JP5280783B2 - ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 - Google Patents
ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5280783B2 JP5280783B2 JP2008246606A JP2008246606A JP5280783B2 JP 5280783 B2 JP5280783 B2 JP 5280783B2 JP 2008246606 A JP2008246606 A JP 2008246606A JP 2008246606 A JP2008246606 A JP 2008246606A JP 5280783 B2 JP5280783 B2 JP 5280783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- worm
- shaft
- tooth
- die
- teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Description
まず、ウォーム転造装置20を初期状態として、各ロールダイス23の各凹部40をそれぞれ対向させておく。これにより、各凹部40間には、各ロールダイス23に非接触の状態でワークWの先端側が配置可能となる。次いで、ワーク供給台29にワークWを載置し、その後、ワーク供給シリンダ30を作動させる。すると、ワーク供給シリンダ30によって、図中矢印(a)の方向にワークWが移動されて、支持ブロック27の支持孔28に挿通される。これにより、ワークWの基端側が支持ブロック27に支持されるとともに、ワークWの先端側が各凹部40間に配置される。
シャフト配置工程に引き続き、ウォーム転造装置20の電動モータを回転駆動し、各回転軸26を図中矢印(b),(c)の方向にそれぞれ回転させる。すると、ワークWが図中矢印(d)の方向に回転しつつ、その外周部に各ロールダイス23の各食い込み歯41が食い込んでいく。これにより、各ロールダイス23の各食い込み歯41間にワークWが導入される。このとき、各食い込み歯41の始点側の山頂間距離は、ワークWの直径寸法よりも僅かに大きく設定しているため、図10(a)に示すように、ワークWを各食い込み歯41間にスムーズに導入できるようになっている。また、各食い込み歯41の歯先は鋭角となっているので、図10(b)の矢印に示すように、各ロールダイス23からの押圧力をワークWの軸方向へ分散させることができる。
シャフト導入工程に引き続き、各ロールダイス23を継続して回転駆動すると、ワークWの外周部には各成形歯42が位置するようになる。すると、図10(c)の矢印に示すように、隣り合う各成形歯42間にワークWの一部が塑性変形して入り込んでいく。その後、各成形歯42の歯底の外径寸法が徐々に大きくなるので(図5(b)参照)、隣り合う各成形歯42間に入り込むワークWの一部を押し固めてウォーム17が成形されていく。
ウォーム成形工程に引き続き、各ロールダイス23を継続して回転駆動すると、成形されたウォーム17の外周部には各仕上げ歯43が位置するようになる。すると、図10(d)に示すように、隣り合う各仕上げ歯43間にウォーム17が隙間無く満たされていく。これにより、ウォーム17の表面が平滑に仕上げられていく。
ウォーム仕上げ工程に引き続き、各ロールダイス23を継続して回転駆動すると、仕上げられたウォーム17の外周部には逃げ歯44が位置するようになる。すると、隣り合う各逃げ歯44間からウォーム17が逃げるようにして離れていき、その後、各凹部40間にウォーム17が排出されて、各ロールダイス23間から出来上がったアマチュアシャフト14を排出できるようになる。
11 電動モータ本体
12 減速機
13 モータヨーク
14 アマチュアシャフト
15 ギヤケース
16 ウォームギヤ機構
17 ウォーム
18 出力軸
19 ウォームホイル
20 ウォーム転造装置
21 ベース筺体
22 ダイス収容部
23 ロールダイス(ダイス)
24 加工歯
25 固定ブロック
26 回転軸
27 支持ブロック
28 支持孔
29 ワーク供給台
30 ワーク供給シリンダ
31 取り出し孔
40 凹部
41 食い込み歯
42 成形歯
42a 平坦部
43 仕上げ歯
43a 平坦部
44 逃げ歯
44a 平坦部
50 面取り部
60 ロールダイス(ダイス)
61 面取り部
W ワーク(シャフト)
Claims (4)
- シャフトの外周面に転造加工によりウォームを成形するウォーム転造装置であって、
所定方向に回転を行う駆動源と、
前記駆動源により駆動され、加工歯が互いに向き合う一対のダイスと、
前記各ダイスの対向面に設けられ、互いの底部間距離が前記シャフトの直径寸法よりも大きく設定された凹部と、
前記各ダイスの前記各凹部の一端側に設けられ、互いの山頂間距離が前記シャフトの直径寸法よりも小さく設定され、前記シャフトに食い込む食い込み歯と、
前記各ダイスの前記各食い込み歯の一端側に設けられ、互いの山頂間距離が前記シャフトの直径寸法よりも小さく設定され、前記シャフトの外周面に前記ウォームを成形する成形歯と、
前記各ダイスの前記各成形歯の一端側に設けられ、前記ウォームを仕上げる仕上げ歯と、
前記各ダイスの前記各仕上げ歯の一端側に設けられ、前記各ダイス間から前記ウォームを排出する逃げ歯と、
前記各ダイスの駆動による前記シャフトの軸方向への移動に伴って、前記ウォームを成形する前記各ダイスの前記加工歯の位置が移動するよう前記シャフトの軸方向に沿う前記各ダイスの少なくとも一端側に形成された面取り部とを備え、
前記面取り部は、前記食い込み歯から前記成形歯の略後半までの範囲において幅狭の状態とされ、前記成形歯の略後半から前記逃げ歯までの範囲において幅狭の状態から幅広の状態に徐々に変化されることを特徴とするウォーム転造装置。 - 請求項1記載のウォーム転造装置において、前記シャフトは、減速機構付きモータのアマチュアシャフトであることを特徴とするウォーム転造装置。
- 駆動源により駆動される一対のダイス間にシャフトを配置し、前記各ダイスをそれぞれ駆動して前記シャフトの外周面に転造加工によりウォームを成形するウォーム転造方法であって、
前記各ダイスの対向面に設けられた各凹部間に、前記各ダイスと非接触状態で前記シャフトを配置するシャフト配置工程と、
前記各ダイスの前記各凹部の一端側に設けられた食い込み歯により、前記シャフトを前記各ダイス間に導入するシャフト導入工程と、
前記各ダイスの前記各食い込み歯の一端側に設けられた成形歯により、前記シャフトの外周面に前記ウォームを成形するウォーム成形工程と、
前記各ダイスの前記各成形歯の一端側に設けられた仕上げ歯により、前記ウォームを仕上げるウォーム仕上げ工程と、
前記各ダイスの前記各仕上げ歯の一端側に設けられた逃げ歯により、前記各ダイス間から前記ウォームを排出するシャフト排出工程とを有し、
前記ウォーム成形工程内に、前記シャフトの軸方向に沿う前記各ダイスの少なくとも一端側に設けられ、前記食い込み歯から前記成形歯の略後半までの範囲において幅狭の状態とされ、前記成形歯の略後半から前記逃げ歯までの範囲において幅狭の状態から幅広の状態に徐々に変化された面取り部により、前記ウォームの成形時における前記シャフトの軸方向への移動に伴い、前記成形歯を前記ウォームに追従させるウォーム追従工程を設けることを特徴とするウォーム転造方法。 - 請求項3記載のウォーム転造方法において、前記シャフトは、減速機構付きモータのアマチュアシャフトであることを特徴とするウォーム転造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008246606A JP5280783B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008246606A JP5280783B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010075963A JP2010075963A (ja) | 2010-04-08 |
JP5280783B2 true JP5280783B2 (ja) | 2013-09-04 |
Family
ID=42207014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008246606A Active JP5280783B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5280783B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010031316B4 (de) | 2010-07-14 | 2013-01-24 | Hilti Aktiengesellschaft | Herstellungsverfahren für ein längliches Halbzeug |
JP5862270B2 (ja) | 2011-12-16 | 2016-02-16 | アイシン精機株式会社 | 丸ダイスを用いたはすば歯車の転造方法 |
CN110076271A (zh) * | 2018-09-07 | 2019-08-02 | 曾一平 | 背铲式异步滚丝机设计原理 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127534U (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-19 | オ−エスジ−株式会社 | 転造ダイス |
JPH03111167A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-10 | O S G Kk | 転造ダイスの製造方法 |
JP2005238315A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Asmo Co Ltd | 転造装置、モータ、及びシャフトの製造方法 |
JP2006224159A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Nachi Fujikoshi Corp | ウオーム軸用平ダイス |
-
2008
- 2008-09-25 JP JP2008246606A patent/JP5280783B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010075963A (ja) | 2010-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5280783B2 (ja) | ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 | |
US9707616B2 (en) | Form rolling apparatus and form rolling method | |
KR100794483B1 (ko) | 샤프트 제조 방법 및 상기 샤프트를 포함하는 장치 | |
JP2007111701A (ja) | ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 | |
US10464151B2 (en) | Raceway groove machining method, bearing, ball screw device, machine and vehicle production method | |
JP4888760B2 (ja) | ねじ軸形成方法及びボールねじ機構のねじ軸 | |
JP3508966B2 (ja) | 歯車の転造方法および装置 | |
JP2015024471A (ja) | ボールねじ用ナットの加工工具及び加工方法 | |
JP2008281142A (ja) | ボールねじ機構のねじ軸及びねじ軸の製造方法 | |
JP2006346684A (ja) | インフィード転造ダイス及びボールねじ機構のねじ軸 | |
JP4909042B2 (ja) | ダブルクラッチ用クラッチドラム成形装置 | |
JP2010075962A (ja) | ウォーム転造装置およびウォーム転造方法 | |
CN114127440B (zh) | 蜗杆轴、蜗杆减速器以及蜗杆轴的制造方法 | |
JP2009241131A (ja) | 車両用ドライブプレートおよびその製造方法 | |
EP2871007A1 (en) | Roll molding device | |
JP2007307567A (ja) | 転造工具及び転造方法 | |
JP2007253198A (ja) | 転造工具及びウォームとウォームに併存するスプラインとの同時転造方法 | |
JP4077482B2 (ja) | 螺旋体の転造加工方法とその転造用ダイス | |
JP2022188334A (ja) | 転造盤及びこの転造盤を用いたウォームの製造方法とウォーム | |
US20240139798A1 (en) | Manufacturing method of ball screw using rolling machine | |
JP2588353B2 (ja) | 歯車加工装置 | |
JP2003170846A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2003145242A (ja) | ねじ山付シャフト及びその製造方法 | |
JP2010125520A (ja) | 筒形素材への凹部形成方法 | |
JP3713465B2 (ja) | 転造加工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130523 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5280783 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |