JP4127343B2 - メイクアップ化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然由来の親水性高分子である寒天と撥水性に優れたシリコーン化合物で被覆した処理顔料を配合することで、化粧効果の持続性と塗布時の均一感と感触(なめらかさ)に優れることを特徴とするメイクアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平5−178723号公報、特開平7−17828号公報、特開平6−56625号公報などに見られるように、製剤中に寒天を配合すること、そして無機顔料と寒天を併用して製品に配合することは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、寒天を顔料の被覆剤として利用すること、そして寒天を被覆した顔料の特性については知られていなかった。また、寒天被覆処理顔料を化粧料に用いた場合、肌の上に少ないか適度な水分があった場合には良好な塗布感触が得られるが、肌に大量の水分が存在していた場合には、寒天被覆処理顔料が肌に密着しすぎ、感触が悪化する場合があった。
すなわち、本発明は、化粧効果の持続性と塗布時の均一感と感触(なめらかさ)に優れるメイクアップ化粧料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、これらの問題に鑑み、大量の水が存在している場合でも、寒天被覆処理顔料の吸水性と粘着性がうまくコントロールできる技術について検討を行った。その結果、寒天と共にシリコーン化合物で被覆処理を行うことで寒天被覆処理顔料の特徴を阻害することなく、適度な水分コントロールが可能であること、そして得られた製品が持続性と塗布時の感触(なめらかさ)に優れることを見出し本発明を完成した。
【0005】
すなわち、本発明は、寒天とシリコーン化合物で被覆した処理顔料を含有することを特徴とするメイクアップ化粧料にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる寒天は、テングサ、オゴノリ等の海藻(紅藻類)から得ることができる。寒天は、原料の海藻を洗浄した後、(熱水)抽出、ろ過、凝固、脱水、乾燥、粉砕、均質化といった工程を経て製造される。本発明で用いる寒天のゼリー強度としては、250〜400g/cm2の自然寒天や、同250g/cm2未満の低強度寒天、また、同400g/cm2以上の粉末寒天やフレーク寒天等を用いることができる。さらに、これらの寒天の2種以上を組み合わせて使用することも可能である。
ゼリー強度とは、日本寒天水産組合が採用し、日本農林規格(寒天の日本農林規格;昭和28年農林省告示882号)にも採用されたものであり、寒天の1.5質量%の溶液を作り、20℃で15時間放置凝固せしめたゲルについて、日寒水式ゼリー強度測定器にて、その表面1cm2当たり20秒間耐えうる最大荷重(g)を測定しゼリー強度とするものである。
【0007】
本発明で用いるシリコーン化合物としては、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、ポリグリセリル変性シリコーン、フルオロアルキル・ポリグリセリル変性シリコーン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。また、これらのシリコーン化合物の2種以上を用いて被覆処理することも可能である。
【0008】
本発明で、上記の各成分を被覆する手順としては、例えば▲1▼顔料をシリコーン化合物で被覆し、場合により加熱処理した顔料を用いてその上から寒天を被覆する方法、▲2▼顔料を寒天で被覆した後、シリコーン化合物で被覆し、場合により加熱処理を行う方法、▲3▼顔料を寒天とシリコーン化合物で同時に被覆処理する方法などが挙げられる。処理の方法としては、湿式系で溶媒として水や有機溶媒を用いて処理する方法、乾式でメカノケミカル的に被覆処理する方法、スプレードライなどの増粒装置を用いて複合化する方法などが挙げられる。
【0009】
本発明で用いる寒天の顔料に対する被覆量としては、顔料100質量部に対して寒天が1〜15質量部が好ましく、さらに好ましくは3〜10質量部である。この範囲では、寒天の機能と製品の感触が両立可能である。また、本発明で用いるシリコーン化合物の顔料に対する被覆量としては、顔料100質量部に対してシリコーン化合物が0.1〜30質量部が好ましく、さらに好ましくは0.2〜10質量部である。この範囲では寒天の特徴を生かした被覆処理が可能となる。
【0010】
寒天、シリコーン化合物で被覆される顔料の例としては、赤色104号アルミニウムレーキ、赤色102号アルミニウムレーキ、赤色226号、赤色201号、赤色202号、青色1号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウムレーキ等の色素およびレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ポリウレタンパウダー、テフロン(商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、球状シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。粉体の大きさとしては、5nm〜100μmの範囲に入るものが好ましく、さらに好ましくは10nm〜25μmの範囲に入るものが好ましい。
【0011】
また、本発明で用いる被覆処理顔料では、上記の成分と共に、後記するような各種の生理活性成分や粘剤、油剤(シリコーン化合物を除く)等の成分を併用して処理することも可能である。但し、60℃未満の温度で短時間に変質してしまう成分は、処理工程で成分が劣化する可能性が高いため配合は好ましくない。これらの成分を配合する際は、顔料100質量部に対して、0.001〜15質量%処理することが好ましい。
【0012】
本発明のメイクアップ化粧料では、上記の寒天とシリコーン化合物で被覆した処理顔料をメイクアップ化粧料の総量に対して、好ましくは1〜95質量%配合する。この範囲であれば、寒天とシリコーン化合物の効果による化粧持ちの持続効果が得られる。
【0013】
本発明のメイクアップ化粧料には、上記の各成分以外に、通常化粧料に用いられる油剤、寒天とシリコーンで被覆処理していない粉体(顔料、色素、樹脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫外線防御剤(有機系紫外線吸収剤、無機系紫外線散乱剤を含む。UV−A、Bのいずれに対応していても構わない)、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤等の成分を使用することができる。
【0014】
油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性および不揮発性の油剤および溶剤および樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わない。油剤の例としては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ラフィノース等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー等が挙げられる。また、ジメチルポリシロキサン、揮発性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油と組み合わせると上記変性シリコーン類との相性が良くなることことから好ましい。
【0015】
粉体類としては、前記の顔料やその表面処理粉体が挙げられる。特に球状粉末やエラストマー性のあるシリコーンエラストマーは感触の調整能力が高いため好ましい。また吸水性、吸油性のある粉体や撥水性のある粉体を用いるとより化粧持ちを改善することができる。
【0016】
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。本発明では、これらの生理活性成分を1種または2種以上配合することが好ましい。
【0017】
これらの天然系成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0018】
本発明のメイクアップ化粧料としては、例えば、ファンデーション、アイシャドウ、白粉、チーク、コンシーラー等のメイクアップ化粧料が挙げられる。
【0019】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明を詳細に説明する。
また、実施例および比較例で得られたメイクアップ化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0020】
[皮膚有用性評価]
専門パネラーを各評価品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、下記に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの平均点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す。
【0021】
Figure 0004127343
【0022】
被覆処理顔料の製造実施例1
ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、硫酸バリウムのそれぞれについて、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業製KF−9901)にて5質量%の被覆量で表面被覆を行い、ついで130℃で4時間加熱処理を行った後、ピンミルにて粉砕を行いシリコーン処理顔料を得た。ついで、寒天3質量部を精製水110質量部に90℃で溶解させてある寒天溶液中に、顔料97質量部をゆっくりと攪拌下に混合した。混合スラリーを110℃にて熱風乾燥した後、アトマイザーで粉砕し、シリコーン−寒天被覆処理顔料を得た。
【0023】
被覆処理顔料の製造実施例2
タルク、セリサイトのそれぞれについて、寒天3質量部を90℃の精製水130質量部に溶解した溶液に、顔料97質量部を遊星ミルを用いて加温下に混合した。全体が均一になったところで、ジメチルポリシロキサンに50質量%の濃度で溶解したフッ素化シリコーン樹脂を5質量部加え、さらに混合した。スラリーをバットに広げた後100℃で熱風乾燥し乾燥させ、さらにピンミルを用いて粉砕を行い目的とする寒天−シリコーン処理顔料を得た。
【0024】
被覆処理顔料の製造実施例3
ポリメチルメタクリレートパウダー(球状粉末)と寒天とシリコーンガムを92:4:4の質量比で粗混合した後、ボールミルを用いてメカノケミカル反応を行い、目的とするシリコーン−寒天被覆処理顔料を得た。
【0025】
実施例1、比較例1〜2(パウダーフアンデーション)
表1の処方と下記製造方法に従い、パウダーファンデーションを作製した。
但し、寒天処理顔料としては前記製造実施例で製造したものを(未処理原料の配合比換算で)下記の配合比率にて混合したものを用いた。未処理顔料としては、製造実施例で作成したものと同じ顔料を未処理の状態で使用した。シリコーン処理顔料としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン(KF−9901)にて8質量%処理した後、130℃にて12時間加熱処理したものを用いた。尚、表1での配合量の単位は質量部である。
【0026】
Figure 0004127343
【0027】
【表1】
Figure 0004127343
【0028】
(製造方法)
油性成分を加熱混合し、事前に混合した粉体成分の上からゆっくりと加え、さらに攪拌した後、60メッシュを通し、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0029】
実施例2、比較例3〜4
表2の処方と下記製造方法に従い、油性ファンデーションを作製した。
但し、寒天シリコーン複合処理顔料としては前記製造実施例で製造したものを(未処理顔料換算量で)下記の配合比率にて混合したものを用いた。未処理顔料としては、製造実施例で作成したものと同じ顔料を未処理の状態で使用した。シリコーン処理顔料としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン(KF−9901)にて8質量%処理した後、130℃にて12時間加熱処理したものを用いた。
【0030】
Figure 0004127343
【0031】
【表2】
Figure 0004127343
【0032】
(製造方法)
油性成分を加熱混合し、事前に混合した粉体成分の上からゆっくりと加え、さらに攪拌した後、60メッシュを通し、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0033】
表1と表2の結果から、本発明の実施例は比較例と比べて、化粧持ちの持続効果、仕上がりの均一感と塗布時のなめらかさに優れていることが判る。これに対して未処理顔料、シリコーン処理顔料を用いた比較例ではいずれの項目も評価が悪くなった。
【0034】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、天然由来の親水性高分子である寒天と撥水性に優れたシリコーン化合物で被覆した処理顔料を配合することで、化粧効果の持続性と塗布時の均一感と感触(なめらかさ)に優れることを特徴とするメイクアップ化粧料が得られることは明らかである。

Claims (1)

  1. 顔料100質量部に対して、寒天を1〜15質量部及びシリコーン化合物を0.1〜30質量部のみで被覆した処理顔料を含有することを特徴とするメイクアップ化粧料。
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