JP4119857B2 - 陸上設置型膜式堤防 - Google Patents

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Description

本発明は、陸上設置型の膜式堤防に関する。
津波,高潮,豪雨などのために、通常、陸上沿岸部には防潮・防波堤(陸閘)が整備されている。この防潮・防波堤の開口部には、従来、重厚な鉄扉などが設置されている場合が多い。
しかし、重厚な鉄扉の場合には、手動式であれ、機械式であれ、迅速に設置(開口部を閉鎖)させなくては、津波などの被害を拡大させる可能性がある。また、設置工事も大掛りとなって工事期間や工事費用も嵩むという問題点もあった。
そこで、近年では、軽量で持ち運びが可能なシート等の膜構造体を用いて開口部を締め切るものが種々考案されている。
例えば、特許文献1では、シャッターカーテンが降下するシャッターラインに沿って床面下に設けられた底板ケースとシャッターカーテンの座板との間に、シャッターカーテンの卷上げにより緊張状態で防水シートが張設される防潮装置が開示されている。
また、特許文献2では、複数の鋼製スラットを屈曲自在に連結して構成されて建物や地下道の開口部を閉鎖し得るスラット扉体の前面側に、該スラット扉体による開口部の閉鎖時に当該スラット扉体の下部から所定の高さまで防水性シートが添設される防潮装置付シャッターが開示されている。
実公平6−16098号公報 実公平8−2391号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示されたようなものにあっては、ともにシャッターに付設されるものであり、シート等の膜構造体のみでは成立しないので、装置が大掛りとなってコストアップを招来するという問題点があった。また、特許文献1では、緩みのない緊張状態で(鉛直方向にフラットな面で)防水シートが張設されることから、左,右両側の支柱等に水圧による大きな荷重が伝達されることから、取付強度の面でも難点があった。
そこで、本発明の目的は、迅速でかつ簡易に開口部を閉鎖することができるとともに、取付強度的にも優位な陸上設置型膜式堤防を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明に係る陸上設置型膜式堤防は、膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、前記展張手段は、外部保管されて取り出された膜構造体の左,右両側縁部から導出された索条端部をそれぞれ係止すべく開口部の左,右両縁部に設けられたフック部材と、前記膜構造体の左,右両側縁部と前記開口部の左,右両縁部間にそれぞれ設けられたファスナー機構と、を有することを特徴とする。
また、膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部をそれぞれ係止して基端部においてそれぞれ地面格納部と開口縁部との間で起倒自在に支持された左右一対の支柱と、前記支柱を起倒させるワイヤ巻取り装置と、を有することを特徴とする。
前記支柱の起立時に当該支柱を収納する凹部が開口縁部に縦設されると共に、この支柱収納状態下で膜端部を押圧する押え板を開口縁部に付設したことを特徴とする。
前記膜構造体の左,右両側縁部から導出された索条端部は、前記支柱の内側に平行に配され基端部においてそれぞれ地面格納部と開口縁部との間で起倒自在に支持された左右一対の前記支柱とは別の支柱にそれぞれ係止されることを特徴とする。
また、膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部から導出された索条端部をそれぞれ係止して地面格納部から開口縁部に沿って上方へ伸長可能な左右一対のテレスコピックポールと、前記テレスコピックポールを伸縮させるワイヤ巻取り装置と、を有することを特徴とする。
前記膜構造体の展張状態下で、膜端部を開口縁部に押し当てる押え板を開口縁部に付設したことを特徴とする。
また、膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部から導出されて開口部の左,右両縁部に上下方向へ所定間隔離間して係止された複数段の索条のうちの最上段索条の両端部を引き込んで当該最上段索条の長さを調整する索条牽引装置を有し、前記索条牽引装置は、最上段の索条が弛められかつ外された状態で当該索条とともに地面格納部に格納された膜構造体の展張の際に、最上段の索条を膜構造体に取り付けてから当該索条の両端部を引き込むことを特徴とする。
また、膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、前記展張手段は、索条により上下方向に複数段に亙って仕切られた横気嚢部にエアーを供給し得る加圧エアー供給手段を有し、加圧エアー供給手段は、横気嚢部がエアー抜きされて地面格納部に格納された膜構造体の展張の際に、膜構造体の左,右両側縁部を開口部の左,右両縁部にそれぞれ水密に係合させつつ横気嚢部にエアーを供給する一方、前記膜構造体の左,右両側縁部にそれぞれ縦気嚢部が画成され、膜構造体の非展張時はエアー抜きされて開口部の左,右両縁部に縦設された筒状格納部に格納される一方、展張時はエアーが供給されて筒状格納部内に水密に膨らむことを特徴とする。
また、膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部がそれぞれ係止された左右一対の浮力体付き支柱と、前記浮力体付き支柱を収容し、上半部が浮力体付き支柱の支柱部を昇降可能に案内するスリット付きの地上案内筒部に形成され、下半部が上半部より大径に形成されて浮力体付き支柱の浮力体部を昇降可能に案内する地下水溜め部に形成されて開口部の左,右両縁部にそれぞれ立設された左右一対の昇降ケースと、前記地下水溜め部に必要に応じて水を供給し得る水供給手段と、を有し、膜構造体の非展張時は水抜きされた地下水溜め部に浮力体付き支柱が格納されるとともに膜構造体は地面格納部に格納される一方、展張時は地下水溜め部に水が供給されて浮力体付き支柱が膜構造体とともに上昇可能になっていることを特徴とする。
前記構成の陸上設置型膜式堤防によれば、膜を用いて軽量化することによって、迅速かつ簡易に開口部を閉鎖することができる。また、展張時の膜の形状は平面視でアーチ状となっており、開口部の左,右両縁部の支持部に対し引張力のみで水圧による荷重を伝達できるサスペンション構造であるので、取付強度的にも優位である。
以下、本発明に係る陸上設置型膜式堤防を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1−aは本発明の実施例1を示す膜構造体の展開斜視図、図1−bは同じく膜構造体の保管状態を示す斜視図、図1−cは同じく膜構造体の展張状態の斜視図である。
図1−aに示すように、合成樹脂や布等からなる軽量の防水膜(シート)1と上下方向に所定間隔離間して配置された複数本(図示例では5本)の補強用繊維ロープ(索条)2とから膜構造体3が構成される。
繊維ロープ2は、その中間部が防水膜1の袋状部4に通されると共に、左右両端部は防水膜1(膜構造体3)の左,右両側縁部から導出されてリング状の係止部(アイスプライス等展張手段)5に形成されている。
防水膜1(膜構造体3)の左,右両側縁部には防水膜側ファスナー6A(展張手段)が取り付けられると共に、上縁部には必要に応じて左右方向に所定間隔離間してフロート7が取り付けられる。
このように構成された膜構造体3は、通常は、図1−bに示すように、保管用ケース8内に保管され、津波,高潮,豪雨などの災害時には、図1−cに示すように、保管用ケース8から取り出されて防潮・防波堤(堤防)10の開口部11を水密に閉塞すべく展張される。
即ち、開口部11の左,右両端縁部には前記係止部5が係合するフック(展張手段)12が上下方向に複数箇(図示例では5箇)取着されると共に、開口部11の左,右両側縁部(海水等が侵入する側)には前記防水膜側ファスナー6Aと係合する開口部側ファスナー6B(展張手段)が取着されているのである。
そして、開口部閉鎖時の水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に陸側に膨らんで展張・支持されるようになっている(図1−cの鎖線参照)。
このようにして、本実施例では、膜構造体3を用いて軽量化することによって、迅速かつ簡易に防潮・防波堤10の開口部11を閉鎖することができる。即ち、膜構造体3を保管用ケース8から取り出した後、繊維ロープ2の係止部5をフック12に引っ掛けると共に防水膜側ファスナー6Aと開口部側ファスナー6Bとを係合させるという簡単な動作で済むのである。
また、水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に展張・支持されるので、フック12に対する引張力を軽減でき、取付強度も高められる。さらに、膜構造体3は軽量なため、動力を一切使わずに少数の人力で迅速に持ち運べ、かつ構造が簡単なため、開口縁部への取り付けも容易である。
図2−aは本発明の実施例2を示す膜構造体の格納状態の斜視図、図2−bは同じく膜構造体の展張状態を示す斜視図である。
これは、実施例1における膜構造体3のうち、防水膜1の左,右両側縁部を左右一対の第1支柱(展張手段)15に縫着(係止)すると共に、繊維ロープ2の左,右両端部を前記第1支柱15の内側に平行に配された第2支柱(展張手段)16にリング状の係止部5又はかしめ17等で係止する。
そして、前記第1支柱15と第2支柱16とを、基端部において、海水等が侵入する側に浅凹部状に形成された地面格納部17と防潮・防波堤10の開口部11の左,右両縁部に立設した門柱18との間で起倒自在に支持し、ウインチ等のワイヤ巻取り装置(展張手段)19で互いに連動して起倒させるようにした例である。
また、前記第1支柱15の起立時に当該第1支柱15を収納する凹部20が前記門柱18の海水等が侵入する側の側面に縦設されると共に、この第1支柱収納状態下で当該第1支柱15に縫着された膜端部を水密に押圧する押え板21が前記門柱18の海水等が侵入する側の側面に開閉自在に付設される。
なお、図2−a中22は第2支柱16と門柱18とのブラケット23a,23b間を結合するピンで、図2−b中24は膜構造体3の起立時(展張時)に膜構造体3(防水膜1)の下縁部における水密状態を保持するために人手で設置される重しである。
このように構成されるため、膜構造体3を常時に開口部床下の地面格納部17に格納しておき、津波などが発生した時にワイヤ巻取り装置19で起立させることで、展張させられ、開口部11を水密に閉塞することができる。そして、水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に陸側に膨らんで展張・支持される(図2−bの鎖線参照)。
本実施例では、実施例1と同様の作用・効果に加えて、ワイヤ巻取り装置19で展張するため、高所の人手作業が無く、迅速な取付が可能であるという利点が得られる。なお、ワイヤ巻取り装置19は手動,自動があり、自動の場合には災害時停電も考えられるため、非常用電源を用意すれば良い。
図3−aは本発明の実施例3を示す膜構造体の格納状態の斜視図、図3−bは同じく膜構造体の展張状態を示す斜視図、図3−cは同じく展張時の要部平面図、図3−dは同じく地面格納部の断面図である。
これは、実施例1における膜構造体3(防水膜1)の左,右両側縁部から導出された繊維ロープ2の端部をそれぞれ係止して溝状の地面格納部17から開口部11の左,右両縁部に立設した門柱18に沿って上方へ伸長可能な左右一対のテレスコピックポール(展張手段)25を設け、このテレスコピックポール25をウインチ等のワイヤ巻取り装置(展張手段)19で伸縮できるようにした例である。
前記テレスコピックポール25の最上段のポール部にはボルト26が埴設され、同テレスコピックポール25の上限位置では、門柱18の天板部27をボルト26が貫通し、この貫通したボルト26にナット28が螺合し得るようになっている。つまり、テレスコピックポール25の上限位置を、ワイヤ巻取り装置19に代わってボルト26が保持し得るようになっているのである。
また、膜構造体3の展張状態下で、膜端部を門柱18の海水等が侵入する側の側面に水密に押し当てる押え板21が当該門柱18の側面に開閉自在に付設される。また、テレスコピックポール25が嵌合する門柱18の半円状の凹部29の内面形状は、当該テレスコピックポール25の外形に合わせて段付き形状とされ、可及的に水密状態を確保し得るようになっている。
このように構成されるため、膜構造体3を常時に開口部床下の地面格納部17に格納しておき、津波などが発生した時にワイヤ巻取り装置19でテレスコピックポール25を上方へ伸長させることで、展張させられ、開口部11を水密に閉塞することができる。そして、水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に陸側に膨らんで展張・支持される(図3−bの鎖線参照)。
本実施例では、実施例1と同様の作用・効果に加えて、ワイヤ巻取り装置19で展張するため、高所の人手作業が無く、迅速な取付が可能であると共に、テレスコピックポール25及び膜構造体3をコンパクトに格納できるという利点が得られる。なお、ワイヤ巻取り装置19は手動,自動があり、自動の場合には災害時停電も考えられるため、非常用電源を用意すれば良い。
図4−aは本発明の実施例4を示す膜構造体の格納状態の斜視図、図4−bは同じく要部側面図、図4−cは同じく要部正面図である。
これは、実施例1における膜構造体3の左,右両側縁部から導出されて開口部11の左,右両縁部に上下方向へ所定間隔離間して係止された複数段(図示例では5段)の繊維ロープ2のうちの最上段の繊維ロープ2の両端部を引き込んで当該繊維ロープ2の長さを調整するロープ牽引装置(展張手段)30を設け、このロープ牽引装置30により、最上段の繊維ロープ2が弛められかつ外された状態で当該繊維ロープ2とともに、浅凹部状の地面格納部17に格納された膜構造体3の展張の際に、最上段の繊維ロープ2を膜構造体3に取り付けてから当該繊維ロープ2の両端部を引き込むようにした例である。
このように構成されるため、最上段の繊維ロープ2を弛めかつ防水膜1から外した状態で膜構造体3を常時に開口部床下の地面格納部17に格納しておき、津波などが発生した時に最上段の繊維ロープ2を防水膜1(膜構造体3)に取り付けてからロープ牽引装置30で当該繊維ロープ2の両端部を引き込むことで、展張させられ、開口部11を水密に閉塞することができる。そして、水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に陸側に膨らんで展張・支持される(図4−aの鎖線参照)。
本実施例では、実施例1と同様の作用・効果に加えて、最上段の繊維ロープ2のみを調整するだけで膜構造体3を展張できるため、より一層迅速な取付が可能であるという利点が得られる。
図5は本発明の実施例5を示す膜構造体の展張工程図である。
これは、実施例1における繊維ロープ2により上下方向に複数段(図示例では7段)に亙って仕切られた横気嚢部1a〜1gにエアーを供給し得る図示しないエアーコンプレッサー等の加圧エアー供給手段を設け、この加圧エアー供給手段により、横気嚢部1a〜1gがエアー抜きされて浅凹部状の地面格納部17に格納された膜構造体3の展張の際に、膜構造体3の左,右両側縁部を開口部11の門柱18にそれぞれ水密に係合させつつ横気嚢部1a〜1gにエアーを供給するようにした例である。
また、図示例では、前記膜構造体3の左,右両側縁部にそれぞれ縦気嚢部1hが画成され、膜構造体3の非展張時はエアー抜きされて門柱18の側面部に縦設された半筒状格納部31に格納される一方、展張時はエアーが供給されて半筒状格納部31内に水密に膨らむよう構成されている。
このように構成されるため、横気嚢部1a〜1g及び縦気嚢部1hのエアー抜きをして膜構造体3を常時に地面格納部17及び半筒状格納部31に格納しておき、津波などが発生した時に横気嚢部1a〜1g及び縦気嚢部1hに加圧エアー供給手段で加圧エアーを供給して膨らますことで、展張させられ、開口部11を水密に閉塞することができる。そして、水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に陸側に膨らんで展張・支持される(図5の鎖線参照)。
本実施例では、実施例1と同様の作用・効果に加えて、高所の人手作業が無く、迅速な取付が可能であるという利点が得られる。なお、本実施例において、最下段の横気嚢部1gを水嚢に代えて給水するようにすると、水密状態を保持する上で好適である。
図6−aは本発明の実施例6を示す膜構造体の展張状態の斜視図、図6−bは同じく要部平面図、図6−cは同じく展張工程図である。
これは、実施例1における膜構造体3の展張手段として、膜構造体3の左,右両側縁部がそれぞれ係止された左右一対の浮力体付き支柱33と、該浮力体付き支柱33を収容し上半部が浮力体付き支柱33の支柱部33aを昇降可能に案内するスリット付きの地上案内筒部34aに形成され、下半部が上半部より大径に形成されて浮力体付き支柱33の浮力体部33bを昇降可能に案内する地下水溜め部34bに形成されて開口部11の門柱18にそれぞれ立設された左右一対の昇降ケース34と、前記地下水溜め部34bに必要に応じて水を供給し得る図示しない水供給手段とを設ける。
そして、膜構造体3の非展張時は水抜きされた地下水溜め部34bに浮力体付き支柱33が格納されるとともに膜構造体3は地面格納部17に格納される一方、展張時は地下水溜め部34bに取水口35より水が供給されて浮力体付き支柱33が膜構造体3とともに上昇可能になっている。
また、地下水溜め部34bから地上案内筒部34aに移行する段付部にはゴムパッキン36が貼着され、浮力体付き支柱33の上限位置で浮力体部33bがゴムパッキン36に圧接することで止水し得るようになっている。一方、地上案内筒部34aのスリット両縁部にもゴムパッキン37が貼着され、膜構造体3の展張時(膜張力作用時)に支柱部33aに巻装された膜構造体3の左,右両側縁部がゴムパッキン37に圧接することで止水し得るようにもなっている。尚、図6−a,図6−b中38はスティフナーで、39は地面格納部17の開閉蓋である。
このように構成されるため、地下水溜め部34bの水抜きをして浮力体付き支柱33を下限位置に置くことで膜構造体3を常時に地面格納部17及び浮力体付き支柱33に格納しておき、津波などが発生した時に地下水溜め部34bに水が供給されて浮力体付き支柱33が上昇することで、展張させられ、開口部11を水密に閉塞することができる。そして、水圧作用下では、膜構造体3は平面視でアーチ状に陸側に膨らんで展張・支持される。
本実施例では、実施例1と同様の作用・効果に加えて、高所の人手作業が無く、迅速な取付が可能であるという利点が得られる。
図7−aは本発明の実施例7を示す膜構造体の格納状態の斜視図、図7−bは同じく展張状態の斜視図である。
これは、開口部11の一方の門柱18に一側縁部が水密に係止されて折り畳まれた膜構造体3を走行溝(展張手段)40に沿って横移動させてその他側縁部を開口部11の他方の門柱18に水密に係止させるようにした例である。
これによるも、実施例1と同様の作用・効果が得られる。
図8は本発明の実施例8を示す膜構造体の格納状態の斜視図である。
これは、開口部11の一方の門柱18に一側縁部が水密に係止されて巻き取られた膜構造体3を手動(展張手段)等で巻き戻してその他側縁部を開口部11の他方の門柱18に水密に係止させるようにした例である。
これによるも、実施例1と同様の作用・効果が得られる。
本発明の実施例1を示す膜構造体の展開斜視図である。 同じく膜構造体の保管状態を示す斜視図である。 同じく膜構造体の展張状態の斜視図である。 本発明の実施例2を示す膜構造体の格納状態の斜視図である。 同じく膜構造体の展張状態を示す斜視図である。 本発明の実施例3を示す膜構造体の格納状態の斜視図である。 同じく膜構造体の展張状態を示す斜視図である。 同じく展張時の要部平面図である。 同じく地面格納部の断面図である。 本発明の実施例4を示す膜構造体の格納状態の斜視図である。 同じく要部側面図である。 同じく要部正面図である。 本発明の実施例5を示す膜構造体の展張工程図である。 本発明の実施例6を示す膜構造体の展張状態の斜視図である。 同じく要部平面図である。 同じく展張工程図である。 本発明の実施例7を示す膜構造体の格納状態の斜視図である。 同じく展張状態の斜視図である。 本発明の実施例8を示す膜構造体の格納状態の斜視図である。
符号の説明
1 防水膜(シート)
1a〜1g 横気嚢部
1h 縦気嚢部
2 繊維ロープ
2a かしめ
3 膜構造体
4 袋状部
5 リング状の係止部
6A 防水膜側ファスナー
6B 開口部側ファスナー
7 フロート
8 保管用ケース
10 防潮・防波堤
11 開口部
12 フック
15 第1支柱
16 第2支柱
17 地面格納部
18 門柱
19 ワイヤ巻取り装置
20 凹部
21 押え板
22 ピン
23a,23b ブラケット
24 重し
25 テレスコピックポール
26 ボルト
27 天板部
28 ナット
29 凹部
30 ロープ牽引装置
31 半筒状格納部
33 浮力体付き支柱
33a 支柱部
33b 浮力体部
34 昇降ケース
34a 地上案内筒部
34b 地下水溜め部
35 取水口
36,37 ゴムパッキン
38 スティフナー
39 開閉蓋
40 走行溝

Claims (9)

  1. 膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、
    前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、
    前記展張手段は、外部保管されて取り出された膜構造体の左,右両側縁部から導出された索条端部をそれぞれ係止すべく開口部の左,右両縁部に設けられたフック部材と、前記膜構造体の左,右両側縁部と前記開口部の左,右両縁部間にそれぞれ設けられたファスナー機構と、を有することを特徴とする陸上設置型膜式堤防。
  2. 膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、
    前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、
    前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部をそれぞれ係止して基端部においてそれぞれ地面格納部と開口縁部との間で起倒自在に支持された左右一対の支柱と、前記支柱を起倒させるワイヤ巻取り装置と、を有することを特徴とする陸上設置型膜式堤防。
  3. 前記支柱の起立時に当該支柱を収納する凹部が開口縁部に縦設されると共に、この支柱収納状態下で膜端部を押圧する押え板を開口縁部に付設したことを特徴とする請求項記載の陸上設置型膜式堤防。
  4. 前記膜構造体の左,右両側縁部から導出された索条端部は、前記支柱の内側に平行に配され基端部においてそれぞれ地面格納部と開口縁部との間で起倒自在に支持された左右一対の前記支柱とは別の支柱にそれぞれ係止されることを特徴とする請求項2又は3記載の陸上設置型膜式堤防。
  5. 膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、
    前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、
    前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部から導出された索条端部をそれぞれ係止して地面格納部から開口縁部に沿って上方へ伸長可能な左右一対のテレスコピックポールと、前記テレスコピックポールを伸縮させるワイヤ巻取り装置と、を有することを特徴とする陸上設置型膜式堤防。
  6. 前記膜構造体の展張状態下で、膜端部を開口縁部に押し当てる押え板を開口縁部に付設したことを特徴とする請求項記載の陸上設置型膜式堤防。
  7. 膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、
    前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、
    前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部から導出されて開口部の左,右両縁部に上下方向へ所定間隔離間して係止された複数段の索条のうちの最上段索条の両端部を引き込んで当該最上段索条の長さを調整する索条牽引装置を有し、前記索条牽引装置は、最上段の索条が弛められかつ外された状態で当該索条とともに地面格納部に格納された膜構造体の展張の際に、最上段の索条を膜構造体に取り付けてから当該索条の両端部を引き込むことを特徴とする陸上設置型膜式堤防。
  8. 膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、
    前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、
    前記展張手段は、索条により上下方向に複数段に亙って仕切られた横気嚢部にエアーを供給し得る加圧エアー供給手段を有し、加圧エアー供給手段は、横気嚢部がエアー抜きされて地面格納部に格納された膜構造体の展張の際に、膜構造体の左,右両側縁部を開口部の左,右両縁部にそれぞれ水密に係合させつつ横気嚢部にエアーを供給する一方、
    前記膜構造体の左,右両側縁部にそれぞれ縦気嚢部が画成され、膜構造体の非展張時はエアー抜きされて開口部の左,右両縁部に縦設された筒状格納部に格納される一方、展張時はエアーが供給されて筒状格納部内に水密に膨らむことを特徴とする陸上設置型膜式堤防。
  9. 膜と複数本の補強用索条からなる膜構造体を必要に応じて展張することで堤防の開口部を閉鎖し得るようにした陸上設置型膜式堤防において、
    前記膜構造体による開口部閉鎖時の水圧作用下で、膜構造体をアーチ状に展張・支持し得る展張手段を設けると共に、
    前記展張手段は、膜構造体の左,右両側縁部がそれぞれ係止された左右一対の浮力体付き支柱と、前記浮力体付き支柱を収容し、上半部が浮力体付き支柱の支柱部を昇降可能に案内するスリット付きの地上案内筒部に形成され、下半部が上半部より大径に形成されて浮力体付き支柱の浮力体部を昇降可能に案内する地下水溜め部に形成されて開口部の左,右両縁部にそれぞれ立設された左右一対の昇降ケースと、前記地下水溜め部に必要に応じて水を供給し得る水供給手段と、を有し、
    膜構造体の非展張時は水抜きされた地下水溜め部に浮力体付き支柱が格納されるとともに膜構造体は地面格納部に格納される一方、展張時は地下水溜め部に水が供給されて浮力体付き支柱が膜構造体とともに上昇可能になっていることを特徴とする陸上設置型膜式堤防。
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