JP4122871B2 - Method for producing boron phosphide layer and boron phosphide-based semiconductor device - Google Patents

Method for producing boron phosphide layer and boron phosphide-based semiconductor device Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電界効果型トランジスタ(FET)を構成するに際し、動作電流の漏洩を遮断するなどに有効に利用でき、或いは、発光ダイオード(LED)等の発光素子を構成するに際し、電流阻止層等として好適に利用できる、高抵抗のリン化硼素層を気相成長手段に依り製造するための新規な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気的な絶縁性を発揮する、抵抗の大きな高抵抗のIII−V族化合物半導体層は、例えば、ショットキー(Schottky)接合型電界効果トランジスタ(MESFET)の緩衝(buffer)層として利用されている(J.Crystal Growth、55(1981)、255〜262頁参照)。例えば、窒化ガリウム(GaN)系MESFETでは、元素周期率の第VI族元素に属する酸素(O)を意識的に添加して高抵抗となした単量体のリン化硼素(boron monophosphide;BP)を緩衝層として利用する技術例がある。また、青色帯の発光ダイオード(LED)にあっては、n形及びp形のリン化硼素層からなるpn接合からではなく(特開平10−242569号参照)、酸素をドーピング(doping)して得た高抵抗のリン化硼素層から単純に電流狭窄層を構成する例がある。
【0003】
第VI族の酸素を添加(doping)した高抵抗のリン化硼素層は、従来では、酸素原子を含む硼素化合物、例えばトリエトキシボラン((C25O)3B))を硼素原料として使用して、気相成長手段に依り形成されている。或いは、微量の酸素を混入させた気相雰囲気内で有機金属化学気相堆積(MOCVD)手段に依り形成されている。これら従来の気相成長技術に依って得られる酸素を添加したリン化硼素層の室温での抵抗率(比抵抗)は、1×104オーム・センチメートル(単位Ω・cm)以下に留まっている。
【0004】
酸素やクロム(Cr)等のIII−V族化合物半導体にあって深い準位(deep level)を形成し得る不純物を添加して高抵抗の半導体層を形成する手段に加えて、浅い準位(shallow level)を形成し、導電性を付与する不純物を添加して、電気的補償効果に依り高抵抗層を形成する手段もあり得る。例えば、n形のIII−V族化合物半導体層に、p形の伝導性を与えるp形不純物を添加して、アクセプタ(acceptor)に依り残留ドナー(residual donor)を電気的に補償(compensation)して高抵抗層を得る手段である。また、逆にp形のIII−V族化合物半導体層にn形不純物を添加して、残留アクセプタをドナーで補償して高抵抗層を形成する手段も考慮できる。また、III−V族化合物半導体層を気相成長させた後、同層とは逆の伝導形の不純物のイオンを注入して高抵抗となす手段もあり得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
酸素を添加して高抵抗のリン化硼素層を得ようとする従来の技術手段では、得られる抵抗率は上記の如く1×104Ω・cm以下である。動作電流の漏洩(leak)をより抑制して、高い相互コンダクタンス(trans−conductance;gm)のFETを構成するためには、より高い抵抗のリン化硼素層を用いる必要がある。また、FETにあって、酸素等の深い不純物準位を形成する不純物は、捕獲中心(trap center) として作用し、ドレイン(drain)電流の経時的な変動(drift)を発生させる原因ともなっている。即ち、酸素を添加して高抵抗となす手段では、ドレイン電流の漏洩を充分に抑制することが出来ず、ピインチオフ(pinch−off)特性に優れ、gmの高いFETを充分に安定して与える高抵抗のリン化硼素層を帰結するに至っていない。
【0006】
また、導電性を付与する不純物を添加する技術も、高抵抗のリン化硼素層を形成するための一手段と想到され得る。しかしながら、気相成長させたリン化硼素には、アンドープ状態で既に、1020cm-3程度、或いはそれ以上に多量の空孔(vacancy)が存在している。例えば、1000℃を超える高温で気相成長させたアンドープのリン化硼素層には、多量のリン空孔が存在し、この空孔を硼素が占有するため、リン化硼素層はp形の伝導を呈する低抵抗層となる。この様に高濃度に存在するリン空孔に関与したアクセプタを、n形不純物を添加して電気的に補償して高抵抗層となすのは実際、困難である。1020〜1021cm-3と高濃度のドナーを発生させるためには、少なくともそれ以上のn形不純物を添加する必要があり、乱雑な結晶をもたらすのみとなる。p形導電層に対し、多量のn形不純物を、逆にn形導電層にp形不純物を添加する、所謂、カウンタードーピング(counter−doping)手法は、高濃度に存在する硼素或いはリンの空孔が伝導形を支配的に決定する特異的なリン化硼素にあっては、高抵抗のリン化硼素層を形成するに充分に有効な技術手段とは成り得ていない。
【0007】
本発明は、高温において何れも揮発性の物質を生成し易い硼素とリンとを構成元素として成るリン化硼素半導体の特異な性質に鑑みて、従来技術の問題点を解決し、電界効果型トランジスタ(FET)や発光素子等に用いることの出来る高抵抗のリン化硼素層を結晶基板上に製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、
(1)リン化硼素(BP)層を気相成長手段に依り、結晶基板上に直接形成するリン化硼素層の製造方法において、結晶基板の温度を1000℃以上1200℃以下の範囲に保持して、アンドープ(undope)の状態でp形の伝導性を呈するリン化硼素層に、マグネシウム(Mg)を添加して高抵抗のリン化硼素層を形成することを特徴とするリン化硼素層の製造方法。
(2)リン化硼素層を気相成長手段に依り、結晶基板上に形成した非晶質の下地層に接合させて形成するリン化硼素層の製造方法において、結晶基板の温度を750℃以上且つ非晶質の下地層を気相成長させた温度以下に保持して、アンドープの状態でp形の伝導性を呈するリン化硼素層に、マグネシウム(Mg)を添加して高抵抗のリン化硼素層を形成することを特徴とするリン化硼素層の製造方法。
(3)非晶質の下地層が、750℃以上1200℃以下の温度で結晶基板上に直接気相成長させた、硼素(B)とリン(P)とを含む、層厚が2ナノメータ(nm)以上50nm以下の層であることを特徴とする上記(2)に記載のリン化硼素層の製造方法。
(4)高抵抗のリン化硼素層及び非晶質の下地層を、同一の気相成長手段により形成することを特徴とする上記(2)または(3)に記載のリン化硼素層の製造方法。
(5)上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の方法により形成された高抵抗のリン化硼素層を備えてなるリン化硼素系半導体素子。
(6)リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層の上方に、活性層を設けてなる電界効果型トランジスタ(FET)であることを特徴とする上記(5)に記載のリン化硼素系半導体素子。
(7)リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層に接合させて、ショットキー(Schottky)接合性の金属ゲート電極を設けてなるショットキー接合電界効果型トランジスタであることを特徴とする上記(5)または(6)に記載のリン化硼素系半導体素子。
(8)リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層の上方に、オーミック(Ohmic)接触性の金属材料からなるオーミック電極を設けてなる発光素子であることを特徴とする上記(5)に記載のリン化硼素系半導体素子。
(9)リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層を、オーミック接触性電極から供給される素子動作電流の発光層への流通経路を狭窄するための電流狭窄層として備えているレーザダイオードであることを特徴とする上記(8)に記載のリン化硼素系半導体素子。
(10)リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層を、オーミック接触性電極の射影領域へ順方向電流が流通するのを阻止する電流阻止層として備えている発光ダイオードであることを特徴とする上記(8)に記載のリン化硼素系半導体素子。
である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のリン化硼素層は、高温で耐熱性を有する導電性或いは絶縁性の結晶からなる基板上に気相成長させる。LEDまたはLD等のリン化硼素系発光素子には、オーミック電極の配置の容易さから、珪素(Si)単結晶や炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)等の導電性結晶を基板として好適に利用できる。絶縁性のサファイア(α−Al23単結晶)や他の酸化物単結晶は、FET用途の結晶基板として利用できる。これらの結晶基板上にリン化硼素層を気相成長させる手段には、ハロゲン(halogen)法、ハイドライド(hydride)法、分子線エピタキシャル(MBE)法、及びMOCVD法を例示できる。比較的に低温で分解するトリエチル硼素((C253B)等の有機硼素化合物を硼素源とするMOCVD法は、比較的低温で非晶質のリン化硼素層を気相成長出来るため利便な手段である。
【0010】
上記の様な結晶基板上にリン化硼素層を直接気相成長させる温度は、1000℃以上で1200℃以下の範囲とする。本発明では、不純物を故意に添加しないアンドープの状態でp形の伝導性を有するリン化硼素層を気相成長させるのを根底としている。1200℃を超える高温では、B132等の多量体のリン化硼素(J.Am.Ceramic Soc.,47(1)(1964)、44〜46頁参照)が発生し、単量体のリン化硼素を得るに不都合となる。気相成長温度及びV/III比率の主要な気相成長条件は、アンドープ状態で1×1019cm-3〜1×1020cm-3の範囲のキャリア(正孔)濃度が得られる様に設定するのが好適である。気相成長温度を高温とする程、得られるキャリア(正孔)濃度は高くなる。V/III比率とは、気相成長時の硼素原料に対するリン原料の濃度比率である。キャリア濃度は通常のホール(Hall)効果に依り測定できる。
【0011】
本発明では、アンドープ状態でp形のリン化硼素層を気相成長できる条件下で、マグネシウム(Mg)を故意にドーピングして高抵抗のリン化硼素層を気相成長させる。マグネシウムは、III−V族化合物半導体についての代表的なp形不純物である(「III−V族化合物半導体」(1994年5月20日、(株)培風館発行初版)、73〜77頁参照)。本発明では、n形III−V族化合物半導体層にマグネシウム(Mg)をカウンタードーピングして高抵抗半導体層を形成する方法とは全く相違し、元来、p形のリン化硼素半導体層に、p形不純物であるマグネシウム(Mg)をドーピングして高抵抗のリン化硼素層を気相成長させる。p形リン化硼素層へのマグネシウム(Mg)の添加源として、ビスーシクロペンタジエニルマグネシウム(bis−(C552Mg)を例示できる。リン化硼素層へのbis−(C552Mgを使用したドーピングにあっては、マグネシウム(Mg)源の供給量に応じて、リン化硼素層内のMg原子の濃度は図1に示す様に略直線的に増加する。高抵抗のリン化硼素層を形成するために、リン化硼素層内のMg原子濃度が1×1019原子/cm-3〜1×1020原子/cm-3となる様に、Mgをドーピングするのが好適である。1018原子cm-3/程度の低濃度のマグネシウム(Mg)のドーピングでは、例え、Mgがアクセプタとして作用すると云えども、充分に高抵抗ではないp形のリン化硼素層が残置されるのみである。リン化硼素層内のMgの原子濃度は一般の2次イオン質量分析法(SIMS)やオージェ(Auger)分光分析法等に依り定量できる。
【0012】
III−V族化合物半導体についてp形不純物である第II族の元素の中で、マグネシウム(Mg)は高抵抗のリン化硼素層を与えるに最も有効である。マグネシウム(Mg)は硼素と、化学式:MgB2、或いは化学式:MgB6等で表わされる揮発性の硼化マグネシウム化合物を容易に形成するからである(「データブック高融点化合物便覧」(昭和52年12月20日、(有)日・ソ通信社発行)、122頁参照)。このため、リン化硼素層の気相成長と同時にマグネシウム(Mg)を添加することに依り、Mgはリン化硼素層を構成する硼素と化合して硼素と共に揮散し、その結果、多量の硼素の空孔をリン化硼素層内に生成させることができる。そして、生成した硼素空孔をリン原子が占有することに因り多量のドナーが発生し、このドナーは、アンドープ状態でリン化硼素層内に存在するアクセプタとMgの添加に因り発生したアクセプタとを電気的に補償して、高抵抗のリン化硼素層をもたらすに貢献する。本発明に依るマグネシウム(Mg)をドーピングする手段に依れば、室温での比抵抗(=抵抗率)を1×104Ω・cm以上とする高抵抗のリン化硼素層を気相成長できる。
【0013】
リン化硼素層を結晶基板上に製造する別の方法として、高抵抗層となすためのp形のリン化硼素層は、結晶基板上に形成した硼素とリンとを含む非晶質層を下地層として、その非晶質層に接合させて形成できる。非晶質層は、結晶基板とp形リン化硼素層との格子ミスマッチ(mismatch)を解消して、ミスフィット(misfit)転位等の結晶欠陥密度の少ない良好な結晶性のp形リン化硼素層をもたらす作用を有する。また、非晶質層を構成する硼素とリンは、p形リン化硼素層を気相成長させる際の「成長核」(西永 頌著、「結晶成長の基礎」((株)培風館、 1997年6月23日発行初版)、第2章参照)を提供する役目を果たし、間隙の無い連続なp形リン化硼素層をもたらすに貢献できる。特に、硼素をリンに比較して化学量論的に富裕に含んでなる非晶質層は、p形リン化硼素層を気相成長させるに特に好適となる。硼素を富裕とする非晶質層は、化学当量的にリンが不足しているため、アクセプタとして作用できるリン空孔を過多に含んでいる。このため、硼素を富裕に含む非晶質層は、結晶基板との格子ミスマッチの緩和作用を充分に発揮できるに加え、リン空孔の過剰さを上層のリン化硼素層に継続してもたらし、アンドープ状態でp形のリン化硼素層を確実にもたらすに効果を奏する。硼素を過多とする非晶質層は、750℃以上1200℃以下の温度で、特に安定して形成できる。非晶質層の層厚は2nm以上50nm以下とするのが好適である。ドナーの生成に関与する硼素空孔に比較して過多に存在するリン空孔の濃度は、例えばホール効果測定においてp形キャリア(正孔)濃度として計測される。硼素とリンとを含む非晶質層には、リン化硼素、リン化硼素・ガリウム(BXGa1-XP:0<X<1)、リン化硼素・アルミニウム・インジウム(BXAlYIn1-X-YP:0<X<1、0≦Y<1、0<X+Y≦1)等を例示できる。
【0014】
結晶基板上に非晶質層を気相成長させるに引き続き、高抵抗のリン化硼素層を同一の気相成長手段で形成することとすると、高抵抗のリン化硼素層を得るに利便となる。例えば、トリエチル硼素((C253B)を硼素源とし、ホスフィン(PH3)をリン源とする常圧(略大気圧)或いは減圧MOCVD法に依り、非晶質層とリン化硼素層とを連続して気相成長させる。特に、硼素とリンとを含む非晶質層をMOCVD法に依り気相成長させた後、引き続き、その非晶質層を気相成長させたのと同一のMOCVD気相成長装置を利用してリン化硼素層を気相成長させる手法は利便である。高抵抗のリン化硼素層を、750℃以上で且つ非晶質の下地層を気相成長させた温度以下の温度で形成することとすれば、単結晶のリン化硼素層を気相成長させるに好都合となる。750℃未満では、多結晶のリン化硼素層が得られ易い傾向にある。また、高抵抗のリン化硼素層を非晶質層を気相成長させた温度以下で気相成長させる手法に依れば、非晶質層が熱的損傷を被り変性するのを回避でき、従って、結晶性に優れる高抵抗のリン化硼素層を気相成長させられる利点がある。
【0015】
本発明の高抵抗のリン化硼素層は、種々の半導体素子を構成するに利用できる。例えば、絶縁性の結晶基板上に設けた高抵抗のリン化硼素層は、MESFETを構成するに際し、ドレイン(drain)電流の漏洩を抑制するための高抵抗の緩衝層として利用できる。また、2次元電子ガスを利用した電界効果型トランジスタ(TEGFET)を構成するに際し、緩衝層に加え、ショットキー(Schottky)ゲート(gate)電極を形成するためのゲート電極形成用層として利用できる。本発明に係わる高抵抗のリン化硼素層は、比較的に浅い準位を形成するマグネシウム(Mg)を利用しているため、深い不純物を添加して高抵抗となした従来のIII−V族化合物半導体層とは異なり、ドレイン電流等の経時的変化(drift)を抑制するに優位となる高抵抗層を提供できる。
【0016】
また本発明の高抵抗のリン化硼素層は、発光素子にあっては、LDの電流狭窄層をなす高抵抗層として活用できる。LEDでは、素子動作電流の発光部への短絡的な流通を阻止し、発光部の略全面に電流を拡散するための電流阻止層として好適に利用できる。例えば、上部クラッド層をなす窒化ガリウム(GaN)層をマグネシウム(Mg)をドーピングしつつ気相成長させた後、同じくMgをドーピングしつつ高抵抗のリン化硼素層を形成しておく。次にオーミック性電極を配置する予定の領域に限り、高抵抗のリン化硼素層を残存させる様に加工を施す。次に、インジウム・錫複合酸化物(ITO)膜等の良導性の透明導電膜で、露出させた上部クラッド層の表面及び残存させた高抵抗のリン化硼素層の表面を被覆する。次に、残存させた高抵抗のリン化硼素層の上方に透明導電膜に接触させてオーミック電極を設ける。この様な構成とすると、電極より供給される動作電流は、高抵抗リン化硼素層により下方の発光部への垂直方向の流通を阻止され、透明導電膜を介して水平方向に優先的に流通される。このため、発光部の広範囲に動作電流を拡散でき、発光強度の高いLEDを提供できる。
【0017】
また、本発明のマグネシウム(Mg)をドーピングして高抵抗となしたリン化硼素層は、例えばストライプ(stripe)構造型のLDを構成するに際し(伊藤 良一、中村 道治編著、「半導体レーザ」((株)培風館、1997年10月30日発行初版第6刷)、118〜121頁参照)、電流狭窄層として有効に利用できる。マグネシウムをドーピングした高抵抗のリン化硼素層を電流狭窄層として備えたLDは例えば、次の手順で構成する。先ず、単一或いは多重の量子井戸(QW)等からなる発光層上の上部クラッド層の表面に、マグネシウムをドーピングしつつ、リン化硼素層を気相成長させる。気相成長させた高抵抗のリン化硼素層を、上部クラッド層にオーミック性接触する電極を形成する予定の領域に限り、帯状に除去する。帯状に除去する領域は、一般には、幅が3×10-4cm〜3×10-3cmであり、長さを共振器長と略同等とするストライプ状の領域である。次に、ストライプ状に開口させた領域を含めて、高抵抗のリン化硼素層の表面をオーミック電極で被覆してLDを構成する。オーミック電極より供給されるLDを駆動させるための素子動作電流は、高抵抗のリン化硼素層により通流する領域を狭窄され、ストライプ状に開口した領域に限り集中的に流通することなり、高密度の電流を上部クラッド層を介して発光層に注入されることとなる。特に本発明では、窒化ガリウム(GaN)のa軸格子定数(≒0.319nm)に略一致する格子面間隔(リン化硼素の{110}結晶面の間隔が約0.321nmと略同等である。)を有するリン化硼素層から電流狭窄層を構成しているため、窒化アルミニウム・ガリウムからなる上部クラッド層上には、ミスフィット転位等の結晶欠陥の少ない電流狭窄層を形成することができ、層中の転位が関与した耐圧不良の少ないLDを提供できる。
【0018】
【作用】
本発明のマグネシウム(Mg)を添加しつつ高抵抗のリン化硼素層を気相成長させる手段において、リン化硼素層に添加されたMgは、アンドープでp形のリン化硼素層の内部に、リン空孔の関与したアクセプタを電気的に補償することが可能な硼素の空孔を発生させる作用を有する。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)
マグネシウム(Mg)をドーピングした高抵抗のリン化硼素層を緩衝層として用いて、窒化ガリウム(GaN)系MESFET用途の積層構造体を構成する場合を例にして、本発明の内容を具体的に説明する。
【0020】
GaN系MESFETを構成するために利用できる積層構造体1Aの断面構造を図2に模式的に示す。結晶基板101は、抵抗率を10Ω・cm以上とするアンドープで高抵抗の{111}面を有する珪素(Si)単結晶とした。基板101の表面には、トリエチル硼素((C253B)/ホスフィン(PH3)/水素(H2)反応系常圧(略大気圧)MOCVD成長手段を利用して、1025℃で硼素とリンとを含む非晶質層102を形成した。非晶質層102を気相成長させる際のV/III比率(=PH3/(C253B供給濃度比率)は16とした。非晶質層102の層厚は約10nmとした。硼素源としたトリエチル硼素の気相成長領域への供給を一旦、停止して非晶質層102の気相成長を終了した。
【0021】
一方、リン源の気相成長領域への供給を継続しつつ、ホスフィン(PH3)と水素(H2)との混合雰囲気内でSi単結晶基板101の温度を1025℃から850℃に低下させた。然る後、硼素源を再び気相成長領域に供給して、非晶質層102に接合させて緩衝層となる高抵抗のリン化硼素層103の気相成長を開始した。リン化硼素層103の気相成長時には、アンドープ状態で約2.0×1019cm-3のキャリア(正孔)濃度のp形の導電層が得られる様に、V/III比率を1296に設定した。この気相成長条件下において高抵抗層を得るために、マグネシウム(Mg)をドーピングした。Mgのドーピング源にはビスシクロペンタジエニルマグネシウム(bis−(C552Mg)を使用した。硼素との揮発性化合物の生成に因り、硼素空孔の関与したドナーを高濃度に発生させるために、リン化硼素層内のMg原子濃度が約1×1020原子/cm3となる様に、マグネシウムを添加した。これより、室温での抵抗率を約2×104Ω・cmとする高抵抗のリン化硼素層103を得た。高抵抗のリン化硼素層103の層厚は約100nmとした。硼素源及びリン源並びにマグネシウム源の気相成長領域への供給を停止して、高抵抗のリン化硼素層の気相成長を終了させた。水素ガスは継続して気相成長領域に流通させておいた。
【0022】
次に、Si単結晶基板101の温度を850℃に保持しつつ、非晶質層102と高抵抗のリン化硼素層103とを気相成長させたと同一のMOCVD気相成長装置内でアンドープでn形の窒化ガリウム(GaN)層104を気相成長させた。窒化ガリウム層104は、トリメチルガリウム((CH33Ga)/アンモニア(NH3)/H2反応系常圧MOCVD法で気相成長させた。高抵抗のリン化硼素層103の表面をなす{111}−結晶面に交差するリン化硼素の{110}−結晶面の格子面間隔(≒0.321nm)とウルツ鉱結晶型(Wurtzite)のGaNのa軸格子定数(≒0.319nm)とが略合致することから、窒化ガリウム層104は{0001}−結晶面から構成される結晶層となった。MESFETの活性層(channel)層としての利用を考慮して、低いキャリア(電子)濃度のn形窒化ガリウム層104を得るべく、V/III比率は約1.2×104に設定した。アンドープでn形の窒化ガリウム層104のキャリア濃度は約2×1016cm-3で、層厚は約50nmとした。また、緩衝層のマグネシウム(Mg)をドープした高抵抗のリン化硼素層103との良好な格子面間隔の整合性により、窒化ガリウム層104の室温での電子移動度は約660cm2/V・sとなった。
【0023】
気相成長領域へのトリメチルガリウムの供給を停止して、窒化ガリウム層104の気相成長を終了した。その後、同一のMOCVD気相成長装置を使用して、850℃で再度、マグネシウム(Mg)ドープの高抵抗のリン化硼素層105を形成した。高抵抗のリン化硼素層105の気相成長条件は、緩衝層として利用する高抵抗のリン化硼素層103の場合と同一とした。層内のマグネシウム(Mg)の原子濃度も上記の高抵抗のリン化硼素層103と略同一の抵抗率を得るために、約1×1020原子/cm3とした。但し、層厚は50nmとした。その後、硼素源の気相成長領域への供給を停止して、高抵抗のリン化硼素層105の気相成長を終了した。Si単結晶基板101の温度が約600℃に降下する迄、ホスフィンを流通し続け、高抵抗のリン化硼素層105の表面からのリンの揮散を抑制した。約600℃でホスフィンの供給を停止して、水素ガスの雰囲気内で室温近傍の温度迄、自然に冷却した。これより、マグネシウムをドーピングした高抵抗のリン化硼素層103を緩衝層として、n形窒化ガリウム層104を活性層として、また高抵抗のリン化硼素層105をショットキ−接合電界効果型トランジスタのゲート電極形成層として利用した積層構造体1Aを形成した。
【0024】
高抵抗の緩衝層をなすリン化硼素層103は、硼素とリンとを含む非晶質層102を下地層として、且つ、非晶質層102よりも低温で気相成長させたため、間隙の無い表面の平坦な連続層となった。リン化硼素層103の連続性及び表面の平坦性を反映して、窒化ガリウム層104は、空洞(void)(”Lattice Mismatched Thin Films”(The Minerals,Metals&Materials Society、1999)(ISBN No.0−87339−444−5)、177〜182頁参照)も無い連続膜となった。また、表面状態の良好な窒化ガリウム層104を介在させて気相成長させたため、リン化硼素層105の表面の平滑度は、rms(root mean square;仮想水平面からの高低差の2乗値の平均値の平方根値)にして約0.5nmと良好であった。
【0025】
(第2実施例)
本第2実施例では、高抵抗のリン化硼素層を緩衝層として備えた積層構造体からMESFETを構成する場合を例にして、本発明の内容を具体的に説明する。
【0026】
図3に本第2実施例に記載のMESFETの断面構造を模式的に示す。図2に既に掲示したのと同一の構成要素については、図3に同一の符号を付して示してある。
【0027】
第1実施例で作製した積層構造体1AをMOCVD気相成長装置より取り出した後、表面をなす高抵抗のリン化硼素層105を、一般的なフォトリソグラフィー技術を利用して加工し、ゲート(gate)電極107を形成する予定の領域に限り残置させた。次に、再び、MOCVD気相成長装置内にこの加工を施した積層構造体1Aを載置して、アンドープでn形のリン化硼素層106をオーミック電極を形成するためのオーミックコンタクト層として堆積した。n形リン化硼素層106は、上記の(C253B/PH3/H2反応系MOCVD法を利用して850℃で気相成長させた。n形リン化硼素層106のキャリア(電子)濃度は約1×1019cm-3とし、層厚は約150nmとした。硼素源の気相成長領域への供給を停止して、n形リン化硼素層106の成長を終了した後、高抵抗のリン化硼素層105の場合と同様な手法で室温まで冷却して、MESFET10用途の積層構造体1Bを形成した。
【0028】
冷却後、MOCVD気相成長装置より取り出した積層構造体1Bに一般的なフォトリソグラフィー技術を利用して、残置させた高抵抗のリン化硼素層105を被覆しているn形リン化硼素層106に限り除去し、高抵抗のリン化硼素層105の表面を露呈させたリセス(recess)部108を形成した。リセス部108の底面に在るゲート電極形成用のマグネシウム(Mg)をドープした高抵抗のリン化硼素層105とn形リン化硼素層106との高低差(段差)は約150nmとした。また、リセス部108の横幅は約1×10-3cmとした。
【0029】
リセス部108の底面にある高抵抗のリン化硼素層105の表面の中央よりややソース(source)電極109寄りにショットキー接触性のゲート電極107を一般的なパターニング技術とリフトオフ(lift−off)技法に依り形成した。ゲート電極107は、高抵抗のリン化硼素層105の表面に接触する側をチタン(Ti)としたTi/白金(Pt)/金(Au)の3層重層構造から構成した。ゲート長は約1.5×10-4cmとした。また、リセス部108を除く領域に互いに対向させて残置させたn形リン化硼素層106の表面上には、n形リン化硼素層106に接する側に金・ゲルマニウム(Au・Ge)合金膜を配置したAu・Ge/ニッケル(Ni)/Auの3層重層構造からなるオーミック接触性のソース電極109及びドレイン(drain)電極110を各々、配置した。このようにしてMESFETを構成した。ソース電極109とドレイン電極110との水平距離は、リセス部108の横幅と略同等の約1×10-3cmとした。
【0030】
上記のようにして本第2実施例で作製したMESFETでは、n形窒化ガリウム層104からなる活性層を、マグネシウム(Mg)をドープして高抵抗となしたリン化硼素層103上に設ける構成を備えているため、ドレイン電流の緩衝層への漏洩が抑制されていた。このため、ドレイン電圧の増加に因る飽和ソース・ドレイン電流(所謂、Idss)の顕著な増加も認められず、ゲートピンチオフ(pinch−off)電圧は約12.4ボルト(V)となった(但し、ソース・ドレイン電流(所謂、Ids)を5×10-6Aとした場合)。また、III−V族化合物半導体で比較的に”浅い”アクセプタ準位を形成するとされるマグネシウム(Mg)を添加した高抵抗のリン化硼素層103を緩衝層としたため、ドレイン電流に緩和時間の長い経時的な変化(drift)は認められなかった。ドレイン電圧を5Vとした際に得られる室温での相互コンダクタンス(所謂、gm)は、単位ゲート長(mm)あたりにして約10ミリシーメンス(mS)/mmの高きに達した。ゲート電圧(所謂、Vg)の増加に因りゲートピンチオフ電圧の近傍では、gmの若干の低下が認められたが、8mS/mmの高値を維持できる高性能のMESFETが提供された。
【0031】
【発明の効果】
本発明に依れば、結晶基板に高抵抗のリン化硼素層を気相成長手段に依り直接形成する、高抵抗のリン化硼素層の製造方法において、結晶基板の温度を1000℃以上で1200℃以下の範囲に保持して、不純物を故意に添加していないアンドープの状態でp形の伝導を呈するリン化硼素層を気相成長しつつ、同時に、”浅い”不純物準位を形成するマグネシウム(Mg)を添加して高抵抗のリン化硼素層を形成することとしたので、例えば、それを緩衝層として利用すれば、ドレイン電流の漏洩が少なく、ピンチオフ特性に優れ、尚且つ高い相互コンダクタンスを有するMESFETを構成するに効果を上げられる。
【0032】
また、マグネシウム(Mg)をドーピングした高抵抗のリン化硼素層を、750℃以上1200℃以下の温度で結晶基板上に形成した、硼素とリンとを含む、層厚を2nm以上で50nm以下とする非晶質の下地層に接合させて形成することとしたので、間隙の無い連続な高抵抗のリン化硼素層を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネシウム(Mg)源の供給量とリン化硼素層内のMg原子濃度との関係を示す図である。
【図2】 本発明の第1実施例に係る積層構造体の断面模式図である。
【図3】 本発明の第2実施例に係るMESFETの断面模式図である。
【符号の説明】
1A 積層構造体
1B MESFET用途積層構造体
101 珪素単結晶基板
102 非晶質層
103 高抵抗のリン化硼素層(緩衝層)
104 窒化ガリウム層(活性層)
105 高抵抗のリン化硼素層(ゲート電極形成層)
106 n形リン化硼素層(オーミックコンタクト層)
107 ゲート電極
108 リセス部
109 ソース電極
110 ドレイン電極
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention can be effectively used to block leakage of operating current when configuring a field effect transistor (FET), or a current blocking layer or the like when configuring a light emitting element such as a light emitting diode (LED). The present invention relates to a novel technique for producing a high-resistance boron phosphide layer that can be suitably used as a gas phase growth means.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a high-resistance, high-resistance III-V compound semiconductor layer that exhibits electrical insulation is used as, for example, a buffer layer of a Schottky junction field effect transistor (MESFET). (See J. Crystal Growth, 55 (1981), pages 255-262). For example, in a gallium nitride (GaN) -based MESFET, a monomer boron phosphide (BP) that has been consciously added with oxygen (O) belonging to a group VI element having an element periodicity to increase resistance. There is an example of technology that uses as a buffer layer. Further, in a blue band light-emitting diode (LED), oxygen is doped (not referred to as JP-A-10-242569), not from a pn junction composed of n-type and p-type boron phosphide layers. There is an example in which a current confinement layer is simply formed from the obtained high resistance boron phosphide layer.
[0003]
High resistance boron phosphide layers doped with Group VI oxygen have traditionally been boron compounds containing oxygen atoms, such as triethoxyborane ((C 2 H Five O) Three B)) is used as a boron raw material and is formed by vapor phase growth means. Alternatively, it is formed by a metal organic chemical vapor deposition (MOCVD) means in a gas phase atmosphere mixed with a trace amount of oxygen. The resistivity (specific resistance) at room temperature of the boron phosphide layer doped with oxygen obtained by these conventional vapor phase growth techniques is 1 × 10 Four It remains below ohm-centimeter (unit Ω-cm).
[0004]
In addition to means for forming a high-resistance semiconductor layer by adding an impurity capable of forming a deep level in a III-V compound semiconductor such as oxygen or chromium (Cr), a shallow level ( There may be a means for forming a high level layer by adding an impurity imparting conductivity and forming an electrical compensation effect. For example, a p-type impurity imparting p-type conductivity is added to an n-type III-V compound semiconductor layer, and a residual donor is electrically compensated depending on an acceptor. This is a means for obtaining a high resistance layer. On the contrary, it is possible to consider a means for forming a high resistance layer by adding an n-type impurity to the p-type III-V group compound semiconductor layer and compensating the remaining acceptor with a donor. In addition, after vapor-phase growth of the group III-V compound semiconductor layer, there may be a means for injecting ions of impurities having a conductivity type opposite to that of the layer to increase the resistance.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional technical means for obtaining a high resistance boron phosphide layer by adding oxygen, the obtained resistivity is 1 × 10 5 as described above. Four Ω · cm or less. The operating current leakage is further suppressed, and the high transconductance (g) is achieved. m In order to construct the FET), it is necessary to use a boron phosphide layer having a higher resistance. Further, in the FET, impurities forming deep impurity levels such as oxygen act as trap centers and cause the drain current to drift over time. . That is, the means for increasing the resistance by adding oxygen does not sufficiently suppress the leakage of drain current, and has excellent pinch-off characteristics. m High resistance boron phosphide layers that provide sufficiently stable FETs have not been achieved.
[0006]
In addition, a technique of adding an impurity imparting conductivity can be considered as a means for forming a high-resistance boron phosphide layer. However, vapor grown boron phosphide already contains 10% in the undoped state. 20 cm -3 There is a large amount of vacancies to a degree or more. For example, an undoped boron phosphide layer grown at a high temperature exceeding 1000 ° C. has a large amount of phosphorus vacancies, and boron occupies these vacancies. It becomes the low resistance layer which exhibits. It is actually difficult to electrically compensate the acceptor involved in the phosphorus vacancies present in such a high concentration by adding an n-type impurity to form a high resistance layer. 10 20 -10 twenty one cm -3 In order to generate a high concentration of donor, it is necessary to add at least more n-type impurities, which only leads to messy crystals. A so-called counter-doping method in which a large amount of n-type impurity is added to the p-type conductive layer and vice versa is added to the n-type conductive layer. In the case of specific boron phosphide, whose pores dominate the conductivity type, it cannot be a sufficiently effective technical means for forming a high resistance boron phosphide layer.
[0007]
The present invention solves the problems of the prior art in view of the peculiar properties of boron phosphide semiconductors, which contain boron and phosphorus, both of which easily generate volatile substances at high temperatures, and is a field effect transistor. It is an object of the present invention to provide a method for producing a high resistance boron phosphide layer on a crystal substrate that can be used for (FET), a light emitting element, and the like.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention
(1) In a method of manufacturing a boron phosphide layer in which a boron phosphide (BP) layer is directly formed on a crystal substrate by vapor phase growth means, the temperature of the crystal substrate is maintained in a range of 1000 ° C. or more and 1200 ° C. or less. A boron phosphide layer having a high resistance is formed by adding magnesium (Mg) to a boron phosphide layer exhibiting p-type conductivity in an undoped state. Production method.
(2) In a method for manufacturing a boron phosphide layer formed by bonding a boron phosphide layer to an amorphous underlayer formed on a crystal substrate by vapor phase growth means, the temperature of the crystal substrate is set to 750 ° C. or higher. In addition, high resistance phosphation is achieved by adding magnesium (Mg) to a boron phosphide layer that exhibits p-type conductivity in an undoped state while maintaining the amorphous underlayer at a temperature lower than the vapor phase growth temperature. A method for producing a boron phosphide layer, comprising forming a boron layer.
(3) An amorphous underlayer containing boron (B) and phosphorus (P) grown directly on a crystal substrate at a temperature of 750 ° C. or more and 1200 ° C. or less and having a layer thickness of 2 nanometers ( nm) or more and 50 nm or less, and the method for producing a boron phosphide layer according to (2) above.
(4) The boron phosphide layer according to (2) or (3) above, wherein the high resistance boron phosphide layer and the amorphous underlayer are formed by the same vapor phase growth means. Method.
(5) A boron phosphide-based semiconductor element comprising a high-resistance boron phosphide layer formed by the method described in any one of (1) to (4) above.
(6) The phosphorus phosphide described in (5) above, wherein the boron phosphide-based semiconductor element is a field effect transistor (FET) in which an active layer is provided above a high resistance boron phosphide layer. Boron-based semiconductor element.
(7) The boron phosphide-based semiconductor element is a Schottky junction field effect transistor having a Schottky junction metal gate electrode bonded to a high resistance boron phosphide layer. The boron phosphide-based semiconductor element according to (5) or (6) above.
(8) The boron phosphide-based semiconductor element is a light-emitting element in which an ohmic electrode made of an ohmic contact metal material is provided above a high-resistance boron phosphide layer. A boron phosphide-based semiconductor device according to 5).
(9) A boron phosphide-based semiconductor element includes a high-resistance boron phosphide layer as a current confinement layer for constricting a flow path of an element operating current supplied from an ohmic contact electrode to a light emitting layer. The boron phosphide-based semiconductor element according to (8) above, which is a laser diode.
(10) The boron phosphide-based semiconductor element is a light-emitting diode provided with a high-resistance boron phosphide layer as a current blocking layer for blocking forward current from flowing to the projected region of the ohmic contact electrode. The boron phosphide-based semiconductor device according to (8) above, wherein
It is.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The boron phosphide layer of the present invention is vapor-phase grown on a substrate made of conductive or insulating crystals having heat resistance at high temperatures. For boron phosphide-based light-emitting elements such as LEDs and LDs, conductive crystals such as silicon (Si) single crystals, silicon carbide (SiC), and gallium nitride (GaN) are suitable as substrates because of the ease of arrangement of ohmic electrodes. Available to: Insulating sapphire (α-Al 2 O Three Single crystal) and other oxide single crystals can be used as crystal substrates for FET applications. Examples of means for vapor-depositing a boron phosphide layer on these crystal substrates include a halogen method, a hydride method, a molecular beam epitaxial (MBE) method, and an MOCVD method. Triethylboron ((C 2 H Five ) Three The MOCVD method using an organic boron compound such as B) as a boron source is a convenient means because an amorphous boron phosphide layer can be vapor-phase grown at a relatively low temperature.
[0010]
The temperature at which the boron phosphide layer is directly vapor-deposited on the crystal substrate as described above is in the range of 1000 ° C. to 1200 ° C. The present invention is based on vapor phase growth of a boron phosphide layer having p-type conductivity in an undoped state where impurities are not added intentionally. At high temperatures above 1200 ° C, B 13 P 2 Multimeric boron phosphide (see J. Am. Ceramic Soc., 47 (1) (1964), pages 44 to 46), which is inconvenient for obtaining monomeric boron phosphide. The main vapor growth conditions of the vapor growth temperature and the V / III ratio are 1 × 10 3 in the undoped state. 19 cm -3 ~ 1x10 20 cm -3 It is preferable to set so as to obtain a carrier (hole) concentration in the above range. The higher the vapor phase growth temperature, the higher the carrier (hole) concentration obtained. The V / III ratio is the concentration ratio of the phosphorus raw material to the boron raw material during vapor phase growth. The carrier concentration can be measured by a normal Hall effect.
[0011]
In the present invention, the high resistance boron phosphide layer is vapor-phase grown by intentionally doping magnesium (Mg) under the condition that the p-type boron phosphide layer can be vapor-phase grown in an undoped state. Magnesium is a typical p-type impurity for III-V group compound semiconductors (see “III-V Group Compound Semiconductors” (May 20, 1994, published by Baifukan Co., Ltd.), pages 73-77) . The present invention is completely different from the method of forming a high-resistance semiconductor layer by counter-doping magnesium (Mg) in an n-type III-V group compound semiconductor layer. Originally, in a p-type boron phosphide semiconductor layer, A high resistance boron phosphide layer is vapor-phase grown by doping magnesium (Mg) which is a p-type impurity. As a source for adding magnesium (Mg) to the p-type boron phosphide layer, bis-cyclopentadienyl magnesium (bis- (C Five H Five ) 2 Mg) can be exemplified. Bis- (C to boron phosphide layer Five H Five ) 2 In doping using Mg, the concentration of Mg atoms in the boron phosphide layer increases substantially linearly as shown in FIG. 1 in accordance with the supply amount of the magnesium (Mg) source. In order to form a high-resistance boron phosphide layer, the Mg atom concentration in the boron phosphide layer is 1 × 10 19 Atom / cm -3 ~ 1x10 20 Atom / cm -3 Thus, it is preferable to dope Mg. 10 18 Atom cm -3 In the case of doping with magnesium (Mg) at a low concentration of about /, even if Mg acts as an acceptor, only a p-type boron phosphide layer that is not sufficiently high in resistance is left. The atomic concentration of Mg in the boron phosphide layer can be quantified by general secondary ion mass spectrometry (SIMS), Auger spectroscopy, or the like.
[0012]
Of the Group II elements that are p-type impurities for III-V compound semiconductors, magnesium (Mg) is most effective in providing a high resistance boron phosphide layer. Magnesium (Mg) is boron and chemical formula: MgB 2 Or chemical formula: MgB 6 This is because a volatile magnesium boride compound represented by the above formula is easily formed ("Data Book Handbook of High-melting-point Compounds" (December 20, 1977, published by So-Soshinsha), page 122 reference). For this reason, by adding magnesium (Mg) simultaneously with the vapor phase growth of the boron phosphide layer, Mg combines with boron constituting the boron phosphide layer and volatilizes together with boron. As a result, a large amount of boron Voids can be created in the boron phosphide layer. Then, a large amount of donors are generated due to the phosphorus atoms occupying the generated boron vacancies, and these donors include an acceptor present in the boron phosphide layer in an undoped state and an acceptor generated due to the addition of Mg. Electrically compensates to contribute to a high resistance boron phosphide layer. According to the means for doping magnesium (Mg) according to the present invention, the specific resistance (= resistivity) at room temperature is 1 × 10 Four A high-resistance boron phosphide layer having a resistance of Ω · cm or more can be vapor-phase grown.
[0013]
As another method for manufacturing a boron phosphide layer on a crystal substrate, a p-type boron phosphide layer for forming a high resistance layer is formed by placing an amorphous layer containing boron and phosphorus formed on a crystal substrate. The base layer can be formed by bonding to the amorphous layer. The amorphous layer eliminates the lattice mismatch between the crystal substrate and the p-type boron phosphide layer, and has a good crystalline p-type boron phosphide with less crystal defect density such as misfit dislocations. Has the effect of providing a layer. Further, boron and phosphorus constituting the amorphous layer are “growth nuclei” when vapor-phase-growing the p-type boron phosphide layer (Akira Nishinaga, “Basics of Crystal Growth” (Baifukan Co., Ltd., 1997) June 23, first edition), see Chapter 2), and can contribute to providing a continuous p-type boron phosphide layer without gaps. In particular, an amorphous layer containing boron in a stoichiometrically richer amount compared to phosphorus is particularly suitable for vapor-phase growth of a p-type boron phosphide layer. The amorphous layer rich in boron contains a large amount of phosphorus vacancies that can act as an acceptor because it has a chemical equivalent of phosphorus. For this reason, the amorphous layer rich in boron can sufficiently exhibit the effect of relaxing the lattice mismatch with the crystal substrate, and continuously brings an excess of phosphorus vacancies to the upper boron phosphide layer, This is effective in reliably providing a p-type boron phosphide layer in an undoped state. The amorphous layer containing excessive boron can be formed particularly stably at a temperature of 750 ° C. to 1200 ° C. The thickness of the amorphous layer is preferably 2 nm or more and 50 nm or less. The concentration of phosphorus vacancies in excess compared to boron vacancies involved in donor generation is measured, for example, as the p-type carrier (hole) concentration in Hall effect measurement. The amorphous layer containing boron and phosphorus includes boron phosphide, boron phosphide / gallium (B X Ga 1-X P: 0 <X <1), boron phosphide / aluminum / indium (B X Al Y In 1-XY P: 0 <X <1, 0 ≦ Y <1, 0 <X + Y ≦ 1).
[0014]
If the high resistance boron phosphide layer is formed by the same vapor phase growth means following the vapor phase growth of the amorphous layer on the crystal substrate, it is convenient to obtain the high resistance boron phosphide layer. . For example, triethyl boron ((C 2 H Five ) Three B) as a boron source and phosphine (PH Three The amorphous layer and the boron phosphide layer are continuously vapor-phase grown by the atmospheric pressure (substantially atmospheric pressure) or the low pressure MOCVD method using a phosphorous source. In particular, after the amorphous layer containing boron and phosphorus is vapor-grown by the MOCVD method, the amorphous layer containing the amorphous layer is subsequently vapor-grown using the same MOCVD vapor-phase growth apparatus. A technique for vapor phase growth of the boron phosphide layer is convenient. If the high-resistance boron phosphide layer is formed at a temperature of 750 ° C. or higher and lower than the temperature at which the amorphous underlayer is vapor-phase grown, the single-crystal boron phosphide layer is vapor-grown. Will be convenient. When the temperature is lower than 750 ° C., a polycrystalline boron phosphide layer tends to be easily obtained. Further, according to the method of vapor-depositing the high-resistance boron phosphide layer below the temperature at which the amorphous layer is vapor-grown, the amorphous layer can be prevented from being damaged due to thermal damage, Therefore, there is an advantage that a high-resistance boron phosphide layer having excellent crystallinity can be vapor-phase grown.
[0015]
The high resistance boron phosphide layer of the present invention can be used to construct various semiconductor devices. For example, a high-resistance boron phosphide layer provided on an insulating crystal substrate can be used as a high-resistance buffer layer for suppressing leakage of drain current when configuring a MESFET. Further, when configuring a field effect transistor (TEGFET) using a two-dimensional electron gas, it can be used as a gate electrode forming layer for forming a Schottky gate electrode in addition to a buffer layer. Since the high resistance boron phosphide layer according to the present invention uses magnesium (Mg) which forms a relatively shallow level, the conventional III-V group in which a high resistance is obtained by adding deep impurities. Unlike a compound semiconductor layer, it is possible to provide a high resistance layer that is superior in suppressing a change with time (drift) of a drain current or the like.
[0016]
Further, the high resistance boron phosphide layer of the present invention can be utilized as a high resistance layer forming a current confinement layer of an LD in a light emitting device. In the LED, it can be suitably used as a current blocking layer for preventing short circuiting of the element operating current to the light emitting portion and diffusing the current over substantially the entire surface of the light emitting portion. For example, a gallium nitride (GaN) layer that forms the upper cladding layer is vapor-phase grown while doping magnesium (Mg), and then a high-resistance boron phosphide layer is formed while doping Mg. Next, processing is performed so that the high resistance boron phosphide layer remains only in the region where the ohmic electrode is to be disposed. Next, the exposed surface of the upper cladding layer and the surface of the remaining high resistance boron phosphide layer are covered with a highly conductive transparent conductive film such as an indium / tin composite oxide (ITO) film. Next, an ohmic electrode is provided in contact with the transparent conductive film above the remaining high-resistance boron phosphide layer. With such a configuration, the operating current supplied from the electrode is prevented from flowing in the vertical direction to the light emitting portion below by the high resistance boron phosphide layer, and preferentially flows in the horizontal direction through the transparent conductive film. Is done. For this reason, an operating current can be diffused over a wide range of the light emitting section, and an LED with high emission intensity can be provided.
[0017]
The boron phosphide layer doped with magnesium (Mg) according to the present invention has a high resistance when, for example, forming a stripe structure type LD (written by Ryoichi Ito and Michiharu Nakamura, “Semiconductor Laser”). (See Baifukan Co., Ltd., first edition 6th edition, published on October 30, 1997), pages 118 to 121), and can be used effectively as a current constriction layer. For example, an LD including a high-resistance boron phosphide layer doped with magnesium as a current confinement layer is formed by the following procedure. First, the boron phosphide layer is vapor-phase grown while doping magnesium on the surface of the upper cladding layer on the light emitting layer made of single or multiple quantum wells (QW) or the like. The vapor-grown high-resistance boron phosphide layer is removed in the form of a band only in a region where an electrode in ohmic contact with the upper cladding layer is to be formed. In general, the area to be removed in a band shape has a width of 3 × 10. -Four cm-3 × 10 -3 This is a striped region having a length substantially equal to the resonator length. Next, an LD is formed by covering the surface of the high resistance boron phosphide layer including the region opened in a stripe shape with an ohmic electrode. The element operating current for driving the LD supplied from the ohmic electrode is confined in the region where the high resistance boron phosphide layer allows the current to flow and is concentrated only in the region opened in a stripe shape. A current having a density is injected into the light emitting layer through the upper cladding layer. In particular, in the present invention, the lattice spacing substantially equal to the a-axis lattice constant (≈0.319 nm) of gallium nitride (GaN) (the spacing of {110} crystal planes of boron phosphide is approximately equal to approximately 0.321 nm). The current confinement layer is made up of the boron phosphide layer having (.), So that the current confinement layer with few crystal defects such as misfit dislocations can be formed on the upper clad layer made of aluminum nitride and gallium. In addition, it is possible to provide an LD with little breakdown voltage failure involving dislocations in the layer.
[0018]
[Action]
In the means for vapor-phase-growing a high-resistance boron phosphide layer while adding magnesium (Mg) according to the present invention, Mg added to the boron phosphide layer is contained in the undoped p-type boron phosphide layer. It has the effect of generating boron vacancies that can electrically compensate for acceptors involving phosphorus vacancies.
[0019]
【Example】
(First embodiment)
The contents of the present invention will be specifically described by taking as an example a case where a laminated structure for gallium nitride (GaN) -based MESFET is formed using a high-resistance boron phosphide layer doped with magnesium (Mg) as a buffer layer. explain.
[0020]
FIG. 2 schematically shows a cross-sectional structure of a laminated structure 1A that can be used to configure a GaN-based MESFET. The crystal substrate 101 was an undoped silicon (Si) single crystal having a high resistance {111} plane with a resistivity of 10 Ω · cm or more. On the surface of the substrate 101, triethylboron ((C 2 H Five ) Three B) / phosphine (PH Three ) / Hydrogen (H 2 ) An amorphous layer 102 containing boron and phosphorus was formed at 1025 ° C. using a reaction system normal pressure (substantially atmospheric pressure) MOCVD growth means. V / III ratio (= PH at the time of vapor phase growth of the amorphous layer 102 Three / (C 2 H Five ) Three B supply concentration ratio) was 16. The layer thickness of the amorphous layer 102 was about 10 nm. The supply of triethylboron as a boron source to the vapor phase growth region was once stopped, and the vapor phase growth of the amorphous layer 102 was completed.
[0021]
Meanwhile, while continuing to supply the phosphorus source to the vapor phase growth region, phosphine (PH Three ) And hydrogen (H 2 The temperature of the Si single crystal substrate 101 was lowered from 1025 ° C. to 850 ° C. After that, the boron source was supplied again to the vapor phase growth region, and the vapor phase growth of the high resistance boron phosphide layer 103 serving as a buffer layer was started by bonding to the amorphous layer 102. During vapor phase growth of the boron phosphide layer 103, it is about 2.0 × 10 × in the undoped state. 19 cm -3 The V / III ratio was set to 1296 so as to obtain a p-type conductive layer having a carrier (hole) concentration of 1. In order to obtain a high resistance layer under the vapor phase growth condition, magnesium (Mg) was doped. Mg doping sources include biscyclopentadienyl magnesium (bis- (C Five H Five ) 2 Mg) was used. Due to the generation of volatile compounds with boron, the concentration of Mg atoms in the boron phosphide layer is about 1 × 10 6 in order to generate a high concentration of donors involving boron vacancies. 20 Atom / cm Three Then, magnesium was added. Thus, the resistivity at room temperature is about 2 × 10 Four A high resistance boron phosphide layer 103 of Ω · cm was obtained. The thickness of the high resistance boron phosphide layer 103 was about 100 nm. The supply of the boron source, phosphorus source, and magnesium source to the vapor phase growth region was stopped, and the vapor phase growth of the high resistance boron phosphide layer was completed. Hydrogen gas was continuously distributed to the vapor phase growth region.
[0022]
Next, while maintaining the temperature of the Si single crystal substrate 101 at 850 ° C., the amorphous layer 102 and the high resistance boron phosphide layer 103 are undoped in the same MOCVD vapor phase growth apparatus as in the vapor phase growth. An n-type gallium nitride (GaN) layer 104 was vapor-phase grown. The gallium nitride layer 104 includes trimethyl gallium ((CH Three ) Three Ga) / Ammonia (NH Three ) / H 2 Vapor phase growth was performed by a reaction system atmospheric pressure MOCVD method. The lattice spacing (≈0.321 nm) of the {110} -crystal plane of boron phosphide intersecting the {111} -crystal plane forming the surface of the high-resistance boron phosphide layer 103 and the wurtzite crystal type (Wurtzite) Since the a-axis lattice constant (≈0.319 nm) of GaN substantially matched, the gallium nitride layer 104 became a crystal layer composed of {0001} -crystal planes. Considering the use of the MESFET as an active layer, the V / III ratio is about 1.2 × 10 6 in order to obtain an n-type gallium nitride layer 104 having a low carrier (electron) concentration. Four Set to. The carrier concentration of the undoped n-type gallium nitride layer 104 is about 2 × 10 16 cm -3 The layer thickness was about 50 nm. Also, due to the good lattice spacing matching with the high resistance boron phosphide layer 103 doped with magnesium (Mg) in the buffer layer, the electron mobility at room temperature of the gallium nitride layer 104 is about 660 cm. 2 / V · s.
[0023]
The supply of trimethylgallium to the vapor phase growth region was stopped, and the vapor phase growth of the gallium nitride layer 104 was completed. Thereafter, a high resistance boron phosphide layer 105 doped with magnesium (Mg) was formed again at 850 ° C. using the same MOCVD vapor phase growth apparatus. The vapor growth conditions for the high resistance boron phosphide layer 105 were the same as those for the high resistance boron phosphide layer 103 used as the buffer layer. In order to obtain approximately the same resistivity as the high resistance boron phosphide layer 103, the atomic concentration of magnesium (Mg) in the layer is about 1 × 10 × 10. 20 Atom / cm Three It was. However, the layer thickness was 50 nm. Thereafter, the supply of the boron source to the vapor phase growth region was stopped, and the vapor phase growth of the high resistance boron phosphide layer 105 was completed. The phosphine continued to flow until the temperature of the Si single crystal substrate 101 dropped to about 600 ° C., and the volatilization of phosphorus from the surface of the high resistance boron phosphide layer 105 was suppressed. The supply of phosphine was stopped at about 600 ° C., and the mixture was naturally cooled to a temperature near room temperature in an atmosphere of hydrogen gas. Thus, the high resistance boron phosphide layer 103 doped with magnesium is used as a buffer layer, the n-type gallium nitride layer 104 is used as an active layer, and the high resistance boron phosphide layer 105 is used as a gate of a Schottky junction field effect transistor. A laminated structure 1A used as an electrode forming layer was formed.
[0024]
The boron phosphide layer 103 that forms a high-resistance buffer layer has no gap because the amorphous layer 102 containing boron and phosphorus is used as a base layer and is vapor-phase grown at a lower temperature than the amorphous layer 102. It became a continuous layer with a flat surface. Reflecting the continuity and surface flatness of the boron phosphide layer 103, the gallium nitride layer 104 has a void ("Lattice Mismatched Thin Films" (The Minerals, Metals & Materials Society, 1999) (ISBN No. 0-). 87339-444-5) and 177 to 182)). Further, since the vapor phase growth is performed through the gallium nitride layer 104 having a good surface state, the smoothness of the surface of the boron phosphide layer 105 is rms (root mean square); the square value of the height difference from the virtual horizontal plane. The average value (square root value) was as good as about 0.5 nm.
[0025]
(Second embodiment)
In the second embodiment, the contents of the present invention will be specifically described by taking as an example a case where a MESFET is formed from a laminated structure having a high resistance boron phosphide layer as a buffer layer.
[0026]
FIG. 3 schematically shows a cross-sectional structure of the MESFET described in the second embodiment. The same components as those already shown in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals in FIG.
[0027]
After the laminated structure 1A produced in the first embodiment is taken out from the MOCVD vapor phase growth apparatus, the high-resistance boron phosphide layer 105 forming the surface is processed by using a general photolithography technique, and a gate ( gate) The electrode 107 was left only in the region where it was to be formed. Next, the laminated structure 1A subjected to this processing is again placed in the MOCVD vapor deposition apparatus, and an undoped n-type boron phosphide layer 106 is deposited as an ohmic contact layer for forming an ohmic electrode. did. The n-type boron phosphide layer 106 has the above-mentioned (C 2 H Five ) Three B / PH Three / H 2 Vapor phase growth was performed at 850 ° C. using the reaction system MOCVD method. The carrier (electron) concentration of the n-type boron phosphide layer 106 is about 1 × 10 19 cm -3 The layer thickness was about 150 nm. After the supply of the boron source to the vapor phase growth region is stopped and the growth of the n-type boron phosphide layer 106 is completed, it is cooled to room temperature in the same manner as in the case of the high resistance boron phosphide layer 105, A laminated structure 1B for MESFET10 was formed.
[0028]
After cooling, the n-type boron phosphide layer 106 that covers the remaining high resistance boron phosphide layer 105 is applied to the laminated structure 1B taken out from the MOCVD vapor phase growth apparatus by using a general photolithography technique. The recess 108 was formed by exposing the surface of the boron phosphide layer 105 having a high resistance. The height difference (step) between the high resistance boron phosphide layer 105 doped with magnesium (Mg) for forming the gate electrode on the bottom surface of the recess portion 108 and the n-type boron phosphide layer 106 was about 150 nm. The width of the recess 108 is about 1 × 10. -3 cm.
[0029]
A common Schottky contact gate electrode 107 is lifted off from the center of the surface of the high resistance boron phosphide layer 105 on the bottom surface of the recess portion 108 and slightly closer to the source electrode 109 by a general patterning technique and lift-off. Formed by technique. The gate electrode 107 has a three-layer structure of Ti / platinum (Pt) / gold (Au) in which titanium (Ti) is in contact with the surface of the high resistance boron phosphide layer 105. The gate length is about 1.5 × 10 -Four cm. Further, on the surface of the n-type boron phosphide layer 106 left facing each other in the region excluding the recess portion 108, a gold / germanium (Au · Ge) alloy film is formed on the side in contact with the n-type boron phosphide layer 106. An ohmic contact source electrode 109 and a drain electrode 110 each having a three-layered structure of Au.Ge/nickel (Ni) / Au in which are arranged. In this way, a MESFET was constructed. The horizontal distance between the source electrode 109 and the drain electrode 110 is approximately 1 × 10 10 that is substantially equal to the lateral width of the recess 108. -3 cm.
[0030]
In the MESFET manufactured in the second embodiment as described above, the active layer composed of the n-type gallium nitride layer 104 is provided on the boron phosphide layer 103 doped with magnesium (Mg) to have a high resistance. Therefore, leakage of drain current to the buffer layer was suppressed. For this reason, the saturation source-drain current (so-called I dss No significant increase is observed, and the gate pinch-off voltage is about 12.4 volts (V) (however, the source-drain current (so-called I ds ) 5 × 10 -6 A). Further, since the high resistance boron phosphide layer 103 added with magnesium (Mg), which is considered to form a relatively “shallow” acceptor level in a III-V compound semiconductor, is used as a buffer layer, the drain current has a relaxation time. No long-term drift was observed. Mutual conductance at room temperature obtained when the drain voltage is 5 V (so-called g m ) Reached about 10 millisiemens (mS) / mm per unit gate length (mm). In the vicinity of the gate pinch-off voltage due to an increase in the gate voltage (so-called Vg), g m A high-performance MESFET capable of maintaining a high value of 8 mS / mm was provided.
[0031]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a method for producing a high resistance boron phosphide layer, in which a high resistance boron phosphide layer is directly formed on a crystal substrate by vapor phase growth means, the temperature of the crystal substrate is 1200 ° C. at 1200 ° C. or more. Magnesium that is kept at a temperature of ℃ or lower and vapor-deposits a boron phosphide layer exhibiting p-type conductivity in an undoped state without intentionally adding impurities, and at the same time forms a "shallow" impurity level (Mg) is added to form a high-resistance boron phosphide layer. For example, if it is used as a buffer layer, there is little leakage of drain current, excellent pinch-off characteristics, and high mutual conductance. It is effective to construct a MESFET having
[0032]
Further, a high-resistance boron phosphide layer doped with magnesium (Mg) is formed on a crystal substrate at a temperature of 750 ° C. or more and 1200 ° C. or less, and contains boron and phosphorus, and the layer thickness is 2 nm or more and 50 nm or less. Since it is formed by bonding to an amorphous underlayer, a continuous high resistance boron phosphide layer without a gap can be formed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the relationship between the supply amount of a magnesium (Mg) source and the Mg atom concentration in a boron phosphide layer.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of the multilayer structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of a MESFET according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1A Laminated structure
1B Multilayer structure for MESFET applications
101 Silicon single crystal substrate
102 Amorphous layer
103 High resistance boron phosphide layer (buffer layer)
104 Gallium nitride layer (active layer)
105 High resistance boron phosphide layer (gate electrode formation layer)
106 n-type boron phosphide layer (ohmic contact layer)
107 Gate electrode
108 Recess Department
109 Source electrode
110 Drain electrode

Claims (10)

リン化硼素(BP)層を気相成長手段に依り、結晶基板上に直接形成するリン化硼素層の製造方法において、結晶基板の温度を1000℃以上1200℃以下の範囲に保持して、アンドープ(undope)の状態でp形の伝導性を呈するリン化硼素に、マグネシウム(Mg)を添加して高抵抗のリン化硼素層を気相成長により形成することを特徴とするリン化硼素層の製造方法。In a method for producing a boron phosphide layer in which a boron phosphide (BP) layer is directly formed on a crystal substrate by vapor phase growth means, the temperature of the crystal substrate is maintained in a range of 1000 ° C. or more and 1200 ° C. or less, phosphorus Ka硼element exhibiting p-type conductivity in the state of (undope), boron phosphide layer and forming by the addition to vapor deposition boron phosphide layer having a high resistance to magnesium (Mg) Manufacturing method. リン化硼素層を気相成長手段に依り、結晶基板上に形成した硼素とリンとを含む非晶質の下地層に接合させて形成するリン化硼素層の製造方法において、結晶基板の温度を750℃以上且つ硼素とリンとを含む非晶質の下地層を気相成長させた温度以下に保持して、アンドープの状態でp形の伝導性を呈するリン化硼素に、マグネシウム(Mg)を添加して高抵抗のリン化硼素層を気相成長により形成することを特徴とするリン化硼素層の製造方法。In a method of manufacturing a boron phosphide layer formed by bonding a boron phosphide layer to an amorphous underlayer containing boron and phosphorus formed on a crystal substrate by vapor phase growth means, the temperature of the crystal substrate is changed. the amorphous underlayer including a 750 ° C. or higher and the boron and phosphorus is kept below a temperature which is vapor phase growth, the phosphorus Ka硼element exhibiting p-type conductivity in undoped state, magnesium (Mg) A method of manufacturing a boron phosphide layer, characterized by adding a high resistance boron phosphide layer by vapor phase growth . 非晶質の下地層が、750℃以上1200℃以下の温度で結晶基板上に直接気相成長させた、硼素(B)とリン(P)とを含む、層厚が2ナノメータ(nm)以上50nm以下の層であることを特徴とする請求項2に記載のリン化硼素層の製造方法。An amorphous underlayer comprising boron (B) and phosphorus (P) grown directly on a crystal substrate at a temperature of 750 ° C. or higher and 1200 ° C. or lower, and having a layer thickness of 2 nanometers (nm) or more The method for producing a boron phosphide layer according to claim 2, wherein the layer is 50 nm or less. 高抵抗のリン化硼素層及び非晶質の下地層を、同一の気相成長手段により形成することを特徴とする請求項2または3に記載のリン化硼素層の製造方法。4. The method for producing a boron phosphide layer according to claim 2, wherein the high resistance boron phosphide layer and the amorphous underlayer are formed by the same vapor phase growth means. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法により形成された高抵抗のリン化硼素層を備えてなるリン化硼素系半導体素子。A boron phosphide-based semiconductor element comprising a high-resistance boron phosphide layer formed by the method according to claim 1. リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層の上方に、活性層を設けてなる電界効果型トランジスタ(FET)であることを特徴とする請求項5に記載のリン化硼素系半導体素子。6. The boron phosphide-based semiconductor according to claim 5, wherein the boron phosphide-based semiconductor element is a field effect transistor (FET) in which an active layer is provided above a high-resistance boron phosphide layer. element. リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層に接合させて、ショットキー(Schottky)接合性の金属ゲート電極を設けてなるショットキー接合電界効果型トランジスタであることを特徴とする請求項5または6に記載のリン化硼素系半導体素子。The boron phosphide-based semiconductor element is a Schottky junction field effect transistor having a Schottky junction metal gate electrode bonded to a high resistance boron phosphide layer. Item 7. A boron phosphide-based semiconductor device according to Item 5 or 6. リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層の上方に、オーミック(Ohmic)接触性の金属材料からなるオーミック電極を設けてなる発光素子であることを特徴とする請求項5に記載のリン化硼素系半導体素子。The boron phosphide-based semiconductor element is a light-emitting element in which an ohmic electrode made of an ohmic metal material is provided above a high-resistance boron phosphide layer. Boron phosphide-based semiconductor element. リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層を、オーミック接触性電極から供給される素子動作電流の発光層への流通経路を狭窄するための電流狭窄層として備えているレーザダイオードであることを特徴とする請求項8に記載のリン化硼素系半導体素子。A boron phosphide-based semiconductor element is a laser diode comprising a high resistance boron phosphide layer as a current confinement layer for constricting a flow path of element operating current supplied from an ohmic contact electrode to a light emitting layer. The boron phosphide-based semiconductor device according to claim 8, wherein the boron phosphide-based semiconductor device is present. リン化硼素系半導体素子が、高抵抗のリン化硼素層を、オーミック接触性電極の射影領域へ順方向電流が流通するのを阻止する電流阻止層として備えている発光ダイオードであることを特徴とする請求項8に記載のリン化硼素系半導体素子。The boron phosphide-based semiconductor element is a light-emitting diode provided with a high-resistance boron phosphide layer as a current blocking layer for blocking forward current from flowing to the projected region of the ohmic contact electrode. The boron phosphide-based semiconductor device according to claim 8.
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