JP4121194B2 - 雨押さえ部材の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雨押さえ部材の取付構造に係り、特に、屋根の棟に沿って設けられる棟部材と、屋根面に配置される太陽エネルギー利用パネルとの間に設けられる雨押さえ部材の取付構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来より、太陽光を電気に変換して太陽エネルギーとして利用する太陽電池パネルや、太陽熱(放射熱)を収集して温水として利用する太陽熱コレクタ等の太陽エネルギー利用パネルがある。このようなパネルを住宅等の屋根の傾斜面に沿って上下左右に複数枚設置することにより、太陽エネルギー利用屋根が構成されている。
【0003】
このうち、太陽電池パネルは、屋根に設置するに当たり、水による漏電等の事故を未然に防止するため、太陽電池である所定枚数のソーラーセルを平板状の完全防水ケースの内部に収め、この防水ケースの周りに四角枠状のフレームを設け、このフレームを屋根の傾斜方向に沿って設けられた支持用レール部材を介して屋根に付けられている(特開平10−169127号公報等参照)。このような取付構造は、太陽熱コレクタにも応用できる。
【0004】
このような太陽エネルギー利用パネルが設けられた屋根の棟側には、図5に示すように、屋根120の棟に沿って棟部材100が設けられ、この棟部材100と、太陽エネルギー利用パネル101との間に雨水等の水の浸入を防止するための雨押さえ部材102が設けられている。
【0005】
この際、雨押さえ部材102は、その一端縁側が野地板103上に設けられた板状の上縁支持材110と棟部材100との間に配置されるとともに、当該上縁支持材110にビス等で接合されている。雨押さえ部材102の他端縁側は、太陽エネルギー利用パネル101の上端側の上方まで延び、支持用レール部材104上に設けられた下縁支持材111により固定されている。
下縁支持材111は、支持用レール部材104上で太陽エネルギー利用パネル101の上端縁に隣接する基部111Aと、基部111Aから太陽エネルギー利用パネル101へ向かって延びる下地材111Bとを備えたものである。
下地材111Bの軒先側の先端は、太陽エネルギー利用パネル101の上端縁にシール剤112で接着されるとともに、雨押さえ部材102の軒先側の先端に設けられた鉤状の掛止部102Aを掛止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような雨押さえ部材の取付構造では、棟側の太陽エネルギー利用パネルを交換するために、当該太陽エネルギー利用パネルの上端縁に固定されている雨押さえ部材および下地材を取り外す必要がある。そして、雨押さえ部材を取り外すには、雨押さえ部材と上縁支持材との接合を解除しなければならないので、太陽エネルギー利用パネルの交換作業が煩雑になるという問題がある。
また、従来では、雨押さえ部材を設けるのに、上縁支持材および下縁支持材を利用しなければならず、部品点数が多いため、雨押さえ部材の取付作業が煩雑になるという問題もある。
【0007】
本発明の目的は、雨押さえ部材の取付作業を容易に行うことができ、棟側の太陽エネルギー利用パネルを容易に交換できる雨押さえ部材の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図面を参照して説明すると、屋根13の棟に沿って設けられる棟部材15と、屋根面14Aに配置される太陽エネルギー利用パネル(例えば、太陽電池パネル21)との間から雨水等の水の浸入を防止するために、太陽エネルギー利用パネルおよび棟部材15の間に設けられる雨押さえ部材60の取付構造であって、太陽エネルギー利用パネルの上端縁に隣接するように取付部材70が設けられ、この取付部材70の上端縁側には、棟部材15との間に介装された雨押さえ部材60の一端縁が接合され、雨押さえ部材60の他端縁には、太陽エネルギー利用パネルの上端縁を覆うカバー部63と、取付部材70の下端縁側に掛止される掛止部62が設けられ、取付部材70の下端縁側には、太陽エネルギー利用パネルの枠部(例えば、上枠部25)が設けられ、当該枠部には上方が開口された樋部53が設けられており、取付部材70には、樋部53に対向する位置に水切り部73が突設されていることを特徴とする。
このような本発明では、雨押さえ部材を設けるにあたり、雨押さえ部材を取付部材以外の部材に接合する、あるいは、係合させる必要がなく、雨押さえ部材の取り付けに従来関与していた上縁支持材や下縁支持材が不要となるので、雨押さえ部材の取り付けに要する部品点数が少なくなり、雨押さえ部材の取付作業が容易となる。また、取付部材および太陽エネルギー利用パネルは、単に隣接しているだけで、互いに接合されていないうえ、雨押さえ部材の他端縁は、取付部材の下端縁側に掛止された状態で太陽エネルギー利用パネルの上端部分を覆うだけで、太陽エネルギー利用パネルに接合されていない。これにより、太陽エネルギー利用パネルを取り外すにあたり、雨押さえ部材等を取り外す必要がなくなり、雨押さえ部材等を取り外さなくても太陽エネルギー利用パネルを交換することが可能となり、太陽エネルギー利用パネルの交換作業を容易に行うことが可能となる。
しかも、樋部の開口と水切り部とが対向するように配置しているから、取付部材と太陽エネルギー利用パネルとの隙間から浸入した雨水等の水が水切り部によって確実に樋部に導入され、屋根の防水が充分に確保される。
【0009】
以上において、取付部材70は、断面の一部が略コ字形状に形成された溝形部71を有し、この溝形部71に上方が開口された樋部71Aが形成されていることが好ましい。
このように、取付部材に樋部が形成されていれば、仮に取付部材の上端縁側と雨押さえ部材の一端縁との接合部分から取付部材の内部に雨水等の水が浸入したとしても、樋部で雨水等を受けて排水することが可能となり、屋根の防水性能を向上させることが可能となる。
【0010】
また、取付部材70には、太陽エネルギー利用パネル側に開口された溝形状の被掛止部72が形成され、雨押さえ部材60の他端縁側が折り曲げられ、その先端が被掛止部72に掛止される掛止部62となっていることが望ましい。
このようになっていれば、雨押さえ部材を設ける際、当該雨押さえ部材を太陽エネルギー利用パネル側から棟部材に向かって持ち上げ、掛止部を取付部材の被掛止部に係止し、この状態で雨押さえ部材の一端縁を取付部材の上端縁側に接合することで雨押さえ部材を設けることが可能となる。これにより、雨押さえ部材の取付作業がより一層容易になる。
【0012】
また、水切り部73は、取付部材70に一体に形成されていることが望ましい。このように、水切り部を取付部材に一体に形成すれば、押出成形等で簡単に製造することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る建物10が示されている。
この建物10の屋根13は、棟の両側に傾斜面が形成された切り妻状の屋根であり、複数の屋根パネル14と、屋根材となる複数の太陽エネルギー利用パネルである太陽電池パネル21と、棟に沿って取り付けられる棟部材15と、切り妻屋根の妻側端縁に取り付けられるけらば部材16と、軒先13A端縁に沿って取り付けられる軒先部材17とを備えた太陽電池屋根13とされている。
【0014】
太陽電池パネル21は、複数の屋根パネル14によって形成される屋根面14Aに、その傾斜面に沿って上下左右に配列されている。
各太陽電池パネル21は、図2に示すように、太陽光で発電を行う所定枚数のソーラーセルを収めた平板状の完全防水ケース22と、このケース22の周りを囲む四角枠状のフレーム23とを備えている。
フレーム23は、屋根13の傾斜方向に沿って左右に配置される2本の縦枠部24と、これら縦枠部24の上下端を接続し、かつ、屋根13の桁方向に沿って配置されている上枠部25および下枠部26とを備えて形成されている。
これらの縦枠部24、上枠部25および下枠部26によって、太陽電池パネル21全体の防水および補強がなされ、雨水による漏電および短絡等の事故ならびに太陽電池パネル21の表面に加わる荷重等からソーラーセルが保護されるようになっている。
【0015】
このような太陽電池パネル21は、図3に示すように、左右の縦枠部24が屋根13の傾斜方向に沿って野地板14B上に取り付けられた一対のレール状の支持用レール部材31に固定されている。
支持用レール部材31は、太陽電池パネル21の縦枠部24を受けるパネル受部32と、このパネル受部32を支持し、屋根面14Aの野地板14B上にビス80で固定されるパネル支持部33とから形成されている。
また、各太陽電池パネル21間には、隙間を覆うカバー材41が設けられている。
パネル受部32には、例えばビス80等で太陽電池パネル21の縦枠部24が固定されているとともに、パネル受部32の長手方向に沿った両端には、止水部32Aが形成されている。太陽電池パネル21とカバー材41との間から浸入してきた雨水等の水は、前述した止水部32Aで野地板14B上に落ちないようになっている。
また、パネル支持部33は、その内部が中空の樋状に形成されている。
【0016】
カバー材41と縦枠部24との間から浸入する雨水等の水は、パネル受部32の上面を伝って軒先13Aから排出されるようになっている。
縦枠部24をパネル受部32に固定するビス80の孔を伝ってパネル支持部33の内部に浸入した雨水等の水は、パネル支持部33を通して軒先13Aから排出できるようになっている。
ここで、野地板14Bは、合板等の面材であり、表面にアスファルトルーフィング等のシート材14Cが貼り付けられている。
【0017】
屋根面14Aに上下に配列された太陽電池パネル21のうち、最上位置となる棟に面する太陽電池パネル21と、棟部材15との間には、図4に示すように、棟部材15および太陽電池パネル21の間から雨水等の水の浸入を防止するために、雨押さえ部材60が設けられている。
【0018】
雨押さえ部材60は、一端縁とされる棟部材15の内部に延出された平面部61と、太陽電池パネル21側(他端縁)の端部が折り曲げられて形成された掛止部62と、その折曲部分に形成された太陽電池パネル21の上端縁を覆うカバー部63とを備えて、棟部材15に沿って長尺状に形成されており、この雨押さえ部材60は、その下方に設けられた取付部材70だけで支持されている。
【0019】
取付部材70は、略コ字形状に形成され、上方が開口された樋部71Aを有する溝形部71と、この溝形部71の側面上部から外側に(斜め下側)に向かって水平に突出し、かつ、太陽電池パネル21側に開口された溝形状の被掛止部72と、この被掛止部72の下面に突設された水切り部73とを備え、アルミの押出成形により一体形成された長尺部材である。この取付部材70は、当該取付部材70の高さ位置を調節するスペーサ90を介し、太陽電池パネル21の上端縁つまり上枠部25に隣接するように、支持用レール部材31上に設けられている。
詳しくは、雨押さえ部材60は、その平面部61が棟部材15と取付部材70の棟側(上端縁側)の溝形部71の上面との間に介装され、当該溝形部71にビス80で接合されているとともに、掛止部62が取付部材70の太陽電池パネル21側(下端縁側)の被掛止部72に、その先端が挿入されて掛止されている。
【0020】
太陽電池パネル21の上枠部25は、断面口形の本体51と、この本体51の下部から外側(斜め上側)へ向けて設けられた断面L字形の当接片52とを備え、アルミの押出成形により一体形成された長尺部材である。
本体51の端部と当接片52とによって、上方が開口された溝形の樋部53が形成されている。
この際、太陽電池パネル21の上方に設置された取付部材70の水切り部73は、当該太陽電池パネル21の上枠部25の樋部53の開口と対向する位置に設けられている。
これら雨押さえ部材60および取付部材70と、太陽電池パネル21とは、単に隣接しているだけで、互いに接合されてはいない。
【0021】
太陽電池屋根13は、次のように形成される。
まず、工場において、支持用レール部材31や太陽電池パネル21、雨押さえ部材60、取付部材70等を製造し、建築現場に搬送する。
現場では、屋根面14Aに支持用レール部材31を屋根13の傾斜方向に沿って上下に複数配置し、これらの支持用レール部材31の上に太陽電池パネル21の両端縁(縦枠部24)を支持させて配置する。このようにして、太陽電池パネル21を屋根面14Aに上下左右に配列し、太陽電池屋根13を形成する。
この際、屋根面14Aに上下に配列された太陽電池パネル21のうち、最上位置となる棟に面する太陽電池パネル21と、棟部材15との間に設ける雨押さえ部材60は、取付部材70を設けた後、当該雨押さえ部材60を太陽電池パネル21側から棟部材15に向かって持ち上げ、取付部材70の溝形部71と棟部材15との間に雨押さえ部材60の平面部61を介装するとともに、雨押さえ部材60の掛止部62を取付部材70の被掛止部72に掛止し、その状態で、雨押さえ部材60の平面部61を溝形部71に接合して取り付ける。
【0022】
また、屋根面14Aに上下に配列された太陽電池パネル21のうち、最上位置に配置された太陽電池パネル21を交換するために取り外すには、まず、当該太陽電池パネル21の下枠部26を持ち上げ、上枠部25を、その当接片52が取付部材70の水切り部73に接触しないように軒先13A側に引くことで、太陽電池パネル21を取り外すことができる。
【0023】
このような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、雨押さえ部材60は、取付部材70のみで支持されているため、雨押さえ部材60を設けるにあたり、雨押さえ部材60を取付部材70以外の部材に接合する、あるいは、係合させる必要がなく、雨押さえ部材60の取り付けに従来関与していた上縁支持材や下縁支持材が不要となり、雨押さえ部材60の取り付けに要する部品点数が少なくなるので、雨押さえ部材60の取付作業を容易に行うことができる。
また、取付部材70および太陽電池パネル21は、単に隣接しているだけで、互いに接合されていないうえ、雨押さえ部材60の他端縁は、当該他端縁に形成された掛止部62で取付部材70の下端縁側に形成された被掛止部72に掛止された状態で太陽電池パネル21の上端部分を覆うだけで、太陽電池パネル21に接合されていない。これにより、太陽電池パネル21を取り外すにあたり、雨押さえ部材60等を取り外す必要がなくなり、雨押さえ部材60等を取り外さなくても太陽電池パネル21を交換することができ、太陽電池パネル21の交換作業を容易に行うことができる。
【0024】
また、取付部材70の溝形部71に樋部71Aが形成されているので、仮に取付部材70の溝形部71の上面と雨押さえ部材60の平面部61とを接合したビス80の孔部分から取付部材70の内部に雨水等の水が浸入したとしても、樋部71Aで雨水等を受けて排水することができ、屋根13の防水性能を向上させることができる。
【0025】
さらに、取付部材70の被掛止部72に、雨押さえ部材60の掛止部62を掛止することで、簡単に雨押さえ部材60を設けることができるので、雨押さえ部材60の取付作業をより一層容易に行うことができる。
【0026】
また、太陽電池パネル21の上枠部25に形成される樋部53の開口と、取付部材70の水切り部73とが対向するように配置されていれば、取付部材70と太陽電池パネル21との隙間から浸入した雨水等の水が水切り部73によって確実に樋部53に導入され、屋根13の防水を充分に確保できる。
【0027】
さらに、水切り部73を取付部材70に一体に形成しているので、押出成形等で簡単に製造することができる。
【0028】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、水切り部73は取付部材70に一体に形成されていたが、これに限らず、例えば、別々に形成した水切り部73、溝形部71および被掛止部72を組み合わせて取付部材70を形成してもよい。
【0029】
また、取付部材70の水切り部73の位置としては、その下方に設置された太陽電池パネル21の上枠部25の樋部53の開口と対向する位置に限らず、水切り部73によって、雨水が樋部53に落とされる位置に水切り部73があればよい。
【0030】
さらに、取付部材70の下端縁に、雨押さえ部材60の他端縁を掛止する掛止構造としては、前記実施形態のような構造に限らず、例えば、雨押さえ部材60の他端縁の下面に下方に突設する掛止部を形成し、この掛止部を掛止するような被掛止部を取付部材70に設けた構造でもよい。
【0031】
また、取付部材70としては、断面コ字形の溝形部71が形成されていなくてもよく、例えば、その部分が角柱状に形成されていてもよい。
【0032】
また、前記実施形態では、太陽電池パネル21について説明したが、太陽エネルギー利用パネルとしてはこれに限らず、例えば、内部に流水する水を太陽熱で熱して温水とする太陽熱コレクタ等でもよい。
【0033】
また、建物としては、箱状に形成された建物ユニットを複数組み合わせたユニット式建物や、板状に形成された壁パネルおよび床パネルを複数組み合わせたパネル方式のプレハブ建物や、柱および梁等の軸組材を建築現場で接合する在来工法による建物でもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の雨押さえ部材の取付構造によれば、雨押さえ部材の取付作業を容易に行うことができ、棟側の太陽エネルギー利用パネルを容易に交換できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における建物を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態における太陽電池パネルを示す斜視図である。
【図3】図1におけるIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】従来の雨押さえ部材の取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
13 太陽電池屋根
14A 屋根面
15 棟部材
21 太陽エネルギー利用パネルである太陽電池パネル
25 枠部である上枠部
53 樋部
60 雨押さえ部材
62 掛止部
63 カバー部
70 取付部材
71 溝形部
71A 樋部
72 被掛止部
73 水切り部

Claims (4)

  1. 屋根の棟に沿って設けられる棟部材と、屋根面に配置される太陽エネルギー利用パネルとの間から雨水等の水の浸入を防止するために、前記太陽エネルギー利用パネルおよび前記棟部材の間に設けられる雨押さえ部材の取付構造であって、前記太陽エネルギー利用パネルの上端縁に隣接するように取付部材が設けられ、この取付部材の上端縁側には、前記棟部材との間に介装された前記雨押さえ部材の一端縁が接合され、前記雨押さえ部材の他端縁には、前記太陽エネルギー利用パネルの上端縁を覆うカバー部と、前記取付部材の下端縁側に掛止される掛止部が設けられ、
    前記取付部材の下端縁側には、前記太陽エネルギー利用パネルの枠部が設けられ、当該枠部には上方が開口された樋部が設けられており、前記取付部材には、前記樋部に対向する位置に水切り部が突設され
    ていることを特徴とする雨押さえ部材の取付構造。
  2. 請求項1に記載の雨押さえ部材の取付構造において、前記取付部材は、断面の一部が略コ字形状に形成された溝形部を有し、この溝形部に上方が開口された樋部が形成されていることを特徴とする雨押さえ部材の取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の雨押さえ部材の取付構造において、前記取付部材には、前記太陽エネルギー利用パネル側に開口された溝形状の被掛止部が形成され、前記雨押さえ部材の他端縁側が折り曲げられ、その先端が前記被掛止部に掛止される掛止部となっていることを特徴とする雨押さえ部材の取付構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の雨押さえ部材の取付構造において、
    前記水切り部は、前記取付部材に一体に形成されていることを特徴とする雨押さえ部材の取付構造。
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