藻場造成用構造物の施工方法では、海藻の着生床となる柱状部を備えた藻場造成用構造物を台船に搭載し、沈設に際してその適宜部位に、海藻種苗を予め付着させた適宜形状の担持基体を仮止めした上、当該藻場造成用構造物を海底の所定位置に沈設し、海中において前記担持基体を仮止め位置から柱状部の所定位置に移動して固定することを特徴としている。
【0009】
この方法によれば、藻場造成の核となる海藻種苗は、造成用構造物に仮止めされる間は空気中に晒されるが、台船上で柱状部の所定位置に固定する従来方法に比べると、その時間ははるかに短いから、藻体が受けるダメージは少ない。したがって、従来方法との比較では、柱状部に対する固定個所が多くなるほど、施工完了時における海藻種苗の鮮度に大きな差が生じる。さらに、海藻種苗は担持基体を介して海中で造成用構造物の柱状部に固定されるから、藻体の仮根部を損傷させずに鮮度を維持した良好な状態の種苗として移植することができ、移植後の定着率は大きく向上する。また、海藻種苗の柱状部に対する取着作業では、施工中の雨や風の影響は、海上での作業に比べて海中のほうがはるかに少ない。特に、葉状部が大きく育った海藻種苗を柱状部上方に取り付ける場合には、梯子等が必要な台船上での作業に比べ、海中ではその重量が軽減されるとともに、作業員の柱状部の高さ方向への移動が容易であることから、施工性も大幅に向上する。
【0010】
なお、海藻種苗が付着した状態の担持基体を藻場造成用構造物に仮止めする方法としては、例えばこの種の構造物にはほとんど設けられている吊下げ用のフックを利用し、これに複数個の担持基体を直接あるいは適宜部材を用いて間接的に取り付けてもよいが、担持基体を開閉可能なリング状体とし、これを取着すべき柱状部の下端部分に予め必要な数を嵌挿するのが好適である。この場合、海中での所定位置への固定は、担持基体をそのまま上方に持ち上げてそれぞれ所定位置に固定すればよいので、作業性の点で優れている。また、複数個の担持基体をワイヤー等で連結し、そのうちの1個のみを柱状部に仮止めもしくは固定して残りのものを柱状部近傍に繋ぎ止めた状態で沈設した後、未固定の担持基体をワイヤー等から外して柱状部の所定位置に順次取り付けることもできる。この仮止め方法は、1本の柱状部に対して複数個の担持基体を固定する場合に特に効果的である。また、リング状担持基体の具体例としては、本出願人が既に提案している特開平10−136813号あるいは特願平10−324368号に記載のものが好適であるが、もちろんこれに限定されるものではない。
【0011】
次に、藻場造成用構造物の形状としては、前記海藻種苗付き担持基体を固定する柱状部があれば、その余の部分の形状は特に限定されず、造成区域の状況等に応じて適宜選択すればよい。具体例を幾つか挙げると、十字状や矩形状などのブロックを基盤とし、これに複数本の柱体を互いに間隔をあけて立設したもの、あるいは並型漁礁と称される立方体の各辺を格子枠状に連結一体化したものなどが好適である。さらに、これら造成用構造物の柱状部外周面には周溝を形成し、この周溝に前記リング状担持基体を嵌着するようにすれば、担持基体が造成用構造物に確実に固定されることにより、移植した藻体の仮根が短期間で造成用構造物に定着するとともに、複数個の担持基体を1本の柱状部に所定間隔で取り付ける場合の目印としても使用できる。なお、柱状部の長さは沈設場所の深度、移植する海藻種苗の種類等により異なるが、一般的には30m程度よりも浅い海域を対象として適宜長さが選択される。海藻種苗の種類としては、アラメ、カジメ、クロメ、コンブ等の大型海藻が造成効果の点から好まれるが、もちろんこれに限定されるものではなく、造成場所の環境等に適した種類を選択すれば良い。特に、海藻種苗としてツルアラメを用いる場合には、他の海藻に比べて水深に対する適応性が著しく高いことから、柱状部の長さを大きくして海中を有効に利用することができる。また、1本の柱状部に間隔をおいて複数個の担持基体を取り付ける場合には、近接しすぎると海藻同士が互いに競合し合い、また離れすぎると藻場造成にそれだけ時間がかかることになるので、担持基体の間隔は適用する海藻の種類、種苗の大きさ、生育段階等により適宜選択される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。図1ないし図2は、本発明による藻場造成用構造物の施工方法の一例を示す説明図である。ここで使用する藻場造成用構造物1は、平面視矩形状のコンクリート基盤2の上面に、4本のコンクリート製柱体3を互いに等間隔で立設一体化したものである。なお、実施例における柱状部3の高さは約4mで、基盤2の一辺は約3mに形成されている。
【0013】
また、図3は上記実施例において使用する海藻種苗付きの担持基体10の平面図であって、適度な弾性を有する合成樹脂により開閉可能なリング状体として形成され、藻場造成用構造物1の柱状部3に対して横方向から嵌着可能となっている。そして、その両端部分にはリング状態を保持するための互いに掛合する突起11と、周方向に並置された複数の掛止孔(図示せず)が設けられ、これら掛止孔の適宜位置を選択することにより、仮止め時あるいは最終的に固定する際の最適な径に適応できるようになっている。さらに、担持基体10の外周面には複数個のL字状のフック14が所定間隔で設けられ、ワカメ養殖等において広く行われているロープ養殖法により育成されたコンブ科海藻等の海藻種苗12が、そのロープ(親綱)13に着生した状態でそれらフック14に嵌入されている。
【0014】
次に、上記部材を用いた本発明の施工方法について説明する。まず、台船20上に多数の藻場造成用構造物1と水槽(図示せず)を搭載し、その水槽内には必要数の海藻種苗付き担持基体10を収容して造成海域の上まで進み、その海面下ではダイバーAが待機する。そして、台船20上においては、作業員Bが前記水槽から海藻種苗付き担持基体10を取り出し、藻場造成用構造物1の各柱状部3の下端部分にそれぞれ複数個ずつ積み重ねるようにして嵌挿する(仮止め)。次いで、基盤2の上面に予め植設した吊下げ用のフック(図示せず)にワイヤー23を掛けてクレーン21により海底に下ろす。なお、海藻種苗付き担持基体10を各柱状部3の下端部に仮止めする場合には、複数個の担持基体10をロープやワイヤー等により互いに連結し、そのうちの1個を柱状部3の下端部にきちんと固定し、残りのものについては柱状部3に対して緩い状態でもよく、また柱状部3の長さ等によっては全てが遊嵌状態でもよい。要は、藻場造成用構造物1を沈設する際に外れない程度に止めてあれば支障はない。一方、海底で待機していたダイバーAは、下りてきた藻場造成用構造物1の設置位置を台船上の作業員と協働して調整し、それが完了すると(図1参照)、ワイヤー23を藻場造成用構造物1から外す。台船上では、ワイヤー23が外されたことを確認すると、クレーン21のフック22を巻き上げ、次の沈設作業に備える。
【0015】
次に、海中のダイバーAは、図2に示すように、各柱状部3の下端部分に仮止めしてある複数個の海藻種苗付き担持基体10を、そのまま纏めて上方に移動しながら、柱状部3の下部から順次所定位置に固定する。なお、これとは逆に柱状部3の下端部分に仮止めしたものを柱状部3の最上部に纏めて移動し、上から下に下りながら順次固定してもよく、この場合には柱状部3の下部よりは上部に仮止めしておくと都合がよい。また、仮止め状態の複数個の海藻種苗付き担持基体10を柱状部3から外し、これらを例えばダイバーAの腕に嵌め、その状態で腕から1個ずつ取り出して柱状部3の下部から順番に上部まで取り付けるようにしてもよい。ところで、実施例の柱状部3には、担持基体10と嵌合する周溝(図示せず)が所定間隔で形成されており、この周溝内にて担持基体10を柱状部3に対して固定する。これにより、海藻種苗付き担持基体10は取着後においてずれ動くことはなくなり、海藻の構造物への着生を短期間で確実なものとする。ダイバーAが海中でかかる固定作業を行っている間に、台船20上では、作業員Bが次に沈設する藻場造成用構造物1に対して必要数の海藻種苗付き担持基体10を同じように仮止めし、次の沈設作業に備える。
【0016】
このように、台船20上と海中とでそれぞれの役割に応じた作業が行われる。例えば、藻場造成用構造物1の柱状部3が4本で、各柱状部3に対してそれぞれ7個の海藻種苗付き担持基体10を取り付ける場合、台船上の作業員とダイバーがそれぞれ2名ずつとしたときの標準的な作業時間は次のとおりである。すなわち、台船上での作業として、必要数の海藻種苗付き担持基体10を用意して各柱状部3へ7個ずつ分配してその下端部に仮止めし、これを海中に下ろして位置決めが完了するまでに要する時間は約5分である。一方、海中での作業として、仮止めされた各海藻種苗付き担持基体10を柱状部3の所定位置にそれぞれ移動して固定するのに要する時間もほぼ同程度であり、両者の作業時間に偏りがない。このため、次々と沈設作業を繰り返すことが可能であり、きわめて施工効率がよい。これに対して、各柱状部3の所定位置への固定をすべて台船20上で行う従来方法では、梯子等が必要な高所部への取付に特に時間がかかることから、構造物1個の施工に要する時間はその分だけ長くなり、仮止めした状態で沈設する本発明の施工方法に比べると、一定時間内に施工できる数量に大きな差が生じる。因みに、上記条件で施工した場合、本発明の施工方法における1基あたりに要する作業時間は、10〜15分程度であるのに対して、台船上で所定位置に固定してから沈設する従来方法では20分以上である。この施工効率の差は、海が穏やかな状態でない条件下では一段と広がる。また、海藻種苗は雨や直射日光に対して弱く、空気中に放置される時間が長くなるとその鮮度は加速度的に低下し、藻体にはダメージとして残ることから、施工中の気象条件および海上での取扱い時間の長短は、移植後の定着率にも大きな影響を及ぼしている。これら藻体の鮮度低下につながる因子は、成長した藻体に比べ、幼体段階の海藻種苗ほどその影響が大きいことが確認されている。したがって、海上での作業が短時間で済む本発明による施工方法は、従来方法に比べて施工性および成功率のいずれにおいても向上し、特に大規模な藻場造成に必要な幼体段階の海藻種苗にも適用するのに好都合である。
【0017】
図4は、海藻種苗を付着させた担持基体10の仮止め方法が異なる他の実施例である。この場合には、予め所定数の担持基体10を細径のロープ15により連結し、そのうちの1個を藻場造成用構造物1の柱状部3の最下部の所定位置に固定した状態で所定位置に沈設する。そして、ロープ15により結束されている残りの担持基体10を最下部の担持基体10から分離し、前記実施例と同様にダイバーの腕に嵌めたり、あるいはロープ15で結束したままダイバーの体の一部に取り付けるなどして移動しながら、柱状部3の次の位置から順次上の所定位置に取り付けていく。なお、ロープ15等で束ねた担持基体10を藻場造成用構造物1の吊下げ用フックあるいは柱状部3の適宜位置に仮止めすることはもちろん可能であり、また固定の順番についても柱状部3の最上部から順次下部位置に下りるようにして取り付けてもよい。
【0018】
図5は、藻場造成用構造物の形状が異なる別の実施例である。この藻場造成用構造物30は、並型漁礁と称される漁礁用のコンクリート構造物を海藻の育成礁に転用したものである。このような構造物を使用する場合でも、前記実施例と同様に海藻種苗を付着させた担持基体10を台船上で柱状部31の適宜部位に仮止めし、この状態で沈設してから海中で所定位置に移動して固定することにより、藻場造成が可能である。なお、通常の並型漁礁では骨格としての各格子枠が断面矩形に形成されているが、実施例では海藻種苗を付着させた担持基体10が取り付けられる柱状部31は断面円形に形成されている。もちろん断面矩形でも何ら問題はなく、その場合には担持基体の形状をそれに適合した形状にするか、あるいは柱状部の断面形状に追随できるように変形可能な素材で形成すればよい。
【0019】
なお、上記実施例では、海藻種苗を付着させた担持基体を台船上において柱状部の下端部分に仮止めする事例について説明したが、例えば藻場造成用構造物を海面上に吊り下げた状態で柱状部の上端部分に仮止めしたり、あるいは藻場造成用構造物の一個所にまとめて仮止めしてもよく、さらに担持基体や藻場造成用構造物を他の形状に変更するなど、この発明の技術思想内での種々の変更実施はもちろん可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による藻場造成用構造物の施工方法では、海藻種苗を付着させた担持基体を藻場造成用構造物の適宜部位に仮止めした状態で沈設し、その後、海中において藻場造成用構造物の柱状部の所定位置まで移動して固定するものであるから、藻場造成の核となる海藻種苗を良好な状態で造成用構造物の所定位置に取り付けることができる。これにより、海藻種苗の定着率が向上し、また柱状構造物の利点が発揮され藻場造成の成功率が高まる。
【0021】
さらに、施工中における雨や風の影響は、台船上に比べて海中のほうが少なく、特に海藻種苗の柱状部に対する固定作業については、その影響を受け難いことから施工条件が緩和され、施工性の向上、コストダウンにつながるなど、本発明による効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による施工方法における沈設作業中の状態を示す概略説明図である。
【図2】 同じく海藻種苗を付着させた担持基体を所定位置に移動する状態を示す概略説明図である。。
【図3】 本発明において使用する海藻種苗を付着させた担持基体の一例を示す平面図である。
【図4】 本発明による施工方法の他の例を示す概略説明図である。
【図5】 他の藻場造成用構造物を用いた施工方法を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1,30…藻場造成用構造物、2…基盤、3,31…柱状部、
10…担持基体、12…海藻種苗、15…ロープ、20…台船、
21…クレーン

Claims (4)

  1. 海藻の着生床となる柱状部を備えた藻場造成用構造物を台船に搭載し、沈設に際してその適宜部位に、海藻種苗を予め付着させた適宜形状の担持基体を仮止めした上、当該藻場造成用構造物を海底の所定位置に沈設し、海中において前記担持基体を仮止め位置から柱状部の所定位置に移動して固定することを特徴とする藻場造成用構造物の施工方法。
  2. 前記担持基体が柱状部に外嵌可能なリング状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の藻場造成用構造物の施工方法。
  3. 前記担持基体の仮止め位置が柱状部の下端部分であることを特徴とする請求項1または2に記載の藻場造成用構造物の施工方法。
  4. 前記柱状部の外周面に周溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の藻場造成用構造物の施工方法。
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