JP4125719B2 - 安全性を増したクイックコネクター - Google Patents

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Description

本発明は、単に他方に一方を挿入することによって一緒に結合される雄部分と雌部分を備えるクイックコネクターに関する。
圧力下の液体を含み且つクイックコネクターを利用する回路において、接続をロックするための確実なロッキング手段を使用することが望ましく、しばしば必要とされる。悪い接続は、第一に漏れの基となり第二に非接続のリスクとなり、そのために、最小の重大な結果は、圧力下の液体回路を含む機械が壊れる原因となり、もし上記機械が自動車であるならば、それは事故の原因となることになる(油圧ブレーキにおいて圧力がない、火事を招くかもしれないエンジン室への燃料漏れ、・・・)。
クイックコネクターの雌エレメントに雄エレメントを固定するためのたくさんの装置が存在する。実質的にこれらの全ては同じ原理で操作しており且つ同一である一般的手段を実行しており、エンドピースの半径方向表面(溝或いはカラー)と雌エレメントの半径方向表面(溝或いはカラーのようなもの)との間に介在される固定用部材からなっている。
固定用部材は手で挿入されるか或いは弾力性のあるリターン部材によってそのロッキング位置で保持され、エンドピースが挿入されつつある間は、そのリターン部材に反対してそれは引っ込められた位置に配置されることができる(移動により或いは変形させられることにより)。そのような装置は、特許文献FR2,705,430によって説明されている。
そのロッキング装置は、雌部分における雄部分の好ましいかみ合いについての十分な補償を提供していないということが見出される。雄部分は、カラーがリターン舌状部材に対抗して移動するためにリングを押し込むことを確実にするために十分に押されるが、しかし、カラーがリングを通り過ぎることを確実にするためには十分ではない、このように、弾力性のある舌状部材からのドライブの下でリングがカラーの背後でのロッキング位置を取ることを妨げている。この状況は、接続が正しく作られたという考えにミスリードされてしまうオペレータにとって明らかに見えることができない。結果として、ロッキング表示器が、ロッキングが実行されたということを表示するために、雄のエンドピースのカラー、即ち一般的にロッキングに関係される同様のカラーによって駆動されるロッキング表示器で、コネクターが正しくロックされたということを明らかにするためにそのようなコネクターに取り付けられている。
あるロッキング表示器は、また、ユーザーにより駆動されることによってロッキングを確認するための部材として行動する。
このようにして、もしロッキング表示器が動作されることができるならば、それはロッキングが達成されたという表示を構成し、そして同時に、カラーがロックから戻り方向に通過しないための付加的障害物を構成している。
反対に、もしロッキング表示器が動作されることができなければ、それから、雄部分は雌部分の中に十分遠くに押されることなくそしてカラーは固定部材を通過していない。
残念なことに、ロッキングを確認するためのこの表示器の駆動が、実際に、接続方向と反対の方向においてロックから戻る方向にエンドピースのカラーが押されるようにリードしてしまい、このように、接続のロッキングが確認されたという印象をユーザーに与えている間に接続をロックから解いてしまうということが見出された。このように、全てのこれらの防護物の意思に反してということが理解されるであろう、接続が正しくなされるために創造することが、そしてそのために組み立てラインに委ねられているコネクターの漏れテストを行うことさえも、まだ可能である。エンドピースと雌部分のガスケットとの間に存在する種々の摩擦力は、しばしば、一緒に組み立てられているコネクターの二つのロックされていない部分を漏れのない方法に保つために十分である。それらは、後になって且つ時宜を得ないやり方で、それを含んでいる機械が使用されている間に、コネクターが操業中にあるとき、分離する。
ロッキング表示器を伴ってさえも、それゆえに接続の質を見出すための信頼できる手段を備えた以上に概説したタイプのクイックコネクターを提供することが必要とされる。
この目的のために、本発明は、
段階的にされた内腔を有する雌部材(1)を備えるクイックコネクターであって、
前記雌部材(1)は、雄の管状エンドピース(7)の外側のカラー(14)を受け入れることができる大きい直径のセクション(13)を含んでおり、且つロッキングリング(15)と、ロッキング及びロッキング確認表示器(18)と、を含んでおり、
前記ロッキングリング(15)は、前記ロッキング及びロッキング確認表示器(18)と共に前記内腔に関して半径方向に移動可能であり、
前記リング(15)及び前記ロッキング確認表示器(18)は、前記管状エンドピース(7)を前記雌部材(1)に接続する時に前記カラー(14)が接触して通過する斜面(17、19)及びシリンダー状表面(20、21)を各々有し、
前記リング(15)は、前記カラー(14)が前記リング(15)の前記斜面(17)及び前記シリンダー状表面(20)を通過するとき、前記半径方向に外側へ移動し、前記リング(15)は、前記カラー(14)の通過が完了したとき、前記半径方向に内側へ移動して前記カラー(14)の背後に戻り、
前記雌部材は、さらに少なくとも一つのシーリングリング(10)を含み且つ前記カラー(14)に関して末端であるエンドピースの部分(7a)を受け入れることができる小さい直径のセクション(9)を有しており、
前記カラー(14)から測定される前記エンドピースの末端部分(7a)の長さ(L1)が、前記ロッキング表示器(18)と前記シーリングリング(10)との間の距離(L2)よりも大きくなく、前記距離(L2)は、前記表示器(18)及び前記カラー(14)が接続方向において最初に相互に接触することになるゾーン(S1)から測定されているクイックコネクター、を提供する
ロッキング及びロッキング確認表示器は、ロッキングリングの軸方向の厚さにおいてスライド可能に取り付けられており、且つ、それが雌部分の中に挿入されつつある間、エンドピースのカラーがスライドするのと反対方向に傾斜している斜面を備えたロッキングリングであるとして提供されている。本発明において、エンドピースの末端部は、カラーが丁度表示器の斜面と接触しているけれども、ガスケットには達していない。このようにして、そのとき、オペレータは、この表示器を押すことによって、オペレータが達成されたと信じるロッキングを確認する、しかし、ロッキングが達成されない結果においては、これは、エンドピースがもはやシーリングリングと接触できないところの位置に、エンドピースを雌部分から押し出すこととなる結果となる。それから、システム的調査の間、漏れが、接続が欠陥であるということを指示して認められるであろう。本発明のその他の特徴及び利点は、以下の種々の実施形態として与えられる説明から明らかである。
図1に示されているコネクターは、異なる直径の多数のセクションに更に分けられている雌部分1を備えている。第一セクション2は内側チャネル3と、ホース(図示されていない)に挿入するのに適当な、クリスマスツリー形状の歯の形をした外側手段4を提示している。この部分1の第二セクション5は、コネクターの雄部分を形成しているエンドピース7の鼻或いは末端部分7aを受け入れるための決められた直径の内腔6を有している。
第三セクション8は、シーリングを形成する二つのO―リング10を受け入れるための内腔6より大きい直径の内腔9と、それらを同じ場所に保持するためのインサート11とを有している。インサートの内側直径は実質的に内腔6の直径に等しい。最後に、雌部分は、エンドピース7が自由に通ることによってカラー14が支持されることを許容することを可能にするために、前出の内腔の直径よりもさらに大きい内側直径13の第四セクション12を有している。外側に向けて解放しているその端部で、雌部分1の第四セクション12は、エンドピースが正しく雌部分に挿入されるときに、エンドピースが引き抜かれることを防止するためのロックを含んでいる。このロックは、雌部分に半径方向にスライドするために取り付けられ且つリング15の内側の内腔の軸が内腔13の軸から離れて動くのに役立つ二つの弾力のあるタブ16を含んでいるリング15によって構成される。リング15の円錐形表面17は、挿入が連結方向において実行される際にリング15の軸と内腔13の軸が一直線に揃うようになるように、傾斜面を形成する。一度カラー14が内腔13に位置させられると、リング15は図1に見られるそのポジションに、しかし上記カラーの背後にリターンし、そしてこのようにしてエンドピースが抜け出るのに対抗する取り付け部(アバットメント)を構成する。
示されているコネクターは、更に、リング15の中でスライドすることができるロッキング及びロッキング確認表示器18を備えている。このロッキング表示器はリング15のような斜面19を含んでいるので、エンドピース7が挿入される際に、カラー14が通り過ぎてゆくように、リング15は下方に引っ込み、同時に、ロッキング表示器はリング15の向こう側に張り出すように上方へ移動させられる。カラー14は一度内腔13に達すると、リング15がそのタブ16の弾力性の効果の下でカラー14の背後に上昇し、同時にロッキング表示器18がリングに対して張り出している上体を継続して留めている。オペレータはそれから表示器18を押さなければならない、そしてもしそれがリング15の内側に障害無しで戻るように動くならば、それは連結が正しくロックされたということを確認している。反対に、もしカラー14がリング15を完全に通り過ぎなかったならば、それからそれは斜面19に沿ったどこかの位置に静止していることとなり、その場合において、オペレータが表示器18を押すとき、それはエンドピースを反対に動かす原因を生じてしまう。実際にはそれはまったくそのケースではないのに対して、オペレータは連結のロックが確認されたものと信じている。しかしながら、それがカップリングの雌部分に挿入されようとしている間の、シーリングリング10と、ロッキング表示器18の斜面19とカラー14との間の第一接触ゾーンS1との間の距離L2は、上記鼻7aの端部と上記端部に向かって面しているカラー14の側面14aとの間で計測されるエンドピースの鼻7aの距離L1よりわずかに大きいか或いは等しい、それゆえ、漏れのテストを行っている間にカップリングの二つの部分の間に漏れが生じている場合は、その連結は欠点があるということを示している。
示されているポジションにおいては、コネクターの雄部分及び雌部分の間に漏れが存在するので、長さL1は距離L2よりもわずか小さくなっている。それでもやはり、一度カラー14がロッキングリング15を正確に通り抜けたからにはシーリングが適切に存在する必要があるので、長さL1は距離L2よりもあまり短くなってはいけない。L1及びL2の意味を明確にするに際し、当然のこととして、まず第一に、エンドピースの端部7bにおける丸められた形状そしてまたガスケット10の形状に考慮がなされなければならない。事実、L1及びL2の各々は、カラーが斜面19とほとんど接触していないときは漏れがある或いは内在しているということを保証しているように、エンドピースとガスケットとの間における接触がないような一端部を有している。
円錐状表面17及び19の下流において、カラー14がリング15及び表示器18のシリンダー状表面20及び21とともに働き合っているということが気づかれるべきである。もし、カラーがこのレベルで静止することとなると、それから、L1とL2との間の差異によっては、シーリングが確実にされていたりされていなかったりする。このことは、大変よい問題ではなく、したがって、このような状況下で、オペレータが表示器18を動かす際に、それは押されることができない、そこでロッキングは確認されることができず、それによってオペレータを鼓舞して連結の質の改善をさせる。
本発明にしたがったクイックコネクターを示している唯一の図である縦断面図。

Claims (1)

  1. 段階的にされた内腔を有する雌部材(1)を備えるクイックコネクターであって、
    前記雌部材(1)は、雄の管状エンドピース(7)の外側のカラー(14)を受け入れることができる大きい直径のセクション(13)を含んでおり、且つロッキングリング(15)と、ロッキング及びロッキング確認表示器(18)と、を含んでおり、
    前記ロッキングリング(15)は、前記ロッキング及びロッキング確認表示器(18)と共に前記内腔に関して半径方向に移動可能であり、
    前記リング(15)及び前記ロッキング確認表示器(18)は、前記管状エンドピース(7)を前記雌部材(1)に接続する時に前記カラー(14)が接触して通過する斜面(17、19)及びシリンダー状表面(20、21)を各々有し、
    前記リング(15)は、前記カラー(14)が前記リング(15)の前記斜面(17)及び前記シリンダー状表面(20)を通過するとき、前記半径方向に外側へ移動し、前記リング(15)は、前記カラー(14)の通過が完了したとき、前記半径方向に内側へ移動して前記カラー(14)の背後に戻り、
    前記雌部材は、さらに少なくとも一つのシーリングリング(10)を含み且つ前記カラー(14)に関して末端であるエンドピースの部分(7a)を受け入れることができる小さい直径のセクション(9)を有しており、
    前記カラー(14)から測定される前記エンドピースの末端部分(7a)の長さ(L1)が、前記ロッキング表示器(18)と前記シーリングリング(10)との間の距離(L2)よりも大きくなく、前記距離(L2)は、前記表示器(18)及び前記カラー(14)が接続方向において最初に相互に接触することになるゾーン(S1)から測定されていることを特徴とするクイックコネクター。
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