JP4130398B2 - 函内異物検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、瓶等の容器を収納する函に、所定の瓶が整列して収納されているか否かを検査するとともに、瓶以外の物体が存在するか否かを検査する函内異物検査装置に関する。
従来、生産現場において生産された飲料等は瓶等の容器に充填され、流通現場に出荷される。図9に示すように、飲料等が充填される瓶10は、瓶底12、瓶胴13、瓶肩14、瓶首15及び瓶口16とからなる。飲料等を充填された瓶10を出荷する際、瓶10は図10に示すプラスチック函20に瓶口16を上方に向けて収納されて、瓶10の運搬、保存の容易化が図られている。
プラスチック函20は上面が開放した函体であり、周囲には4面の側板21を有し、底には網状の底板22を有し、底板22から上方へ張り出した仕切板23を有する。プラスチック函20内は、仕切板23によって例えば5列×4列の小部屋24に仕切られており、各小部屋24に1本ずつの瓶10を収容可能に構成されている。仕切板23の高さは、プラスチック函20の高さの半分程度の高さである。
流通現場では、空になった瓶10が回収され、回収された瓶10はプラスチック函20に収納されて生産現場に戻される。生産現場に戻ったプラスチック函20は、瓶10を収納したまま瓶列工程へ送られる。瓶列工程では、デパレタイザーがプラスチック函20をパレット上からベルトコンベヤ上へ降ろす。ベルトコンベヤに載ったプラスチック函20は、検査員による函内異物検査を受ける。
生産現場へ戻るプラスチック函20に収納されている瓶10の大半は、瓶口16を上方に向けて各小部屋24に整然と並んでいる。しかし、瓶10がプラスチック函20に雑然と収納されている場合もある。図11に、プラスチック函20に瓶10が雑然と収納されているの状態の一例を示す。
図11において、各小部屋24の大半には、瓶10が瓶口16を上方に向けて整列して収納されている。しかし、整列している瓶10の瓶首15同士の間に、瓶10aが横置きになって収納されている。また、小部屋24には、瓶底12を上方に向けて瓶10bも収納されている。さらに、プラスチック函20に本来収納されるべき瓶10とは異なるサイズの瓶10cが小部屋24に収納されている。また、棒状の物体70jが瓶10の瓶口16に突っ込まれており、物体70jが瓶口16から上方へ突出している。また、各小部屋24に整列して入っている瓶10の瓶首15同士の間に、雑多な物体70kが突っ込まれており、この物体70kがプラスチック函20から上方へ突出している。
プラスチック函20に横置きの瓶10aが収納されていると、アンケーサーが瓶10aを把持できない。アンケーサーが他の瓶10の瓶口16を把持ししてプラスチック函20から取り出す際、アンケーサーに把持されていない瓶10aも、他の瓶10の瓶首15同士の間に挟まれたままプラスチック函20から取り出され、瓶10aが落下等して破損してしまう。また、瓶底12を上方に向けた瓶10bを、アンケーサーが把持できず、プラスチック函20に瓶10bが取り残されてしまう。さらに、異なるサイズの瓶10cがプラスチック函20に入っていると、瓶10cの瓶口16をアンケーサーが把持できないことが生じたりする。また、瓶口16から棒状の物体70jが突出していると、この物体70jがアンケーサーの作動を邪魔し、アンケーサーが瓶口16を把持できない。また、プラスチック函20から上方へ物体70kが突出していたりすると、この物体70kもアンケーサーの作動を邪魔する。
このような、トラブルを防止するために、検査員が、コンベヤに載ったプラスチック函20に対して目視検査を行っている。検査員は、プラスチック函20に瓶10以外の物体が入っているかを検査するとともに、所定の種類の瓶10のみが小部屋24に瓶口16を上方に向けて収納されているか検査する。
検査員がプラスチック函20に所定の種類の瓶10以外の物体が入っていることを発見すると、検査員が所定の種類の瓶10以外の物体をプラスチック函20から取り除く。また、検査員が、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている瓶10bを発見したときは、この瓶10bをひっくり返す。検査員による検査が終了したら、アンケーサーがプラスチック函20から瓶10を取り出す。
なお、かかる検査は目視検査により行うのが一般的であり、この検査に関する先行技術文献等を特に発見することはできなかった。
プラスチック函20から取り出された瓶10は、洗浄、検査等されて、飲料等を充填される。瓶10を取り出されて空となったプラスチック函20は、洗浄、検査等されて、飲料等を充填した瓶10を収納して、流通現場に出荷される。
瓶列工程において、検査員がプラスチック函20を目視で検査することは、作業効率が悪く、作業コスト低減の阻害要因となっている。しかし、プラスチック函20に入っている瓶10以外の物体は多種多様であり、瓶10や瓶10以外の物体が収納されている状態も多様であり、プラスチック函20の検査を省力化することは困難であった。
本発明は、上記した従来の技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、瓶列工程における函の検査を省力化できる函内異物検査装置を提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明に係る函内異物検査装置は、仕切板で区分けされた小部屋に瓶が瓶口を上方に向けて収納され、且つ上面が開放している函を検査する函内異物検査装置であって、検査対象の函から上方へ突出する物体を検出する函上物体検出センサと、検査対象の函の小部屋に収納されている瓶の大きさ(以下、瓶の種類と呼ぶ。)を検出し、小部屋に収納されている瓶の収納状態を検出し、小部屋に収納されている瓶の瓶口から函の上面までの間に存在する物体を検出する瓶口検出センサと、検査対象の函の仕切板から瓶の瓶口までの間に存在する物体を検出する仕切板上物体検出センサとを備える。
請求項1の発明によると、函上物体検出センサが検査対象の函から上方へ突出している物体の存在を検出する。函から上方に突出する物体は、アンケーサーの作動を邪魔するおそれがある。しかし、かかる物体の存在を函上物体検出センサが検出し、物体が上方へ突出したままの函が、アンケーサーへ送られることを防止できる。
また、瓶口検出センサが検査対象の函の小部屋に収納されている瓶の種類を検出し、小部屋に収納されている瓶の収納状態を検出し、小部屋に収納されている瓶の瓶口の上方に存在する物体を検出する。例えば、瓶の種類が異なると、瓶の瓶口の高さが異なるので、この瓶口の高さを検出することで、瓶の種類を検出できる。そして、本来収納されるべき種類の瓶とは異なる種類の瓶が、函に収納されている場合であっても、異なる種類の瓶を瓶口検出センサが検出するので、アンケーサーによって異なる種類の瓶が一緒に取り出されたり、アンケーサーがこの異なる種類の瓶を取り出しそこなうことを防止できる。また、瓶口を上方に向けて小部屋に収納されている瓶に混じって、瓶底を上方に向けて小部屋に収納されている瓶が存在する場合であっても、瓶口と瓶底とは互いにその形状が異なるので、この形状の違いを検出することで、小部屋に収納されている瓶の収納状態を検出できる。したがって、瓶がその瓶底を上方に向けて小部屋に収納されている場合には、かかる瓶の存在を瓶口検出センサが検出し、アンケーサーが小部屋から瓶を取り出し損なうことを防止できる。さらに、小部屋に収納されている瓶に棒状の物体が突っ込まれて、この物体が瓶口から突出しているが、この物体が函の上方から突出していない場合、函上物体検出センサがこの物体を検出することはない。しかし、瓶口検出センサがこの突出する物体の存在を検出し、この物体がアンケーサーの作動を邪魔することを防止できる。
さらに、仕切板上物体検出センサが検査対象の函の仕切板の上方に存在する物体を検出する。函の小部屋に収納されている瓶同士の間に、物体が突っ込まれており、この突っ込まれた物体がアンケーサーの作動を邪魔するのは、この物体が瓶口近傍の高さに存在する場合である。この場合、突っ込まれた物体は、函の上方へ突出していないことがあり、函上物体検出センサにより検出されないことがある。また、突っ込まれた物体は、小部屋に収納された瓶の瓶口の上方に存在するとは限られず、瓶口検出センサにより検出されないことがある。しかし、この突っ込まれた物体は、仕切板の上方で瓶の瓶首同士や瓶肩同士の間に挟まれたり、仕切板の上方で瓶と函の側板との間に挟まれた状態となっている。したがって、仕切板上物体検出センサが仕切板の上方に存在する物体を検出することにより、アンケーサーの作動が邪魔されることを防止できる。
請求項2の発明に係る函内異物検査装置は、請求項1に記載の函内異物検査装置であって、前記函上物体検出センサ、前記瓶口検出センサ及び前記仕切板上物体検出センサが、レーザー光を投射する投光部と、レーザー光を受光する受光部と、を有するレーザー光センサからなる。
請求項2の発明によると、函上物体検出センサをなすレーザー光センサの投光部から投射されたレーザー光が、受光部により受光されるか否かを判断して、函の上方へ突出する異物の存在を検出する。この函上物体検出センサをなすレーザー光センサは、投光部から投射されたレーザー光を受光部が直接受光するタイプのものとすることができる。函から上方へ突出する物体が存在すると、函から上方へ突出する物体にレーザー光が遮られて、受光部が受光するレーザー光の光量が変化し、函から上方へ突出する物体が存在しない場合、投光部が投射するレーザー光が受光部により一定して受光される。
瓶口検出センサをなすレーザー光センサは、投光部から投射されたレーザー光のうち物体にあたって反射したレーザー光を、受光部が受光するタイプのものとすることができる。投光部から投射されたレーザー光のうち、瓶口や瓶底、又は、瓶口の上方に存在する物体にあたって反射したレーザー光を、受光部が受光する。受光部によるレーザー光の受光状態から、瓶口の高さを検出でき、瓶口と瓶底のうちいずれが上方を向いているかを検出でき、瓶口の上方に異物が存在するか否かをも検出できる。
仕切板上物体検出センサをなすレーザー光センサは、投光部から投射されたレーザー光のうち物体にあたって反射したレーザー光を、受光部が受光するタイプのものとすることができる。投光部から投射されたレーザー光のうち、仕切板又は仕切板の上方に存在する異物にあたって反射したレーザー光を、受光部が受光する。受光部によるレーザー光の受光状態から、仕切板の高さ、仕切板の上方に異物が存在するか否か検出できる。
請求項3の発明に係る函内異物検査装置は、請求項1又は請求項2に記載の函内異物検査装置であって、検査対象の函の高さを検出する函高検出センサを備え、検査対象の函の高さに応じて、前記函上物体検出センサによる検出可能な物体の函の上方における存在範囲が定まり、前記瓶口検出センサによる検出可能な瓶の大きさが定まり、前記瓶口検出センサによる検出可能な物体の瓶口から函の上面までの間における存在範囲が定まり、前記仕切板上物体検出センサによる検出可能な物体の仕切板から瓶口までの間における存在範囲が定まる。
請求項3の発明によると、収納する瓶の種類に応じて函の種類が異なり、各種類の函の高さが異なっている場合、函高検出センサが検査対象の函の高さを検出するので、検査対象の函の種類がわかる。検査対象の函の種類がわかれば、その函が収納すべき瓶の種類もわかる。
検査対象の函の種類を判別することで、検査対象の函と瓶の各種類に応じて、函上物体検出センサ、瓶口検出センサ及び仕切板上物体検出センサにおいて物体を検出する基準の範囲として、函の上方、瓶口から函の上面までの間、及び仕切板から瓶口までの間といった物体を検出するための基準となる存在範囲を定めることが可能となる。
なお、函上物体検出センサ、瓶口検出センサ及び仕切板上物体検出センサについて、それぞれ、検出対象の存在範囲を異にするセンサを設置しておき、検査対象の函の種類に応じて対応するセンサを選択することができる。また、各センサがレーザー光センサである場合、各センサにおける投光部と受光部との位置関係を検査対象の函の種類に応じて変化させ、所定の検査範囲を得ることも可能である。
請求項4の発明に係る函内異物検査装置は、請求項3に記載の函内異物検査装置であって、函高検出センサが、レーザー光を投光する投光部とレーザー光を受光する受光部とを有するレーザー光センサからなる。
函高検出センサをなすレーザー光センサは、投光部から投射されたレーザー光を受光部が直接受光するタイプのものであっても、投光部から投射されたレーザー光のうち物体にあたって反射したレーザー光を、受光部が受光するタイプのものであってもよい。
いずれのタイプのものであっても、各種類の函の上面より僅かに上方の高さに、投光部と受光部の組をそれぞれ設置し、レーザー光を側方から投射する。そして、いずれの高さの受光部がレーザー光を受光しているか判断して、検査対象の函の高さを検出する。
また、検査対象の函の上方に投光部と受光部の組を設置し、函に向けてレーザー光を投射し、函にあたって反射するレーザー光の受光状態から検査対象の函の高さを検出することも可能である。
請求項5の発明に係る函内異物検査装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかの請求項に記載の函内異物検査装置であって、検査対象の前記函が存在する位置を検出するゲートセンサを備え、前記ゲートセンサの検出結果により、前記瓶口検出センサ及び前記仕切板上物体検出センサの各センサがスキャンを行うタイミングを制御する。
請求項5の発明によると、函がベルトコンベヤ等の搬送装置によって函内異物検査装置へ搬送される場合、ゲートセンサにより函の位置を検出し、適切なタイミングで前記瓶口検出センサ及び前記仕切板上物体検出センサを作動させることができる。
本発明は、上記のような函内異物検査装置であるので、瓶列工程における函の検査を省力化できる函内異物検査装置を提供できるという効果がある。
本発明を実施するための最良の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
まず、本発明の実施の形態の構成を説明する。
図1に示すように、ビールの生産現場の瓶列工程18の上流側にデパレタイザー55があり、下流側にアンケーサー56があり、デパレタイザー55とアンケーサー56はベルトコンベヤ57によって接続されている。デパレタイザー55とアンケーサー56との間には、函内異物検査装置30が設置されており、函内異物検査装置30とアンケーサー56との間で、ベルトコンベヤ57に面してプッシャー59が設置されている。ベルトコンベヤ57を挟んでプッシャー59とは反対側には、函待機エリア60が形成されている。
デパレタイザー55は、従来あるものと同様のものであり、パレット上に積載されたプラスチック函20L、20M又は20Sを、ベルトコンベヤ57の搬送面58上へ移し換え可能に構成されている。
ベルトコンベヤ57は従来からあるものと同様のものであり、図2に示すビールの大瓶10L用のプラスチック函20L、ビールの中瓶10M用のプラスチック函20M又はビールの小瓶10S用のプラスチック函20Sをベルトコンベヤ57の搬送面58上に積載可能であり、プラスチック函20L、20M又は20Sの長手方向をベルトコンベヤ57の搬送方向と平行にして、デパレタイザー55から函内異物検査装置30へ搬送し、さらにアンケーサー56まで搬送可能に構成されている。
プラスチック函20L、プラスチック函20M及びプラスチック函20Sは従来あるものと同様のものであり、4面の側板21と網状の底板22とに囲まれて上面が開放した函体からなり、内部は仕切板23によって複数の小部屋24に仕切られており、各小部屋24に1本ずつ大瓶10L、中瓶10M又は小瓶10Sを収納可能に構成されている。プラスチック函20Lの小部屋24は、大瓶10L、中瓶10M、小瓶10Sのいずれもが入る大きさであり、プラスチック函20Mの小部屋24は、中瓶10M又は小瓶10Sが入る大きさであり、プラスチック函20Sの小部屋24は、小瓶10Sのみが入る大きさである。プラスチック函20L及び20Mには、それぞれ、長手方向に並ぶ小部屋24の列が4列、幅方向に並ぶ小部屋24の列が5列形成されている。プラスチック函20Sには、長手方向に並ぶ小部屋24の列が5列、幅方向に並ぶ小部屋24の列が6列形成されている。
プラスチック函20L、20M、20Sの各高さは、それぞれ、HCL、HCM、HCSであり、
CL>HCM>HCS
の関係を有している。プラスチック函20L、20M、20Sの各長手方向長さは、互いに同じ長さであり、各幅方向長さも互いに同じ長さである。プラスチック函20L、20M、20Sの各仕切板23高さは、それぞれ、HSL、HSM、HSSであり、
SL>HSM>HSS
の関係を有しており、HSLはHCLのほぼ半分の高さ、HSMはのHCMのほぼ半分の高さ、HSSはHCSのほぼ半分の高さとなっている。また、プラスチック函20L、20M、20Sの各底板は網状となっており、それぞれ、板厚Tを有する。
大瓶10L、中瓶10M及び小瓶10Sは従来あるものと同様のものであり、それぞれ、瓶底12、瓶胴13、瓶肩14、瓶首15及び瓶口16を有する。各瓶10L、10M、10Sの瓶底12から瓶口16までの高さは、それぞれ、HBL、HBM、HBSであり、
CL>HBL>HCM
CM>HBM>HCS
CS>HBS
の関係を有している。
図3及び図4に示すように、函内異物検査装置30は、基台31aと基台31bとを有する。基台31aが上流側に位置し、基台31bが下流側に位置する。基台31aは、柱状の台であり、ベルトコンベヤ57の幅方向両側にそれぞれ1つの基台31aが立っている。
基台31bは、口の字形の天井枠32と、天井枠32の四隅を支える脚33とを有し、天井枠32の口の字は、互いに平行な前枠34f及び後枠34rと、互いに平行な2本の横枠34sとからなる。天井枠32の下方をベルトコンベヤ57の搬送面58が通っており、前枠34fが上流側で搬送面58の上方を跨いでおり、後枠34rが下流側で搬送面58の上方を跨いでおり、プラスチック函20L、20M、20Sが、ベルトコンベヤ57に搬送されて天井枠32の下方を通過可能に構成されている。
また、天井枠32の口の字の内側に、上流側から順番に4本の桟35a、35b、35c、35dが形成されており、前枠34f、桟35a、35b、35c、35d及び後枠34rは互いに平行に並んでいる。ベルトコンベヤ57の幅方向の一方の側にある2本の脚33の間には、1本の桟35eが形成されている。
また、各脚33にはガイドレール36が形成されており、各ガイドレール36はベルトコンベヤ57側を向いて形成されており、ベルトコンベヤ57の両側にあるガイドレール36同士が互いに対向している。対向するガイドレール36同士の間隔は、プラスチック函20L、20M、20Sの幅方向長さと対応した間隔となっており、ベルトコンベヤ57により天井枠32の下方に搬送されたプラスチック函20L、20M、20Sは、ガイドレール36に案内されて、プラスチック函20L、20M、20Sの幅方向中央が、ベルトコンベヤ57の搬送面58の幅方向中央の直上に位置するとともに、天井枠32の幅方向中央の直下に位置するように構成されている。
基台31bの外側には制御盤38が設置されており、制御盤38は演算部39を有する。演算部39には、後述するプログラムP1、P2、P3、P4、P5及びP6が格納されている。
基台31aには、函高検出センサ41L、41M、41Sが設置されている。函高検出センサ41L、41M、41Sは、それぞれ、投光部と受光部とからなるレーザー光センサであり、投光部がレーザー光を投射し、受光部が投光部から投射されたレーザー光を受光する構成となっている。
函高検出センサ41L、41M、41Sの各投光部が一方の基台31aに設置されており、函高検出センサ41L、41M、41Sの各受光部が他方の基台31aに設置されている。函高検出センサ41Lの投光部と受光部は、ともに同じ高さにあり、ベルトコンベヤ57の搬送面58からHCLよりも僅かに低い高さにある。函高検出センサ41Mの投光部と受光部は、ともに同じ高さにあり、ベルトコンベヤ57の搬送面58からHCMよりも僅かに低い高さにある。函高検出センサ41Sの投光部と受光部は、ともに同じ高さにあり、ベルトコンベヤ57の搬送面58からHCSよりも僅かに低い高さにある。そして、函高検出センサ41L、41M、41Sの各受光部におけるレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP1が、函高検出センサ41L、41M、41Sから送られてくる信号に基づいて、検査対象となるプラスチック函の種類を判断する構成となっている。具体的には、検査対象のプラスチック函20Lが基台31aの間を通過すると、プラスチック函20Lが、函高検出センサ41L、41M、41Sの各投光部から投射されたレーザー光を遮り、函高検出センサ41L、41M、41Sの各受光部におけるレーザー光の受光が遮られてなくなる状態となり、この状態を示す信号が函高検出センサ41L、41M、41Sから演算部39へ送られ、プログラムP1が、この送られた信号に基づいて検査対象のプラスチック函はプラスチック函20Lであると判断し、後述する函上物体検出センサ43Lに作動信号を送る構成となっている。
また、検査対象のプラスチック函20Mが基台31aの間を通過すると、プラスチック函20Mが、函高検出センサ41M、41Sの各投光部から投射されたレーザー光を遮り、函高検出センサ41Lの投光部から投射されたレーザー光のみが函高検出センサ41Lの受光部に受光される状態となり、この状態を示す信号が演算部39へ送られ、プログラムP1が、この送られた信号に基づいて検査対象のプラスチック函はプラスチック函20Mであると判断し、後述する函上物体検出センサ43Mに作動信号を送る構成となっている。
さらに、検査対象のプラスチック函20Sが基台31aの間を通過すると、プラスチック函20Sが、函高検出センサ41Sの投光部から投射されたレーザー光のみを遮り、函高検出センサ41Sの受光部におけるレーザー光の受光のみが遮られてなくなる状態となり、この状態を示す信号が演算部39へ送られ、プログラムP1が、この送られた信号に基づいて検査対象のプラスチック函はプラスチック函20Sであると判断し、後述する函上物体検出センサ43Sに作動信号を送る構成となっている。
基台31aには、函上物体検出センサ43L、43M、43Sが設置されている。函上物体検出センサ43L、43M、43Sは、函高検出センサ41L、41M、41Sと同様の構成を有するレーザー光センサであり、函上物体検出センサ43L、43M、43Sの各投光部が一方の基台31aに設置されており、函上物体検出センサ43L、43M、43Sの各受光部が他方の基台31aに設置されている。
ただし、函上物体検出センサ43L、43M、43Sは、函高検出センサ41L、41M、41Sよりも下流側に設置されており、ベルトコンベヤ57の搬送面58から函上物体検出センサ43Lの投光部及び受光部までの高さはHCLよりも僅かに高く、搬送面58から函上物体検出センサ43Mの投光部及び受光部までの高さはHCMよりも僅かに高く、搬送面58から函高検出センサ41Sの投光部及び受光部までの高さはHCSよりも僅かに高い。そして、函高検出センサ41L、41M、41Sの各受光部におけるレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP2が、函上物体検出センサ43L、43M、43Sから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函から上方へ突出する物体の有無を判断する構成となっている。具体的には、検査対象がプラスチック函20Lである場合、プログラムP2は、プログラムP1の判断結果より検査対象がプラスチック函20Lであるとの情報を得、函上物体検出センサ43Lの受光部の受光状態を判断し、この受光部による受光が遮られてなくなる場合には、プラスチック函20Lから上方へ突出する物体がレーザー光を遮っていると判断して、プラスチック函20Lから上方へ突出する物体の存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。また、函上物体検出センサ43Lの受光部による受光が遮られず連続しているときは、プログラムP2は、プラスチック函20Lから上方へ突出する物体は存在しないと判断して、後述する仕切板上物体検出センサ45Lへ作動信号を送る構成となっている。
また、検査対象がプラスチック函20Mである場合、検査対象がプラスチック函20Lである場合と同様であり、プログラムP2は、函上物体検出センサ43Mの受光部の受光状態を判断し、プラスチック函20Mから上方へ突出する物体の存在を検出したときに、プッシャー59に作動信号を送り、プラスチック函20Mから上方へ突出する物体が存在しないと判断したときは、後述する仕切板上物体検出センサ45Mへ作動信号を送る構成となっている。
さらに、検査対象がプラスチック函20Sである場合も、検査対象がプラスチック函20Lである場合と同様であり、プログラムP2は、函上物体検出センサ43Sの受光部の受光状態を判断し、プラスチック函20Sから上方へ突出する物体の存在を検出したときに、プッシャー59に作動信号を送り、プラスチック函20Sから上方へ突出する物体が存在しないと判断したときは、後述する仕切板上物体検出センサ45Sへ作動信号を送る構成となっている。
基台31bの前枠34fには、5基の仕切板上物体検出センサ45Lが、ベルトコンベヤ57の幅方向に並んで設置されている。各仕切板上物体検出センサ45Lは投光部と受光部とからなるレーザー光センサであり、それぞれの投光部と受光部とが隣あっている。5基のうち両端にある2基の仕切板上物体検出センサ45Lは、ガイドレール36に案内されて前枠34fの直下を通過するプラスチック函20Lの幅方向両側の側板21よりも僅かに内側部分の直上に位置するように設置されている。残りの3基の仕切板上物体検出センサ45Lは、前枠34fの直下を通過するプラスチック函20Lの長手方向の各仕切板23の直上に位置するように設置されている。各仕切板上物体検出センサ45Lの投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HSL+d1以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。そして、各仕切板上物体検出センサ45Lの受光部におけるレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP3が仕切板上物体検出センサ45Lから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函20Lの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断する構成となっている。具体的には、検査対象がプラスチック函20Lである場合、プログラムP3は、プログラムP1の判断結果より検査対象がプラスチック函20Lであるとの情報を得、仕切板上物体検出センサ45Lの各受光部の受光状態を判断し、いずれかの受光部において受光がある場合には、仕切板23よりも距離d1以上上方に存在する物体がレーザー光を反射していると判断して、プラスチック函20Lの仕切板23から距離d1以上上方にある物体の存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。また、いずれの受光部においても受光がない場合には、プログラムP3は、プラスチック函20Lの仕切板23から距離d1以上上方に物体は存在していないと判断して、後述する瓶口検出センサ47Lへ作動信号を送る構成となっている。
基台31bの桟35aには、5基の仕切板上物体検出センサ45Mが並んで設置されている。各仕切板上物体検出センサ45Mは、各仕切板上物体検出センサ45Lと同様の構成を有し、各仕切板上物体検出センサ45Mと桟35aの直下を通過するプラスチック函20Mとの位置関係は、各仕切板上物体検出センサ45Lと前枠34fの直下を通過するプラスチック函20Lとの位置関係と同様である。但し、各仕切板上物体検出センサ45Mの投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HSM+d2以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。そして、各仕切板上物体検出センサ45Mの各受光部が受光するレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP3が仕切板上物体検出センサ45Mから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函20Mの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断する構成となっている。仕切板上物体検出センサ45Lから信号が送られる場合と同様に、プログラムP3は、仕切板上物体検出センサ45Mから送られる信号に基づいて、プラスチック函20Mの仕切板23から距離d2以上上方にある物体の存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。また、プログラムP3は、プラスチック函20Mの仕切板23から距離d2以上上方に物体が存在しないと判断した場合には、後述する瓶口検出センサ47Mへ作動信号を送る構成となっている。
基台31bの桟35bには、6基の仕切板上物体検出センサ45Sが並んで設置されている。各仕切板上物体検出センサ45Sは、各仕切板上物体検出センサ45Lと同様の構成を有する。但し、6基のうち両端にある2基の仕切板上物体検出センサ45Sは、ガイドレール36に案内されて桟35bの直下を通過するプラスチック函20Sの幅方向両側の側板21よりも僅かに内側部分の直上に位置するように設置されている。残りの4基の仕切板上物体検出センサ45Sは、桟35bの直下を通過するプラスチック函20Sの長手方向の各仕切板23の直上に位置するように設置されている。各仕切板上物体検出センサ45Sの投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HSS+d3以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。そして、各仕切板上物体検出センサ45Sの受光部におけるレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP3が仕切板上物体検出センサ45Sから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函20Sの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断する構成となっている。仕切板上物体検出センサ45Lから信号が送られる場合と同様に、プログラムP3は、仕切板上物体検出センサ45Sから送られる信号に基づいて、プラスチック函20Sの仕切板23から距離d3以上上方にある物体の存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。また、プログラムP3は、プラスチック函20Sの仕切板23から距離d3以上上方に物体が存在しないと判断した場合には、後述する瓶口検出センサ47Sへ作動信号を送る構成となっている。
基台31bの桟35cには、4基の瓶口検出センサ47Lがベルトコンベヤ57の幅方向に並んで設置されている。各瓶口検出センサ47Lは、ガイドレール36に案内されて桟35cの直下を通過するプラスチック函20Lの幅方向に並ぶ各小部屋24の直上に位置するように設置されている。各瓶口検出センサ47Lは、は各仕切板上物体検出センサ45Lと同様のレーザー光センサである。但し、各瓶口検出センサ47Lは、投光部と受光部とからなる組を第1組から第4組まで有している。第1組がプラスチック函20Lの小部屋24に収納された小瓶10Sの存在を検出する組をなし、第2組がプラスチック函20Lの小部屋24に収納された中瓶10Mの存在を検出する組をなし、第3組がプラスチック函20Lの小部屋24に収納された大瓶10Lの瓶口16を検出する組をなし、第4組がプラスチック函20Lの小部屋24に収納された大瓶10Lの瓶口16よりも上方にある物体の存在を検出する組をなす。
第1組の投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBSにある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。第2組の投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBMにある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。第3組の投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBLにある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。第4組の投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBL+d4以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。そして、各瓶口検出センサ47Lの各受光部が受光するレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP4が瓶口検出センサ47Lから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函20Lの小部屋24に収納されている瓶の種類を判断し、小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16の上方に存在する物体の有無を判断し、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている大瓶10Lの有無を判断する構成となっている。具体的には、検査対象がプラスチック函20Lである場合、プログラムP4は、プログラムP1の判断結果より検査対象がプラスチック函20Lであるとの情報を得、各瓶口検出センサ47Lの第1組の各受光部の受光状態を判断し、いずれかの受光部において受光がある場合には、小部屋24に収納された小瓶10Sの瓶口16がレーザー光を反射していると判断して、小部屋24に収納されている小瓶10Sの存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。
また、プログラムP4は、各瓶口検出センサ47Lの第2組の各受光部の受光状態を判断し、いずれかの受光部において受光がある場合には、小部屋24に収納されている中瓶10Mの存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。
さらに、プログラムP4は、各瓶口検出センサ47Lの第3組の各受光部の受光状態を判断し、小部屋24に大瓶10Lが収納されていることを確認する構成となっている。同時に、プログラムP4は、各瓶口検出センサ47Lの第3組の各受光部の受光状態を判断して、いずれかの受光部における受光が一定時間連続する場合は、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている大瓶10Lの平坦な瓶底12が、レーザー光を連続して反射していると判断して、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている大瓶10Lの存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。なお、大瓶10Lの瓶口16は、瓶底12と比べて面積が狭く、瓶口16で反射したレーザー光が各瓶口検出センサ47Lの第3組の各受光部によって受光される時間は短いので、この受光時間の違いを用いて、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている大瓶10Lと、瓶口16を上方に向けて小部屋24に収納されている大瓶10Lとを区別可能にプログラムP4は構成されている。
また、プログラムP4は、各瓶口検出センサ47Lの第4組の各受光部の受光状態を判断し、いずれかの受光部において受光がある場合には、小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16よりも距離d4以上上方に存在する物体がレーザー光を反射していると判断して、大瓶10Lの瓶口16よりも上方にある物体の存在を検出し、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。
基台31bの桟35dには、4基の瓶口検出センサ47Mが並んで設置されている。各瓶口検出センサ47Mは、各瓶口検出センサ47Lと同様の構成を有し、各瓶口検出センサ47Mと桟35dの直下を通過するプラスチック函20Mとの位置関係は、各瓶口検出センサ47Lと桟35cの直下を通過するプラスチック函20Lとの位置関係と同様である。但し、各瓶口検出センサ47Mは投光部と受光部との組を第1組から第3組まで3組有しており、第1組がプラスチック函20Mの小部屋24に収納された小瓶10Sの存在を検出する組をなし、第2組がプラスチック函20Mの小部屋24に収納された中瓶10Mの存在を検出する組をなし、第3組がプラスチック函20Mの小部屋24に収納された中瓶10M瓶口16よりも上方にある物体の存在を検出する組をなす。
瓶口検出センサ47Mの第1組及び第2組の投光部と受光部との各距離は、各瓶口検出センサ47Lの第1組及び第2組の投光部と受光部との各距離と同じである。第3組の投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBM+d5以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光のみを、受光部が受光可能な距離となっている。そして、各瓶口検出センサ47Mの各受光部が受光するレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP4が瓶口検出センサ47Mから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函20Mの小部屋24に収納されている瓶の種類を判断し、小部屋24に収納されている中瓶10Mの瓶口16の上方に存在する物体の有無を判断し、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている中瓶10Mの有無を判断する構成となっている。プログラムP4は、瓶口検出センサ47Lから信号が送られる場合と同様に、瓶口検出センサ47Mから送られる信号に基づいて、小部屋24に収納された小瓶10Sの存在を検出すると、プッシャー59に作動信号を送り、小部屋24に中瓶10Mが収納されていることを確認し、同時に、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている中瓶10Mの存在を検出すると、プッシャー59に作動信号を送り、小部屋24に収納されている中瓶10Mの瓶口16よりも距離d5以上上方にある物体の存在を検出すると、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。
基台31bの後枠34rには、5基の瓶口検出センサ47Sが並んで設置されている。各瓶口検出センサ47Sは、各瓶口検出センサ47Lと同様の構成を有し、各瓶口検出センサ47Sと後枠34rの直下を通過するプラスチック函20Sとの位置関係は、各瓶口検出センサ47Lと桟35cの直下を通過するプラスチック函20Lとの位置関係と同様である。但し、各瓶口検出センサ47Sは投光部と受光部からなる組を2組有しており、第1組がプラスチック函20Sの小部屋24に収納された小瓶10Sの存在を検出する組をなし、第2組がプラスチック函20Sの小部屋24に収納された小瓶10Sの瓶口16よりも上方にある物体の存在を検出する組をなす。この第1組の投光部と受光部との各距離は、各瓶口検出センサ47Lの第1組の投光部と受光部との距離と同じである。第2組の投光部と受光部との距離は、投光部から斜め下方に投射されたレーザー光のうち、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBS+d6以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光を、受光部が受光可能な距離となっている。そして、各瓶口検出センサ47Sの各受光部が受光するレーザー光の受光状態の信号が制御盤38の演算部39へ送られる構成となっている。
演算部39では、プログラムP4が瓶口検出センサ47Sから送られてくる信号に基づいて、検査対象のプラスチック函20Sの小部屋24に収納されている瓶の種類を確認し、小部屋24に収納されている小瓶10Sの瓶口16の上方に存在する物体の有無を判断し、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている小瓶10Sの有無を判断する構成となっている。プログラムP4は、瓶口検出センサ47Lから信号が送られる場合と同様に、瓶口検出センサ47Sから送られる信号に基づいて、小部屋24に小瓶10Sが収納されていることを確認し、同時に、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている小瓶10Sの存在を検出すると、プッシャー59に作動信号を送り、小部屋24に収納されている小瓶10Sの瓶口16よりも距離d6以上上方にある物体の存在を検出すると、プッシャー59に作動信号を送る構成となっている。
基台bの桟35eの上流側端にはゲートセンサ49iが設置されている。ゲートセンサ49iはエンコーダ及びレーザー光センサを有する。ゲートセンサ49iのエンコーダは従来あるものと同様のものであり、ベルトコンベヤ57の駆動軸の回転に伴ってパルス信号を制御盤38の演算部39へ送る構成となっている。ゲートセンサ49iのレーザー光センサは、隣り合った投光部と受光部とからなるレーザー光センサであり、投光部と受光部とはベルトコンベヤ57の搬送面58よりもやや高い位置にあり、投光部からレーザー光がベルトコンベヤ57側に向けて投射され、ベルトコンベヤ57の搬送面58に載っている物体にあたって反射したレーザー光が受光部に受光される構成となっている。すなわち、プラスチック函20L、20M又は20Sが天井枠32の下に進入すると、ゲートセンサ49iのレーザー光センサが天井枠32の下に進入したプラスチック函20L、20M又は20Sの長手方向の前端部分を検知し、その検知信号を制御盤38の演算部39へ送る構成となっている。
演算部39では、プログラムP5が、プログラムP1の判断結果より検査対象がプラスチック函20Lであるとの情報を得た場合、ゲートセンサ49iのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49iのレーザー光センサから送られるプラスチック函20Lの検知信号とに基づいて、天井枠32の下におけるプラスチック函20Lの正確な位置を算出し、仕切板上物体検出センサ45L及び瓶口検出センサ47Lの作動するタイミングを制御する構成となっている。プログラムP1の判断結果より検査対象がプラスチック函20Mであるとの情報を得た場合も同様であり、プログラムP5が、天井枠32の下におけるプラスチック函20Mの正確な位置を算出し、仕切板上物体検出センサ45M及び瓶口検出センサ47Mの作動するタイミングを制御する構成となっている。プログラムP1の判断結果より検査対象がプラスチック函20Sであるとの情報を得た場合も、プログラムP5が、天井枠32の下におけるプラスチック函20Sの正確な位置を算出し、仕切板上物体検出センサ45M及び瓶口検出センサ47Sの作動するタイミングを制御する構成となっている。
プログラムP5により、仕切板上物体検出センサ45Lが作動するタイミングは、検査対象のプラスチック函20Lの幅方向の各仕切板23が、前枠34fの直下を通過するとき、及び、プラスチック函20L内において長手方向両側端より少し内側寄り部分が、前枠34fの直下を通過するときである。仕切板上物体検出センサ45Mが作動するタイミングは、検査対象のプラスチック函20Mの幅方向の各仕切板23が、桟35aの直下を通過するとき、及び、プラスチック函20M内において長手方向両側端より少し内側寄り部分が、桟35aの直下を通過するときである。仕切板上物体検出センサ45Sが作動するタイミングは、検査対象のプラスチック函20Sの幅方向の各仕切板23が、桟35bの直下を通過するとき、及び、プラスチック函20S内において長手方向両側端より少し内側寄り部分が、桟35bの直下を通過するときである。
プログラムP5により、瓶口検出センサ47Lが作動するタイミングは、検査対象のプラスチック函20Lの幅方向の小部屋24の各列が、桟35cの直下を通過するときである。瓶口検出センサ47Mが作動するタイミングは、検査対象のプラスチック函20Mの幅方向の小部屋24の各列が、桟35dの直下を通過するときである。瓶口検出センサ47Sが作動するタイミングは、検査対象のプラスチック函20Sの幅方向の小部屋24の各列が、後枠34rの直下を通過するときである。
基台bの桟35eの下流側端にはゲートセンサ49oが設置されている。ゲートセンサ49oは、ゲートセンサ49iと同様の構成されており、エンコーダ及びレーザー光センサを有する。ゲートセンサ49oのエンコーダが、ベルトコンベヤ57の駆動軸の回転に伴ってパルス信号を制御盤38の演算部39へ送り、ゲートセンサ49oのレーザー光センサが、天井枠32の下を出ていくプラスチック函20L、20M又は20Sの長手方向の後端部分を検知し、その検知信号を制御盤38の演算部39へ送る構成となっている。
演算部39では、プログラムP6が、ゲートセンサ49oのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49oのレーザー光センサから送られるプラスチック函20L、20M又は20Sの検知信号に基づいて、ベルトコンベヤ57の搬送面58上におけるプラスチック函20L、20M又は20Sの正確な位置を算出し、プッシャー59の作動するタイミングを制御する構成となっている。
プログラムP6により、プッシャー59が作動するタイミングは、プログラムP1、P2、P3又はP4のいずれかからプッシャー59へ作動信号が送られている場合に、作動信号をプッシャー59へ送る原因を有する検査対象のプラスチック函20L、20M又は20Sが、プッシャー59の設置位置までベルトコンベヤ57により搬送されたときである。
プッシャー59は、プラスチック函20L、20M又は20Sを、ベルトコンベヤ57の搬送面58上から函待機エリア60へ移動可能に構成されている。例えば、プッシャー59は、演算部39からの作動信号により伸張可能な腕を有しており、この腕が伸張してプラスチック函20L、20M又は20Sをベルトコンベヤ57の搬送面58から函待機エリア60へ押し出す構成となっている。
アンケーサー56は、従来あるものと同様のものであり、ベルトコンベヤ57により搬送されてきたプラスチック函20L、20M又は20Sから、各小部屋24に収納されている大瓶10、中瓶10M又は小瓶10Sの瓶口16を把持して取り出し可能に構成されている。
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
プラスチック函20L、20M又は20Sがデパレタイザー55によりパレット上からベルトコンベヤ57の搬送面58上へ移され、ベルトコンベヤ57により搬送されて函内異物検査装置30へ進入する。搬送面58上で、プラスチック函20L、20M又は20Sの長手方向は、ベルトコンベヤ57の進行方向と一致している。
最初に、函内異物検査装置30へ進入するプラスチック函が大瓶10L用のプラスチック函20Laであり、このプラスチック函20Laの各小部屋24には、図5に示すように、大瓶10Lが瓶口16を上方に向けて収納されており、大瓶10Lを除いて、プラスチック函20Laに入っている物体は何も存在しない場合(ケース1)を考える。すなわち、ケース1のプラスチック函20Laにおいて、プラスチック函20Laから上方へ突出する物体は存在せず、大瓶10Lの瓶胴13同士、瓶肩14同士又は瓶首15同士の間や大瓶10Lと側板21の間に物体が突っ込まれたりしてはおらず、仕切板23の上方に物体は存在せず、大瓶10Lの中に物体が突っ込まれてもおらず、大瓶10Lの瓶口16の上方には物体は存在していない。
プラスチック函20Laが基台31aの間に進入すると、函高検出センサ41L、41M、41Sの各投光部から投射されているレーザー光は、プラスチック函20Laにあたって遮られ、函高検出センサ41L、41M、41Sの各受光部が受光するレーザー光は遮られてなくなる。これらの各受光部の受光状態の信号が、函高検出センサ41L、41M、41Sから制御盤38の演算部39へ送られる。
演算部39では、プログラムP1が、函高検出センサ41L、41M、41Sから送られた各受光部の受光状態の信号に基づき、函内異物検査装置30に進入してきた検査対象のプラスチック函は、プラスチック函20Laであると判断し、函上物体検出センサ43Lへ作動信号を送る。
函上物体検出センサ43Lが、プログラムP1から作動信号を受けて作動し、函上物体検出センサ43Lの投光部から受光部に向けてレーザー光が投射される。プラスチック函20Laから上方へ突出する物体は存在していないので、函上物体検出センサ43Lの投光部から投射されたレーザー光は、遮られずに受光部へ達し、受光部に受光される。ベルトコンベヤ57が進行して、プラスチック函20Laの長手方向の前端部分から後端部分までが函上物体検出センサ43Lの投光部と受光部との間を通過するが、この間、受光部はレーザー光を連続して受光する。函上物体検出センサ43Lの受光部の受光状態の信号が、函上物体検出センサ43Lから制御盤38の演算部39へ送られる。
函上物体検出センサ43Lから送られる受光部の受光状態の信号に基づいて、演算部39のプログラムP2が、プラスチック函20Laから上方へ突出する物体の有無を判断する。ケース1においては、函上物体検出センサ43Lの受光部がレーザー光を連続受光しているので、プログラムP2はプラスチック函20Laから上方へ突出する物体は存在しないと判断して、仕切板上物体検出センサ45Lへ作動信号を送る。
プラスチック函20Laは、基台31aの間を通過すると、天井枠32の下へ進入する。天井枠32の下へ進入したプラスチック函20Laは、ベルトコンベヤ57の両側にあるガイドレール36に案内されており、プラスチック函20Laの幅方向中央がベルトコンベヤ57の幅方向中央の直上に位置している。したがって、プラスチック函20Laの長手方向に連続する各仕切板23の直上には、仕切板上物体検出センサ45Lが1基ずつ位置し、プラスチック函20Laの幅方向両側にある側板21よりやや内側よりの部分の直上にも、仕切板上物体検出センサ45Lが1基ずつ位置する。また、プラスチック函20Laの幅方向に連続する各小部屋24の直上には、瓶口検出センサ47Lが1基ずつ位置する。
プラスチック函20Laが天井枠32の下に進入すると、ゲートセンサ49iのレーザー光センサがプラスチック函20Laの長手方向の前端部分を検知し、その検知信号が演算部39へ送られる。
演算部39のプログラムP5が、プログラムP1の判断結果より検査対象はプラスチック函20Laであるとの情報を得、ゲートセンサ49iのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49iのレーザー光センサから送られる検知信号とに基づいて、天井枠32下におけるプラスチック函20Laの正確な位置を算出し、この算出結果に基づいて、仕切板上物体検出センサ45L及び瓶口検出センサ47Lが作動するタイミングを制御する。
仕切板上物体検出センサ45Lが作動するタイミングは、プラスチック函20Laの長手方向両側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するときと、プラスチック函20Laの幅方向の各仕切板23が前枠34fの直下を通過するときである。瓶口検出センサ47Lが作動するタイミングは、プラスチック函20Laの幅方向に並ぶ小部屋24の各列の中央が桟35cの直下を通過するときである。
ケース1において、プラスチック函20Laから上方へ突出する物体は存在しないので、仕切板上物体検出センサ45Lは演算部39のプログラムP2から作動信号を受け取っており、仕切板上物体検出センサ45Lが作動するタイミングは演算部39のプログラムP5に制御されている。
したがって、プラスチック函20Laの長手方向の前端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するとき、仕切板上物体検出センサ45Lの各投光部からレーザー光が投射される。5基の仕切板上物体検出センサ45Lの投光部のうち、両端を除く3基の仕切板上物体検出センサ45Lの各投光部から投射されたレーザー光は、各投光部の直下にある長手方向に連続する仕切板23の上部にあたって反射する。残る2基の仕切板上物体検出センサ45Lの各投光部から投射されたレーザー光は、隣接する側板21と大瓶10Lの瓶胴13の間を通り、底板22の網目状の隙間を通り、ベルトコンベヤ57の搬送面58にあたって反射する。仕切板23の上部はベルトコンベヤ57の搬送面58からT+HSLの高さにありあり、仕切板上物体検出センサ45Lの各受光部が受光するレーザー光は、ベルトコンベヤ57の搬送面58からT+HSL+d1以上上方にある物体にあたって反射したレーザー光のみであるので、仕切板上物体検出センサ45Lの受光部によるレーザー光の受光はない。仕切板上物体検出センサ45Lの受光部の受光状態の信号が演算部39へ送られる。
仕切板上物体検出センサ45Lから送られる受光状態の信号に基づいて、演算部39のプログラムP3が、プラスチック函20Laの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断する。ケース1では、函上物体検出センサ43Lの受光部による受光がないので、プログラムP3は、プラスチック函20Laの長手方向の前端側にある側板21の内側部分と、この側板21に隣接する各小部屋24に収納された大瓶10Lとの間には物体が存在しないと判断する。
プラスチック函20Lがベルトコンベヤ57により搬送されて、プラスチック函20Laの幅方向に連続する仕切板23が前枠34fの直下を通過するたびに、仕切板上物体検出センサ45Lの投光部からレーザー光が投射される。両端を除く3基の仕切板上物体検出センサ45Lの投光部から投射されたレーザー光は、幅方向に連続する仕切板23と、長手方向に連続する仕切板23との交点にあたって反射し、残る2基の仕切板上物体検出センサ45Lの投光部から投射されたレーザー光は、幅方向に連続する仕切板23の両端よりも僅かに内側寄り部分の上部にあたって反射する。仕切板23の上部の高さはベルトコンベヤ57の搬送面58からT+HSLであるので、仕切板23の上部で反射したレーザー光は、仕切板上物体検出センサ45Lの受光部によって受光されない。各受光部の受光状態の信号が演算部39へ送られ、演算部39のプログラムP3が、プラスチック函20Laの幅方向に連続する仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断する。ケース1では、函上物体検出センサ43Lの各受光部において受光がないので、プログラムP3は、プラスチック函20Laの仕切板23の上方に物体は存在しないと判断する。
そして、プラスチック函20Lの長手方向の後端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するとき、仕切板上物体検出センサ45Lの投光部からレーザー光が投射される。このときも、プラスチック函20Lの長手方向の前端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過したときと同様であり、演算部39のプログラムP3は、プラスチック函20Laの長手方向の後端側にある側板21の内側部分と、この側板21に隣接する各小部屋24に収納された大瓶10Lとの間には物体が存在していないと判断する。
何らかの物体が、プラスチック函20Laの小部屋24に収納された大瓶10Lの瓶首15同士や瓶肩14同士の間に挟まれていたり、大瓶10Lの瓶首15や瓶肩14と側板21の内側面との間に挟まれている場合には、この物体は仕切板23よりも上方に存在しており、仕切板上物体検出センサ45Lにより、その存在が検出される。
ケース1において、プログラムP3は、プラスチック函20Laの仕切板23よりも上方に物体を検出しないので、瓶口検出センサ47Lへ作動信号を送る。
瓶口検出センサ47Lは、演算部39のプログラムP3から作動信号を受け取り、その作動のタイミングを演算部39のプログラムP7に制御される。プラスチック函20Laの幅方向に連続する小部屋24の列が桟35cの直下を通過するとき、瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各投光部から、レーザー光が投射される。各投光部から投射されるレーザー光は、各小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16にあたって反射する。プラスチック函20Laの各小部屋24には大瓶10Lのみが収納されており、大瓶10Lの瓶口16は、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBSの高さにあるので、瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各受光部のうち、大瓶10Lの瓶口16にあたって反射するレーザー光を受光するものは、第3組の受光部のみであり、第1組、第2組及び第4組の各受光部における受光はない。そして、瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各受光部における受光状態の信号が演算部39へ送られる。
ここで、プラスチック函20Laの各小部屋24に収納されている大瓶10Lは、その瓶口16を上方に向けているので、大瓶10Lの瓶口16にあたって反射するレーザー光が、瓶口検出センサ47Lの第3組の各受光部によって受光される時間は短い。なお、大瓶10Lが、その瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている場合に、大瓶10Lの平坦な瓶底12にあたって反射するレーザー光が、瓶口検出センサ47Lの第3組の各受光部によって受光される時間は長くなる。
そして、プラスチック函20Laの幅方向に連続する小部屋24の列が桟35cの直下を通過するたびに、瓶口検出センサ47Lが作動して、瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各受光部における受光状態の信号が演算部39へ送られる。
演算部39のプログラムP4が、瓶口検出センサ47Lの第1組の受光部の受光状態の信号に基づいて、プラスチック函20Laの小部屋24に小瓶10Sが収納されているか否かを検出し、瓶口検出センサ47Lの第2組の受光部の受光状態の信号に基づいて、小部屋24に中瓶10Mが収納されているか否かを検出し、瓶口検出センサ47Lの第3組の受光部の受光状態の信号に基づいて、小部屋24に大瓶10Lが収納されていることを確認し、瓶底12上方に向けて小部屋24に大瓶10Lが収納されているか否かを検出し、瓶口検出センサ47Lの第4組の受光部の受光状態の信号に基づいて、小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16よりも上方に物体が存在するか否かを検出する。
ケース1においては、演算部39のプログラムP4が、瓶口検出センサ47Lの第1組の受光部における受光がないことから、プラスチック函20Laの小部屋24に小瓶10Sが収納されていないことを検出する。また、プログラムP4が、瓶口検出センサ47Lの第2組の受光部における受光がないことから、小部屋24に中瓶10Mが収納されていないことを検出する。さらに、プログラムP4が、瓶口検出センサ47Lの第3組の受光部がレーザー光を受光しており、その受光時間が短いことから、小部屋24に大瓶10Lが収納されており、大瓶10L瓶口16を上方に向けていることを検出する。また、プログラムP4が、瓶口検出センサ47Lの第4組の受光部における受光がないことから、小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16よりも上方に物体が存在しないことを検出する。
プラスチック函20Laがベルトコンベヤ57によって搬送されて、プラスチック函20Laの長手方向の後端部分をゲートセンサ49oのレーザー光センサが検知する。ゲートセンサ49oのレーザー光センサから、その検知信号が演算部39へ送られる。
演算部39のプログラムP6が、プログラムP1の判断結果より検査対象はプラスチック函20Laであると判断し、ゲートセンサ49oのエンコーダから送られるパルス信号、及び、ゲートセンサ49oのレーザー光センサから送られる検知信号に基づいて、プラスチック函20Laがベルトコンベヤ57によってプッシャー59が設置されている位置まで搬送される正確なタイミングを算出する。
ケース1では、プログラムP1、P2、P3及びP4のいずれからもプッシャー59へ作動信号は送られていない。したがって、プラスチック函20Laはプッシャー59通過し、そのままベルトコンベヤ57によってアンケーサー56まで搬送される。そして、アンケーサー56が、プラスチック函20Laの小部屋24から大瓶10Lを把持して取り出す。
次に、函内異物検査装置30へ進入するプラスチック函が大瓶10L用のプラスチック函20Lbであり、図6に示すように、このプラスチック函20Lbの側板21の上部に物体70aが載っているとともに、小部屋24に収納された大瓶10Lの瓶首15同士の間に物体70bが挟まっており、小部屋24内に収納された大瓶10Lの瓶口16には棒状の物体70cが突っ込まれており、これらの物体70a、物体70b、物体70cがプラスチック函20Lbから上方へ突出している場合(ケース2)を考える。なお、各小部屋24に収納されている瓶はすべて大瓶10Lであり、大瓶10Lはその瓶口16を上方に向けて小部屋24に収納されているものとする。
プラスチック函20Lbが、基台31aの間を通過し、ケース1と同様に、演算部39のプログラムP1が、函高検出センサ41L、41M、41Sから送られた各受光部の受光状態の信号に基づき、函内異物検査装置30に進入してきた検査対象のプラスチック函は、プラスチック函20Lbであると判断し、函上物体検出センサ43Lに作動信号を送る。
函上物体検出センサ43Lが、プログラムP1から作動信号を受け、函上物体検出センサ43Lの投光部から受光部に向けてレーザー光が投射される。函上物体検出センサ43Lの投光部と受光部との間を、物体70a、物体70b、物体70cが通過すると、函上物体検出センサ43Lの投光部から投射されるレーザー光が物体70a、物体70b、物体70cにより遮られ、函上物体検出センサ43Lの受光部における受光がなくなり、この受光部の受光状態の信号が、函上物体検出センサ43Lから制御盤38の演算部39へ送られる。
演算部39では、プログラムP2が、函上物体検出センサ43Lから送られた受光部の受光状態の信号に基づき、物体70a、物体70b及び物体70cがプラスチック函20Lbから上方へ向かって突出していることを検出し、プログラムP2からプッシャー59に作動信号が送られる。
プログラムP2が物体70a、物体70b、物体70cの存在を検出しているので、プログラムP2は、仕切板上物体検出センサ45Lへ、仕切板上物体検出センサ45Lの作動信号を送らない。仕切板上物体検出センサ45Lは作動しないので、プログラムP3が瓶口検出センサ47Lへ瓶口検出センサ47Lの作動信号を送ることもない。
ケース1と同様に、プラスチック函20Lbは天井枠32の下をベルトコンベヤ57により搬送されて通過する。プラスチック函20Lbが前枠34f及び桟35cの直下を通過しても、仕切板上物体検出センサ45L及び瓶口検出センサ47Lは作動信号を受け取っていないので作動しない。
プラスチック函20Lbが天井枠32の下からベルトコンベヤ57により搬送されて出て行くとき、ゲートセンサ49oのレーザー光センサがプラスチック函20Lbの長手方向の後端部分を検知し、その検知信号を演算部39へ送る。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP6が、プログラムP1の判断結果より検査対象はプラスチック函20Lbであると判断し、ゲートセンサ49oのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49oのレーザー光センサから送られる検知信号に基づいて、プラスチック函20Lbがプッシャー59の設置位置までベルトコンベヤ57により搬送される正確なタイミングを算出する。
プッシャー59は、プログラムP2からの作動信号を受け取っており、プログラムP6が算出したプラスチック函20Lbがプッシャー59の設置位置まで搬送されてくるタイミングで、プッシャー59が作動する。プッシャー59が作動すると、プッシャー59の腕が伸張し、伸張した腕がプラスチック函20Lbをベルトコンベヤ57の搬送面58から函待機エリア60へ押し出す。
函待機エリア60において、検査員がプラスチック函20Lbから物体70a、物体70b及び物体70cを取り除き、プラスチック函20Lbをベルトコンベヤ57の搬送面58上へ戻す。
ベルトコンベヤ57の搬送面58へ戻されたプラスチック函20Lbは、アンケーサー56まで搬送され、アンケーサー56が大瓶10Lを把持して小部屋24から取り出す。
次に、函内異物検査装置30へ進入するプラスチック函がプラスチック函20Lcであり、図7に示すように、このプラスチック函20Lcの各小部屋24には大瓶10Lが瓶口16を上方に向けて収納されており、小部屋24に収納された大瓶10Lの瓶首15同士の間には、横置きにされた大瓶10La及び大瓶10Lbが入っており、プラスチック函20Lcの長手方向の前端側の側板21と、この側板21に隣接する小部屋24に収納された大瓶10Lの瓶首15との間には、物体70dが突っ込まれている場合(ケース3)を考える。なお、大瓶10Laはプラスチック函20Lcの長手方向に沿って横置きにされており、大瓶10Lbはプラスチック函20Lcの幅方向に沿って横置きにされており、大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dの下方には仕切板23が位置しており、大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dとこれらの下方にある仕切板23の上端との距離はd1以上離れている。また、大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dは、プラスチック函20Lcから上方へ突出してはいないものとする。
プラスチック函20Lcが、基台31aの間を通過し、ケース1と同様に、演算部39のプログラムP1が、函高検出センサ41L、41M、41Sから送られた各受光部の受光状態の信号に基づき、函内異物検査装置30に進入してきた検査対象のプラスチック函は、プラスチック函20Lcであると判断し、函上物体検出センサ43Lに作動信号を送る。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP2が、函上物体検出センサ43Lから送られた受光部の受光状態の信号に基づいて、プラスチック函20Lcから上方へ突出する物体の有無を判断する。プラスチック函20Lcから上方へ突出する物体は存在していないので、、函上物体検出センサ43Lの受光部がレーザー光を連続受光しており、プログラムP2はプラスチック函20Lcから上方へ突出する物体は存在しないと判断し、仕切板上物体検出センサ45Lへ作動信号を送る。
ケース1と同様に、プラスチック函20Lcがガイドレール36に案内されて天井枠32の下へ進入し、ゲートセンサ49iのレーザー光センサがプラスチック函20Lcの長手方向の前端部分を検知し、その検知信号が演算部39へ送られる。演算部39のプログラムP5が、ゲートセンサ49iのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49iのレーザー光センサから送られる検知信号に基づいて、天井枠32下におけるプラスチック函20Lcの正確な位置を算出し、仕切板上物体検出センサ45Lが作動するタイミングを制御する。プラスチック函20Lcに対して仕切板上物体検出センサ45Lが作動するタイミングは、ケース1においてプラスチック函20Laに対して仕切板上物体検出センサ45Lが作動するタイミングと同様である。
ケース1と同様に、プラスチック函20Lcの長手方向の前端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するとき、プラスチック函20Lcの幅方向に連続する仕切板23が前枠34fの直下を通過するとき、及び、プラスチック函20Lcの長手方向の後端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するときに、仕切板上物体検出センサ45Lが作動し、仕切板上物体検出センサ45Lの投光部からレーザー光が投射される。大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dの上方には、5基の仕切板上物体検出センサ45Lの投光部のうち少なくともいずれかの投光部が位置し、この投光部から投射されたレーザー光が大瓶10La、大瓶10Lb又は物体70dにあたって反射する。大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dとこれらの下方にある仕切板23の上端との距離はd1以上離れているので、大瓶10La、大瓶10Lb又は物体70dにあたって反射したレーザー光は、5基の仕切板上物体検出センサ45Lの受光部のうち対応する受光部に受光される。そして、仕切板上物体検出センサ45Lの受光部の受光状態の信号が演算部39へ送られる。
演算部39では、プログラムP3が、仕切板上物体検出センサ45Lから送られた受光部の受光状態の信号に基づき、大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dが仕切板23の上方に存在していることを検出し、プログラムP3からプッシャー59に作動信号が送られる。
プログラムP3が大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dの存在を検出しているので、プログラムP3は、が瓶口検出センサ47Lへ瓶口検出センサ47Lの作動信号を送らない。
ケース1と同様に、プラスチック函20Lcは天井枠32の下をベルトコンベヤ57により搬送されて通過する。プラスチック函20Lcが桟35cの直下を通過しても、瓶口検出センサ47Lは作動信号を受け取っていないので作動しない。
プラスチック函20Lcが天井枠32の下からベルトコンベヤ57により搬送されて出て行くとき、ゲートセンサ49oのレーザー光センサがプラスチック函20Lcの長手方向の後端部分を検知し、その検知信号を演算部39へ送る。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP6が、プラスチック函20Lcがプッシャー59の設置位置までベルトコンベヤ57により搬送される正確なタイミングを算出する。
プッシャー59は、プログラムP3からの作動信号を受け取っており、プログラムP6が算出したプラスチック函20Lcがプッシャー59の設置位置まで搬送されてくるタイミングで、プッシャー59が作動する。プッシャー59が作動すると、プラスチック函20Lcがベルトコンベヤ57の搬送面58から函待機エリア60へ押し出される。
函待機エリア60において、検査員がプラスチック函20Lcから大瓶10La、大瓶10Lb及び物体70dを取り除き、プラスチック函20Lcをベルトコンベヤ57の搬送面58上へ戻す。
ベルトコンベヤ57の搬送面58上へ戻されたプラスチック函20Lcは、アンケーサー56まで搬送され、アンケーサー56が大瓶10Lを把持して小部屋24から取り出す。
次に、函内異物検査装置30へ進入するプラスチック函が、プラスチック函20Ldであり、図8に示すように、このプラスチック函20Ldの小部屋24には、大瓶10Lとともに小瓶10S及び中瓶10Mが収納されており、小部屋24に収納されている大瓶10Lの中には瓶底12を上方に向けて収納されている大瓶10Lcがあり、小部屋24に収納されている大瓶10Lであって瓶口16を上方に向けているものの中には、瓶口16に棒状の物体70eが突っ込まれており、この物体70eが瓶口16から上方へ突出している場合(ケース4)を考える。但し、物体70eの上端は、瓶口16からd4以上上方の高さにあり、物体70eはプラスチック函20Ldから上方へ突出しておらず、プラスチック函20Ldから上方へ突出する物体は存在せず、プラスチック函20Ldの仕切板23の上方には物体が存在しないものとする。
プラスチック函20Ldが、基台31aの間を通過し、ケース1と同様に、演算部39のプログラムP1が、函高検出センサ41L、41M、41Sから送られた各受光部の受光状態の信号に基づき、函内異物検査装置30に進入してきた検査対象のプラスチック函は、プラスチック函20Ldであると判断し、函上物体検出センサ43Lに作動信号を送る。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP2が、函上物体検出センサ43Lから送られた受光部の受光状態の信号に基づいて、プラスチック函20Ldから上方へ突出する物体の有無を判断する。プラスチック函20Ldから上方へ突出する物体は存在していないので、、函上物体検出センサ43Lの受光部がレーザー光を連続受光しており、プログラムP2はプラスチック函20Ldから上方へ突出する物体は存在しないと判断し、仕切板上物体検出センサ45Lへ作動信号を送る。
ケース1と同様に、プラスチック函20Ldがガイドレール36に案内されて天井枠32の下へ進入し、ゲートセンサ49iのレーザー光センサがプラスチック函20Ldの長手方向の前端部分を検知し、その検知信号が演算部39へ送られる。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP5が、ゲートセンサ49iのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49iのレーザー光センサから送られる検知信号に基づいて、天井枠32下におけるプラスチック函20Ldの正確な位置を算出し、仕切板上物体検出センサ45L及び瓶口検出センサ47Lが作動するタイミングを制御する。プラスチック函20Ldに対して仕切板上物体検出センサ45L及び瓶口検出センサ47Lが作動するタイミングは、ケース1においてプラスチック函20Laに対して仕切板上物体検出センサ45L及び瓶口検出センサ47Lが作動するタイミングと同様である。
ケース1と同様に、プラスチック函20Ldの長手方向の前端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するとき、プラスチック函20Ldの幅方向に連続する仕切板23が前枠34fの直下を通過するとき、及び、プラスチック函20Ldの長手方向の後端側の側板21よりも僅かに内側部分が前枠34fの直下を通過するときに、仕切板上物体検出センサ45Lが作動し、仕切板上物体検出センサ45Lの投光部からレーザー光が投射される。プラスチック函20Ldの仕切板23より上方には物体が存在していないので、仕切板上物体検出センサ45Lの各受光部によるレーザー光の受光はない。仕切板上物体検出センサ45Lの受光部の受光状態の信号が演算部39へ送られる。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP3が、プラスチック函20Ldの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断する。函上物体検出センサ43Lの受光部による受光がないので、プログラムP3は、プラスチック函20Ldの仕切板23の上方には物体が存在していないと判断し、瓶口検出センサ47Lへ作動信号を送る。
プラスチック函20Ldの幅方向に連続する小部屋24の列が桟35cの直下を通過するとき、瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各投光部からレーザー光が投射される。プラスチック函20Ldの小部屋24に収納されている小瓶10Sの上端は、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBSの高さにあるので、小瓶10Sの上端にあたって反射したレーザー光は、瓶口検出センサ47Lの第1組の受光部により受光される。プラスチック函20Ldの小部屋24に収納されている中瓶10Mの上端は、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBMの高さにあるので、中瓶10Mの上端にあたって反射したレーザー光は、瓶口検出センサ47Lの第2組の受光部により受光される。プラスチック函20Ldの小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16及び大瓶10Lcの瓶底12は、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBLの高さにあるので、大瓶10Lの瓶口16及び大瓶10Lcの瓶底12にあたって反射したレーザー光は、瓶口検出センサ47Lの第3組の受光部により受光される。但し、大瓶10Lの瓶口16で反射したレーザー光が瓶口検出センサ47Lの第3組の受光部により受光される受光時間は、大瓶10Lcの瓶底12で反射したレーザー光が瓶口検出センサ47Lの第3組の受光部により受光される受光時間よりも、短く、両者の違いは、プログラムP4が容易に判別可能である。プラスチック函20Ldの小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16から上方へ突出する物体70eの上端は、ベルトコンベヤ57の搬送面58から距離T+HBL+d4以上上方の高さにあるので、物体70eの上端にあたって反射したレーザー光は、瓶口検出センサ47Lの第4組の受光部により受光される。これらの瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各受光部の受光状態の信号が、演算部39へ送られる。
演算部39のプログラムP4が、瓶口検出センサ47Lの第1組から第4組の各受光部の受光状態の信号に基づき、プラスチック函20Ldの小部屋24に収納されている小瓶10S及び中瓶10Mの存在を検出し、小部屋24に収納されている大瓶10Lの中には瓶底12を上方に向けて収納されている大瓶10Lcが存在することを検出し、小部屋24に収納されている大瓶10Lの瓶口16から物体70eが上方へ突出していることを検出し、プッシャー59へ作動信号を送る。
プラスチック函20Ldが天井枠32の下からベルトコンベヤ57により搬送されて出て行くとき、ゲートセンサ49oのレーザー光センサがプラスチック函20Ldの長手方向の後端部分を検知し、その検知信号を演算部39へ送る。
ケース1と同様に、演算部39のプログラムP6が、プラスチック函20Ldがプッシャー59の設置位置までベルトコンベヤ57により搬送される正確なタイミングを算出する。
プッシャー59は、プログラムP4からの作動信号を受け取っており、プログラムP6が算出したプラスチック函20Ldがプッシャー59の設置位置まで搬送されてくるタイミングで、プッシャー59が作動する。プッシャー59が作動すると、プラスチック函20Ldがベルトコンベヤ57の搬送面58から函待機エリア60へ押し出される。
函待機エリア60において、検査員がプラスチック函20Ldから小瓶10S及び中瓶10Mを取り除き、瓶底12を上方に向けて収納されている大瓶10Lcの向きをひっくり返し、大瓶10Lの瓶口16から上方へ突出している物体70eを取り除き、プラスチック函20Ldをベルトコンベヤ57の搬送面58上へ戻す。
ベルトコンベヤ57の搬送面58上へ戻されたプラスチック函20Ldは、アンケーサー56まで搬送され、アンケーサー56が大瓶10Lを把持して小部屋24から取り出す。
検査対象がプラスチック函20Mである場合も、プラスチック函20Lの場合と同様に、函内異物検査装置30がプラスチック函20Mの検査を行う。
検査対象がプラスチック函20Lの場合と同様に、函高検出センサ41L、41M、41Sと演算部39のプログラムP1が、検査対象のプラスチック函はプラスチック函20Mであると判断し、函上物体検出センサ43Mと演算部39のプログラムP2が、プラスチック函20Mから上方へ突出する物体の有無を判断し、プログラムP2からの作動信号により、仕切板上物体検出センサ45Mと演算部39のプログラムP3が、プラスチック函20Mの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断し、プログラムP3からの作動信号により、瓶口検出センサ47Mと演算部39のプログラムP4が、プラスチック函20Mの小部屋24に収納されている小瓶10Sの存在を検出し、小部屋24に収納されている中瓶10Mの中には瓶底12を上方に向けて収納されているものが存在するか否かを検出し、小部屋24に収納されている中瓶10Mの瓶口16から上方へ突出している物体の有無を検出し、それぞれの検出結果に従って、プッシャー59へ作動信号が送られる。
なお、瓶口検出センサ47Mの第1組の投光部と受光部が、プラスチック函20Mの小部屋24内の小瓶10Sの存在を検出し、第2組の投光部と受光部が、プラスチック函20Mの小部屋24内の中瓶10Mの存在を確認しするとともに、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている中瓶10Mの存在を検出し、第3組の投光部と受光部が、瓶口16を上方に向けて小部屋24に収納されている中瓶10Mの瓶口16の上方に存在する物体を検出する。
検査対象がプラスチック函20Lの場合と同様に、検査対象のプラスチック函20Mの長手方向の前端部分を、ゲートセンサ49iのレーザー光センサが検知し、ゲートセンサ49iのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49iのレーザー光センサから送られる検知信号に基づいて、仕切板上物体検出センサ45M及び瓶口検出センサ47Mが作動するタイミングが制御されている。
仕切板上物体検出センサ45Mが作動するタイミングは、プラスチック函20Mの長手方向両側の側板21よりも僅かに内側部分が桟35aの直下を通過するときと、プラスチック函20Mの幅方向の各仕切板23が桟35aの直下を通過するときである。瓶口検出センサ47Mが作動するタイミングは、プラスチック函20Mの幅方向に並ぶ小部屋24の各列の中央が桟35dの直下を通過するときである。
検査対象がプラスチック函20Sである場合も、プラスチック函20Lの場合と同様に、函内異物検査装置30がプラスチック函20Sの検査を行う。
検査対象がプラスチック函20Lの場合と同様に、函高検出センサ41L、41M、41Sと演算部39のプログラムP1が、検査対象のプラスチック函はプラスチック函20Sであると判断し、函上物体検出センサ43Sと演算部39のプログラムP2が、プラスチック函20Sから上方へ突出する物体の有無を判断し、プログラムP2からの作動信号により、仕切板上物体検出センサ45Sと演算部39のプログラムP3が、プラスチック函20Sの仕切板23の上方に存在する物体の有無を判断し、プログラムP3からの作動信号により、瓶口検出センサ47Sと演算部39のプログラムP4が、プラスチック函20Sの小部屋24に収納されている小瓶10Sの存在を検出し、小部屋24に収納されている小瓶10Sの中には瓶底12を上方に向けて収納されているものが存在するか否かを検出し、小部屋24に収納されている小瓶10Sの瓶口16から上方へ突出している物体の有無を検出し、それぞれの検出結果に従って、プッシャー59へ作動信号が送られる。
なお、瓶口検出センサ47Sの第1組の投光部と受光部が、プラスチック函20Sの小部屋24内の小瓶10Sの存在を確認するとともに、瓶底12を上方に向けて小部屋24に収納されている小瓶10Sの存在を検出し、第2組の投光部と受光部が、瓶口16を上方に向けて小部屋24に収納されている小瓶10Sの瓶口16の上方に存在する物体を検出する。
検査対象がプラスチック函20Lの場合と同様に、検査対象のプラスチック函20Sの長手方向の前端部分を、ゲートセンサ49iのレーザー光センサが検知し、ゲートセンサ49iのエンコーダから送られるパルス信号と、ゲートセンサ49iのレーザー光センサから送られる検知信号に基づいて、仕切板上物体検出センサ45S及び瓶口検出センサ47Sが作動するタイミングが制御されている。
仕切板上物体検出センサ45Sが作動するタイミングは、プラスチック函20Sの長手方向両側の側板21よりも僅かに内側部分が桟35bの直下を通過するときと、プラスチック函20Sの幅方向の各仕切板23が桟35bの直下を通過するときである。瓶口検出センサ47Sが作動するタイミングは、プラスチック函20Sの幅方向に並ぶ小部屋24の各列の中央が後枠34rの直下を通過するときである。
なお、上記の実施の形態において、函上物体検出センサ43L、43M又は43Sの検出結果に基づいて仕切板上物体検出センサ45L、45M又は45Sが作動するか否かが定まり、仕切板上物体検出センサ45L、45M又は45Sの検出結果に基づいて瓶口検出センサ47L、47M又は47Sが作動するか否かが定まるが、代わりに、すべての検査対象のプラスチック函20L、20M又は20Sに対して、函上物体検出センサ43L、43M又は43Sと、仕切板上物体検出センサ45L、45M又は45Sと、瓶口検出センサ47L、47M又は47Sとが作動する構成とすることも可能である。
また、上記の実施の形態において、上流側から順番に、函上物体検出センサ43L、43M、43S、仕切板上物体検出センサ45L、45M、45S、瓶口検出センサ47L、47M、47Sが設置されているが、かかる設置順番に限定されるものでないこと勿論である。
さらに、上記の実施の形態で述べたケース3において、大瓶10La及び大瓶10Lbが横置きにされているが、代わりに、中瓶10M、小瓶10S又は他の瓶や物体が横置きにされていても、これらの横置きにされた中瓶10M等は仕切板上物体検出センサ45Lにより検出される。
また、上記の実施の形態で述べたケース4において、大瓶10Lの瓶口16に棒状の物体70eが突っ込まれているが、瓶口16が、他の高さを有する物体によって塞がれている場合であっても、この瓶口16を塞ぐ物体は瓶口検出センサ47により検出される。
また、上記の実施の形態において、プラスチック函20L内の状態を、ケース1からケース4に分けて説明したが、プラスチック函20L内でケース1からケース4の状態が組み合わさっていても、函内異物検査装置30による検査が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態に係る函内異物検査装置を備える瓶列工程の構成図である。 大瓶用、中瓶用、小瓶用の各プラスチック函の側面図である。 本発明の実施の形態に係る函内異物検査装置の側面図である。 本発明の実施の形態に係る函内異物検査装置の上面図である。 ケース1におけるプラスチック函の側面図及び上面図であり、各小部屋に収納された瓶の状態を示す図である。 ケース2におけるプラスチック函の側面図及び上面図であり、各小部屋に収納された瓶の状態を示す図である。 ケース3におけるプラスチック函の側面図及び上面図であり、各小部屋に収納された瓶の状態を示す図である。 ケース4におけるプラスチック函の側面図及び上面図であり、各小部屋に収納された瓶の状態を示す図である。 従来ある瓶の正面図である。 従来あるプラスチック函の側面図及び上面図である。 流通現場から生産現場へ戻されるプラスチック函内に収納された瓶の状態を示す説明図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c 瓶
10L、10La、10Lb 大瓶
10M 中瓶
10S 小瓶
12 瓶底
13 瓶胴
14 瓶肩
15 瓶首
16 瓶口
18 瓶列工程
20、20L、20La、20Lb、20Lc、20Ld、20M、20S プラスチック函
21 側板
22 底板
23 仕切板
24 小部屋
30 函内異物検査装置
31a、31b 基台
32 天井枠
33 脚
34f 前枠
34r 後枠
34s 横枠
35a、35b、35c、35d、35e 桟
36 ガイドレール
38 制御盤
39 演算部
41L、41M、41S 函高検出センサ
43L、43M、43S 函上物体検出センサ
45L、45M、45S 仕切板上物体検出センサ
47L、47M、47S 瓶口検出センサ
49i、49o ゲートセンサ
55 デパレタイザー
56 アンケーサー
57 ベルトコンベヤ
58 搬送面
59 プッシャー
60 函待機エリア
70a、70b、70c、70d、70e、70j、70k 物体
BL 大瓶の高さ
BM 中瓶の高さ
BS 小瓶の高さ
CL 大瓶用のプラスチック函の高さ
CM 中瓶用のプラスチック函の高さ
CS 小瓶用のプラスチック函の高さ
SL 大瓶用のプラスチック函の仕切板の高さ
SM 中瓶用のプラスチック函の仕切板の高さ
SS 小瓶用のプラスチック函の仕切板の高さ
T プラスチック函の底板の厚さ
P1、P2、P3、P4、P5、P6 プログラム

Claims (5)

  1. 仕切板で区分けされた小部屋に瓶が瓶口を上方に向けて収納され、且つ上面が開放している函を検査する函内異物検査装置であって、
    検査対象の函から上方へ突出する物体を検出する函上物体検出センサと、
    検査対象の函の小部屋に収納されている瓶の大きさを検出し、小部屋に収納されている瓶の収納状態を検出し、小部屋に収納されている瓶の瓶口から函の上面までの間に存在する物体を検出する瓶口検出センサと、
    検査対象の函の仕切板から瓶の瓶口までの間に存在する物体を検出する仕切板上物体検出センサとを備えることを特徴とする函内異物検査装置。
  2. 請求項1に記載の函内異物検査装置であって、前記函上物体検出センサ、前記瓶口検出センサ及び前記仕切板上物体検出センサが、レーザー光を投射する投光部と、レーザー光を受光する受光部と、を有するレーザー光センサからなることを特徴とする函内異物検査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の函内異物検査装置であって、検査対象の函の高さを検出する函高検出センサを備え、
    検査対象の函の高さに応じて、前記函上物体検出センサによる検出可能な物体の函の上方における存在範囲が定まり、前記瓶口検出センサによる検出可能な瓶の大きさが定まり、前記瓶口検出センサによる検出可能な物体の瓶口から函の上面までの間における存在範囲が定まり、前記仕切板上物体検出センサによる検出可能な物体の仕切板から瓶口までの間における存在範囲が定まることを特徴とする函内異物検査装置。
  4. 請求項3に記載の函内異物検査装置であって、函高検出センサが、レーザー光を投光する投光部とレーザー光を受光する受光部とを有するレーザー光センサからなることを特徴とする函内異物検査装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかの請求項に記載の函内異物検査装置であって、検査対象の函の位置を検出するゲートセンサを備え、
    前記ゲートセンサにより検出された検査対象の函の位置に応じて、前記瓶口検出センサ及び前記仕切板上物体検出センサのそれぞれ作動するタイミングが制御されていることを特徴とする函内異物検査装置。
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