JP4126520B2 - 車両用内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガス還流(EGR)装置を備えた車両用内燃機関の制御装置に係り、特に、車両の運転状態や内燃機関の出力特性等に応じて好適なEGR制御を実行する車両用内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の制御装置に関する従来技術としては、例えば特公平6−103009号公報に記載された排気還流制御方法が挙げられる。この公知の制御方法は、所定車速以下の条件で車速に対するエンジン回転速度の比が所定値以上となったときに車両が発進状態にあるものと判別し、その発進状態ではEGR弁開度を減少させてEGR量を減少させるものとしている。具体的には、車両の発進時にはエンジンに高出力が要求されるため、このとき低負荷運転時と同程度にまでEGR量を減少させてエンジンの出力不足を防止しようとするものである。
【0003】
また、特開平11−72032号公報に記載された燃料制御装置は、筒内噴射型内燃機関の圧縮行程噴射から吸気行程噴射への噴射モード切り替えに先駆けてEGR量を減少することにより、安定な燃焼状態を保持しながら噴射モードを切り替え可能とするものである。すなわち、筒内噴射型内燃機関にあっては、低負荷のリーン運転では大量のEGRを導入して排ガス特性を向上させるとともに、高負荷ではストイキ運転に切り替えて必要な出力を得ているため、圧縮行程噴射(リーン運転)から吸気行程噴射(ストイキ運転)へのモード切り替え時にはEGR量を減少させることが有効であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の制御装置のように発進状態を判別した時点でEGR弁開度を減少させたとしても、吸気管内の残留EGRが消費されるまでの間はエンジン出力の立ち上がりが妨げられる。このため、公知の制御方法では速やかな発進加速が得られず、車両の運転性能を充分に向上させることができない。
【0005】
一方、後者の燃料制御装置では、制御上のモード切替条件が成立した時点でEGR制御が実施されるため、この後、実際にEGR量が充分に減少するまで燃料噴射モードの切り替えを待たなければならない。それ故、車両の発進時のように速やかにエンジン出力を立ち上げる必要がある状況では、実際の噴射モード切替が遅れることにより車両の発進性能を悪化させるおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、車両の発進時にEGR量を速やかに減少させ、良好な発進加速性能を得ることができる制御技術の開発を課題としてなされ、具体的には車両用内燃機関の制御装置の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用内燃機関の制御装置(請求項1)は、車両の制動装置に対する運転者の操作入力の状態を検出し、車両の停止状態で制動装置に対する操作入力の解除が検出され、且つ、アイドルスイッチにより内燃機関がアイドル状態にある判定されたときにEGR量を低減させることで上記の課題を解決するものである。
【0008】
具体的には、本発明では検出した車速に基づいて車両が停止状態にあると認められたとき、排ガスの一部を吸気管内に還流(EGRを導入)して排ガス特性の向上を図ることができるが、制動装置に対する運転者の操作入力の解除がなされ、且つ、内燃機関がアイドル状態にあるときには発進の予備的操作とみなし、その解除があった時点で予めEGR量を低減することとした。これにより、運転者が次に発進操作を行ったときは、既にEGR量が充分に低減しているため内燃機関の出力が速やかに立ち上がり、良好な発進加速性能を発揮させることができる。
【0009】
また、本発明の制御装置(請求項2)は特に、筒内噴射型内燃機関の制御に好適し、この場合、燃料噴射モードの切り替えに先立って上述したEGR量の低減を行う。すなわち、筒内噴射型内燃機関では少なくとも圧縮行程噴射モードおよび吸気行程噴射モードの何れかを選択的に実行可能であるが、本発明の制御装置は、上述のように車両の停止状態でEGRを導入するとき圧縮行程噴射モードを選択させる。そして、上述したように制動装置に対する操作入力解除の検出とともに予めEGR量を低減させておき、この後に運転者の加速要求操作が検出されると圧縮行程噴射モードから吸気行程噴射モードへの切り替えを行う。
【0010】
上述のように、車両の停止状態で運転者が制動装置への操作入力を解除し、そして、内燃機関がアイドル状態にある場合、その解除は運転者による発進の予備的操作とみなすことができる。実際にはこの後、運転者が加速要求操作を行ってはじめて内燃機関の出力が立ち上がるところ、本発明の制御装置では、その加速要求操作がなされる前にEGR量が低減されているため、加速要求操作の検出とともに直ちに噴射モードの切り替えを行って速やかに発進加速性能を発揮させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の車両用内燃機関の制御装置は、例えば筒内噴射型内燃機関の制御に好適した実施形態をとることができる。ただし、本発明の適用を筒内噴射型内燃機関のみに限定するものではない。
図1は、上述した実施形態における制御装置の構成を概略的に示している。筒内噴射内燃機関であるエンジン1は、個々の気筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁2を有しており、また吸気ポート4の形状やピストン6の頂面形状などは筒内噴射の形態に適した設計となっている。
【0012】
吸気ポート4には吸気マニホールド8(吸気管)が接続されており、その一端部にサージタンク10が一体的に形成されている。サージタンク10には電子スロットルバルブ12を介して吸気通路14およびエアクリーナ16が接続されており、吸気通路14の途中には例えばカルマン渦式のエアフローメータ18が取り付けられている。
【0013】
また、エンジン1には排ガス還流(EGR)装置が装備されており、具体的には排気マニホールド20とサージタンク10との間がEGR管路22により接続されている。またEGR管路22にはEGR弁24が介挿されており、EGR装置はEGR管路22を通じて排ガスの一部を吸気マニホールド8内へ還流させるとともに、EGR弁24の開度を増減してEGR量を調節する機能を有している(排ガス還流手段)。なお、EGR装置による排ガスの還流は、特に吸気マニホールド8に対して行われる態様だけに限定されず、吸気系のその他の部位に対して行われる態様であってもよい。
【0014】
上述した各種の電子機器類である燃料噴射弁2、電子スロットルバルブ12、エアフローメータ18およびEGR弁24は、何れも電子制御ユニット(ECU)26に接続されている。ECU26にはまた、エンジン1の回転速度検出にも利用されるクランク角センサ28が接続されており、ECU26はエアフローメータ18およびクランク角センサ28から入力されるセンサ信号に基づいて吸入空気量およびエンジン回転速度の情報を収集する。
【0015】
更にECU26は、アクセルポジションセンサ30およびブレーキスイッチ32からのセンサ信号に基づき、車両の運転者による運転操作、例えばアクセルペダル34の踏み込み量や、フートブレーキペダル36の踏み込みとその解除(オン/オフ)等を検出することができる。アクセルペダル34の踏み込み量はエンジン1の運転負荷情報として利用できるほか、運転者の車両に対する加速要求操作として検出することもできる(加速操作検出手段)。また、ブレーキペダル32の踏み込みは制動装置に対する操作入力として検出することができ、そして、その踏み込み解除は操作入力の解除として検出することができる(制動操作検出手段)。
【0016】
その他、ECU26には図示しない車速センサが接続されており、そのセンサ信号に基づいて車両の車速を検出することができる(車速検出手段)。またECU26には、エンジン1のアイドルスイッチ(図示しない)からオン/オフ信号が供給されている。
ECU26は、検出した各種の情報に基づいてエンジン1の運転モードを設定し、所定の目標空燃比に従って燃料噴射弁2を作動させる機能を有している。その運転モードには、例えば各気筒の圧縮行程で希薄(リーン)空燃比となる燃料を噴射する圧縮行程噴射モードと吸気行程でストイキ空燃比となる燃料を噴射する吸気行程噴射モードとがあり、ストイキ空燃比は通常、希薄空燃比よりも濃化側に設定されている。ECU26はこれら運転モードの何れか一方を選択的に実行し、エンジン1の回転速度や運転負荷に応じた燃料噴射制御を実行する(噴射制御手段)。
【0017】
【実施例】
以下に具体的な実施例を挙げて本発明の制御装置によるエンジン制御を詳細に説明する。また以下の説明により、制御装置の機能に関するその他の具体的な構成(制御手段、モード切換手段)もまた明らかとなる。
図2は、一実施例としてECU26が実行することができるメイン制御ルーチンを示しており、このメイン制御ルーチンでは制御装置によるEGR制御の開始条件をフラグ形式で設定する。
【0018】
具体的には先ず、ECU26はステップS1で車両が停止中であると判定し、且つ、ステップS2でブレーキスイッチ32がオンの状態にあると判定した場合、ステップS3にて発進前条件フラグをセットする。このような処理手順が成立する状況としては、例えば実際に車両が停止状態にあって運転者がブレーキペダル36を踏み込んでいる状況、つまり、車両が次の発進前にあるという条件を想定することができる。なお、本実施例では車両に自動変速機が搭載されており、車両の停止状態で運転者はブレーキペダル36を踏み込んだまま保持することを運転操作の前提としている。
【0019】
図3は、上述のメイン制御ルーチンと並行してECU26が実行するEGR制御ルーチンを示しており、このルーチンにおいて実際にEGR量の制御が実行される。具体的には、そのステップS11において上述した発進前条件フラグのセットが確認でき、且つ、ステップS12でブレーキスイッチ32のオン信号の入力があると判定できる場合は、ステップS13に進んでEGR弁24を規定の開度に設定する。
【0020】
このようにEGR制御ルーチンにおいてステップS13が実行されると、EGR装置により排ガスの一部が吸気マニホールド8内に還流される(制御手段)。ECU26は、ステップS13を実行した後もEGR制御ルーチンをリターンして続行する。そして、車両の停止状態において運転者によるブレーキペダル36の踏み込みが解除されると、ブレーキスイッチ32がオフの状態となるためステップS12の判定がこれまでとは逆になる(No)。この場合、ECU26はステップS14に進み、アイドルスイッチがオンの状態になっているか否かを判別する。通常、車両の停止状態にあっては、ブレーキペダル36の踏み込みが解除されたとしてもアイドルスイッチはオンの状態のままであるため、ステップS14に続いてステップS15が実行される。ただし、例えばブレーキ解除とともにアクセルペダル34が直ちに踏み込まれ、その結果、アイドルスイッチがオフとなった場合は、ECU26はステップS13を実行してEGR弁24を規定の開度(加速時)に設定する場合もあり得る。
【0021】
ここで、上述した車両の停止状態におけるブレーキペダル36の踏み込み解除は、次の発進に向けての予備的な操作とみなすことができる。具体的には、運転者が車両を発進させるためにブレーキペダル36から足を離してアクセルペダル34への踏み代え動作を行っている状況が想定される。このときECU26は、ステップS15の実行によりEGR弁24の開度を規定値よりも減少させるので、これにより実際のEGR量が低減されることになる(制御手段)。
【0022】
このようなEGR量の低減に伴い、運転者がアクセルペダル34への踏みかえを行っている間に吸気マニホールド8内の残留EGRが消費される。従って、運転者が発進加速のためにアクセルペダル34を踏み込んだときは、既にEGR量が充分に減少しているので、エンジン1の出力が速やかに立ち上がり、良好な発進加速性能が発揮される。
【0023】
なお、本実施例では上述したEGR制御に合わせて、エンジン1の運転モードの切り替えをも行っている。
図4は、EGR制御ルーチンと合わせて実行することができるモード制御ルーチンの一例を示しており、ECU26はステップS21でエンジン1が圧縮行程噴射モードを実行していると判定でき、且つ、ステップS22でアイドルスイッチがオンからオフの状態へ変化したものと判定できる場合であって、更に、車両の発進によりステップS23にて車速が所定値を超えたときは、ステップS24を実行して圧縮行程噴射モードを禁止する。
【0024】
ステップS24の実行に伴い、ECU26は圧縮行程噴射モードから吸気行程噴射モードへの切り替えを行うことになる。より詳しくは、例えば車両の停止中にエンジン1がアイドリング状態にあるとき、ECU26はエンジン1の運転モードのうち圧縮行程噴射モードを選択的に実行している。この後、発進加速のために運転者がアクセルペダル34を踏み込んで車速が所定値を超えたときは、ECU26は圧縮行程噴射モードを禁止して吸気行程噴射モードへの切り替えを実行する(モード切替手段)。モード制御ルーチンの実行により、車両の発進加速時にはストイキ空燃比にて高出力が得られ、車両の加速性能を向上することができる。
【0025】
図5は、上述したメイン制御ルーチン、EGR制御ルーチンおよびモード制御ルーチンの実行に伴う各種の信号や状態量の時間的な変化を表している。
例えば、ある時刻t0に車両が停止状態にあるとき、上述のようにECU26は圧縮行程噴射モードを選択し、その空燃比をリーンに設定してアイドリング時の燃料噴射制御を行う。このとき、ECU26はEGR制御ルーチンにおいてステップS13を実行し、EGR弁24をアイドリング時の規定開度G1に設定している。この規定開度G1において比較的大量の外部EGRが導入され、エンジン1のアイドリング(回転速度Ne0)中における排ガス特性が改善されている。なお、ブレーキスイッチはオンの状態であり、また、APS信号および車速信号の出力は何れも0である。
【0026】
車両の停止状態で、時刻t1にブレーキペダル36の踏み込み解除が検出されると、ECU26はEGR制御ルーチンのステップS15を実行してEGR弁24を規定開度G1から例えば開度G2に向けて減少させる(G1>G2)。なお、このブレーキ解除に伴い、車両のクリープ走行により時刻t1から車速が増加する。
【0027】
車両がクリープ走行を開始すると、メイン制御ルーチンではステップS1およびステップS2の判定が何れも成立しなくなり(No)、ECU26はステップS4に移行して発進前条件フラグをリセットする。この場合、EGR制御ルーチンではステップS11の判定が成立しなくなるため(No)、ECU26は次にステップS16に移行する。ステップS16では車速条件の判定が行われるが、クリープ走行時の車速では所定値を超えることがないように設定されており、それ故、ECU26はそのままEGR制御ルーチンをリターンする。
【0028】
この後、例えば時刻t2に運転者がアクセルペダル34を踏み込んでAPS信号が入力されると、ECU26は圧縮行程噴射モードから吸気行程噴射モードへのモード切替を実行し、空燃比をリーンからストイキに変更するべく制御する。具体的には、モード切替の時点(時刻t2)から空燃比を次第にリッチ化させるテーリング処理を行い、そのリッチ化限界に達した時点でストイキに切り替える。また、アクセルペダル34の踏み込みにより、時刻t2からエンジン1の回転速度が上昇し、車両が発進加速を開始する。
【0029】
車両が発進加速を開始すると、ECU26はEGR制御ルーチンのステップS16にて車速条件または運転モード条件を判定し、それぞれ車速が所定値を超えるか、または、吸気行程噴射(ストイキ)モードに切り替えられたと判定できる場合、ステップS13を実行してEGR弁24を規定開度G3に制御する。なお、規定開度G3はストイキ運転に適したEGR量を供給することができる値に設定されている。
【0030】
以上の実施例を挙げて説明したように、本発明の制御装置は車両の発進前条件を判定してEGR制御を行い、停止状態でブレーキ解除とともにEGR量を低減しているので、発進時のEGR弁24の動作応答遅れがなく、また、吸気マニホールド8内の残留EGRによる燃焼悪化の影響もない。
また、筒内噴射型のエンジン1において、車両発進時の運転モード切り替えに伴うEGR量の減少が速やかに行われるため、ストイキ空燃比での燃焼悪化を防止して良好な加速フィーリングを得ることができる。
【0031】
なお、実施例で挙げた各制御ルーチンは、例えば一つの制御ルーチンに統合することも可能である。また、個々の制御ルーチンにおける処理は適宜に書き替えが可能であり、その処理ステップの組み立てや制御内容は特に限定されるものではない。
その他、本発明の制御装置は筒内噴射型内燃機関だけでなく、吸気経路内噴射型の内燃機関に適用される実施形態をとることもできるし、図1に示した制御装置の具体的な構成は、その他の均等物や均等手段にて適宜に置き換えが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の車両用内燃機関の制御装置(請求項1)は、車両の発進加速性能を大きく向上し、良好な運転性能(ドライバビリティ)を実現する。
また、本発明の制御装置(請求項2)によれば、筒内噴射型内燃機関を好適に制御し、車両停止時の排ガス改善と発進時の加速性能向上とを同時にバランスよく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制御装置の概略図である。
【図2】制御装置において一実施例として実行されるメイン制御ルーチンのフローチャートである。
【図3】図2のメイン制御ルーチンと並行して実行されるEGR制御ルーチンのフローチャートである。
【図4】実施例において図3のEGR制御ルーチンと合わせて実行されるモード制御ルーチンのフローチャートである。
【図5】各種制御ルーチンの実行に伴う制御信号および状態量の時間的な変化を表すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 燃料噴射弁
8 吸気マニホールド(吸気管)
20 排気マニホールド
22 EGR管路(排ガス還流手段)
24 EGR弁(排ガス還流手段)
26 ECU(制御手段、噴射制御手段、モード切替手段)
30 アクセルポジションセンサ(加速操作検出手段)
32 ブレーキスイッチ(制動操作検出手段)
Claims (2)
- 駆動源として内燃機関を搭載した車両において、
車両の車速を検出する車速検出手段と、
運転者により操作される車両の制動装置に対する操作入力の状態を検出する制動操作検出手段と、
前記内燃機関がアイドル状態にあるか否かを検出するアイドルスイッチと、
内燃機関の排気経路から排ガスの一部を吸気管内に還流させる排ガス還流手段と、
前記車速検出手段により検出された車速に基づいて車両が停止状態にあると認められたときには、前記排ガス還流手段により吸気管内に排ガスを還流させ、前記停止状態において前記制動操作検出手段により前記操作入力の解除が検出され、且つ、前記アイドルスイッチにより前記内燃機関がアイドル状態にあると判定されたときには、前記排ガス還流手段による排ガスの還流量を低減させる制御手段と
を具備したことを特徴とする車両用内燃機関の制御装置。 - 内燃機関の筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁と、
前記燃料噴射弁により圧縮行程で希薄空燃比となる燃料を噴射する圧縮行程噴射モードおよび吸気行程で前記希薄空燃比よりも濃化側の空燃比となる燃料を噴射する吸気行程噴射モードの何れか一方を選択的に実行する噴射制御手段と、
運転者の車両に対する加速要求操作を検出する加速操作検出手段と、
前記制御手段により車両の停止状態で排ガスが還流されるとき、前記噴射制御手段にて前記圧縮行程噴射モードを選択させるとともに、この後、車両の停止状態で前記加速操作検出手段により運転者の加速要求操作が検出されたとき、前記噴射制御手段にて前記圧縮行程噴射モードから前記吸気行程噴射モードへの切り替えをなすモード切替手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用内燃機関の制御装置。
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