JP4129872B2 - スポット溶接機 - Google Patents

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本発明は、スポット溶接機に関するものである。
従来、スポット溶接機は空圧、油圧シリンダによって駆動されているが、近年、速度、位置制御が精密に得られることからACサーボモータで駆動するものが用いられるようになった。加圧速度及び加圧力を負荷に応じて変速比が自由に変えられる機構の一つとして図5で示すスポット溶接機が提供されている。その構造は、先端に電極チップ21を備えた進退移動可能なシャフト20と、このシャフト20を進退軸移動させるための駆動装置として、シャフト20と併設されたサーボモータ22の回転軸23に巻き取りドラム26を固定し、前記回転軸23から延在しているスプラインシャフト24にピッチ調整用の巻き取りドラム27を固定した可動スリーブ25が軸線方向に進退移動可能に嵌挿され、前記巻き取りドラム26とピッチ調整用の巻き取りドラム27とに巻かれているコイルスプリング28をシャフト20にスパイラルに巻き付けてひもねじを形成し、サーボモータ22の正逆回転によりコイルスプリング28によるひもねじを介してシャフト20に進退軸移動させ、シャフト20に巻き付けているひもねじのピッチを変更することで変速するようにしている。しかしながら、このものでは、ひもねじとシャフト20間の摩擦が小さいのでシャフト20に大きな力(加圧力)をかけると、滑りが発生することがあり、そのため、高加圧力のスポット溶接には適用することができないという問題があった。
そこで、特開平11−104845号で電極チップを備えたシャフトをモータ、クラッチを介してラック・ピニオン機構で進退作動するようにして上記の問題を解消したものが提供されているが、このものは、クラッチやラック・ピニオン機構などで構造が複雑と成るばかりでなく高価となっている問題がある。
特開平11−104845号公報
本発明の目的は、簡単な構造によりモータの容量を変更することなく、加圧前の空走期間は高速で作動し、加圧が必要なエリアに入ったときは作動速度のエネルギを加圧力エネルギにして所定の加圧力を得るようにしたスポット溶接機を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、先端に電極チップを備え外周面にねじと軸線方向の第1キー溝とが設けられており、前記第1キー溝に第1キーが係合して回転を規制し軸方向の移動を許容する進退軸移動可能なシャフトと、ねじ穴が前記シャフトのねじに螺合し、外周面にねじが設けられており、両端に正転では第2キーが当接して回転を規制し逆転では前記第2キーを通過して回転を許容するラッチを備えた第1及び第2環状溝とこの第1及び第2環状溝間に軸線方向の第2キー溝が前記第1及び第2環状溝と連通して設けられており、この第2キー溝に前記第2キーが係合しているときには回転を規制し軸方向のみ移動を許容して前記シャフトを進退作動するためのナットと、このナットの外周面のねじに螺合したねじプーリと、このねじプーリをベルトを介して正逆回転駆動するサーボモータとから構成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の通り、上記シャフトのねじはピッチを小さくし、ねじプーリが螺合するナットの外周面のねじはピッチを大きくし、前記シャフトの先端の電極チップの加圧力を大きくしたことを特徴とするものである。
本発明によると、加圧時に必要な所定の力を保ちながら、サーボモータの出力を変えることなく、空走期間のみ加圧シャフトの移動速度が大きくすることができ、これによりスポット溶接の時間を短縮することができる。また、大きな加圧力が必要なスポット溶接作業にも適用することができる効果を有しているものである。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1はシャフトであり、その先端に電極チップ2を備えている。このシャフト1の外周面には、ねじ1aと軸線方向の第1キー溝3とが設けられている。前記第1キー溝3には図示していない固定部に固定されている第1キー4が係合されており、前記シャフト1は回転を規制し軸方向の移動は許容して進退軸移動可能としているものである。
前記シャフト1のねじ1aにナット5が螺合している。このナット5は、前記シャフト1のねじ1aに螺合するねじ穴を有しており、外周面にはねじ5aが設けられている。また、両端の外周には第1環状溝6aと第2環状溝6bとが設けられており、これら第1環状溝6aと第2環状溝6b内には図2及び図3で代表して示すようにラッチ9a、9bを備えている。さらに、前記第1環状溝6aと第2環状溝6bとの間に軸線方向の第2キー溝7が設けられており、この第2キー溝7は前記第1環状溝6aと第2環状溝6bに連通されている。
前記第1環状溝6aと第2環状溝6b及び第2キー溝7には図示していない固定部に固定されている第2キー8が係入し、この第2キー8が第1環状溝6aと第2環状溝6bに係入している状態において正転ではラッチ9a、9bに第2キー8が当接してナット5を1回転を許容して第2キー溝7を第2キー8位置と合致させ、逆転で前記第2キー8はラッチ9a、9bを通過してナット5の回転を許容する。また、第2キー8が第2キー溝7に係入するとナット5の回転を規制し軸方向のみ進退移動を許容する。
前記ナット5の外周面のねじ5aにはねじプーリ10が螺合している。このねじプーリ10はサーボモータ11のプーリ12とベルト13を介してサーボモータ11の正逆回転が伝達されるようになっている。前記ベルト13はタイミングベルトを用いることが望ましい。
また、前記シャフト1のねじ1aはピッチを小さくし、ねじプーリ10が螺合するナット5の外周面のねじ5aはピッチを大きくする。
上記の構造よりなる本発明の動作について図4に基づき説明する。図4(a)は動作開始の状態である。すなわち、ナット5は後退端(図では上昇端)に位置しており、第2キー8は第2環状溝6bに係入してラッチ9bに当接してナット5の回転を規制している。この状態でねじプーリ10が正転することによりナット5は、そのねじ5aとねじプーリ10のねじのリードにより前進(図では下降)移動し第2キー8は第2キー溝7に係入してナット5の回転を規制してナット5を前進し続け、シャフト1もそれに付随してナット5と一体になって前進する。
次いで、図4(b)で示すように、ナット5が前進端(図では下降端)に位置したときに第2キー8が第2キー溝7から第1環状溝6aに係入してラッチ9aに当接し、ねじプーリ10とナット5とが同時に回転する。これにより、シャフト1はナット5のねじ穴のねじとシャフト1のねじ1aとのねじリードによりシャフト1のみ前進(図では下降)して電極チップ2はワークWに当接加圧してスポット溶接を行う。この電極チップ2の加圧力は、前述のようにシャフト1のねじ1aはピッチを小さくし、ねじプーリ10が螺合するナット5の外周面のねじ5aはピッチを大きくすることにより電極チップの加圧力が大きく得られる。
前記スポット溶接動作の後は図4(c)で示すように、ねじプーリ10が逆回転する。このねじプーリ10が逆回転することにより第1環状溝6aに係入している第2キー8がラッチ9aに当接してナット5の回転を規制してナットを後退(図では上昇)する。その後も第2キー8は第2キー溝7に係入してナット5の回転を規制して後退を続け、シャフト1もそれに付随して後退しナット5は後退端に位置され、図4(d)で示すように、第2キー8が第2環状溝6bに係入して第2キー8はラッチ9bを通過することによりナット5の逆回転が許容され、従って、ねじプーリ10とナット5とが同時に逆回転してナット5のねじ穴とシャフト1のねじ1aのリードによりシャフト1みを後退(図では上昇)させスポット溶接サイクルを完了する。
このように本発明によれば、モータの容量を変更することなく、加圧前の空走期間は高速で作動し、加圧が必要なエリアに入ったときは作動速度のエネルギを加圧力エネルギにして所定の加圧力を得ることができ、空走期間のみ加圧シャフトの移動速度を大きくすることができ、これによりスポット溶接の時間を短縮することができるとともに、大きな加圧力が必要なスポット溶接作業にも適用することができる利点を有している。
本発明の全体斜視図 本発明の要部正面図 図2のA−A線断面図 本発明の動作説明図 従来のスポット溶接機の構造を示す図
符号の説明
1 シャフト
1a ねじ
2 電極チップ
3 第1キー溝
4 第1キー
5 ナット
6a 第1環状溝
6b 第2環状溝
7 第2キー溝
8 第2キー
9a ラッチ
9b ラッチ
10 ねじプーリ
11 サーボモータ
12 プーリ

Claims (2)

  1. 先端に電極チップを備え外周面にねじと軸線方向の第1キー溝とが設けられており、前記第1キー溝に第1キーが係合して回転を規制し軸方向の移動を許容する進退軸移動可能なシャフトと、ねじ穴が前記シャフトのねじに螺合し、外周面にねじが設けられており、両端に正転では第2キーが当接して回転を規制し逆転では前記第2キーを通過して回転を許容するラッチを備えた第1及び第2環状溝とこの第1及び第2環状溝間に軸線方向の第2キー溝が前記第1及び第2環状溝と連通して設けられており、この第2キー溝に前記第2キーが係合しているときには回転を規制し軸方向のみ移動を許容して前記シャフトを進退作動するためのナットと、このナットの外周面のねじに螺合したねじプーリと、このねじプーリをベルトを介して正逆回転駆動するサーボモータとから構成されていることを特徴とするスポット溶接機。
  2. シャフトのねじはピッチを小さくし、ねじプーリが螺合するナットの外周面のねじはピッチを大きくし、前記シャフトの先端の電極チップの加圧力を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接機。
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