JP4124556B2 - ディスク原盤の製造装置及びその方法 - Google Patents

ディスク原盤の製造装置及びその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に電子ビームを照射して光ディスク原盤を製造する製造装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD(Digital Video Disc 又は Digital Versatile Disc)等、大容量の画像・音声データ、デジタルデータを記録可能な種々の光ディスクが開発されている。例えば、直径12cmの光ディスクの記憶容量を30GB(Giga-Byte)に高密度化するような研究開発が進められている。
【0003】
しかしながら、従来の可視域や紫外域のレーザ光を用いた光ディスク原盤のカッティングにおいては、記録用レーザ光のスポット径によって記録分解能が制限される。そこで上記した光ディスクの高密度化を図るために、可視域や紫外域のレーザ光よりもスポット径が小さく、記録分解能の向上を図ることが可能な電子ビームを用いたディスク原盤製造装置によって光ディスク原盤のカッティング(電子ビーム露光)を行うことが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電子ビームを用いた光ディスク原盤製造装置において、高い記録分解能を得るためには、電子ビームを細く収束しなければならないが、この場合、電子ビームの速度が高速になる。一方、高速の電子ビームでは、電子線用レジスト層で吸収されずに通り抜けてしまうため、露光量が減少して分解能が低下するという問題があった。
【0005】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高密度光ディスクの製造を可能とする高精度な光ディスク原盤製造装置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるディスク原盤製造装置は、チャンバ内に設けられたターンテーブルに載置された基板に電子ビームを照射してディスク原盤を製造する製造装置であって、電子ビームを射出する電子ビーム射出手段と、電子ビームを収束せしめる電子ビーム収束手段と、電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電位を前記基板に印加する手段と、チャンバ内を排気して真空雰囲気を生成する真空雰囲気生成手段と、を有し、ターンテーブルは、載置された基板の外縁部に隣接する隣接部を有し、上記隣接部は上記真空雰囲気よりも低い所定の抵抗値を有することを特徴としている。
【0007】
また、本発明による光ディスク原盤製造装置は、チャンバ内に設けられたターンテーブルに載置された基板に電子ビームを照射して光ディスク原盤を製造する製造装置であって、電子ビームを射出する電子ビーム射出手段と、電子ビームを収束せしめる電子ビーム収束手段と、電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電位を基板に印加する手段と、チャンバ内を排気して真空雰囲気を生成する真空雰囲気生成手段と、真空雰囲気よりも低い所定の抵抗値を有し、ターンテーブルに載置された基板に隣接する隣接リングと、を有することを特徴としている。
【0008】
本発明によるディスク原盤の製造方法は、チャンバ内に設けられたターンテーブルに載置された基板に電子ビームを照射してディスク原盤を製造する方法であって、チャンバ内を真空に排気するステップと、ターンテーブルに載置された基板に電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電圧を印加するステップと、電子ビームを収束せしめて当該基板に照射するステップと、電子ビームの照射時において、基板から電子を排出するステップと、を有することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明に用いられる図において、実質的に等価な構成要素には同一の参照符を付している。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例である電子ビームを用いた光ディスク原盤製造装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
まず、かかる光ディスク原盤の製造工程の概要について以下に説明する。電子ビームは、大気雰囲気中では著しく減衰する特性を有していることから、真空雰囲気中で使用される。従って、電子銃や光ディスク原盤を作製するための基板を載置したターンテーブル等は真空雰囲気中に配される。
光ディスク原盤の製造には、例えば、シリコン(Si)基板が用いられる。シリコン基板は、その主面上に電子線用レジストが塗布される。電子線用レジストが塗布された基板は、光ディスク原盤製造装置内において、回転駆動されるとともに情報データ信号によって変調された電子ビームが照射され、ピット、グルーブなどの微小凹凸パターンの潜像が螺旋状に形成される。
【0011】
当該基板は、電子ビーム露光が終了した後、光ディスク原盤製造装置から取り出され、現像処理が施される。次に、パターニング及びレジスト除去の処理が行われ、基板上に微小な凹凸パターンが形成される。パターン形成された基板の主面には導電膜が形成され、電鋳処理が施されて光ディスク原盤(スタンパ)が製造される。
【0012】
図1に示すように、光ディスク原盤製造装置10は、真空チャンバ11、及び真空チャンバ11内に配された光ディスク基板を駆動する駆動装置、及び真空チャンバ11に取り付けられた電子光学系を含む電子ビーム射出ヘッド部40が設けられている。
光ディスク原盤用の光ディスク基板(以下、単にディスク基板と称する)15は、ターンテーブル16上に載置されている。ターンテーブル16は、ディスク基板15を回転駆動する回転駆動装置であるスピンドルモータ17によってディスク基板主面の垂直軸に関して回転駆動される。スピンドルモータ17は送りステージ(以下、単にステージと称する)18内に収容されている。ステージ18は、移動駆動装置である送りモータ19に結合され、スピンドルモータ17及びターンテーブル16をディスク基板15の主面と平行な面内の所定方向に移動することができるようになっている。ターンテーブル16は誘電体、例えば、セラミック等の材料からなり、ディスク基板15は後述する静電チャッキング機構によりターンテーブル16上に保持されている。
【0013】
また、真空チャンバ11には、ディスク基板15の主面の高さを検出するための光源22、光検出器23及び高さ検出部24が設けられている。光検出器23は、例えば、ポジションセンサやCCD(Charge Coupled Device)などを含み、光源22から射出され、ディスク基板15の表面で反射された光ビームを受光し、受光信号を高さ検出部24に供給する。高さ検出部24は、受光信号に基づいてディスク基板15の主面の高さを検出する。
【0014】
真空チャンバ11は、エアーダンパなどの防振台(図示しない)を介して設置され、外部からの振動の伝達が抑制されている。また、真空チャンバ11には、真空ポンプ28が接続されており、これによってチャンバ内を排気することによりチャンバ内部が所定圧力の真空雰囲気となるように設定されている。
また、スピンドルモータ17及び送りモータ19を制御するための駆動制御部30が設けられている。駆動制御部30は、光ディスク原盤製造装置10全体の制御をなすCPU25の制御の下で動作する。
【0015】
電子ビームを射出するための電子ビーム射出ヘッド部40には、電子銃41、収束レンズ42、ブランキング電極43、アパーチャ44,ビーム偏向電極45、フォーカス調整レンズ46、及び対物レンズ47がこの順で電子ビーム射出ヘッド部40内に配置されている。電子ビーム射出ヘッド部40は、電子銃筒48の先端に設けられた電子ビーム射出口49が真空チャンバ11内の空間に向けられ、真空チャンバ11の天井面に取り付けられている。また、電子ビーム射出口49はターンテーブル16上のディスク基板15の主面に近接した位置に対向して配置されている。
【0016】
電子銃41は、加速高圧電源51から供給される高電圧が印加される陰極(図示しない)により、例えば、数10KeVに加速された電子ビームを射出する。収束レンズ42は、射出された電子ビームを収束してアパーチャ44へと導く。ブランキング駆動部54は、記録制御部52からの信号に基づいて動作し、ブランキング電極43を制御して電子ビームのオン・オフ制御を行う。すなわち、ブランキング電極43間に電圧を印加して通過する電子ビームを大きく偏向させる。これにより、電子ビームはアパーチャ44の絞り孔に収束されない状態となって電子ビームがアパーチャ44を通過するのを阻止し、オフ状態とすることができる。
【0017】
ビーム偏向駆動部55は、CPU25からの制御信号に応答して、ビーム偏向電極45に電圧を印加して通過する電子ビームを偏向させる。これにより、ディスク基板15に対する電子ビームスポットの位置制御を行う。フォーカスレンズ駆動部56は、高さ検出部24からの検出信号に基づいてディスク基板15の主面に照射される電子ビームスポットのフォーカス調整を行う。
【0018】
前述のように、ディスク基板15のカッティング(電子ビーム露光)を行う際、ディスク基板15上に形成されたレジスト層に電子ビームが高速で入射すると、電子ビームがレジスト層を通り抜けてしまい、露光量が減少し、分解能が低下してしまう。そのため、本発明においては、ディスク基板15に電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電圧(−VR)(以下、リターディング電圧と称する)が印加される(以下の説明において、リターディング法と称する)。このリターディング電圧印加のために減速高電圧電源60が設けられている。具体的には、例えば、電子ビームの加速電圧が50kVのとき、リターディング電圧を−40kVとしている。なお、リターディング電圧の大きさは、電子ビームの加速電圧、レジスト層の感度特性及び光ディスク原盤に要求される分解能等に応じて適宜定めればよい。
【0019】
次に、図2及び図3を参照して、ディスク基板15へのリターディング電圧印加機構及びディスク基板15のチャッキング機構について詳細に説明する。
図2は、図1に示す光ディスク原盤製造装置のターンテーブル16及びステージ18の部分を模式的に示す断面図である。上記したように、ターンテーブル16はセラミック基板からなり、当該セラミック基板内には、静電分極を生起させるための導体からなるチャッキング電極21が設けられている。チャッキング電極21には高電圧電源(図示しない)が接続され、この高電圧電源からチャッキング電極21に正の直流電圧(−VR+VC)(以下、チャッキング電圧と称する)が印加される(すなわち、ディスク基板15の電位に対して正の所定電位差を有するように印加される)ことによりセラミック基板に静電分極が生起し、これによって吸着力を発揮せしめるものである。すなわち、直流電圧(−VR+VC)の印加によって誘電体(セラミック基板)に吸着力を発揮させて、ディスク基板15を吸着保持している。
【0020】
また、電子ビーム露光時において、ディスク基板15にリターディング電圧(−VR)を印加し、ディスク基板15に入射する電子ビームの電子線を減速するように構成されている。図3は、ターンテーブル16の中央部(図2のA部)の構成を模式的に示す断面図である。リターディング電圧(−VR)は、導電体で形成された導電部26Aを介してディスク基板15に印加される。導電部26Aは、バネ等の弾性部材26Bで付勢されており、ターンテーブル16に載置されたディスク基板15に導電部26Aが圧着されることによってリターディング電圧がディスク基板15に印加される。導電部26Aの先端部は滑らかな凸面形状に形成されており、ターンテーブル16の回転時においてもディスク基板15に常に接触してリターディング電圧が印加される構成を有している。
【0021】
また、ディスク基板15のチャッキング保持のため、電極21にはチャッキング電圧が供給される導電部27A、27Bが接続されている。
従って、本発明によれば、電子ビーム露光時において電子線を減速せしめる電圧がディスク基板15に印加されるので、分解能の低下を回避し、高精度な露光を行うことができる。
[第2の実施例]
図4は、本発明の第2の実施例である光ディスク原盤製造装置のターンテーブル16の平面図である。また、図5は、ターンテーブル16の外周部(図4のB部)を拡大した断面図である。なお、ターンテーブル16上にディスク基板15が載置された場合について示している。他の構成は、前述の第1の実施例の場合と同様である。
【0022】
上記したように、電子ビーム露光時のリターディング法においては、真空雰囲気中においてディスク基板15に負の高電圧が印加されるため、ディスク基板15から電子が放出されやすい。かかる電子の放出はレジストの露光に悪影響を生じせしめる場合がある。
図4及び図5に示すように、ターンテーブル16は、載置されたディスク基板15よりも突き出た外周部16Bを有する。外周部16Bはリング形状を有し、電子ビーム露光時の真空雰囲気よりも低い抵抗値を有する材料、例えば、セラミックでできており、絶縁物である接着剤によってターンテーブル16本体に接着されている。すなわち、図5に示すように、接着部16C(一点鎖線で示す)において接着されている。また、外周部16Bは滑らかな凸面形状を有し、かつディスク基板15の外縁部に隣接する領域は、載置されたディスク基板15の主面と実質的に同一高さ(高さ:H)となるような平坦面16Aを有している。すなわち、ディスク基板15が載置されたときにディスク基板15の主面と平坦面16Aは実質的に同一平面となる。さらに、平坦面16Aは、ディスク基板15の半径方向に所定の幅(W)を有し、電子ビーム露光時に生じる電界が平坦になるように形成されている。
【0023】
上記した外周部16Bを構成するセラミックは絶縁体であるが、有限の抵抗値を有する。従って、電子ビーム露光時においては、ディスク基板15から電子が外周部16Bを流れ、真空雰囲気中に放出され難くなる。これによって、ディスク基板15から真空雰囲気中への電子のリークが抑制され、電子ビーム露光を安定化することができ、高精度な露光を行うことができる。
【0024】
なお、外周部16Bは、ターンテーブル16本体に接着された場合を例に説明したが、ターンテーブル16自体がかかる外周部を有する形状として製作されていてもよい。
[第3の実施例]
図6は、本発明の第3の実施例であるリング状部材を示す断面図である。本実施例においては、上記した第2の実施例におけるターンテーブル16の外周部16Bが個別の円環形状のリング状部材61として構成されている。リング状部材61は、バネ等の弾性部62及び抑えリング63により保持されており、ディスク基板15の搬送トレイを兼ねるように構成されている。すなわち、図7に示すように、電子ビーム露光時において、リング状部材61は、エアースピンドルモータ17の回転部17Aに載置され、ディスク基板15を載置した状態でターンテーブル16に静電チャッキング機構により吸着保持され、ディスク基板15と共に回転する。なお、回転部17Aとターンテーブル16との間にはリターディング電圧とスピンドルモータ17とを電気的に絶縁するための絶縁部17Bが設けられている。電子ビーム露光時において、リング状部材61の平坦面61Aはディスク基板15とほぼ同一平面となり、電子のリークを抑制して電子ビーム露光を安定化する。
【0025】
第2の実施例と同様に、リング状部材61は、ディスク基板15とほぼ同一平面となる平坦面61Aを有している。また、リング状部材61は真空雰囲気よりも低い所定の抵抗値を有する材料で形成され、滑らかな凸面形状を有している。なお、上記保持機構を有するリング状部材61をターンテーブル16側に設け、ディスク基板15のみを搬送するように構成してもよい。
【0026】
また、本実施例の改変例を図8に示す。リング状部材61は、ステージ18上に設けられたアクチュエータ29に保持されている。リング状部材61は、電子ビーム露光を行う際には、アクチュエータ29によってディスク基板15の外周端に近接した位置に搬送される。このとき、リング状部材61の平坦面61Aはディスク基板15とほぼ同一平面となる。
【0027】
さらに、リング状部材61は上記したような形状及び配置に限らず、電子ビーム露光時において、真空雰囲気中への電子のリークを抑制可能な構成であればよい。例えば、図9に示すように、電子ビーム露光時に生じる電界が平坦になるような形状に形成され、ディスク基板15の外周部の一部を覆うように近接する構成であってもよい。また、図10に示すように、外周部が滑らかな凸面形状を有し、ディスク基板15の外周部の一部に近接する構成であってもよい。
【0028】
上記した種々の実施例において、リターディング法を用いた場合に、電子ビーム露光を安定化することができ、高精度な露光を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
上記したことから明らかなように、本発明によれば、電子ビーム露光における分解能の低下を回避し、高精度な光ディスク原盤を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である電子ビームを用いた光ディスク原盤製造装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す光ディスク原盤製造装置のターンテーブル及びステージの部分を模式的に示す断面図である。
【図3】ターンテーブルの中央部(図2のA部)の構成を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例である光ディスク原盤製造装置のターンテーブルの平面図である。
【図5】ターンテーブルの外周部(図4のB部)を拡大した断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例であるリング状部材の断面図である。
【図7】スピンドルモータ17の回転部上に載置されたリング状部材を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例の改変例を示し、ステージ上に設けられたアクチュエータに保持され、電子ビーム露光時にアクチュエータによってディスク基板の外周端に近接した位置に搬送されるリング状部材を示す断面図である。
【図9】第3実施例の他の改変例を示す断面図である。
【図10】第3実施例の他の改変例を示す断面図である。
【主要部分の符号の説明】
10 光ディスク原盤製造装置
11 真空チャンバ
15 光ディスク基板
16 ターンテーブル
16A 平坦面
16B 外周部
17 スピンドルモータ
18 ステージ
19 送りモータ
21 チャッキング電極
25 CPU
29 アクチュエータ
30 駆動制御部
40 電子ビーム射出ヘッド部
60 減速高電圧電源
61 リング状部材
61A 平坦面

Claims (9)

  1. チャンバ内に設けられたターンテーブルに載置された基板に電子ビームを照射してディスク原盤を製造する製造装置であって、
    前記電子ビームを射出する電子ビーム射出手段と、
    前記電子ビームを収束せしめる電子ビーム収束手段と、
    前記電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電位を前記基板に印加する手段と、
    前記チャンバ内を排気して真空雰囲気を生成する真空雰囲気生成手段と、を有し、
    前記ターンテーブルは、前記載置された基板の外縁部に隣接する隣接部を有し、前記隣接部は前記真空雰囲気よりも低い所定の抵抗値を有することを特徴とする製造装置。
  2. 前記隣接部は、前記載置された基板の主面と実質的に同一高さの平坦面を有することを特徴とする請求項2記載の製造装置。
  3. 前記ターンテーブルの外周部は滑らかな凸面形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の製造装置。
  4. チャンバ内に設けられたターンテーブルに載置された基板に電子ビームを照射してディスク原盤を製造する製造装置であって、
    前記電子ビームを射出する電子ビーム射出手段と、
    前記電子ビームを収束せしめる電子ビーム収束手段と、
    前記電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電位を前記基板に印加する手段と、
    前記チャンバ内を排気して真空雰囲気を生成する真空雰囲気生成手段と、
    前記真空雰囲気よりも低い所定の抵抗値を有し、前記ターンテーブルに載置された基板に隣接する隣接リングと、を有することを特徴とする製造装置。
  5. 前記隣接リングは、前記載置された基板の主面と実質的に同一高さの平坦面を有することを特徴とする請求項4記載の製造装置。
  6. 前記隣接リングの外周部は滑らかな凸面形状を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の製造装置。
  7. 前記隣接リングを前記基板に隣接する位置に搬送する搬送手段を有することを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1に記載の製造装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1に記載の製造装置により製造されたディスク原盤。
  9. チャンバ内に設けられたターンテーブルに載置された基板に電子ビームを照射してディスク原盤を製造する方法であって、
    前記チャンバ内を真空に排気するステップと、
    前記ターンテーブルに載置された基板に前記電子ビームの電子線を減速せしめる大きさの負電圧を印加するステップと、
    前記電子ビームを収束せしめて当該基板に照射するステップと、
    前記電子ビームの照射時において、前記基板から電子を排出するステップと、を有し、
    前記排出するステップは、前記基板の外縁部に隣接するとともに前記真空雰囲気よりも低い所定の抵抗値を有する前記ターンテーブルの隣接部を介して前記基板から電子を排出することを特徴とする方法。
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