JP4126889B2 - クリーム半田印刷機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路パターンを有する基板に、その回路パターンに対応した孔(スリット)を有するマスクを重ねてクリーム半田を印刷するクリーム半田印刷機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回路パターンを有する基板にその回路パターンに対応した孔(スリット)を有するマスクを重ねてクリーム半田を印刷するクリーム半田印刷機において、印刷テーブル上で基板とマスク双方に付したマークを画像認識してこれらの位置合わせをした後、その位置でクリーム半田を印刷する、特開2000−272089号公報に開示された印刷位置ズレ補正方法があった。
【0003】
この印刷位置ズレ補正方法において、上記各マークは、双方のマークを合わせるとマスクに開けた孔(スリット)が基板の回路パターンに重なるように基板とマスクに付けられる。かかる場合、クリーム半田は、各マークの画像を認識して基板とマスクの位置合わせを行った位置で印刷されるので、高精度な位置での印刷を行うことができる。
【0004】
ここで、クリーム半田印刷機は、精度よく且つ高速に印刷を行うことが必要とされる。これが為、従来のクリーム半田印刷機では、マーク画像認識工程,位置合わせ工程や印刷工程中に次の基板を搬入しておく等の工夫をすることによって、一枚当たり20秒程度で印刷するまで処理速度の向上を図ってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の印刷方式では、印刷テーブル上でマークの画像認識,基板とマスクの位置合わせ及びクリーム半田の印刷を順次行う為、その各処理工程中に次の基板が搬入されてきたとしても、その基板は次工程に進むことができず、更なる処理速度の向上を図り難い、という不都合があった。
【0006】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、基板へのクリーム半田の印刷処理を更に高速化することのできるクリーム半田印刷機を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為、本発明では、基板を搬入する基板搬入部と、この基板搬入部から搬送された基板を印刷テーブル上に保持し且つ当該基板にマスクを介してクリーム半田を印刷する印刷部と、そのクリーム半田が印刷された基板を搬出する基板排出部とを有するクリーム半田印刷機を構成する。そして、このクリーム半田印刷機に、前記基板搬入部と前記印刷部との間を移動可能に構成し、且つ前記印刷部にて前記マスクの位置合わせマークを,前記基板搬入部にて前記基板の位置合わせマークを認識する認識機構と、この認識機構で認識した各位置合わせマークに係る位置データから求めた補正値に基づいて前記印刷テーブルの基板載置位置を補正する補正機構とを備える。
【0008】
この為、本発明では、印刷部の印刷テーブルの基板載置位置をその印刷部への基板の搬送中に決定することができるので、印刷部における基板の処理時間を短縮することが可能となる。また、基板搬入部,印刷部若しくは基板排出部に基板が存在していても各部にて同時に処理を行うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係るクリーム半田印刷機の一実施形態について図1から図7に基づいて説明する。
【0010】
[クリーム半田印刷機の構成]
先ず、本実施形態のクリーム半田印刷機の構成を図1に示す概略図に基づいて説明する。このクリーム半田印刷機は、図1に示すが如く、前工程の装置にて処理を終了した基板2を搬入する基板搬入部1と、この基板搬入部1から搬送された基板2にクリーム半田を印刷する印刷部3と、この印刷部3から搬送された基板2を印刷機外に搬出する基板排出部4と、基板2や後述するマスク5に設けた各位置合わせマーク21S,21Mを検出するカメラ10を備えたマーク認識機構と、本印刷機の動作を制御する制御部とで構成される。尚、この図1における基板2やマスク5の各位置合わせマークは一つずつのみ記載してあるが、本実施形態にあっては後述するが如く各々に二つずつ設けられている。
【0011】
[基板搬入部]
上記基板搬入部1は、図2(a),(b)に示すが如く、所定の間隔で配設された二本のベルト11A,11Aを駆動して基板2を搬送するベルトコンベア11Aと、その各ベルト11A,11Aの間であってベルトコンベア11Aの出口側に配設されたY方向基準ピン61と、ベルトコンベア11Aの側方(本実施形態にあってはベルト11Aの側方)に配設されたX方向基準ピン62と、その各ベルト11A,11Aの間であってベルトコンベア11Aの入口側に配設されたY方向位置決めピン63と、ベルトコンベア11Aの他の側方(本実施形態にあってはベルト11Aの側方)に配設されたX方向位置決めピン64と、各ベルト11A,11Aの間であってY方向基準ピン61とY方向位置決めピン63との間に配設された上下方向に移動可能な例えば略矩形の中板65とを有する。
【0012】
ここで、上記Y方向基準ピン61,Y方向位置決めピン63及びX方向位置決めピン64は上下方向(Z方向)に、更にY方向位置決めピン63にあってはY方向基準ピン61に対して(本実施形態にあってはY方向に),X方向位置決めピン64にあってはX方向基準ピン62に対して(本実施形態にあってはX方向に)往復移動できるよう構成されている。例えば、この基板搬入部1にあっては、その往復移動を図る為に図示しないモータ等の駆動力を用いた駆動手段が各々に設けられている。また、本実施形態のX方向基準ピン62は、予め各ベルト11A,11Aの上面よりも上方に突出させた状態で配設されている。
【0013】
このように構成されたY方向基準ピン61とY方向位置決めピン63の印刷機上方から見た配設間隔,X方向基準ピン62とX方向位置決めピン64の印刷機上方から見た配設間隔は、初期状態(基板2が搬入される前の状態)において各々基板2の大きさよりも大きめに設定されている。
【0014】
尚、X方向基準ピン62にあっても上下動可能に構成してもよく、またX方向位置決めピン64にあっては予め各ベルト11A,11Aの上面よりも上方に突出させて配設したものであって、X方向基準ピン62に対する往復移動のみを行うものでもよい。更に又、本実施形態にあってはX,Y方向基準ピン61,62を一つずつ、X,Y方向位置決めピン63,64を二つずつ配設したものを例示したが、必ずしもその本数に限定するものではない。
【0015】
続いて、この基板搬入部1には図示しないが例えばモータ等の駆動力で上記中板65の上下移動を行わせる駆動手段が設けられており、本実施形態にあってはその駆動手段によって初期状態で中板65が各ベルト11A,11Aの上面よりも下方位置に待機するよう設定されている。
【0016】
[印刷部]
次に印刷部3は、図3に示すが如く、所定の間隔で配設された二本のベルト11B,11Bを駆動して基板2を搬送する前述したベルトコンベア11Aと同様のベルトコンベア11Bと、その各ベルト11B,11Bの間であってベルトコンベア11Bの出口側に配設されたY方向基準ピン71と、ベルトコンベア11Bの側方(本実施形態にあってはベルト11Bの側方)に配設されたX方向基準ピン72と、その各ベルト11B,11Bの間であってベルトコンベア11Bの入口側に配設されたY方向位置決めピン73と、ベルトコンベア11Bの他の側方(本実施形態にあってはベルト11Bの側方)に配設されたX方向位置決めピン74と、Y方向基準ピン71とY方向位置決めピン73との間に配設された印刷テーブル16と、この印刷テーブル16をそのテーブル面に対して水平方向(X,Y,θ方向)に且つ上下方向に例えばモータ等の駆動力で移動させる版離れ機構6と、その印刷テーブル16の上方に配設されたマスク5を保持する図示しないマスク保持手段と、マスク5の上方に配設され且つクリーム半田をそのマスク5の孔(スリット)を介して基板2に転写するスキージ(機械へら)とを有する。
【0017】
ここで、上記Y方向基準ピン71,Y方向位置決めピン73及びX方向位置決めピン74は上下方向に、更にY方向位置決めピン73にあってはY方向基準ピン71に対して(本実施形態にあってはY方向に),X方向位置決めピン74にあってはX方向基準ピン72に対して(本実施形態にあってはX方向に)往復移動できるよう構成されている。例えば、この印刷部3にあっては、その往復移動を図る為にモータ等の駆動力を用いた駆動手段が各々に設けられている。また、本実施形態のX方向基準ピン72は、予め各ベルト11B,11Bの上面よりも上方に突出させた状態で配設されている。続いて、Y方向基準ピン71とX方向基準ピン72は、印刷テーブル16を移動させた時にその動きに合わせて一緒に移動するように構成されている。
【0018】
このように構成されたY方向基準ピン71とY方向位置決めピン73の印刷機上方から見た配設間隔,X方向基準ピン72とX方向位置決めピン74の印刷機上方から見た配設間隔は、初期状態(基板2が搬入される前の状態)において各々基板2の大きさよりも大きめに設定されている。
【0019】
尚、X方向基準ピン72にあっても上下動可能に構成してもよく、またX方向位置決めピン74にあっては予め各ベルト11B,11Bの上面よりも上方に突出させて配設したものであって、X方向基準ピン72に対する往復移動のみを行うものでもよい。更に又、本実施形態にあってはX,Y方向基準ピン71,72を一つずつ、X,Y方向位置決めピン73,74を二つずつ配設したものを例示したが、必ずしもその本数に限定するものではない。
【0020】
[基板搬出部]
次に基板排出部4には、印刷部3のベルトコンベア11Bから受け取った基板2を印刷機外に搬出する図1に示すベルトコンベア11Cが配設されている。
【0021】
[マーク認識機構]
次にマーク認識機構は、基板2やマスク5に設けた図1に示す各位置合わせマーク21S,21Mを検出するカメラ10と、このカメラ10を基板搬入部1と印刷部3との間の上方で水平方向(例えばX,Y方向)に移動させるカメラ移動手段とを有する。
【0022】
ここで、その位置合わせマークを検出したカメラ10の位置に係る座標(X,Y,θ)のデータは、前述した制御部に送られて記録部に記録される。その記録部には印刷機におけるカメラ10の基準位置たる二つの原点(X,Y,θ)とその原点間距離のデータが記録されている。かかる原点はカメラ10が印刷部3上にあるときの原点ORG(0,0,0)と基板搬送部1上にある時の原点ORG’(0,0,0)であり、その各原点ORG,ORG’は、カメラ10が印刷部3のY方向基準ピン71と基板搬送部1のY方向基準ピン61との間の距離分だけ移動すれば重なるよう設定されている。このような各原点ORG,ORG’と各Y方向基準ピン71,61との関係は、前述したカメラ移動手段によるカメラ10の移動精度と各Y方向基準ピン61,71のX方向及びY方向の機械(位置)精度とを上述したが如く重なるように保つことで実現する。
【0023】
次に、基板2に設けた位置合わせマークの例を図4に基づいて説明する。尚、実際の基板2では複雑な回路パターンがその基板2上に形成されているが、この図4においては煩雑さを避ける為に位置合わせマークとクリーム半田を塗るパターンのみを現した。
【0024】
クリーム半田を印刷する基板2には一般的に図4に示すが如く二つの位置合わせマーク21S,22Sが設定されている(通常は基板2の対角線上の二点)。これは、基板2とマスク5の各位置合わせマークを重ねる際に、一点のみの位置合わせマークではその点を中心に一方が回転すると正しく合わせることができないからであり、そのことから位置決めには一般的に二つの位置合わせマークを用いて行う。
【0025】
また、クリーム半田を塗るときに基板2に重ねるマスク5には、基板2の位置合わせマーク21S,22Sに対応する位置に二つの位置合わせマーク(図1には一方の位置合わせマーク21Mを図示するが他方の位置合わせマークは図示略)が設定されている。
【0026】
以上の如く構成されたクリーム半田印刷機は、印刷部3にてマーク認識機構のカメラ10でマスク5の位置合わせマークを検出し、基板搬入部1にて基板2の位置決めを行った後、カメラ10で基板2に設けられた位置合わせマーク21S,22Sを検出する。そして、その各検出結果に基づいて印刷部3の印刷テーブル16を予めX,Y,θ方向に駆動して補正しておき、その補正された印刷テーブル16に基板2を載置することによって、印刷部3に搬送されてきた基板2とマスク5との間の位置決め処理を省略し、その基板2にクリーム半田を塗布した後、基板排出部4から基板2を搬出するものである。以下、このクリーム半田印刷機の動作について図5に示すフローチャートに基づいて詳述する。
【0027】
[本実施形態のクリーム半田印刷機の動作]
先ず、印刷部3のマスク保持部にマスク5をセットする。そして、カメラ10を原点ORG(0,0,0)から移動させてマスク5に設けた図1に示す位置合わせマーク21Mの位置を検出し、その位置(具体的にはカメラ位置)に係る座標データを制御部に送信して記憶部に記録する(ステップS1)。本実施形態にあっては、マスク5におけるカメラ位置を記録した後、そのカメラ10を図1に示す基板搬入部1上の原点ORG’(0,0,0)に移動させておく。ここで、そのステップS1においては、マスク5に設けた前述した他の位置合わせマークの位置も検出し、その位置の座標データも記録する。
【0028】
次に、基板搬入部1のY方向基準ピン61をベルトコンベア11Aの各ベルト11A,11Aの上面よりも突出するように上昇させておき、かかる状態でベルトコンベア11Aを用いて基板搬入部1に基板2を搬入し、その基板2をY方向基準ピン61と接触するまで搬送する(ステップS2)。そして、中板65を上昇させ、この中板65でY方向基準ピン61によって停止された基板2を各ベルト11A,11Aの上面よりも上方に持ち上げて支持する。その際、ベルトコンベア11Aの駆動を停止する。
【0029】
続いて、Y方向位置決めピン63を上昇させ、このY方向位置決めピン63と予め各ベルト11A,11Aの上面よりも突出させてあるX方向位置決めピン64を、夫々Y方向基準ピン61とX方向基準ピン62に向けて移動させることによって基板2の姿勢や位置を固定する(ステップS3)。かかる状態でカメラ10を用いて基板2上に設けた図1に示す位置合わせマーク21Sを検出し、その位置(具体的にはカメラ位置)に係る座標データを制御部へ送信して記憶部に記録する(ステップS4)。ここで、このステップS4においては、基板2に設けた前述した他の位置合わせマーク22Sの位置も検出し、その位置の座標データも記録する。
【0030】
次に、印刷部3のY方向基準ピン71をベルトコンベア11Bの各ベルト11B,11Bの上面よりも突出するように上昇させておき、基板搬入部1のY方向基準ピン61と印刷部3のY方向基準ピン71との間の距離を補正する(ステップS5)。具体的には、マーク認識の為のカメラ10の移動量(前述した記憶部内の基板2とマスク5の各位置合わせマークに係るカメラ位置の各座標データと各原点ORG’,ORG間距離のデータ)から制御部が演算した補正量に基づいて印刷テーブル16をX,Y,θ方向に駆動し、それと共に印刷部3のY方向基準ピン71とX方向基準ピン72を移動して位置補正を行う。例えば、マスク5の位置合わせマーク21Mに係るカメラ10の座標が原点ORG(0,0,0)に対して座標(10,12,0)であって、基板2の位置合わせマーク21Sに係るカメラ10の座標が原点ORG’(0,0,0)に対して座標(8,14,0)である場合、印刷テーブル16,Y方向基準ピン71及びX方向基準ピン72をX方向に+2,Y方向に−2だけ移動して補正する。これにより後述するが如く搬送されてきた基板2の位置合わせマーク位置21Sをマスク5の位置合わせマーク位置21Mに重ねることができる。
【0031】
続いて、基板搬入部1のY方向基準ピン61と中板65をベルトコンベア11Aの各ベルト11A,11Aの上面よりも下方に下降させる。そして、ベルトコンベア11A,11Bを駆動し、基板2を印刷部3のY方向基準ピン71と接触するまで搬送して印刷テーブル16上に移動する(ステップS6)。その移動の際、基板2の姿勢は変わらないものと考えられる。
【0032】
印刷テーブル16上への移動が終了すると、ベルトコンベア11Bの駆動を停止してその印刷テーブル16を上昇させると共にX,Y方向位置決めピン74,73を上昇させる。その際、そのX,Y方向位置決めピン74,73を夫々そのX,Y方向基準ピン72,71に向けて移動させて印刷テーブル16上の基板2の位置を確定(ステップS7)し、更に印刷テーブル16を上昇させて基板2とマスク5を密着させる。
【0033】
続いて、マスク5には基板2上のパターンに対応する位置に孔(スリット)が開いているので、クリーム半田をスキージ(機械へら)でマスク5の上から塗って基板2のパターンに半田を転写する(ステップS8)。その後、版離れ機構6を用いて基板2に転写された半田の形状を崩さないようにマスク5と基板2を2〜3mm程度離した後、印刷テーブル16を下降させる。そして、ベルトコンベア11Bを駆動して基板2を基板排出部4に搬送し、一枚の基板2の印刷を終了する(ステップS9)。
【0034】
以上示したものは一枚の基板2を処理する手順について説明したが、次に、多数枚の基板2の処理手順を図6に示すフローチャート及び図7に示すタイムチャートに基づいて説明する。
【0035】
先ず、一枚の基板2の処理手順の場合と同様に、図6に示すが如く、カメラ10を移動し、そのカメラ10でマスク5の位置合わせマークの位置を検出してそのカメラ10の位置の座標データを記憶部に記憶する(ステップS11)。そして、そのカメラ10を図1に示す基板搬入部1上の原点ORG’(0,0,0)に移動させておく。
【0036】
次に、制御部にて基板2を基板搬入部1に搬入可能であるか否かを判別する(ステップS12)。この判別は、本実施形態にあっては前の装置にて搬送対象物たる基板2の処理が完了しているかを、また基板搬入部1における基板2の有無を判別するものである。例えば、制御部に送られた前の装置における処理終了情報や基板搬入部1から印刷部3に基板2が搬送されたという基板搬送済情報に基づいて行われる。そのステップS12にて基板2が搬入可能である場合は、前の装置から基板2を搬入する(ステップS13)。
【0037】
続いて、一枚の基板2の処理手順の場合と同様に、基板搬入部1で基板2の押さえ込みを行い(ステップS14)、カメラ10で基板2の位置合わせマークの位置を検出してそのカメラ10の位置の座標データを記憶部に記憶する(ステップS15)。座標データが記憶されると、ステップS12に戻って前の装置から次の基板の搬入が可能か否かを判別する。かかる場合、基板2が基板搬入部1にある為に搬入できない状態であると判定される。
【0038】
次に、制御部にて基板2を印刷部3に搬入可能であるか否かを判別する(ステップS16)。ここで、印刷部3に他の基板がなければ、その印刷部3に基板2を搬入できる。これが為、一枚の基板2の処理手順の場合と同様に、基板搬入部1のY方向基準ピン61及び中板65を各ベルト11A,11Aの上面よりも下方に下降させ、ベルトコンベア11A,11Bを駆動して基板2の印刷部3への移動を開始する(ステップS17)。そして、印刷部3のY方向基準ピン71を各ベルト11B,11Bの上面よりも突出するように上昇させておき、印刷部3の印刷テーブル16,Y方向基準ピン71及びX方向基準ピン72の位置補正を行う(ステップS18)。
【0039】
ここで、印刷部3に基板2が搬入されてきたときには、その印刷テーブル16等の位置補正は完了してしている。また、Y方向基準ピン71が各ベルト11B,11Bの上面より突出した状態でセットされているので、搬入された基板2は印刷テーブル16上でY方向基準ピン71に接触して停止する。
【0040】
基板2が印刷テーブル16上で停止すると、ベルトコンベア11Bの駆動を停止し、版離れ機構6を駆動して印刷テーブル16を上昇させ、各ベルト11B,11B上から基板2を離す。そして、一枚の基板2の処理手順の場合と同様に、Y方向位置決めピン73とX方向位置決めピン74を駆動することによって、基板2をY方向基準ピン71とX方向基準ピン72に押付けて位置決めを完了する(ステップ19)。
【0041】
続いて、更に印刷テーブル16を上昇させて基板2をマスク5に当接させ、クリーム半田を塗布して印刷を実行する(ステップS20)。印刷が終了すると、再びステップS12に戻る。かかる場合、基板搬入部1に次の基板が無いので、その基板の搬入が可能である。そこで、この次の基板に対してステップS13〜ステップS15までの処理を実行する。そして、再びステップS12に戻り、基板搬入部1が更に次の基板を受け入れられるかを判別する。このとき、基板搬入部1に上記次の基板がある為ステップS16に移る。このステップS16では、印刷部3に基板2が有る為に次の基板を印刷部3に搬入できないので、その基板2を排出できるか否かを判別する(ステップS21)。
【0042】
ここで、基板排出部4に他の基板がなければ排出可能である為、排出処理を行い(ステップS22)、再びステップ12に戻る。そのステップS22について詳述すると、一枚の基板2の処理手順の場合と同様に、版離れ機構6を駆動することで印刷テーブル16を下降させて基板2をマスク5から剥がし、その基板2を各ベルト11B,11B上に乗せる。また、Y方向基準ピン71も各ベルト11B,11Bの上面より下に位置するように下降させる。そして、ベルトコンベア11Bを駆動して基板2を基板排出部4に搬送する。この基板排出部4では送られてきた基板2を装置外に排出する。
【0043】
前述したステップS22にて基板排出部4に他の基板が有る場合は、再びステップS12に戻り、基板搬入部1の状態を判別する。
【0044】
以上示した処理状態を図7に示すタイムチャートで説明する。この図7に示すが如く、基板搬入部1に一枚目の基板が搬入されてマーク認識が終了すると、その基板は基板搬入部1から印刷部3に送られる。ここで、基板搬入部1にて一枚目の基板がなくなると、直ぐに基板搬入部1に二枚目の基板が送られて来る。また、一枚目の基板が基板搬入部1から印刷部3に送られている間に、印刷部3の印刷テーブル16位置の補正が行われる。この印刷テーブル16の補正は、印刷部3に一枚目の基板が搬入される前に終了する。
【0045】
次に、印刷部3で一枚目の基板に半田印刷が行われている間に、基板搬入部1では二枚目の基板の位置合わせマークの認識が行われる。一枚目の基板の印刷が終了するとその基板は基板排出部4に送られ、その後、二枚目の基板の印刷部3への搬送と基板搬入部1で認識された位置合わせマークの位置に従った印刷テーブル16の位置補正が行われる。このように各部における処理を平行して行える。
【0046】
以上示したが如く、本実施形態に係るクリーム半田印刷機を用いることによって、基板搬入部1,印刷部3及び基板排出部4の状態を夫々見ながら並列的な処理を行うことができる。また、基板搬入部1にて基板2の位置を,そして印刷部3にてマスク5の位置を検出し、その検出結果に基づいて、基板2の印刷部3への搬入中に基板2とマスク5の各位置合わせマークが一致するよう印刷テーブル16の位置の補正を行っているので、印刷部3に基板2が搬入されたときには細かな位置合せ作業を行わずに済む。以上のことから、印刷部3における処理時間を短縮できると共に、基板2とマスク5の位置合せに係る作業を基板搬送中に行っているので、その分の処理時間をも短縮することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明に係るクリーム半田印刷機は、基板搬入部で基板の位置合わせマークを認識し、その認識結果と印刷開始時に測定しておいたマスクの位置合わせマークの認識結果とから基板搬送中に印刷部の印刷テーブルを補正しておくことによって、基板へのクリーム半田印刷時に処理時間が長くかかっていた基板とマスクの位置合わせ処理を短時間で行うことができる。また、印刷部では基板を基準ピンに押付けるだけで位置合わせが可能となるので、印刷部における処理時間を短縮することができる。更に又、各処理部にて夫々の処理を並列に行えるようにしたので、更なる処理時間の短縮を図ることができる。このように本発明により、印刷処理の高速化を図ることができる、という従来にない優れたクリーム半田印刷機を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーム半田印刷機の一実施形態の構成を示す概略図である。
【図2】本実施形態のクリーム半田印刷機における基板搬入部の構成を示す概略図であって、図2(a)はその基板搬入部の側面図で、図2(b)はその基板搬入部を上方から見た平面図である。
【図3】本実施形態のクリーム半田印刷機における印刷部の印刷テーブル周辺の構成を示す概略図であって、その印刷テーブル周辺の側面図である。
【図4】基板上に設けられた位置合わせマークを説明する平面図である。
【図5】基板が一枚の場合の本実施形態のクリーム半田印刷機の動作を説明するフローチャートである。
【図6】基板が複数の場合の本実施形態のクリーム半田印刷機の動作を説明するフローチャートである。
【図7】基板が複数の場合の本実施形態のクリーム半田印刷機の動作に係るタイムチャートである。
【符号の説明】
1 基板搬入部
2 基板
3 印刷部
4 基板排出部
5 マスク
10 カメラ
11A,11B,11C ベルトコンベア
16 印刷テーブル
61,71 Y方向基準ピン
62,72 X方向基準ピン
63,73 Y方向位置決めピン
64,74 X方向位置決めピン

Claims (2)

  1. 基板を搬入するベルトコンベアからなる基板搬入部と、該基板搬入部から搬送された基板を印刷テーブル上に保持し且つ当該基板にマスクを介してクリーム半田を印刷する印刷部と、前記クリーム半田が印刷された基板を搬出する基板排出部とを有するクリーム半田印刷機であって、
    前記基板搬入部と前記印刷部との間を前記基板が移動可能に構成され、前記印刷部にて前記マスクと前記基板との位置合わせのためのマークが前記マスクと前記基板に設けられ、前記マスク及び基板に設けられたマークを認識するための認識機構が設けられており、前記基板搬入部に前記基板に設けられた位置合わせマークを認識するための認識機構を移動し
    前記基板搬入部で認識した各位置合わせマークに係る位置データから求めた補正値に基づいて前記印刷テーブルの基板載置位置を補正する補正機構と、を備えたことを特徴とするクリーム半田印刷機。
  2. 前記基板搬入部と印刷部に、該基板搬入部と印刷部における基板位置を各々規定する為の複数の基準ピンを有する基板の位置決め機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のクリーム半田印刷機。
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