JP4127180B2 - 移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法 - Google Patents

移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4127180B2
JP4127180B2 JP2003352556A JP2003352556A JP4127180B2 JP 4127180 B2 JP4127180 B2 JP 4127180B2 JP 2003352556 A JP2003352556 A JP 2003352556A JP 2003352556 A JP2003352556 A JP 2003352556A JP 4127180 B2 JP4127180 B2 JP 4127180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile communication
terminal
base station
communication terminal
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003352556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005117570A (ja
Inventor
陽平 梅澤
義雄 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2003352556A priority Critical patent/JP4127180B2/ja
Priority to GB0422274A priority patent/GB2408427B/en
Priority to US10/961,137 priority patent/US20050079857A1/en
Priority to KR1020040080435A priority patent/KR100647043B1/ko
Priority to CN2004100959965A priority patent/CN1607860B/zh
Publication of JP2005117570A publication Critical patent/JP2005117570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4127180B2 publication Critical patent/JP4127180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/24Accounting or billing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/18Processing of user or subscriber data, e.g. subscribed services, user preferences or user profiles; Transfer of user or subscriber data
    • H04W8/20Transfer of user or subscriber data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、移動体通信網を介して移動端末間で通信を行うための移動体通信システム及びこれに用いる管理サーバ並びに移動体通信方法に関し、特に、特定のエリアに所在する移動体端末同士の通信料金を通常とは別個に設定できる移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法に関する。
現在、移動体通信端末を他の移動体通信端末や移動体通信網に接続されている一般加入電話網上の固定端末などへ接続する移動体通信サービスが広く普及している。
このような、移動体通信サービスは、通信回線(移動体交換網)及びこれに接続された基地局からなる移動体通信網をキャリア(通信事業者)が構築し、ユーザが所有する移動体通信端末を基地局に帰属させることによって実現される。
近年、移動体通信事業においては、通話料金の低減を図りたいユーザからの要望や他のキャリアとの差別化を図りたい通信事業者の要望が相まって、移動端末が特定の基地局に帰属している場合には、通話料金を減額又は免除するような課金体系の実現が求められるようになっている。
例えば、勤務する企業の社屋内にいるユーザが、その社屋内にいる別の社員が所有する移動端末と通話する際には、通話料金が免除又は割引されるような課金体系が実現されれば、ユーザは通話コストを低減できるし、キャリアはこのサービスを提供することによって顧客数の増加を図れる。
このようなサービスの提供を目的とする従来技術としては、特許文献1に開示される「移動電話システム」がある。
特表平8−502391号公報
しかし、上記特許文献1に記載の発明は、移動体交換網内に新たな装置を設けて群内の通話と外部通話とを区別している。このような構成とした場合、交換局を含む既存の移動体交換網を大規模に改修しなければ従来のインフラを活用することはできないという問題があった。
本発明は係る問題に鑑みて為されたものであり、新たな装置を既存の移動体交換網にアドオン(後付け)することにより従来のインフラを大規模に改修することなく活用可能で、特定のエリアに所在する移動体端末同士の通信料金を通常とは別個に設定できる移動体通信システム及びこのような移動体通信システムを構築するための管理サーバ並びに移動体通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、複数の基地局を備えた移動体通信網と、いずれかの基地局に帰属して移動体通信網を介した通信を行う移動体通信端末と、移動体通信網を介した移動体端末の通信に通信料金を課金する課金装置とを有する移動体通信システムであって、少なくとも一つの基地局からなるグループに属する全ての基地局及び課金装置に接続されており、グループに属する特定の基地局に帰属した任意の移動体通信端末から該グループに属する特定の基地局に帰属した他の移動体通信端末への通信に特別な課金体系を適用する管理サーバをさらに備え、移動体通信端末は、自端末が現在帰属している基地局を示す情報を管理サーバへ送信する手段と、他の移動体通信端末との通信に対しての特別な課金体系の適用を管理サーバへ要求する手段とを有し、管理サーバは、それぞれの移動体通信端末について、グループに属する基地局のいずれが特定の基地局であるかを示す端末所属情報を格納する手段と、それぞれの移動体通信端末が現在帰属している基地局を示す端末所在情報を格納する手段と、移動体通信端末から特別な課金体系が適用される通信の開始を要求された際に、端末所属情報及び端末所在情報とに基づいて、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属しているか否かを判断する手段と、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属していると判断した場合に、要求された特別な課金体系での通信の許可を発信側の移動体通信端末に通知する手段と、いずれかの移動体通信端末が特別な課金体系が適用される通信を行った際に、該通信に対する通信料金に特別な課金体系を適用する特別料金適用情報を課金装置へ送信する手段とを有することを特徴とする移動体通信システムを提供するものである。
上記本発明の第1の態様においては、特別料金適用情報は、移動体通信端末が行った通信の通信料金を免除又は減額する情報であることが好ましい。このようにすれば、本態様に係る移動体通信システムの利用者の増加や、基地局が設置された場所への集客力の増強を図ることができる。
また、上記本発明の第1の態様においては、移動体通信端末は、特別な課金体系の適用を管理サーバへ要求する際に、自端末のユーザを特定するユーザIDを管理サーバへ送信する手段をさらに有し、管理サーバは、各ユーザが、グループに属する基地局のいずれを特定の基地局として使用可能であるかを示す情報を記憶するユーザ情報登録手段と、移動体通信端末から取得したユーザIDに基づいて、特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末に対して、特別な課金体系の適用の許否を判断する手段とをさらに有することが好ましい。
上記本発明の第1の態様のいずれの構成においても、管理サーバは、発信側の移動体通信端末からの要求に応じて、着信側の移動体通信端末に関する端末所在情報及び該着信側の移動体通信端末が特定の基地局に帰属しているか否かを表す情報を、要求元である発信側の移動体通信端末へ配信する手段をさらに有することが好ましい。移動体通信端末が、他の移動体通信端末がいずれの基地局のエリアに所在するかを示す情報を取得することにより、ユーザは、どの移動体通信端末に対して特別な課金体系での通信が可能であるかを、通信開始前に把握できる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、複数の基地局を備えた移動体通信網と、いずれかの基地局に帰属して移動体通信網を介した通信を行う移動体通信端末と、移動体通信網を介した移動体端末の通信に通信料金を課金する課金装置とを有する移動体通信システムに用いられる管理サーバであって、少なくとも一つの基地局からなるグループに属する全ての基地局及び課金装置に接続され、移動体通信端末のそれぞれから、自端末が帰属している基地局を示す端末所在情報を取得する手段と、それぞれの移動体通信端末について、グループに属する基地局のいずれが特定の基地局であるかを示す端末所属情報を格納する手段と、それぞれの移動体通信端末についての端末所在情報を格納する手段と、移動体通信端末から特別な課金体系が適用される通信の開始を要求された際に、端末所属情報及び端末所在情報とに基づいて、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属しているか否かを判断する手段と、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属していると判断した場合に、要求された特別な課金体系での通信の許可を発信側の移動体通信端末に通知する手段と、いずれかの移動体通信端末が特別な課金体系が適用される通信を行った際に、該通信に対する通信料金に特別な課金体系を適用する特別料金適用情報を課金装置へ送信する手段とを有し、グループに属する特定の基地局に帰属した任意の移動体通信端末から該グループに属する特定の基地局に帰属した他の移動体通信端末への通信に特別な課金体系を適用することを特徴とする管理サーバを提供するものである。
上記本発明の第2の態様においては、特別料金適用情報は、移動体通信端末が行った通信の通信料金を免除又は減額する情報であることが好ましい。このようにすれば、本態様に係る管理サーバを用いた移動体通信システムの利用者の増加や、基地局が設置された場所への集客力の増強を図ることができる。
また、上記本発明の第2の態様においては、特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末から、該移動体通信端末のユーザを特定するユーザIDを取得する手段と、各ユーザが、グループに属する基地局のいずれを特定の基地局として使用可能であるかを示す情報を記憶するユーザ情報登録手段と、移動体通信端末から取得したユーザIDに基づいて、特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末に対して、特別な課金体系の適用の許否を判断する手段とをさらに有することがより好ましい。
上記本発明の第2の態様のいずれの構成においても、発信側の移動体通信端末からの要求に応じて、着信側の移動体通信端末に関する端末所在情報及び該着信側の移動体通信端末が特定の基地局に帰属しているか否かを表す情報を、要求元である発信側の移動体通信端末へ配信する手段をさらに有することがより好ましい。ある移動体通信端末がいずれの基地局のエリアに所在するかを示す情報を他の移動体通信端末へ配信取得することにより、ユーザは、どの移動体通信端末に対して特別な課金体系での通信が可能であるかを、通信開始前に把握できる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、複数の基地局を備えた移動体通信網と、いずれかの基地局に帰属して移動体通信網を介した通信を行う移動体通信端末と、移動体通信網を介した移動体端末の通信に通信料金を課金する課金装置とを有する移動体通信システムに、少なくとも一つの基地局からなるグループに属する全ての基地局及び課金装置に接続され、それぞれの移動体通信端末について、グループに属する基地局のいずれが特定の基地局であるかを示す端末所属情報及びそれぞれの移動体通信端末が現在帰属している基地局を示す端末所在情報を格納した管理サーバをさら設け、移動体通信端末が、自端末が現在帰属している基地局を示す情報を管理サーバへ送信するステップと、移動体通信端末から収録した情報に基づいて、端末所在情報を更新する端末位置登録ステップと、移動体通信端末が、他の移動体通信端末との通信に対しての特別な課金体系の適用を管理サーバへ要求するステップと、移動体通信端末から特別な課金体系が適用される通信の開始を要求された管理サーバが、端末所属情報及び端末所在情報とに基づいて、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属しているか否かを判断する判断ステップと、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属していると判断ステップにおいて判断した場合に、要求された特別な課金体系での通信の許可を管理サーバが発信側の移動体通信端末に通知するステップと、移動体通信端末が行った特別な課金体系が適用される通信に対する通信料金に対して特別な課金体系を適用する特別料金適用情報を、管理サーバが課金装置へ送信するステップとを実行することにより、グループに属する特定の基地局に帰属した任意の移動体通信端末から該グループに属する特定の基地局に帰属した他の移動体通信端末への通信に特別な課金体系を適用することを特徴とする移動体通信方法を提供するものである。
上記本発明の第3の態様においては、特別料金適用情報は、移動体通信端末が行った通信の通信料金を免除又は減額する情報であることが好ましい。このようにすれば、本態様に係る管理サーバを用いた移動体通信システムの利用者の増加や、基地局が設置された場所への集客力の増強を図ることができる。
上記本発明の第3の態様においては、判断ステップの前段に、管理サーバが、特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末から、該移動体通信端末のユーザを特定するユーザIDを取得するステップと、管理サーバに予め登録されている、各ユーザがグループに属する基地局のいずれを特定の基地局として使用可能であるかを示す情報と移動体通信端末から取得したユーザIDとに基づいて、特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末に対して、特別な課金体系の適用の許否を判断するステップとをさらに有することが好ましい。
上記本発明の第3の態様においては、端末位置登録ステップの後段に、発信側の移動体通信端末からの要求に応じて、着信側の移動体通信端末に関する端末所在情報及び該着信側の移動体通信端末が特定の基地局に帰属しているか否かを表す情報を、要求元である発信側の移動体通信端末へ配信するステップをさらに有することが好ましい。ある移動体通信端末がいずれの基地局のエリアに所在するかを示す情報を他の移動体通信端末へ配信することにより、ユーザは、どの移動体通信端末に対して特別な課金体系での通信が可能であるかを、通信開始前に把握できる。
〔作用〕
本発明によれば、携帯電話端末のユーザは、一台の携帯電話端末で、特別な課金体系が適用される特定のエリア内での通信と、通常の課金体系が適用されるその他のエリアでの通信とをシームレスに利用できる。
携帯電話端末のユーザが法人の場合には、社屋内が特定のエリアとなるように基地局を設置することによって、社屋内では通信料金がかからない(又は、減免される)ようになり、携帯電話端末を内線電話と同様の感覚で使用できる。一方、社屋外では、通常の携帯電話として使用可能である。
コンビニエンスストアやファーストフードなどのチェーン店が通信事業者と契約して各店舗に基地局を設置し、特定エリア内での通信には特別な課金体系が適用されるようにすることで、各店舗に来店した客同士の通信に特別な課金体系を適用するサービスを消費者に提供できる。チェーン店の事業者はこのようなサービスを提供することによって、集客力を高めることができる。
また、キャリア側としても、企業内の内線や、チェーン店の店内といった従来は扱っていなかった範囲で通信サービスを提供できるため、新しい市場を開拓できる。
さらに、本発明にかかる移動体通信システムを構築するのに当たって、キャリアは既存の移動体交換網や課金システムといった主要な設備に大規模な改修を施す必要が無い。すなわち、管理サーバ、基地局及び移動体通信端末内のアプリケーションを既存の設備に追加するだけでシステムの構築が可能である。さらに、この場合には、特定エリアに設置する設備は基地局だけで良いため、設備投資額を低減できる。
本発明によれば、新たな装置を既存の移動体交換網にアドオンすることにより従来のインフラを大規模に改修することなく活用可能で、特定のエリアに所在する移動体端末同士の通信料金を通常とは別個に設定できる移動体通信システム及びこのような移動体通信システムを構築するための管理サーバ並びに移動体通信方法を提供できる。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す。この移動体通信システムは、移動体交換網500、課金システム400、BSC603及び基地局203を備えた既存の設備に管理サーバ300と少なくとも一つのエリア(エリア201a及び202a)からなるグループ200とが付け加えられた構成である。
エリア201a,202aは、BSC(Base Station Controller :基地局制御装置)を介して携帯電話会社の移動体交換網500へ接続されている基地局201、202からの電波を受信可能な領域である。図1に示す状態では、エリア201aを形成する基地局201には、携帯電話端末101及び102が、エリア202aを形成する基地局202には、携帯電話端末103及び104が無線通信によって帰属しているが、各携帯電話端末は、他の基地局が形成するエリアに移動し、その基地局に帰属できる。本発明に用いる基地局は、形成するエリアが半径100m程度のもの(いわゆる、picoセル)であることが好ましく、これよりも小さいエリアを形成する基地局であるとより好ましい。
なお、基地局201,202は、既存の基地局203と同様にBSC601,602を介して移動体交換網500のMSC(Mobile Services Switching Center)に接続される。
図2に、本実施形態に係る移動体通信システムに適用される携帯電話端末の101の構成を示す。携帯電話端末101は、制御部1011、通信アプリケーション1012、NVRAM(Non Volatile RAM)1013、無線通信部1014、ユーザI/F1015及び表示部1016を有する。なお、ここでは携帯電話端末101を例に説明するが、その他の携帯電話端末102、103、104及び105も同様の構成である。すなわち、携帯電話端末10Xは、制御部10X1、通信アプリケーション10X2、NVRAM10X3、無線通信部10X4、ユーザI/F10X5及び表示部10X6を有する(Xは、2〜5のいずれかの整数)。
制御部1011は、携帯電話端末101の各部の動作を制御する。通信アプリケーション1012は、Java(R)、BREW(R)などのアプリケーションプラットフォームに基づいたアプリケーションプログラムであり、通信に関する処理を行う。NVRAM1013は、図3に示すように、自端末が所属する基地局の基地局IDや、自端末が現在所在している基地局の基地局IDが記憶されている。無線通信部1014は、携帯電話端末101が基地局と通信するための機能部であり、送信する情報を符号化して無線信号に変換したり、受信した無線信号を復号化して情報に変換するなどの処理を行う。ユーザI/F1015は、ユーザが携帯電話端末101へコマンドを入力するための機能部であり、数字キー、文字キー、ポインティングデバイス、タッチパネルなどである。表示部1016は、情報をユーザに提示するための機能部であり、LCDのように情報を視覚的に表示する装置の他に、スピーカやバイブレータといった装置をも含む。
なお、ここで“所属”とは、ある携帯電話端末が基地局の形成するエリアを特別な課金体系での通信が適用されるエリアとして登録していることをいう。以下、例えば携帯電話端末101が基地局201の形成するエリア201aを登録している場合に、エリア201aは携帯電話端末101の特定エリアであると表現することもある。
また、“所在”とは、携帯電話端末が基地局の形成するエリア(セル)内に存在すること(すなわち、基地局に帰属すること)をいう。
すなわち、ある携帯電話端末が特定エリア内に“所在”する場合に、特別な課金体系が適用される通信を行うことができることとなる。
図4に、管理サーバ300の構成を示す。管理サーバ300は、制御部301、通信機能部302、端末情報格納部303及び通信履歴情報記録部305を有する。制御部301は、管理サーバ300の各部の動作を制御する。通信機能部302は、基地局201,202や課金システム400との間で情報を送受信するための機能部であり、送信する情報の符号化や、受信した情報の復号化などを行う。端末情報格納部303は、図5に示すように、各グループの基地局それぞれについて、所属する携帯電話端末の端末ID及び所在する携帯電話端末の端末IDを示す情報が格納されている。通信履歴情報記録部305は、どの携帯電話端末が、どの基地局をどれだけ使用して通信を行ったかを示す情報を記録している。
管理サーバ300は、各エリア201a,202aを形成する基地局201,202及び課金システム400に接続されている。
なお、課金システム400、MSC501及びBSC601,602,603は、従来の移動体通信システムと同様の構成ものを適用できるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る移動体通信システムの動作について説明する。
なお、管理サーバ300の端末情報格納部303には、特定の携帯電話端末に特別な課金体系を適用するために、特別な課金体系を適用する複数の携帯電話端末及びこれらの携帯電話端末が所属する1以上の基地局とをグループとして、これらの携帯電話端末及び基地局の端末ID及び基地局IDが予め登録されている。
また、各携帯電話端末のNVRAM1013〜1043には、所属する基地局の基地局IDが記憶されている。
ここで、携帯電話端末101が発信側、携帯電話端末102が受信側であるとする。また、携帯電話端末101は基地局201及び202に所属し、携帯電話端末102は基地局202のみに所属するものとする。また、携帯電話端末101は、初期状態では基地局201が形成するエリア201aに所在しており、携帯電話端末102は、基地局202が形成するエリア202aに所在しているものとする。
図6に、特別な課金体系が適用される通信を開始する際の動作の流れを示す。
携帯電話端末101が元々所在していたエリア201aから基地局202が形成するのエリア202aに移動すると(ステップS101/Yes)、携帯電話端末101の通信アプリケーション1012がこれを検出する。通信アプリケーション1012は、自端末が他のエリアに移動したことを検出すると、制御信号を基地局202へ発信する(ステップS102)。
携帯電話端末101からの制御信号を受信した基地局202は、制御信号の送信元である携帯電話端末101の端末IDと自局の基地局IDとを管理サーバ300へ送信する(ステップS103)。
基地局202から端末ID及び基地局IDを受信した管理サーバ300の制御部301は、これらの情報に基づいて、携帯電話端末101が基地局202に所在するように端末情報記憶部303内の情報を更新する(ステップS104)。
特別な課金体系(例えば、通話料不要の内線通話)で通話を行うための入力操作が携帯電話端末101のユーザI/F1015において為された場合(ステップS105/Yes)、これを検知した通信アプリケーション1012は、自端末が特定エリア(所属する基地局201,202のいずれかが形成するエリア201a又は202a)内に所在しているか否かを確認する(ステップS106)。
自端末が特定エリア内に所在していることを確認すると(ステップS106/Yes)、通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信であることを示す制御信号(内線識別情報)を無線通信部1014を用いて基地局202へ送信する。この際、通信アプリケーション1012は、自端末の端末ID及び通信を受ける側となる携帯電話端末102の端末IDも基地局202へ送信する(ステップS107)。
特別な課金体系での通信であることを示す制御信号及び受信側である携帯電話端末102の端末IDを発信側である携帯電話端末101から取得した基地局202は、特別な課金体系での通信であることを示す情報、携帯電話端末101及び携帯電話端末102の端末IDに加え、自局の基地局IDを管理サーバ300へ送信する(ステップS108)。
特別な課金体系での通信であることを示す情報及び発信側・受信側双方の携帯電話端末101,102の端末IDを取得した管理サーバ300の制御部301は、発信側の携帯電話端末101と受信側の携帯電話端末102とが同じグループに所属しており、かつ、携帯電話端末101、102がそれぞれの特定エリア内の所在するか否かを確認する(ステップS109)。
送信側・受信側の携帯電話端末101,102が同じグループの基地局に所属しており、かつ、携帯電話端末101,102がそれぞれの特定エリア内に所在する場合(すなわち、携帯電話端末101がエリア201a,202a内に所在しており、且つ携帯電話端末102がエリア202aに所在している場合)には(ステップS109/Yes)、管理サーバ300の制御部301は、通信機能部302を用いて発信側である携帯電話端末101に特別な課金体系での通信が可能である旨を通知する(ステップS110)。
通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信が可能である旨を通知されると、通常の通信と同様の発呼を行う(ステップS111)。その後は、通常の課金体系での通信と同様の手順によって受信側の携帯電話端末との間で接続を確立し、接続が維持される。
なお、発信側である携帯電話端末101が特定エリア(エリア201a又は202a)に所在しない場合(ステップS106/No)や、受信側である携帯電話端末102が特定エリア(エリア202a)に所在しない場合(ステップS109/No)は、処理を終了する。この場合には、通信アプリケーション1012が、携帯電話端末101の表示部1016に特別な課金体系では通話を行えないことを提示するメッセージを表示させるようにしても良い。
次に、上記の手順によって特別な課金体系が適用される通信を開始した後の移動体通信システムの動作について説明する。図7に、特別な課金体系が適用される条件下で通信を開始した携帯電話端末同士の通信を制御する処理の流れを示す。
管理サーバ300の制御部301は、端末情報記憶部303に記憶されている情報に基づいて、発信側及び受信側の携帯電話端末101,102の少なくとも一方が、他のエリアに移動したか否かを判断する(ステップS201)。携帯電話端末101及び102のいずれも他のエリアに移動していないのであれば(ステップS201/No)、管理サーバ300の制御部301は、所定時間が経過した後、発信側及び受信側の携帯電話端末101,102について他のエリアに移動したか否かを判断する。
発信側及び受信側の携帯電話端末101,102の少なくとも一方が他のエリアに移動していた場合(ステップS201/Yes)、管理サーバ300の制御部301は、移動した携帯電話端末の移動先のエリアが、同じグループに属しその携帯電話端末の特定エリアであるか否かを確認する(ステップS202)。
携帯電話端末101又は102の移動先のエリアが、同じグループに属し、かつ、その携帯電話端末の特定エリアである場合には(ステップS202/Yes)、管理サーバ300の制御部301は現在確立されている通信に特殊な課金体系が適用されているか否かを確認する(ステップS203)。そして、特殊な課金体系が適用されていないのであれば(ステップS203/No)、現在確立されている通信に特殊な課金体系を適用する(ステップS204)。
一方、携帯電話端末101又は102の移動先のエリアが、同じグループに属する基地局が形成するエリアではないか、又は、同じグループには属するがその携帯電話端末の特定エリアではない場合には(ステップS202/No)、管理サーバ300の制御部301は、現在確立されている通信に通常の課金体系が適用されているか否かを確認する(ステップS205)。そして、通常の課金体系が適用されていないのであれば(ステップS205/No)、現在確立されている通信に通常の課金体系を適用する(ステップS206)。
上記の動作を管理サーバ300が行うことにより、通信中に発信側の携帯電話端末101及び受信側携帯電話端末102の少なくともどちらかが特定エリアから移動したとしても、通信はシームレスに継続される。そして、このような動作を行うことにより、図8に示すように、どの携帯電話端末が、どの基地局をどれだけ使用して通信を行ったかを示す情報を通信履歴記録部305に記録できる。
なお、ここでは発信側及び受信側のいずれかの携帯電話端末が特定エリア外に移動した場合には、通常の課金体系を適用して通信を継続する場合について説明したが、通信を継続せずに切断するようにしても良い。
次に、特別な課金体系での通信を終了する際の移動体通信システムの動作について説明する。図9に、特別な課金体系が適用される通信を切断する際の動作の流れを示す。なお、以下の説明においては、発信側の携帯電話端末101は、通信終了時には基地局202が形成するエリア202a内に所在するものとする。
移動体交換網500のMSC501は、図10に示すように、どの携帯電話端末がどれだけの時間通信を行ったかを記録している。そして、通信が終了すると、移動体交換網500のMSC(Mobile services switching center)501は、課金システム400に対して、携帯電話端末101の通信時間に応じた料金を課金するための情報(課金チケット)を発行する。一方、これと並行して、携帯電話端末101が通信終了時に帰属していた基地局202は、通信が終了したことを管理サーバ300へ通知する。基地局202から通信終了の通知を受けた管理サーバ300の制御部301は、通信履歴記録部305に記録されている通信履歴の情報に基づいて、携帯電話端末101の通信時間に応じた通話料金を払い戻すための情報(払い戻しチケット)を課金システム400に対して発行する。
課金システム400は、移動体交換網500のMSC501及び管理サーバ300からこれらの情報を受け取ると、移動体交換網500のMSC501からの課金チケットによって課金された通信料金を、管理サーバ300からの払い戻しチケットによる払い戻し分で相殺する。これにより、特定のエリア内に所在する携帯電話端末同士の通信料金を免除又は減額するという課金体系を実現することが可能となる。
なお、発信側及び受信側の携帯電話端末の少なくとも一方が通信中に一度でも特定エリア外へ移動した場合には、管理サーバ300は、特別な課金体系を適用した時間に応じた払い戻しチケットを課金システムへ発行する。
図11に、携帯電話端末101から携帯電話端末102へ特別な課金体系で通信を行う際の動作シーケンスの一例を示す。
携帯電話端末101が特定エリア(エリア201a又は202a)に進入すると、通信アプリケーション1012は無線通信部1014を用いて、エリア内に進入したことを基地局201又は202に通知する(A101)。この通知を受けた基地局201又は202は、携帯電話端末101の端末ID及び自局の基地局IDを管理サーバ300へ送信する(A102)。管理サーバ300は、基地局201又は202から受信した情報で、端末情報記憶部303内の情報を更新する(A103)。
特別な課金体系で通信を行うための入力操作が携帯電話端末101のユーザI/F1015においてなされると、通信アプリケーション1012は、NVRAM1013内の情報を確認し、自端末が特定エリア内(すなわち、エリア201a又は202a内)に所在することを確認する(A104)。特定エリア内に自端末が所在することを確認した通信アプリケーション1012は、無線通信部1014を用いて、特別な課金体系での通信であることを示す制御信号、着信側である携帯電話端末102の端末ID及び自端末の端末IDを基地局201又は202に送信する(A105)。基地局201又は202は、携帯電話端末101から受信したこれらの情報に加え、自局の基地局IDを管理サーバ300へ送信する(A106)。
基地局201又は202から特別な課金体系の通信であることを示す情報を受信した管理サーバ300の制御部301は、端末情報記憶部303内の情報を参照して、携帯電話端末101及び102の各々が、それぞれの特定エリア内に所在することを確認する(A107)。その後、管理サーバ300の制御部301は、特別な課金体系での通信が可能であることを通知する情報を通信機能部302を用いて基地局201又は202へ送信する(A108)。基地局201又は202は、管理サーバ300からの通知を制御信号によって携帯電話端末101へ転送する(A109)。
通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信が可能であることを基地局201又は202から通知されると、通常の通信と同様にして通信を確立する(A110)。
通信が終了すると、移動体交換網500のMSC501は、携帯電話端末101の通信時間に応じた通信料金を請求するための情報(課金チケット)を課金システム400へ送信する(A111)。一方、基地局201又は202は、通信が終了したことを管理サーバ300へ通知する(A112)。管理サーバ300の制御部301は、この通知を受けると、携帯電話端末101の通信料金を払い戻すための情報(払い戻しチケット)を、課金システム400へ送信する(A113)。
課金システム400において、課金チケットによる請求金額と払い戻しチケットによる払い戻し金額とが相殺され、携帯電話端末101から発呼した通信の料金が免除又は減額される。
このように、本実施形態に係る移動体通信システムによれば、携帯電話端末のユーザは、自身が特定のエリアに所在し、かつ、着信側の携帯電話端末も特定のエリア内に所在していれば、特別な課金体系の適用を受けて通信を行うことが可能となる。
なお、管理サーバは、キャリアの設備である移動体交換網のMSCとは独立して動作を行うため、キャリアとは異なる事業者が運用することも可能である。すなわち、サービスを提供するユーザ及び端末の管理並びに管理サーバの運用(携帯電話端末の位置情報の管理や通信料金の払い戻しといったサービス)をアプリケーションサービスプロバイダ(ASP)が行うことも可能である。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る移動体通信システムの構成は、第1の実施形態に係る移動体通信システムと同様である。
図12に、本実施形態に係る移動体通信システムにおいて、管理サーバ300の端末情報記憶部303に蓄積される情報の一例を示す。本実施形態においては、携帯電話端末のユーザにはユーザID(携帯電話端末の使用者を特定する情報、ユーザ名、パスワード、バイオメトリックス情報など)が設定されており、管理サーバ300は、各基地局に所属する携帯電話端末の端末IDとともにユーザIDに関する情報も端末情報記憶部303に記憶している。換言すると、ユーザ及び携帯電話端末の両方について、所属する基地局が予め設定されている。
図13に、本実施形態に係る移動体通信システムの動作の流れを示す。第1の実施形態と同様に、携帯電話端末101は、ある基地局のエリアから他の基地局のエリアへ移動した場合には(ステップS401/Yes)、自端末の端末IDを基地局へ通知する(ステップS402)。携帯電話端末101から端末IDを通知された基地局は、自局の基地局ID及び携帯電話端末から受信した端末IDを管理サーバ300へ通知する(ステップS403)。これらの情報を管理サーバ300が受信すると、制御部301は端末情報記憶部303の情報を更新する(ステップS404)。
ユーザが携帯電話端末101のユーザI/F1015を用いて自身のユーザIDを入力して特別な課金体系を適用しての通信を開始するための入力操作を行うと(ステップS405/Yes)、通信アプリケーション1012は、NVRAM1013内の情報を参照して、特定エリアに自端末が所在するか否かを判断する(ステップS406)。
発信側の携帯電話端末101が、特定エリア内(すなわち、エリア201a又は202a)に所在する場合(ステップS406/Yes)、通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信であることを示す制御信号(内線識別情報)、ユーザID及び自端末101及び着信側の携帯電話端末102の端末IDを基地局201又は202へ送信する(ステップS407)。ここでは、携帯電話端末101はエリア201aに、携帯電話端末102はエリア202aに所在するものとする。
基地局201はこれらの情報を受信すると、自局の基地局IDをこれに付け加えて管理サーバ300へ送信する(ステップS408)。
基地局201からの情報を受信した管理サーバ300の制御部301は、端末情報記憶部303に記憶されている情報を参照し、発信側の携帯電話端末101から取得したユーザIDと一致するものが記憶されているか否か確認する。そして、発信側の携帯電話端末101から取得したユーザIDが端末情報記憶部303に登録されている情報と一致するのであれば、制御部301は、発信側及び受信側の携帯電話端末101,102の各々が、それぞれの特定エリアに所在しているか否かを端末情報記憶部303内の情報に基づいて判断する(ステップS409)。
発信側及び受信側の携帯電話端末101,102の各々が、それぞれの特定エリア内に所在していることを確認できれば(ステップS409/Yes)、管理サーバ300の制御部301は、特別な課金体系を適用しての通信が可能であることを通信機能部302を用いて、携帯電話端末101へ通知する(ステップS410)。
管理サーバ300からの通知を受けた発信側の携帯電話端末101は、通常の通信と同様に発呼して通信を確立する(ステップS411)。
なお、上記の手順によって通信を確立した後の移動体通信システムの動作(課金体系の切り替え、通信料金の払い戻し)については、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図14に、携帯電話端末101から携帯電話端末102へ特別な課金体系で通信を行う際の動作シーケンスの一例を示す。
携帯電話端末101が特定エリア(エリア201a又は202a)に進入すると、通信アプリケーション1012は無線通信部1014を用いて、エリア内に進入したことを基地局201又は202に通知する(B101)。この通知を受けた基地局201又は202は、携帯電話端末101の端末ID及び自局の基地局IDを管理サーバ300へ送信する(B102)。管理サーバ300は、基地局201又は202から受信した情報で、端末情報記憶部303内の情報を更新する(B103)。
携帯電話端末101のユーザが自身のユーザIDを、ユーザI/F1015を用いて入力し、特別な課金体系で通信を行うための入力操作を行うと、通信アプリケーション1012は、NVRAM1013内の情報を確認し、自端末が特定エリア内(すなわち、エリア201a又は202a内)に所在することを確認する(B104)。特定エリア内に自端末が所在することを確認した通信アプリケーション1012は、無線通信部1014を用いて、特別な課金体系での通信であることを示す制御信号、着信側である携帯電話端末102の端末ID及び自端末の端末ID、並びにユーザIDを基地局201又は202に送信する(B105)。基地局201又は202は、携帯電話端末101から受信したこれらの情報に加え、自局の基地局IDを管理サーバ300へ送信する(B106)。
基地局201又は202から特別な課金体系の通信であることを示す情報を受信した管理サーバ300の制御部301は、端末情報記憶部303内の情報を参照して、基地局201又は202から取得したユーザIDと一致するものが端末情報記憶部303に記憶されているかを確認する。そして、一致するものが記憶されていれば、制御部301は、携帯電話端末101及び102の各々が、それぞれの特定エリア内に所在することを確認する(B107)。その後、管理サーバ300の制御部301は、特別な課金体系での通信が可能であることを通知する情報を通信機能部302を用いて基地局201又は202へ送信する(B108)。基地局201又は202は、管理サーバ300からの通知を制御信号によって携帯電話端末101へ転送する(B109)。
通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信が可能であることを基地局201又は202から通知されると、通常の通信と同様にして通信を確立する(B110)。
通信が終了すると、移動体交換網500のMSC501は、携帯電話端末101の通信時間に応じた通信料金を請求するための情報(課金チケット)を課金システム400へ送信する(B111)。一方、基地局201又は202は、通信が終了したことを管理サーバ300へ通知する(B112)。管理サーバ300の制御部301は、この通知を受けると、携帯電話端末101の通信料金を払い戻すための情報(払い戻しチケット)を、課金システム400へ送信する(B113)。
課金システム400において、課金チケットによる請求金額と払い戻しチケットによる払い戻し金額とが相殺され、携帯電話端末101から発呼した通信の料金が免除又は減額される。
本実施形態に係る移動体通信システムは、携帯電話端末が特定エリアに所在していても、予め登録したユーザでなければ特別な課金体系が適用される通信を利用することはできない。これにより、第三者が他人の携帯電話端末を用いて勝手に特別な課金体系が適用される通信を行うことを防止できる。
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。図15に本実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す。この移動体通信システムは、第1の実施形態と同様であるが、各携帯電話端末101〜105は、データ通信機能を備えており、基地局を無線信号と電気信号とを変換するための物理的な中継点として、管理サーバ300とデータ通信を行うことが可能である。すなわち、携帯電話端末101の無線通信部1014及び管理サーバ300の通信機能部303は、データ通信機能を備えている。
図16に、第3の実施形態に係る移動体通信システムの動作の流れを示す。第1の実施形態と同様に、携帯電話端末101〜105は、ある基地局のエリアから他の基地局のエリアへ移動した場合には(ステップS501/Yes)、自端末の端末ID及び所属する基地局の基地局IDを無線通信部1014が備えるデータ通信機能を用いて管理サーバ300へ通知する(ステップS502)。このデータを受信した管理サーバ300の制御部301は、受信した情報に基づいて端末情報記憶部に記憶されている情報を更新する(ステップS502)。
ここで、発信側が携帯電話端末101、受信側が携帯電話端末102であるとする。ユーザが携帯電話端末101のユーザI/F1015において特別な課金体系を適用しての通信を開始するための入力操作を行うと(ステップS504/Yes)、通信アプリケーション1012は、特定エリアに自端末が所在するか否かを判断する(ステップS505)。
特定エリア内に発信側の携帯電話端末101が所在する場合(ステップS505/Yes)、通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信であることを示すデータ、自端末が所属している基地局の基地局ID、自端末及び着信側の携帯電話端末101,102の端末IDをデータ通信機能を用いて管理サーバ300へ送信する(ステップS506)。なお、ここでは、携帯電話端末101はエリア201a内に、携帯電話端末102はエリア202a内に所在するものとする。
発信側の携帯電話端末101からの情報を受信した管理サーバ300の制御部301は、端末情報記憶部303に記憶されている情報を参照し、発信側及び受信側の携帯電話端末101,102の各々が、それぞれの特定エリア内に所在しているか否かを判断する(ステップS507)。
発信側及び受信側の携帯電話端末101,102の各々が、それぞれの特定エリア内に所在していることを確認できれば(ステップS507/Yes)、管理サーバ300の制御部301は、特別な課金体系を適用しての通信が可能であることを、通信機能部303が備えるデータ通信機能を用いて発信側の携帯電話端末101へ通知する(ステップS508)。管理サーバ300からの通知を受けた発信側の携帯電話端末101は、通常の通信と同様にして通信を確立する(ステップS509)。
なお、上記の手順によって通信を確立した後の移動体通信システムの動作(課金体系の切り替え、通信料金の払い戻し)については、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図17に、携帯電話端末101から携帯電話端末102へ特別な課金体系で通信を行う際の動作シーケンスの一例を示す。
携帯電話端末101が特定エリア(エリア201a又は202a)に進入すると、通信アプリケーション1012は無線通信部1014を用いて、エリア内に進入したことを管理サーバ300へ送信する(C101)。管理サーバ300は、携帯電話端末101から受信した情報で、端末情報記憶部303内の情報を更新する(C102)。
特別な課金体系で通信を行うための入力操作が携帯電話端末101のユーザI/F1015においてなされると、通信アプリケーション1012は、NVRAM1013内の情報を確認し、自端末が特定エリア内(すなわち、エリア201a又は202a内)に所在することを確認する(C103)。特定エリア内に自端末が所在することを確認した通信アプリケーション1012は、無線通信部1014のデータ通信機能を用いて、特別な課金体系での通信であることを示す情報(内線識別情報)、着信側である携帯電話端末102の端末ID及び自端末の端末ID及び所在している基地局の基地局IDを管理サーバ300へ送信する(C104)。
携帯電話端末101から特別な課金体系の通信であることを示す情報を受信した管理サーバ300の制御部301は、端末情報記憶部303内の情報を参照して、携帯電話端末101及び102の各々が、それぞれの特定エリア内に所在することを確認する(C105)。その後、管理サーバ300の制御部301は、特別な課金体系での通信が可能であることを通知する情報を通信機能部302のデータ通信機能を用いて携帯電話端末101へ通知する(C106)。
通信アプリケーション1012は、特別な課金体系での通信が可能であることを管理サーバ300から通知されると、通常の通信と同様にして通信を確立する(C107)。
通信が終了すると、移動体交換網500のMSC501は、携帯電話端末101の通信時間に応じた通信料金を請求するための情報(課金チケット)を課金システム400へ送信する(C108)。一方、基地局201又は202は、通信が終了したことを管理サーバ300へ通知する(C109)。管理サーバ300の制御部301は、この通知を受けると、携帯電話端末101の通信料金を払い戻すための情報(払い戻しチケット)を、課金システム400へ送信する(C110)。
課金システム400において、課金チケットによる請求金額と払い戻しチケットによる払い戻し金額とが相殺され、携帯電話端末101から発呼した通信の料金が免除又は減額される。
〔第4の実施形態〕
上記各実施形態において示したように、本発明に係る移動体通信システムでは、特殊な課金体系が適用されるためには、発信側の携帯電話端末と受信側の携帯電話端末の各々が、特定エリア内にそれぞれ所在している必要がある。
このため、発信側の携帯電話端末のユーザは通信を確立するのための操作を行うのに先立って特殊な課金体系での通信が可能であるか否かを判断するためには、予め着信側の携帯電話端末が特定エリアにいるか否かを知っておく必要がある。
また、携帯電話端末のユーザが、他の携帯電話端末がどの基地局のエリアに所在しているかを知ることができれば、そのユーザは他の携帯電話端末のユーザと面会可能であるか否かを判断したりすることも可能となり、携帯電話端末のユーザにとって移動体通信システムの使い勝手はより高くなる。
よって、本実施形態においては、携帯電話端末のユーザが、他の携帯電話端末がどの基地局のエリアに所在しているか、特に、それぞれの特定エリア内に所在するか否かを確認できる移動体通信システムについて説明する。
図18に、本実施形態に係る移動体通信システムでの携帯電話端末の構成を示す。本実施形態においては、携帯電話端末101は、第1実施形態と同様の構成に加え、プレゼンス情報記憶部1019をさらに有する。プレゼンス情報記憶部1019は、どの携帯電話端末のプレゼンス情報の配信を要求しているのかを示す情報及びそれらの携帯電話端末のプレゼンスが格納されている。
図19に、プレゼンス情報記憶部1019に記憶されている情報の一例を示す。図示するように、プレゼンス情報記憶部1019に記憶されている情報は、どの携帯電話端末のプレゼンス情報を要求するかを示す端末ID及びそれらの携帯電話端末のプレゼンス情報(所在する基地局の基地局ID、基地局IDに関連づけられた位置を示す情報及び特別な課金体系での通信の可否を示す情報)との組合せとなる。プレゼンス情報記憶部1019内の情報のうちプレゼンス情報は、管理サーバ300から新しいプレゼンス情報が通知される度に更新される。
図20に、本実施形態に係る管理サーバ300の構成を示す。本実施形態においては、管理サーバ300は、第1の実施形態と同様の構成に加え、プレゼンス情報管理部304をさらに有する。プレゼンス管理部304は、端末情報記憶部303に記憶されている情報に基づいて生成したプレゼンス情報を格納しており、端末情報記憶部303に記憶されている情報が更新された場合には、新たなプレゼンス情報を生成する。なお、プレゼンス情報管理部304は、各基地局IDに関連づけられた位置情報を保持しており、基地局IDに対応する位置情報をプレゼンス情報の一部として生成できる。
図21に、管理サーバ300のプレゼンス情報管理部304内に記憶されている情報の一例を示す。プレゼンス情報管理部304には、各携帯電話端末がどの携帯電話端末のプレゼンスを要求するかを示す情報が格納されている。図示するように、この情報は、要求元の携帯電話端末の端末ID、配信を要求する携帯電話端末の端末ID及び配信を要求されている携帯電話端末のプレゼンス情報(所在する基地局の基地局ID、基地局IDに関連づけられた位置を示す情報及び特別な課金体系での通信の可否を示す情報)とを組み合わせたものとなる。
本実施形態においては、各携帯電話端末のユーザは、どの携帯電話端末のプレゼンス情報の配信を要求するのかを、管理サーバ300のプレゼンス情報管理部304に予め登録しておく。
携帯電話端末101〜105が元々所在していたエリアから他の基地局のエリアに移動し、管理サーバ300の端末情報記憶部303に登録されている位置情報(所在端末)が更新されると、プレゼンス管理部304は、各携帯電話端末が所在する基地局の基地局IDを基にそれぞれの携帯電話端末についての位置情報を生成する。例えば、「A1」という基地局IDと「本社ビル1F」という位置情報とが関連づけられている場合には、図21に示すように、基地局IDがA1という基地局に所在する携帯電話端末については「本社ビル1F」という位置情報を生成する。その後、管理サーバ300の制御部301は、プレゼンス情報管理部304に登録されている情報に基づいて、移動した携帯電話端末のプレゼンスの配信を要求する携帯電話端末に対して新しいプレゼンス情報を通知する。
ここで、管理サーバ300から携帯電話端末101に対してプレゼンス情報が通知された場合を考える。管理サーバ300からプレゼンス情報を受信した携帯電話端末101の制御部1011は、プレゼンス情報記憶部1019内の情報を更新する。通信アプリケーション1012は、管理サーバ300からプレゼンス情報を受信すると自動的に、又はユーザからの入力操作に応じて、表示部1016にプレゼンス情報を表示してユーザに提示する。
これにより、携帯電話端末101のユーザは、他の携帯電話端末がどのエリアに所在するかを把握することができるようになる。特に、他の携帯電話端末102〜105との通信を行おうとする際に、相手の携帯電話端末が特定エリア内に所在するか否かに基づいて、特別な課金体系の適用を受けて通信することが可能であるか否かを判断できる。
なお、特別な課金体系での通信に関する動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
ここでは携帯電話端末が管理サーバからプレゼンス情報を受信すると自動的に、又はユーザからの入力操作に応じて不図示の表示部にプレゼンス情報を表示する場合について説明したが、特別な課金体系の適用を受けて通信を行うための入力操作をユーザが行った際に、プレゼンス情報記憶部1019に記憶されている情報に基づいて、選択可能な携帯電話端末の一覧を通信アプリケーション1012が表示部1016に表示させるようにしても良い。
このように、各携帯電話端末から取得した所属する基地局のIDに関連づけられた位置情報を、他の携帯電話端末に通知すれば、例えば、法人オフィスのフロアごとに基地局を配置しておき、社員が所持する携帯電話端末の位置情報を管理サーバが取得し、これを他の携帯電話端末に配信することによって、ある社員がオフィス内にいるか否かや、どのフロアにいるのかといった情報を社員が共有できるようになる。
本実施形態において、各携帯電話端末へ配信されるプレゼンス情報は、ある携帯電話端末がどの基地局が形成するエリアに所在するかに基づいて生成される情報であり、その精度は基地局単位(換言するとエリア単位)となるため、小さいエリアを形成する基地局を移動体通信システムに適用することで、プレゼンス情報の精度が向上する。
なお、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることはない。
例えば、上記各実施形態においては、携帯電話端末の動作を任意のアプリケーションプラットフォームに基づいて作成された通信アプリケーションが制御する場合について説明したが、これは、必ずしもアプリケーションによるプログラム制御に限定されるわけでは無く、専用のDSPを用いて制御するようにしても良い。
また、上記各実施形態では、グループを構成するエリアが隣接して配置される構成を例に説明したが、チェーン店の各店舗に基地局を設置する場合のように、グループを形成するエリア同士は離れていても良い。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態に係る移動体通信ステムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る移動体通信システムに適用される携帯電話端末の構成を示す図である。 携帯電話端末のNVRAMに記憶されている情報を示す図である。 第1の実施形態に係る移動体通信システムに適用される管理サーバの構成を示す図である。 端末情報記憶部に記憶されている情報を示す図である。 第1の実施形態に係る移動体通信システムの通信開始時の動作の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る移動体通信システムの通信中の動作の流れを示すフローチャートである。 管理サーバに記録されている各携帯電話端末の通信履歴の情報を示す図である。 第1の実施形態に係る移動体通信システムの通信終了時の動作の流れを示すフローチャートである。 移動体交換網のMSC記録している各携帯電話端末の通信の履歴を表す情報を示す図である。 第1の実施形態に係る移動体通信システムの動作シーケンスの一例を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態に係る移動体通信システムに適用される管理サーバの端末情報記憶部に記憶されている情報を示す図である。 第2の実施形態に係る移動体通信システムの通信開始時の動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る移動体通信システムの動作シーケンスの一例を示す図である。 本発明を好適に実施した第3の実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る移動体通信システムの通信開始時の動作の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る移動体通信システムの動作シーケンスの一例を示す図である。 本発明を好適に実施した第4の実施形態に係る移動体通信システムに適用される携帯電話端末の構成を示す図である。 プレゼンス情報記憶部に記憶される情報を示す図である。 第4の実施形態に係る移動体通信システムに適用される管理サーバの構成を示す図である。 プレゼンス情報管理部に記憶される情報を示す図である。
符号の説明
101、102、103、104 携帯電話端末
201、202 基地局
201a、202a エリア
300 管理サーバ
301、1011 制御部
302 通信機能部
303 端末情報記憶部
304 プレゼンス情報管理部
400 課金システム
500 移動体交換網
501 MSC
1012 通信アプリケーション
1013 NVRAM
1014 無線通信部
1015 ユーザI/F
1016 表示部
1019 プレゼンス情報記憶部

Claims (12)

  1. 複数の基地局を備えた移動体通信網と、いずれかの前記基地局に帰属して前記移動体通信網を介した通信を行う移動体通信端末と、前記移動体通信網を介した前記移動体端末の通信に通信料金を課金する課金装置とを有する移動体通信システムであって、
    少なくとも一つの基地局からなるグループに属する全ての基地局及び前記課金装置に接続されており、前記グループに属する特定の基地局に帰属した任意の移動体通信端末から該グループに属する特定の基地局に帰属した他の移動体通信端末への通信に特別な課金体系を適用する管理サーバをさらに有し、
    前記移動体通信端末は、自端末が現在帰属している基地局を示す情報を前記管理サーバへ送信する手段と、
    他の移動体通信端末との通信に対しての特別な課金体系の適用を前記管理サーバへ要求する手段とを有し、
    前記管理サーバは、
    それぞれの前記移動体通信端末について、前記グループに属する基地局のいずれが前記特定の基地局であるかを示す端末所属情報を格納する手段と、
    それぞれの前記移動体通信端末が現在帰属している基地局を示す端末所在情報を格納する手段と、
    前記移動体通信端末から特別な課金体系が適用される通信の開始を要求された際に、前記端末所属情報及び前記端末所在情報とに基づいて、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属しているか否かを判断する手段と、
    発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属していると判断した場合に、要求された前記特別な課金体系での通信の許可を前記発信側の移動体通信端末に通知する手段と、
    いずれかの前記移動体通信端末が特別な課金体系が適用される通信を行った際に、該通信に対する通信料金に特別な課金体系を適用する特別料金適用情報を前記課金装置へ送信する手段とを有することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記特別料金適用情報は、前記移動体通信端末が行った通信の通信料金を免除又は減額する情報であることを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 前記移動体通信端末は、前記特別な課金体系の適用を前記管理サーバへ要求する際に、自端末のユーザを特定するユーザIDを前記管理サーバへ送信する手段をさらに有し、
    前記管理サーバは、各ユーザが、前記グループに属する基地局のいずれを特定の基地局として使用可能であるかを示す情報を記憶するユーザ情報登録手段と、
    前記移動体通信端末から取得したユーザIDに基づいて、前記特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末に対して、特別な課金体系の適用の許否を判断する手段とをさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の移動体通信システム。
  4. 前記管理サーバは、発信側の移動体通信端末からの要求に応じて、着信側の移動体通信端末に関する前記端末所在情報及び該着信側の移動体通信端末が特定の基地局に帰属しているか否かを表す情報を、要求元である前記発信側の移動体通信端末へ配信する手段をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の移動体通信システム。
  5. 複数の基地局を備えた移動体通信網と、いずれかの前記基地局に帰属して前記移動体通信網を介した通信を行う移動体通信端末と、前記移動体通信網を介した前記移動体端末の通信に通信料金を課金する課金装置とを有する移動体通信システムに用いられる管理サーバであって、
    少なくとも一つの基地局からなるグループに属する全ての基地局及び前記課金装置に接続され、
    前記移動体通信端末のそれぞれから、自端末が帰属している基地局を示す端末所在情報を取得する手段と、
    それぞれの前記移動体通信端末について、前記グループに属する基地局のいずれが前記特定の基地局であるかを示す端末所属情報を格納する手段と、
    それぞれの前記移動体通信端末についての前記端末所在情報を格納する手段と、
    前記移動体通信端末から特別な課金体系が適用される通信の開始を要求された際に、前記端末所属情報及び前記端末所在情報とに基づいて、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属しているか否かを判断する手段と、
    発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属していると判断した場合に、要求された前記特別な課金体系での通信の許可を前記発信側の移動体通信端末に通知する手段と、
    いずれかの前記移動体通信端末が特別な課金体系が適用される通信を行った際に、該通信に対する通信料金に特別な課金体系を適用する特別料金適用情報を前記課金装置へ送信する手段とを有し、
    前記グループに属する特定の基地局に帰属した任意の移動体通信端末から該グループに属する特定の基地局に帰属した他の移動体通信端末への通信に特別な課金体系を適用することを特徴とする管理サーバ。
  6. 前記特別料金適用情報は、前記移動体通信端末が行った通信の通信料金を免除又は減額する情報であることを特徴とする請求項5記載の管理サーバ。
  7. 前記特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末から、該移動体通信端末のユーザを特定するユーザIDを取得する手段と、
    各ユーザが、前記グループに属する基地局のいずれを特定の基地局として使用可能であるかを示す情報を記憶するユーザ情報登録手段と、
    前記移動体通信端末から取得したユーザIDに基づいて、前記特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末に対して、特別な課金体系の適用の許否を判断する手段とをさらに有することを特徴とする請求項5又は6記載の管理サーバ。
  8. 発信側の移動体通信端末からの要求に応じて、着信側の移動体通信端末に関する前記端末所在情報及び該着信側の移動体通信端末が特定の基地局に帰属しているか否かを表す情報を、要求元である前記発信側の移動体通信端末へ配信する手段をさらに有することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の管理サーバ。
  9. 複数の基地局を備えた移動体通信網と、いずれかの前記基地局に帰属して前記移動体通信網を介した通信を行う移動体通信端末と、前記移動体通信網を介した前記移動体端末の通信に通信料金を課金する課金装置とを有する移動体通信システムに、少なくとも一つの基地局からなるグループに属する全ての基地局及び前記課金装置に接続され、それぞれの前記移動体通信端末について、前記グループに属する基地局のいずれが前記特定の基地局であるかを示す端末所属情報及びそれぞれの前記移動体通信端末が現在帰属している基地局を示す端末所在情報を格納した管理サーバをさらに設け、
    前記移動体通信端末が、自端末が現在帰属している基地局を示す情報を前記管理サーバへ送信するステップと、
    前記移動体通信端末から収録した情報に基づいて、前記端末所在情報を更新する端末位置登録ステップと、
    前記移動体通信端末が、他の移動体通信端末との通信に対しての特別な課金体系の適用を前記管理サーバへ要求するステップと、
    前記移動体通信端末から特別な課金体系が適用される通信の開始を要求された前記管理サーバが、前記端末所属情報及び前記端末所在情報とに基づいて、発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属しているか否かを判断する判断ステップと、
    発信側及び着信側の移動体通信端末が同じグループの基地局に帰属しており、かつ、発信側及び着信側の移動体通信端末の各々が、それぞれの特定の基地局に帰属していると前記判断ステップにおいて判断した場合に、要求された前記特別な課金体系での通信の許可を前記管理サーバが前記発信側の移動体通信端末に通知するステップと、
    該通知を受けた移動体通信端末が、前記着信側の移動体通信端末との通信を確立するステップと、
    前記移動体通信端末が行った特別な課金体系が適用される通信に対する通信料金に対して特別な課金体系を適用する特別料金適用情報を、前記管理サーバが前記課金装置へ送信するステップとを実行することにより、
    前記グループに属する特定の基地局に帰属した任意の移動体通信端末から該グループに属する特定の基地局に帰属した他の移動体通信端末への通信に特別な課金体系を適用することを特徴とする移動体通信方法。
  10. 前記特別料金適用情報は、前記移動体通信端末が行った通信の通信料金を免除又は減額する情報であることを特徴とする請求項9記載の移動体通信方法。
  11. 前記判断ステップの前段に、前記管理サーバが、前記特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末から、該移動体通信端末のユーザを特定するユーザIDを取得するステップと、
    前記管理サーバに予め登録されている、各ユーザが前記グループに属する基地局のいずれを特定の基地局として使用可能であるかを示す情報と前記移動体通信端末から取得したユーザIDとに基づいて、前記特別な課金体系の適用を要求する移動体通信端末に対して、特別な課金体系の適用の許否を判断するステップとをさらに有することを特徴とする請求項9又は10記載の移動体通信方法。
  12. 前記端末位置登録ステップの後段に、発信側の移動体通信端末からの要求に応じて、着信側の移動体通信端末に関する前記端末所在情報及び該着信側の移動体通信端末が特定の基地局に帰属しているか否かを表す情報を、要求元である前記発信側の移動体通信端末へ配信するステップをさらに有することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項記載の移動体通信方法。
JP2003352556A 2003-10-10 2003-10-10 移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法 Expired - Fee Related JP4127180B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003352556A JP4127180B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法
GB0422274A GB2408427B (en) 2003-10-10 2004-10-07 Mobile communication system, control server, and mobile communication method
US10/961,137 US20050079857A1 (en) 2003-10-10 2004-10-08 Mobile communication system, control server and mobile communication method
KR1020040080435A KR100647043B1 (ko) 2003-10-10 2004-10-08 이동통신시스템, 제어서버 및 이동통신방법
CN2004100959965A CN1607860B (zh) 2003-10-10 2004-10-10 移动通信系统,控制服务器和移动通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003352556A JP4127180B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005117570A JP2005117570A (ja) 2005-04-28
JP4127180B2 true JP4127180B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=33448076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003352556A Expired - Fee Related JP4127180B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20050079857A1 (ja)
JP (1) JP4127180B2 (ja)
KR (1) KR100647043B1 (ja)
CN (1) CN1607860B (ja)
GB (1) GB2408427B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR920001714B1 (ko) * 1989-08-07 1992-02-24 서동진 파레트 및 파레트 일체식 콘테이너
US7603698B2 (en) * 2004-12-10 2009-10-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method
JP4552728B2 (ja) * 2005-03-28 2010-09-29 日本電気株式会社 通信システム及び通信費用算出方法
JP4992272B2 (ja) 2006-03-30 2012-08-08 富士通株式会社 呼制御サーバ
JP4505443B2 (ja) * 2006-11-15 2010-07-21 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線lanにおける単位料金区域特定システム
US20080147727A1 (en) * 2006-12-14 2008-06-19 Nortel Networks Limited Media context information
KR101087676B1 (ko) 2008-06-17 2011-11-30 에스케이 텔레콤주식회사 소형 기지국을 사용한 패킷 서비스 제공 시스템, 방법 및패킷 서비스의 과금 서버
US9234965B2 (en) * 2010-09-17 2016-01-12 Qualcomm Incorporated Indoor positioning using pressure sensors
JP6117943B2 (ja) * 2013-01-31 2017-04-19 ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. カスタマイズ可能なモバイルブロードバンドネットワークシステムおよびモバイルブロードバンドネットワークをカスタマイズするための方法
CN105120505B (zh) * 2015-07-28 2019-04-16 小米科技有限责任公司 智能设备接入路由器的方法、装置以及系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI97511C (fi) * 1994-12-23 1996-12-27 Nokia Telecommunications Oy Menetelmä puhelun hinnan laskentaperusteiden parantamiseksi matkapuhelinverkossa
US6230017B1 (en) * 1997-07-31 2001-05-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Geographical restriction in cellular telecommunications network
FI973569A (fi) * 1997-09-01 1999-03-02 Nokia Telecommunications Oy Tilaajatietojen hallintajärjestelmä
WO1999020064A1 (en) * 1997-10-15 1999-04-22 British Telecommunications Public Limited Company Cellular radio system with home area definition
KR100365784B1 (ko) * 1999-03-22 2002-12-26 삼성전자 주식회사 셀룰러 시스템에서 가입자의 과금요율 차등적용 및 위치표시 방법
US6898434B2 (en) * 2001-10-30 2005-05-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Apparatus and method for the automatic positioning of information access points
EP1320248B1 (de) * 2001-12-13 2005-08-17 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur ortsabhängigen Vergebührung mobiler Kommunikation
US7565155B2 (en) * 2002-04-10 2009-07-21 Networks In Motion Method and system for dynamic estimation and predictive route generation

Also Published As

Publication number Publication date
GB2408427B (en) 2008-05-14
GB2408427A (en) 2005-05-25
KR100647043B1 (ko) 2006-11-23
GB0422274D0 (en) 2004-11-10
CN1607860A (zh) 2005-04-20
JP2005117570A (ja) 2005-04-28
US20050079857A1 (en) 2005-04-14
KR20050035102A (ko) 2005-04-15
CN1607860B (zh) 2010-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3987111B2 (ja) 優先順位がつけられた挨拶を有するセルラー電話システム
JP2003289580A (ja) 通信制御方法および無線電話端末
CN1863252B (zh) 为用户增加特殊用途号码的方法及系统
CN101146266A (zh) 为用户增加特殊用途号码的方法及系统
JP4127180B2 (ja) 移動体通信システム、管理サーバ及び移動体通信方法
WO2012034316A1 (zh) 一种呼叫限制业务的实现方法和系统
JP2017184283A (ja) 持ち時間管理システム
KR100589962B1 (ko) Ptt 통신 서비스 제공 시스템 및 방법과 이를 위한 단말
KR100811809B1 (ko) 특정 구역 내의 발신 통화에 대한 통합 과금 이동통신시스템 및 방법
JPH06245255A (ja) 個人情報に基づく移動体通信方法及び通信システム
KR100727752B1 (ko) 착신 제한 번호 입력 방법
CN101431735A (zh) 一种语音通信过程中推送用户信息的方法及装置
KR102153219B1 (ko) 가입자 식별 모듈이 제거된 이동 통신 단말기로 착신된 메시지 및 착신 전화 번호 확인 시스템 및 그 방법
CN115334461B (zh) 基于4g模块话音的一链呼叫系统及其传动方法
JP2003125081A (ja) 通信サービス方式及び通信システム
KR101121969B1 (ko) 타인 단말 상에서 메시지를 이용한 호 연결 시스템 및 이를 이용한 과금 방법
KR100351130B1 (ko) 이동 통신 전화의 법인 과금 서비스 방법
CN102783084A (zh) 对用户终端账户进行充值的方法以及系统
KR20030089145A (ko) 선납된 통신 요금의 재충전 방법
JP2001309088A (ja) 着信課金方法及び着信課金システム
KR100682314B1 (ko) 등록된 발착신 번호를 이용한 콜렉트콜 전화 서비스 제공방법
KR101417000B1 (ko) 이동통신망에서의 착신 호 할인서비스 제공장치 및 방법
KR100883023B1 (ko) 사설망 메시지 서비스 제공 시스템 및 방법
JP4798540B2 (ja) 通話料金分配システム、携帯電話、通話料金計算サーバ、通話料金分配方法、及びプログラム
KR101537931B1 (ko) 휴대 단말기의 통화 요금 최적화를 위한 통화 연결 시스템 및 그를 이용한 통화 연결 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080505

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees