JP4130607B2 - 冷蔵庫用製氷機 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫用製氷機に係るもので、詳しくは、製氷機から氷を隔離する氷隔離作用時、水を供給する給水装置と製氷機との接触によって発生する損傷及び誤動作を防止し得る冷蔵庫用製氷機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、冷蔵庫用製氷機は、冷凍機器及び冷蔵機器とは別途に冷蔵庫に設置されて、それら冷凍機器及び冷蔵機器の冷却サイクルにより氷を作る装置である。
図４は一般の製氷機を具備した冷蔵庫の斜視図で、図示されたように、従来の冷蔵庫においては、使用者に氷を提供するために水を製氷させる製氷容器２と、該製氷容器２の下方に設置されて製氷容器２で作られた氷を貯蔵する貯蔵容器４と、使用者に水を提供するディスペンサー６と、が設置され、前記製氷容器２及びディスペンサー６は後述する給水装置に夫々連結されることで水の供給を受けるようになる。
【０００３】
即ち、前記給水装置は、冷蔵庫本体８の後方に連結されて外部の給水源から冷蔵庫内部に水を供給する第１給水パイプ１０と、該第１給水パイプ１０に連結されて切換作用を行う切換バルブ１２と、該切換バルブ１２に連結されて製氷容器２に水を供給する第２給水パイプ１４及び製氷用給水パイプ１６と、前記切換バルブ１２に連結されてディスペンサー６に水を供給する第３給水パイプ１５と、から構成されている。
且つ、前記切換バルブ１２は、前記第１給水パイプ１０を第２給水パイプ１４及び第３給水パイプ１５中何れか一つと連結させて、製氷容器２及びディスペンサー６に水を選択的に供給する役割をし、前記第３給水パイプ１５には、所定量の水を貯蔵する水タンク１８が連結される。
【０００４】
図５は従来の製氷容器に水を供給する冷蔵庫の給水装置を示した一部断面図で、図示されたように、従来の第２給水パイプ１４は切換バルブ１２に連結されて、冷蔵庫本体８の後方から上方向に延長された後、冷蔵庫内部に挿入される前記製氷用給水パイプ１６と連結されるが、該製氷用給水パイプ１６は、製氷容器２に水を容易に供給するために所定角度下方向に傾斜され、その入口２０は、製氷容器２の上方側に前記製氷容器２と所定間隔を有して位置される。
以下、このように構成された従来の冷蔵庫用製氷機の作用に対して説明する。
【０００５】
図６は従来の製氷機の動作説明図で、図示されたように、第１給水パイプ１０を通して外部の給水源から水が供給されて切換バルブ１２が動作されると、第２給水パイプ１４に水が流入され、該第２給水パイプ１４と連結された製氷用給水パイプ１６を通して製氷容器２に水が供給される。
次いで、前記製氷容器２内に充填された水は冷却サイクルの駆動により製氷され、製氷作用が終了されると、前記製氷容器２の回転により氷が製氷容器２から落下して隔離されることで、貯蔵容器４に落下して貯蔵される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、このように構成された従来の冷蔵庫用製氷機においては、製氷用給水パイプ１６の設置過程で多少の偏差が発生し、製氷用給水パイプ１６の入口２０と製氷容器２間の間隔が狭くなると、離氷過程中、製氷容器２が回転される時、製氷容器２と製氷用給水パイプ１６とがぶつかる現象が発生し、よって、製氷容器２または製氷用給水パイプ１６が損傷されるか、又は製氷用給水パイプ１６が定位置から離脱されるため、製氷容器２への水の供給が正確に行われないという不都合な点があった。
【０００７】
且つ、水が製氷用給水パイプ１６から製氷容器２に自由落下して供給されるため、供給される水の水圧、数量及び速度が一定に維持されない場合、製氷容器２に供給される水が製氷容器２の外部に飛散する現象が発生し、それら飛散した水が前記製氷容器２の下方側の貯蔵容器４に流入されるため、該貯蔵容器４に貯蔵された氷が相互絡みつくことで、使用者に不便を与えるという不都合な点があった。
【０００８】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、製氷容器内の氷の隔離作用時、製氷容器と該製氷容器に水を供給するパイプとの干渉により発生する各部品の損傷を防止することで、製氷作用の信頼性を向上し得る冷蔵庫用製氷機を提供することを目的とする。
且つ、製氷容器に供給された水が貯蔵容器に流入されることを防止して、貯蔵容器に貯蔵された氷が相互絡みつく現象を防止し得る冷蔵庫用製氷機を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、冷蔵庫本体の内部前方に回転自在に軸支されて製氷作用を行う製氷容器と、該製氷容器の上方側に所定間隔を有して連結されて前記製氷容器に水を供給する製氷用給水パイプと、該製氷用給水パイプに嵌合されて、該製氷容器が氷を隔離するために回転される時、前記製氷容器と隔離された氷との接触によって生じる衝撃を緩和させる緩衝部材と、を包含して構成されることを特徴とする。
【００１０】
また、前記緩衝部材は、後方端が前記製氷用給水パイプの入口に締結される締結部と、該締結部から所定長さ延長形成されて、水を前記製氷容器に案内すると共に、前記製氷容器の回転の際、該製氷容器と隔離された氷とが接触して発生する衝撃を緩衝させる緩衝部と、から構成されるが、前記緩衝部材は、ゴム材質により筒状に形成されることを特徴とする。
【００１１】
且つ、本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、冷蔵庫本体の前方に回転自在に軸支されて製氷作用を行う製氷容器と、該製氷容器の上方側に所定間隔を有して連結されて前記製氷容器に水を供給する製氷用給水パイプと、該製氷用給水パイプに嵌合されて、前記製氷容器が氷隔離作用のために回転される時、前記製氷容器と該製氷容器から隔離された氷との接触により発生する衝撃を緩和させる緩衝部材と、該緩衝部材の一方側に装着されて、前記製氷用給水パイプの入口から排出される水が製氷容器のみに流入されるようにガイドするガイド部材と、を含んで構成されることを特徴とする。
【００１２】
また、前記ガイド部材は、前記緩衝部材の入口の上方側に所定弾性力を有して装着されて、前記緩衝部材の入口を所定幅塞ぐように、所定弾性力を有するゴム材で形成されることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に対し、図面に基づいて説明する。
本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、図１乃至図５に示したように、氷を作る製氷容器２と、該製氷容器２の下方に装着されて氷が貯蔵される貯蔵容器４と、前記冷蔵庫本体８の内部前方に装着されて使用者に水を提供するディスペンサー６と、それら製氷容器２及びディスペンサー６に水を供給するために冷蔵庫本体８の後方に設置された給水装置と、から構成されている。
【００１４】
また、前記製氷容器２は、冷蔵庫本体８の内部前方に回転自在に軸支され、水が充填される複数のキャビティを有し、冷凍サイクルにより提供された冷気によって製氷作用が行われる。
また、前記給水装置は、冷蔵庫本体８の後方に設置されて、外部の給水源から冷蔵庫内部に水が供給される第１給水パイプ１０と、該第１給水パイプ１０に連結されて切換作用を行う切換バルブ１２と、該切換バルブ１２に連結されて前記製氷容器２に水を供給する第２給水パイプ１４と、前記切換バルブ１２に連結されて前記ディスペンサー６に水を供給する第３給水パイプ１５と、から構成されている。
【００１５】
このとき、前記切換バルブ１２は、第１給水パイプ１０と第２及び第３給水パイプ１４，１５中何れか一つと連通されるように切換させて、第１給水パイプ１０に供給された水が製氷容器２及びディスペンサー６中何れか一つに供給されるようにする。
また、前記第２給水パイプ１４は、前記切換バルブ１２に連結されて冷蔵庫本体８の後方の外側から上方向に延長され、冷蔵庫本体８の内部に挿入される製氷用給水パイプ１６が入口に連結される。
即ち、前記製氷用給水パイプ１６の一方端は前記第２給水パイプ１４に連結されて冷蔵庫の内部に挿入され、他方端の入口２０は製氷容器２の上方側に位置されることで該製氷容器２に水が供給される。
【００１６】
また、前記製氷用給水パイプ１６は、製氷容器への水の供給を容易にするために所定角度下方に傾斜され、その入口２０には、前記製氷容器２の回転時に製氷容器２と接触する衝撃を緩和させる緩衝部材５０が嵌合される。
このとき、前記緩衝部材５０は、図２に示したように、前記製氷用給水パイプ１６の入口２０に嵌合される管状の締結部５２と、該締結部５２の入口から所定長さだけ延長形成されて、水を前記製氷容器２に案内すると共に、前記製氷容器２の回転により該製氷容器２が接触される時の衝撃を緩衝させる緩衝部５４と、から構成されている。
【００１７】
また、前記締結部５２は、製氷用給水パイプ１６の入口２０に嵌合されて、前方に所定長さ延長される管状のフレキシブルな材質により形成され、管状のゴム管に形成することが好ましい。
且つ、前記緩衝部材５０の入口５６には、前記製氷用給水パイプ１６から排出された水が製氷容器２に正確に供給されるようにガイドするガイド部材５８が一体に延長して形成される。
【００１８】
即ち、製氷用給水パイプ１６から供給される水の水圧、数量及び速度が一定に維持されない場合、製氷容器２に供給される水が製氷容器２の外部に飛散するようになるが、前記ガイド部材５８は、このような水の供給条件（水の水圧、数量及び速度）に関係なく、製氷容器２に供給される水の離脱を防止させる。
また、前記ガイド部材５８は、前記緩衝部材５０の入口５６の上方側から延長されて、前記緩衝部材５０の入口５６を所定幅だけ塞ぐように形成されることで、前記緩衝部材の入口５６から排出される水を、ガイド部材５８を沿って下方側に落下させて製氷容器２に供給させる。
【００１９】
このようなガイド部材５８は、前記緩衝部材５０の緩衝部５４から所定弾性力を有するように一体に延長形成されるか、又は別途に形成した後、前記緩衝部材５０の先方端に装着することもできる。
以下、このように構成された本発明に係る製氷機の作用に対して説明する。
図３は本発明に係る製氷機の動作説明図で、図示されたように、第１給水パイプ１０を通して外部の給水源から冷蔵庫に水が供給されて、切換バルブ１２の動作によって第２給水パイプ１４に水が流入されると、前記第２給水パイプ１４に連結された製氷用給水パイプ１６を通して製氷容器２に水が供給される。
【００２０】
次いで、前記製氷用給水パイプ１６に排出される水は、ガイド部材５８により案内されることで、水の供給条件としての水の水圧、数量及び速度とは関係なく、製氷容器２に安全に供給され、よって、製氷容器２の外側に水が飛散するか、または漏水される現象が防止される。
次いで、前記製氷容器２に水が充填されると、冷凍サイクルの動作によって製氷作用が行われ、該製氷作用が終了されると、製氷容器２の回転により該製氷容器２の下方の貯蔵容器４に氷が落下して貯蔵される。
【００２１】
若し、このとき、前記製氷容器２に製氷用給水パイプ１６が非常に近く設置される場合も、前記製氷容器２は緩衝部材５０に接触されるため、前記製氷容器２にぶつかる緩衝部材５０の一方側が変形されることで、前記製氷容器２の回転を妨害することがなく、製氷容器２の回転が終了されると、前記緩衝部材５０は自身の弾性力により元の状態に復帰される。従って、製氷用給水パイプ１６が製氷容器２にある程度近く設置された場合も、前記製氷容器２の回転を妨害することがないため、製氷用給水パイプ１６及び製氷容器２の損傷を防止し得るという効果がある。
【００２２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、製氷用給水パイプの入口にガイド部材を装着して、製氷容器に水を供給する場合の水の条件（水の水圧、数量及び速度）とは関係なしに、製氷容器に安全且つ簡易に水を供給し得るように構成されているため、前記製氷容器に供給される水が製氷容器から離脱されることを防止し、貯蔵容器に水が飛散しながら流入されて氷が相互絡みつく現象を防止し得るという効果がある。
【００２３】
且つ、前記製氷用給水パイプの入口に緩衝部材を装着して、前記製氷容器が氷を隔離するために回転される時、前記製氷容器から隔離された氷が製氷用給水パイプにぶつかる現象を防止し、製氷用給水パイプ及び製氷容器の損傷を防止することで、製氷容器の信頼性を向上し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る冷蔵庫用製氷機の給水装置を示した一部断面図である。
【図２】図１のＢ部拡大図である。
【図３】本発明に係る冷蔵庫用製氷機の動作説明図である。
【図４】一般の製氷機を具備した冷蔵庫の斜視図である。
【図５】従来の冷蔵庫用製氷機の給水装置を示した一部断面図である。
【図６】図５のＡ部拡大図である。
【符号の説明】
２…製氷容器
４…貯蔵容器
６…ディスペンサー
８…冷蔵庫本体
１０…第１給水パイプ
１２…切換バルブ
１４…第２給水パイプ
１５…第３給水パイプ
１８…水タンク
２０…入口
５０…緩衝部材
５２…締結部
５４…緩衝部
５６…入口
５８…ガイド部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫用製氷機に係るもので、詳しくは、製氷機から氷を隔離する氷隔離作用時、水を供給する給水装置と製氷機との接触によって発生する損傷及び誤動作を防止し得る冷蔵庫用製氷機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、冷蔵庫用製氷機は、冷凍機器及び冷蔵機器とは別途に冷蔵庫に設置されて、それら冷凍機器及び冷蔵機器の冷却サイクルにより氷を作る装置である。
図４は一般の製氷機を具備した冷蔵庫の斜視図で、図示されたように、従来の冷蔵庫においては、使用者に氷を提供するために水を製氷させる製氷容器２と、該製氷容器２の下方に設置されて製氷容器２で作られた氷を貯蔵する貯蔵容器４と、使用者に水を提供するディスペンサー６と、が設置され、前記製氷容器２及びディスペンサー６は後述する給水装置に夫々連結されることで水の供給を受けるようになる。
【０００３】
即ち、前記給水装置は、冷蔵庫本体８の後方に連結されて外部の給水源から冷蔵庫内部に水を供給する第１給水パイプ１０と、該第１給水パイプ１０に連結されて切換作用を行う切換バルブ１２と、該切換バルブ１２に連結されて製氷容器２に水を供給する第２給水パイプ１４及び製氷用給水パイプ１６と、前記切換バルブ１２に連結されてディスペンサー６に水を供給する第３給水パイプ１５と、から構成されている。
且つ、前記切換バルブ１２は、前記第１給水パイプ１０を第２給水パイプ１４及び第３給水パイプ１５中何れか一つと連結させて、製氷容器２及びディスペンサー６に水を選択的に供給する役割をし、前記第３給水パイプ１５には、所定量の水を貯蔵する水タンク１８が連結される。
【０００４】
図５は従来の製氷容器に水を供給する冷蔵庫の給水装置を示した一部断面図で、図示されたように、従来の第２給水パイプ１４は切換バルブ１２に連結されて、冷蔵庫本体８の後方から上方向に延長された後、冷蔵庫内部に挿入される前記製氷用給水パイプ１６と連結されるが、該製氷用給水パイプ１６は、製氷容器２に水を容易に供給するために所定角度下方向に傾斜され、その入口２０は、製氷容器２の上方側に前記製氷容器２と所定間隔を有して位置される。
以下、このように構成された従来の冷蔵庫用製氷機の作用に対して説明する。
【０００５】
図６は従来の製氷機の動作説明図で、図示されたように、第１給水パイプ１０を通して外部の給水源から水が供給されて切換バルブ１２が動作されると、第２給水パイプ１４に水が流入され、該第２給水パイプ１４と連結された製氷用給水パイプ１６を通して製氷容器２に水が供給される。
次いで、前記製氷容器２内に充填された水は冷却サイクルの駆動により製氷され、製氷作用が終了されると、前記製氷容器２の回転により氷が製氷容器２から落下して隔離されることで、貯蔵容器４に落下して貯蔵される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、このように構成された従来の冷蔵庫用製氷機においては、製氷用給水パイプ１６の設置過程で多少の偏差が発生し、製氷用給水パイプ１６の入口２０と製氷容器２間の間隔が狭くなると、離氷過程中、製氷容器２が回転される時、製氷容器２と製氷用給水パイプ１６とがぶつかる現象が発生し、よって、製氷容器２または製氷用給水パイプ１６が損傷されるか、又は製氷用給水パイプ１６が定位置から離脱されるため、製氷容器２への水の供給が正確に行われないという不都合な点があった。
【０００７】
且つ、水が製氷用給水パイプ１６から製氷容器２に自由落下して供給されるため、供給される水の水圧、数量及び速度が一定に維持されない場合、製氷容器２に供給される水が製氷容器２の外部に飛散する現象が発生し、それら飛散した水が前記製氷容器２の下方側の貯蔵容器４に流入されるため、該貯蔵容器４に貯蔵された氷が相互絡みつくことで、使用者に不便を与えるという不都合な点があった。
【０００８】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、製氷容器内の氷の隔離作用時、製氷容器と該製氷容器に水を供給するパイプとの干渉により発生する各部品の損傷を防止することで、製氷作用の信頼性を向上し得る冷蔵庫用製氷機を提供することを目的とする。
且つ、製氷容器に供給された水が貯蔵容器に流入されることを防止して、貯蔵容器に貯蔵された氷が相互絡みつく現象を防止し得る冷蔵庫用製氷機を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、冷蔵庫本体の内部前方に回転自在に軸支されて製氷作用を行う製氷容器と、該製氷容器の上方側に所定間隔を有して連結されて前記製氷容器に水を供給する製氷用給水パイプと、該製氷用給水パイプに嵌合されて、該製氷容器が氷を隔離するために回転される時、前記製氷容器と隔離された氷との接触によって生じる衝撃を緩和させる緩衝部材と、を包含して構成されることを特徴とする。
【００１０】
また、前記緩衝部材は、後方端が前記製氷用給水パイプの入口に締結される締結部と、該締結部から所定長さ延長形成されて、水を前記製氷容器に案内すると共に、前記製氷容器の回転の際、該製氷容器と隔離された氷とが接触して発生する衝撃を緩衝させる緩衝部と、から構成されるが、前記緩衝部材は、ゴム材質により筒状に形成されることを特徴とする。
【００１１】
且つ、本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、冷蔵庫本体の前方に回転自在に軸支されて製氷作用を行う製氷容器と、該製氷容器の上方側に所定間隔を有して連結されて前記製氷容器に水を供給する製氷用給水パイプと、該製氷用給水パイプに嵌合されて、前記製氷容器が氷隔離作用のために回転される時、前記製氷容器と該製氷容器から隔離された氷との接触により発生する衝撃を緩和させる緩衝部材と、該緩衝部材の一方側に装着されて、前記製氷用給水パイプの入口から排出される水が製氷容器のみに流入されるようにガイドするガイド部材と、を含んで構成されることを特徴とする。
【００１２】
また、前記ガイド部材は、前記緩衝部材の入口の上方側に所定弾性力を有して装着されて、前記緩衝部材の入口を所定幅塞ぐように、所定弾性力を有するゴム材で形成されることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に対し、図面に基づいて説明する。
本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、図１乃至図５に示したように、氷を作る製氷容器２と、該製氷容器２の下方に装着されて氷が貯蔵される貯蔵容器４と、前記冷蔵庫本体８の内部前方に装着されて使用者に水を提供するディスペンサー６と、それら製氷容器２及びディスペンサー６に水を供給するために冷蔵庫本体８の後方に設置された給水装置と、から構成されている。
【００１４】
また、前記製氷容器２は、冷蔵庫本体８の内部前方に回転自在に軸支され、水が充填される複数のキャビティを有し、冷凍サイクルにより提供された冷気によって製氷作用が行われる。
また、前記給水装置は、冷蔵庫本体８の後方に設置されて、外部の給水源から冷蔵庫内部に水が供給される第１給水パイプ１０と、該第１給水パイプ１０に連結されて切換作用を行う切換バルブ１２と、該切換バルブ１２に連結されて前記製氷容器２に水を供給する第２給水パイプ１４と、前記切換バルブ１２に連結されて前記ディスペンサー６に水を供給する第３給水パイプ１５と、から構成されている。
【００１５】
このとき、前記切換バルブ１２は、第１給水パイプ１０と第２及び第３給水パイプ１４，１５中何れか一つと連通されるように切換させて、第１給水パイプ１０に供給された水が製氷容器２及びディスペンサー６中何れか一つに供給されるようにする。
また、前記第２給水パイプ１４は、前記切換バルブ１２に連結されて冷蔵庫本体８の後方の外側から上方向に延長され、冷蔵庫本体８の内部に挿入される製氷用給水パイプ１６が入口に連結される。
即ち、前記製氷用給水パイプ１６の一方端は前記第２給水パイプ１４に連結されて冷蔵庫の内部に挿入され、他方端の入口２０は製氷容器２の上方側に位置されることで該製氷容器２に水が供給される。
【００１６】
また、前記製氷用給水パイプ１６は、製氷容器への水の供給を容易にするために所定角度下方に傾斜され、その入口２０には、前記製氷容器２の回転時に製氷容器２と接触する衝撃を緩和させる緩衝部材５０が嵌合される。
このとき、前記緩衝部材５０は、図２に示したように、前記製氷用給水パイプ１６の入口２０に嵌合される管状の締結部５２と、該締結部５２の入口から所定長さだけ延長形成されて、水を前記製氷容器２に案内すると共に、前記製氷容器２の回転により該製氷容器２が接触される時の衝撃を緩衝させる緩衝部５４と、から構成されている。
【００１７】
また、前記締結部５２は、製氷用給水パイプ１６の入口２０に嵌合されて、前方に所定長さ延長される管状のフレキシブルな材質により形成され、管状のゴム管に形成することが好ましい。
且つ、前記緩衝部材５０の入口５６には、前記製氷用給水パイプ１６から排出された水が製氷容器２に正確に供給されるようにガイドするガイド部材５８が一体に延長して形成される。
【００１８】
即ち、製氷用給水パイプ１６から供給される水の水圧、数量及び速度が一定に維持されない場合、製氷容器２に供給される水が製氷容器２の外部に飛散するようになるが、前記ガイド部材５８は、このような水の供給条件（水の水圧、数量及び速度）に関係なく、製氷容器２に供給される水の離脱を防止させる。
また、前記ガイド部材５８は、前記緩衝部材５０の入口５６の上方側から延長されて、前記緩衝部材５０の入口５６を所定幅だけ塞ぐように形成されることで、前記緩衝部材の入口５６から排出される水を、ガイド部材５８を沿って下方側に落下させて製氷容器２に供給させる。
【００１９】
このようなガイド部材５８は、前記緩衝部材５０の緩衝部５４から所定弾性力を有するように一体に延長形成されるか、又は別途に形成した後、前記緩衝部材５０の先方端に装着することもできる。
以下、このように構成された本発明に係る製氷機の作用に対して説明する。
図３は本発明に係る製氷機の動作説明図で、図示されたように、第１給水パイプ１０を通して外部の給水源から冷蔵庫に水が供給されて、切換バルブ１２の動作によって第２給水パイプ１４に水が流入されると、前記第２給水パイプ１４に連結された製氷用給水パイプ１６を通して製氷容器２に水が供給される。
【００２０】
次いで、前記製氷用給水パイプ１６に排出される水は、ガイド部材５８により案内されることで、水の供給条件としての水の水圧、数量及び速度とは関係なく、製氷容器２に安全に供給され、よって、製氷容器２の外側に水が飛散するか、または漏水される現象が防止される。
次いで、前記製氷容器２に水が充填されると、冷凍サイクルの動作によって製氷作用が行われ、該製氷作用が終了されると、製氷容器２の回転により該製氷容器２の下方の貯蔵容器４に氷が落下して貯蔵される。
【００２１】
若し、このとき、前記製氷容器２に製氷用給水パイプ１６が非常に近く設置される場合も、前記製氷容器２は緩衝部材５０に接触されるため、前記製氷容器２にぶつかる緩衝部材５０の一方側が変形されることで、前記製氷容器２の回転を妨害することがなく、製氷容器２の回転が終了されると、前記緩衝部材５０は自身の弾性力により元の状態に復帰される。従って、製氷用給水パイプ１６が製氷容器２にある程度近く設置された場合も、前記製氷容器２の回転を妨害することがないため、製氷用給水パイプ１６及び製氷容器２の損傷を防止し得るという効果がある。
【００２２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る冷蔵庫用製氷機においては、製氷用給水パイプの入口にガイド部材を装着して、製氷容器に水を供給する場合の水の条件（水の水圧、数量及び速度）とは関係なしに、製氷容器に安全且つ簡易に水を供給し得るように構成されているため、前記製氷容器に供給される水が製氷容器から離脱されることを防止し、貯蔵容器に水が飛散しながら流入されて氷が相互絡みつく現象を防止し得るという効果がある。
【００２３】
且つ、前記製氷用給水パイプの入口に緩衝部材を装着して、前記製氷容器が氷を隔離するために回転される時、前記製氷容器から隔離された氷が製氷用給水パイプにぶつかる現象を防止し、製氷用給水パイプ及び製氷容器の損傷を防止することで、製氷容器の信頼性を向上し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る冷蔵庫用製氷機の給水装置を示した一部断面図である。
【図２】図１のＢ部拡大図である。
【図３】本発明に係る冷蔵庫用製氷機の動作説明図である。
【図４】一般の製氷機を具備した冷蔵庫の斜視図である。
【図５】従来の冷蔵庫用製氷機の給水装置を示した一部断面図である。
【図６】図５のＡ部拡大図である。
【符号の説明】
２…製氷容器
４…貯蔵容器
６…ディスペンサー
８…冷蔵庫本体
１０…第１給水パイプ
１２…切換バルブ
１４…第２給水パイプ
１５…第３給水パイプ
１８…水タンク
２０…入口
５０…緩衝部材
５２…締結部
５４…緩衝部
５６…入口
５８…ガイド部材
Claims (10)
- 冷蔵庫本体の内部前方に回転自在に軸支されて製氷作用を行う製氷容器と、
該製氷容器の上方側に所定間隔を有して連結されて前記製氷容器に水を供給する製氷用給水パイプと、
該製氷用給水パイプに嵌合されて、前記製氷容器が氷を隔離するために回転される時、前記製氷容器との接触によって発生する衝撃を緩和させる緩衝部材と、を包含して構成されることを特徴とする冷蔵庫用製氷機。 - 前記緩衝部材は、後方端が前記製氷用給水パイプの入口に締結される締結部と、
該締結部から所定長さ延長形成されて、水を前記製氷容器に案内すると共に、該製氷容器の回転により該製氷容器が隔離された氷と接触される時、衝撃を緩衝させる緩衝部と、から構成されることを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫用製氷機。 - 前記締結部は、前記製氷用給水パイプに嵌合されて組立てられ、前記緩衝部は、前記締結部から一体に延長形成されて衝撃を最小化するフレキシブルな材質の管であることを特徴とする請求項２記載の冷蔵庫用製氷機。
- 前記緩衝部材は、ゴム材質により形成された管状に形成されることを特徴とする請求項３記載の冷蔵庫用製氷機。
- 冷蔵庫本体の内部前方に回転自在に軸支されて製氷作用を行う製氷容器と、
該製氷容器の上方側に所定間隔を有して連結されて前記製氷容器に水を供給する製氷用給水パイプと、
該製氷用給水パイプに嵌合されて、前記製氷容器が氷を隔離するために回転される時、前記製氷容器との接触によって発生する衝撃を緩和させる緩衝部材と、
該緩衝部材の一方側に装着されて、前記製氷用給水パイプの入口から排出される水が製氷容器のみに流入されるようにガイドするガイド部材と、を包含して構成されることを特徴とする冷蔵庫用製氷機。 - 前記緩衝部材は、前記製氷用給水パイプの入口に所定長さだけ延長されるように嵌合されて、前記製氷容器との接触による衝撃を最小化するフレキシブルな材質の管であることを特徴とする請求項５記載の冷蔵庫用製氷機。
- 前記緩衝部材は、ゴム材質により形成された筒状に形成されることを特徴とする請求項６記載の冷蔵庫用製氷機。
- 前記ガイド部材は、前記緩衝部材の入口の上方側に所定弾性力を有して装着されて、前記緩衝部材の入口を所定幅塞ぐ板状に形成されることを特徴とする請求項５記載の冷蔵庫用製氷機。
- 前記ガイド部材は、所定弾性力を有するゴム材質により板状に形成されることを特徴とする請求項８記載の冷蔵庫用製氷機。
- 前記緩衝部材及びガイド部材は、一体に形成されることを特徴とする請求項５記載の冷蔵庫用製氷機。
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