JP4126896B2 - 包装物品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、羊羹、外郎、及びゼリーのように高温下で流動性であり且つ冷却することにより非流動性となる内容物を非金属製包装体で包装した包装物品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、羊羹などの包装には、セロハン(PT)、溶融押出ポリエチレンフィルム(EXPE)、アルミニウム箔(AL)、及びメタクリル酸・エチレン共重合体シーラント(EMMA)をこの順に積層した構造の包装材料が使用されている。しかしながら、そのような包装材料はALを含んでいるため、羊羹中に金属異物が混入しているか否かを、包装後に金属探知機を用いて調べることができない。また、このような包装材料は、寒冷な場所から屋内などの温暖な場所に移動させた場合に、その表面に結露を生じ易い。これら水滴はPTに吸収され、シール時の加熱によって気化するため、PTとALとの間にバブリングを生じさせる。さらに、EMMAはシーラント臭が強い。このような理由から、羊羹などの包装には、ALを含んだ上記包装材料に代わり、ALなどの金属層を含んでいない非金属製包装材料が使用されつつある。
【0003】
現在、使用されている非金属製包装材料は、例えば、ポリ塩化ビニリデンをコートした延伸ナイロンフィルム(K−ONy)とリニア低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)とを積層した構造や、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)、延伸ナイロンフィルム(ONy)、及びLLDPEをこの順に積層した構造を有している。このような包装材料を使用した場合、羊羹中への金属異物混入の有無を包装後に金属探知機を用いて調べることができ、また、バブリングやシーラント臭の問題も発生することがない。しかしながら、そのような非金属製包装材料には以下のような問題がある。図4及び図5を参照しながら説明する。
【0004】
ALを含んだ従来の包装材料を使用する場合、そのような包装材料で羊羹を包装した包装物品は、通常、図4(a)に示すように80℃程度に加熱して流動状態とした羊羹を上記包装材料からなるガセット袋11に充填し、図4(b)に示すように開口側端部のシールを行い、さらに、羊羹を冷却・非流動化することにより製造している。このような方法によると、美観に優れた包装物品を容易に得ることができる。
【0005】
これに対し、上記方法でALを含んだ包装材料の代わりに非金属製包装材料を使用した場合、ガセット袋11の開口側端部をシールする際、開口から液面までの領域のみが変形する訳ではなく、それよりも底部側の領域までもが大きく変形する。そのため、流動性の羊羹の液面が上昇し、その結果、内容物がガセット袋11から溢れたり、液噛シールを生ずることとなる。
【0006】
また、図4(a)に示すガセット袋11には側面に谷折りの折目が設けられているため、それらに対応した線が冷却・非流動化した羊羹にも形成されてしまう。それゆえ、図5(a)に示すように、側面に谷折りの折目が設けられていない特種ガセット袋11を使用することが望まれるが、この場合も図4(a)に示すガセット袋11を使用した場合と同様に、その開口側端部をシールする際に内容物の溢出や液噛シールが発生する。しかも、この場合、図5(b)に示すように、側面の折り込みが正しく為されないことがある。
【0007】
以上の理由から、非金属製包装材料を使用する場合、現状では、羊羹を冷却・非流動化した後に包装体内に収容するという方法が採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、包装物品の製造にあたり、非金属製包装体を使用しながらも、内容物の溢出や液噛シールを防止可能とすることを目的とする。
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となる内容物とこれを包装した非金属製のガセット袋とを具備した包装物品であって、前記ガセット袋の一端を展開した場合に、前記一端には、正面に前記開口に対して平行な山折りの第1折目が設けられ、背面に前記開口に対して平行な山折りの第2折目が設けられ、一対の側面のそれぞれに、前記開口に対して平行な山折り第3折目と、前記開口から延在し、前記開口と前記第3折目との間で分岐して、前記第1折目と前記第3折目との交差部と前記第2折目と前記第3折目との交差部とに至る谷折りの第4折目とが設けられており、展開する前の前記一端では、前記一対の側面のそれぞれは前記第4折目に従って折り畳まれ、前記第4折目に従って折り畳まれた前記一対の側面のそれぞれはその間に介在した第1感熱接着剤層によって折り畳まれた状態に維持され、前記一端は前記第1及び第2折り目と前記開口との間であって前記第1及び第2折目から離間した位置で熱融着によって封止され、前記一端のうち前記第1及び第2折り目から離間した位置から前記開口までの先端部分は前記背面側に折り込まれ、折り込まれた前記先端部分は前記背面のうち前記先端部分と前記第2折目との間に位置した部分に設けられた第2感熱接着剤層によって折り込まれた状態に維持されており、前記一端の外側に位置する面には感熱接着剤層として前記第1及び第2感熱接着剤層のみが設けられていることを特徴とする包装物品を提供する。
また、本発明は、第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となる内容物を包装体で包装した包装物品の製造方法であって、一端が開口し且つ他端が封止された筒状の非金属製包装体の開口側端部を折り畳むことにより前記端部に折目を設ける工程と、前記端部に前記折目を設けた前記包装体内に前記第1温度に加熱した前記内容物を充填する工程と、前記内容物を充填した前記包装体の前記端部を前記折目に従って折り畳むとともに前記折り畳んだ端部を封止する工程と、前記包装体に充填した前記内容物を前記第2温度にまで冷却する工程とを含んだことを特徴とする包装物品の製造方法を提供する。なお、ここで言う「非金属製包装体」は、金属層を含んでいない包装体を意味する。
【0010】
上記の通り、本発明では、非金属製包装体を封止する際に包装体の開口側端部に必要な折目を、非金属製包装体に流動性の内容物を充填する前に設ける。そのため、本発明によると、封止の際に内容物の液面位置が上昇するのを防止または抑制することができ、したがって、内容物の溢出や液噛シールを防止することが可能となる。
【0011】
本発明において、上記折目は付形部材を用いて設ける。付形部材を用いた場合、上記折目を容易に形成可能である。すなわち、折目を設ける工程の前に包装体に付形部材を挿入する工程と、折目を設ける工程と内容物を充填する工程との間に包装体から付形部材を取り出す工程とを実施するとともに、上記折目を設ける工程において、包装体に収容した付形部材の外面に沿って上記端部を折り込めばよい。
【0012】
本発明において、一端が開口し且つ他端が封止された筒状の非金属製包装体は、両側面に折目が設けられていない特種ガセット袋である。本発明の方法は、包装体に付形部材を挿入する工程の前に、包装材料の対向した端部同士を重ね合わせて熱融着するとともに包装材料を折り曲げて角筒を形成し、さらに、その角筒の開口した両端部の一方を熱融着により封止することにより、一端が開口し且つ他端が封止された包装体としてガセット袋を形成する工程をさらに含むことができる。この場合、ガセット袋を形成する工程を、ガセット袋の一対の側面のそれぞれに折目を設けることなく行えば、特種ガセット袋を得ることができる。
【0013】
装体の開口した端部に折目を設ける工程は、ガセット袋の開口側でその正面を付形部材の外面に沿って山折りして第1折目を設けることと、ガセット袋の開口側でその背面を付形部材の外面に沿って山折りして第2折目を設けることと、ガセット袋の開口側でその一対の側面を付形部材の外面に沿ってそれぞれ山折りして一対の第3折目を設けることと、一対の側面を折り畳んで、一対の側面のそれぞれに、上記開口から延在し、その開口と第3折目との間で分岐して、第1折目と第3折目との交差部と第2折目と第3折目との交差部とに至る谷折りの第4折目を設けることとを含む。
【0014】
なお、ここで言うガセット袋の「背面」は、ガセット袋の外面のうち、包装材料の両端部同士を熱融着させて角筒を形成した際に生じる熱融着部が存在している面に相当する。また、ガセット袋の「正面」は、ガセット袋の外面のうち、上記「背面」の裏面に相当する。さらに、ガセット袋の一対の「側面」は、ガセット袋の開口に対向した外面を「底面」とした場合に、ガセット袋の外面のうち、「正面」、「背面」、及び「底面」以外の対向した一対の面に相当する。加えて、「山折り」はガセット袋などの外面が凸となるように折り込むことを意味し、「谷折り」はガセット袋などの外面が凹となるように折り込むことを意味する。
【0015】
発明の方法は、内容物を充填する工程の前に、包装材料のガセット袋とした際に外側に位置する面のうち、背面の第2折目と開口との間の位置から第2折目までの部分と、一対の側面のそれぞれの開口から第3折目までの部分とに対応した領域のみに選択的に感熱接着剤層を設ける工程をさらに含む。そして、包装体の開口した端部を折り込むとともに折り込んだ端部を封止する工程は、一対の側面のそれぞれを第4折目に従って折り畳んだ状態で、正面及び背面の第1及び第2折目と開口との間に位置し且つ感熱接着剤層が設けられていない部分にヒートシールバーを当てて、ガセット袋の開口した端部を熱融着により封止するとともに、一対の側面に設けた感熱接着剤層によりそれらを折り畳まれた状態に維持することと、背面に設けた感熱接着剤層よりも開口側に位置するガセット袋の部分を、背面に設けた感熱接着剤層側に折り込むとともに、その感熱接着剤層を介して背面に熱接着することとを含む。
【0016】
本発明において、上記非金属製包装体は、紙材料層とバリア樹脂層とシーラント層とをこの順に積層した構造の包装材料を紙材料層がシーラント層に対して外側となるように袋状に形成してなるものであり、そのバリア樹脂層は、延伸フィルムと、延伸フィルムの少なくとも片面上に金属酸化物、金属窒化物、及び金属弗化物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を蒸着してなる蒸着層とを備えていることが好ましい。このような層構成の包装材料は、K−ONyとLLDPEとを積層した構造の包装材料やバリアPET、ONy、及びLLDPEをこの順に積層した構造の包装材料に比べて、デッドホールド性が極めて高い。
【0017】
本発明の方法において、上記内容物は、第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となるものであれば特に制限はなく、例えば、羊羹、外郎、及びゼリーなどを挙げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様または類似する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0019】
図1(a)〜(e)は、本発明の一実施形態に係る包装物品の製造プロセスを概略的に示す斜視図である。本実施形態では、一端が開口し且つ他端が封止された筒状の非金属製包装体として特種ガセット袋を使用し、内容物が羊羹である場合を例に説明する。
【0020】
羊羹を包装してなる包装物品を製造するに当り、まず、図1(a)に示すガセット袋11を準備する。なお、図1(a)に示すガセット袋11は、例えば、図2(a),(b)に示す包装材料から得ることができる。
【0021】
図2(a)は、図1(a)〜(e)に示すプロセスで使用可能な包装材料の一例を概略的に示す平面図である。また、図2(b)は、図2(a)に示す包装材料のA−A線に沿った断面図である。
【0022】
図2(a),(b)に示す包装材料1は、紙材料層2とバリア樹脂層3とシーラント層4とをこの順に積層した構造を有している。また、紙材料層2上には、感熱接着剤層5が設けられている。
【0023】
紙材料層2としては、例えば、純白ロール紙、クラフト紙、薄葉紙、及び塗工紙などを用いることができる。また、紙材料層2として不織布なども用いることもできる。
【0024】
紙材料層2の坪量が低すぎる場合、包装材料1のデッドホールド性が不十分となることがある。そのため、紙材料層2の坪量は、10g/m2以上であることが好ましい。また、紙材料層2の坪量が高すぎる場合、包装材料1に折目をつけ難くなることがある。そのため、紙材料層2の坪量は、100g/m2以下であることが好ましい。
【0025】
バリア樹脂層3は、例えば、延伸プラスチックフィルム上に蒸着層を積層した構造、或いは、延伸プラスチックフィルム上に蒸着層及び被覆層を順次積層した構造を有する。このような構成のバリア樹脂層3は、水蒸気や酸素などの侵入を防ぐガスバリア性に優れている。
【0026】
延伸プラスチックフィルムの材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、ナイロン−6やナイロン−66などのポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、及びこれらの共重合体などを挙げることができる。
【0027】
蒸着層の材料としては、例えば、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、錫のような金属の酸化物、窒化物、弗化物、及びそれらの混合物などを挙げることができる。この蒸着層は、真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法(CVD法)などの真空プロセスにより形成することができる。また、この蒸着層は、通常、100〜800Å程度の厚さに形成する。
【0028】
被覆層は、(a)水溶性高分子と、(b)1種以上の金属アルコキシド及び/またはその加水分解生成物と塩化錫との少なくとも一方とを含む水系溶液(水溶液や水/アルコール混合溶液)を主剤としたコーティング剤を用いて形成することができる。例えば、被覆層は、水溶性高分子と塩化錫との水系溶液、或いは、この水系溶液に金属アルコキシド及び/またはその加水分解生成物を混合してなる溶液を、延伸プラスチックフィルム上に形成した蒸着層上に、ディッピング法、ロールコーティング法、スクリーン印刷法、スプレー法などのような方法でコーティングし、さらに、加熱・乾燥することにより得ることができる。被覆層は、通常、乾燥後の厚さが0.01〜100μm程度となるように形成する。
【0029】
被覆層を形成するのに用いられる水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどを挙げることができる。また、金属アルコキシドは、一般式:M(OR)nで表されるものであり、例えば、テトラエトキシシランやトリイソプロポキシアルミニウムなどを挙げることができる。なお、上記一般式中、MはSiやTiやAiやZrなどの金属を示し、RはCH3やC25などのアルキル基を示している。
【0030】
被覆層は、上記の成分に加え、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤などの公知の添加剤を、バリア樹脂層3のバリア性を損なわない範囲内で含有することができる。
【0031】
シーラント層4は、ヒートシール性を有する樹脂フィルムである。シーラント層4の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン共重合体などを挙げることができる。シーラント層4は、後述するようにバリア樹脂層3上に接着剤層を介してラミネートすることによって設けられてもよく、或いは、バリア樹脂層3上に溶融した樹脂を直接押出コーティングすることにより設けても良い。
【0032】
上述した包装材料1では、紙材料層2とバリア樹脂層3との間やバリア樹脂層3とシーラント層4との間に接着剤層を設けることができる。この接着剤層には、例えば、ドライラミネート接着剤やノンソルベントラミネート接着剤などを用いることができる。
【0033】
感熱接着剤層5は、例えば、紙材料層2上に、ヒートシールニスをグラビア印刷法などのようなパターン印刷によって塗布することにより得ることができる。そのようなヒートシールニスとしては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体系の水性エマルジョンタイプの感熱接着剤を挙げることができる。
【0034】
このような構成の包装材料1から図1(a)に示すガセット袋11を作製するには、例えば、以下の方法を利用することができる。すなわち、まず、連続した包装材料1をシーラント層4が内側になるように筒状に巻き、その左右の端部1d,1d同士を熱融着(合掌貼り)する。次いで、筒状とした包装材料1を折り曲げることにより折目a1,a2を設けて角筒を形成するとともに、その一方の開口側端部をガセットシールする。さらに、これを所定の寸法に裁断することにより、図1(a)に示すガセット袋11を得る。なお、図1(a)〜(e)において、端部1d,1d同士の熱融着部は省略されている。
【0035】
本実施形態では、以上の方法で得られたガセット袋11内に、図1(b)に示すように付形部材12を挿入する。付形部材12は、その上面の位置が、後でガセット袋11内に充填する羊羹の液面位置とほぼ等しくなるような形状及び高さを有しており、典型的には、図1(e)に示す包装物品13内の羊羹とほぼ同一の形状を有している。
【0036】
次に、ガセット袋11の開口側端部を、ガセット袋11内に挿入した付形部材12の外面に沿って折り込む。この開口側端部の折り込みは、例えば、包装材料1の正面1aと背面1bとが近接するように側面1cをそれぞれ折り畳むことにより行う。なお、このとき、折り畳んだ開口側端部を付形部材12に沿って正面1a側及び背面1b側の双方に折り倒して、後で図3を参照して説明する折目eを設けることが好ましい。図1(e)に示す構造において正面1aの折目eは必須ではないが、この段階で正面1aにも折目eを設けておくことにより、後で行う羊羹充填工程が容易になる。また、側面1cをそれぞれ折り畳んだ後に、ガセット袋11の先端部を例えば背面1b側に1回以上折り込んでもよい。すなわち、この工程では、ガセット袋11に、後で図3を参照して説明する折目b,c,eを設けることが好ましく、この場合、折目b,c,eに加えて折目dをさらに設けてもよい。
【0037】
その後、図1(c)に示すように、ガセット袋11の折り畳んだ開口側端部を展開し、ガセット袋11から付形部材12を取り出す。これにより、開口側端部に複数本の折目が形成されたガセット袋11が得られる。なお、これら折目については、図3を参照して説明する。
【0038】
図3は、図1(e)に示すガセット袋を展開してなる包装材料の部分平面図である。図3は、後で説明する羊羹充填後に側面1cをそれぞれ折り畳み、さらに、ガセット袋11の先端部を背面1b側に2回折り込んだ場合を示している。また、図3では、紙材料層2側から見た場合に山折りの折目を一点鎖線で示し、谷折りの折目を破線で示している。さらに、図3では描かれていない感熱接着剤層5は、背面1b及び左右の端部1dでは折目bと折目eとの間の領域に設けられており、側面1cでは一対の折目a1と折目bと包装材料1の上辺とに囲まれた領域内に設けられている。ここでは、付形部材12を用いた上記工程において折目b,c,eを設けたとして説明を続ける。
【0039】
以上のようにして、ガセット袋11に折目b,c,eを設けた後、図1(d)に示すように、80℃程度に加熱して流動状態とした羊羹をガセット袋11に充填する。
【0040】
その後、ガセット袋11の開口側端部を折目b〜eに沿って折り込むとともに、折り込んだ端部を封止する。これは、例えば、以下に説明するように行う。まず、ガセット袋11の正面1aと背面1bと側面1cとを折目bに沿って折り込むとともに、側面1cのそれぞれを折目cに沿って折り畳んで、ガセット袋11の先端部で正面1aと背面1bとを近接させる。この状態で、ガセット袋11の折目dから先端までの領域或いは折目dと折目eとの間の領域にヒートシールバーを当てて、ガセット袋11の開口側端部を熱融着させるとともに、折り畳んだ側面1cの互いに接触した面を感熱接着剤層5により接着する。この際、ヒートシールバーは感熱接着剤層5に直接接触することはないため、ヒートシールバーが感熱接着剤で汚れることはない。その後、ガセット袋11の先端部を折目d,eに沿って折り込むとともに、背面1bに設けた感熱接着剤層5により背面1bに接着する。さらに、ガセット袋11内の羊羹を、それが非流動化する程度の温度,例えば室温,にまで冷却することにより、図1(e)に示す包装物品13が得られる。なお、通常、少なくとも図1(d),(e)を参照して説明した工程は、角柱状の凹部が設けられた支持構造体(棹)にガセット袋11を嵌合させた状態で行う。
【0041】
上記の通り、本実施形態では、ガセット袋11に折目b,c,eを設けた後に、羊羹の充填及びガセット袋11の封止などを行う。そのため、本実施形態によると、封止の際に羊羹の液面位置が上昇するのを防止または抑制することができ、したがって、羊羹の溢出や液噛シールを防止することが可能となる。
【0042】
なお、本実施形態では、内容物が羊羹である場合について説明したが、内容物は外郎やゼリーなどのように高温下で流動性であり且つ冷却することにより非流動性となるものであれば、上述したのと同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、非金属製包装体11が特種ガセット袋である場合について説明したが、非金属製包装体11は通常のガセット袋のように他の形態であってもよい。但し、非金属製包装体11が特種ガセット袋である場合、封止後の包装体11の側面には折目が存在していないため、そのような折目に対応した線が内容物の側面に形成されることがない。すなわち、非金属製包装体11が特種ガセット袋である場合、内容物の美観を向上させることができ、したがって、包装物品13の商品価値を高めることができる。
【0043】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0044】
例1
図1から図3を参照して上述した方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。なお、本例では、包装材料1の紙材料層2として坪量が65g/m2の純白ロール紙を使用し、バリア樹脂層3としては凸版印刷株式会社製のGL−AEフィルム(厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの一主面に酸化アルミニウム蒸着層を設けたもの)を使用し、シーラント層4としては厚さ30μmのリニア低密度ポリエチレンフィルムを使用し、紙材料層2とバリア樹脂層3とはドライラミネート接着剤層を介してラミネートし、バリア樹脂層3とシーラント層4もドライラミネート接着剤層を介してラミネートした。また、感熱接着剤層5はヒートシールニスを5g/m2の塗布量でパートコートすることにより形成し、そのヒートシールニスとしてはエチレン−酢酸ビニル共重合体系の水性エマルジョンタイプの感熱接着剤を使用した。さらに、本実施例では、ガセット袋11への羊羹の充填は、羊羹を80℃程度に加熱することにより流動状態として行った。
【0045】
例2
感熱接着剤層5を設けなかったこと以外は上記例1で説明したのと同様の方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。
【0046】
例3
ガセット袋11として特種ガセット袋の代わりに側面1cに折目を設けた通常のガセット袋を使用し、図1(b)〜(c)を参照して説明した工程を実施しなかったこと以外は上記例1で説明したのと同様の方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。
【0047】
例4
感熱接着剤層5を設けなかったこと以外は上記例3で説明したのと同様の方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。
【0048】
例5
図1(b),(c)を参照して説明した工程を実施しなかったこと以外は上記例1で説明したのと同様の方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。
【0049】
例6
感熱接着剤層5を設けず、図1(b),(c)を参照して説明した工程を実施しなかったこと以外は上記例1で説明したのと同様の方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。
【0050】
例7
包装材料1として、セロハン、溶融押出ポリエチレンフィルム、アルミニウム箔、及びメタクリル酸・エチレン共重合体シーラントを順次積層した構造を有するものを使用し、感熱接着剤層5を設けず、図1(b),(c)を参照して説明した工程を実施しなかったこと以外は上記例1で説明したのと同様の方法により、図1(e)に示す包装物品13として、包装材料で包装した羊羹を100本製造した。
【0051】
以上のようにして得られた包装物品について、液噛シールの有無、ガセット袋11の先端部が折り込まれた状態に維持されているか否か、並びに、羊羹の側面に線が形成されているか否かを調べた。その結果を、以下の表に示す。なお、下記表において、「感熱接着剤層」の有無は感熱接着剤層5を設けたか否かを示し、「折目b,c,e」の有無は羊羹を充填する前に折目b,c,eを設けたか否かを示している。また、「液噛シール」に関する「合格本数」は液噛シールが発生しなかった本数を示し、「折込状態」に関する「合格本数」はガセット袋11の先端部が折り込まれた状態に維持された本数を示し、「羊羹形状」ガセット袋11の先端部が折り込まれた状態に維持され羊羹の側面に線が形成されなかった本数を示している。
【0052】
【表1】
Figure 0004126896
【0053】
上記表から明らかなように、羊羹を充填する前に折目b,c,eを設けた例1及び2では、包装材料がアルミニウム箔を含んだ例7と同様に液噛シールや羊羹の溢出を完全に防止することができた。特に、感熱接着剤層5を設けた例1では、「折込状態」に関する「合格本数」も例7と同等であった。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、非金属製包装体を封止する際に包装体の開口側端部に必要な折目を、非金属製包装体に流動性の内容物を充填する前に設ける。そのため、本発明によると、封止の際に内容物の液面位置が上昇するのを防止または抑制することができ、したがって、内容物の溢出や液噛シールを防止することが可能となる。
すなわち、本発明によると、包装物品の製造にあたり、非金属製包装体を使用しながらも、内容物の溢出や液噛シールを防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の一実施形態に係る包装物品の製造プロセスを概略的に示す斜視図。
【図2】(a)は図1(a)〜(e)に示すプロセスで使用可能な包装材料の一例を概略的に示す平面図、(b)は(a)に示す包装材料のA−A線に沿った断面図。
【図3】図1(e)に示すガセット袋を展開してなる包装材料の部分平面図。
【図4】(a),(b)は、非金属製包装材料を用いた場合に生ずる問題の一例を概略的に示す斜視図。
【図5】(a),(b)は、非金属製包装材料を用いた場合に生ずる問題の他の例を概略的に示す斜視図。
【符号の説明】
1…包装材料
1a…正面
1b…背面
1c…側面
1d…端部
2…紙材料層
3…バリア樹脂層
4…シーラント層
5…感熱接着剤層
11…包装体
12…付形部材
1,a2,b〜e…折目

Claims (4)

  1. 第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となる内容物とこれを包装した非金属製のガセット袋とを具備した包装物品であって、
    前記ガセット袋の一端を展開した場合に、前記一端には、正面に前記開口に対して平行な山折りの第1折目が設けられ、背面に前記開口に対して平行な山折りの第2折目が設けられ、一対の側面のそれぞれに、前記開口に対して平行な山折り第3折目と、前記開口から延在し、前記開口と前記第3折目との間で分岐して、前記第1折目と前記第3折目との交差部と前記第2折目と前記第3折目との交差部とに至る谷折りの第4折目とが設けられており、
    展開する前の前記一端では、前記一対の側面のそれぞれは前記第4折目に従って折り畳まれ、前記第4折目に従って折り畳まれた前記一対の側面のそれぞれはその間に介在した第1感熱接着剤層によって折り畳まれた状態に維持され、前記一端は前記第1及び第2折り目と前記開口との間であって前記第1及び第2折目から離間した位置で熱融着によって封止され、前記一端のうち前記第1及び第2折り目から離間した位置から前記開口までの先端部分は前記背面側に折り込まれ、折り込まれた前記先端部分は前記背面のうち前記先端部分と前記第2折目との間に位置した部分に設けられた第2感熱接着剤層によって折り込まれた状態に維持されており、
    前記一端の外側に位置する面には感熱接着剤層として前記第1及び第2感熱接着剤層のみが設けられていることを特徴とする包装物品。
  2. 第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となる内容物を包装体で包装した包装物品の製造方法であって、
    一端が開口し且つ他端が封止された筒状の非金属製包装体に付形部材を挿入する工程と、
    前記包装体に収容した前記付形部材の外面に沿って前記包装体の開口側端部を折り畳むことにより前記端部に折目を設ける工程と、
    前記端部に前記折目を設けた前記包装体から前記付形部材を取り出す工程と、
    前記付形部材を取り出した前記包装体内に前記第1温度に加熱した前記内容物を充填する工程と、
    前記内容物を充填した前記包装体の前記端部を前記折目に従って折り畳むとともに前記折り畳んだ端部を封止する工程と、
    前記包装体に充填した前記内容物を前記第2温度にまで冷却する工程とを含み、
    前記包装体はその両側面に折目が設けられていない特種ガセット袋であり、
    前記折目を設ける工程は、前記ガセット袋の開口側でその正面を前記付形部材の外面に沿って山折りして第1折目を設けることと、前記ガセット袋の開口側でその背面を前記付形部材の外面に沿って山折りして第2折目を設けることと、前記ガセット袋の開口側でその一対の側面を前記付形部材の外面に沿ってそれぞれ山折りして一対の第3折目を設けることと、前記一対の側面を折り畳んで、前記一対の側面のそれぞれに、前記開口から延在し、前記開口と前記第3折目との間で分岐して、前記第1折目と前記第3折目との交差部と前記第2折目と前記第3折目との交差部とに至る谷折りの第4折目を設けることとを含み、
    前記内容物を充填する工程の前に、前記包装材料の前記ガセット袋とした際に外側に位置する面のうち、前記背面の前記第2折目と前記開口との間の位置から前記第2折目までの部分と、前記一対の側面のそれぞれの前記開口から前記第3折目までの部分とに対応した領域のみに選択的に感熱接着剤層を設ける工程をさらに含み、
    前記端部を折り畳むとともに前記折り畳んだ端部を封止する工程は、前記一対の側面のそれぞれを前記第4折目に従って折り畳んだ状態で、前記正面及び前記背面の前記第1及び第2折目と前記開口との間に位置し且つ前記感熱接着剤層が設けられていない部分にヒートシールバーを当てて、前記ガセット袋の開口した端部を熱融着により封止するとともに、前記一対の側面に設けた前記感熱接着剤層によりそれらを折り畳まれた状態に維持することと、前記背面に設けた前記感熱接着剤層よりも前記開口側に位置する前記ガセット袋の部分を、前記背面に設けた前記感熱接着剤層側に折り込むとともに、その感熱接着剤層を介して前記背面に熱接着することとを含んだことを特徴とする包装物品の製造方法。
  3. 前記包装体は、紙材料層とバリア樹脂層とシーラント層とをこの順に積層した構造の包装材料を前記紙材料層が前記シーラント層に対して外側となるように袋状に形成してなり、
    前記バリア樹脂層は、延伸フィルムと、前記延伸フィルムの少なくとも片面上に金属酸化物、金属窒化物、及び金属弗化物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を蒸着してなる蒸着層とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の包装物品の製造方法。
  4. 前記内容物は、羊羹、外郎、及びゼリーからなる群より選ばれる1種の菓子であることを特徴とする請求項2または3に記載の包装物品の製造方法。
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