JP4116527B2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

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本発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプールモータを備えた魚釣用電動リールに関する。
船釣り等、一般に深場の魚層を対象とした魚釣りを行う場合、魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)が広く使用されている。
従来周知のようにこの電動リールは、スプールモータの駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを行うもので、リール本体の反ハンドル側の側板底部に設けた給電接続部にコネクタを介して給電コードが接続され、この給電コードをバッテリ等の電源に接続することでスプールモータ等に給電される。
そして、スプールモータやその他の電装部品は側板内部やリール本体の枠体(フレーム)に装着され、これらを電気的に接続する多くのリード線等が側板から枠体に亘って長く配線されている。
図5及び図6は特許文献1に開示された電動リールを示し、図中、1はリール本体3の枠体、5,7は当該枠体1の左右の側枠9,11に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸を介してスプール13が回転自在に支持されている。
而して、スプール13は、スプールモータ15の駆動やハンドル17の巻取り操作で回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプールモータ15は、スプール13前方の側枠9,11間に挿着された筒状のモータケース(モータ収容部)19内に収容されている。
また、リール本体3の反ハンドル側の側板5の底部に給電接続部21が装着されており、当該給電接続部21から延びる2本のリード線23,25が、夫々、他方の側板7へ配線されてスプールモータ15の端子27,29に接続されているが、両側枠9,11の下部、即ち、スプール13とスプールモータ15との間で、リール本体3下部の脚部31の近傍の両側枠9,11に透孔33,35が設けられている。
そして、両透孔33,35を挿通して両側枠9,11間に筒体37が挿着されており、図示するように給電接続部21から延びる2本のリード線23,25が、筒体37を挿通して他方の側板7側に配線されている。
特開2001−17047号公報
特許文献1に開示された電動リール39は上述の如く構成されているが、実釣時の釣糸巻取り操作による強い負荷が脚部31とその近傍に集中して加わり、また、誤って電動リール39を落下させた際には、落下の衝撃によって大きな外力が脚部31の近傍に集中して加わるため、脚部31近傍の枠体1が斯かる強負荷や外力で変形してしまう虞があった。
しかし、斯様に脚部31近傍の枠体1が変形してしまうと、動力伝達機構を介してスプール13に動力を伝達するスプールモータ15とスプール13との寸法誤差を高精度に維持できず、長期に亘る使用によって異音が発生したり摩耗が促進してしまう等の不具合が生じ易い。
また、既述したように上記電動リール39は、製造に当たり両側枠9,11に透孔33,35を加工し、筒体37を当該透孔33,35間に挿着した後にリード線23,25を挿通させて組み立てる構造上、工数が多くて作業性が悪く、製造コストが高くついてしまう等の欠点も指摘されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、スプールやスプールモータが取り付く枠体の補強を図ると共に、スプールモータへのリード線の接続が簡単に行え、製造コストの低減を図った電動リールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体の枠体の左右の側枠に取り付く側板間にスプールを回転自在に支持し、当該スプールを巻取り駆動するスプールモータを、スプール前方の側枠間に一体成形したモータケース内に収容した電動リールに於て、上記モータケースの周壁に、リール本体底部の釣竿に取り付く脚部方向へ突出する厚肉部を左右の側枠間に亘って一体成形し、当該厚肉部に、両側枠に開口するリード線収容孔をスプールモータに沿って設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、モータケースの周壁に、リール本体底部の脚部方向へ突出する厚肉部を左右の側枠間に亘って一体成形し、当該厚肉部に両側枠に開口するリード線収容孔をスプールモータに沿って設けたので、電動リールの製造に当たり、一方の側板側からリード線をリード線収容孔に挿通させることでリード線が他方の側板側へ案内されることとなる。
従って、枠体の左右に取り付く側板間にリード線を配線させるに当たり、従来の如く別部材を用いる必要がなく、スプールモータへのリード線の配線が簡単に行え、作業性が向上して製造コストを低減できる利点を有する。
また、モータケースの周壁に設けた厚肉部が、脚部近傍の枠体を補強して強負荷や外力による枠体の変形を防止するため、スプールモータとスプールとの寸法誤差を高精度に維持することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図4は請求項1の一実施形態に係る魚釣用リールを示し、図1に於て、41はリール本体43の枠体、45,47は当該枠体41の左右の側枠49,51に取り付く側板で、両側板45,47間にスプール軸を介してスプール53が回転可能に支持されている。
スプール53は、スプールモータ55の駆動やハンドル57の巻取り操作で回転して釣糸が巻回されるようになっており、図2乃至図4に示すようにスプールモータ55は、スプール53前方の側枠49,51間に一体成形された略筒状のモータケース59内に収容されている。
そして、スプールモータ55の左モータ軸とスプール軸との間に、遊星歯車とこれに噛合する太陽歯車や内歯歯車等からなる遊星減速機構61と、駆動ベルト63を用いた動力伝達機構65が順次装着されており、これらの遊星減速機構61と動力伝達機構65を介してスプールモータ55の駆動力がスプール軸に伝達されるようになっている。
更に、スプール軸はスプール53の中央を貫通してその他端側が側板47内に突出し、その突出端にスプール軸の回転力をスプール53に伝達する動力伝達機構67や、スプール53を釣糸巻取り状態(クラッチON)とスプールフリー状態(クラッチOFF)とに切り換えるクラッチ機構69が装着されている。
そして、スプール53後方の側板45,47間にはクラッチレバー71が上下方向へ操作可能に取り付けられており、当該クラッチレバー71の操作でクラッチ機構69がON/OFFに切り換わって、スプール53へのスプールモータ55やハンドル57の駆動力が伝達/遮断されるようになっている。
而して、スプールモータ55は、側板47の上部前方に装着したレバー形状のモータ出力調節体(以下、「パワーレバー」という)73や、後述する寸動スイッチ75の操作で駆動するように構成されており、パワーレバー73はハンドル57と同方向へ回転操作可能に取り付けられている。そして、図1及び図2に示すようにリール本体43の上部には、マイクロコンピュータとその他の電子機器からなる制御回路等が収容された制御ケース77が側板45,47間に設けられており、パワーレバー73の操作で、マイクロコンピュータがスプールモータ55のモータ出力をモータ停止状態から最大値(0〜100%)まで連続的に増減して、スプール53の巻取り速度を制御するようになっている。
また、制御ケース77上部の操作パネル79上には、マイクロコンピュータに接続された寸動スイッチ75が装着されており、当該寸動スイッチ75の操作でスプールモータ55が駆動して微妙な棚位置調整やシャクリ操作ができるようになっている。
そして、図1乃至図3に示すように反ハンドル側の側板45の下部に突設された突出部81の先端に給電接続部83が装着されており、従来と同様、当該給電接続部83にコネクタを介して給電コードが接続され、この給電コードをバッテリ等の電源に接続することでスプールモータ55等に給電されるが、図4に示すようにモータケース59の周壁には、リール本体43(枠体41)底部の脚部85方向へ突出する厚肉部87が、両側枠49,51間に亘って設けられている。そして、図2及び図3に示すように当該厚肉部87に、左右の側枠49,51に開口するリード線収容孔89がスプールモータ55に沿って設けられており、給電接続部21から延びる2本のリード線91,93が、当該リード線収容孔89を挿通して他方の側板47側へ案内されている。そして、斯様に側板47側へ案内されたリード線91,93は、夫々、図2に示すようにモータケース59の蓋体95を水密性を以って挿通して、スプールモータ55の端子97,99に接続されている。
本実施形態に係る電動リール101はこのように構成されているから、電動リール101の製造に当たり、一方の側板45側の給電接続部83から延びる2本のリード線91,93をリード線収容孔89に挿通させることで、リード線91,93が他方の側板47側へ案内されることとなる。
また、実釣時に当たり、給電接続部83にコネクタを介して給電コードを接続し、給電コードをバッテリ等の電源に接続することでスプールモータ55等に給電される。そして、クラッチレバー71のクラッチOFF操作で釣糸がスプール53から繰り出され、また、パワーレバー73によるスプールモータ55の巻取り駆動やハンドル57の巻取り操作でスプール53に釣糸が巻回され、更に寸動スイッチ75の操作で微妙な棚位置調整やシャクリ操作が行われることとなる。
そして、実釣時の釣糸巻取り操作時に、釣竿に取り付く電動リール101の脚部85とその近傍に魚の引きによる強い負荷が加わり、また、誤って電動リール101を落下させた際の外力が脚部85とその近傍に加わるが、既述したように本実施形態は、側枠49,51間にモータケース59を一体成形すると共に、モータケース59の周壁に、リール本体43底部の脚部85方向へ突出する厚肉部87を設けているので、モータケース59とその厚肉部87が脚部85近傍の枠体41を補強して、強負荷や外力による枠体41の変形を防止することとなる。
従って、本実施形態によれば、図5以下の電動リール39に比し側枠49,51に透孔を加工してこれらの間にリード線を挿通させる筒体を挿着する必要がなく、スプールモータ55へのリード線91,93の配線が簡単に行え、作業性が向上して製造コストを低減できることとなる。
而も、既述したように側枠49,51間に一体成形したモータケース59とその厚肉部87が、脚部85近傍の枠体41を補強して強負荷や外力による枠体41の変形を防止するため、スプールモータ55とスプール53との寸法誤差を高精度に維持することが可能となって、上記従来例の不具合発生を防止できることとなった。
請求項1の一実施形態に係る電動リールの平面図である。 側板を取り外した図1の電動リールの側面図である。 図1の電動リールの底面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 従来の電動リールの要部切欠き背面図である。 図5の電動リールの要部拡大断面図である。
符号の説明
41 枠体
43 リール本体
45,47 側板
49,51 側枠
53 スプール
55 スプールモータ
57 ハンドル
59 モータケース
61 遊星減速機構
65,67 動力伝達機構
69 クラッチ機構
71 クラッチレバー
73 パワーレバー
75 寸動スイッチ
77 制御ケース
79 操作パネル
83 給電接続部
85 脚部
87 厚肉部
89 リード線収容孔
91,93 リード線
95 蓋体
97,99 端子
101 電動リール

Claims (1)

  1. リール本体の枠体の左右の側枠に取り付く側板間にスプールを回転自在に支持し、当該スプールを巻取り駆動するスプールモータを、スプール前方の側枠間に一体成形したモータケース内に収容した魚釣用電動リールに於て、
    上記モータケースの周壁に、リール本体底部の釣竿に取り付く脚部方向へ突出する厚肉部を左右の側枠間に亘って一体成形し、当該厚肉部に、両側枠に開口するリード線収容孔をスプールモータに沿って設けたことを特徴とする魚釣用電動リール。
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