JP2005002077A - 粉体化粧料 - Google Patents
粉体化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005002077A JP2005002077A JP2003177626A JP2003177626A JP2005002077A JP 2005002077 A JP2005002077 A JP 2005002077A JP 2003177626 A JP2003177626 A JP 2003177626A JP 2003177626 A JP2003177626 A JP 2003177626A JP 2005002077 A JP2005002077 A JP 2005002077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- powder cosmetic
- pigment
- extract
- treated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】(A)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、80以下である表面処理板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、及び/又は(B)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、55以下である表面処理非板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、の表面処理顔料を、(A)、(B)の合計量が粉体化粧料中の顔料の総量に対して50〜100質量%となるように配合し、さらに常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を、粉体化粧料の総量に対して0.1〜5質量%となるように配合することを特徴とする粉体化粧料。
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌に対する負担が少ないことを特徴とする粉体化粧料に関する。
さらに詳しくは、顔料の吸油量を表面処理技術を用いて低く抑えることで、肌からの脱脂を最小限にし、それによって、肌の負担を少なくしながら、化粧持続性、耐水性、耐皮脂性、感触、転写防止効果に優れた特徴を有する粉体化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
顔料には一定量の油を吸収する特性があり、これは吸油量という指標で表される。化粧品で一般に使用される顔料は、表面処理されていないものでは、顔料100gあたり、40〜2000gのスクワランを吸収する特性を有している。従来、吸油量の多い粉体を選択して配合することで化粧持続性を改善する試みが行われている。(特許文献1、特許文献2、特許文献3)
さらに、表面処理剤としてNε−ラウロイル−L−リジンなどのアシル化リジンを用いて被覆した顔料を用いると、例えば肌上での伸びが良く、経時での化粧崩れのない化粧料が得られたり、柔らかい感触・滑らかな塗布感と高いモイスチャー感を持ち、かつ仕上がりの均一感、化粧持続性に優れる化粧料が得られることも知られている。(特許文献4、特許文献5)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−38318号公報
【特許文献2】
特開2000−212022号公報
【特許文献3】
特開平7−165533号公報
【特許文献4】
特開平9−208426号公報
【特許文献5】
特開2001−279129号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
粉体化粧料において吸油量が大きい顔料を用いた場合、経時で顔料が肌から皮脂を脱脂する場合があり、ぱさつきやかゆみを感じるなど、肌に負担になっている場合があった。さらに、吸油量の大きな顔料を多用すると、化粧料塗布時の肌に対するなじみが悪くなる問題があった。また、従来の表面処理は表面処理による感触や耐皮脂性などの改善を目的に開発が行われており、表面処理を用いて吸油量を少なくコントロールし、それに基づいて粉体化粧料を設計することについては行われていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、上記の問題点を解決するために鋭意検討を行った結果、(A)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、80以下である表面処理板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、及び/又は(B)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、55以下である表面処理非板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、の表面処理顔料を、(A)、(B)の合計量が粉体化粧料中の顔料の総量に対して50〜100質量%となるように配合し、さらに常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を、粉体化粧料の総量に対して0.1〜5質量%となるように配合することで、肌に負担の少なく、かつ化粧持続性にも優れた粉体化粧料が得られることを見出した。その上で、肌との接触面積が少ないが吸油量は大きな有機系樹脂粉末を適度に配合することで、普段は肌に負担をかけずに、過剰な皮脂が分泌された時に、化粧塗膜が崩れるのを防ぎ、耐皮脂性、化粧持続性をより向上させることが可能となった。
【0006】
すなわち、本発明は、(A)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、80以下である表面処理板状顔料から選ばれる1種または2種以上、及び/又は(B)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、55以下である表面処理非板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、の表面処理顔料を、(A)、(B)の合計量が粉体化粧料中の顔料の総量に対して50〜100質量%となるように配合し、さらに常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を、粉体化粧料の総量に対して0.1〜5質量%となるように配合することを特徴とする粉体化粧料にある。
【0007】
第2の発明は、表面処理顔料が、炭素数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物にて表面処理された顔料であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0008】
第3の発明は、炭素数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物がアルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルチタネート、アルキルアルミネート、金属石鹸、メチルハイドロジェンシロキサンの水素原子にアルキレンを付加させアルキル化したものからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0009】
第4の発明は、アルキルアルコキシシランがオクチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシランから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0010】
第5の発明は、表面処理顔料が、湿式法にて表面処理されたものであることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0011】
第6の発明は、湿式法の溶媒が水、低級アルコール、ヘキサン、アセトン、トルエン、シクロヘキサン、キシレンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0012】
第7の発明は、表面処理非板状顔料として、平均一次粒子径が0.1〜0.5μmの範囲にあるオクチルシリル化酸化チタンが少なくとも選ばれることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0013】
第8の発明は、表面処理非板状顔料として、平均一次粒子径が1〜50nmの範囲にあるオクチルシリル化酸化チタン及び/又はオクチルシリル化酸化亜鉛が少なくとも選ばれることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0014】
第9の発明は、常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂が、シリコーン樹脂、フッ素化シリコーン樹脂、シリコーン化プルラン、アルキル化シリコーン、ポリアミド変性シリコーン、ポリブテン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型メチルポリシロキサンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0015】
第10の発明は、有機系樹脂粉末を粉体化粧料の総量に対して0.1〜7質量%となるように配合することを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0016】
第11の発明は、有機系樹脂粉末の形状が球状又は棒状であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0017】
第12の発明は、有機系樹脂粉末が、架橋型シリコーン樹脂粉末、架橋型アクリル樹脂粉末から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記の粉体化粧料にある。
【0018】
第13の発明は、粉体化粧料が、肌からの脱脂が抑えられ、肌への負担が少ないことを特徴とする上記の皮脂の脱脂抑制用粉体化粧料にある。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の粉体化粧料は、(A)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、80以下である表面処理板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、及び/又は(B)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、55以下である表面処理非板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、の表面処理顔料を、(A)、(B)の合計量が粉体化粧料中の顔料の総量に対して50〜100質量%となるように配合し、さらに常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を、粉体化粧料の総量に対して0.1〜5質量%となるように配合することを特徴とする。表面処理顔料を、(A)、(B)の合計量が粉体化粧料中の顔料の総量に対して70〜100質量%となるように配合すると経時の肌負担が軽減されるだけでなく、塗布時の肌馴染みにもより優れた粉体化粧料が得られるため好ましい。
【0020】
顔料のスクワラン吸油量の測定方法は以下の通りである。まず、顔料を10g前後量り取り、その質量を測定する。ついで、この顔料を攪拌棒でかき混ぜながら少量づつスクワランを添加していく。すると、顔料とスクワランの混合物の形態は一般的に粉末状から塊状を経てペースト状、さらに液状に変化する。本発明では、この過程の中で、顔料全体が濡れて、ペースト状になった直後の顔料とスクワラン全体の質量を測定し、最初の顔料の質量を差し引いて添加したスクワランの質量を求める。このスクワランの質量を最初に測定した顔料の質量で割り、100倍すると、顔料100gあたりのスクワランの添加量が求まる。本発明では、この操作を顔料ごとに2〜3回実施し、顔料100gあたりのスクワラン添加量の平均値を顔料のスクワラン吸油量とした。一般に非フッ素系の表面処理顔料ではあまり大きな誤差は生じないが、フッ素系の表面処理顔料を用いた場合は、攪拌の程度による誤差が生じやすいので、攪拌を長時間実施した方が誤差を少なくすることができる。この方法で吸油量を求めると、一般的に顔料の吸油量は、40〜2000くらいの範囲の値となる。
【0021】
本発明の粉体化粧料に用いる顔料としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料等が挙げられ、さらにこれらの顔料を複合化したものも使用することができる。具体的には、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、シリコーンパウダー、シリコーンゴムパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリメチルシルセスキオキサン球状粉体、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等のタール系色素をレーキ化したもの、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等の天然色素をレーキ化したもの等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウム、金、銀、銅、白金、ステンレス等の金属粉末が挙げられる。これらのうち、一次粒子径が1〜100nmの範囲にある酸化チタン、低次酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄、水酸化鉄、酸化セリウム、活性封鎖型酸化セリウム、金、銀、白金等の超微粒子顔料は、もともと未処理顔料の吸油量が大きいことから、本発明の吸油量を下げる効果が実感されやすく、配合が好ましいものとして挙げられる。これらの粉末は、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化亜鉛、珪酸亜鉛等から選ばれる1種又は2種以上による無機酸化物処理が行われていてもいなくても構わない。
【0022】
本発明における板状顔料とは、上記の顔料のうち、顔料の一次粒子が板状の形状を有し、平滑面の平均径に対し、厚さが1/5以下であるものをいう。例えば、板状酸化チタン、板状硫酸バリウム、タルク、マイカ、板状カオリン、セリサイト、白雲母、板状合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、板状無水ケイ酸、板状ヒドロキシアパタイト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、板状セラミックスパウダー、板状アルミナ、板状窒化ホウ素、板状ポリメチルメタクリレートパウダー、ラウロイルリジン、板状酸化鉄、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン処理マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母、アルミニウム等が挙げられる。また本発明における非板状顔料とは、板状顔料でない、球状、棒状、針状、不定形状、紡錘状等の全ての顔料を意味する。
【0023】
本発明では、表面処理により顔料の吸油量を下げることが必要である。顔料として板状顔料を用いた場合、表面処理によりスクワラン吸油量を、処理前を100として80以下に、非板状顔料を用いた場合、55以下にする必要がある。これらの値よりスクワラン吸油量が大きいと、本発明の効果が発揮されない。本発明においては、これら表面処理顔料を、粉体化粧料中の顔料の総量に対して50〜100質量%となるように配合することが必要である。顔料の総量に対して表面処理顔料が50質量%より少ないと、本発明の効果を実感することができない。また、より肌実感が得られるためには、上記表面処理顔料を、粉体化粧料中の顔料の総量に対して70〜100質量%となるように配合することが好ましい。
【0024】
本発明における顔料の表面処理方法としては、表面処理顔料の吸油量が本発明において規定される範囲とすることが可能であれば、公知の各種表面処理剤や油剤による表面処理法を用いることができる。
【0025】
本発明で用いる炭素数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物としては、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルチタネート、アルキルアルミネート、金属石鹸、メチルハイドロジェンシロキサンの水素原子にアルキレンを付加させアルキル化したもの、アルキル変性シリコーン、アクリル酸アルキル等が挙げられるが、特にアルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルチタネート、アルキルアルミネート、金属石鹸、メチルハイドロジェンシロキサンの水素原子にアルキレンを付加させアルキル化したものからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。これらの処理は一般的に吸油量を下げる効果に優れている。本発明では、これらの化合物のうち、特にオクチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシランから選ばれることが好ましい。これらの化合物は均一な顔料の処理が可能であり、かつ吸油量を下げる効果に特に優れている。
【0026】
本発明では、顔料を表面処理して、表面処理後の顔料のスクワラン吸油量を、処理前を100として、板状顔料の場合80以下に、非板状顔料の場合は55以下にする必要がある。その表面処理の条件は、表面処理剤の種類、顔料の比表面積、粒子径、表面状態により変わってくるので、処理条件を変化させて、最低の吸油量が得られる処理条件を決定することが好ましい。一般に、処理量が最適値から少ないと吸油量は多くなり、処理量が多くなると、未反応物が増えて臭いが発生したり、加熱時に着色が起こる場合がある。
【0027】
表面処理剤として、炭素原子数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物を用いる場合、顔料の平均粒子径が100nm以下の場合、顔料の質量に対して3〜35質量%の範囲で、100nmを超え1μm以下の場合、3〜15質量%の範囲で、1μmを超える場合、1〜10質量%の範囲の処理量で最適なスクワラン吸油量を有する顔料が得られることが多い。
【0028】
炭素原子数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する金属石鹸処理の場合は、一般に乾式法表面処理(例えば顔料と表面処理剤と場合により少量の溶媒を混合し、表面処理を行う方法)されたものは、本発明の吸油量の範囲よりも大きい吸油量を示してしまうことが多く、湿式法表面処理されたものを用いることが好ましい。本発明で言う湿式法とは、顔料を、水、低級アルコール、ヘキサン、アセトン、トルエン、シクロヘキサン、キシレン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、二酸化炭素、テルペン類などの溶媒と混合し、スラリー状又は溶液状にする過程を含んで表面処理を行うことをいう。本発明では、金属石鹸処理に限らず、より均一な処理が可能で、かつ吸油量を下げる効果が高い湿式法による表面処理が好ましい。湿式法で用いられる溶媒としては、汎用性に優れる、水、低級アルコール、ヘキサン、アセトン、トルエン、シクロヘキサン、キシレンからなる群より選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
【0029】
本発明で用いる表面処理方法としては、上記の湿式法、乾式法以外に蒸着法(プラズマなどを用いて顔料に処理剤を蒸着させる方法)、気相法(空気、窒素ガスなどの気体中で表面処理を行う方法)、メカノケミカル法(ボールミル、オングミル(ホソカワミクロン社製)ハイブリタイザー(奈良機械製作所製)などの機器を用いてメカノケミカル的に表面処理を行う方法)等が挙げられる。
【0030】
本発明の表面処理において、炭原子数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物は単独で使用しても、複数を併用しても、他の表面処理剤や油剤を併用してもよいが、表面処理剤としてフッ素化アルキル基を有する化合物が、全表面処理剤に対して10質量%を超えて含む場合、表面処理顔料の吸油量が、本願の規定範囲を逸脱する場合が多い。そのためフッ素化アルキル基を有する化合物のような、フッ素系化合物の表面処理剤における割合は、10質量%以下に抑えることが好ましく、含まないことがより好ましい。
【0031】
本発明では上記のような表面処理顔料を使用するが、表面処理非板状顔料として、平均一次粒子径が0.1〜0.5μmの範囲にあるオクチルシリル化酸化チタンを少なくとも配合していることが好ましい。この粒子径の酸化チタンは、メイクアップ化粧料では重要な位置を占める顔料であり、ルチル型、アナターゼ型、アモルファス型などの結晶型を有し、また、球状、棒状、紡錘状、ヒトデ状、不定形状などの形状を有するが、いずれの組み合わせの場合も肌に対する違和感が強めに現れる特徴がある。従って、この酸化チタンの吸油量を下げた場合、吸油量の変化の数値以上に得られる粉体化粧料の肌実感が改善される特徴がある。
【0032】
本発明ではさらに表面処理非板状顔料として、平均一次粒子径が1〜50nmの範囲にあるオクチルシリル化酸化チタン及び/又はオクチルシリル化酸化亜鉛を少なくとも配合していることが好ましい。平均一次粒子径が1〜50nmの範囲にある顔料はいずれも吸油量の絶対値が大きい特徴があり、これらの顔料の吸油量を下げることは肌に対する負担をより減らすのに効果的である。
【0033】
本発明の粉体化粧料では、上記の表面処理顔料の他に、適宜各種の顔料を配合することができる。顔料の種類としては、前記の各顔料を用いることができる。これらの顔料は、本発明の効果を損わないためにも、粉体化粧料中の顔料の総量に対して50質量%より少ない配合量に抑えることが望ましい。また、これらの顔料は従来公知の表面処理、例えばシリコーン処理(メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理が好ましい)、シリコーン樹脂処理(トリメチルシロキシケイ酸処理が好ましい)、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、シラン処理(アルキルシランやアルキルシラザン処理が好ましい)、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、アクリル樹脂処理、金属酸化物処理などで表面処理されていても構わないが、可能な限り吸油量の少ない表面処理がなされていることが好ましい。
【0034】
本発明では、これらの顔料のうち、有機系樹脂粉末を粉体化粧料の総量に対して0.1〜7質量%の範囲で配合していることが好ましい。本発明で用いる有機系樹脂粉末としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、シリコーンパウダー、シリコーンゴムパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリメチルシルセスキオキサン球状粉体、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂等が挙げられる。本発明では、特にこれらの樹脂粉末のうち、架橋型シリコーン樹脂粉末、架橋型アクリル樹脂粉末に属する樹脂粉末から選ばれる1種又は2種以上を配合することが好ましい。本発明で用いる有機系樹脂粉末は、球状、棒状、板状、針状、不定形状など各種の形状を持つが、特に球状又は棒状の形態を持つことが好ましい。これらの有機系樹脂粉末は一般に大きい吸油量を持つ傾向が強く、かつ肌との接触面積が少ない特性がある。そのため、本発明の吸油量を少なくした表面処理顔料の間にこれらの有機系樹脂粉末を適度に分散させてやると、普段は肌からの脱脂が少ないにもかかわらず、過剰の皮脂が分泌された時に効果的に皮脂を吸収できる機構を持つ粉体化粧料が設計できる。さらに、これらの有機系樹脂粉末にはシワやキメなどを光学的に効果的に隠蔽するなどの効果を粉体化粧料に与えることができるメリットもある。尚、本発明で用いる有機系樹脂粉末は平均一次粒子径が1μm以上、より好ましくは2μm以上であって、最大粒径が50μm以下であることが好ましい。一次粒子径が1μm以下のものは粉末化粧料に配合した場合、比較的均一に化粧料中に分散してしまう結果、肌から油分を吸収してしまう場合があり、肌に負担をかけてしまう問題がある。
【0035】
本発明の粉体化粧料では、バインダーとして常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を、粉体化粧料の総量に対して0.1〜5質量%となるように配合する。本発明の粉体化粧料は吸油量の少ない顔料を用いている関係で皮脂に対する耐性が弱めになる傾向があり、夏場の化粧料では、1万cs程度の液状油剤をバインダーとして配合した程度では経時で化粧崩れが発生してしまう場合があり、顔料をよりきちんと肌に固定する必要がある。本発明では、バインダーとして常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を配合することで、顔料が肌により強く固定される結果、粉体化粧料の耐水性、耐皮脂性、化粧持続性の向上に役立つメリットがでる。また、配合量が0.1質量%未満では顔料を肌につなぎとめる効果が弱く、5質量%を超えると、粉体化粧料の打型表面がケーキングしやすくなるなどの問題が発生する。
【0036】
本発明の粉体化粧料で用いる常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂としては、化粧品で従来使用されている油剤や樹脂類を含みまた、他の油剤に溶解して常温でペースト状もしくは固体状となるような樹脂、粘剤類を含む。代表的なもので言えば、例えば、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、セラック、ラノリン、ミツロウ、サラシミツロウ、オゾケライト、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、バチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、イソステアリルグリセリルエーテル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、リシノール酸セチル、トリウンデシレン酸グリセリル、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、乳酸セチル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン、パーム油、ヤシ油、牛脂、硬化油、馬油、シアバター、卵黄油やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、アクリルシリコーン、アクリル酸ポリマーおよびその塩、アクリル酸メタクリル酸共重合体およびその塩、ポリビニルピロリドンなどの樹脂類が挙げられる。また、トリメチルシロキシケイ酸などのシリコーン樹脂、シリコーン化プルランなどのシリコーン変性有機粘剤、トリフルオロプロピル変性ポリメチルシロキシケイ酸などのフッ素化シリコーン樹脂、アクリル化シリコーン、アルキル化シリコーン、ポリアミド変性シリコーン樹脂などのシリコーン系樹脂、ポリブテン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型メチルポリシロキサンも挙げられる。このうち、特にシリコーン樹脂、フッ素化シリコーン樹脂、シリコーン化プルラン、アルキル化シリコーン、ポリアミド変性シリコーン、ポリブテン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型メチルポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上が配合されることが好ましい。これらの油剤、樹脂は特に本発明で用いるアルキル基を有する化合物で表面処理された顔料との相性に優れている。
【0037】
本発明の粉体化粧料では、上記の各成分以外に、通常化粧料に配合される各種の粘剤、油剤、紫外線防御剤、保湿剤、生理活性成分、防菌防腐剤、昆虫忌避剤、香料、塩類、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤等の成分を使用することができる。
【0038】
油剤の例としては、例えばグリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、オリーブ油、エチレン・α−オレフィン・オリゴマー、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フルオロシリコーン、オリーブ油、ゴマ油、パーフルオロポリエーテル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルなどが挙げられるが、特にエステル系油剤、高級アルコールが好ましい。エステル系油剤、高級アルコールの例としては特に、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、2−エチルヘキサン酸セチル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール 、デシルテトラデカノール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシルから選ばれる、1種または2種以上であることが好ましい。また、シリコーン油の例としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、フッ素変性ジメチコノール等が挙げられる。
【0039】
本発明の粉体化粧料では、油剤として、HLB値が4〜8の範囲にある界面活性能を有する各種の変性シリコーンを配合することが好ましい。変性シリコーンの例としては、分岐シリコーン型ポリエーテル変性シリコーン、分岐シリコーン型ポリグリセリル変性シリコーン、アルキル・ポリエーテル共変性シリコーン、部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン、部分架橋型ポリグリセリル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、糖変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、パーフルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性シリコーン、パーフルオロアルキル・ポリグリセリル共変性シリコーン等が挙げられる。これらの水によりゲル化する能力を有するシリコーンをバインダーとして用いた場合、粉体化粧料の化粧持続性の向上に好ましい影響を与える。ここでHLB値とは、ポリエーテル基やポリグリセリル基等の親水性基の分子内における質量百分率を5で除した値である。
【0040】
本発明で用いる紫外線吸収剤の例としては、例えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(別名;パラメトキシケイ皮酸オクチル)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、これらの高分子誘導体、及びシラン誘導体等が挙げられる。
【0041】
また、有機系紫外線防御剤がポリマー粉末中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分布はブロードであってもシャープであっても構わない。ポリマーの種類としてはアクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、シリコーン樹脂、ナイロン、アクリルアミド樹脂等が挙げられる。これらのポリマー粉末中に、粉末質量の0.1〜30質量%の範囲で有機系紫外線防御剤を取り込ませた粉末が好ましく、特にUVA吸収剤である4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンを配合することが好ましい。紫外線防御成分としては、無機系と有機系を併用することが好ましい。また、UV−Aに対応したものとUV−Bに対応したものを組み合わせて用いることも好適である。
【0042】
本発明の粉体化粧料では、ソルビトール、マルトース、マルチトール等の糖アルコール等、ステロールとして、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等、ブドウ糖、ショ糖、乳糖、ラフィノース、トレハロース、キシリトール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリグリセリン、ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸及びその塩、ピロリドンカルボン酸塩、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、エチルグルコシド、環状デキストリンなどの保湿剤を配合することが可能である。
【0043】
本発明で用いる生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、ひきしめ剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。本発明では、これらの生理活性成分を1種又は2種以上配合することが好ましい。例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カシスエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クランベリーエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、 ャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0044】
また、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、システイン、メチオニン、トリプトファン等のアミノ酸、エストラジオール、エテニルエストラジオールなどのホルモン、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン、アラントイン、トラネキサム酸、アズレン等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,C,D,K,ビタミンC配糖体、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノールなどの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、カンフルなどの清涼剤、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコルチゾン、ハッカ油等が挙げられる。
【0045】
防菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0046】
本発明の粉体化粧料の具体的な用途としては、特にファンデーション、白粉、チーク、アイシャドウ、コンシーラー等が好ましいものとして挙げられる。その形態としては、ルーズパウダータイプ、固形パウダータイプが挙げられる。
【0047】
【実施例】
以下、実施例及び比較例によって本発明を更に詳細に説明する。
【0048】
実施例及び比較例の各組成物の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0049】
[吸油量の測定方法]
前記の吸油量の測定方法に基づいてスクワランに対する吸油量の測定を行った。尚、結果は未処理顔料の吸油量を100とした時の各表面処理顔料の吸油量の値を示す方法を用いている。
【0050】
[官能特性評価]
専門パネラーを各評価品目ごとに20名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、各評価項目において優れていると判断したパネラーの数から、下記に示す分類によって評価を行った。
【0051】
【0052】
参考例(各種表面処理顔料のスクワラン吸油量)
非板状顔料として、平均一次粒子径が0.4μmの石原産業社製顔料級酸化チタンCR50、平均一次粒子径が35nmのテイカ社製超微粒子酸化チタンMT−500SAを、また板状顔料として、三信鉱工社製セリサイトFSEを用いて各種表面処理顔料を調製した。表面処理方法としては、ミキサーにオクチルトリエトキシシランと少量のn−ヘキサンを用いて混合し、加熱乾燥、粉砕を行って得られる乾式オクチルトリエトキシシラン処理、トルエン中にオクチルトリエトキシシランと顔料を混合、粉砕した後、溶剤を減圧加熱留去し、さらに加熱乾燥、篩処理して得られる湿式オクチルトリエトキシシラン処理、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製KF−9901)とイソプロピルアルコールと顔料を混合し、溶剤を減圧加熱留去し、さらに加熱乾燥、粉砕、篩処理して得られる湿式シリコーン処理、Nε−ラウロイル−L−リジン(味の素社製アミホープLL)を強アルカリ水溶液に溶解し、顔料の塩酸酸性スラリーに滴下、中和した後、ろ過、乾燥、粉砕、篩処理を行って得られる湿式Nε−ラウロイル−L−リジン処理(LL処理)を検討した。オクチルトリエトキシシランはオクチルトリエトキシシランは顔料級酸化チタンおよび超微粒子酸化チタンについては10質量%、セリサイトについては3質量%にて処理し、メチルハイドロジェンポリシロキサンは顔料に対して3質量%、Nε−ラウロイル−L−リジンは顔料に対して10質量%で処理した。得られた各種表面処理顔料のスクワラン吸油量の測定結果を表1に示す。表1の結果より、湿式シリコーン処理やLL処理では、顔料と処理方法の組み合わせによって未処理顔料と比べて吸油量が多くなったり少なくなったりしていることが判るが、いずれも本発明の規定範囲外となっていることが判る。これに対してオクチルトリエトキシシラン処理(オクチルシリル化処理)の場合、顔料が異なっても、乾式法処理、湿式法処理、どちらの処理でも一律に吸油量が少ないことが判る。さらに、乾式法処理と湿式法処理を比較してみると、乾式法処理に対して湿式法処理の方が吸油量が少ないことが判る。
【0053】
【表1】
【0054】
実施例、比較例
表2の処方のファンデーションを、下記製造方法に従い作製した。尚、実施例の表面処理板状顔料として、湿式法で製造したオクチルトリエトキシシラン3質量%処理セリサイト(スクワラン吸油量62)、湿式法で製造したオクチルトリエトキシシラン3質量%処理タルク(スクワラン吸油量69)を用い、表面処理非板状顔料として湿式法で製造したオクチルトリエトキシシラン10質量%処理顔料級酸化チタン(平均粒子径0.4μm、ルチル型、スクワラン吸油量33)、湿式法で製造したオクチルトリエトキシシラン10質量%処理超微粒子級酸化チタン(平均粒子型35nm、スクワラン吸収量40)を用いた。また湿式法オクチルトリエトキシシラン処理黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラはそれぞれ4質量%処理されたものを用い、それぞれのスクワラン吸油量は順に38、35、33であった。また、メチルハイドロジェンポリシロキサン・デセン処理顔料級酸化チタンは酸化チタン(CR50)をまずメチルハイドロジェンポリシロキサン(KF99P 信越化学工業製)4質量%で処理し、ついで白金系触媒存在下に1−デセンにて1質量%処理した後、n−ヘキサンで洗浄し、乾燥、粉砕したものを用いた。(スクワラン吸油量は45) 次いで、比較例としては、湿式法メチルハイドロジェンポリシロキサン3質量%処理(シリコーン処理)セリサイト(スクワラン吸油量104)、湿式法メチルハイドロジェンポリシロキサン3質量%処理(シリコーン処理)タルク(スクワラン吸油量90)、湿式法メチルハイドロジェンポリシロキサン3質量%処理(シリコーン処理)顔料級酸化チタン(スクワラン吸油量115)を用いた。湿式法メチルハイドロジェンポリシロキサン3質量%処理(シリコーン処理)黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラはそれぞれスクワラン吸油量として66、72、60のものを用いた。また、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末としては、東レダウコーニングシリコーン社製トレフィルE−508を機械的に粉砕処理したものを用いた。尚、実施例と比較例で用いたもとの顔料はそれぞれ同じグレードのものを使用した。尚、表中の単位は質量%である。
【0055】
【表2】
【0056】
製造方法
粉体成分をミキサーで混合した後、攪拌下に均一に加熱溶解した油性成分をゆっくりと投入し、ついで粉砕、篩がけを行い、金皿を用いて金型に打型して製品を得た。
【0057】
実施例と比較例のファンデーションの官能特性を評価した結果を表2に示す。本発明の実施例は比較例と比べて塗布時の感触、肌なじみにすぐれ、化粧持続性、耐汗性、耐皮脂性に優れていることが判る。さらに本発明の主目的である経時での肌の負担が少ないこと、また朝ファンデーションを使用し、夜ファンデーションを落とした後の肌の疲れが少ないことが判る。比較例1は本発明の配合量範囲を外れた場合の例であるが、化粧持ちは優れているものの、塗布時の感触や肌馴染みに問題が発生していることがわかる。また、化粧を落とした後の肌実感として疲れが感じられることもわかる。比較例2は吸油量が多い表面処理顔料を用いて製造した場合の例であるが、比較例1同様に化粧持ちは優れているものの、塗布時の感触や肌馴染みに問題が発生していることがわかる。また、経時とメイクを落とした後に肌の負担を感じていることが判る。比較例3は未処理顔料で製造した場合の例であるが、化粧持ちが大幅に劣化していることが判る。
【0058】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、顔料の吸油量を表面処理技術を用いて低く抑えることで、肌からの脱脂を最小限にし、それによって、肌の負担を少なくしながら、化粧持続性、耐水性、耐皮脂性、感触に優れた特徴を有する粉体化粧料が得られることは明らかである。
Claims (13)
- (A)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、80以下である表面処理板状顔料から選ばれる1種または2種以上、及び/又は(B)スクワラン吸油量が、表面処理前を100として、55以下である表面処理非板状顔料から選ばれる1種又は2種以上、の表面処理顔料を、(A)、(B)の合計量が粉体化粧料中の顔料の総量に対して50〜100質量%となるように配合し、さらに常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂を、粉体化粧料の総量に対して0.1〜5質量%となるように配合することを特徴とする粉体化粧料。
- 表面処理顔料が、炭素数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物にて表面処理された顔料であることを特徴とする、請求項1に記載の粉体化粧料。
- 炭素数6〜20の分岐又は直鎖のアルキル基を有する化合物がアルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルチタネート、アルキルアルミネート、金属石鹸、メチルハイドロジェンシロキサンの水素原子にアルキレンを付加させアルキル化したものからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項2に記載の粉体化粧料。
- アルキルアルコキシシランがオクチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシランから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項3に記載の粉体化粧料。
- 表面処理顔料が、湿式法にて表面処理されたものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
- 湿式法の溶媒が水、低級アルコール、ヘキサン、アセトン、トルエン、シクロヘキサン、キシレンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項5に記載の粉体化粧料。
- 表面処理非板状顔料として、平均一次粒子径が0.1〜0.5μmの範囲にあるオクチルシリル化酸化チタンが少なくとも選ばれることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
- 表面処理非板状顔料として、平均一次粒子径が1〜50nmの範囲にあるオクチルシリル化酸化チタン及び/又はオクチルシリル化酸化亜鉛が少なくとも選ばれることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
- 常温で固形〜ペースト状を呈す油剤、樹脂が、シリコーン樹脂、フッ素化シリコーン樹脂、シリコーン化プルラン、アルキル化シリコーン、ポリアミド変性シリコーン、ポリブテン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型メチルポリシロキサンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
- 有機系樹脂粉末を粉体化粧料の総量に対して0.1〜7質量%となるように配合することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
- 有機系樹脂粉末の形状が球状又は棒状であることを特徴とする、請求項10に記載の粉体化粧料。
- 有機系樹脂粉末が、架橋型シリコーン樹脂粉末、架橋型アクリル樹脂粉末から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項10、11のいずれかに記載の粉体化粧料。
- 粉体化粧料が、肌からの脱脂が抑えられ、肌への負担が少ないことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の皮脂の脱脂抑制用粉体化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177626A JP2005002077A (ja) | 2003-04-18 | 2003-06-23 | 粉体化粧料 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003113816 | 2003-04-18 | ||
JP2003177626A JP2005002077A (ja) | 2003-04-18 | 2003-06-23 | 粉体化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005002077A true JP2005002077A (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=34106242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003177626A Pending JP2005002077A (ja) | 2003-04-18 | 2003-06-23 | 粉体化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005002077A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184435A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Trial Corp | 紫外線遮蔽性の樹脂粒子及びこれを配合した化粧料 |
WO2011065438A1 (ja) | 2009-11-25 | 2011-06-03 | 花王株式会社 | W/o型乳化化粧料 |
JP2015511646A (ja) * | 2012-03-13 | 2015-04-20 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタンの製造方法、熱可塑性ポリウレタンを使用する方法、難燃剤の使用方法 |
EP2505183A4 (en) * | 2009-11-25 | 2015-07-15 | Kao Corp | OIL-WATER emulsified cosmetic |
EP3120829A4 (en) * | 2014-07-10 | 2017-01-25 | Shanghai Co-fun Biotech Co., Ltd. | Controllable color-changing foundation cream/liquid foundation |
JP2020075878A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | 松本油脂製薬株式会社 | セルロース複合粉体 |
US10709651B2 (en) | 2014-12-25 | 2020-07-14 | Ajinomoto Co., Inc. | Cosmetic composition containing acyl basic amino acid derivative and inorganic powder |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003177626A patent/JP2005002077A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184435A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Trial Corp | 紫外線遮蔽性の樹脂粒子及びこれを配合した化粧料 |
WO2011065438A1 (ja) | 2009-11-25 | 2011-06-03 | 花王株式会社 | W/o型乳化化粧料 |
US8765158B2 (en) | 2009-11-25 | 2014-07-01 | Kao Corporation | W/O emulsion cosmetic |
EP2505182A4 (en) * | 2009-11-25 | 2015-07-01 | Kao Corp | WATER OIL emulsified cosmetic |
EP2505183A4 (en) * | 2009-11-25 | 2015-07-15 | Kao Corp | OIL-WATER emulsified cosmetic |
US9180074B2 (en) | 2009-11-25 | 2015-11-10 | Kao Corporation | O/W emulsion cosmetic |
JP2015511646A (ja) * | 2012-03-13 | 2015-04-20 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタンの製造方法、熱可塑性ポリウレタンを使用する方法、難燃剤の使用方法 |
EP3120829A4 (en) * | 2014-07-10 | 2017-01-25 | Shanghai Co-fun Biotech Co., Ltd. | Controllable color-changing foundation cream/liquid foundation |
US10709651B2 (en) | 2014-12-25 | 2020-07-14 | Ajinomoto Co., Inc. | Cosmetic composition containing acyl basic amino acid derivative and inorganic powder |
JP2020075878A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | 松本油脂製薬株式会社 | セルロース複合粉体 |
JP7175717B2 (ja) | 2018-11-07 | 2022-11-21 | 松本油脂製薬株式会社 | セルロース複合粉体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4076955B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2007084478A (ja) | 化粧料 | |
JP3524501B2 (ja) | 化粧料 | |
US8697100B2 (en) | Surface-treated powder and a method of producing it, and cosmetics comprising the surface-treated powder | |
JP3943275B2 (ja) | 紫外線防御化粧料 | |
JP2005002076A (ja) | 油性化粧料 | |
JP2005002077A (ja) | 粉体化粧料 | |
JP5727783B2 (ja) | 粉末化粧料 | |
JP2007176936A (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JP2005002078A (ja) | 水系液状化粧料 | |
JP4183422B2 (ja) | 外用剤 | |
JP3913707B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3492937B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3784723B2 (ja) | 外用剤 | |
JP2004238326A (ja) | 貴金属被覆処理顔料および化粧料 | |
JP4550335B2 (ja) | 改質粉体及び化粧料 | |
JP2004238327A (ja) | 貴金属・金属酸化物被覆処理顔料および化粧料 | |
JP2004238499A (ja) | 貴金属被覆処理顔料および化粧料 | |
JP7464363B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2001114623A (ja) | 化粧料 | |
JP2013177328A (ja) | ヒアルロン酸被覆処理粉体およびその製造方法並びに化粧料 | |
JP3910458B2 (ja) | 油性メイクアップ化粧料 | |
JP2004238328A (ja) | 貴金属・金属酸化物被覆処理顔料および化粧料 | |
JP4176055B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3506945B2 (ja) | 紫外線防御化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040917 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060328 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060619 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20071120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080430 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080602 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080724 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20080724 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20080801 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081118 |