JP4122330B2 - ロータリアクチュエータ - Google Patents

ロータリアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP4122330B2
JP4122330B2 JP2004376630A JP2004376630A JP4122330B2 JP 4122330 B2 JP4122330 B2 JP 4122330B2 JP 2004376630 A JP2004376630 A JP 2004376630A JP 2004376630 A JP2004376630 A JP 2004376630A JP 4122330 B2 JP4122330 B2 JP 4122330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
sliding
cylinder
cylinder body
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004376630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006183748A (ja
Inventor
竜弥 河合
Original Assignee
株式会社巴技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社巴技術研究所 filed Critical 株式会社巴技術研究所
Priority to JP2004376630A priority Critical patent/JP4122330B2/ja
Priority to KR20077014785A priority patent/KR100833143B1/ko
Priority to CN2005800451221A priority patent/CN101091064B/zh
Priority to PCT/JP2005/023715 priority patent/WO2006070714A1/ja
Publication of JP2006183748A publication Critical patent/JP2006183748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4122330B2 publication Critical patent/JP4122330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/065Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the rack-and-pinion type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

この発明は、バタフライ弁等の弁体の開閉を行う回転弁の弁棒を、駆動回転するためのロータリアクチュエータに関し、特にピストンの安定した往復動とトラニオンピンの抜止とを図りうるようにしたロータリーアクチュエータに関する。
従来、圧力流体の圧力を受けてシリンダ内を往復動するピストンにスコッチヨークを介して出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に連結されたバタフライ弁等の回転弁の弁棒を駆動するようにしたアクチュエータは公知であり、例えば、特公昭46−22771号公報(引用文献1)、特開平6−2070605号公報(引用文献2)、特開平2−72206号公報(引用文献3)等に開示されている。これらの引用文献に開示されるように、シリンダ内を往復動するピストンとスコッチヨークは、ピストンに軸着したトラニオンピンをヨーク溝に係入し、ピストンの直線運動にともなってトラニオンピンをヨーク溝で移動させて、スコッチヨークを回動する構造となっており、一般的に文献1に開示されるように、トラニオンピンはピストンアームに圧入されて取付けられている。しかしながら、圧入されたトラニオンピンが弛んで抜け出し、シリンダ内面に衝接して損傷するおそれがあった。
そこで、トラニオンピンの抜け出しを阻止するために、引用文献2ではピンの両端に抜止リングを装着しており、引用文献3ではピンの両端にピン押え部材を配置している。しかしながら、これらの構造でもピンの抜止を充分に防止することが出来ないと共に、構造が複雑でコストがかかり、又修理が困難であった。
更に、従来のロータリアクチュエータにおけるピストンの潤滑と支持は、シリンダ本体の内面に摺接する円盤状のピストン部の外周にリング状の摺動材を巻着した摺動リングで、ピストンの移動を支持しつつ潤滑していたため、ピストンが揺れ動き、円滑な作動に支障を生ずるおそれがあった。
特公昭46−22771号公報 特開平6−207605号公報 特開平2−72206号公報
この発明は、従来見られたトラニオンピンの抜け出しを簡単な構造で効果的に阻止すると共に、該ピン抜け出し阻止構造によって、単にピンの抜け出し防止を図るのみならず、更にピストンの安定した円滑な動きをも保証しうるようにせんとするものである。
本発明は、圧力流体の圧力を受けてシリンダ内を往復動するピストンに、スコッチヨークを介して出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に連結された回転弁の弁棒を駆動するようにすると共に、シリンダ内面に摺接する円盤状のピストン部と該ピストン部から軸方向に延び出すピストンアームの先端部にシリンダ内面に摺接する摺動材を間隔を存して二箇所取付け、該摺動材でピストンの往復動を安定に支持するようにしたロータリーアクチュエータにおいて、ピストンの先端部に取付けられる摺動材が、略方形の板状部材からなり、裏面にピストンの軸方向と直交して植立された取付脚をピストンアームの取付孔に挿着して、摺動材をピストンの外周面に取付け、且該摺動材の一部をトラニオンピンの上方に延び出させて、ピストンとスコッチヨークとを連結するトラニオンピンの端部を被覆し、摺動材との衝接によりトラニオンピンの抜け出しを阻止するようにしたことを特徴とする。

略方形の摺動材が取付けられるピストンアームの先端部取付面を平滑に研磨し、取付面の寸法精度を出すようにする。
ピストンアームの先端部に取付けられる摺動材の表面に、摩耗度を検出する手段が設けられ、該摩耗度を検出する手段は、例えば突起、溝若しくは、色の異なる少なくとも2つの層からなる。
摺動材、布入りフェノール樹脂、ポリアセタール樹脂等の耐摩耗性に優れた材質からなり、シリンダとピストンの間に装入される潤滑剤、シリコングリス、二流化モリブデン入りグリス、リチウム石けん基系グリス等の耐摩耗性、耐薬品性、摺動性に優れたグリスが好ましい。
本発明のロータリーアクチュエータによれば、ピストンアームの先端部に取付けた摺動材をピストン部に取付けた摺動材と協働してシリンダ内面に摺接させることにより、シリンダ本体内を往復動するピストンを安定に支持して移動させることが出来ると共に、該摺動材でスコッチヨークとピストンを連結するトラニオンピンの端部の少なくとも一部を被覆し、トラニオンピンの抜け出しを効果的に防止するようにしてあるので、トラニオンピンの抜け出しを簡単な機構で確実に達成することが出来る。
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。この発明は、バタフライ弁等の回転する弁体を備えた回転弁の弁棒駆動装置であるロータリーアクチュエータに関するものであり、圧力流体の圧力を受けてシリンダ内を往復動するピストンにスコッチヨークを介して出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に連結された回転弁の弁棒を駆動するようにした構成を有する。シリンダ本体内を空気圧等の流体圧を受けて移動するピストンは、シリンダ本体内面に摺接する円盤状のピストン部と該ピストン部から軸方向に延び出すピストンアームの先端部にシリンダ内面に摺接する摺動材を取付、これら二つの摺動材を間隔を存して配置し、間隔をおいた二つの摺動材でピストンの往復動を安定に支持するようにしてある。又、ピストンの先端部に取付けた摺動材で、ピストンとスコッチヨークを連結するトラニオンピンの端部を被覆し、摺動材との衝接によりトラニオンピンの抜け出しを阻止するようにした。
ピストンの先端部に取付けられる摺動材は、略方形の板状部材からなり、裏面にシリンダの軸方向と直交する方向に植立された取付脚を有し、該取付脚をピストンアームの取付孔に挿着して取付け、該摺動材でトラニオンピンの端部を少なくとも一部被覆するようにし、トラニオンピン摺動材との衝接により、トラニオンピンが弛んでもその抜け出しを効果的に防止することが出来るようになっている。
略方形の摺動材が取付けられるピストンアームの先端部取付面を平滑に研磨し、取付面の寸法精度を出し、摺動材の取付精度を容易に出しうるようにしてある。尚、取付面を平滑に研磨することにより、摺動材を両面接着テープ等を用いて接着することも可能としている。
ピストンアームの先端部に取付けられる摺動材の表面には、例えば突起、溝若しくは、色の異なる少なくとも2つの層等からなる摩耗度を検出する手段を設け、摺動材の摩耗度を容易に検出可能としている。
この発明は、ロータリアクチュエータに関し、図面に従った実施例は、バタフライ弁を対象とするが、この発明はバタフライ弁の駆動用に限られるものではなく、回転する弁棒を備え、該弁棒を外部から駆動回転することにより弁の開閉を行ういわゆる回転弁を作動するためのアクチュエータとして種々の弁に利用することが出来る。図1〜6を参照して、ロータリアクチュエータは、シリンダ(1)と該シリンダ(1)内を圧力流体の圧力を受けて往復動するピストン(2)並びに該ピストン(2)の往復動を回転運動に変換するスコッチヨーク(3)、該スコッチヨーク(3)の回転運動を弁棒に伝達する出力軸(4)を備え、所望の制御手段によってピストンに付加される圧力流体の方向を制御し、ピストン(2)を往復動させることによって、該ピストンの往復動によりスコッチヨークを介して出力軸(4)を回転させ、弁棒を駆動回転するようになっている。
図示の実施例は、一対のピストンを有するダブルピストン形式の構造が示されているが、これに限られるものではなく、単一のピストンを有する構造であっても良く、又ピストンの両側に圧力流体を供給する構造のほか、スプリングによって復動するスプリングリターン構造であっても良い。圧力流体は、空気圧、油圧等いずれの流体圧力であっても良く、限定されない。
図1及び7〜10を参照して、シリンダ(1)は、円筒形のシリンダ部を軸方向に貫設したシリンダ本体(10)と、シリンダ本体の開放された両側端面を閉塞するサイドカバー(11)から構成される。シリンダ本体(10)は、中央部(100)を円筒形状とし、その上下部(101)(102)を方形状とする紡錘形の同一断面形状を、一端から他端まで連続した筒形状を有し、アルミニウム合金の押し出し成形により製造可能な形状となっている。シリンダ本体(10)をアルミニウム合金の押し出し成形可能な構造とすることにより、従来の鋳物構造のシリンダ本体に比して、シリンダ本体(10)の重量を30%以上軽量化することが出来た。方形の上部と下部には軸方向に貫通する空気通路(15)(16)が穿孔される。
シリンダ本体(10)の上部(101)の上面(103)及び下部(102)の下面(104)は平坦な面に形成され、上部平坦面(103)には例えばVDI/VDE 3845(NAMUR)規格に沿ったタップ孔(106)が穿設され、所望の付属部品を取付可能である。又、下部平坦面(104)には、後述するベースプレート(5)をレール嵌合により、トルクを負担しつつ回り止め状態で取付けることが出来、ベースプレート(5)の容易で確実な連結の達成を可能としている。シリンダ本体(10)の上部正面には、段部(105)が形成され、銘板(14)の下端を該段部(15)に当接して位置を合わせることにより、容易かつ正確に水平に貼着することが出来る。
図11〜14を参照して、シリンダ本体(10)の両側端面を閉塞するサイドカバー(11)は、シリンダ本体(10)の端面形状と一致する形状の盤状の部材であり、ダイカスト成型品である。この発明では、従来シリンダ本体に設けられていた空気導入口を、このサイドカバー(11)に形成してあるので、シリンダ本体(10)を前述したような紡錘形とすることを可能としている。空気導入口は、好ましくはNAMUR規格に準拠して形成される。図8,9に示すように、前述した閉側の空気路(15)がシリンダ本体(10)の方形の上部(101)を軸方向に貫通して形成され、開側の空気路(16)が方形の下部(102)を軸方向に貫通して形成される。閉側空気導入口の空気路は、シリンダ内の二つのピストン(2)をその外側から押して、ピストンが中心に向かって動くように設けられている。その空気路は、一方のサイドカバー(11a)の閉側空気導入口(110)から直にシリンダ内に導入されると共に、サイドカバー(11a)の上方側部に形成された袋状空気路(111)を前記シリンダ本体を貫通する空気路(16)に連通し、他方のサイドカバー(11b)からシリンダ内に導入される袋状空気路(112)とから構成される。
開側空気導入口の空気路は、シリンダ内の二つのピストンを内側から外側へ押すように設けられる。その空気路は、一方のサイドカバー(11a)の開側空気導入口(113)に端部を開口した斜めの空気路(114)を介してシリンダ本体下部の開側の空気路(16)をとおり、図9に示すようにシリンダ本体の中央部に形成された下部軸孔(13)から導入する空気路となっている。サイドカバー(11a)を斜めに貫通する空気路(114)の外端口は、鋼球(115)で閉止される。又、シリンダ本体(10)を軸方向の貫通する開側空気路(16)の終端は、カバーパッキン等所望の封止部材で封止される。下部軸孔(13)を空気路として利用することにより、シリンダ本体への加工が不要となり、加工工数を削減することが出来る。
又、開側、閉側の空気導入口をサイドカバーに設けることにより、従来シリンダ本体に形成されていたレール状の突起や空気導入口を設けるための突起が不要となり、前述したようなアルミニウム合金の押出し成形加工を行い得るようになった。又、空気導入口をサイドカバーに設けることにより、上下軸孔(12)(13)に肉厚を付けるだけで充分な強度を得ることが可能となり、円筒部の側壁は最小の肉厚にすることが出来る。更に、サイドカバーは、ダイカスト成型品であり、空気導入口の形状を型で成形することが出来、加工工数を削減することが出来る。開側閉側空気導入口(110)(113)が形成されていない側の他方のサイドカバー(11b)には、図1,14に示すように、その中心に開度調整ボルト(17)が出入り自在に取付けられており、該ボルト(17)の延び出し長さにより、ピストン(2)の往復距離を制御して、スコッチヨーク(3)、すなわち出力軸(4)の回転角度を例えば0〜90゜の任意の角度で調節することが出来る。
図3,4及び図15〜17を参照して、シリンダ(1)内を往復動するピストン(2)は、左右一対のピストンからなり、シリンダ本体の円筒部(100)内を空気圧の作用を受けて軸方向に往復動する。図15に示すように、ピストン(2)は、円盤状のピストン部(20)と該ピストン部から軸方向に一体に延び出す二本の平行なピストンアーム(21)からなり、ダイカスト成型品として提供される。ピストン部(20)には、ピストンパッキン(22)が装着され、内外二つの圧力室に区画する。内方の圧力室は、対抗して配置された一対のピストン(2)の間に形成され、外方の圧力室は該ピストン(2)と前記サイドカバー(11)の間に形成される。前述した空気路から空気圧が導入されるとき、ピストン(2)が互いに接近若しくは離間するように往復動する。
ピストン部(20)から一体に延び出す二本のピストンアーム(21)の先端部には、トラニオンピン(23)が圧入されて抜止状態で軸着されており、該トラニオンピン(23)の外周にローラ(24)が回転自在に軸装されている。トラニオンピン(23)は、出力軸(4)に軸着したスコッチヨーク(3)のヨーク溝(30)に係入しており、ピストン(2)が軸方向に移動するとき、ヨーク溝(30)内をトラニオンピン(23)がローラ(24)の回転でスムースに移動し、スコッチヨーク(3)を回動する。スコッチヨーク(3)には出力軸(4)がスプリングピン(40)で一体的に連結されているため、スコッチヨーク(3)の回動に伴って出力軸(4)が回動する。
図15,16を参照して、円盤状のピストン部(20)には、前記ピストンパッキン(22)の外側に位置して摺動リング(25)が巻着される。又、ピストンアーム(21)の先端部には、板状の摺動材(26)が装着され、これら摺動リング(25)と摺動材(26)が、2箇所においてシリンダ本体(10)の内面に摺接し、二箇所で支持されるためピストンの安定した移動が保証される。図17に示すように、摺動材(26)は、シリンダ本体(10)の円筒部内面に倣った円弧面に形成され、シリンダ本体(10)の内面に密接し得る。摺動材は、その裏面に植立された二本の取付脚(27)を、ピストンアームの取付孔(28)に挿着して取付ける。
図17を参照して、取付脚(27)は、摺動材(26)の裏面から直交する方向に直立されるのではなく、シリンダの軸方向と直交する方向に斜めに植立される。摺動材(26)の先端部は、前記ピストンアーム(21)に圧入されたトラニオンピン(23)の端部を被覆して位置しており、トラニオンピン(23)が弛んで抜け出すとき、その先端に衝接して抜け出しを阻止する。この時、抜け出そうとするトラニオンピン(23)が摺動材(26)に衝接し、摺動材を外方に押出す力が作用するが、前述したように取付脚(27)が軸方向と直交する方向に延び出しているため、摺動材の先端に掛かる外方への力を取付脚で対抗することが可能となり、トラニオンピン(23)の抜け出しを効果的に防止することが出来る。
図18に示すように、ピストン(2)はダイカスト成型品であり、その表面は摺動材の取付面(29)を除いて、鋳肌面のままとされているが、摺動材(26)が取付けられる表面取付面(29)は、平滑な表面に研磨されており、摺動材(26)の取付の際の寸法精度の向上を図っている。尚、摺動材(26)の取付は、取付脚による挿着に限られるものではなく、接着剤、接着テープ等による接着であっても良い。この場合に、取付面(29)を平滑に研磨してあることにより、接着が容易で、より強い接着を果たすことが可能となる。摺動材(26)の角部周辺部は、シリンダ内面の損傷を防止するために、面取り加工若しくは丸みを帯びた加工が施されている。
摺動リング(25)及び摺動材(26)は、耐摩耗性及び耐食性に優れた樹脂材料、例えば布入りフェノール樹脂、ポリアセタール樹脂等が好適である。又、互いに摺動するシリンダ本体(10)とピストン(2)との間には、耐摩耗性、耐薬品性、摺動性に優れたグリス、例えばシリコングリス、二流化モリブデン入りグリス、リチウム石けん基系グリス等が好適である。
図19〜21は、摺動材(26)の表面に、その摩耗度を検出するための手段を設けた実施例を示している。摩耗状態の検出、把握を容易に行い得るようにした摺動材(26)の摩耗度検出手段としては、例えば図19の摺動材(26)は、摺動材(26)の表面に突起(260)を複数突設したものであり、突起(260)の摩耗度により、摺動材(26)の摩耗状態を把握する。図20に示すものは、摺動材(26)の表面に溝(261)を削設し、溝の深さにより摩耗度を検出する。図21は、摺動材(26)を色の異なる2層構造とすることにより、裏面側の層(262)の露出若しくは透出により摩耗度を検出するものである。摩耗状態を把握することにより、シリンダの開閉速度やエア圧等の付加状況と開閉数等の作動状況を把握することが可能である。
図4,10並びに22〜24を参照して、出力軸(4)は、シリンダ内に位置する円柱状軸部(41)と、ピストン(2)から上方外方に延び出す小径の開度表示軸部(42)、及びピストンの下方から延び出す大径の弁棒連結軸部(43)からなる。(44)は、スコッチヨーク(3)と連結するためのスプリングピン(40)を圧入するための孔である。開度表示軸部(42)は、円の対向する両側を切り落とした小判形の断面形状を有し、下部の弁棒連結軸部(43)は、内部を方形とし下方に開放した筒形状をなし、外周面は方形の異形断面に形成されている。
図1,10並びに22を参照して、上部の開度表示軸部(42)には、開度表示装置(6)が取付けられる。開度表示装置(6)は、インジケータプレート(60)と開度表示器(61)とからなり、シリンダ本体(10)に固定されるインジケータプレート(60)と、出力軸(4)と同軸に一体回転する回動表示器(61)との相反的な回動により、開度が表示される。インジケータプレート(60)は、C形止め輪(62)を出力軸の小径の溝部(45)に係入して抜止状態に固定し、出力軸(4)のスラスト力を受け止めるようにしてある。
図10,25〜27を参照して、インジケータプレート(60)は、鋼板の打ち抜き成型品として提供され、ドーナツ状の中央リング(600)を出力軸に挿着し、該中央リングから直径方向に延び出す板部の先端に三角形のインジケータ(601)を上方に垂直に切り起こすと共に、該三角形のインジケータを切り取られた三角形の枠(602)を下方に折り曲げて、前記シリンダ本体(10)の垂直面に嵌合して、インジケータプレート(60)をシリンダ本体(10)の上部角部に回り止め状態で取付ける。このように、インジケータプレート(60)を、下向きに折り曲げた三角形の取付枠(602)でシリンダ本体に嵌め込んで取付けるようにしてあるので、インジケータプレート(60)を従来のようにボルトなどで固定する必要がなくなる。
開度表示器(61)は、中心に前記小判形の開度表示軸部(43)が挿着される小判形の中心孔(610)を有した柔軟な合成樹脂製の皿状部材であり、周側面に図28に示す目盛ラベル(611)が貼着される。インジケータプレート(60)を、上下に切り起こした三角形のインジケータと取付枠で形成し、シリンダ本体(10)に嵌め込むと共に、出力軸の溝部(45)にC形止め輪(62)で固着してスラスト方向の力を受けるようにして、開度表示とスラストプレートの両方の機能を果たし得るようにしてある。
図10を参照して、シリンダ本体(10)の下部から延び出す出力軸(4)の弁棒連結軸部(43)は、内部を角筒状とし、外部を異形の角筒形状とした筒状軸部であり、中央の円柱状軸部(41)より大径に形成され、シリンダ本体(10)の下部に固着されるベースプレート(5)内に延び出している。ベースプレート(5)は、ダイカスト成型品の方形盤状部材からなり、中心に前記弁棒連結軸部(43)を受け入れる凹部(50)が形成され、該凹部(50)内において、該軸部(43)の外周にストッパー(51)が回り止め状態で挿着される。凹部(50)内には、ベースプレート(5)の側面から螺進退自在に開度調整ボルト(52)が螺挿されており、その先端が前記ストッパーに当接する進出長さにより、ストッパーの回転角度、換言すれば出力軸の回転角度を調整可能としている。
又、該軸部(43)の角筒状内部にはベースプレート(5)を下方から貫通してくる弁棒の上端角筒部が係入し、弁棒は出力軸(4)と一体に駆動回転される。(53)はガスケットである。尚、図示の構造においては、開度調整ボルト(52)は閉側の片側のみとしてあるが、これに限られるものではない。開側の片側のみ、或いは開閉両側に配置しても良いことは勿論である。
ベースプレート(5)の上面には前記凹部(50)の両側に位置して、嵌合レール(54)が平行に突設される。該嵌合レール(54)の幅は、シリンダ本体(10)の下面の横幅と一致しており、該レールをシリンダ本体の下面に嵌合してベースプレート(5)をシリンダ本体(10)の下面に回り止め状態で連結する。レールと本体との接合により回動トルクが負担されるため、ベースプレート(5)は2本の固着ボルト(55)でシリンダ本体に固定することが出来、従来のように回動トルクを負担するための4本のボルトを使用する必要がなくなる。
ベースプレート(5)をアクチュエータと回転弁との間に配置し、ベースプレート(5)内においてアクチュエータの出力軸と弁棒とを連結すると共に、ベースプレートに開度調整手段を設けて出力軸、換言すれば弁体又は弁開度を調整するようにしてある。すなわち、ベースプレートを介在してアクチュエータと弁棒の連結並びのその開度調整を行うようにしてあるので、アクチュエータと弁体との連結が容易になると共に仕様の変更にも簡単に対応することが出来る。又、ベースプレートは、シリンダとバルブを接続する中間部品の機能を有し、シリンダ出力とバルブ口径に対応して、複数のベースプレートを用意しておくことにより、流体仕様に応じて適切な選択をすることが可能となる。又、従来シリンダ本体内に配置されていた開度調整用のストッパー等の部品を、ベースプレート内に配置するので、シリンダ本体を小型化することが出来る。
全体の斜視図 全体の正面図 同中央横断平面図 同中央縦断側面図 同左側面図 同底面図 シリンダ本体の正面図 同側面図 同中央縦断側面図 開度表示装置とベースプレートを分解した斜視図 一方のサイドカバーの外面図 同内面図 他方のサイドカバーの外面図 同内面図 ピストンの斜視図 同要部の横断面図 摺動材の取付状態を示す断面図 同斜視図 摺動材の一変形を示す斜視図 摺動材の他の変形を示す斜視図 摺動材の更に他の変形を示す斜視図 出力軸の正面図 同平面図 同底面図 インジケータプレートの平面図 同正面図 同側面図 目盛ラベルの展開図
符号の説明
(1)シリンダ
(10)シリンダ本体
(11)サイドカバー
(12)上方軸孔
(13)下方軸孔
(14)銘板
(15)閉側空気路
(16)開側空気路
(17)開度調整ボルト
(100)円筒部
(101)上部
(102)下部
(103)平坦面
(104)平坦面
(105)段部
(106)タップ孔
(110)閉側空気導入口
(111)袋状空気路
(112)袋状空気路
(113)開側空気導入口
(114)斜めの空気路
(115)鋼球
(2)ピストン
(20)ピストン部
(21)ピストンアーム
(22)ピストンパッキン
(23)トラニオンピン
(24)ローラ
(25)摺動リング
(26)摺動材
(27)取付脚
(28)取付孔
(29)取付面
(260)突起
(261)溝
(262)色の異なる層
(3)スコッチヨーク
(30)ヨーク溝
(4)出力軸
(40)スプリングピン
(41)円柱状軸部
(42)開度表示軸部
(43)弁棒連結軸部
(44)スプリングピンの孔
(45)小径溝部
(5)ベースプレート
(50)凹部
(51)ストッパー
(52)回動調整ボルト
(53)ガスケット
(54)嵌合レール
(55)固着ボルト
(6)開度表示装置
(60)インジケータプレート
(61)開度表示器
(62)C形止め輪
(600)中央リング
(601)インジケータ
(602)三角形の取付枠
(610)中心孔
(611)目盛ラベル

Claims (1)

  1. 圧力流体の圧力を受けてシリンダ内を往復動するピストンに、スコッチヨークを介して出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に連結された回転弁の弁棒を駆動するようにすると共に、シリンダ内面に摺接する円盤状のピストン部と該ピストン部から軸方向に延び出すピストンアームの先端部にシリンダ内面に摺接する摺動材を間隔を存して二箇所取付け、該摺動材でピストンの往復動を安定に支持するようにしたロータリーアクチュエータにおいて、ピストンの先端部に取付けられる摺動材が、略方形の板状部材からなり、裏面にピストンの軸方向と直交して植立された取付脚をピストンアームの取付孔に挿着して、摺動材をピストンの外周面に取付け、且該摺動材の一部をトラニオンピンの上方に延び出させて、ピストンとスコッチヨークとを連結するトラニオンピンの端部を被覆し、摺動材との衝接によりトラニオンピンの抜け出しを阻止するようにしたことを特徴とするロータリーアクチュエータ。
JP2004376630A 2004-12-27 2004-12-27 ロータリアクチュエータ Active JP4122330B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376630A JP4122330B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ロータリアクチュエータ
KR20077014785A KR100833143B1 (ko) 2004-12-27 2005-12-26 로터리 액츄에이터
CN2005800451221A CN101091064B (zh) 2004-12-27 2005-12-26 旋转作动器
PCT/JP2005/023715 WO2006070714A1 (ja) 2004-12-27 2005-12-26 ロータリーアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376630A JP4122330B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ロータリアクチュエータ

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005052049A Division JP4020402B2 (ja) 2004-12-27 2005-02-25 ロータリーアクチュエータの開度表示装置
JP2005052048A Division JP4078357B2 (ja) 2004-12-27 2005-02-25 ロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置
JP2005052050A Division JP4078358B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 ロータリーアクチュエータのシリンダ
JP2005052937A Division JP2006183860A (ja) 2004-12-27 2005-02-28 ロータリーアクチュエータの空気路構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006183748A JP2006183748A (ja) 2006-07-13
JP4122330B2 true JP4122330B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=36737001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376630A Active JP4122330B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ロータリアクチュエータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4122330B2 (ja)
CN (1) CN101091064B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107882804A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 周士忠 液压缸的安装配合设备

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101006896B1 (ko) 2008-07-08 2011-01-13 동주에이피 주식회사 로터리 액츄에이터 장치
CN104047920B (zh) * 2014-04-28 2016-02-03 浙江交通职业技术学院 双自由度液压缸
CN108819588B (zh) * 2016-12-09 2020-07-28 潘茜茜 雕刻机的配套夹装
CN106402461A (zh) * 2016-12-19 2017-02-15 上海华麒育泰工程材料有限公司 一种具有气动阀调速器的执行气缸
JP7353342B2 (ja) * 2021-11-01 2023-09-29 株式会社日研工作所 円テーブル装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE760014A (fr) * 1969-12-24 1971-06-08 Gachot Jean Actionneur a air comprime
CN2189674Y (zh) * 1994-03-12 1995-02-15 杨世洲 气动旋转式蝶阀
JP3131570B2 (ja) * 1996-10-14 2001-02-05 エスエムシー株式会社 ロータリーアクチュエータ
JP4150993B2 (ja) * 2000-04-12 2008-09-17 Smc株式会社 揺動アクチュエータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107882804A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 周士忠 液压缸的安装配合设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN101091064A (zh) 2007-12-19
JP2006183748A (ja) 2006-07-13
CN101091064B (zh) 2011-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4122330B2 (ja) ロータリアクチュエータ
KR100417523B1 (ko) 가이드를 갖는 실린더
JP4078357B2 (ja) ロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置
JP4078358B2 (ja) ロータリーアクチュエータのシリンダ
JP5973197B2 (ja) ピストン式作動流体圧アクチュエータ、および制御弁
JPH0510366A (ja) ダンパー機構
JP4020402B2 (ja) ロータリーアクチュエータの開度表示装置
US6910409B2 (en) Oscillating actuator
WO2006070714A1 (ja) ロータリーアクチュエータ
KR20190125510A (ko) 피스톤 압축기 밸브 및 피스톤 압축기 밸브를 동작시키는 방법
JP2006183860A (ja) ロータリーアクチュエータの空気路構造
US7191696B2 (en) Rotary actuator assembly
IL155255A (en) Rotary valve actuator
WO2006065097A1 (en) Mechanical seal
JP2022526510A (ja) 電子膨張弁
CN110678651B (zh) 用于活塞压缩机阀的阀关闭部件和阀关闭部件操作方法
JPH0544872A (ja) 弁の開閉表示機構
CN111255911A (zh) 一种具有偏心密封结构的球阀
US11661848B2 (en) Four piston scotch yoke actuator
JP2003278712A (ja) エア式アクチュエータとその製造方法
JP2784831B2 (ja) 小型シリンダー装置
CN212297697U (zh) 一种具有偏心密封结构的球阀
CN213899447U (zh) 一种电动液压阀传动结构
JPH0725498Y2 (ja) 弁の開閉駆動機構
CN111503310B (zh) 一种重力助开球阀

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080501

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4122330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250