JP2001009636A - 金属加工機のタッピング装置 - Google Patents

金属加工機のタッピング装置

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JP2001009636A
JP2001009636A JP11178286A JP17828699A JP2001009636A JP 2001009636 A JP2001009636 A JP 2001009636A JP 11178286 A JP11178286 A JP 11178286A JP 17828699 A JP17828699 A JP 17828699A JP 2001009636 A JP2001009636 A JP 2001009636A
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tapping
rotation
tap
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cam
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JP11178286A
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Hironori Yamakawa
裕典 山河
Hiroshi Miyazaki
宏 宮崎
Mitsuhiro Okada
岡田  光弘
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の加工工具を放射状に配置した金属加
工機においては、その加工工程中にタッピングを組み入
れることは困難であり、その解決を図る。 【解決手段】 タップを把持し正逆回転することで進退
移動可能なタッピングユニット27,28,29と、こ
れらを進退移動可能なスライド機構11,19,21
と、その滑動体19を加工開始位置と後退位置とに移動
させるスライド駆動手段と、タッピングユニットのチャ
ック29を正逆回転させるタップ回転駆動手段とを備え
て、スライド駆動手段とタップ回転駆動手段との駆動力
が本機より伝達され互いに関連して作動するように構成
したタッピング装置。そして、タッピングユニットを加
工開始位置に前進させ正回転させることでタップが前進
しながらワークに雌ねじを加工し、逆回転させることで
加工開始位置に後退させて雌ねじ加工を終え、このタッ
ピングユニットを後退位置へ後退させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工穴に雌ねじを加
工するタッピング装置に関し、さらに詳しくは、金属加
工機に付属させてその本機駆動源で駆動させうるタッピ
ング装置、或いは放射状に配設された複数個の加工工具
を所定の時期に進退移動させて、送り出される帯板材に
曲げ加工,穴明け加工,雌ねじ加工,切断加工などをす
る金属加工機に付属させてその本機駆動源で駆動させう
るタッピング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば、プレス機
械用回転工具装置に係る特開平8−71848号公報に
開示された発明が知られている。この発明は、プレスの
打撃子により押圧される押圧ヘッド部材と、押圧ヘッド
部材を反対方向に付勢する付勢手段と、雌ねじ軸部材と
の螺合により軸線方向運動に伴い回転運動する雄ねじ軸
部材(ボールねじ機構)と、リードナットと螺合して回
転工具を保持するリードねじ部材とを備えて、プレスの
打撃子によって押圧ヘッド部材を直線移動させて、雄ね
じ軸部材を正回転させ、付勢部材で押圧ヘッド部材を反
対方向に戻して逆回転する運動に変換し、リードねじ部
材を回転工具とともに正逆回転かつ上下移動させること
で、回転工具によって雌ねじを加工するようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明においては、
パンチプレスの打撃子で同一軸線上で雄ねじ軸部材を下
降させ、付勢手段で上昇させる構成であるから、放射状
に配設された複数個の加工工具を所定の時期に進退移動
させて、帯板材に主として曲げ加工をする金属加工機に
装着してタッピング装置を構成することができないとい
う問題があった。また、打撃子の衝撃荷重がボールねじ
機構に直接負荷されるので長寿命を維持できないという
問題もあった。さらに雄ねじ軸部材とリードねじ部材と
によって回転工具を正逆回転かつ進退移動させるので、
加工する雌ねじのピッチを変更するためにはこれらの構
成を変更してねじピッチを同一にしなければならない。
このため、ピッチを変更する際には、これらの組み替え
に不要な時間を要し、生産性が悪いという問題があっ
た。本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、複数個の
加工工具が放射状に配設されて帯板材に主として曲げ加
工をする金属加工機においても、その工程中に容易に組
み込むことや、加工する雌ねじのピッチを容易に変更で
き、かつ、装置の構成が簡素にできる金属加工機のタッ
ピング装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本請求項1の発明は、金属加工機に装着するタッピン
グ装置であって、タップを把持するチャックが正逆回転
可能で、かつ、正逆回転することでタップのねじ切刃と
同一リードで進退移動可能に設けられたタッピングユニ
ットと、このタッピングユニットを有する滑動体がワー
クに対して進退移動可能に設けられたスライド機構と、
このスライド機構の滑動体を雌ねじ加工の加工開始位置
と後退位置とに進退移動させるスライド駆動手段と、前
記タッピングユニットのチャックを正逆回転させるタッ
プ回転駆動手段とを備えて、前記スライド駆動手段と前
記タップ回転駆動手段との駆動力が本機より伝達され互
いに関連して作動するように構成したものである。
【0005】この本請求項1の発明によれば、本機の駆
動回転力がスライド駆動手段に伝達され、滑動体を後退
位置から加工開始位置に前進させる。同時に駆動力がタ
ップ回転駆動手段に伝達され、タッピングユニットを正
回転させることでタップをねじ切刃と同一リードで前
進、かつ、正回転させてタッピングを行い、逆回転させ
ることでタップを後退させる。そして滑動体を後退位置
とするものであるから、金属加工機に容易に装着でき
る。そして、本機の駆動系と関連的にタッピングユニッ
トを作動させるので、タッピング時期が、他の加工工程
と関連的に設定できる。また、他の加工工程に対するタ
ッピング時期の調整が容易である。
【0006】また、本請求項2の発明は、放射状に配設
された複数個の加工工具を所定の時期に進退移動させ
て、送り出される帯板材に曲げ加工,穴明け加工,雌ね
じ加工,切断加工などをする金属加工機のタッピング装
置であって、タップを把持するチャックが正逆回転可能
で、かつ、正逆回転することでタップのねじ切刃と同一
リードで進退移動可能に設けられたタッピングユニット
と、このタッピングユニットを有する滑動体がワークに
対して進退移動可能に設けられたスライド機構と、この
スライド機構の滑動体を雌ねじ加工の時期に応動して加
工開始位置と後退位置とに進退移動させるスライド駆動
手段と、前記タッピングユニットのチャックを雌ねじ加
工の時期に応動して正逆回転させるタップ回転駆動手段
とを備えるようにしたものである。
【0007】この本請求項2の発明によれば、本機の駆
動回転力がスライド駆動手段に伝達され、滑動体を後退
位置から加工開始位置に前進させる。同時に駆動力がタ
ップ回転駆動手段に伝達され、タッピングユニットを正
回転させることでタップをねじ切刃と同一リードで前
進、かつ、正回転させてタッピングを行い逆回転させる
ことでタップを後退させる。そして滑動体を後退位置と
するものであるから、複数個の加工工具を放射状に配設
して帯板材に主として曲げ加工をする金属加工機に容易
に装着できる。そして、雌ねじ加工の時期にタッピング
ユニットを加工開始位置に進出させ正回転させること
で、すなわち、複数個の加工工具と関連的にタッピング
ユニットを作動させるので、各種の加工が行われる工程
中に、雌ねじ加工工程を容易に組み入れることができ
る。また、タッピング時期が、他の加工工程と関連的に
容易に調整できる。
【0008】また、本請求項3の発明は、前記スライド
駆動手段は前記スライド機構の滑動体を他の加工工具と
関連的に進退移動させるように構成された機構であっ
て、前記金属加工機の主軸と一定回転比で連結されたタ
ッピング駆動軸と、このタッピング駆動軸に止着され前
記滑動体を加工開始位置と後退位置とに進退移動させる
滑動体駆動カムと、この滑動体駆動カムと摺接可能に前
記滑動体に枢着されたカムフオロアとを備えるようにし
たものである。
【0009】本請求項3の発明によれば、本機の主軸と
一定の回転比にあるタッピング駆動軸に設けた滑動体駆
動カムで、カムフオロアを介して滑動体を進退移動させ
るようにしたので、滑動体駆動カムのカム曲面を各種設
定することで、雌ねじ加工の時期を他の加工工程の時期
と容易に調整ができる。また、装置の構成を簡素にする
ことができる。
【0010】また、本請求項4の発明は、前記タップ回
転駆動手段は前記タッピングユニットのチャックを前記
複数個の加工工具と関連的に正逆回転させるように構成
された機構であって、入力軸部材が進退移動されること
で出力回転部材を正逆回転させて前記タッピングユット
のチャックを回転駆動する直回変換機構と、前記金属加
工機の主軸と一定回転比で連結されたタッピング駆動軸
と、このタッピング駆動軸に止着され前記入力軸部材を
軸方向移動させる入力軸部材駆動カムと、この入力軸部
材駆動カムと摺接可能に前記入力軸部材に枢着されたカ
ムフオロアとを備えるようにしものである。
【0011】この本請求項4の発明によれば、本機の主
軸と一定の回転比のタッピング駆動軸で入力軸部材駆動
カムが回転され、カムフオロアを介して、入力軸部材が
進退移動され、これに伴い出力回転部材が正逆回転さ
れ、この回転でタッピングユニットのチャック,タップ
を正逆回転させるようにしたので、入力軸部材駆動カム
のカム曲面と、直回変換機構の正逆回転量を設定するこ
とで、タッピング時期を他の加工と容易に関連させるこ
とができる。また、多品種の雌ねじ加工に容易に対応で
きる。
【0012】また、本請求項5の発明は、前記タップ回
転駆動手段の直回変換機構はボールねじ機構であって、
前記入力軸部材はボールねじ機構のねじ軸を軸方向移動
可能かつ回動不可能に設け、前記出力回転部材はボール
ねじ機構のナットを回動可能かつ進退移動不可能に設け
るようにしものである。
【0013】この請求項5の発明によれば、回り止めさ
れたボールねじ機構のねじ軸が入力軸部材駆動カムによ
って軸方向に移動され、このねじ軸と螺合し軸方向移動
を止められたナットがリードにつれて回転し、この回転
をタップユニットのタップに伝達するようにしたので、
ねじ軸とナットのバックラッシュを最小限にすることが
でき、正逆回転で遊びがなくタップの正逆回転作動が円
滑になる。
【0014】また、本請求項6の発明は、前記タップ回
転駆動手段は前記タッピングユニットのチャックを前記
複数個の加工工具と関連的に正逆回転させるように構成
された機構であって、回動位置制御可能に前記タッピン
グユニットのチャックを正逆回転させるサーボモータ
と、このサーボモータの回動時期並びに回動量を制御可
能な制御手段とを備えるようにしものである。
【0015】この請求項6の発明によれば、サーボモー
タの作動時期と回転量がタッピング駆動軸と関連して信
号を発する手段によって制御されるので、タッピングの
時期及び回転量の変更決定が容易であり、他の加工工程
との調整が容易である。また、多品種の雌ねじ加工に容
易に対応できるとともに、装置の構成を簡素にすること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による金属加工機のタッピ
ング装置に係る実施の形態について、帯板材に主として
曲げ加工をする金属加工機の一例を示す正面図の図1に
もとづき説明する。
【0017】NC制御の駆動用主サーボモータ1を内蔵
するフレーム台2にフレーム3が立設されていて、この
後側に主サーボモータ1で駆動される主軸となる大歯車
4が軸承されている。フレーム3前面右側には主サーボ
モータ1で駆動されるパンチプレス装置5が設けられて
いる。フレーム3は装着する成形加工装置,タッピング
装置等の駆動力を取り出すピニオンを大歯車4と連結す
るために挿通するピニオン穴3aが大歯車4と同心の円
周上に穿設されている。
【0018】そして切断工具T1,成形工具T2を中心
側に取り付けた成形・切断工具装置S1、成形工具T
3,T4,T5をそれぞれ中心側に取り付けた成形工具
装置、S2,S3,S4が所定位置のピニオン穴3aに
おいてそれぞれのピニオンを挿通して放射状に配置され
ている。これらの成形工具装置S1,S2,S3,S4
はピニオンからの回転動力は一体となって回転するそれ
ぞれの工具作動カムC1,C2,C3,C4のカム曲線
で制御されるタイミングにおいて成形工具T1,T2,
T3,T4がプログラムに従って進退するように構成さ
れている。
【0019】タッピング装置も成形工具装置と同様に中
心側にタップTOを取り付けて所定位置のピニオン穴3
aに配置される。これらの成形工具装置,タッピング装
置等は加工品に合わせて自由に配置されうるものであ
り、図1では四角枠に加工する工具の配置の一例を示し
たものでこれは一例にすぎない。図1では図示しない右
側の材料送り装置から帯板材がパンチプレス装置5のプ
レス加工位置に送られ、所定のタップ下穴とそのバーリ
ング加工がされる。この帯板材は、材料ガイド6により
フレーム中心の成形加工位置に移送されて、各工具によ
り切断・成形加工が行われるものである。
【0020】次に本発明のタッピング装置について金属
加工機に装着する実施例1のタッピング装置の垂直断面
図の図2、図2のボールねじ軸線での水平断面および入
力軸部材駆動カムである溝カム円板の平面を示す図3、
図2のA−A矢視図を示す図4、図2のB−B矢視図を
示す図5にもとづき説明する。
【0021】タッピング装置のスライドベース11はそ
のほぼ中央の軸受ボス11aにピニオン12を下端に有
するタッピング駆動軸13がニードルベアリングにより
回転可能に軸承されている。そして軸受ボス11aがフ
レーム3のピニオン穴3aに挿通され、ピニオン12と
大歯車4とが噛み合った状態において、フレーム3にボ
ルト14により他の工具ユニットと同様にフレーム3中
心の成形加工位置に向けて取り付けられる。したがって
主軸となる大歯車4とピニオン12との噛み合いによ
り、タッピング駆動軸13は、主軸と一定の回転比で連
結されることになる。
【0022】タッピング駆動軸13のスライドベース1
1より上方へ突出した小径軸部13aに後述する滑動体
を前後進させる二重カム円板16がキー着されている。
この二重カム円板16は下側が前進用カム板16a、上
側が後退用カム板16bであって、二重に構成したこと
により前進と後退との速度を変えることができ、カム曲
線形成の自由度が生まれる。但し、非荷重側のカムフオ
ロアを遊ばせるようにカム曲線が形成される必要があ
る。なお、二重カム円板16は、前進用と後退用とのカ
ム曲線を同一形状,同一リフトに形成するときは、前進
用カム板16aと後退用カム板16bとを一体にしたカ
ムでもよい。
【0023】また、小径軸部13aの上端部には、後述
のねじ軸(入力軸部材)を進退移動させて、タップを回
転させるための溝カム円板17がキー着されている。そ
してタッピング駆動軸13は二重カム円板16と溝カム
円板17との間でスライドベース11より立設されたフ
レーム11bに固定された支え杆18によって軸受を介
して回転可能に支持されている。支え扞18には後述す
る後退用カムフオロア24の支軸26が干渉しないよう
に長穴18aが穿設されている。さらにスライドベース
11は、フレーム中心の成形加工位置に向かう上面の案
内11cによって、滑動体19が下部のT部19aで摺
動可能に案内されるように、両側の押さえ21,21に
より脱落しないように装着されている。
【0024】そして滑動体19のタッピング駆動軸13
側の水平切欠部19bに、前進用カム板16aのカム外
周面に当接するカムフオロア22がタッピング駆動軸1
3と平行な小軸23で回転可能に枢支されている。また
滑動体19の突出腕19cの先端には後退用カム板16
bのカム外周面に当接するカムフオロア24がタッピン
グ駆動軸13と平行な支軸26により回転可能に枢支さ
れている。
【0025】なお突出腕19cは滑動体19が進退する
ときタッピング駆動軸13と干渉しないように長窓19
jが穿設されている。さらに,滑動体19の前進側端部
に立設されたフレーム19dには滑動体19の移動方向
と平行に穿設された穴19eにハウジング27が嵌着さ
れている。ハウジング27の中心穴には使用するタップ
TOのリードと同じリードで螺刻された雌ねじに、後端
側外周にタップのリードと同じリードの雄ねじを螺刻し
たチャックホルダ28の雄ねじにおいて螺合嵌挿されて
いる。このチャックホルダ28はその盲穴の開口部をテ
ーパとし奥に雌ねじが螺刻されている。そして選択され
所定のリードを有するタップTOを保持するコレットチ
ャック29がその外周に螺刻された雄ねじ部においてチ
ャックホルダ28の雌ねじに螺合される。チャックホル
ダ28を突出端の二方取り部にスパナをはめて廻り止め
して、コレットチャック29をその六角頭にスパナをは
めて締め上げることによりタップTOはコレットチャッ
ク29に嵌着される。
【0026】チャックホルダ28のフレーム19dのタ
ッピング駆動軸13側に突出した後端にはタップTOを
回転する小歯車31が取り付けられている。さらにフレ
ーム19dに穴19eの上部で平行に穿設した穴19f
には軸受を介して小歯車31と噛み合う歯車32の歯車
軸32aが回転可能に軸承されている。歯車32はチャ
ックホルダ28の回転に伴う軸移動に対して小歯車との
噛み合いを満足する広幅に作られている。そしてハウジ
ング27,チャックホルダ28,コレットチャック29
でタッピングユニットを構成する。
【0027】一方スライドベース11のフレーム11b
には、タッピングユニットの軸心と平行に穿設された穴
11gに軸受を介して、外端に外歯車33aを螺刻した
ハウジング33が回転可能に軸承されており、その盲穴
にねじ軸36を螺合するナット34が嵌挿,固着されて
いる。このねじ軸36の先端小径部に軸心と直角方向の
キー座36aが削設されている。溝カム円板17のカム
溝17aに隙間なく嵌装されるカムフオロア37を支軸
38で回転可能に枢支したホロアホルダ39がねじ軸3
6の小径部に螺合される。そしてキー座36aに平行に
のるキー41がホロアホルダ39の長穴39a内で隙間
なく嵌め込まれ小ねじ40により、ねじ軸36に締着さ
れてホロアホルダ39がねじ軸36に固定される。
【0028】さらにホロアホルダ39のねじ軸36と直
角方向水平に延在する両腕端部に、フレーム11bに摺
動可能に水平に支承された回り止め軸42,42がそれ
ぞれ固着されていて、溝カム円板17の回動に際してカ
ムフオロア37が円滑に滑動するように配慮されてい
る。ハウジング33の後端は軸受を介してスライドベー
ス11に立設したスタンド43で更に支持されていて、
ハウジングの回転が円滑に行われるようになっている。
フレーム11bには穴11gの上位置で平行して穴11
hが穿設されており、軸受を介して回動軸44が回転可
能に軸承されている。この回転軸44には歯車33a
に噛み合う歯車46がキー着されるとともに、軸端に万
能継手47が固着されている。そして歯車32の軸端に
固着された万能継手48とこの万能継手47との間は、
スプライン嵌合で伸縮可能な連結杆49によって連結さ
れている。
【0029】このように構成された実施例1の作用を説
明する。
【0030】本例では、帯板材に各種加工をする金属加
工機の図1における成形工具T2,T3,T4,T5の
いずれかを本発明のタッピング装置に替えるか、或いは
左側の空間部に取り付け、他の成形工具装置との作動タ
イミングを調整することによって加工が行われる。所定
位置のピニオン穴3aにタッピング装置の軸受ボス11
aを嵌装して大歯車4にピニオン12を噛み合わせてフ
レーム3に固定する。
【0031】成形加工位置には、パンチプレス装置5で
タップ下穴とバーリング加工がされた帯板材からワーク
が切断されて、タッピング装置の前面にタップ下穴が位
置して四角の枠に成形されたものが位置決めされている
ものとする。主サーボモータ1からの動力が大歯車4に
ベルト,歯車等を介して伝達されると、各成形工具装
置,タッピング装置それぞれのピニオンが同時に回転さ
れる。前述したように成形工具装置はそれぞれの工具作
動カムC1〜C4によって成形工具の移動量・作動タイ
ミングが関連して規制される。タッピング装置の滑動体
19,タップTOの後退位置と加工開始位置との間を進
退するタイミングは二重カム円板16の外周カム曲線
で、またタップユニットの正・逆回転・進退のタイミン
グは、溝カム円板17の溝カム曲線で規制され、さらに
滑動体の進退,タップユニットの回転及び進退は両カム
円板16,17のタッピング駆動軸13への取り付け角
度位置で関連づけされるとともに成形工具装置の成形工
具のタイミングとも関連して規制される。
【0032】ピニオン12からのタッピング駆動軸13
の回転とともに二重カム円板16,溝カム円板17は同
時に回転される。先ず二重カム円板16の前進用カム板
16aによってカムフオロア22を介して滑動体19が
押し出されて前進端でタップTOは加工開始位置或いは
その直前に位置決めされる。この状態まで溝カム円板1
7のカムリフトは零で、ねじ軸36の軸方向の移動は行
われない。滑動体19が前進端或いはほぼそれに前後し
て溝カム円板17のカム溝17aのカムリフトが立ち上
がり、カムフオロア37を介してねじ軸36が軸方向に
移動を開始する。
【0033】ねじ軸36は回り止め軸42,42によっ
て回動が完全に止められているので、カム溝17aのリ
フト量と同一量軸方向に移動する。この軸方向移動によ
りねじに遊びのないナット34と一体で軸受で回転可能
なハウジング33が、ねじ軸36のリードにもとづき正
回転され外歯車33aの正回転に変換され、噛み合う歯
車46が逆回転される。この回転が万能継手47,連結
杆49,万能継手48を介して歯車32に逆回転として
伝達される。歯車32と噛み合う小歯車31の正回転に
よりチャックホルダ28が正回転される。
【0034】チャックホルダ28の雄ねじは、滑動体1
9に固定されたハウジング27の雌ねじに螺合している
ので、チャックホルダ28は回転とともにタップTOの
リードと同じねじのリードに従って軸方向に前進させら
れる。チャックホルダ28の正回転に伴って前進される
コレットチャック29を介してタップTOが正回転しな
がら前進され、タップ先端のテーパ部がワークWのタッ
プ下穴に望み、タップTOの切刃によりタップと同一の
雌ねじが螺刻される。
【0035】タップTOによりワークWに完全な雌ねじ
が刻設せられるタップの雌ねじ加工前進端で、溝カム円
板17のカム溝17aのカム曲線のリフトは減少に転じ
る。戻り工程はタップを早戻りさせるため、カム溝17
aのリフトは急激に減少し、ねじ軸36が軸方向の逆方
向に移動される。これにより外歯車33a,歯車46,
32,小歯車31は逆回転されチャックホルダ28,タ
ップTOは逆回転されるとともに、チャックホルダ28
のねじのリードにより後退させられ雌ねじ加工後退端に
達する。タップの雌ねじ加工後退端或いはほぼ同時点で
後退用カム板16bのカムリフトが作用し、カムフオロ
ア24を介して滑動体19は後退して後退位置に戻る。
これでタッピングは終了し、ワークWが後工程へと移送
される。
【0036】大歯車4とピニオン12との歯数比,二重
カム円板16のリフトにより、滑動体19は、金属加工
機の主軸に対し一定な関係で移動時期と移動量とが決め
られる。またタッピング駆動軸13の回転、溝カム円板
17の溝カムリフト、ねじ軸36のリード、外歯車33
a・歯車46の歯車比、歯車32・小歯車31の歯車
比、チャックホルダ28のねじのリードにもとづきタッ
プの回転速度と進退速度並びに移動量が規制される。ワ
ークWに加工する雌ねじのピッチが変更されれば、これ
に伴い少なくともチャックホルダ28とハウジング27
とは螺合ねじのピッチがタップに合ったものに取り替え
られるものである。
【0037】実施例2を垂直断面図を示す図6にもとづ
き説明する。実施例1と同部品には同符号を付して説明
を省略する。
【0038】実施例2においては、実施例1の溝カム円
板17による直線変位をねじ軸とナットによる直線運
動,回転運動の直回変換機構に替えて、直接タッピング
ユニットにサーボモータで回転運動を与えるものであ
る。即ちスライドベース11のフレーム11bの側面に
エンコーダ51付のサーボモータ52を取り付ける。そ
の出力軸52aには軸受でフレーム11bに回転可能に
軸承せられた連結子53がキー着されている。そして連
結子53に万能継手47が嵌着されていて伸縮自在の連
結杆49,万能継手48,歯車32へと回転を伝達す
る。
【0039】実施例1では、タップを雌ねじの加工開始
位置に移動させる二重カム円板16と、タップを回転さ
せる溝カム円板17が、ともにタッピング駆動軸13に
嵌着されているため、両者の作動タイミングは一定関係
に保たれている。しかし実施例2では、タッピングユニ
ットの回動駆動源が滑動体19の直線移動駆動源と切り
離されたため、両者の関係を規制する制御手段が必要と
なる。このためスライドベース11のフレーム11bの
側面に支持杆54を水平方向に突出固設して、タッピン
グ駆動軸13に連結されたエンコーダ55を支持する。
このエンコーダ55の装着により二重カム円板16は側
方から止ボルト15でタッピング駆動軸13の円周溝1
3bに固定される。なお支持扞54にはカムフオロア2
4の支軸26が干渉しないように長窓54aが穿設され
ている。
【0040】サーボモータ52の制御ブロック線図を示
す図7において、61はタッピングに関するプログラム
入力部、62はプログラム入力部61から入力されたプ
ログラムデータを記憶するプログラム記憶部、63はプ
ログラム記憶部62から適宜プログラムを読み出しする
プログラム読出部、64はプログラム読出部63からの
プログラムデータとサーボモータ52のエンコーダ51
の値とを比較し一致したとき信号出力を停止する比較
部、65はプログラムに従ってモータを駆動する関数を
発生する関数発生部、66は関数発生部の出力にもとづ
きサーボモータ52を駆動する駆動部、67はタッピン
グ駆動軸13に設けたエンコーダ55より発生する角度
信号のタイミング発生部である。なおタッピング駆動軸
13で回転される二重カム円板16により進退される滑
動体19の前進端を接触スイッチよりの信号、チャック
ホルダ28の雌ねじ加工前進端・後退端の信号を、タイ
ミング発生部67の信号とすることも可能である。
【0041】このように構成された実施例2の作用を説
明する。大歯車4の回転でワークWに各々の成形加工が
行われたものとする。
【0042】大歯車4からピニオン12を介する回転が
タッピング駆動軸13に伝達され、二重カム円板16の
前進用カム板16aにより滑動体19が前進させられ
る。前進端においてタイミング発生部67によりエンコ
ーダ55から角度信号がプログラム読出部63に出力さ
れる。これによりプログラム読出部63から回転指令が
出力され、比較部64から関数発生部65により発生さ
れる関数で、駆動部66がサーボモータ52を回転させ
る。サーボモータ52が正回転され連結子53,万能継
手47,連結杆49,万能継手48,歯車32,小歯車
31からチャックホルダ28,コレットチャック29を
介してタップTOが回転される。チャックホルダ28
は、螺合するハウジング27のタップTOと同一のねじ
リードに従って回転しながら前進し、タップTOは成形
品のタップ下穴に雌ねじを刻設する。
【0043】タップTOの位置はエンコーダ51より刻
々と比較部64に入力され、一致した時点で関数の発生
が停止し、サーボモータ52の回転が停止される。この
タッピング加工を行っている間少なくとも前進用カム板
16aのカムリフトは一定で、タッピング駆動軸13の
回転中と言えども、滑動体19は停止状態におかれてい
る。引き続くタッピング駆動軸13の回転でタップTO
が雌ねじ加工前進端に達する時点で、滑動体19が戻り
工程に入る前にエンコーダ55よりの信号がタイミング
発生部67よりプログラム読出部63に出力されると、
サーボモータ52の逆転指令が読出され、関数発生部6
5で発生される関数にもとづき駆動部66はサーボモー
タ52を逆転させる。この逆転が万能継手47,連結扞
49,万能継手48,歯車32,小歯車31より伝達さ
れるとチャックホルダ28は固定されたハウジング27
のねじのリードに従い逆回転しながら軸方向に後退され
タップがワークWより抜ける。この逆回転は前進時より
回転速度が上げられタップTOの早戻りが行われる。早
戻り終了のあとのタイミングで後退用カム板16bが滑
動体19を後退させる。そして通常は前進用カム板16
aと後退用カム板16bとのカム曲線が変えられていて
滑動体19は早戻りされる。
【0044】
【発明の効果】上述のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。
【0045】請求項1の発明では、スライド機構の滑動
体に設けられたタッピングユニットを進退移動させるス
ライド駆動手段と、タッピングユニットのチャックを正
逆回転させるタップ回転駆動手段との駆動力が、本機よ
り伝達され互いに関連して作動するように構成したの
で、金属加工機に容易に装着できる。そして、本機の駆
動系と関連的にタッピングユニットを作動させるので、
タッピング時期が、他の加工工程と関連的に設定でき
る。また、他の加工工程に対するタッピング時期の調整
が容易である。
【0046】また、請求項2の発明では、ワークに対し
て滑動体が進退移動するスライド機構と、このスライド
機構の滑動体に設けられたタッピングユニットを雌ねじ
加工の時期に応動して進退移動させるスライド駆動手段
と、タッピングユニットのチャックを雌ねじ加工の時期
に応動して正逆回転させるタップ回転駆動手段とを備え
るようにしたので、複数個の加工工具を放射状に配設し
て帯板材に主として曲げ加工をする金属加工機に容易に
装着できる。そして、雌ねじ加工の時期にタッピングユ
ニットを加工開始位置に進出させ正回転させることで、
すなわち、複数個の加工工具と関連的にタッピングユニ
ットを作動させるので、各種の加工が行われる工程中
に、雌ねじ加工工程を容易に組み入れることができる。
また、タッピング時期が、他の加工工程と関連的に容易
に調整できる。
【0047】また、請求項3の発明では、スライド駆動
手段は、本機の主軸と一定の回転比にあるタッピング駆
動軸に設けた滑動体駆動カムで、カムフオロアを介して
滑動体を進退移動させるようにしたので、滑動体駆動カ
ムのカム曲面を各種設定することで、雌ねじ加工の時期
を他の加工工程の時期と容易に調整ができる。また、装
置の構成を簡素にすることができる。
【0048】また、請求項4の発明では、タップ回転駆
動手段は、本機の主軸と一定の回転比のタッピング駆動
軸で入力軸部材駆動カムが回転され、カムフオロアを介
して、入力軸部材が進退移動され、これに伴い出力回転
部材が正逆回転され、この回転でタッピングユニットの
チャック,タップを正逆回転させるようにしたので、入
力軸部材駆動カムのカム曲面と、直回変換機構の正逆回
転量を設定することで、タッピング時期を他の加工と容
易に関連させることができる。また、多品種の雌ねじ加
工に容易に対応できる。
【0049】また、請求項5の発明では、タップ回転駆
動手段の直回変換機構は、回り止めされたボールねじ機
構のねじ軸が入力軸部材駆動カムによって軸方向に移動
され、このねじ軸と螺合し軸方向移動を止められたナッ
トがリードにつれて回転し、この回転をタップユニット
のタップに伝達するようにボールねじ機構にしたので、
ねじ軸とナットのバックラッシュを最小限にすることが
でき、正逆回転で遊びがなくタップの正逆回転作動が円
滑になるとともに、装置を簡素に構成することができ
る。
【0050】また、請求項6の発明では、タップ回転駆
動手段は、回動位置制御可能なサーボモータと、このサ
ーボモータを回動位置制御可能な制御手段とを備えて、
サーボモータの作動時期と回転量がタッピング駆動軸と
関連して信号を発する手段によって制御されるので、タ
ッピングの時期及び回転量の変更決定が容易であり、他
の加工工程との調整が容易である。また、多品種の雌ね
じ加工に容易に対応できるとともに、装置の構成を簡素
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯板状の板材に各種加工を行う金属加工機の正
面説明図である。
【図2】本発明の実施例1のタッピング装置の垂直断面
図である。
【図3】図2のボールねじ軸部を水平断面としボールね
じ駆動の溝カム円板を平面図にて示す図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【図5】図2のB−B矢視図である。
【図6】本発明の実施例2のタッピング装置の垂直断面
図である。
【図7】実施例2の制御ブロック線図である。
【符号の説明】
11 スライドベース 12 ピニオン 13 タッピング駆動軸 16 二重カム円板 16a 前進用カム板 16b 後退用カム板 17 溝カム円板 19 滑動体 22,24,37 カムフオロア 27 ハウジング 28 チャックホルダ 29 コレットチャック 31 小歯車 32,46 歯車 33 ハウジング 33a 外歯車 34 ナット 36 ねじ軸 47,48 万能継手 49 連結杆 51,55 エンコーダ 1,52 サーボモータ TO タップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属加工機に装着するタッピング装置で
    あって、タップを把持するチャックが正逆回転可能で、
    かつ、正逆回転することでタップのねじ切刃と同一リー
    ドで進退移動可能に設けられたタッピングユニットと、
    このタッピングユニットを有する滑動体がワークに対し
    て進退移動可能に設けられたスライド機構と、このスラ
    イド機構の滑動体を雌ねじ加工の加工開始位置と後退位
    置とに進退移動させるスライド駆動手段と、前記タッピ
    ングユニットのチャックを正逆回転させるタップ回転駆
    動手段とを備えて、前記スライド駆動手段と前記タップ
    回転駆動手段との駆動力が本機より伝達され互いに関連
    して作動するように構成し、タッピングユニットを後退
    位置から加工開始位置に進出させ正回転させることで前
    記リードにより前進しながらワークに雌ねじを加工し、
    逆回転させることで加工開始位置に後退させて雌ねじ加
    工を終え、このタッピングユニットを後退させて後退位
    置で待機するようにしたことを特徴とする金属加工機の
    タッピング装置。
  2. 【請求項2】 放射状に配設された複数個の加工工具を
    所定の時期に進退移動させて、送り出される帯板材に曲
    げ加工,穴明け加工,雌ねじ加工,切断加工などをする
    金属加工機のタッピング装置であって、タップを把持す
    るチャックが正逆回転可能で、かつ、正逆回転すること
    でタップのねじ切刃と同一リードで進退移動可能に設け
    られたタッピングユニットと、このタッピングユニット
    を有する滑動体がワークに対して進退移動可能に設けら
    れたスライド機構と、このスライド機構の滑動体を雌ね
    じ加工の時期に応動して加工開始位置と後退位置とに進
    退移動させるスライド駆動手段と、前記タッピングユニ
    ットのチャックを雌ねじ加工の時期に応動して正逆回転
    させるタップ回転駆動手段とを備えて、雌ねじ加工の時
    期にタッピングユニットを後退位置から加工開始位置に
    進出させ正回転させることで前記リードにより前進しな
    がらワークに雌ねじを加工し、逆回転させることで加工
    開始位置に後退させて雌ねじ加工を終え、このタッピン
    グユニットを後退させて後退位置で待機するようにした
    ことを特徴とする金属加工機のタッピング装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド駆動手段は前記スライド機
    構の滑動体を他の加工工具と関連的に進退移動させるよ
    うに構成された機構であって、前記金属加工機の主軸と
    一定回転比で連結されたタッピング駆動軸と、このタッ
    ピング駆動軸に止着され前記滑動体を加工開始位置と後
    退位置とに進退移動させる滑動体駆動カムと、この滑動
    体駆動カムと摺接可能に前記滑動体に枢着されたカムフ
    オロアとを備えて、雌ねじ加工の時期に前記滑動体がタ
    ッピングユニットとともに後退位置と加工開始位置との
    間を進退移動すべく、前記主軸の回転に対する前記滑動
    体駆動カムのカム曲面の回転角度位置を設定するように
    したことを特徴とする請求項2に記載の金属加工機のタ
    ッピング装置。
  4. 【請求項4】 前記タップ回転駆動手段は前記タッピン
    グユニットのチャックを前記複数個の加工工具と関連的
    に正逆回転させるように構成された機構であって、入力
    軸部材が進退移動されることで出力回転部材を正逆回転
    させて前記タッピングユットのチャックを回転駆動する
    直回変換機構と、前記金属加工機の主軸と一定回転比で
    連結されたタッピング駆動軸と、このタッピング駆動軸
    に止着され前記入力軸部材を軸方向移動させる入力軸部
    材駆動カムと、この入力軸部材駆動カムと摺接可能に前
    記入力軸部材に枢着されたカムフオロアとを備えて、雌
    ねじ加工の時期に前記タッピングユニットのチャックが
    タップとともに正逆回転すべく、前記主軸の回転に対す
    る前記タッピング駆動軸の回転比と、前記入力軸部材駆
    動カムのカム曲面の回転角度位置と、前記直回変換機構
    の正逆回転量とを設定するようにしたことを特徴とする
    請求項2又は3に記載の金属加工機のタッピング装置。
  5. 【請求項5】 前記タップ回転駆動手段の直回変換機構
    はボールねじ機構であって、前記入力軸部材はボールね
    じ機構のねじ軸を軸方向移動可能かつ回動不可能に設
    け、前記出力回転部材はボールねじ機構のナットを回動
    可能かつ進退移動不可能に設け、前記入力軸部材駆動カ
    ムによって前記ねじ軸を軸移動させることで前記ナット
    を正逆回転させて、この回転力を前記タッピングユニッ
    トのチャックに伝達して正逆回転させるようにしたこと
    を特徴とする請求項4に記載の金属加工機のタッピング
    装置。
  6. 【請求項6】 前記タップ回転駆動手段は前記タッピン
    グユニットのチャックを前記複数個の加工工具と関連的
    に正逆回転させるように構成された機構であって、回動
    位置制御可能に前記タッピングユニットのチャックを正
    逆回転させるサーボモータと、このサーボモータの回動
    時期並びに回動量を制御可能な制御手段とを備えて、雌
    ねじ加工の時期に前記タッピングユニットのチャックが
    タップとともに正逆回転すべく、前記主軸の回転に対す
    る前記サーボモータの回転作動時期とその正逆回転量と
    を設定するようにしたことを特徴とする請求項2または
    3に記載の金属加工機のタッピング装置。
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