JP4130501B2 - 枚葉輪転印刷機における吸引装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、枚葉輪転印刷機の排紙装置に設けられ搬送紙を摺接させながら吸引することにより、紙の速度を減速させるために使用される枚葉輪転印刷機における吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
枚葉輪転印刷機において、印刷ユニットで印刷された紙は、圧胴の爪から排紙チェーンの爪にくわえ替えられて搬送され、搬送周端部で爪のくわえから解放されて落下して紙積台上に積載される。このような排紙装置において、搬送される紙は先端を爪でくわえられているだけであるから、紙尻がばたついたりあるいは紙がくわえから解放されて落下するときに走行慣性が残ったりして積載時に紙端が揃わないので、これを防止するために搬送終端部近傍に複数個の吸引面を備えた吸引車を紙幅方向に並設し、爪のくわえから解放された紙を周面に吸着させることにより、紙の走行を減速させることが行われている。この吸引装置には、排紙装置の排紙方向の上流側に印刷紙の搬送速度よりも遅い周速度で回転する吸引車が備えられ、この吸引車の周面には吸引エア源に接続されて紙を摺接させながら吸引する吸引面が設けられている。この吸引装置を両面印刷機に使用する場合には、この吸引車を紙の裏面に印刷された絵柄内に位置付けると、吸引車の吸引面によって紙に印刷された絵柄を傷つけてしまい印刷の品質が低下するので、紙のサイズや絵柄の位置によって吸引車の吸引面を紙の幅方向に移動させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の枚葉輪転印刷機における吸引装置においては、紙の幅方向に延在するステーに吸引車をねじによって固定した構造であるため、吸引車を移動させるには、個々の吸引車毎にねじを弛め、個々の吸引車の位置を調整させる必要があるため、多くの作業時間を要していた。また、この調整作業は装置フレーム内で行うために作業が煩雑であり、機械の運転中は作業ができないといった問題もあった。
【0004】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、作業性の向上と作業時間の短縮を図った枚葉輪転印刷機における吸引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の発明は、シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、前記吸引面を紙の幅方向に対して移動自在に支持し、すべての吸引面を同時に移動させる1本の操作軸を備え、前記操作軸に前記各吸引面を支持する支持部材に螺合する複数のねじ部が設けられ、複数の前記ねじ部のピッチを対応する吸引面の移動量に比例するように設定し、かつ前記シート状物の幅方向の中央を挟んで一方のねじ部と他方のねじ部とのねじ山の巻き方向を互いに逆方向に形成したものである。
また、請求項2記載の発明は、シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、前記吸引面を紙の幅方向に対して移動自在に支持し、すべての吸引面を同時に移動させる1本の操作軸と、この操作軸と回転方向が逆になるように複数の歯車によって操作軸に連結された被操作軸とを備え、前記操作軸と前記被操作軸とに前記各吸引面を支持する支持部材に螺合する複数のねじ部が設けられ、これら複数のねじ部のピッチを対応する吸引面の移動量に比例するように設定したものである。
したがって、シート状物のサイズや絵柄が変更され非画線部の位置に変更があったときには、操作部を操作することにより操作軸を介してすべての吸引車が非画線部に位置するように調整される。また、操作軸を回転させると、ねじ部のピッチに対応した分だけ吸引車が移動し、シード状物の幅方向の中央を挟んで吸引車が互いに反対方向に対称的に移動する。
また、請求項3記載の発明は、シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、すべての吸引面を同時に移動させる1本の操作軸と、この操作軸を回転させることにより前記吸引面を紙の幅方向に移動させる複数の被操作軸とを備え、前記操作軸と前記被操作軸とを、前記操作軸を回転させることにより複数の前記吸引面を紙の幅方向の中心を挟んで互いに反対方向に移動させるように傘歯車によって連結するとともに、複数の前記傘歯車の歯数を対応する吸引面の移動量に応じて設定したものである。
したがって、シート状物のサイズや絵柄が変更され非画線部の位置に変更があったときには、操作部を操作することにより操作軸を介してすべての吸引車が非画線部に位置するように調整される。また、操作軸を回転させると、傘歯車の歯数に対応した分だけ吸引車が移動し、シード状物の幅方向の中央を挟んで吸引車が互いに反対方向に対称的に移動する。
また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一項記載の発明において、前記操作軸のシート状物の幅方向に対する位置を調整する操作軸移動調整部材を設けたものである。
したがって、操作軸を操作してもすべての吸引車が各非画線部に位置付けられないときには、操作軸移動調整部材を微移動させることにより、各非画線部に位置させる。
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一項記載の発明において、前記吸引車を、シート状物を摺接させながら吸引する吸引口が設けられ走行する無端状のベルトとしたものである。
したがって、シート状物のサイズや絵柄が変更され非画線部の位置に変更があったときには、操作部を操作することにより操作軸を介してすべての無端状のベルトが非画線部に位置するように調整される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る枚葉輪転印刷機の排紙装置の側面図、図2は同じく吸引車装置の平面図で、(a)は右半分を示し、(b)は左半分を示す。図3は図2(a)におけるIII-III 線断面図、図4は図2(a)におけるIV-IV 線断面図、図5は図2(a)におけるV-V 線断面図、図6(a)は図2(a)におけるVI(a)-VI(a)線断面図、(b)は同図(a)におけるVI(b)-VI(b)線断面図である。図7は図2(a)におけるVII-VII 線断面図、図8は紙7のサイズが変更されたときの吸引車の移動状態を模式的に示した平面図である。
【0007】
図1において、符号1で示すものは排紙装置であって、この排紙装置1の相対向する一対のフレーム2a,2bの前後には、それぞれ一対のスプロケット3,3、スプロケット4,4(フレーム2a側のスプロケット3,4は図示せず)が回転自在に設けられている。これらスプロケット3,3とスプロケット4,4間には、それぞれ一対の排紙チェーン5,5(フレーム2a側の排紙チェーン5は図示せず)が張架されている。
【0008】
これら一対の排紙チェーン5,5間には、爪竿6が一定の間隔で掛け渡され、各爪竿6には、図示を省略した爪と爪台とからなるくわえ爪装置が設けられている。このような構成において、図示しない印刷装置本体により印刷された紙7は、くわえ爪装置にくわえられた状態で排紙チェーン5の走行により図中矢印A方向に搬送され、搬送終端部でくわえ爪装置から解放されて紙積台8上に落下し積載される。紙積台8上に落下して積載される紙7は、前端を紙当て9に当接させて天地方向が揃えられ、左右方向を横寄せ板10によって揃えられる。このような排紙装置1の搬送終端部の上流側には、搬出され紙積台8へと移される紙7の走行慣性を低減させるための吸引装置12が設けられている。
【0009】
以下、図2に基づいて吸引装置12を説明する。
吸引装置12には、相対向する一対のフレーム15,16が備えられ、これらフレーム15,16間には、一対のステー17,18が掛け渡され、図示を省略した駆動装置によって吸引装置12を紙7の天地方向への移動を伝える軸19が横架されている。20は両フレーム15,16間に回転自在に支持された駆動軸であって、この駆動軸20のフレーム16から突出した突出端部には、フレーム16に固定されたモータ21の軸22がカップリング23を介して連結されている。24は上述した一対のステー17,18間に掛け渡された支承部材であって、軸19を支承するとともに、駆動軸20をベアリングを介して回転自在となるように軸支している。
【0010】
フレーム15の外側には、スタッド25を介して支持板26が取り付けられ、この支持板26には円筒状の操作軸27が回転自在に支持されており、この操作軸27の支持板26から突出した一端には、ハンドル28が軸着され、他端には連結軸29の一端が嵌合固定されている。30はフレーム15のねじ部に螺合した操作軸移動調整部材であって、頭部30aをスパナ等で回転させることによって、図中矢印B−C方向に後述するすべての吸引車46Aないし46Eを一括で同量移動可能となっており、止めねじ31の先端を外周のねじ部に係合させることによって移動が規制されるように構成されている。
【0011】
この操作軸移動調整部材30には軸線方向に貫通する貫通孔30bが形成され、この貫通孔30bには、上述した連結軸29が回転自在に支持されている。連結軸29には、一対のリング部材32,32が、操作軸移動調整部材30の両端を挟むようにして軸着されており、連結軸29は操作軸移動調整部材30によって軸線方向(矢印B−C方向)の移動が規制されている。33は指針であって、連結軸29に、軸線方向の移動に対しては一体的に移動し、回転方向に対しては回転自在となるように取り付けられ、この指針33に対応してステー17には目盛34が付されている。
【0012】
連結軸29の他端には、連結部材36を介して、この連結軸29と軸線方向を一致させ、この連結軸29と一体的に回転する第1のねじ棒35の一端が連結されている。この第1のねじ棒35の他端には、この第1のねじ棒35と軸線方向を一致させ、この第1のねじ棒35と一体的に回転する第2のねじ棒37の一端が連結されている。この第2のねじ棒37の略中央から他端側には、ねじ部が形成されていない軸部37aが設けられており、この軸部37aの他端には、連結部材38を介して、この軸部37aと軸線方向を一致させこの軸部37aと一体的に回転する第3のねじ棒39の一端が連結されている。この第3のねじ棒39の他端には、この第3のねじ棒39と軸線方向を一致させ、この第3のねじ棒39と一体的に回転する第4のねじ棒40の一端が連結されている。この第4のねじ棒40の他端には、連結部材41を介して、この第4のねじ棒40と軸線方向を一致させ、この第4のねじ棒40と一体的に回転する軸42の一端が連結されている。
【0013】
この軸42、第2のねじ棒37の軸部37aおよび連結軸29は、両ステー17,18間に掛け渡された支承部材24,24および図示を省略した支承部材を介して回転自在に支持されている。そして、両フレーム15,16の両端側に位置する第1および第4のねじ棒35,40のピッチは、中央側に位置する第2および第3のねじ棒37,39のピッチの略2倍になるように設定されている。また、図中右側に位置する第1および第2のねじ棒35,37は右ねじに形成され、図中左側に位置する第3および第4のねじ棒39,40は左ねじに形成されている。
【0014】
第1ないし第4のねじ棒35,37,39,40および第2のねじ棒37の軸部37aには、4個の吸引車ユニット45A,45B,45D,45Eおよび1個の吸引車ユニット45Cが軸装されている。これら吸引車ユニットのうち、吸引車ユニット45A,45C,45Eは、同じ構造なので、まず、吸引車ユニット45Aについて図4に基づいて説明する。
吸引車ユニット45Aは、吸引車46Aと、ダクト部材47と、これらダクト部材47と吸引車46Aとの間に介在する上述した蓋部材48とによって構成されている。吸引車46Aには、一方の側面と周端面とが開口したスリット状の多数のエア通路46aが吸引車46Aの回転方向に等ピッチに設定され、周端面の開口は吸引孔46bを形成し、この吸引孔46bも吸引車46Aの周方向に等ピッチに多数設けられている。蓋部材48は平板状部材によって外径が吸引車46Aの外径と略同じに形成され、上部側に側面視半円形の窓48aが穿設され、ダクト部材47は一方の側面が開口した中空部47aが形成されている。
【0015】
このような構成において、蓋部材48は、窓48aが中空部47aに対向するようにして、ダクト部材47に止ねじ49によって固定されている。吸引車46Aの中心孔には、スリーブ50を介してねじ51が嵌挿され、このねじ51はダクト部材47の中心孔にも嵌挿され、ナット52を螺合させることにより、吸引車46Aがスリーブ50を介してダクト部材47に回転自在に支持されている。53はダクト部材47にねじ止めされた紙ガイドである。このような構造の吸引車ユニット45Aは、つまみ56付きのねじ57によって支持部材55Aに固定されている。
【0016】
図3に示すように、支持部材55Aには、上述した第1のねじ棒35に螺合するねじ部が形成されたブッシュ58が回り止め部材58aによって周方向の移動を規制されて嵌合固定されている。また、図5(a)に示すように、この支持部材55Aには、駆動軸20が後述するスリーブ62を介して貫挿される貫通孔55bが左右方向(矢印B−C方向)に延在するように形成されている。この吸引車ユニット45A以外の他の吸引車ユニットのうち、吸引車ユニット45B,45D,45Eの支持部材55B,55D,55Eのブッシュ58のねじ部には、第2のねじ棒37、第3のねじ棒39、第4のねじ棒40がそれぞれ螺合している。また、中央の吸引車ユニット45Cの支持部材55Cには、第2のねじ棒37の軸部37aが嵌挿される貫通孔(図示せず)が設けられている。
【0017】
また、支持部材55Aの下部には、前後方向に延在する中空部55cが形成され、この中空部55cの一端側は、上述したダクト部材47の中空部47aに連通され、他端側に形成した開口には、図示を省略した吸引エア源に接続されたホース59の他端が接続されている。したがって、吸引車46Aのエア通路46a、蓋部材48の窓48a、ダクト部材47の中空部47a、支持部材55の中空部55cおよびホース59が連通されている。このため、吸引車46Aの吸気孔46b周辺の外気は、これらエア通路46a、窓48a、中空部47a,55c、ホース59およびエア管19を介して吸引エア源に吸引され、紙7が吸引車46Aの周面に吸着されるように構成されている。上述したホース59は可撓性を有する部材によって形成され、かつ吸引エア源とは余長分を有して接続されており、後述するように吸引車ユニット45Aを移動させてもエア管19との接続が保持されるように構成されている。
【0018】
次に、図5に基づいて、吸引車ユニット45B,45Dについて説明する。
これら吸引車ユニット45B,45Dが上述した吸引車ユニット45Aと異なる点は、回動部材54によって、吸引車ユニット45B,45Dを個別に矢印B−C方向に移動調整自在にした点にある。すなわち、53は第2のねじ棒37に螺合する回動部材であって、小径部53aが形成されている。54Bは止めねじ53aによってダクト部材47と一体化された支持部材であって、この支持部材54Bは下部に形成した貫通孔に回動部材53の小径部53aが貫挿されている。この支持部材54Bは、抜け止め用リング部材54bと回動部材53の段部53bとによって挟持され、矢印B−C方向に対して回動部材53と一体的に移動するように構成されている。支持部材54Bにはボルト54cが螺合されており、このボルト54cをねじ込むことにより、支持部材54Bに回動部材53が固定される。また、ボルト54cを弛めることにより、回動部材53が回動可能になり、回動することにより、支持部材54Bを介して吸引車ユニット45Bを矢印B−C方向に移動調整できるように構成されている。
【0019】
次に、図6および図7に基づいて吸引車46Aを回転駆動する構造を説明する。
図6(a)に示すように、支持部材55の貫通孔55bの内径は、駆動軸20の外径よりも大きく形成されており、この内周部にベアリング60が設けられている。62は駆動軸20に嵌挿されたスリーブであって、後述するコイルスプリング66が巻回される部位が二股状に形成され、同図(b)に示す正面視において互いに対向する円弧状の一対の回転伝達部62a,62aが形成されている。このスリーブ62は、上述した支持部材55の貫通孔55bにベアリング60を介して嵌挿され、支持部材55がスリーブ62に固着された一対の抜け止めリング部材63,63で挟持されることによって、支持部材55に対するスリーブ62の軸方向の移動が規制されている。
【0020】
図6(b)に示すように、スリーブ62の回転伝達部62a,62a間には、一対の円弧状の保持部材65,65が介装され、この保持部材65の外径は回転伝達部62aの外径よりもわずかに大きく形成されている。この保持部材65の外周部には、コイルスプリング66が巻回され、保持部材65はこのコイルスプリング66の締付力によって駆動軸20に圧接されている。したがって、このコイルスプリング66の締付力によって、保持部材65は駆動軸20の回転に追従して一体的に回転し、一対の保持部材65,65間に設けられた一対の回転伝達部62a,62aも回転するので、駆動軸20の回転はスリーブ62に伝達される。
【0021】
スリーブ62の一端部には、図7に示すように、ブッシュ67を介してスリーブ62と一体的に回転するギア68が嵌合固定され、このギア68の歯は吸引車46Aの吸引孔46bと同じピッチで形成され、この吸引孔46bに噛合している。したがって、駆動軸20がモータ21によって回転すると、保持部材65,スリーブ62を介してギア68が回転するので、図4において吸引車46Aもスリーブ50を回転中心として回転する。ここで、スリーブ62の回転伝達部62aの外径が、保持部材65の外径よりも小さく形成されているので、ねじりコイルばね66によって回転伝達部62aが駆動軸20に圧接されることはない。したがって、スリーブ62は駆動軸20に対して軸線方向(図2中矢印B−C方向)に移動自在に支持されており、スリーブ62と軸線方向に移動を規制された支持部材55も駆動軸20に対して矢印B−C方向に移動可能となるように構成されている。
【0022】
次に、このような構成枚葉輪転印刷機の吸引車装置における搬送される紙7の吸引動作を説明する。
図1において、印刷後、爪竿6に支架された図示を省略したくわえ爪装置にくわえられて排紙紙積台8方向(図中矢印A方向)へ搬送される紙7は、くわえ端が5個の吸引車46Aないし46Eを過ぎると紙7はこれら吸引車46Aないし46Eに摺接して走行する。このとき、モータ21が回転しており、駆動軸20も回転し、5個の吸引車ユニット45A,45B,45C,45D,45Eの各スリーブ62を介してそれぞれのギア68も回転するので、5個の吸引車46Aないし46Eが回転する。また、図示を省略した吸引エア源が始動されていて、5個の吸引車46Aないし46Eの周辺の外気が吸引孔46bに吸引されるので、紙7は吸引車46Aないし46Eの周面に吸着されながら搬送される。したがって、紙の速度が搬送速度よりも遅くなり、紙7が緊張して走行慣性が減衰するので、紙積台8上への落下積載時の紙揃いが良好になる。
【0023】
次に、紙7のサイズや絵柄に変更があったときに、吸引車を移動させる動作を説明する。
図8は紙7のサイズが変更されたときの吸引車の移動状態を模式的に示した平面図である。同図において、紙7の絵柄の面付けが4面付けとされ、4個の画線部70Aないし70Dと5個の非画線部71Aないし71Eとが位置付けられており、5個の吸引車46Aないし46Eは、非画線部71Aないし71Eに対応して位置付けられている。ここで、紙7のサイズを大きくして紙7Aに変更すると、紙7Aの画線部72Aないし72Dの幅が、画線部70Aないし70Dの幅よりもLだけ大きくなる。この場合、紙7の非画線部71A,71B,71D,71Eは、紙の幅方向の中心G−Gからの距離に比例した長さだけ、中心G−Gから離間した位置に非画線部73A,73B,73D,73Eが形成される。すなわち、図中中心G−Gから左側に位置する非画線部71D,71Eは、それぞれ距離L,2Lだけ左方に位置した非画線部73D,73Eを形成し、一方右側に位置する非画線部71A,71Bは、それぞれ距離L,2Lだけ右方に位置した非画線部73A,73Bを形成する。
【0024】
そこで、ハンドル28を回転操作すると、操作軸27も回転し、この回転は連結軸29を介して第1ないし第4のねじ棒35,37,39,40に伝達される。このとき、各吸引車ユニット45Aないし45Eの各支持部材55が駆動軸20にスリーブ62を介して矢印B−C方向に移動自在に支持されているので、これらねじ棒35,37,39,40の回転により、これらねじ棒35,37,39,40にブッシュ58のねじ部が螺合している支持部材55が、駆動軸20をガイドとして矢印B−C方向に移動する。
【0025】
この場合、中央から図中右側(矢印C方向)に位置する第1および第2のねじ棒35,37は、右ねじに形成され、中央から図中左側(矢印B方向)に位置する第3および第4のねじ棒39,40は、左ねじに形成されている。したがって、吸引車ユニット45A,45Bが矢印C方向に移動するのに対して、吸引車ユニット45D,45Eが矢印B方向に移動する。このように、1個のハンドル28の操作によって、ハンドル28に対して紙7の幅方向の中央から離間した側の吸引車ユニット45D,45Eの位置も、ハンドル28側から調節することができるので、操作性が向上する。
【0026】
また、外側のねじ棒である、第1および第4のねじ棒35,40のピッチを内側のねじ棒である第2および第3のねじ棒37,39のピッチの2倍に形成している。したがって、内側の吸引車ユニット45B,45Cを距離Lだけ移動させると、外側の吸引車ユニット45A,45Eが距離2Lだけ移動するので、5個の吸引車46Aないし46Eのすべてを同時に、紙7Aの非画線部73Aないし73Eに位置させることが可能になる。また、これらの操作は装置の外側に設けたハンドル28によって行えるので、装置の内側で行っていた従来の作業に比較して作業性が向上する。
【0027】
次に、面付けが偶数の面付けから奇数の面付けに変更されたり、または不均等な面付けに変更された場合を説明する。例えば、4面付けから3面付けに変更された場合には、まず、ハンドル28を回動操作して、紙の両端部の余白部(非画線部)に吸引車ユニット45A,45Eを対応させる。次に、吸引車ユニット45B,45Dのボルト54cを弛め、回動部材53を回動させることにより、吸引車ユニット45B,45Dを紙の幅方向(BーC方向)に個別に移動させ、紙の幅方向内側の余白部(非画線部)にそれぞれ対応させ、ボルト54cを締める。最後に、中央の吸引車ユニット45Cのつまみ付きのねじ57を弛めて吸引車ユニット45Cを支持部材55から取り外すことによって、4個の吸引車ユニット45A,45B,45D,45Eが紙の非画線部に対応する。
【0028】
ここで、図示を省略した刷版の中心が紙の幅方向に対して位置ずれを起こしている場合には、5個の吸引車46Aないし46Eのすべてが、紙7の非画線部71Aないし71Eに対応していないので、図2において、止めねじ31を弛め、操作軸移動調整部材30の頭部30aをスパナ等によって回転操作することにより、操作軸移動調整部材30を矢印B−C方向に移動させる。この移動により、一対のリング部材32,32を介して連結軸29が矢印B−C方向に移動し、4本のねじ棒35,37,39,40も一括して矢印B−C方向に同量移動するので、5個の吸引車46Aないし46Eを非画線部71Aないし71Eに対応させることができる。このため、調整の操作が容易であるとともに、吸引車46Aないし46Eが誤って印刷した部分のインキに摺接するようなことがないので、印刷品質の向上が図られる。この吸引車46Aないし46Eの移動に際しては、紙7における吸引車46の位置ずれ量を、指針33と目盛34とを対応させることにより、試刷りの回数を減らすことができ損紙の発生量を低減させることができるとともに、簡単に短時間で行うことができるので、生産性が向上する。
【0029】
図9は本発明の第2の実施の形態を模式的に示した要部の構成図である。
この第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態における右ねじと左ねじとによって、操作軸の回転方向に対して、被操作軸の回転方向を逆にする構造の他の実施例を示したものである。すなわち、同図(a)においては、操作軸80に軸着されたかさ歯車81と、被操作軸84に軸着されたかさ歯車83とには、かさ歯車82が噛合している。また、同図(b)においては、操作軸80の回転は、操作軸80に軸着された平歯車85と、被操作軸84に軸着された平歯車86との噛合によって、被操作軸84に逆方向の回転が伝達されるように構成されている。
【0030】
図10は本発明の第3の実施の形態を模式的に示した要部の構成図である。
この第3の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態におけるねじのピッチを変えることにより吸引車の移動量を変えた構造の他の実施例を示したものである。すなわち、操作軸90には、2個のかさ歯車91,91が軸着され、これらかさ歯車91,91には、被操作軸94,95に軸着されたかさ歯車92,93がそれぞれ噛合している。被操作軸94,95には、ピニオン96,96がそれぞれ軸着され、ピニオン96,96には、吸引車98,99が取り付けられたラック97,97が噛合しており、操作軸90の回転によって吸引車98,99が図中矢印B−C方向に移動するように構成されている。そして、紙の幅方向の内側に位置する吸引車98のかさ歯車92の歯数が、紙の幅方向の外側に位置する吸引車99のかさ歯車93の歯数の2倍に形成されている。したがって、操作軸90の回転操作にともなって、吸引車99の移動量が、吸引車98の移動量の2倍になる。
【0031】
なお、本実施の形態では、紙7を吸着する部材として吸引車46Aないし46Eとしたが、吸引口が形成され走行する無端状のベルトを有した吸引装置でもよい。また、本実施の形態では、吸引車45Aないし45Eを5個とした例を示したが、これ以外の個数としてもよい。また、操作軸27を、手動によってハンドル28を介して回転させるようにしているが、モータ等の駆動装置によって回転させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし3または5記載の発明によれば、紙サイズや絵柄の変更に対応してすべての吸引車を同時に、紙の非画線部に位置させることが可能になるので調整作業が短縮される。
【0033】
また、請求項1ないし3または5記載の発明によれば、装置が簡素化され、小型化が図られる。
【0034】
また、請求項4または5記載の発明によれば、印刷品質の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の排紙装置の側面図である。
【図2】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の排紙装置における吸引車装置の平面図で、(a)は右半分を示し、(b)は左半分を示す。
【図3】 図2(a)におけるIII-III 線断面図である。
【図4】 図2(a)におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】 図2(a)におけるV-V 線断面図である。
【図6】 (a)は図2(a)におけるVI(a)-VI(a)線断面図、(b)は同図(a)におけるVI(b)-VI(b) 線断面図である。
【図7】 図2(a)におけるVII-VII 線断面図である。
【図8】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の吸引装置において、紙のサイズが変更されたときの吸引車の移動状態を模式的に示した平面図である。
【図9】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の吸引装置の第2の実施の形態を模式的に示した要部の構成図である。
【図10】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の吸引装置の第3の実施の形態を模式的に示した要部の構成図である。
【符号の説明】
1…排紙装置、7,7A…紙、12…吸引装置、19…エア管、20…駆動軸、27…操作軸、30…操作軸移動調整部材、35…第1のねじ棒、37…第2のねじ棒、37a…軸部、39…第3のねじ棒、40…第4のねじ棒、45A〜45E…吸引車ユニット、46A〜46E…吸引車、46b…吸引孔、47…ダクト部材、55A〜55E…支持部材、55a…ねじ部、62…スリーブ、62a…回転伝達部、65…保持部材、66…コイルスプリング、68…ギア、70A〜70D,72A〜72D…画線部、71A〜71E,73A〜73E…非画線部。
Claims (5)
- シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、
前記吸引面を紙の幅方向に対して移動自在に支持し、すべての吸引面を同時に移動させる1本の操作軸を備え、前記操作軸に前記各吸引面を支持する支持部材に螺合する複数のねじ部が設けられ、複数の前記ねじ部のピッチを対応する吸引面の移動量に比例するように設定し、かつ前記シート状物の幅方向の中央を挟んで一方のねじ部と他方のねじ部とのねじ山の巻き方向を互いに逆方向に形成したことを特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。 - シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、
前記吸引面を紙の幅方向に対して移動自在に支持し、すべての吸引面を同時に移動させる1本の操作軸と、この操作軸と回転方向が逆になるように複数の歯車によって操作軸に連結された被操作軸とを備え、前記操作軸と前記被操作軸とに前記各吸引面を支持する支持部材に螺合する複数のねじ部が設けられ、これら複数のねじ部のピッチを対応する吸引面の移動量に比例するように設定したことを特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。 - シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、
すべての吸引面を同時に移動させる1本の操作軸と、
この操作軸を回転させることにより前記吸引面を紙の幅方向に移動させる複数の被操作軸とを備え、
前記操作軸と前記被操作軸とを、前記操作軸を回転させることにより複数の前記吸引面を紙の幅方向の中心を挟んで互いに反対方向に移動させるように傘歯車によって連結するとともに、複数の前記傘歯車の歯数を対応する吸引面の移動量に応じて設定したことを特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一項記載の枚葉輪転印刷機における吸引装置において、前記操作軸のシート状物の幅方向に対する位置を調整する操作軸移動調整部材を設けたことを特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。
- 請求項1ないし4のいずれか一項記載の枚葉輪転印刷機における吸引装置において、前記吸引面を、シート状物を摺接させながら吸引する吸引口が設けられ走行する無端状のベルトとしたことを特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。
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