JP4123134B2 - レーザ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザの発光量を所定の値に保つレーザ駆動装置に関する。
従来、この種のレーザーダイオード保護回路としては、光量検出用ダイオード101から得られるレーザダイオード102より出力された光ビームの光量に応じた検出信号により、レーザー出力制御回路103が、レーザーダイオード102に駆動電流を供給する駆動用トランジスター104の動作を制御することによって、レーザーダイオード102から出力される光ビームの光量を一定にするように構成された回路において、光量検出用ダイオード101からの前記検出信号が、例えば配線パターンの短絡やコネクタの接触不良が発生してレーザー出力制御回路103に入力されなくなったとき、制御トランジスター105を導通状態にさせることによって、レーザーダイオード102に駆動電流を供給する駆動用トランジスター104のバイアスを非導通方向へ変化させて、レーザーダイオード102に過大な電流が流れてレーザーダイオード102が破壊されることを防ぐものが提供されている(特許文献1)。
特開平8−330656号公報(第1図)
上述のレーザーダイオード保護回路は、配線パターンの短絡やコネクタの接触不良等の事故が起きて、光量検出用ダイオード101から検出信号が得られない場合に、上述のように駆動用トランジスター104を非導通としてレーザーダイオード102の駆動電流の流れを遮断することで、レーザーダイオード102を駆動電流の過剰供給から保護する。
しかし、光量検出用ダイオード101から検出信号が得られない場合に、駆動電流の流れを遮断することとしたのでは、電源投入直後のレーザーダイオード102の発光前も、光量検出用ダイオード101から検出信号が得られないために、上記の保護回路の動作対象となる。
かかる場合に、上述の保護回路が動作すると、配線パターンの短絡やコレクタの接触不良等の事故が起きていないにもかかわらず、レーザーダイオード102の駆動電流の流れを遮断してしまい、レーザーダイオード102を発光させることができなくなる。
そのため、このようなレーザーダイオード保護回路は、電源投入時の初期動作において、上記のような誤動作をしないように動作設定されるが、この動作設定は複雑であるため、初期動作が不安定で、動作の確実性に欠けるという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、電源投入時に確実に発光素子を動作でき、かつ、断線等が起きた場合に発光素子を保護することができるレーザ駆動装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明では、レーザ用発光素子、及びこのレーザ用発光素子の発光を受光して発光量に応じた電流を出力する受光素子とからなる半導体レーザブロックと、前記レーザ用発光素子と直列に接続され、前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流を通電する第1のパワー素子、及び前記受光素子からの電流を電圧に変換する電流―電圧変換部、並びにこの電流―電圧変換部で変換された電圧と予め規定された基準電圧とが一致するように、前記第1のパワー素子を制御する制御信号を出力する光量制御素子部とから構成されたレーザ駆動制御回路ブロックと、前記第1のパワー素子と直列に接続され、前記第1のパワー素子を経た前記動作電流の通電をオン・オフする第2のパワー素子、及び前記電流―電圧変換部で変換された電圧と、前記受光素子から出力される電流の通電路が断線しているか否かの判断基準となる最小モニター電圧とを比較し、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が前記最小モニター電圧未満であるときに、前記第2のパワー素子をオフさせる出力停止信号を出力する比較部とから構成されたモニター電圧監視回路ブロックと、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が前記最小モニター電圧以上となるように前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部とを備えていることを特徴とするレーザ駆動装置とした。
請求項1の発明によれば、レーザ用発光素子の発光量に応じて受光素子により得られる電流を電流―電圧変換部で変換して得られる電圧と、最小モニター電圧を比較して、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が最小モニター電圧未満であるときに、前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流の流れを遮断するモニター電圧監視回路ブロックを備えているので、断線などが生じた時に、光量制御素子部が前記レーザ用発光素子の発光量を大きくしようすることで生じる前記レーザ用発光素子の出力過大を防ぐことができる。また、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が前記最小モニター電圧以上となるように前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部を備えているので、電源をオンにした直後に、上述のモニター電圧監視回路ブロックの機能が作動してしまっても前記レーザ用発光素子を点灯できる。
請求項2の発明では、請求項1の発明の構成に加えて、前記回路部と前記レーザ駆動制御回路ブロックは同一の電源により駆動され、前記回路部は、前記レーザ用発光素子が発光するまでの間、前記レーザ駆動制御回路ブロックとともに動作することを特徴とするレーザ駆動装置とした。
請求項2の発明によれば、電流―電圧変換部で変換された電圧が最小モニター電圧以上となるようにレーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部を、前記レーザ用発光素子が発光するまでの間、レーザ駆動制御回路ブロックとともに動作するようにしたので、上記の請求項1の発明の効果に加えて、省電力化を図ることができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の構成に加えて、前記回路部は、少なくとも前記第2のパワー素子に並列に接続され、前記動作電流をバイパスするバイパス回路からなることを特徴とするレーザ駆動装置とした。
請求項3の発明によれば、電流―電圧変換部で変換された電圧が最小モニター電圧以上となるようにレーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部を、少なくとも前記第2のパワー素子に並列に接続し、前記動作電流をバイパスするバイパス回路とすることで、請求項1の発明の効果とほぼ同様の効果を奏することができる。
請求項4の発明では、請求項1の発明の構成に加えて、前記回路部は、電源投入から一定時間前記第2のパワー素子をオンする強制オン回路と前記第2のパワー素子とからなることを特徴とするレーザ駆動装置とした。
請求項4の発明によれば、電流―電圧変換部で変換された電圧が最小モニター電圧以上となるようにレーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部を、電源投入から一定時間、第2のパワー素子をオンする強制オン回路と前記第2のパワー素子とから構成したので、請求項1の発明の効果とほぼ同様の効果を奏することができる。
レーザ用発光素子の発光量に応じて受光素子により得られる電流を電流―電圧変換部で変換して得られる電圧と、最小モニター電圧を比較して、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が最小モニター電圧未満であるときに、前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流の流れを遮断するモニター電圧監視回路ブロックを備えているので、断線などが生じた時に、光量制御素子部が前記レーザ用発光素子の発光量を大きくしようすることで生じる前記レーザ用発光素子の出力過大を防ぐことができる。また、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が前記最小モニター電圧以上となるように前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部を備えているので、電源をオンにした直後に、上述のモニター電圧監視回路ブロックの機能が作動してしまっても前記レーザ用発光素子を点灯できる。
本発明のレーザ駆動装置は、図1に示すように、主に、半導体レーザブロックAと、第1のパワー素子1及び光量制御素子部2並びに電流―電圧変換部3からなるレーザ駆動制御回路ブロックBと、第2のパワー素子4及び比較部5とからなるモニター電圧監視回路ブロックCと、半導体レーザブロックAを確実に動作させるための回路部(図示せず)とから構成してある。
半導体レーザブロックAは、レーザ用発光素子、及びこのレーザ用発光素子の発光を受光して発光量に応じた電流を出力する受光素子とを有し、このレーザ用発光素子を発光させるとともに発光量を変化させる動作電流I1は、第1のパワー素子1及び第2のパワー素子4からなる直列回路に通電される。また、前記受光素子から出力される電流であるモニター電流I2は、電流―電圧変換部3により電圧に変換されてモニター電圧Vmoとされる。光量制御素子部2は、予め規定された基準電圧Vstに上記のモニター電圧Vmoが一致するように、第1のパワー素子1を制御して動作電流I1の通電量を変化する制御信号S1を出力する。
このとき、比較部5は、モニター電流I2の通電路が断線しているか否かの判断基準として設定された最小モニター電圧Vminと、モニター電圧Vmoとを比較し、モニター電圧Vmoが最小モニター電圧Vmin未満であれば、第2のパワー素子4を制御して動作電流I1の通電を遮断する出力停止信号S2を出力する。以上により、モニター電流I2の通電路において断線が生じた場合、動作電流I1の通電路を遮断するという動作を示す。
これにより、モニター電流I2の通電路で断線し、モニター電圧Vmoが0になってしまった場合に、光量制御素子部2がモニター電圧Vmoを上昇させるために第1のパワー素子1に動作電流I1の通電量を増加させる指示をすることで、半導体レーザブロックAから出力されるレーザが出力過多になってしまうという不具合を防止できる。
以下に、図2〜図8を用いて、上記レーザ駆動装置の各実施形態について説明する。
(実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1のレーザ駆動装置の回路図を示している。半導体レーザブロックAは、レーザ用発光素子であるレーザダイオード6と、受光素子であるフォトダイオード7とから構成され、レーザダイオード6のアノードとフォトダイオード7のカソードとをともに電源Vccに接続されている。
レーザダイオード6のカソードは、ともにパワートランジスタからなる第1、第2のパワー素子1、4からなる直列回路を介してグランドに接続されている。この直列回路には、レーザダイオード6の動作電流I1をバイパスする抵抗R5からなるバイパス回路が形成されている。
フォトダイオード7のアノードは、電流―電圧変換部3を構成する抵抗R8を介してグランドに接続されている。また、フォトダイオード7と抵抗R8間は、オペアンプからなる光量制御素子部2の一方の入力部、及びコンパレータからなる比較部5の一方の入力部と接続されている。
光量制御素子部2の他方の入力部は、後述する基準電圧回路8の抵抗R3、R7間に接続され、光量制御素子部2の出力部は、抵抗R4を介して第1のパワー素子1のベースと接続されている。前記基準電圧回路8は、基準電源Vを可変抵抗VR、及び抵抗R3、R7からなる直列回路を介してグランドに接続することで形成され、可変抵抗VR、及び抵抗R3、R7を用いて基準電源Vを分圧することで、抵抗R3、R7間において基準電圧Vstを生成している。
比較部5の他方の入力部は、電源Vccをグランドに接続する抵抗R2、R6からなる直列回路の抵抗R2、R6間に接続され、比較部5の出力部は、電源Vccを第2のパワー素子4のベースに接続する抵抗R1、R9からなる直列回路の抵抗R1、R9間に接続されている。また、抵抗R2、R6からなる直列回路は、電源Vccを分圧し、抵抗R2、R6間に最小モニター電圧Vminを生成している。
上記のように本実施形態のレーザ駆動装置は構成されており、以下、図3に示すタイミングチャートを用いてその動作について説明する。
電源Vccがオンされると、レーザダイオード6を発光させる動作電流I1が流れはじめ、その電流値が図3(a)に示すように上昇し、やがてレーザダイオード6は発光する。フォトダイオード7は、この発光を受光して発光量に応じた電流であるモニター電流I2を出力する。出力されたモニター電流I2は、電流―電圧変換部3によりモニター電圧Vmoに変換されて、光量制御素子部2及び比較部5に入力される。
光量制御素子部2は、上述のように生成され予め規定された基準電圧Vstとモニター電圧Vmoとが一致するように、第1のパワー素子1を通電する動作電流I1の通電量を制御する制御信号S1を出力し、制御信号S1を第1のパワー素子1のベースに通電する。やがて動作電流I1は図3(a)に示すようにやがて一定となり、これによりモニター電圧Vmoを図3(b)に示すように予め規定された基準電圧Vstと一致させることができる。
また、比較部5は、上述のように生成されモニター電流I2の通電路が断線しているか否かの判断基準となる最小モニター電圧Vminとモニター電圧Vmoを比較し、モニター電圧Vmoが最小モニター電圧Vmin未満となったときに、第2のパワー素子4上を通電している動作電流I1の流れを遮断すべく、図3(c)に示すようなLレベルの制御信号Scである出力停止信号S2を出力し、出力停止信号S2を第2のパワー素子4のベ−スに通電する。
この動作は、本来、後述するモニター電流I2の通電路に断線が生じた場合にのみ行なわれるべきであるが、電源Vcc投入直後は、レーザダイオード6の発光量が少なく、図3(b)に示す時刻t1以前では、モニター電圧Vmoが最小モニター電圧Vminを下回ってしまうため、図3(c)に示す出力停止信号S2が出力されてしまう。これにより、第2のパワー素子4は動作電流I1の通電を遮断してしまい、そのため動作電流I1がレーザダイオード6を通電しなくなり、レーザダイオード6は発光することができなくなる。
そこで、本実施形態においては、上記回路部をレーザダイオード6に動作電流I1をバイパスするバイパス回路から構成し、上述のように接続してある。このバイパス回路に設けられている抵抗R5は、モニター電圧Vmoが少なくとも最小モニター電圧Vmin以上となる動作電流I1が通電できる抵抗値に設定されている。そのため、上記のように比較部5から出力停止信号S2が出力されていても、レーザダイオード6を少なくとも最小モニター電圧Vmin以上の発光量となるように発光させることができる。
本実施形態のレーザ駆動装置は、上述のように、特に異常がなければレーザ駆動制御回路ブロックBにより、半導体レーザブロックAから出力されるレーザの発光量を一定に保つという効果を奏する。
次に、上述のモニター電流I2の通電路が断線した場合の動作について図4に示すタイミングチャートを用いて説明する。図4(a)は動作電流I1のタイミングチャートを、(b)はモニター電圧Vmoのタイミングチャートを、(c)は比較部5から出力される制御信号Scのタイミングチャートを示している。また、図4に示す時刻t2は断線が生じた時刻である。
断線が生じた時刻t2より前では、図4(b)に示すようにモニター電圧Vmoは最小モニター電圧Vminを上回り、比較部5からは図4(c)に示すHレベルの制御信号Scが出力され、動作電流I1は、図4(a)に示すように光量制御素子部2により決められた値で流れている。この後、時刻t2となると、断線が生じたために、図4(b)に示すようにモニター電圧Vmoが急激に減少して最小モニター電圧Vminを下回り、それに伴って比較部5からはLレベルの制御信号Scである出力停止信号S2が出力され、この出力停止信号S2に従って第2のパワー素子4は動作電流I1の通電を遮断し、動作電流I1は上述のバイパス回路のみを通過することとなり、図4(a)に示すように減少することになる。
本実施形態によれば、レーザダイオード6から発光するレーザの発光量をフォトダイオード7でモニター電流I2として検出し、抵抗R8を用いてモニター電流I2をモニター電圧Vmoに変換し、このモニター電圧Vmoと最小モニター電圧Vminとを比較してモニター電力Vmoが最小モニター電圧Vminを下回ったときに、動作電流I1の流れを遮断して、レーザダイオード6の発光量を抵抗R5による非常に低い発光量まで低下させることができる。そのため、断線などが生じた時に、光量制御素子部2がレーザダイオード6の発光量を大きくしようすることで生じるレーザダイオード6の出力過大を防ぐことができる。
また、レーザダイオード6に、両パワー素子1、4からなる直列回路の他に抵抗R5を有するバイパス回路を接続したので、電源Vccをオンにした直後に、上述のモニター電圧監視回路ブロックCの機能が作動してしまってもレーザダイオード6を点灯できる。この場合、電源Vccがオンであれば、レーザダイオード6は常に点灯することとなるが、抵抗R5はレーザダイオード6に最小モニター電圧Vminを上回る程度の動作電流I1しか流れないように抵抗値を設定してあるため、レーザダイオード6は非常に低い光量で点灯することになる。そのため、上述のレーザ駆動回路制御ブロックBの動作にはほとんど影響しない。
(実施形態2)
上述の実施形態1においては、抵抗R5を、レーザダイオード6と接続される両パワー素子1、4からなる直列回路に並行するバイパス回路上に配設したが、本実施形態では、図5に示すように、第2のパワー素子4にのみ並行するバイパス回路上に配設したことに特徴があり、その他の構成は上述の実施形態1と同様なので説明を省略する。
ここで、第2のパワー素子4が、出力停止信号S2により動作電流I1の流れを遮断している状態のときの動作電流I1と基準電圧Vstの関係について図6を用いて説明する。図6(a)は、基準電圧Vstのタイミングチャートであり、図6(b)は動作電流I1のタイミングチャートである。
動作電流I1と基準電圧Vstは、例えば図6に示す時刻t3で基準電源Vがオフすると共に減少しはじめ、時刻t4で共に0となる。時刻t4において基準電源Vをオンすると、動作電流I1と基準電圧Vstは共に増加しはじめ、時刻t5において減少前の値に戻るという挙動を示す。すなわち、基準電源Vをオフして基準電圧Vstを0Vにすることで第1のパワー素子1をオフ状態することができる。これにより動作電流I1の通電を遮断することができる。
本実施形態によれば、上述の実施形態1の効果に加えて次の効果を奏することができる。すなわち、上述の実施形態1において、抵抗R5を有するバイパス回路を両パワー素子1、4に並行してレーザダイオード6に接続しているため、電源Vccがオンであれば常に点灯していたレーザダイオード6を、本実施形態では、抵抗R5を有するバイパス回路を第2のパワー素子4にのみ並行してレーザダイオード6に接続しているので、上述のように基準電圧Vstを0Vにして第1のパワー素子1をオフ状態とすることで、レーザダイオード6に動作電流I1の流れを遮断してレーザダイオード6を消灯でき、消費電流を抑えることができる。これにより、電源Vccをオンするとともにレーザダイオード6を点灯させることができるだけでなく、電源Vccをオンした後に、点灯させずに消灯して待機状態としたレーザダイオード6を任意に点灯させることができる。
(実施形態3)
本実施形態では、上述の実施形態1に記載の抵抗R5を有するバイパス回路の代わりに、図7に示すように、コンデンサ10及び抵抗R5からなる時定数回路で構成された強制オン回路9を電源Vccと第2のパワー素子4のベースとの間に接続し、この強制オン回路9及び第2のパワー素子4とで、モニター電圧Vmoが最小モニター電圧Vmin以上となるようにレーザダイオード6を発光させる動作電流I1を流す回路部を構成している。その他の構成については、上述の実施形態1とほぼ同様なので説明を省略する。
次に図8を用いて、本実施形態のレーザ駆動装置の動作について説明する。図8(a)は第2のパワー素子4のベースに与えられるベース電圧Vbのタイミングチャート、(b)はモニター電圧Vmoのタイミングチャート、(c)は比較部5から出力される制御信号Scのタイミングチャートを示している。
電源Vccがオンにされた直後において、図8(b)に示すように、モニター電圧Vmoは最小モニター電圧Vminを下回っているため、制御信号Scは図8(c)に示すようにLレベルである。そのため、上述の実施形態1では第2のパワー素子4は、ベースに電圧が印加されずオフ状態となるが、本実施形態では、強制オン回路9を設けたために電源Vccからの電圧が第2のパワー素子4のベースに印加されることとなり、図8(a)に示すように、ベース電圧Vbは上昇し、動作電流I1を通電できる。このようにしてレーザダイオード6は点灯し、やがて図8(b)に示すように、時刻t6においてモニター電圧Vmoが最小モニター電圧Vminを上回り、時刻t7で制御信号Scは、図8(c)に示すようにHレベルとなり、第2のパワー素子4をオン状態に保持するようになる。また、ベース電圧Vbは時刻t6直前でピークを示した後、時刻t7になるまでの間、図8(a)に示すように減少しているが、これは強制オン回路9に備えられたコンデンサ10が充電されていくからである。
本実施形態によれば、比較部5からLレベルの制御信号Scである出力停止信号S2が出力されていても、電源Vcc投入から一定時間に亘り第2のパワー素子4をオンする強制オン回路9を設けたので、上述の実施形態1及び2とほぼ同様の効果を奏することができる。
本発明のレーザ駆動装置のブロック図である。 本発明の実施形態1のレーザ駆動装置の回路図である。 (a)は、動作電流I1のタイミングチャートであり、(b)は、モニター電圧Vmoのタイミングチャートであり、(c)は、制御信号Scのタイミングチャートである。 (a)は、動作電流I1のタイミングチャートであり、(b)は、モニター電圧Vmoのタイミングチャートであり、(c)は、制御信号Scのタイミングチャートである。 本発明の実施形態2のレーザ駆動装置の回路図である。 (a)は、基準電圧Vstのタイミングチャートであり、(b)は動作電流I1のタイミングチャートである。 本発明の実施形態3のレーザ駆動装置の回路図である。 (a)は、第2のパワー素子のベース電圧Vbのタイミングチャートであり、(b)は、モニター電圧Vmoのタイミングチャートであり、(c)は、制御信号Scのタイミングチャートである。 従来のレーザー駆動装置の回路図である。
符号の説明
1 第1のパワー素子
2 光量制御素子部
3 電流―電圧変換部
4 第2のパワー素子
5 比較部
A 半導体レーザブロック
B レーザ駆動制御回路ブロック
C モニター電圧監視回路ブロック
I1 動作電流
I2 モニター電流
S1 制御信号
S2 出力停止信号
Vst 基準電圧
Vmo モニター電圧
Vmin 最小モニター電圧

Claims (4)

  1. レーザ用発光素子、及びこのレーザ用発光素子の発光を受光して発光量に応じた電流を出力する受光素子とからなる半導体レーザブロックと、前記レーザ用発光素子と直列に接続され、前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流を通電する第1のパワー素子、及び前記受光素子からの電流を電圧に変換する電流―電圧変換部、並びにこの電流―電圧変換部で変換された電圧と予め規定された基準電圧とが一致するように、前記第1のパワー素子を制御する制御信号を出力する光量制御素子部とから構成されたレーザ駆動制御回路ブロックと、前記第1のパワー素子と直列に接続され、前記第1のパワー素子を経た前記動作電流の通電をオン・オフする第2のパワー素子、及び前記電流―電圧変換部で変換された電圧と、前記受光素子から出力される電流の通電路が断線しているか否かの判断基準となる最小モニター電圧とを比較し、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が前記最小モニター電圧未満であるときに、前記第2のパワー素子をオフさせる出力停止信号を出力する比較部とから構成されたモニター電圧監視回路ブロックと、前記電流―電圧変換部で変換された電圧が前記最小モニター電圧以上となるように前記レーザ用発光素子を発光させる動作電流を流す回路部とを備えていることを特徴とするレーザ駆動装置。
  2. 前記回路部と前記レーザ駆動制御回路ブロックは同一の電源により駆動され、前記回路部は、前記レーザ用発光素子が発光するまでの間、前記レーザ駆動制御回路ブロックとともに動作することを特徴とする請求項1記載のレーザ駆動装置。
  3. 前記回路部は、少なくとも前記第2のパワー素子に並列に接続され、前記動作電流をバイパスするバイパス回路からなることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ駆動装置。
  4. 前記回路部は、電源投入から一定時間前記第2のパワー素子をオンする強制オン回路と前記第2のパワー素子とからなることを特徴とする請求項1記載のレーザ駆動装置。
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