JP4120054B2 - ガス遮断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば超音波を用いて配管内を流れる各種都市ガスあるいはLPGガス等の使用量及び使用状態が安全か否かを監視するガス遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のガス遮断装置は、地震発生時にガスの感震遮断を行う遮断装置が特開平5−334583号公報に開示されており、また地震発生時にガス使用中ならば感震遮断を行う遮断装置が特開平8−219829号公報に開示されている。以下、その構成について図3のを参照しながら説明する。図3は従来のガス遮断装置のブロック図を示す。
【0003】
図3において、1はガス供給監視手段で、2のガス導入配管と3のガス吐出配管とを有し、4はその間のガス供給を遮断するガス弁で、5は計量手段で、ガスの使用量を計数する。ガス供給監視手段1の下流にガス器具6が接続され、ガス器具6は主バーナ燃焼手段7と種火燃焼手段8とを有している。9は感震器で、計量手段5に装着され地震を感知する。
【0004】
10は異常判別手段で、計量手段5の計量値情報や、感震器9からの地震情報が入力される。
【0005】
また、ガス供給監視手段1には下流に接続されたガス器具6が種火燃焼手段8を有している場合に登録する種火登録手段11と、ガス供給監視手段1の下流のガス漏洩を監視する下流漏洩監視手段12と、異常判別手段10の異常判別時および下流漏洩監視手段12の漏洩判別時に報知する報知手段13を有している。
【0006】
次に従来例の構成の動作を説明する。ガス供給監視手段1の流量特性を図4で説明する。
【0007】
ガス供給監視手段1のガス器具異常使用監視領域は500Kcal/h〜最大使用流量Mであり、ガス供給監視手段1はガス流量として最大使用流量Mまでガスを流すことができる。それを越えるとガスホース抜けや配管の折損等の不安定な状態が発生したものとして無条件にガス供給監視手段1が所有するガス弁4を付勢しガスを遮断する。
【0008】
一番少ない流量である500Kcal/hという値は、ガス器具使用上での一番小さい値であるガスコンロを絞って使った時の値に相当し、また一般的な部屋でそのガス流量が連続して流れても部屋の換気回数との関連で部屋が爆発限界に達しない流量値でも、500Kcal/h以下の領域は非爆発域Sになる。ガス供給監視手段1の異常判別手段10はガス器具異常使用監視領域D内において所定条件と比較しながらガスの異常な増加の有無およびガスの異常な連続使用を監視し、異常と判断するとガス弁4を付勢してガスを遮断すると共に報知手段13に異常の発生を知らせる。ガス供給監視手段1の計量手段5は一定の容積を有する2つの袋が交互にガスを吸入吐出する機構的動きを計数するものであり、前記の500Kcal/hを計数するのに2分程度かかる。
【0009】
次に、地震発生時の感震遮断の動作を説明する。図5は同装置の地震発生時にガス器具の使用がなかった場合のタイムチャートであり、地震がT1で発生して感震器9から異常判別手段10に地震情報が入力してもT1の2分前であるT0からT1迄の間に500Kcal/h以上のガス流量が流れてなかった場合には異常判別手段10はガス弁4を付勢しない。この機能を前監視と称す。この機能の理由はガスを使用していない時には元々ガスが流れていないのであらためてガスを遮断する必要がないことと、もし遮断すると遮断した家庭のガス器具の状況を全て確認した上で各ガス弁の復帰作業を行う必要があるため、広範囲に影響を及ぼす地震時においてはガスの復旧に膨大な時間がかかり、不要なガス遮断を行うと返って迷惑がかかるためである。また前監視の時間が2分である理由は前記のような計量手段5が500Kcal/hを計量するのに要する時間であり、これより長い計量時間を要する500Kcal/hより小さい燃焼においてはガス器具使用とは認められず、かつ爆発限界外であるので監視する必要がない。
【0010】
図6は地震発生時にガス器具の使用がなかったが、地震後にガス流量が検出された場合のタイムチャートである。地震が時間T1で発生してから2分後のT2迄の間に500Kcal/h以上の流量が計量手段5で計量されると異常判別手段10はガス弁4を付勢してガスを遮断するものである。この機能を後監視と称す。この機能の理由は地震の前には流量がなかったのに地震直後に流量が計量されるということは、地震によって配管やガス器具に何らかの損傷が生じ、ガス漏れが発生した可能性が大きいという判断による。
【0011】
図7は地震発生時にガス器具の使用があった場合のタイムチャートである。この場合、地震発生と同時にガスの遮断が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、次のような課題が考えられた。その課題とは、ガス供給監視手段1の計量手段5は一定の容積を有する2つの袋が交互にガスを吸入吐出する機構的動きを計数するものであり、地震発生時ガスコンロを使用中であり500Kcal/h程度の使用流量出会った場合、その流量を計数するのに2分もかかるが、たまたま地震振動で落ちてきた可燃物に引火する可能性が考えられる。
【0013】
本発明は上記課題を解決するもので、地震発生時に早く確実に可燃物への引火を防止すると共に、できるだけ不要な遮断を防止しガスの復旧を早くすることのできるガス遮断装置を提供することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、ガス遮断装置に超音波振動子による流速検出手段を設け、定期的に超音波信号の伝搬時間を測定しその伝播時間より流量計測し地震発生時、ガス器具を使用中か否かを判断し遮断するかどうかを判定する構成にしている。
【0015】
このことにより、地震発生時素早くガスの使用中かどうかを判断し、ガス使用中ならばガス器具が破壊される前に遮断するので落ちてきた可燃物に引火し火災を引き起こすのを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は上記目的を達成するため、流路の上流と下流とに超音波の伝播方向と流体の流れ方向とが斜交するように設置された一対の振動子と、前記振動子から超音波を送信する送信手段と、前記振動子で超音波を受信する受信手段と、前記振動子の送信、受信を切替える切替手段と、前記振動子間相互の超音波伝達を複数回繰返して行う繰返手段と、前記切替手段と連動して超音波伝播時間を計測する伝播時間計測手段と、前記伝播時間より流体の流速を求める流速演算手段と、前記流速より流体の流量を演算する流量演算手段と、前記流量演算手段で流量零以外の回数をカウントする流量有回数カウント手段と、地震を検出する感震検出手段と、感震検出手段の出力信号より地震か否か判定する感震判定手段と、前記流量有回数カウント手段と前記感震判定手段の信号とからガス使用を停止するかどうか判定する遮断判定手段と、前記遮断判定手段の信号で流路を遮断する遮断手段と、前記遮断手段で流路を遮断後遮断表示したりセンタに通報する報知手段とからなる。
【0017】
本発明によれば、流路に斜交設置された振動子相互間で超音波伝達を繰返し行い伝播時間計測手段で伝播時間を計測し流量を求める。伝搬時間計測毎流量零以外の場合、流量有回数を流量有回数カウンタ手段で計測する。
【0018】
一方、感震検出手段により地震信号を検出し地震かどうかを判定し遮断判定手段で地震検出時流量有状態が継続しているか、また地震検出後ガス流量有状態が継続しているかどうかを素早く判断し、ガス流量がありガス器具使用中と判断したら遮断手段に遮断出力するので、地震により落下物がきても既にガスを遮断しているため引火を防げる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。従来例と同一構成要素に関しては同一の符号を付し説明は省略する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明を説明する上で必要となる関連技術のガス遮断装置を示すもので、14、15は振動子で、流路(配管)16の上流側および下流側に設けた超音波信号送受信の振動子である。
【0021】
17は流速検出手段で、以下の内容より構成される。18は切替手段で、振動子14、15は切替手段18により送信手段19や受信手段20に接続される。例えば、送信手段19より出力されたバースト信号が上流側の振動子14より下流側の振動子15に伝達される。下流側振動子15は受信手段20に伝送する。21は繰返手段で、前述の動作を繰返し行い、いわゆるシングアラウンド計測系を構成する。22は伝播時間計測手段で、上流側振動子14から下流側振動子15への伝達時間を累積し伝達時間を求める。同様に、切替手段18は下流側振動子15に送信手段19を接続し上流側振動子15に向かって超音波を送信し、前述と同じ動作を実施する。23は流速演算手段で、伝播時間計測手段22で求めた伝播時間をもとに流速を求める。24は流量演算手段で、流速演算手段23で求めた流速値より流量換算を行う。25は感震判定手段で、感震検出手段9からの出力信号で地震か否かを判定する。26は遮断判定手段で、流量演算手段24と感震判定手段25との出力信号より遮断するかどうかを判定する。26は報知手段で、遮断した場合遮断内容をLCDやLED等により表示すると共に通信手段によりガス販売事業者に通報する。
【0022】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置設置後、流量計測は以下のように行う。流路16内で、斜交設置された上流側の振動子14、下流側の振動子15との間で繰返し超音波信号を送受信する。即ち、切替手段18により上流側の振動子14に送信手段19が接続され、一方受信手段12が下流側の振動子15に接続され、送信手段15より発射された信号を振動子14から振動子15を介し受信する。この動作を繰返手段21で設定された回数だけ行う。送信手段19より発射された超音波信号を受信手段20が受信する迄の伝搬時間を累積し伝搬時間計測手段22で求める。
【0023】
次に切替手段18は、振動子14、15に接続する送信手段19および受信手段20を切替える。即ち、下流側の振動子に送信手段19を接続し発射した超音波信号を上流側の振動子15に接続された受信手段13を介し受信する。同様に、繰返手段21で設定された回数だけ行う。送信手段19より発射された超音波信号を受信手段20が受信する迄の伝搬時間を累積し伝搬時間計測手段22で求める。以上から上流から下流へ超音波信号を発射した時の伝播時間と下流から上流へ超音波信号を発射した時の伝播時間とから流速演算手段23で流速を求める。求めた流速値より流量演算手段24で流量を求める。図1でAは流量の流れる方向を示している。
【0024】
従って、器具を使用していない時は伝播時間差はないが、器具を使用している時は伝播時間差を生じ、下式で流量が求められる。流速V、流路断面積S、信号伝播距離L信号伝播方向とガス流れ方向との角度θ、上流から下流振動子への信号伝播時間t1、下流から上流振動子への信号伝播時間t2とすると流量値Q(L/h)は
流量Q=V×S=(L/(2COSθ))×(1/t1−1/t2)(L/h)となる。
【0025】
一方で、感震検出手段9で地震検知するとその信号を感震判定手段25で判定する。所定レベル以上の強い地震を検知すると地震有信号を遮断判定手段26に出力する。遮断判定手段26では地震有信号と共に流量演算手段24からの流量信号が流量ゼロかどうかを判定する。その結果流量ゼロでないならば、ガス器具使用中であり、遮断信号を遮断手段4に出力する。
【0026】
流速検出手段17により例えば数秒間隔で定期的に流速検知を行うと、即ち超音波の伝播時間計測を定期的に行えばその時の流速がわかりかつ流量が求めることができる。従って、ガス器具の使用流量が500Kcal/hと小さくなっても従来の計量手段5では1回計測するのに2分かかっていたが、今回は定期的に例えば数秒間隔で超音波の伝播時間計測を行うので数秒で500Kcal/h相当の流量を検出できる。即ち流量の大小に計測時間が延びたりすることが無く同じ計測周期で流量値を求めることが出来る。ガスコンロ等で低流量で使用中に地震が発生しても従来流量検知に2分と長時間かかっていたが、今回数秒と短時間で検出できるので即座に流路16を遮断しガス流量の使用を停止でき、2分中に落下物が発生し引火するということがなく、火災の危険性を防止できる。尚、地震検知時に定期的に流量計測を行った時ガス未使用中だった場合でも遮断手段4を即遮断せず、即ち不要な遮断をさせないのでいちいち地震がおさまった後遮断手段4を開けに客先に赴くという不要な出動を防ぐことができる。
【0027】
このようにして前述のガス遮断装置によりガス使用量の大きさにかかわらず定期的にガス流量を検出するので、ガス使用中に突然大地震が発生しても即座にガス供給を停止でき落下物による引火を防止できる。
【0028】
図2は本発明の実施例のガス遮断装置である。図2において、図1及び図3と同一機能を有する構成要素には同一番号を付し説明は省略する。
【0029】
図2において、28は流量有回数カウント手段で、超音波信号を上流及び下流の振動子14、15相互間で送信しあい、伝搬時間を計測する度に流量演算手段24で流量演算し流量零以外の時の回数をカウントする。
【0030】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置設置後、流量計測は以下のように行う。
【0031】
流路16内で、斜交設置された上流側の振動子14、下流側の振動子15との間で繰返し超音波信号を送受信する。即ち、切替手段18により上流側の振動子14に送信手段19が接続され、一方受信手段12が下流側の振動子15に接続され、送信手段15より発射された信号を振動子14から振動子15を介し受信する。この動作を繰返手段21で設定された回数だけ行う。送信手段19より発射された超音波信号を受信手段20が受信する迄の伝搬時間を累積し伝搬時間計測手段22で求める。
【0032】
次に切替手段18は、振動子14、15に接続する送信手段19および受信手段20を切替える。即ち、下流側の振動子に送信手段19を接続し発射した超音波信号を上流側の振動子15に接続された受信手段13を介し受信する。同様に、繰返手段21で設定された回数だけ行う。送信手段19より発射された超音波信号を受信手段20が受信する迄の伝搬時間を累積し伝搬時間計測手段22で求める。以上から上流から下流へ超音波信号を発射した時の伝播時間と下流から上流へ超音波信号を発射した時の伝播時間とから流速演算手段23で流速を求める。求めた流速値より流量演算手段24で流量を求める。図1でAは流量の流れる方向を示している。
【0033】
従って、器具を使用していない時は伝播時間差はないが、器具を使用している時は伝播時間差を生じ、下式で流量が求められる。流速V、流路断面積S、信号伝播距離L信号伝播方向とガス流れ方向との角度θ、上流から下流振動子への信号伝播時間t1、下流から上流振動子への信号伝播時間t2とすると流量値Q(L/h)は
流量Q=V×S=(L/(2COSθ))×(1/t1−1/t2)(L/h)となる。
【0034】
このようにして流量演算手段24で求めた流量値を流量有回数カウンタ手段28で判定し、流量零以外の時回数をカウントする。カウント方法は連続n回方式、或いはm回計測中のn回が流量有という方式もある。流路状況に応じ最適方法を選択する。
【0035】
一方、感震検出手段9で地震検知するとその信号を感震判定手段25で判定する。所定レベル以上の強い地震を検知すると地震有信号を遮断判定手段26に出力する。遮断判定手段26では地震有信号と共に流量有回数カウンタ手段28からの流量有回数で流量ゼロかどうかを判定する。その結果流量ゼロでないならば、ガス器具使用中でありガス流量が継続して流れているおり、遮断信号を遮断手段4に出力する。
【0036】
流速検出手段17により例えば数秒間隔で定期的に流速検知を行うと、即ち超音波の伝播時間計測を定期的に行えばその時の流速がわかりかつ流量が求めることができる。流量有回数カウンタ手段28でn=5で流量有状態を継続していると判定するようにすると10数秒で遮断判定を行える。
【0037】
従って、ガス器具の使用流量が500Kcal/hと小さくなっても従来の計量手段5では1回計測するのに2分かかっていたが、今回は定期的に例えば数秒間隔で超音波の伝播時間計測を行うので数秒で500Kcal/h相当の流量を検出できる。即ち流量の大小に計測時間が延びたりすることが無く同じ計測周期で流量値を求めることが出来る。ガスコンロ等で低流量で使用中に地震が発生しても従来流量検知に2分と長時間かかっていたが、今回10数秒と短時間で検出できるので即座に流路16を遮断しガス流量の使用停止でき、2分中に落下物が発生し引火するとということがなく、火災の危険性を防止できる。尚、地震検知時に定期的に流量計測を行った時ガス未使用中だった場合でも遮断手段4を即遮断せず、即ち不要な遮断をさせないのでいちいち地震がおさまった後遮断手段4を開けに客先に赴くという不要な出動を防ぐことができる。又集合住宅のようにガス供給源を共用している場合、ガス遮断装置の上流側圧力が変動し流量値が交互に有状態、無状態が発生しても圧力変動による影響であり流量零と判定でき、このような場合不要な遮断を防止出来る。
【0038】
このようにして前述のガス遮断装置によりガス使用量の大きさにかかわらず定期的にガス流量を検出するので、ガス使用中に突然大地震が発生しても即座にガス供給を停止でき落下物による引火を防止でき安全性が向上する。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、流路の上流と下流とに超音波の伝播方向と流体の流れ方向とが斜交するように設置された一対の振動子と、前記振動子から超音波を送信する送信手段と、前記振動子で超音波を受信する受信手段と、前記振動子の送信、受信を切替える切替手段と、前記振動子間相互の超音波伝達を複数回繰返して行う繰返手段と、前記切替手段と連動して超音波伝播時間を計測する伝播時間計測手段と、前記伝播時間より流体の流速を求める流速演算手段と、前記流速より流体の流量を演算する流量演算手段と、前記流量演手段で流量零以外の回数をカウントする流量有回数カウント手段と、地震を検出する感震検出手段と、感震検出手段の出力信号より地震か否か判定する感震判定手段と、前記流量有回数カウント手段と前記感震判定手段の信号とからガス使用を停止するかどうか判定する遮断判定手段と、前記遮断判定手段の信号で流路を遮断する遮断手段と、前記遮断手段で流路を遮断後遮断表示したりセンタに通報する報知手段とを設けており、定期的な伝搬時間計測時に流量演算手段で流量値を求め、かつその流量有回数を所定期間求め流量零以外が継続しているのを判定するので元圧変動があったり或いは流量の大小に係わらず計測周期が変化しないので地震発生時流量値が零以外ならば即座にガスの使用を停止するため落下物が発生しても既にガス器具は燃焼停止しており引火する危険性がなく且つ火災防止となり、一方ガス流量監視を行いつつ遮断するので不要な遮断によるガス販売事業者の出動を抑制できガスの復旧も速くでき使い勝手も向上し、安全性も向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明する上で必要となる関連技術のガス遮断装置の制御ブロック図
【図2】 本発明の実施例のガス遮断装置の制御ブロック図
【図3】 従来のガス遮断装置のブロック図
【図4】 同装置のガス供給監視手段を説明する図
【図5】 同装置の地震発生時にガス器具の使用がなかった場合のタイムチャート
【図6】 図5における地震後にガス流量が検出された場合のタイムチャート
【図7】 同装置の地震発生時にガス器具の使用があった場合のタイムチャート
【符号の説明】
4 遮断手段
9 感震検出手段
14 上流側振動子
15 下流側振動子
17 流速検出手段
18 切替手段
19 送信手段
20 受信手段
21 繰返手段
22 伝搬時間計測手段
23 流速演算手段
24 流量演算手段
25 感震判定手段
26 遮断判定手段
27 報知手段
28 流量有回数カウント手段

Claims (1)

  1. 流路の上流と下流とに超音波の伝播方向と流体の流れ方向とが斜交するように設置された一対の振動子と、前記振動子から超音波を送信する送信手段と、前記振動子で超音波を受信する受信手段と、前記振動子の送信、受信を切替える切替手段と、前記振動子間相互の超音波伝達を複数回繰返して行う繰返手段と、前記切替手段と連動して超音波伝播時間を計測する伝播時間計測手段と、前記伝播時間より流体の流速を求める流速演算手段と、前記流速より流体の流量を演算する流量演算手段と、前記流量演算手段で流量零以外の回数をカウントする流量有回数カウント手段と、地震を検出する感震検出手段と、前記感震検出手段の出力信号より地震か否かを判定する感震判定手段と、前記流量有回数カウント手段と前記感震判定手段の信号とからガス使用を停止するかどうかを判定する遮断判定手段と、前記遮断判定手段の信号で流路を遮断する遮断手段と、前記遮断手段で流路を遮断後遮断表示したりセンタに通報する報知手段とからなるガス遮断装置。
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