JP2003278712A - エア式アクチュエータとその製造方法 - Google Patents
エア式アクチュエータとその製造方法Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/02—Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
- F15B15/06—Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
- F15B15/065—Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the rack-and-pinion type
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラックピニオン構造のアクチュエータが長期
間に亘って安定した状態で駆動すると共に、製品寿命を
延ばすことによって耐久性と出力効率の向上を図り、更
には製品のコスト低減化を図ったエア式アクチュエータ
を提供すること。 【解決手段】 ハウジング1内にピニオン9を有するシ
ャフト7を回転自在に設け、一方、ハウジング1内に往
復動自在に設けた一対のピストン12にそれぞれラック
13を設け、このラック13をピニオン9に噛合わせて
ピストンの往復運動を回転運動に変換させたエア式アク
チュエータにおいて、ラック13面の長手方向に沿って
摩擦抵抗の小さいガイドレール16,16をそれぞれ設
け、このガイドレール16,16をシャフト7の外周面
17に案内自在に設けたエア式アクチュエータである。
間に亘って安定した状態で駆動すると共に、製品寿命を
延ばすことによって耐久性と出力効率の向上を図り、更
には製品のコスト低減化を図ったエア式アクチュエータ
を提供すること。 【解決手段】 ハウジング1内にピニオン9を有するシ
ャフト7を回転自在に設け、一方、ハウジング1内に往
復動自在に設けた一対のピストン12にそれぞれラック
13を設け、このラック13をピニオン9に噛合わせて
ピストンの往復運動を回転運動に変換させたエア式アク
チュエータにおいて、ラック13面の長手方向に沿って
摩擦抵抗の小さいガイドレール16,16をそれぞれ設
け、このガイドレール16,16をシャフト7の外周面
17に案内自在に設けたエア式アクチュエータである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エア式アクチュエ
ータに関し、例えば、ボールバルブ、バタフライバルブ
等の回転弁の開閉や制御に好適なエア式アクチュエータ
とその製造方法に関する。
ータに関し、例えば、ボールバルブ、バタフライバルブ
等の回転弁の開閉や制御に好適なエア式アクチュエータ
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエア式アクチュエータは、ハウ
ジング内の往復運動を回転運動に変換するための変換機
構を内蔵し、この回転運動をシャフトからステムに伝達
して、ボールバルブ等の回転弁を開閉駆動するようにし
ている。
ジング内の往復運動を回転運動に変換するための変換機
構を内蔵し、この回転運動をシャフトからステムに伝達
して、ボールバルブ等の回転弁を開閉駆動するようにし
ている。
【0003】この変換機構は、スコッチヨーク式、リン
ク式又はラックピニオン式が知られており、このうちラ
ックピニオン式機構は、小型で軽量であるうえに安定出
力が得られるため、バルブ等のアクチュエータとして多
く用いられている。
ク式又はラックピニオン式が知られており、このうちラ
ックピニオン式機構は、小型で軽量であるうえに安定出
力が得られるため、バルブ等のアクチュエータとして多
く用いられている。
【0004】このラックピニオン構造は、通常、ハウジ
ング内にピニオンを有するシャフトを回転自在に設け、
ハウジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにラ
ックを設け、このラックをピニオンに噛合わせてピスト
ンの往復運動を回転運動に変換させるようにしている。
ング内にピニオンを有するシャフトを回転自在に設け、
ハウジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにラ
ックを設け、このラックをピニオンに噛合わせてピスト
ンの往復運動を回転運動に変換させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラックピニオン構造のエア式アクチュエータは、ピスト
ンの作動時の傾きを、ピニオン及びピストンのラックの
有効径を基準にして、ピストンの外径とハウジングの内
径の摺動面で規制しているのが通常である。そのため、
特に、ピストンの往復動時にピストン自体が軸方面や回
転方向に傾く現象が生じ、その結果、ピストンが破損し
たり、ピストンの摺動面がカジリ等の原因により出力効
率が低下し、製品寿命が短かくなる等の課題を有してい
た。
ラックピニオン構造のエア式アクチュエータは、ピスト
ンの作動時の傾きを、ピニオン及びピストンのラックの
有効径を基準にして、ピストンの外径とハウジングの内
径の摺動面で規制しているのが通常である。そのため、
特に、ピストンの往復動時にピストン自体が軸方面や回
転方向に傾く現象が生じ、その結果、ピストンが破損し
たり、ピストンの摺動面がカジリ等の原因により出力効
率が低下し、製品寿命が短かくなる等の課題を有してい
た。
【0006】また、ハウジング内にエアが加圧される
と、シャフトの太径部位に加圧荷重が掛かり、特に、シ
ャフトの下部に位置しているスラストワッシャを介し
て、C形止め輪に回転方向の力が与えられるため、止め
輪との摩擦抵抗の増大に伴って止め輪やスラストワッシ
ャ等が著るしく消耗する等の問題点を有していた。
と、シャフトの太径部位に加圧荷重が掛かり、特に、シ
ャフトの下部に位置しているスラストワッシャを介し
て、C形止め輪に回転方向の力が与えられるため、止め
輪との摩擦抵抗の増大に伴って止め輪やスラストワッシ
ャ等が著るしく消耗する等の問題点を有していた。
【0007】本発明は、上述の課題点に鑑みて開発に至
ったものであり、その目的とするところは、ラックピニ
オン構造のアクチュエータが長期間に亘って安定した状
態で駆動すると共に、製品寿命を延ばすことによって耐
久性と出力効率の向上を図り、更には製品のコスト低減
化を図ったエア式アクチュエータを提供することにあ
る。
ったものであり、その目的とするところは、ラックピニ
オン構造のアクチュエータが長期間に亘って安定した状
態で駆動すると共に、製品寿命を延ばすことによって耐
久性と出力効率の向上を図り、更には製品のコスト低減
化を図ったエア式アクチュエータを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ハウジング内にピニオンを
有するシャフトを回転自在に設け、一方ハウジング内に
往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞれラックを
設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせてピストン
の往復運動を回転運動に変換させたエア式アクチュエー
タにおいて、前記ラック面の長手方向に沿って摩擦抵抗
の小さいガイドレールをそれぞれ設け、このガイドレー
ルを前記シャフトの外周面に案内自在に設けたエア式ア
クチュエータである。
め、請求項1に係る発明は、ハウジング内にピニオンを
有するシャフトを回転自在に設け、一方ハウジング内に
往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞれラックを
設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせてピストン
の往復運動を回転運動に変換させたエア式アクチュエー
タにおいて、前記ラック面の長手方向に沿って摩擦抵抗
の小さいガイドレールをそれぞれ設け、このガイドレー
ルを前記シャフトの外周面に案内自在に設けたエア式ア
クチュエータである。
【0009】請求項2に係る発明は、ガイドレールをガ
ラス入り樹脂製で形成し、少なくとも二体のガイドレー
ルをラック面の長手方向に沿って設け、このガイドレー
ルをラック歯の巾方向両端に位置するシャフト外周面に
案内自在に転動させたエア式アクチュエータである。
ラス入り樹脂製で形成し、少なくとも二体のガイドレー
ルをラック面の長手方向に沿って設け、このガイドレー
ルをラック歯の巾方向両端に位置するシャフト外周面に
案内自在に転動させたエア式アクチュエータである。
【0010】請求項3に係る発明は、ピストンの外周面
とラックの外周端部面に樹脂製ウェアリングをそれぞれ
装着したエア式アクチュエータである。
とラックの外周端部面に樹脂製ウェアリングをそれぞれ
装着したエア式アクチュエータである。
【0011】請求項4に係る発明は、ハウジング内にピ
ニオンを有するシャフトを回転自在に設け、一方、ハウ
ジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞ
れラックを設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせ
てピストンの往復運動を回転運動に変換させたエア式ア
クチュエータにおいて、前記シャフトをハウジングに止
め輪を介して取付け、この止め輪とシャフトの鍔部との
間に、樹脂製等のスラストワッシャを少なくとも2枚積
層して装着したエア式アクチュエータである。
ニオンを有するシャフトを回転自在に設け、一方、ハウ
ジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞ
れラックを設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせ
てピストンの往復運動を回転運動に変換させたエア式ア
クチュエータにおいて、前記シャフトをハウジングに止
め輪を介して取付け、この止め輪とシャフトの鍔部との
間に、樹脂製等のスラストワッシャを少なくとも2枚積
層して装着したエア式アクチュエータである。
【0012】請求項5に係る発明は、ハウジング内にピ
ニオンを有するシャフトを回転自在に設け、一方、ハウ
ジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞ
れラックを設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせ
てピストンの往復運動を回転運動に変換させたエア式ア
クチュエータにおいて、前記ハウジングに形成したシャ
フト挿入口用の開口部に環状保持体を密封固着し、この
環状保持体内にシャフトの一端を回転自在に設けたエア
式アクチュエータである。
ニオンを有するシャフトを回転自在に設け、一方、ハウ
ジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞ
れラックを設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせ
てピストンの往復運動を回転運動に変換させたエア式ア
クチュエータにおいて、前記ハウジングに形成したシャ
フト挿入口用の開口部に環状保持体を密封固着し、この
環状保持体内にシャフトの一端を回転自在に設けたエア
式アクチュエータである。
【0013】請求項6に係る発明は、環状保持体をハウ
ジングの開口部に止め輪を介して固着し、この環状保持
体の上端面側をハウジング内のシリンダ室に露出させた
エア式アクチュエータである。
ジングの開口部に止め輪を介して固着し、この環状保持
体の上端面側をハウジング内のシリンダ室に露出させた
エア式アクチュエータである。
【0014】請求項7に係る発明は、ハウジング内にピ
ニオンを有するシャフトを回転自在に設け、一方、ハウ
ジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞ
れラックを設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせ
てピストンの往復運動をシャフトに設けたストッパによ
り90°の角度範囲の回転運動に変換させたエア式アク
チュエータにおいて、前記ピストンの往復運動は、エア
の給気とハウジング内に設けたスプリングにより行なわ
れ、前記シャフトとストッパを着脱可能で、シャフトを
ストッパに対して90°の角度に組み替え可能に設けた
エア式アクチュエータである。
ニオンを有するシャフトを回転自在に設け、一方、ハウ
ジング内に往復動自在に設けた一対のピストンにそれぞ
れラックを設け、このラックを前記ピニオンに噛合わせ
てピストンの往復運動をシャフトに設けたストッパによ
り90°の角度範囲の回転運動に変換させたエア式アク
チュエータにおいて、前記ピストンの往復運動は、エア
の給気とハウジング内に設けたスプリングにより行なわ
れ、前記シャフトとストッパを着脱可能で、シャフトを
ストッパに対して90°の角度に組み替え可能に設けた
エア式アクチュエータである。
【0015】請求項8に係る発明は、シャフトに設けた
ピニオンの歯数を偶数とし、シャフトの外周面に形成し
た多角形部と相似形の多角形穴部を環状のストッパに形
成し、この多角形部にストッパの多角穴部を着脱自在に
設けてストッパの装着位置を変更するようにした。
ピニオンの歯数を偶数とし、シャフトの外周面に形成し
た多角形部と相似形の多角形穴部を環状のストッパに形
成し、この多角形部にストッパの多角穴部を着脱自在に
設けてストッパの装着位置を変更するようにした。
【0016】請求項9に係る発明は、ハウジング内に設
けたシャフトを適宜の回転運動変換機構を介して回転さ
せたエア式アクチュエータにおいて、前記ハウジングを
構成するハウジング部材をアルミニウムの押出し成形又
は引抜き成形により成形し、この成形時に、ハウジング
部材の長手方向に沿って流路孔用又はねじ穴用の連通口
を一体に形成し、次いで、流路孔用連通口の両端開口を
蓋部材で被蓋すると共に、ねじ穴用連通口にめねじ部の
加工を施して製造するようにしたエア式アクチュエータ
の製造方法である。
けたシャフトを適宜の回転運動変換機構を介して回転さ
せたエア式アクチュエータにおいて、前記ハウジングを
構成するハウジング部材をアルミニウムの押出し成形又
は引抜き成形により成形し、この成形時に、ハウジング
部材の長手方向に沿って流路孔用又はねじ穴用の連通口
を一体に形成し、次いで、流路孔用連通口の両端開口を
蓋部材で被蓋すると共に、ねじ穴用連通口にめねじ部の
加工を施して製造するようにしたエア式アクチュエータ
の製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明におけるエア式アクチュエ
ータをバタフライバルブ、ボールバルブ等の回転弁に適
用した例を図面に基づいて詳述する。
ータをバタフライバルブ、ボールバルブ等の回転弁に適
用した例を図面に基づいて詳述する。
【0018】図1〜図8は複動型のエア式アクチュエー
タの一例を示したもので、同図において、ハウジング1
を構成するハウジング部材2は、アルミニウムの押出し
成形(又は引抜き成形)により成形される。この押出し
成形時に、ハウジング部材2の長さ方向に沿って、シリ
ンダ内周壁2aと流路孔用の連通口3とねじ穴用の連通
口4を一体に形成し、その後、流路孔用連通口の両端開
口を蓋部材(本例ではゴム栓)3aで被蓋して給排気流
路3bを構成すると共に、ねじ穴用連通口4にめねじ部
4aを加工する。従って、ねじ加工に先立ってねじタッ
プ下穴加工を施こす必要がなく、省力化に役立つ。な
お、給排気流路3bとピストン12、12の外側の給排
気室1aと連通する通路3cを形成している。
タの一例を示したもので、同図において、ハウジング1
を構成するハウジング部材2は、アルミニウムの押出し
成形(又は引抜き成形)により成形される。この押出し
成形時に、ハウジング部材2の長さ方向に沿って、シリ
ンダ内周壁2aと流路孔用の連通口3とねじ穴用の連通
口4を一体に形成し、その後、流路孔用連通口の両端開
口を蓋部材(本例ではゴム栓)3aで被蓋して給排気流
路3bを構成すると共に、ねじ穴用連通口4にめねじ部
4aを加工する。従って、ねじ加工に先立ってねじタッ
プ下穴加工を施こす必要がなく、省力化に役立つ。な
お、給排気流路3bとピストン12、12の外側の給排
気室1aと連通する通路3cを形成している。
【0019】図1〜図3において、ハウジング部材2の
両端にOリング5を介してエンドプレート6,6をボル
ト6aでめねじ部4aに螺着することによりハウジング
1を構成している。このハウジング1には、後述するシ
ャフト7の回転角度を調整する調整ボルト8を、調整自
在に螺合している。
両端にOリング5を介してエンドプレート6,6をボル
ト6aでめねじ部4aに螺着することによりハウジング
1を構成している。このハウジング1には、後述するシ
ャフト7の回転角度を調整する調整ボルト8を、調整自
在に螺合している。
【0020】図4において、ハウジング1の上部開口部
1bと下部開口部1cに途中にピニオン9を有するシャ
フト7を挿入してハウジング1内にシャフト7を回転自
在に設ける。このシャフト7の上端にシャフト端面溝
(ナムール規格)10を設け、この溝10によって流体
の流れ方向を指示できるようにしている。シャフト7の
下端には、ステム取付用の雌又は雄用取付部(本例では
取付溝)11を設けている。
1bと下部開口部1cに途中にピニオン9を有するシャ
フト7を挿入してハウジング1内にシャフト7を回転自
在に設ける。このシャフト7の上端にシャフト端面溝
(ナムール規格)10を設け、この溝10によって流体
の流れ方向を指示できるようにしている。シャフト7の
下端には、ステム取付用の雌又は雄用取付部(本例では
取付溝)11を設けている。
【0021】図6において、ハウジング1のシリンダ内
周壁2aの内部には、一対のピストン12、12を内蔵
し、このピストン12にそれぞれ設けたラック13でシ
ャフト7を挾持させてラック歯14とピニオン9とを噛
合わせている。このラック歯14側のラック面に移動方
向(長手方向)に沿って2つの取付溝15を形成し、こ
の取付溝15にガラス材入りのナイロン等の合成樹脂製
ガイドレール16を接着剤を介して固着している。
周壁2aの内部には、一対のピストン12、12を内蔵
し、このピストン12にそれぞれ設けたラック13でシ
ャフト7を挾持させてラック歯14とピニオン9とを噛
合わせている。このラック歯14側のラック面に移動方
向(長手方向)に沿って2つの取付溝15を形成し、こ
の取付溝15にガラス材入りのナイロン等の合成樹脂製
ガイドレール16を接着剤を介して固着している。
【0022】このガイドレール16は、図7に示すよう
に、ラック歯14側に摩擦抵抗の小さい部材を設ければ
良く、本例以外の材質であっても良く、その他、ラック
13と一体に突設形成するようにしても良い。
に、ラック歯14側に摩擦抵抗の小さい部材を設ければ
良く、本例以外の材質であっても良く、その他、ラック
13と一体に突設形成するようにしても良い。
【0023】図5に示すように、ラック歯14とピニオ
ン9が噛合った状態において、ラック13の長手方向の
両端近傍に設けたガイドレール16は、ピニオン9の巾
方向両端に位置するシャフト7の外周面に形成した外周
転動面17,17に案内自在に転動することによりピス
トン12が安定した状態で往復運動をするようにしてい
る。
ン9が噛合った状態において、ラック13の長手方向の
両端近傍に設けたガイドレール16は、ピニオン9の巾
方向両端に位置するシャフト7の外周面に形成した外周
転動面17,17に案内自在に転動することによりピス
トン12が安定した状態で往復運動をするようにしてい
る。
【0024】図面において、ピストン12の外周面に形
成した装着溝12aにナイロン等の樹脂製の割り溝付き
のウェアリング18を装着すると共に、ラック13の外
周端部面に形成した取付溝13aにナイロン等の樹脂製
のウェアリング19を取付けている。これによって、ハ
ウジング1のシリンダ内周壁2aとピストン12とが摺
動抵抗を減少するようにしている。
成した装着溝12aにナイロン等の樹脂製の割り溝付き
のウェアリング18を装着すると共に、ラック13の外
周端部面に形成した取付溝13aにナイロン等の樹脂製
のウェアリング19を取付けている。これによって、ハ
ウジング1のシリンダ内周壁2aとピストン12とが摺
動抵抗を減少するようにしている。
【0025】図8において、シャフト7の下部をハウジ
ング1の下部開口部1cに装着したC型止め輪20を介
して取付け、このC型止め輪20とシャフト7の鍔部7
aとの間に、ナイロン等の樹脂製の2枚又は3枚のスラ
ストワッシャ21,22を積層して装着している。
ング1の下部開口部1cに装着したC型止め輪20を介
して取付け、このC型止め輪20とシャフト7の鍔部7
aとの間に、ナイロン等の樹脂製の2枚又は3枚のスラ
ストワッシャ21,22を積層して装着している。
【0026】なお、図中23は、ピストン12の装着溝
12bに装着したOリング、24は、ピストン12の内
側に設けた給排気室であり、25,26は、給排気路3
bと給排気室1aに連通する給排気口、27はシャフト
7に設けたストッパで、このストッパ27に調整ボルト
8の内端部を当接させてシャフト7を略90度の角度で
係止するようになっている。28,29はシャフト7の
上部に設けたOリングと樹脂製ベアリングであり、これ
らは、ハウジング1の上部開口部1bに回転自在に設け
られている。30,31はシャフト7の下部に設けたO
リングとベアリングであり、これらは、ハウジング1の
下部開口部1cに回転自在に設けられている。29aは
スラストベアリングである。
12bに装着したOリング、24は、ピストン12の内
側に設けた給排気室であり、25,26は、給排気路3
bと給排気室1aに連通する給排気口、27はシャフト
7に設けたストッパで、このストッパ27に調整ボルト
8の内端部を当接させてシャフト7を略90度の角度で
係止するようになっている。28,29はシャフト7の
上部に設けたOリングと樹脂製ベアリングであり、これ
らは、ハウジング1の上部開口部1bに回転自在に設け
られている。30,31はシャフト7の下部に設けたO
リングとベアリングであり、これらは、ハウジング1の
下部開口部1cに回転自在に設けられている。29aは
スラストベアリングである。
【0027】次に上記実施形態の作用を説明する。ハウ
ジング1を構成するハウジング部材2は、アルミニウム
材料で押出し成形により一体に形成され、その際に、シ
リンダ内周壁2aと連通口3,4が同時成形されるの
で、その後に、簡単な加工や処理を施こすことによっ
て、給排気流路3bとめねじ部4aを設けることができ
る。次いで、図1に示す構成部品を組立てることにより
図2に示すエア式アクチュエータを製作することができ
る。
ジング1を構成するハウジング部材2は、アルミニウム
材料で押出し成形により一体に形成され、その際に、シ
リンダ内周壁2aと連通口3,4が同時成形されるの
で、その後に、簡単な加工や処理を施こすことによっ
て、給排気流路3bとめねじ部4aを設けることができ
る。次いで、図1に示す構成部品を組立てることにより
図2に示すエア式アクチュエータを製作することができ
る。
【0028】図2において、例えば、ボールバルブ等の
回転弁に本例のアクチュエータが搭載され、シャフト7
が回転弁のステムに連結されている状態において、適宜
の圧縮空気源より、空気や窒素ガス等の加圧流体を給排
気室25より給排気室24に給気すると、図2の状態か
ら図3に示す状態に作動し、一対のピストン12が外方
へ移動するのに伴って、ラック歯14がシャフト7のピ
ニオン9を回転させるので、回転弁のステムが回動し、
略90°回転してストッパ27により係止され、このと
き、電磁弁等によって加圧空気の給気が停止し、回転弁
を全開状態にすることができる。
回転弁に本例のアクチュエータが搭載され、シャフト7
が回転弁のステムに連結されている状態において、適宜
の圧縮空気源より、空気や窒素ガス等の加圧流体を給排
気室25より給排気室24に給気すると、図2の状態か
ら図3に示す状態に作動し、一対のピストン12が外方
へ移動するのに伴って、ラック歯14がシャフト7のピ
ニオン9を回転させるので、回転弁のステムが回動し、
略90°回転してストッパ27により係止され、このと
き、電磁弁等によって加圧空気の給気が停止し、回転弁
を全開状態にすることができる。
【0029】次に、図3に示す状態において、給排気口
26より給排気室1aに加圧空気を給気すると同時に給
排気室24を排気状態にすると、ピストン12が内側に
移動して、ピニオン9を上記とは逆方向に回転させて略
90°の回転角度で停止するので、回転弁を全閉状態に
することができる。
26より給排気室1aに加圧空気を給気すると同時に給
排気室24を排気状態にすると、ピストン12が内側に
移動して、ピニオン9を上記とは逆方向に回転させて略
90°の回転角度で停止するので、回転弁を全閉状態に
することができる。
【0030】図8において、加圧空気が給排気室24に
給気されると、シャフト7の下方に加圧されて止め輪2
0にスラスト荷重がかかるが、2枚のスラストワッシャ
21,22同志が回転して摩擦抵抗を下げることができ
るので、ワッシャや止め輪の消耗を軽減することができ
る。なお、調整ボルト8を取り除き、エンドプレート
6、6の端部側から中央方向に向けてピストン12,1
2が外方に移動したときにこの移動位置を規制するため
の図示しない規制部位を突設して設け、加圧空気の給気
と排気を適宜調整するようにすれば、回転弁を任意の中
間開度に制御することも可能である。
給気されると、シャフト7の下方に加圧されて止め輪2
0にスラスト荷重がかかるが、2枚のスラストワッシャ
21,22同志が回転して摩擦抵抗を下げることができ
るので、ワッシャや止め輪の消耗を軽減することができ
る。なお、調整ボルト8を取り除き、エンドプレート
6、6の端部側から中央方向に向けてピストン12,1
2が外方に移動したときにこの移動位置を規制するため
の図示しない規制部位を突設して設け、加圧空気の給気
と排気を適宜調整するようにすれば、回転弁を任意の中
間開度に制御することも可能である。
【0031】図9〜図12は複動型エア式アクチュエー
タの他例を示したものであり、上記の例と同一部分は同
一符号で示してその説明を省略する。上記の例における
シャフト7と異なる点は、本例におけるシャフト39を
押出し成形(又は引抜き成形)により形成し、その後、
加工等を施すことによりピニオン39cを形成し、シャ
フト39の下端部39aに環状保持体40を回転自在に
設けている点にある。そして、環状保持体40の上端面
側は、ハウジング1内のシリンダ室(給排気室)24に
露出させた構造である。具体的には、図11に示すよう
に、シャフト39の下端部39aを環状保持体40内
に、割付き筒状ベアリング41を介して挿入し、上下の
鍔部39dと段部40aにスラストワッシャ42、43
を装着し、下部のスラストワッシャ43を止め輪44に
より固着し、更に、環状保持体40をハウジング1の下
部開口部(シャフト挿入用の開口部)1cに止め輪53
を介して固着している。なお、図中45、46はOリン
グである。
タの他例を示したものであり、上記の例と同一部分は同
一符号で示してその説明を省略する。上記の例における
シャフト7と異なる点は、本例におけるシャフト39を
押出し成形(又は引抜き成形)により形成し、その後、
加工等を施すことによりピニオン39cを形成し、シャ
フト39の下端部39aに環状保持体40を回転自在に
設けている点にある。そして、環状保持体40の上端面
側は、ハウジング1内のシリンダ室(給排気室)24に
露出させた構造である。具体的には、図11に示すよう
に、シャフト39の下端部39aを環状保持体40内
に、割付き筒状ベアリング41を介して挿入し、上下の
鍔部39dと段部40aにスラストワッシャ42、43
を装着し、下部のスラストワッシャ43を止め輪44に
より固着し、更に、環状保持体40をハウジング1の下
部開口部(シャフト挿入用の開口部)1cに止め輪53
を介して固着している。なお、図中45、46はOリン
グである。
【0032】図10と図12において、ハウジング1の
上部開口部1bの上面に、開閉表示部47aを有する表
示板47をボルト47bを介して固着し、更に、シャフ
ト39の上端部位には、樹脂製のインジケータ48を固
着し、インジケータ48に指示部48aを突設形成して
いる。図中49は、シャフト39に形成した係止溝39
bに係止させるためにインジケータ48の内周に形成し
た突条部であり、50はダスター用Oリング、51はO
リング、52は割付きベアリングである。
上部開口部1bの上面に、開閉表示部47aを有する表
示板47をボルト47bを介して固着し、更に、シャフ
ト39の上端部位には、樹脂製のインジケータ48を固
着し、インジケータ48に指示部48aを突設形成して
いる。図中49は、シャフト39に形成した係止溝39
bに係止させるためにインジケータ48の内周に形成し
た突条部であり、50はダスター用Oリング、51はO
リング、52は割付きベアリングである。
【0033】図9〜図12の例によると、図8に示した
構造と異なり、2枚のスラストワッシャ21を要するこ
となく、また、シャフト39自体には、シリンダ内の加
圧空気が加圧されることなく、環状保持体40に加圧さ
れるので、シャフト39の回動操作には支障がなく、止
め輪44に回転力が与えられることはない。
構造と異なり、2枚のスラストワッシャ21を要するこ
となく、また、シャフト39自体には、シリンダ内の加
圧空気が加圧されることなく、環状保持体40に加圧さ
れるので、シャフト39の回動操作には支障がなく、止
め輪44に回転力が与えられることはない。
【0034】図13は、単動型のスプリングリターン式
のアクチュエータであり、上記の実施形態と同一部分
は、同一符号で示してその説明を省略する。同図のピス
トン12の往復運動は、加圧空気の給排気とハウジング
1のエンドカバー36と一方のピストン12の間にガイ
ド部37を介在して設けたスプリング32によって行な
われる。また、シャフト7をハウジング1に対して90
°の角度に組み替え可能に設け、シャフト7に設けたス
トッパ27をシャフト7に対して90°の角度に装着替
えできるようにしている。なお、38は、ガイド部37
の往復運動を図において水平方向に規制するために設け
た長尺ボルトであり、更には、図示しないが、この長尺
ボルト38をエンドカバー36から突設させ、その突設
部位に回転ハンドルを設けるようにすれば、緊急時等に
手動操作が可能な手動操作機構を設けることもできる。
のアクチュエータであり、上記の実施形態と同一部分
は、同一符号で示してその説明を省略する。同図のピス
トン12の往復運動は、加圧空気の給排気とハウジング
1のエンドカバー36と一方のピストン12の間にガイ
ド部37を介在して設けたスプリング32によって行な
われる。また、シャフト7をハウジング1に対して90
°の角度に組み替え可能に設け、シャフト7に設けたス
トッパ27をシャフト7に対して90°の角度に装着替
えできるようにしている。なお、38は、ガイド部37
の往復運動を図において水平方向に規制するために設け
た長尺ボルトであり、更には、図示しないが、この長尺
ボルト38をエンドカバー36から突設させ、その突設
部位に回転ハンドルを設けるようにすれば、緊急時等に
手動操作が可能な手動操作機構を設けることもできる。
【0035】シャフト7とストッパ27の装着構造を説
明すると、図1及び図4において、シャフト7のピニオ
ン9の歯数を偶数(本例では18個)とし、シャフト7
の外周面に形成した多角形部(本例では八角形部)33
と相似形の多角穴部(本例では八角穴部)34を環状の
ストッパ27に形成し、この多角形部33に係止部27
aを有するストッパ27の多角穴部34を着脱自在に装
着できるようにしている。
明すると、図1及び図4において、シャフト7のピニオ
ン9の歯数を偶数(本例では18個)とし、シャフト7
の外周面に形成した多角形部(本例では八角形部)33
と相似形の多角穴部(本例では八角穴部)34を環状の
ストッパ27に形成し、この多角形部33に係止部27
aを有するストッパ27の多角穴部34を着脱自在に装
着できるようにしている。
【0036】図13において、給排気口25より加圧空
気を給気すると、スプリング32に抗してピストン12
が外方に移動して、上記の例と同様に、回転弁90°の
角度まで回転させて回転弁を開閉する。次いで、給排気
室24の加圧空気を排気すると、スプリング32,32
の弾発力によってピストン12は内側の個位に復帰して
回転弁を開閉することができる。
気を給気すると、スプリング32に抗してピストン12
が外方に移動して、上記の例と同様に、回転弁90°の
角度まで回転させて回転弁を開閉する。次いで、給排気
室24の加圧空気を排気すると、スプリング32,32
の弾発力によってピストン12は内側の個位に復帰して
回転弁を開閉することができる。
【0037】また、図13に示した単動型のアクチュエ
ータにおいて、シャフト7のシャフト端面溝10が図2
に示すようにエアレスシャットの状態のときに、例え
ば、放出弁等に用いる場合、エアーレスオープンに変え
るためには、次のような操作によって共通構成部品で作
ることができる。即ち、図1及び図4において、シャフ
ト7の多角形部33をストッパ27の多角穴部34から
抜き出し、次いで、組立て時にシャフト7を90°回動
した位置で、シャフト7をストッパ27に装着すると、
図2の状態のエアレスシャットから図9に示すエアレス
オープンの状態にすることが可能となり、シャフト端面
溝10を利用し、シャフト7の組替えのみで、例えば、
バルブの流れ方向を指示できる構造とすることが可能と
なる。
ータにおいて、シャフト7のシャフト端面溝10が図2
に示すようにエアレスシャットの状態のときに、例え
ば、放出弁等に用いる場合、エアーレスオープンに変え
るためには、次のような操作によって共通構成部品で作
ることができる。即ち、図1及び図4において、シャフ
ト7の多角形部33をストッパ27の多角穴部34から
抜き出し、次いで、組立て時にシャフト7を90°回動
した位置で、シャフト7をストッパ27に装着すると、
図2の状態のエアレスシャットから図9に示すエアレス
オープンの状態にすることが可能となり、シャフト端面
溝10を利用し、シャフト7の組替えのみで、例えば、
バルブの流れ方向を指示できる構造とすることが可能と
なる。
【0038】
【発明の効果】以上のことから、請求項1に係る発明に
よると、ピストンの軸方向と回転方向の傾きを抑えるこ
とにより、ピストンの全開・全閉時(例えば回転弁の場
合)等にかかる傾きの力をガイドレールで受けることが
できるため、ピストンは安定した状態で運動を行ない、
ピストンの破損を防ぎ、ひいては製品の寿命を延ばすこ
とが可能となる。
よると、ピストンの軸方向と回転方向の傾きを抑えるこ
とにより、ピストンの全開・全閉時(例えば回転弁の場
合)等にかかる傾きの力をガイドレールで受けることが
できるため、ピストンは安定した状態で運動を行ない、
ピストンの破損を防ぎ、ひいては製品の寿命を延ばすこ
とが可能となる。
【0039】請求項2に係る発明によると、二本のガイ
ドレールで案内しているので、ピストンを安定状態で往
復動させることができると共に、強化材を入れ、しかも
摩擦抵抗の小さい材料を用いているので、摩擦抵抗が少
なく、強度を有しているため、円滑に案内可能で、しか
も長期間の使用に耐えられ、耐久性にも優れている。
ドレールで案内しているので、ピストンを安定状態で往
復動させることができると共に、強化材を入れ、しかも
摩擦抵抗の小さい材料を用いているので、摩擦抵抗が少
なく、強度を有しているため、円滑に案内可能で、しか
も長期間の使用に耐えられ、耐久性にも優れている。
【0040】請求項3に係る発明によると、ハウジング
とラックを有するピストンとは、長期間の使用によって
も、摩擦抵抗を最小におさえることが可能となり、製品
の寿命の向上とアクチュエータの出力効率の向上を図る
ことができる。
とラックを有するピストンとは、長期間の使用によって
も、摩擦抵抗を最小におさえることが可能となり、製品
の寿命の向上とアクチュエータの出力効率の向上を図る
ことができる。
【0041】請求項4に係る発明によると、ハウジング
内より止め輪にかかるスラスト荷重をスラストワッシャ
同志が回転して摩擦抵抗を下げるため、止め輪への回転
方向の力を抑え、シャフトや止め輪等の消耗を著るしく
軽減することができる。
内より止め輪にかかるスラスト荷重をスラストワッシャ
同志が回転して摩擦抵抗を下げるため、止め輪への回転
方向の力を抑え、シャフトや止め輪等の消耗を著るしく
軽減することができる。
【0042】請求項5に係る発明によると、シリンダ内
の加圧空気は、シャフトに加圧されることなく、環状保
持体の止め輪に対して回転力が与えられないため、シャ
フトや止め輪等の消耗を著るしく軽減することができる
と共に、シャフトは円滑に回動する。
の加圧空気は、シャフトに加圧されることなく、環状保
持体の止め輪に対して回転力が与えられないため、シャ
フトや止め輪等の消耗を著るしく軽減することができる
と共に、シャフトは円滑に回動する。
【0043】請求項6に係る発明によると、シリンダ内
の加圧空気は、シャフトとは別体の環状保持体に加圧さ
れ、シャフトの回転力に影響を与えることがない。
の加圧空気は、シャフトとは別体の環状保持体に加圧さ
れ、シャフトの回転力に影響を与えることがない。
【0044】請求項7に係る発明によると、スプリング
リターン型のエア式アクチュエータにおいて、エアレス
オープンやエアレスシャット時におけるシャフト端面溝
を利用することにより、シャフト組替えのみで例えばバ
ルブの流れ方向を指示できる構造を採用することができ
る。
リターン型のエア式アクチュエータにおいて、エアレス
オープンやエアレスシャット時におけるシャフト端面溝
を利用することにより、シャフト組替えのみで例えばバ
ルブの流れ方向を指示できる構造を採用することができ
る。
【0045】請求項8に係る発明によると、上述のよう
に、シャフトの組替えをする場合、シャフトをストッパ
に対して着脱することにより適正位置にストッパを装着
することができる。
に、シャフトの組替えをする場合、シャフトをストッパ
に対して着脱することにより適正位置にストッパを装着
することができる。
【0046】請求項9に係る発明によると、押出成形時
のハウジングに一体に連通部を設けることができるた
め、従来に比して加工工程を著るしく減らすことが可能
となり、コストの削減化に寄与することができる。
のハウジングに一体に連通部を設けることができるた
め、従来に比して加工工程を著るしく減らすことが可能
となり、コストの削減化に寄与することができる。
【図1】本発明におけるエア式アクチュエータの一例を
示した分離斜視図である。
示した分離斜視図である。
【図2】図1の各部分を組立てた状態を示す複動型のエ
ア式アクチュエータの拡大縦断面図である。
ア式アクチュエータの拡大縦断面図である。
【図3】図2に示すピストンが移動した状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】図1に示したエア式アクチュエータの拡大横断
面図である。
面図である。
【図5】ピストンとシャフトとの構造を示した部分拡大
図である。
図である。
【図6】ピストンとガイドレールとの関係を示した拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図7】図6のA−A線拡大断面図である。
【図8】ハウジング内に設けたシャフトの下方部分を示
した部分拡大図である。
した部分拡大図である。
【図9】本発明におけるエア式アクチュエータの他例を
示したシャフト部分の分離斜視図である。
示したシャフト部分の分離斜視図である。
【図10】図9に示したアクチュエータの拡大横断面図
である。
である。
【図11】図10に示したシャフトの下方部位を示した
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図12】図10に示したシャフトのインジケータ部分
を示した一部切欠き平面図である。
を示した一部切欠き平面図である。
【図13】スプリングリターン式の単動型エア式アクチ
ュエータを示した縦断面図である。
ュエータを示した縦断面図である。
1 ハウジング
1a 給排気室
2 ハウジング部材
3 流路孔用連通口
4 ねじ穴用連通口
4a めねじ部
7、39 シャフト
9、39c ピニオン
12 ピストン
13 ラック
14 ラック歯
16 ガイドレール
18 ウェアリング
19 ウェアリング
20、44、53 止め輪
21 スラストワッシャ
22 スラストワッシャ
24 給排気室
27 ストッパ
32 スプリング
33 多角形部
34 多角孔部
40 環状保持体
48 インジケータ
Claims (9)
- 【請求項1】 ハウジング内にピニオンを有するシャフ
トを回転自在に設け、一方、ハウジング内に往復動自在
に設けた一対のピストンにそれぞれラックを設け、この
ラックを前記ピニオンに噛合わせてピストンの往復運動
を回転運動に変換させたエア式アクチュエータにおい
て、前記ラック面の長手方向に沿って摩擦抵抗の小さい
ガイドレールをそれぞれ設け、このガイドレールを前記
シャフトの外周面に案内自在に設けたことを特徴とする
エア式アクチュエータ。 - 【請求項2】 前記ガイドレールを強化材入りの合成樹
脂で形成し、少なくとも二本のガイドレールをラック面
の長手方向に沿って設け、このガイドレールをピニオン
の巾方向両端に位置するシャフトの外周面に案内自在に
転動させた請求項1に記載のエア式アクチュエータ。 - 【請求項3】 前記ピストンの外周面とラックの外周端
部面に樹脂製ウェアリングをそれぞれ装着した請求項1
又は2に記載のエア式アクチュエータ。 - 【請求項4】 ハウジング内にピニオンを有するシャフ
トを回転自在に設け、一方、ハウジング内に往復動自在
に設けた一対のピストンにそれぞれラックを設け、この
ラックを前記ピニオンに噛合わせてピストンの往復運動
を回転運動に変換させたエア式アクチュエータにおい
て、前記シャフトをハウジングに止め輪を介して取付
け、この止め輪とシャフトの鍔部との間に、樹脂製等の
スラストワッシャを少なくとも2枚積層して装着したこ
とを特徴とするエア式アクチュエータ。 - 【請求項5】 ハウジング内にピニオンを有するシャフ
トを回転自在に設け、一方、ハウジング内に往復動自在
に設けた一対のピストンにそれぞれラックを設け、この
ラックを前記ピニオンに噛合わせてピストンの往復運動
を回転運動に変換させたエア式アクチュエータにおい
て、前記ハウジングに形成したシャフト挿入口用の開口
部に環状保持体を密封固着し、この環状保持体内にシャ
フトの一端を回転自在に設けたことを特徴とするエア式
アクチュエータ。 - 【請求項6】 前記環状保持体をハウジングの開口部に
止め輪を介して固着し、この環状保持体の上端面側をハ
ウジング内のシリンダ室に露出させた請求項6に記載の
エア式アクチュエータ。 - 【請求項7】 ハウジング内にピニオンを有するシャフ
トを回転自在に設け、一方、ハウジング内に往復動自在
に設けた一対のピストンにそれぞれラックを設け、この
ラックを前記ピニオンに噛合わせてピストンの往復運動
をシャフトに設けたストッパにより90°の角度範囲の
回転運動に変換させたエア式アクチュエータにおいて、
前記ピストンの往復運動は、エアの給気とハウジング内
に設けたスプリングにより行なわれ、前記シャフトとス
トッパを着脱可能で、シャフトをストッパに対して90
°の角度に組み替え可能に設けたことを特徴とするエア
式アクチュエータ。 - 【請求項8】 前記シャフトに設けたピニオンの歯数を
偶数とし、シャフトの外周面に形成した多角形部と相似
形の多角穴部を環状のストッパに形成し、この多角形部
にストッパの多角穴部を着脱自在に設けた請求項7に記
載のエア式アクチュエータ。 - 【請求項9】 ハウジング内に設けたシャフトを適宜の
回転運動変換機構を介して回転させたエア式アクチュエ
ータにおいて、前記ハウジングを構成するハウジング部
材をアルミニウムの押出し成形又は引抜き成形により成
形し、この成形時に、ハウジング部材の長手方向に沿っ
て流路孔用又はねじ穴用の連通口を一体に形成し、次い
で、流路孔用連通口の両端開口を蓋部材で被蓋すると共
に、ねじ穴用連通口にめねじ部の加工を施して製造する
ようにしたことを特徴とするエア式アクチュエータの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002040945A JP2003278712A (ja) | 2002-01-16 | 2002-02-19 | エア式アクチュエータとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007321 | 2002-01-16 | ||
JP2002-7321 | 2002-01-16 | ||
JP2002040945A JP2003278712A (ja) | 2002-01-16 | 2002-02-19 | エア式アクチュエータとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278712A true JP2003278712A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29252921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002040945A Pending JP2003278712A (ja) | 2002-01-16 | 2002-02-19 | エア式アクチュエータとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003278712A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005003196A (ja) * | 2003-06-13 | 2005-01-06 | Dynamic Air Inc | アクチュエータを備えたシステム、ラックピニオンアクチュエータ、ラックピニオンアクチュエータのサイクル寿命を延ばすための方法 |
JP2009103318A (ja) * | 2002-06-14 | 2009-05-14 | Kitz Corp | 空気圧アクチュエータ |
EP2325500A1 (de) * | 2009-11-23 | 2011-05-25 | M.I.G. GmbH | Schwenkantrieb |
CN105443843A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-03-30 | 无锡市诚天诺执行器制造有限公司 | 一种气动蝶阀 |
KR102117820B1 (ko) * | 2019-10-10 | 2020-06-02 | (주)코사플러스 | 잔량유량조절형 밸브 개폐장치 |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002040945A patent/JP2003278712A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009103318A (ja) * | 2002-06-14 | 2009-05-14 | Kitz Corp | 空気圧アクチュエータ |
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JP4723819B2 (ja) * | 2003-06-13 | 2011-07-13 | ダイナミック・エアー・インコーポレーテッド | アクチュエータ、ラックピニオンアクチュエータ、ラックピニオンアクチュエータのサイクル寿命を延ばすための方法 |
EP2325500A1 (de) * | 2009-11-23 | 2011-05-25 | M.I.G. GmbH | Schwenkantrieb |
CN105443843A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-03-30 | 无锡市诚天诺执行器制造有限公司 | 一种气动蝶阀 |
KR102117820B1 (ko) * | 2019-10-10 | 2020-06-02 | (주)코사플러스 | 잔량유량조절형 밸브 개폐장치 |
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