JP4131506B2 - 水分散粉体塗料の製造方法 - Google Patents

水分散粉体塗料の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水分散粉体塗料の製造方法に関し、より詳しくは、水分散粉体塗料を用いて形成される塗膜中の親水性化合物の含有量が少なく、耐水性や耐湿性が良好であり、長期耐久性を有する塗膜を形成することのできる水分散粉体塗料を簡単な操作で製造できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉体塗料の製造方法としては、塗料の配合に固形原料を使用し、塗膜形成主要素である樹脂と、必要に応じて配合される塗膜形成副要素(可塑剤、硬化促進剤、架橋促進触媒、表面調整剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、流動性調整剤、垂れ防止剤、消泡剤等)及び/又は顔料とをヘンシェルミキサーなどの混合機で均一に混合し、エクストルーダーや熱ロール等の混練機により溶融練合し、冷却し、その後、粉砕することによりペレット化し、該ペレットをハンマーミル、ジェットミル等の粉砕機によって微粉砕した後、分級して粉体塗料を製造する方法が一般的であった。
【0003】
上記の溶融練合法と粉砕法との組合せによる粉体塗料の製造方法においては、多数の色の要求に対応しようとする場合、1品種毎、或いは1色毎に色合わせを検討して、配合物中に組み合わせる顔料の種類と配合量を確定した後、配合から塗料化までを1ロットで実施する必要があった。このように、1品1生産と、大変手間がかかると共に、色や、樹脂系が異なる度に練合分散機等の装置を清掃する必要があった。従って、1品種大容量の粉体塗料の製造には有効な方法であるが、少量で多品種の粉体塗料の製造には適応し難かった。
【0004】
上記のような諸問題を解消し得る粉体塗料の製造方法としては、溶剤型原色塗料から調色して所望の色の溶剤型塗料を作成した後、この溶剤型塗料から相転換法によって溶剤分を除去し、樹脂粒子を形成させ、該樹脂粒子を回収することが考えられ、本出願人は、先に、樹脂と該樹脂を溶解させる有機溶媒とを含有する塗料組成物を、該樹脂に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが該有機溶媒とは相溶性のある他の有機溶媒中に撹拌しながら分散混合して相転換により微粒子分散液を形成させ、得られた微粒子分散液から微粒子を分離し、乾燥させることにより、微細な球形粒子からなり、平滑性や鮮映性の良い塗膜を形成することができる粉体塗料が得られることを見出し、特許出願した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような製造方法では、分離、乾燥工程において、樹脂粒子表面に付着している該塗料組成物を構成していた有機溶媒も、相転換法で使用した有機溶媒も完全に除去することが必須であった。その理由は、塗料組成物を構成していた有機溶媒と相転換法で使用した有機溶媒とが混合した状態で樹脂粒子表面に付着又は残留したままにしておくと、相転換法で使用した有機溶媒が先に蒸発する傾向があり、その結果として、蒸発と共に、塗料組成物を構成していた有機溶媒、即ち樹脂に対し溶解力のある溶媒の濃度が高くなり、その結果、樹脂粒子の表面が時間の経過と共に溶解し、樹脂粒子が相互に付着して粉体塗料としての流動性を失うことになるからである。
【0006】
この分離、乾燥工程は、多量の混合有機溶媒中から樹脂粒子を補集し、脱溶媒する工程であり、上記のような問題が生じないようにするためには、樹脂粒子表面に付着している残留有機溶媒を樹脂粒子表面から出来るだけ速やかに且つ完全に除去する必要があり、それでフィルターや金網で濾過した後、更に遠心分離機や気流乾燥機で処理したり、真空乾燥を行ったりしている。
【0007】
しかしながら、粉体塗料を水分散粉体塗料として保管し、塗装に用いる場合には、水と相溶性があり且つ塗料に悪影響を及ぼさない溶剤であれば、そのような溶剤が水分散粉体塗料中に残留していても問題にはならないことを見いだした。もちろん、塗料の特性と環境保護の観点からは含有溶剤等が少ないことが好ましい。
【0008】
本発明は、欠点の少ない上記のような水分散粉体塗料の製造方法を提供すること、特に水分散粉体塗料を用いて形成される塗膜中の親水性化合物の含有量が少なく、耐水性や耐湿性が良好であり、長期耐久性を有する塗膜を形成することのできる水分散粉体塗料を簡単な操作で製造できる方法を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の課題を達成するために鋭意検討の結果、溶剤型塗料から相転換法で溶剤分を除去する時に使用する非溶媒又は貧溶媒として親水性のある非溶媒又は貧溶媒を使用すれば、次工程で樹脂粒子を水中に分散させる時に、多少の非溶媒又は貧溶媒が樹脂粒子と共に残留していても水性分散粉体塗料化に何ら支障が無いことを見いだした。また、この親水性の非溶媒又は貧溶媒が樹脂粒子表面に付着していると、フィルターや金網で濾過し、樹脂粒子を補集した後に水中に湿潤させて分散させる時に使用する湿潤用界面活性剤の添加量は、樹脂粒子を完全に乾燥させた後に水中に分散させる場合に比較して、少なくてよいことも判明した。
【0010】
即ち、本発明の水分散粉体塗料の製造方法は、
(1)塗膜形成主要素である樹脂(A)及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物を、該樹脂(A)に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが該有機溶媒(B)とは相溶性のある親水性有機溶媒(C)中に撹拌しながら分散混合して、相転換により微粒子分散液を形成させる工程、
(2)上記(1)の工程で得られた微粒子分散液から該親水性有機溶媒(C)が付着した状態で微粒子を分離する工程、及び
(3)上記(2)の工程で得られた該親水性有機溶媒(C)が付着している微粒子を水中に分散させる工程
を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の水分散粉体塗料の製造方法は、
(1)塗膜形成主要素である樹脂(A)及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物中に、該樹脂(A)に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが該有機溶媒(B)とは相溶性のある親水性有機溶媒(C)を該樹脂(A)の相転換を生じさせる量以下の量で添加する工程、
(2)上記(1)の工程で得られた塗料組成物を該親水性有機溶媒(C)中に撹拌しながら分散混合して、相転換により微粒子分散液を形成させる工程、
(3)上記(2)の工程で得られた微粒子分散液から該親水性有機溶媒(C)が付着した状態で微粒子を分離する工程、及び
(4)上記(3)の工程で得られた該親水性有機溶媒(C)が付着している微粒子を水中に分散させる工程
を含むことを特徴とする。
【0012】
更に、本発明の水分散粉体塗料の製造方法においては、微粒子分散液から微粒子を分離する工程において該親水性有機溶媒(C)が該樹脂(A)の重量に対して1重量%以上付着した状態で微粒子を回収し、次の工程において該親水性有機溶媒(C)が付着している微粒子を水中に分散させることも可能であり、この方が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の水分散粉体塗料の製造方法について詳細に説明する。
本発明の製造方法においては、塗膜形成主要素である樹脂(A)として、従来から粉体塗料の製造に用いられている樹脂を特に制限なく用いることができる。そのような樹脂の具体例としては、アルキド樹脂、ポリエステル−ウレタン硬化系樹脂、ポリエステル−エポキシ硬化系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、アクリル−ポリエステル系樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ブロックイソシアネート樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、アミド樹脂、ABS樹脂、ノボラック樹脂、フェノキシ樹脂、ブチラール樹脂、ケトン樹脂等を挙げることができる。
【0014】
塗膜形成主要素である樹脂(A)が熱硬化性樹脂である場合には、樹脂(A)として、上記で例示した樹脂(主剤)に対する硬化剤を併用することができる。そのような硬化剤としては、例えば、二(多)塩基酸、酸無水物、アミノ化合物、グリシジル基含有化合物、アミノプラスト樹脂、ブロックイソシアネート等を挙げることができ、代表的な硬化剤としては、ジシアンジアミド、酸ヒドラジド、トリグリシジルイソシアヌレート、イソホロンジイソシアネートブロック体等を挙げることができる。また、二塩基酸としては、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,20−エイコサンジカルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、マレイン酸、フタル酸、シクロヘキセン1,2−ジカルボン酸等を挙げることができる。
【0015】
本発明の製造方法においては、樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)として、樹脂、硬化剤、添加剤等を溶解する通常の有機溶媒を使用することができる。例えば、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素系有機溶媒、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル類などを好適に使用することができる。
【0016】
本発明の製造方法において実際に用いる有機溶媒(B)としては、後続工程の相転換法において有機溶媒(B)が塗料組成物(樹脂溶液)から非溶媒又は貧溶媒である親水性有機溶媒(C)中に移行し易く、且つ有機溶媒(B)と親水性有機溶媒(C)とを精製分離し、回収、再使用するための蒸発分離操作が容易となる有機溶媒(B)と親水性有機溶媒(C)との組み合わせが好ましい。通常は沸点の差が1℃以上ある溶媒の組み合わせで使用されるが、精製分離の純度が悪くても良いか、又は混合溶媒として回収されても差し支えが無い場合には、有機溶媒(B)と親水性有機溶媒(C)との組み合わせについて何ら制限されることはない。なお、NAD(非水ディスパージョン:non-aqueous disperson )樹脂塗料の様に、樹脂が有機溶媒中に溶解せずに微粒子状態で分散した状態の塗料でも、相転換後に樹脂粒子を形成するものであれば、何ら支障無く使用出来る。
【0017】
本発明の製造方法においては、従来から溶剤型塗料の製造方法で用いられている製造方法と同じ方法によって調製された、塗膜形成主要素である上記樹脂(A)の少なくとも1種及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物(樹脂溶液)、あるいは複数のそれらの塗料組成物を任意の比率で混合して得た塗料組成物を用いることができる。
【0018】
本発明の製造方法においては、上記の塗料組成物は、塗膜形成副要素及び/又は顔料を含有することができる。
塗膜形成副要素として、通常の塗料用添加剤である可塑剤、硬化促進剤、架橋促進触媒、表面調整剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、流動性調整剤、垂れ防止剤、消泡剤等を用いることができる。
【0019】
また、顔料として、着色顔料や防錆顔料、その他の機能を与えるための顔料を用いることができる。着色顔料としては、黄色酸化鉄、チタン黄、ベンガラ、酸化チタン、亜鉛華、リトポン、鉛白、硫化亜鉛、酸化アンチモン等の無機系顔料や、ハンザイエロー5G、パーマネントエローFGL、フタロシアニンブルー、インダンスレンブルーRS、パーマネントレッドF5RK、ブリリアントファーストスカーレットG、パリオゲンレッド3910等の有機顔料等を用いることができる。
【0020】
これら着色顔料の添加量は、通常PWCで0.5%〜60%程度であるが、クリヤー塗料の様に全く添加しない場合もある。
ここで、PWCとは Pigment Weight Concentration (顔料重量濃度)のことであり、下記の式により算出される。
PWC=[(含有顔料重量%)/(全塗料固形分重量%)]×100
これらの顔料の添加量が多い場合には、特に吸油量の高い顔料を用いる場合には、そのような塗料を用いて塗膜を形成すると、塗膜の平滑性が損なわれる傾向がある。
【0021】
その他に、塗膜の光沢値を調節したり、塗膜の堅さを調節したりする目的で、体質顔料として、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、クレー、シリカ粉、微粉珪酸、珪藻土、タルク、塩基性炭酸マグネシウム、アルミナホワイト等を添加することもできる。また、ツヤ調整の方法としてツヤ消し用顔料を加えることも可能であり、塗料に通常使用されるコロイダルシリカ、アルミナ、タルク等が使用できる。また樹脂粒子を2種類以上にし、樹脂粒子間の相溶性や反応速度の差でツヤを調整する事もできる。また、アクリル樹脂、フッ素樹脂の微粒子などもツヤ消し用顔料と同様にツヤを調整したり、摩擦抵抗を低下させる他の機能を付与する目的で加える事も出来る。
【0022】
本発明の製造方法においては、樹脂(A)、有機溶媒(B)、塗膜形成副要素、顔料等の配合、分散した塗料組成物(樹脂溶液)の制約条件は、粉体塗料の樹脂粒子とした時に固形になることと、塗膜を形成する時の焼付硬化条件で溶融するか又は軟化して塗膜を形成することである。このため、塗料樹脂粒子の軟化温度は、通常は5℃から300℃程度、好ましくは50℃から200℃程度の範囲にある。
【0023】
本発明の製造方法で用いる「樹脂(A)に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが有機溶媒(B)とは相溶性のある親水性有機溶媒(C)」とは、該親水性有機溶媒(C)に水を加えた時、該親水性有機溶媒(C)と水とが均一に混合して分離しない状態を、該親水性有機溶媒(C)1重量部に対し水5重量部以上を添加するまで保つことが出来、且つ樹脂(A)に対する溶解力が無いか、又は樹脂(A)1部に該親水性有機溶媒(C)5部を加えて希釈したときに常温で白濁したり、2層に分離する親水性有機溶媒(C)を指す。なお、塗料樹脂粒子の製造の点では、 少ない希釈倍率で2層分離する事(非溶媒であること) が一層好ましい。
【0024】
また、形成する塗料樹脂粒子の強度や硬さを高くするためには、親水性有機溶媒(C)の分子量が小さい方が好ましい。その理由は次の通りである。樹脂溶液中の有機溶媒(B)を分子量の大きい非溶媒又は貧溶媒中に抽出して塗料樹脂粒子を形成させると、非溶媒又は貧溶媒が逆に塗料樹脂粒子表面に付着又は吸着し、この非溶媒又は貧溶媒が塗料樹脂粒子を膨潤させた様な状態になり、その結果として塗料樹脂粒子表面の強度や硬さが不十分な状態になる傾向があり、また粘着性を完全に除去出来ない場合がある。このため、非溶媒又は貧溶媒として分子量の大きい溶媒を使用して塗料樹脂粒子を形成する場合であっても、最後の抽出操作には分子量の小さい非溶媒又は貧溶媒で抽出する事が特に好ましい。
【0025】
本発明の製造方法で使用する親水性有機溶媒(C)としては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール等が好ましく、これら溶媒は単独で、または複数の組み合わせによる混合溶媒として用いることができる。メチルアルコール、エチルアルコールの様に炭素数の小さいアルコールは、樹脂に対する溶解力が小さく、相転換時の脱溶剤効果が大きい点で更に好ましい。
【0026】
本発明の製造方法では、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレングリコール、ポロピレングリコールやこれらのグリコールエーテル類等は不適当である。エステル類やケトン類、グリコールエーテル類は、塗料用樹脂に対し溶解性が強く、相転換用溶媒として使用した場合、溶剤型塗料を希釈する作用が大きく、樹脂粒子を形成する事が出来ない。また、これら溶媒の樹脂に対する溶解力を低下させる方法として、水と混合する方法もあるが、この混合溶媒中に溶剤型塗料を加えて樹脂粒子を形成しようとすると、水との混合溶媒からこの溶媒分だけが溶剤型塗料中に移行し、樹脂粒子を形成する事が出来ない。
【0027】
本発明の製造方法で用いる「塗膜形成主要素である樹脂(A)及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物」は、従来から用いられている溶剤型塗料と同じ調製方法で調製した原料樹脂溶液(塗料組成物)、着色顔料を含有した原色塗料組成物、或いはこの原料樹脂溶液又は原色塗料組成物を組み合わせて必要な色、塗膜性能が得られるように調製した塗料組成物である。これらの塗料組成物は従来技術と同様に必要に応じて硬化剤、可塑剤、硬化促進剤、架橋促進触媒、表面調整剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、流動性調整剤、垂れ防止剤、消泡剤等の成分を含有することができる。
【0028】
本発明の製造方法においては、上記の塗料組成物を、多量の親水性有機溶媒(C)中に吹き込んだり、高圧で吹き出す方法、あるいは、強力に攪拌した親水性有機溶媒(C)中に注ぐ方法等で分散混合し、有機溶媒(B)を塗料組成物から親水性有機溶媒(C)中に抽出して相転移させ、親水性有機溶媒(C)中に塗料樹脂粒子の分散液を生成させる。
【0029】
この塗料樹脂粒子を濾過等により集め、更に必要ならば、再度親水性有機溶媒(C)で抽出処理して残留溶媒を塗料樹脂粒子中から抽出し、塗料樹脂粒子を同様に濾過等により集める。環境保護や省資源の観点からは塗料樹脂粒子の表面に付着あるいは吸着している親水性有機溶媒(C)の量が少ないか、存在しないことが好ましいので、この濾過等により集めた塗料樹脂粒子を遠心分離したり、減圧吸引したりして塗料樹脂粒子の表面に付着あるいは吸着している親水性有機溶媒(C)を少なくするが、樹脂粒子に付着あるいは吸着している親水性有機溶媒(C)が次に製造する水分散粉体塗料の塗料特性や塗膜性能に悪影響を及ぼさない範囲の量で残留していることが好ましく、残留量を少なくする為の処理経費や工数から残留量を決定すれば良い。
【0030】
塗料樹脂粒子の表面に付着あるいは吸着している親水性有機溶媒(C)を真空乾燥する方法や、流動層で気流乾燥する方法等で完全に除去してしまうと、塗料樹脂粒子の表面が空気層で覆われ、疎水性が強くなって、次の工程で水に湿潤させる場合に湿潤剤を多く必要とし、その結果として塗膜性能等が低下するので好ましくない。一般的には、塗料樹脂粒子の重量に対し1重量%以上残留している状態で水に分散させる事が好ましい。
【0031】
この様に相転換法を経過して作成した水分散粉体塗料の塗料樹脂粒子は微細で粒度分布巾が狭く、球形に近い形状の塗料樹脂粒子である。その塗料樹脂粒子の粒度分布が所定の範囲内であれば、そのままの状態でも水分散粉体塗料として塗装し、塗膜を形成する事が出来る。また必要によっては、更に、ビーズミル等を通過させ、より細かい粒度分布やシャープな粒度分布に調整する事が出来る。
【0032】
本発明の製造方法において、塗膜形成主要素である樹脂(A)及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物中に、該樹脂(A)に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが該有機溶媒(B)とは相溶性のある親水性有機溶媒(C)を該樹脂(A)の相転換を生じさせる量以下の量(析出限界内)で添加して粘度を低下させた塗料組成物を該親水性有機溶媒(C)中に撹拌しながら分散混合して、相転換により微粒子分散液を形成させることにより、或いは多量の親水性有機溶媒(C)を使用し、強力に攪拌した中に、塗料組成物を微細に分散した状態で加えて溶剤型塗料から樹脂粒子を形成することにより、一層微細で粒度分布巾が狭く、球形に近い形状の塗料樹脂粒子が形成される。
【0033】
本発明の製造方法によって得られる水分散粉体塗料は、塗料の粘度が低く、不揮発分を高濃度で有し、塗料樹脂粒子の帯電性も均一であるため塗装し易く、塗着効率も高く、平滑性の良好な塗膜を形成することができる。
【0034】
なお、塗料樹脂粒子を回収した後に残る有機溶媒(B)と親水性有機溶媒(C)との混合溶媒や、塗料樹脂粒子の乾燥時に回収した混合溶媒は、通常の蒸留分離装置により成分毎の単体に、あるいは蒸発留分範囲の溶媒に、即ち、有機溶媒(B)と親水性有機溶媒(C)とに分離して再生する。
【0035】
分離後、有機溶媒(B)及び親水性有機溶媒(C)は、各々次の操作に繰り返し使用する。この繰り返し操作を継続すると、蒸留分離装置の残屑として、低分子量の樹脂成分と塗料化の為に添加した各種添加剤がその主成分として残る。この蒸留分残屑は、塗料成分として有効であるので、出発塗料組成物の配合時に再利用し、不足分を新原料で補うと有効である。
【0036】
【実施例】
以下に、本発明について、実施例及び比較例により更に詳細に説明する。尚、実施例、比較例中の「部」及び「%」は重量基準で示した値である。
<ポリエステル樹脂白原色塗料組成物の調整>
ポリエステル樹脂溶液(固形樹脂の軟化温度120℃、酸価=45、不揮発分50%、溶媒分:酢酸ブチル/キシロール=50/50)64部とエポキシ樹脂溶液(ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂、固形エポキシ樹脂のエポキシ当量=910、不揮発分60%、溶媒分キシロール)46部、チタン白顔料25部、表面調整剤6部、紫外線吸収剤2部、酸化防止剤1部及び硬化促進剤1部を配合し、練合分散機で顔料粒度分布の最大粒子径が5μm以下になるように均一に分散させた。このポリエステル樹脂白原色塗料組成物は、不揮発分60%の溶液塗料組成物である。
【0037】
<ポリエステル樹脂黒原色塗料組成物の調製>
上記のポリエステル樹脂白原色塗料組成物の調製で用いたチタン白顔料25部をカーボンブラックの黒顔料3部に変更した以外は、ポリエステル樹脂白原色塗料組成物の調製と同様にして、不揮発分51%のポリエステル樹脂黒原色塗料組成物を調製した。
【0038】
<アクリル樹脂クリヤー塗料組成物の調製>
反応釜に、キシロール80部及び酢酸ブチル20部を仕込み、温度を100℃に昇温させた。滴下槽に、メチルメタアクリレート36部、2−エチルヘキシルアクリレート13部、スチレンモノマー31部、イソブチルメタクリレート11部、ヒドロキシエチルメタクリレート7部及びアクリル酸2部を仕込み、混合した後、滴下開始直前に重合開始剤を3部添加し、溶解させた。この混合液を30分間で滴下し、反応を開始させた。更に2時間反応させた後、反応液の温度を120℃に昇温させ、重合触媒0.5部をキシロール4.5部に溶解させた溶液を3分間で滴下し、30分間反応を保持して、不揮発分50%、平均分子量Mw=11000、Mn=4200、水酸基価=30、酸価=15.5のアクリル樹脂溶液を調製した。このアクリル樹脂溶液76部に、ブチルエーテル化メラミン樹脂溶液(不揮発分60%)16部、表面調整剤2部及び紫外線吸収剤3部加え、均一に混合溶解させて、不揮発分49%のアクリル樹脂クリヤー塗料組成物を調製した。
【0039】
<アクリル樹脂青原色塗料組成物の調製>
上記のアクリル樹脂クリヤー塗料組成物の調製で得たアクリル樹脂溶液76部に、ブチルエーテル化メラミン樹脂(不揮発分60%)16部、フタロシアニンブルー(青顔料)4部、チタン白顔料6部、表面調整剤2部及び酸化防止剤2部を加え、均一に混合溶解させ、さらに顔料を分散させて不揮発分54%のアクリル樹脂青原色塗料組成物を調製した。
【0040】
実施例1
前記のポリエステル樹脂白原色塗料組成物とポリエステル樹脂黒原色塗料組成物とを100/0、95/5、50/50、30/70、0/100の比率で混合してそれぞれ白色、薄灰色、灰色、濃灰色及び黒色の溶液塗料組成物を調製した。
【0041】
これらの塗料組成物を各々10部秤量し、それぞれ別個にメチルアルコール100部を容器の中で強く攪拌している中に徐々に滴下して塗料樹脂粒子を析出させた。この容器から混合溶媒を除去し、次いで30部のメチルアルコールを加えて攪拌し、その後静置して塗料樹脂粒子を沈殿させ、混合溶媒を除去した。最後に15部のメチルアルコールを加え、塗料樹脂粒子と共に濾過装置に移し、不揮発分が99%になるまで溶媒を除去した。この不揮発分99%の塗料樹脂粒子43部を、HLB=16のノニオン系界面活性剤1部と水54部とからなる溶液中に添加し、攪拌して分散させた。この分散液に分子量6000のポリエチレングリコール2部及び炭化水素系消泡剤1部を添加して水分散粉体塗料を得た。
【0042】
これらの水分散粉体塗料中の塗料樹脂粒子は、平均粒子径が約5μmで比較的真球に近い樹脂粒子であった。これらの白色、薄灰色、灰色、濃灰色及び黒色の水分散粉体塗料を、各々燐酸亜鉛処理した鋼板に膜厚が40μmになるようにエアースプレー塗装し、常温から100℃までは3分間で加温し、その後、200℃まで更に昇温して200℃で20分間焼付硬化させて塗膜を形成した。
【0043】
形成された塗膜は、各々溶液塗料を調色配合して得た溶液塗料で形成された塗膜の色と差がほとんど無い範囲の白色、薄灰色、灰色、濃灰色及び黒色であり、塗膜光沢は90以上であり、平滑で良好な塗膜であった。
これらの水分散粉体塗料の調製において、本実施例の様に溶液塗料組成物を定量混合する場合には、塗料の配合比率より逆算して粉体塗料の原料配合、特に顔料の混合比率を決定すればよいが、各々通常の製造方法で調製した場合、すなわち規定の色に調色した樹脂ペレットを作り、更に湿式粉砕して水分散粉体塗料にした場合で、全く未知の場合には、試行を3回程度繰り返して、その変化量から顔料配合比率を算出し、更に最終製品を調製する時に再確認する必要があり、今回の白色、黒色を除く灰色については、これらの規定の色に調色した粉体塗料を、上記の本発明の実施例の製造方法で調製する場合の時間工数と、粉体塗料の通常の製造方法で調製する場合の時間工数とを比較すると、後者の場合には粉体塗料化に約5倍の時間工数を要した。
【0044】
実施例2
多数の小穴を有するノズルを容器内への吹込みが可能なように容器側壁に取り付けた。この容器にエチルアルコール100部を装入し、上部空間を窒素ガスで置換して不活性にした。前記の不揮発分49%のアクリル樹脂クリヤー塗料組成物10部を圧力12MPaで該ノズルから噴出させ、瞬時に塗料樹脂粒子を形成させた。この塗料樹脂粒子が分散している分散液を湿式サイクロンで分離し、更に低速で遠心分離して、不揮発分98%の塗料樹脂粒子を得た。この塗料樹脂粒子を実施例1と同様に処理して水分散粉体クリヤー塗料とした。
【0045】
この水分散粉体クリヤー塗料を、クロムメッキを施した部品に膜厚25μmとなるように静電塗装し、80℃で10分間加熱し、その後160℃で20分間加熱硬化させて塗装部品を得た。
このアクリル樹脂塗膜で塗装された塗装部品は極めて光沢値が高く、金属感に優れた外観をしていた。また、手で触った場合には、メッキ面だけの塗装部品では手の跡が付くが、このアクリル樹脂塗膜で塗装された塗装部品では手の跡は付かなかった。
【0046】
実施例3
前記のアクリル樹脂青原色塗料組成物50部に攪拌しつつn−ブチルアルコール20部を徐々に添加して均一な青色塗料組成物とした。他方、実施例2で用いた容器にメチルアルコール50部を装入し、この青色塗料組成物を実施例2と同様に噴出させ、同様に処理してアクリル樹脂青色水分散粉体塗料を得た。このアクリル樹脂青色水分散粉体塗料を、燐酸亜鉛処理鋼板に電着塗膜を施した自動車部品に膜厚が50μmとなるように塗布し、実施例2と同様に加熱硬化させて塗装部品とした。この塗装部品も光沢値が95で外観に優れたものであった。
【0047】
比較例1
実施例1においては不揮発分が99%になるまで溶媒を除去した塗料樹脂粒子43部、HLB=16のノニオン系界面活性剤1部、水54部、分子量6000のポリエチレングリコール2部及び炭化水素系消泡剤1部を用いて水分散粉体塗料を調製したが、本比較例においては不揮発分が99.9%以上になるまで溶媒を除去し、乾燥した塗料樹脂粒子42.6部(溶媒の減少分だけ減少させた)、HLB=16のノニオン系界面活性剤1部、水54.4部(塗料樹脂粒子中の溶媒の減少分だけ増加させた)、分子量6000のポリエチレングリコール2部及び炭化水素系消泡剤1部を用いて同様にして水分散粉体塗料を調製した。
この水分散粉体塗料を用いて実施例1と同様に塗膜を形成した所、塗膜の色や光沢の点では実施例1で形成された塗膜と差がなかったが、塗膜の平滑性が少し劣っていた。
【0048】
この原因は、樹脂粒子の乾燥に長時間を掛けたために外気に接した部分の樹脂粒子表面が完全に乾き、少し凝集した状態の樹脂粒子を用いて水分散粉体塗料を調製した為である。この水分散粉体塗料に更にノニオン系界面活性剤2部を加えて湿潤性を上げ、ビーズミルで凝集部分を解凝集させた所、塗膜の平滑性も良好になった。しかし、界面活性剤を増量した結果、実施例1の塗膜は耐湿試験(50℃、98%RH)で、240時間以上でもなんら異常がなかったが、本比較例の塗膜は、耐湿試験120時間で塗膜に小さいフクレが発生し始めた。
【0049】
【発明の効果】
本発明の製造方法では、塗料樹脂粒子表面に多少の親水性有機溶媒が残っている状態で塗料樹脂粒子を水中に分散させる事により、樹脂粒子表面の疎水化を抑止した状態で水分散粉体塗料とすることができ、操作の工程が短くなるだけでなく、樹脂粒子の表面が親水性有機溶媒で覆われていて、水中に分散させる時に水に湿潤し易いため、湿潤に必要な界面活性剤の量を少なくする事が出来、その結果、塗膜中の界面活性剤等、親水性化合物の含有量が少なくなり、耐水性や耐湿性の良好な、長期耐久性を有する塗膜を形成出来る。

Claims (5)

  1. (1)塗膜形成主要素である樹脂(A)及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物を、該樹脂(A)に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが該有機溶媒(B)とは相溶性のある親水性有機溶媒(C)中に撹拌しながら分散混合して、相転換により微粒子分散液を形成させる工程、
    (2)上記(1)の工程で得られた微粒子分散液から該親水性有機溶媒(C)が付着した状態で微粒子を分離する工程、及び
    (3)上記(2)の工程で得られた該親水性有機溶媒(C)が付着している微粒子を水中に分散させる工程
    を含むことを特徴とする水分散粉体塗料の製造方法。
  2. (1)塗膜形成主要素である樹脂(A)及び該樹脂(A)を溶解する有機溶媒(B)を含有する塗料組成物中に、該樹脂(A)に対して非溶媒であるか又は貧溶媒であるが該有機溶媒(B)とは相溶性のある親水性有機溶媒(C)を該樹脂(A)の相転換を生じさせる量以下の量で添加する工程、
    (2)上記(1)の工程で得られた塗料組成物を該親水性有機溶媒(C)中に撹拌しながら分散混合して、相転換により微粒子分散液を形成させる工程、
    (3)上記(2)の工程で得られた微粒子分散液から該親水性有機溶媒(C)が付着した状態で微粒子を分離する工程、及び
    (4)上記(3)の工程で得られた該親水性有機溶媒(C)が付着している微粒子を水中に分散させる工程
    を含むことを特徴とする水分散粉体塗料の製造方法。
  3. 微粒子分散液から微粒子を分離する工程において該親水性有機溶媒(C)が該樹脂(A)の重量に対して1重量%以上付着した状態で微粒子を回収し、次の工程において該親水性有機溶媒(C)が付着している微粒子を水中に分散させることを特徴とする請求項1又は2記載の水分散粉体塗料の製造方法。
  4. 塗膜形成主要素である樹脂(A)が、アルキド樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ブロックイソシアネート樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、アミド樹脂、ABS樹脂、ノボラック樹脂、ケトン樹脂、ブチラール樹脂及びフェノキシ樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1、2又は3記載の水分散粉体塗料の製造方法。
  5. 親水性有機溶媒(C)が、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール又はn−ブチルアルコールの単独であるか、又はそれらの混合物であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の水分散粉体塗料の製造方法。
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