JP4116541B2 - 還元型補酵素q10の製造方法 - Google Patents

還元型補酵素q10の製造方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、還元型補酵素Q10の製造方法に関する。還元型補酵素Q10は、酸化型補酵素Q10に対して高い経口吸収性を示し、優れた食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等として有用な化合物である。
背景技術
還元型補酵素Q10は、例えば、合成、発酵、天然物からの抽出等の従来公知の方法により補酵素Q10を得た後、クロマトグラフィーにより流出液中の還元型補酵素Q10区分を濃縮する方法等により得られることが知られている(特開平10−109933号公報)。この場合には、上記還元型補酵素Q10中に含まれる酸化型補酵素Q10を、亜ジチオン酸ナトリウム(次亜硫酸ナトリウム)等の還元剤を用いて還元した後、クロマトグラフィーによる濃縮を行っても良いこと、また、還元型補酵素Q10は、既存の高純度補酵素Q10に上記還元剤を作用させる方法によっても得られることが、該特許公報中に記載されている。
また、特開昭57−70834公報には、補酵素Q10をヘキサンに溶解し、これに補酵素Q10の2倍重量のハイドロサルファイトソーダ(次亜硫酸ナトリウム)を含有する水溶液を加えて攪拌し、還元型補酵素Q10を合成した例が開示されている。
しかしながら、本発明者らが上記還元方法を予備的に検討したところ、高品質の還元型補酵素Q10を高収率で得ることが必ずしも容易ではないことが分かった。
上記の問題は、経済性はもちろんのこと、難除去性の酸化型補酵素Q10の製品への混入といった品質面の問題につながり、また、多量の還元剤の使用も、還元剤や還元剤に由来する成分を除去、無害化する負荷を高める。
このように、還元反応における上記の不具合は、精製のための別プロセスの必要性を生じる。
発明の要約
本発明は、上記に鑑み、高品質の還元型補酵素Q10を得るための簡便且つ効率的な合成方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究した結果、酸化型補酵素Q10を次亜硫酸類を用いて還元し、還元型補酵素Q10を製造する方法において、特定条件下に還元反応を行うことにより、高品質の還元型補酵素Q10を簡便且つ効率的に、高収率で得ることができることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、酸化型補酵素Q10を水性媒体中、次亜硫酸類を用いて還元して還元型補酵素Q10を製造する方法であって、塩類共存下及び/又は脱酸素雰囲気下、かつ、pH7以下で還元反応を行うことを特徴とする還元型補酵素Q10の合成方法に関する。
発明の詳細な開示
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における還元剤としては、次亜硫酸類が用いられる。次亜硫酸類としては特に制限されず、通常、次亜硫酸の塩である。次亜硫酸の塩としては特に限定されず、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が好ましく、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩がより好ましく、ナトリウム塩がさらに好ましい。
上記還元反応は、水性媒体中で実施される。水の使用量は、特に制限されず、還元剤である次亜硫酸類を適度に溶解する量であれば良く、例えば、一般的には、上記次亜硫酸類の水に対する重量が、普通、30w/w%以下、好ましくは20w/w%以下になるように調整するのが良い。又、生産性等の観点から、普通、1w/w%以上、好ましくは5w/w%以上、より好ましくは10w/w%以上であるのが良い。
上記還元反応は、塩類共存下及び/又は脱酸素雰囲気下、かつ、pH7以下で実施される。すなわち、上記還元反応は、塩類の存在下でかつpH7以下であれば、酸素含有雰囲気下で行ってもよい。また、脱酸素雰囲気下でかつpH7以下であれば、塩類は存在しない条件下で行ってもよい。また、塩類の存在下、脱酸素雰囲気下で、かつ、pH7以下で行ってもよい。
上記塩類としては、還元型補酵素Q10を酸化する塩でなければ特に制限されない。例えば、リウチム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属等と、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子;硫酸等の無機酸や、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の有機酸からプロトンを除いた残基とから構成される塩類が挙げられる。なかでも無機塩が好ましく、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等がより好ましい。
上記塩類の濃度としては、高塩濃度であるのが好ましい。具体的には、水に対して3w/w%濃度以上が好ましく、5w/w%濃度以上がより好ましく、10w/w%濃度以上がさらに好ましい。また、飽和もしくは飽和に近い濃度で上記塩類を反応系(水性媒体)に溶解させるのがさらに好ましい。
上記脱酸素雰囲気は、不活性ガスによる置換、減圧、沸騰やこれらを組み合わせることにより達成できる。少なくとも、不活性ガスによる置換、即ち、不活性ガス雰囲気を用いるのが好適である。上記不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス、炭酸ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス、水素ガス等を挙げることができ、好ましくは窒素ガスである。
上記の塩類共存下、及び/又は、脱酸素雰囲気下での還元反応は、還元剤として次亜硫酸類を用いたときに特に効果的であり、還元反応収率向上や還元剤量の削減に大きく寄与することを見出した。
更に、上記還元反応は、pH7以下、好ましくはpH3〜7、より好ましくはpH3〜6で実施される。上記pHは、酸(例えば、塩酸や硫酸等の鉱酸)や塩基(例えば、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物)を用いて調整することができる。
以上により、酸化型補酵素Q10の残存や還元型補酵素Q10からの酸化型補酵素Q10の副生を最小化するための種々の要因を適切に制御することができ、高品質の還元型補酵素Q10を高収率で合成することができる。
上記還元反応においては、還元反応が極めて好適に進行し、且つ、酸化型補酵素Q10の残存、副生、混入を最小化する好適な環境が与えられるので、高い反応収率を安定的に与える。また、還元剤である上記次亜硫酸類の使用量を最小化することもできる。
次亜硫酸類の使用量としては特に限定されないが、経済性等の観点から酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、同重量以下の次亜硫酸類を用いるのがよい。使用量の下限は、1/5重量以上が好ましく、2/5重量以上がより好ましく、3/5重量以上がさらに好ましい。2/5重量〜同重量の範囲で好適に実施できる。
上記還元反応は、強制流動下に実施するのが好ましい。単位容積当たりの撹拌所要動力として、通常約0.01kW/m以上、好ましくは約0.1kW/m以上、より好ましくは約0.3kW/m以上の流動が好ましい。上記の強制流動は、通常、撹拌翼の回転により与えられるが、上記流動が得られれば必ずしも撹拌翼を用いる必要はなく、例えば、液の循環による方法などを利用しても良い。
上記還元反応の温度としては特に制限はないが、100℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、60℃以下がさらに好ましい。温度の下限は、系の固化温度が好ましい。好ましくは0〜100℃、より好ましくは0〜80℃、さらに好ましくは0〜60℃で好適に実施できる。
上記還元反応の基質濃度としては特に制限はないが、溶媒の重量に対する酸化型補酵素Q10の重量として、1w/w%以上が好ましく、3w/w%以上がより好ましく、10w/w%以上がさらに好ましく、15w/w%以上が特に好ましい。一方、基質濃度の上限も特に制限されないが、60w/w%以下が好ましく、50w/w%以下がより好ましく、40w/w%以下がさらに好ましく、30w/w%以下が特に好ましい。通常、約1〜60w/w%、好ましくは約3〜50w/w%、より好ましくは10〜40w/w%で好適に実施できる。
上記還元反応は水性媒体中で実施される。上記水性媒体は、水単独であってもよいし、水と有機溶媒を併用したものでもよい。
上記有機溶媒としては特に制限されないが、還元型補酵素Q10の収率、品質の観点から、炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類のうち少なくとも一種が好ましく、なかでも炭化水素類が好ましい。上記有機溶媒は、酸化型補酵素Q10の残存、副生、混入を抑制する効果の高い溶媒である。
炭化水素類としては特に制限されないが、例えば、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素等を挙げることができる。特に、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素が好ましく、とりわけ、脂肪族炭化水素が好ましい。
脂肪族炭化水素としては、環状、非環状を問わず、又、飽和、不飽和を問わず、特に制限されないが、通常、炭素数3〜20、好ましくは、炭素数5〜12のものが用いられる。
具体例としては、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン、2−ペンテン、ヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、1−ヘキセン、シクロヘキセン、ヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2、3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、メチルシクロヘキサン、1−ヘプテン、オクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、イソオクタン、エチルシクロヘキサン、1−オクテン、ノナン、2,2,5−トリメチルヘキサン、1−ノネン、デカン、1−デセン、p−メンタン、ウンデカン、ドデカン等を挙げることができる。
中でも、炭素数5〜8の飽和脂肪族炭化水素が好ましく、炭素数5のペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン(ペンタン類と称す);炭素数6のヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン(ヘキサン類と称す);炭素数7のヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、メチルシクロヘキサン(ヘプタン類と称す);炭素数8のオクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、イソオクタン、エチルシクロヘキサン(オクタン類と称す)、及びこれらの混合物が好ましく用いられる。とりわけ、上記ヘプタン類は、還元型補酵素Q10を酸化から防護する効果が特に高い傾向がありさらに好ましく、ヘプタンが最も好ましい。
芳香族炭化水素としては、特に制限されないが、普通、炭素数6〜20、特に炭素数6〜12、とりわけ炭素数7〜10のものが好適に用いられる。具体例としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベンゼン、クメン、メシチレン、テトラリン、ブチルベンゼン、p−シメン、シクロヘキシルベンゼン、ジエチルベンゼン、ペンチルベンゼン、ジペンチルベンゼン、ドデシルベンゼン、スチレン等を挙げることができる。好ましくは、トルエン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベンゼン、クメン、メシチレン、テトラリン、ブチルベンゼン、p−シメン、シクロヘキシルベンゼン、ジエチルベンゼン、ペンチルベンゼンであり、より好ましくは、トルエン、キシレン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、クメン、テトラリンであり、最も好ましくは、クメンである。
ハロゲン化炭化水素としては、環状、非環状を問わず、又、飽和、不飽和を問わず、特に制限されないが、一般に、非環状のものが好ましく用いられる。普通、塩素化炭化水素、フッ素化炭化水素が好ましく、特に塩素化炭化水素が好ましい。炭素数1〜6、特に炭素数1〜4、とりわけ炭素数1〜2のものが好適に用いられる。
具体例としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、ペンタクロロエタン、ヘキサクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,2−ジクロロプロパン、1,2,3−トリクロロプロパン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン等を挙げることができる。
好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンであり、より好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンである。
脂肪酸エステル類としては、特に制限されないが、例えば、プロピオン酸エステル、酢酸エステル、ギ酸エステル等を挙げることができる。特に、酢酸エステル、ギ酸エステルが好ましく、とりわけ、酢酸エステルが好ましい。特に制限されないが、一般に、エステル基としては、炭素数1〜8のアルキル基又はアラルキル基、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜4のアルキル基が好ましく用いられる。
プロピオン酸エステルとしては、例えば、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソペンチルを挙げることができる。
酢酸エステルとしては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、酢酸sec−ヘキシル、酢酸シクロヘキシル、酢酸ベンジル等を挙げることができる。好ましくは、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、酢酸sec−ヘキシル、酢酸シクロヘキシルであり、より好ましくは、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルであり、最も好ましくは、酢酸エチルである。
ギ酸エステルとしては、例えば、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸イソプロピル、ギ酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸sec−ブチル、ギ酸ペンチル等を挙げることができる。好ましくは、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸ペンチルであり、最も好ましくは、ギ酸エチルである。
エーテル類としては、環状、非環状を問わず、又、飽和、不飽和を問わず、特に制限されないが、一般に、飽和のものが好ましく用いられる。普通、炭素数3〜20、特に炭素数4〜12、とりわけ炭素数4〜8のものが好適に用いられる。
具体例としては、例えば、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ジオキサン、フラン、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等を挙げることができる。
好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ジオキサン、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルであり、より好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルであり、さらに好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソールであり、最も好ましくは、メチルtert−ブチルエーテルである。
ニトリル類としては、環状、非環状を問わず、又、飽和、不飽和を問わず、特に制限されないが、一般に飽和のものが好ましく用いられる。普通、炭素数2〜20、特に炭素数2〜12、とりわけ炭素数2〜8のものが好適に用いられる。
具体例としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、マロノニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、スクシノニトリル、バレロニトリル、グルタロニトリル、ヘキサンニトリル、ヘプチルシアニド、オクチルシアニド、ウンデカンニトリル、ドデカンニトリル、トリデカンニトリル、ペンタデカンニトリル、ステアロニトリル、クロロアセトニトリル、ブロモアセトニトリル、クロロプロピオニトリル、ブロモプロピオニトリル、メトキシアセトニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、トルニトリル、ベンゾニトリル、クロロベンゾニトリル、ブロモベンゾニトリル、シアノ安息香酸、ニトロベンゾニトリル、アニソニトリル、フタロニトリル、ブロモトルニトリル、メチルシアノベンゾエート、メトキシベンゾニトリル、アセチルベンゾニトリル、ナフトニトリル、ビフェニルカルボニトリル、フェニルプロピオニトリル、フェニルブチロニトリル、メチルフェニルアセトニトリル、ジフェニルアセトニトリル、ナフチルアセトニトリル、ニトロフェニルアセトニトリル、クロロベンジルシアニド、シクロプロパンカルボニトリル、シクロヘキサンカルボニトリル、シクロヘプタンカルボニトリル、フェニルシクロヘキサンカルボニトリル、トリルシクロヘキサンカルボニトリル等を挙げることができる。
好ましくは、アセトニトリル、プロピオニトリル、スクシノニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、ベンゾニトリル、トルニトリル、クロロプロピオニトリルであり、より好ましくは、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリルであり、最も好ましくは、アセトニトリルである。
上記有機溶媒のうち、水と相溶性の低い溶媒を用いるのが好ましい。これは、上記還元反応、更には、還元反応後の後処理を好適に実施するのに寄与する。
上記有機溶媒の中でも、沸点、粘性等の性質(例えば、溶解度を高めるための適度な加温ができ、且つ、濃縮による溶剤回収や湿体からの溶剤の乾燥除去の行いやすい沸点(1気圧下、約30〜150℃)、室温での取り扱い時及び室温以下に冷却した時も固化しにくい融点(約0℃以上、好ましくは約10℃以上、より好ましくは約20℃以上)を持ち、粘性が低い(20℃において約10cp以下等))を考慮して選定するのが好ましい。工業的な作業上の観点から、常温で揮発し難いものが好ましく、一般に、例えば、沸点が約80℃以上、更には約90℃以上のものが特に好ましい。
上記還元反応は、通常5時間以内、好ましくは3時間以内、より好ましくは1時間以内に完了させることができる。
このようにして得られた還元反応後の水性混合物から、生成した還元型補酵素Q10を有機溶媒に抽出して還元型補酵素Q10を含有する有機相を採取し、必要に応じ(好ましくは)、該有機相は更に繰り返し水洗して夾雑物を完全に除去する。洗浄に用いる水としては特に制限されないが、水、又は、塩類、好ましくは塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等の無機塩類を含有する水溶液(塩類の濃度としては、高塩濃度であるのが好ましく、普通約5w/w%濃度以上、好ましくは約10w/w%濃度以上の高濃度、より好ましくは、飽和もしくは飽和に近い濃度)を用いるのが分液性の面からも良い。尚、上記の抽出、洗浄は、酸化型補酵素Q10の副生を最小化するために、酸性条件下、好ましくはpH6以下、より好ましくはpH5以下で実施することができる。
上記抽出に用いる有機溶媒としては、特に制限されないが、先述の観点から、前記の、炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類のうち少なくとも一種を用いるのが好ましい。上記還元反応において、有機溶媒を併用した場合は、該有機溶媒が抽出溶媒を兼ねるのが好ましい。
このようにして得られた還元型補酵素Q10を含有する有機相から、冷却、濃縮、溶媒置換等の操作を適宜組み合わせることにより、高品質の還元型補酵素Q10を晶析させて採取し、常圧下或いは減圧下に乾燥することができる。
以上の還元反応後の処理、即ち、抽出〜乾燥結晶の採取の一連の操作は、脱酸素雰囲気下、好ましくは、例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、炭酸ガス、アルゴンガス、水素ガス等の不活性ガス雰囲気下、特に窒素ガス雰囲気下に実施するのが良い。
本発明によれば、酸化型補酵素Q10の残存、副生、混入を抑制するための各種要因を適切に制御することができ、高品質の還元型補酵素Q10を簡便且つ効率的に、高収率で合成することができる。本発明により得られる還元型補酵素Q10は、極めて高品質であり、還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は、96/4以上、好ましくは98/2以上、より好ましくは99/1以上が期待できる。
発明を実施するための最良の形態
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。また、実施例中の還元型補酵素Q10の純度、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との重量比は下記HPLC分析により求めたが、得られた還元型補酵素Q10の純度は本発明における純度の限界値を規定するものではなく、また、同様に、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との重量比も、その上限値を規定するものではない。
(HPLC分析条件)
カラム:SYMMETRY C18(Waters製)250mm(長さ)4.6mm(内径)、移動相;COH:CHOH=4:3(v:v)、検出波長;210nm、流速;1ml/min、還元型補酵素Q10の保持時間;9.1min、酸化型補酵素Q10の保持時間;13.3min。
(実施例1)
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を48℃で、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)80gを10w/w%食塩水1100gに加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、48℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、ヘプタン1000gを加え、水相を除去し、さらに塩酸にてpHを3に調整した飽和食塩水1000gでヘプタン相を6回水洗し、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。このヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(実施例2)
還元反応を空気中で行うこと以外は実施例1と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。ヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.0/1.0、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(実施例3)
還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)80gに1000gの水を加えて溶解させた水溶液(食塩無添加)を用いること以外はすべて実施例1と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(比較例1)
還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)80gに1000gの水を加えて溶解させた水溶液(食塩無添加)を用い、還元反応を空気中で行うこと以外はすべて実施例1と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は87.4/12.6、還元型補酵素Q10の収率は87モル%であった。
(実施例4)
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を25℃で1000gのヘプタンに溶解させた。攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)62gを10w/w%食塩水1100gに加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、塩酸にてpHを3に調整した飽和食塩水1000gでヘプタン相を6回水洗し、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。ヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(実施例5)
還元反応を空気中で行うこと以外は実施例4と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.3/0.7、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(実施例6)
還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)62gに1000gの水を加えて溶解させた水溶液(食塩無添加)を用いること以外はすべて実施例4と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(実施例7)
酸化型補酵素Q10を溶解させる溶媒としてヘキサンを用いること以外はすべて実施例5と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘキサン溶液を得た。このヘキサン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.1/0.9、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(比較例2)
還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)62gに1000gの水を加えて溶解させた水溶液(食塩無添加)を用い、還元反応を空気中で行うこと以外はすべて実施例4と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は91.0/9.0、還元型補酵素Q10の収率は91モル%であった。
(実施例8)
酸化型補酵素Q10を溶解させる溶媒としてヘキサンを用い、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)60gに1000gの水を加えて溶解させた水溶液(食塩無添加)を用いること以外はすべて実施例4と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘキサン溶液を得た。ヘキサン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.3/0.7、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(比較例3)
還元反応を空気中で行うこと以外は実施例8と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘキサン溶液を得た。ヘキサン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は90.9/9.1、還元型補酵素Q10の収率は91モル%であった。
(実施例9)
還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)80gを5w/w%食塩水1050gに加えて溶解させた水溶液を用い、還元反応を空気中で行うこと以外はすべて実施例1と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。ヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は98.9/1.1、還元型補酵素Q10の収率は99モル%であった。
(比較例4)
pH8〜9で還元反応を行うこと以外はすべて実施例4と同様に行い、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。ヘプタン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は54.0/46.0、還元型補酵素Q10の収率は54モル%であった。
(参考例1)
1gの還元型補酵素Q10(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4)を、25℃下で表1に示す各種溶媒20gに溶解した。大気中、25℃で24時間の攪拌後、液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果を表1に示す。
Figure 0004116541
(参考例2)
1gの還元型補酵素Q10(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4)を、35℃下で表2に示す各種溶媒100gに溶解した。大気中、35℃で24時間の攪拌後、液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果を表2に示す。
Figure 0004116541
産業上の利用の可能性
本発明は、上述の構成よりなるので、工業的規模での生産に適した方法で、高品質の還元型補酵素Q10を簡便且つ効率的に得ることができる。

Claims (14)

  1. 酸化型補酵素Q10を水性媒体中、次亜硫酸類を用いて還元して還元型補酵素Q10を製造する方法であって、塩類共存下及び/又は脱酸素雰囲気下、かつ、pH7以下で還元を実施することを特徴とする還元型補酵素Q10の製造方法。
  2. 塩類が無機塩類である請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. 水に対する塩類の濃度が3w/w%以上である請求の範囲第1又は2項記載の製造方法。
  4. 脱酸素雰囲気が不活性ガス雰囲気である請求の範囲第1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. pHがpH3〜7である請求の範囲第1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 水性媒体が、水と有機溶媒の混合溶媒である請求の範囲第1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 有機溶媒が、炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類からなる群より選択される少なくとも一種である請求の範囲第6項記載の製造方法。
  8. 有機溶媒が、炭化水素類である請求の範囲第6項記載の製造方法。
  9. 有機溶媒が、ペンタン類、ヘキサン類、ヘプタン類、又は、オクタン類である請求の範囲第6項記載の製造方法。
  10. 有機溶媒が、ヘプタン類である請求の範囲第6項記載の製造方法。
  11. 還元反応後、生成した還元型補酵素Q10を有機溶媒に抽出することにより還元型補酵素Q10を含有する有機相を採取する請求の範囲第1〜10のいずれかに記載の製造方法。
  12. 抽出はpH6以下で行われる請求の範囲第11項記載の製造方法。
  13. 抽出によって採取した有機相を、更に水洗する請求の範囲第11又は12項記載の製造方法。
  14. 脱酸素雰囲気下に行われる請求の範囲第1〜13のいずれかに記載の製造方法。
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