JP4078357B2 - ロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置 - Google Patents

ロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置 Download PDF

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Description

この発明は、バタフライ弁等の弁体の開閉を行う回転弁と、弁棒を駆動回転するためのロータリーアクチュエータとの接続装置に関し、特に回転弁とロータリーアクチュエータとの間に中間部品を介在させて両者の接続を図るようにしたロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置に関する。
従来、圧力流体の圧力を受けてシリンダ内を往復動するピストンにスコッチヨークを介して出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に接続されたバタフライ弁等の回転弁の弁棒を駆動するようにしたロータリーアクチュエータは公知であり、例えば、実開平5−89913号公報(特許文献1)、特開平6−207605号公報(特許文献2)等に開示されている。又、特許第3133277号公報(特許文献3)及び特開2003−74740号公報(特許文献4)には、アクチュエータと回転弁を中間部品を介して接続する構造が開示されている。しかしながら、特許文献3に記載のアクチュエータと回転弁を接続するための中間部品は、アクチュエータ本体の下面に形成された溝若しく突出レールに嵌合する突出レール若しくは溝により接続して、アクチュエータと回転弁の間に生ずるトルクを負担させるようにしているが、出力軸の回転を規制する開度調整手段を備えたものではなかった。
又、特許文献4に記載の中間部品は、その内部にストッパーと該ストッパーの回転角度を規制する外部から進退自在な角度調整ボルトを備えた開度調整手段を設けたものであるが、中間部品はアクチュエータと回転弁の間に単に介挿されているに過ぎず、4本のボルトで結合される構造であり、アクチュエータと回転弁との間に発生するトルクを負担し得る構造ではなかった。
しかも、ストッパーボルトは、特許文献1に示すようにシリンダ本体の側面から開側と閉側の両方のボルトを内方に延び出させるか、或いは特許文献2に示すように、シリンダ本体ケース内に組み込む構造であるため、ストッパーボルトの組み込みの開口部が必要となり、ケース肥大化の原因となっていた。
実開平5−89913号公報 特開平6−207605号公報 特許第3133277号公報 特開2003−74740号公報
この発明は、ロータリーアクチュエータと回転弁を中間部品を介して接続し、該中間部品によりロータリーアクチュエータと回転弁との間に生ずるトルクを負担し得るようにすると共に、開度調整手段を組み込んで、ロータリーアクチュエータの構造を簡単にし、中間部品の交換により、シリンダ出力とバルブ口径に対応したロータリーアクチュエータと回転弁と接続構造の適宜の選定を可能とするものである。
本発明は、シリンダ内を往復動するピストンに出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に接続された回転弁の弁棒を駆動するようにしたロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置において、ロータリーアクチュエータと回転弁との間にベースプレートを介在させ、該ベースプレートの上面に、ロータリーアクチュエータのシリンダ本体の幅に一致する間隔をおいて嵌合レールを平行に設け、該レールとシリンダ本体下面との嵌合により、ベースプレートとシリンダ本体を回り止め状態で接続しつつ、ベースプレート内においてアクチュエータの出力軸と回転弁の弁棒を回転方向に一体に接続し、且ベースプレート内において、ロータリーアクチュエータの出力軸の下端外面にストッパーを回り止め状態で嵌合すると共に、ベースプレートの外方から進退自在な開度調整ボルトの先端を該ストッパーの外周面に当接させて、出力軸の回転を停止させるようにした開度調整手段をベースプレート内に設けて出力軸の開度を調整するようにしたことを特徴とする。
また、シリンダ出力及びバルブ口径に対応してベースプレートを複数用意し、流体仕様や負荷に応じてベースプレートを交換して、ロータリーアクチュエータと回転弁の接続選定を可能とする
本発明のロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置によれば、ロータリーアクチュエータと回転弁との間に中間部品としてベースプレートを介在させ、該ベースプレートに設けた嵌合部にロータリーアクチュエータのシリンダ本体を嵌合して回り止め状態に接続したので、ロータリーアクチュエータと回転弁との間に発生する回動トルクを中間部品であるベースプレートとシリンダ本体との嵌合部において負担することが出来、両者の取付け構造が簡単となり、取付ボルト等の部品点数を削減することが出来る。
又、ベースプレート内においてアクチュエータの出力軸と回転弁の弁棒を回転方向に接続すると共に、ベースプレート内に開度調整手段を設けて出力軸の開度を調整するようにしたので、開側、閉側の両方同時に回動を規制することが出来る。従来にあっては、ピストンの移動停止はシリンダ本体内に進退するボルトで行っていたため、ダブルピストン形のシリンダではピストンの中央部にボルトを位置させることが出来ないため、開側、閉側の両方同時には開度の調整を行うことが出来なかった。しかも、ダブルピストン形のシリンダでは、従来シリンダの本体ケース内に開度調整用の部品(ストッパー)を入れていたため、その部品を入れるための開口部がシリンダ本体ケースに必要となり、ケースが肥大化する原因となっていたが、この発明によれば、開度調整用の部品は、中間部品であるベースプレート内に収納されており、シリンダ本体ケース内に配する必要がないため、ケースの小型化が可能である。
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。この発明は、バタフライ弁等の回転する弁体を備えた回転弁の弁棒駆動装置であるロータリーアクチュエータに関するものであり、圧力流体の圧力を受けてシリンダ内を往復動するピストンにスコッチヨークを介して出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に接続された回転弁の弁棒を駆動するようにした構成を有するロータリーアクチュエータと、回転弁を接続するための装置に関するものである。該接続装置は、ロータリーアクチュエータと回転弁との間に中間部品としてのベースプレートを介在させ、該ベースプレートに設けた嵌合部にロータリーアクチュエータのシリンダ本体を嵌合して回り止め状態でロータリーアクチュエータとベースプレートを接続し、ロータリーアクチュエータと回転弁との間に発生する回動トルクを、シリンダ本体とベースプレートの嵌合部で負担させるようにしたことを特徴とする。
又、ベースプレート内においてアクチュエータの出力軸と回転弁の弁棒を回転方向に接続し、ベースプレート内に開度調整手段を設けて出力軸の開度を調整するようにして、ロータリーアクチュエータと回転弁の接続並びに開度の調整を中間部品であるベースプレート内で行い得るようにし、これらの接続と開度調整をシリンダ本体内で行う場合の不都合を解消しうるようにしたことを特徴とする。
ベースプレートの上面に設けられる嵌合部は、ロータリーアクチュエータのシリンダ本体の幅に一致する間隔をおいて平行に設けた嵌合レール若しくはシリンダ本体の幅と一致する幅で所望の深さを有する嵌合溝とし、該嵌合レール若しくは嵌合溝とシリンダ本体下面との嵌合により、ベースプレートとシリンダ本体を回り止め状態で接続したことを特徴とする。
開度調整手段は、ベースプレート内において、ロータリーアクチュエータの出力軸の下端外面に回り止め状態で嵌合されるストッパーと、ベースプレートの外方から進退自在な開度調整ボルトとで構成し、開度調整ボルトの先端をストッパーの外周面に当接させて、出力軸の回転を停止させるようにしたことを特徴とする。
中間部品であるベースプレートは、シリンダ出力及びバルブ口径に対応して複数用意し、流体仕様や負荷に応じてベースプレートを交換して、ロータリーアクチュエータと回転弁の接続を適宜選定可能としたことを特徴とする。
この発明は、ロータリーアクチュエータに関し、図面に従った実施例は、バタフライ弁を対象とするが、この発明はバタフライ弁の駆動用に限られるものではなく、回転する弁棒を備え、該弁棒を外部から駆動回転することにより弁の開閉を行ういわゆる回転弁を作動するためのアクチュエータとして種々の弁に利用することが出来る。図1〜6を参照して、ロータリーアクチュエータは、シリンダ(1)と該シリンダ(1)内を圧力流体の圧力を受けて往復動するピストン(2)並びに該ピストン(2)の往復動を回転運動に変換するスコッチヨーク(3)、該スコッチヨーク(3)の回転運動を弁棒に伝達する出力軸(4)を備え、所望の制御手段によってピストンに付加される圧力流体の方向を制御し、ピストン(2)を往復動させることによって、該ピストンの往復動によりスコッチヨークを介して出力軸(4)を回転させ、弁棒を駆動回転するようになっている。
図示の実施例は、一対のピストンを有するダブルピストン形式の構造が示されているが、これに限られるものではなく、単一のピストンを有する構造であっても良く、又ピストンの両側に圧力流体を供給する構造のほか、スプリングによって復動するスプリングリターン構造であっても良い。圧力流体は、空気圧、油圧等いずれの流体圧力であっても良く、限定されない。
図1及び7〜10を参照して、シリンダ(1)は、円筒形のシリンダ部を軸方向に貫設したシリンダ本体(10)と、シリンダ本体の開放された両側端面を閉塞するサイドカバー(11)から構成される。シリンダ本体(10)は、中央部(100)を円筒形状とし、その上下部(101)(102)を方形状とする紡錘形の同一断面形状が、一端から他端まで連続した筒形状に形成され、アルミニウム合金の押し出し成形により製造可能な形状となっている。シリンダ本体(10)をアルミニウム合金の押し出し成形可能な構造とすることにより、従来の鋳物構造のシリンダ本体に比して、シリンダ本体(10)の重量を30%以上軽量化することが出来た。上部方形部と下部方形部には軸方向に貫通する空気通路(15)(16)が穿孔される。
シリンダ本体(10)の上部方形部(101)の上面(103)及び下部方形部(102)の下面(104)は平坦な面に形成され、上部平坦面(103)には例えばVDI/VDE 3845(NAMUR)規格に沿ったタップ孔(106)が穿設され、所望の付属部品を取付可能である。又、下部平坦面(104)には、後述するベースプレート(5)をレール嵌合により、トルクを負担しつつ回り止め状態で取付けることが出来、ベースプレート(5)の容易で確実な接続の達成を可能としている。シリンダ本体(10)の上部正面には、段部(105)が形成され、銘板(14)の下端を該段部(105)に当接して位置を合わせることにより、容易かつ正確に水平に貼着することが出来る。尚、段部は下部方形部(102)に形成し、銘板の上縁を該段部に当接して位置決めするようにしても良いことは勿論である。
図11〜14を参照して、シリンダ本体(10)の両側端面を閉塞するサイドカバー(11)は、シリンダ本体(10)の端面形状と一致する形状の盤状の部材であり、ダイカスト成型品である。この発明では、従来シリンダ本体に設けられていた空気導入口を、このサイドカバー(11)に形成してあるので、シリンダ本体(10)を前述したような紡錘形とすることが可能となっている。空気導入口は、好ましくはNAMUR規格に準拠して形成される。図8,9に示すように、前述した閉側の空気通路(15)がシリンダ本体(10)の上部方形部(101)を軸方向に貫通して形成され、開側の空気通路(16)が下部方形部(102)を軸方向に貫通して形成される。閉側空気導入路は、シリンダ内の二つのピストン(2)をその外側から押して、ピストンが中心に向かって動くように設けられるものであり、一方のサイドカバー(11a)の閉側空気導入口(110)から直にシリンダ内に導入される通気路と、サイドカバー(11a)の上方側部に形成された袋状空気路(111)を前記シリンダ本体を貫通する空気通路(16)に連通し、他方のサイドカバー(11b)からシリンダ内に導入される袋状空気路(112)とから構成される。
開側空気導入口の空気路は、シリンダ内の二つのピストンを内側から外側へ押すように設けられるものであり、一方のサイドカバー(11a)の開側空気導入口(113)に端部を開口した斜めの空気路(114)を介してシリンダ本体下部の開側の空気通路(16)をとおり、図9に示すようにシリンダ本体の中央部に形成された下部軸孔(13)から導入される空気路となっている。サイドカバー(11a)を斜めに貫通する空気路(114)の外端は、鋼球(115)で閉止される。又、シリンダ本体(10)を軸方向の貫通する開側空気通路(16)の終端は、カバーパッキン等所望の封止部材で封止される。下部軸孔(13)を空気路として利用することにより、シリンダ本体への加工が不要となり、加工工数を削減することが出来る。
又、開側、閉側の空気導入口をサイドカバーに設けることにより、従来シリンダ本体に形成されていたレール状の突起や空気導入口を設けるための突起が不要となり、前述したように一端から他端まで同一断面形状であるため、アルミニウム合金の押出し成形加工が可能となった。又、空気導入口をサイドカバーに設けることにより、上下軸孔(12)(13)に肉厚を付けるだけで充分な強度を得ることが可能となり、円筒部の側壁は最小の肉厚にすることが出来る。更に、サイドカバーは、ダイカスト成型品であり、空気導入口の形状を型で成形することが出来、加工工数を削減することが出来る。開側閉側空気導入口(110)(113)が形成されていない側の他方のサイドカバー(11b)には、図1,14に示すように、その中心に開度調整ボルト(17)が出入り自在に取付けられており、該ボルト(17)の延び出し長さにより、ピストン(2)の往復距離を制御して、スコッチヨーク(3)、すなわち出力軸(4)の回転角度を例えば0〜90゜の任意の角度で調節することが出来る。
図3,4及び図15〜17を参照して、シリンダ(1)内を往復動するピストン(2)は、左右一対のピストンからなり、シリンダ本体の円筒部(100)内を空気圧の作用を受けて軸方向に往復動する。図15に示すように、ピストン(2)は、円盤状のピストン部(20)と該ピストン部から軸方向に一体に延び出す二本の平行なピストンアーム(21)からなり、ダイカスト成型品として提供される。ピストン部(20)には、ピストンパッキン(22)が装着され、内外二つの圧力室に区画する。内方の圧力室は、対抗して配置された一対のピストン(2)の間に形成され、外方の圧力室は該ピストン(2)と前記サイドカバー(11)の間に形成される。前述した空気路から空気圧が導入されるとき、ピストン(2)が互いに接近若しくは離間するように往復動する。
ピストン部(20)から一体に延び出す二本のピストンアーム(21)の先端部には、トラニオンピン(23)が圧入されて抜止状態で軸着されており、該トラニオンピン(23)の外周にローラ(24)が回転自在に軸装されている。トラニオンピン(23)は、出力軸(4)に軸着したスコッチヨーク(3)のヨーク溝(30)に係入しており、ピストン(2)が軸方向に移動するとき、ヨーク溝(30)内をトラニオンピン(23)がローラ(24)の回転でスムースに移動し、スコッチヨーク(3)を回動する。スコッチヨーク(3)には出力軸(4)がスプリングピン(40)で一体的に連結されているため、スコッチヨーク(3)の回動に伴って出力軸(4)が回動する。
図15,16を参照して、円盤状のピストン部(20)には、前記ピストンパッキン(22)の外側に位置して摺動リング(25)が巻着される。又、ピストンアーム(21)の先端部には、板状の摺動材(26)が装着され、これら摺動リング(25)と摺動材(26)が、2箇所においてシリンダ本体(10)の内面に摺接し、二箇所で支持されるためピストンの安定した移動が保証される。図17に示すように、摺動材(26)は、シリンダ本体(10)の円筒部内面に倣った円弧面に形成され、シリンダ本体(10)の内面に密接し得る。摺動材は、その裏面に植立された二本の取付脚(27)を、ピストンアームの取付孔(28)に挿着して取付ける。
図17を参照して、取付脚(27)は、摺動材(26)の裏面から直交する方向に直立されるのではなく、シリンダの軸方向と直交する方向に斜めに植立される。摺動材(26)の先端部は、前記ピストンアーム(21)に圧入されたトラニオンピン(23)の端部を被覆して位置しており、トラニオンピン(23)が弛んで抜け出すとき、その先端に衝接して抜け出しを阻止する。この時、抜け出そうとするトラニオンピン(23)が摺動材(26)に衝接し、摺動材を外方に押出す力が作用するが、前述したように取付脚(27)が軸方向と直交する方向に延び出しているため、摺動材の先端に掛かる外方への力を取付脚で対抗することが可能となり、トラニオンピン(23)の抜け出しを効果的に防止することが出来る。
図18に示すように、ピストン(2)はダイカスト成型品であり、その表面は摺動材の取付面(29)を除いて、鋳肌面のままとされているが、摺動材(26)が取付けられる表面取付面(29)は、平滑な表面に研磨されており、摺動材(26)の取付の際の寸法精度の向上を図っている。尚、摺動材(26)の取付は、取付脚による挿着に限られるものではなく、接着剤、接着テープ等による接着であっても良い。この場合に、取付面(29)を平滑に研磨してあることにより、接着が容易で、より強い接着を果たすことが可能となる。摺動材(26)の角部周辺部は、シリンダ内面の損傷を防止するために、面取り加工若しくは丸みを帯びた加工が施されている。
摺動リング(25)及び摺動材(26)は、耐摩耗性及び耐食性に優れた樹脂材料、例えば布入りフェノール樹脂、ポリアセタール樹脂等が好適である。又、互いに摺動するシリンダ本体(10)とピストン(2)との間には、耐摩耗性、耐薬品性、摺動性に優れたグリス、例えばシリコングリス、二流化モリブデン入りグリス、リチウム石けん基系グリス等が好適である。
図19〜21は、摺動材(26)の表面に、その摩耗度を検出するための手段を設けた実施例を示している。摩耗状態の検出、把握を容易に行い得るようにした摺動材(26)の摩耗度検出手段としては、例えば図19の摺動材(26)は、摺動材(26)の表面に突起(260)を複数突設したものであり、突起(260)の摩耗度により、摺動材(26)の摩耗状態を把握する。図20に示すものは、摺動材(26)の表面に溝(261)を削設し、溝の深さにより摩耗度を検出する。図21は、摺動材(26)を色の異なる2層構造とすることにより、裏面側の層(262)の露出若しくは透出により摩耗度を検出するものである。摩耗状態を把握することにより、シリンダの開閉速度やエア圧等の付加状況と開閉数等の作動状況を把握することが可能である。
図4,10並びに22〜24を参照して、出力軸(4)は、シリンダ内に位置する円柱状軸部(41)と、ピストン(2)から上方外方に延び出す小径の開度表示軸部(42)、及びピストンの下方から延び出す大径の弁棒接続軸部(43)からなる。(44)は、スコッチヨーク(3)と連結するためのスプリングピン(40)を圧入するための孔である。開度表示軸部(42)は、円の対向する両側を切り落とした小判形の断面形状を有し、下部の弁棒接続軸部(43)は、内部を方形とし下方に開放した筒形状をなし、外周面は方形の異形断面に形成されている。
図1,10並びに22を参照して、上部の開度表示軸部(42)には、開度表示装置(6)が取付けられる。開度表示装置(6)は、インジケータプレート(60)と開度表示器(61)とからなり、シリンダ本体(10)に固定されるインジケータプレート(60)と、出力軸(4)と同軸に一体回転する回動表示器(61)との相反的な回動により、開度が表示される。インジケータプレート(60)は、C形止め輪(62)を出力軸の小径の溝部(45)に係入して抜止状態に固定し、出力軸(4)のスラスト力を受け止めるようにしてある。
図10,25〜27を参照して、インジケータプレート(60)は、鋼板の打ち抜き成型品として提供され、ドーナツ状の中央リング部(600)を出力軸に挿着し、該中央リング部から直径方向に延び出す板部の先端に三角形のインジケータ部(601)を上方に垂直に切り起こすと共に、該三角形のインジケータ部を切り取られた三角形の枠を下方に折り曲げて、前記シリンダ本体(10)の垂直面に嵌合して、インジケータプレート(60)をシリンダ本体(10)の上部角部に回り止め状態で取付ける。このように、インジケータプレート(60)を、下向きに折り曲げた三角形の取付部(602)でシリンダ本体に嵌め込んで取付けるようにしてあるので、インジケータプレート(60)を従来のようにボルトなどで固定する必要がなくなる。
開度表示器(61)は、中心に前記小判形の開度表示軸部(43)が挿着される小判形の中心孔(610)を有した柔軟な合成樹脂製の皿状部材であり、周側面に図28に示す目盛ラベル(611)が貼着される。インジケータプレート(60)を、上下に切り起こした三角形のインジケータ部と取付部で形成し、シリンダ本体(10)に嵌め込むと共に、出力軸の溝部(45)にC形止め輪(62)で固着してスラスト方向の力を受けるようにして、開度表示とスラストプレートの両方の機能を果たし得るようにしてある。
図10、22及び29を参照して、シリンダ本体(10)の下部から延び出す出力軸(4)の弁棒接続軸部(43)は、内部を角筒状とし、外部を異形の角筒形状とした筒状軸部であり、中央の円柱状軸部(41)より大径に形成され、シリンダ本体(10)の下部に固着されるベースプレート(5)内に延び出している。ベースプレート(5)は、ダイカスト成型品の方形盤状部材からなり、中心に前記弁棒接続軸部(43)を受け入れる凹部(50)が形成され、該凹部(50)内において、該軸部(43)の外周にストッパー(51)が回り止め状態で挿着される。凹部(50)内には、ベースプレート(5)の側面から螺進退自在に開度調整ボルト(52)が螺挿されており、その先端が前記ストッパーに当接して、それ以上の出力軸(4)の回転を停止させる。開度調整ボルト(52)の進出長さにより、ストッパーの回転角度、すなわち出力軸の回転角度を調整可能としている。
ストッパー(51)は、図10,29に示すように、外周面を略方形の異形断面とし、内周面を出力軸の下端の外周面形状に整合する方形の異形断面としたリング状の部材からなり、外周面への開度調整ボルト(52)の当接により、それ以上の回転が停止されるようになっている。又、内周面を出力軸の下端に外挿して、出力軸と一体に回転する。
又、該軸部(43)の角筒状内部にはベースプレート(5)を下方から貫通してくる弁棒の上端角筒部が係入し、弁棒は出力軸(4)と一体に駆動回転される。(53)はガスケットである。尚、図示の構造においては、開度調整ボルト(52)は閉側の片側のみとしてあるが、これに限られるものではない。開側の片側のみ、或いは開閉両側に配置しても良いことは勿論である。
ベースプレート(5)の上面には前記凹部(50)の両側に位置して、嵌合レール(54)が平行に突設される。該嵌合レール(54)の幅は、シリンダ本体(10)の下面の横幅と一致しており、該レールをシリンダ本体の下面に嵌合してベースプレート(5)をシリンダ本体(10)の下面に回り止め状態で連結する。レールと本体との接合により回動トルクが負担されるため、ベースプレート(5)は2本の固着ボルト(55)のみでシリンダ本体に固定することが出来、従来のように回動トルクを負担するための4本のボルトの使用が不要となる。
ベースプレート(5)をアクチュエータと回転弁との間に配置し、ベースプレート(5)内においてアクチュエータの出力軸と弁棒とを接続すると共に、ベースプレートに開度調整手段を設けて出力軸、換言すれば弁体又は弁開度を調整するようにしてある。すなわち、ベースプレートを介在してアクチュエータと弁棒の接続並びのその開度調整を行うようにしてあるので、アクチュエータと弁体との接続が容易になると共に仕様の変更にも簡単に対応することが出来る。又、ベースプレートは、シリンダとバルブを接続する中間部品の機能を有し、シリンダ出力とバルブ口径に対応して、複数のベースプレートを用意しておくことにより、流体仕様に応じて適切な選択をすることが可能となる。又、従来シリンダ本体内に配置されていた開度調整用のストッパー等の部品を、ベースプレート内に配置するので、シリンダ本体を小型化することが出来る。
全体の斜視図 全体の正面図 同中央横断平面図 同中央縦断側面図 同左側面図 同底面図 シリンダ本体の正面図 同側面図 同中央縦断側面図 開度表示装置とベースプレートを分解した斜視図 一方のサイドカバーの外面図 同内面図 他方のサイドカバーの外面図 同内面図 ピストンの斜視図 同要部の横断面図 摺動材の取付状態を示す断面図 同斜視図 摺動材の一変形を示す斜視図 摺動材の他の変形を示す斜視図 摺動材の更に他の変形を示す斜視図 出力軸の正面図 同平面図 同底面図 インジケータプレートの平面図 同正面図 同側面図 目盛ラベルの展開図 ベースプレートの横断面図
符号の説明
(1)シリンダ
(10)シリンダ本体
(11)サイドカバー
(12)上方軸孔
(13)下方軸孔
(14)銘板
(15)閉側空気通路
(16)開側空気通路
(17)開度調整ボルト
(100)円筒部
(101)上部方形部
(102)下部方形部
(103)上部平坦面
(104)下部平坦面
(105)段部
(106)タップ孔
(110)閉側空気導入口
(111)袋状空気路
(112)袋状空気路
(113)開側空気導入口
(114)斜めの空気路
(115)鋼球
(2)ピストン
(20)ピストン部
(21)ピストンアーム
(22)ピストンパッキン
(23)トラニオンピン
(24)ローラ
(25)摺動リング
(26)摺動材
(27)取付脚
(28)取付孔
(29)取付面
(260)突起
(261)溝
(262)色の異なる層
(3)スコッチヨーク
(30)ヨーク溝
(4)出力軸
(40)スプリングピン
(41)円柱状軸部
(42)開度表示軸部
(43)弁棒接続軸部
(44)スプリングピンの孔
(45)小径溝部
(5)ベースプレート
(50)凹部
(51)ストッパー
(52)回動調整ボルト
(53)ガスケット
(54)嵌合レール
(55)固着ボルト
(6)開度表示装置
(60)インジケータプレート
(61)開度表示器
(62)C形止め輪
(600)中央リング部
(601)インジケータ部
(602)三角形の取付部
(610)中心孔
(611)目盛ラベル

Claims (1)

  1. シリンダ内を往復動するピストンに出力軸を連結し、ピストンの往復動を回転運動に変換して出力軸を駆動回転し、該出力軸に接続された回転弁の弁棒を駆動するようにしたロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置において、ロータリーアクチュエータと回転弁との間にベースプレートを介在させ、該ベースプレートの上面に、ロータリーアクチュエータのシリンダ本体の幅に一致する間隔をおいて嵌合レールを平行に設け、該レールとシリンダ本体下面との嵌合により、ベースプレートとシリンダ本体を回り止め状態で接続しつつ、ベースプレート内においてアクチュエータの出力軸と回転弁の弁棒を回転方向に一体に接続し、且ベースプレート内において、ロータリーアクチュエータの出力軸の下端外面にストッパーを回り止め状態で嵌合すると共に、ベースプレートの外方から進退自在な開度調整ボルトの先端を該ストッパーの外周面に当接させて、出力軸の回転を停止させるようにした開度調整手段をベースプレート内に設けて出力軸の開度を調整するようにしたことを特徴とするロータリーアクチュエータと回転弁の接続装置。
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