JP4116213B2 - ネットワークファクシミリ通信制御方法およびネットワークファクシミリ装置および記憶媒体 - Google Patents

ネットワークファクシミリ通信制御方法およびネットワークファクシミリ装置および記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット通信ネットワークに接続し、ITU−T勧告T.38に準拠したファクシミリ通信を行うネットワークファクシミリ通信制御方法およびネットワークファクシミリ装置、および、記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、ファクシミリ通信の通信媒体としてインターネットを利用することが検討されており、ITU−T勧告T.37,T.38には、インターネットのようなパケット通信ネットワーク(パケット交換網)を利用して、ファクシミリ通信する際の技術規格が標準化されている。
【0003】
ここで、ITU−T勧告T.37では、インターネットを介して電子メールを用いて画情報を通信する電子メール型インターネットファクシミリ通信方法が規定され、また、ITU−T勧告T.38では、インターネットを介してグループ3ファクシミリ伝送手順(ITU−T勧告T.30手順)に準じ、リアルタイム的に画情報を通信するリアルタイム型インターネットファクシミリ通信方法が規定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、パケット通信ネットワークに接続し、ITU−T勧告T.38に準拠したファクシミリ通信を行うネットワークファクシミリ通信制御方法およびネットワークファクシミリ装置、および、記憶媒体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段を備え、グループ3ファクシミリ伝送手順において上記ファクシミリ通信手段から上記疑似ファクシミリモデム手段へ送出されるデータは、上記パケット通信ネットワーク伝送制御手段を介し、上記パケット通信ネットワークを介して接続される相手端末へ送出し、上記相手端末より受信したデータは、上記疑似ファクシミリモデム手段を介し、上記ファクシミリ通信手段へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用し、さらに、上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うようにすることを特徴とするネットワークファクシミリ通信制御方法である。
【0009】
また、パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段と、グループ3ファクシミリ伝送手順において上記ファクシミリ通信手段から上記疑似ファクシミリモデム手段へ送出されるデータは、上記パケット通信ネットワーク伝送制御手段を介し、上記パケット通信ネットワークを介して接続される相手端末へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用する送信手段と、上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うアナログ通信制御手段を備えたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置である。
【0010】
また、パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段と、相手端末より受信したデータは、上記疑似ファクシミリモデム手段を介し、上記ファクシミリ通信手段へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用する受信手段と、上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うアナログ通信制御手段を備えたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置である。
【0012】
また、パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段を備えた通信装置に適用されるものであって、グループ3ファクシミリ伝送手順において上記ファクシミリ通信手段から上記疑似ファクシミリモデム手段へ送出されるデータは、上記パケット通信ネットワーク伝送制御手段を介し、上記パケット通信ネットワークを介して接続される相手端末へ送出し、上記相手端末より受信したデータは、上記疑似ファクシミリモデム手段を介し、上記ファクシミリ通信手段へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用し、さらに、上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うようにするソフトウェアを格納した記憶媒体である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施例にかかる通信ネットワークシステムの一例を示している。
【0015】
同図において、この通信ネットワークシステムの中心となるローカルエリアネットワークLANには、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、サーバ装置SM、および、このローカルエリアネットワークLANをインターネットへ接続するためのルータ装置RTが接続されている。
【0016】
ここで、サーバ装置SMは、メールサーバ機能、および、ドメインネームサーバ機能などの種々のサーバ機能を備えたものである。
【0017】
また、ワークステーション装置WS1〜WSnは、いわゆるパーソナルコンピュータ装置などのデータ処理装置であり、このワークステーション装置WS1〜WSnには、ローカルエリアネットワークLANを介し、ITU−T勧告T.38に従った伝送機能によりファクシミリ通信を実現するとともにファクシミリ画情報を作成および表示出力するネットワークファクシミリアプリケーションソフトウェア、ローカルエリアネットワークLANを介して種々のデータのやりとりを行うための種々のソフトウェア、および、アナログ公衆網PSTNに接続し、ITU−T勧告T.30に従った伝送機能によりファクシミリ通信を実現するファクシミリアプリケーションプログラムなどの種々のプログラムが導入されている。また、このワークステーション装置WS1〜WSnは特定のユーザ(一人または複数人)により使用されるものである。
【0018】
図2は、ワークステーション装置WS(WS1〜WSn)の構成例を示している。
【0019】
同図において、CPU(中央処理装置)1は、このワークステーション装置WSの動作制御を行うものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、CPU1が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3は、CPU1のワークエリア等を構成するためのものである。
【0020】
キャラクタジェネレータ4は、図形文字の表示データを発生するためのものであり、時計回路5は、現在日時情報を出力するためのものであり、磁気ディスク装置6は、種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものであり、画像処理部7は、ファクシミリ画像データと他の形式の画像データ(例えば、TIFF−Fなど)を相互変換するための画像処理などを行うためのものである。
【0021】
CRT画面表示装置8は、このワークステーション装置WSを操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部9は、CRT画面表示装置8の表示内容を制御するためのものである。
【0022】
キーボード装置10は、このワークステーション装置WSに種々のキー操作を行うためのものであり、画面指示装置11は、CRT画面表示装置8の任意の点を指示する等の操作作業を行うためのものであり、入力制御部12は、キーボード装置10および画面指示装置11の入力情報を取り込む等するためのものである。
【0023】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路13は、このワークステーション装置WSをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部14は、ローカルエリアネットワークLAN上で情報をやりとりするための種々のプロトコル処理(プロトコルスタック処理)などを実現するためのものである。
【0024】
網制御装置15は、このファクシミリ装置をアナログ公衆網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0025】
グループ3ファクシミリモデム16は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0026】
これらのCPU1、ROM2、RAM3、キャラクタジェネレータ4、時計回路5、磁気ディスク装置6、画像処理部7、表示制御部9,入力制御部12、ローカルエリアネットワーク伝送制御部14、網制御装置15、および、グループ3ファクシミリモデム16は、システムバス17に接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこのシステムバス17を介して行われる。
【0027】
図3は、ワークステーション装置WSのCPU1がネットワークファクシミリアプリケーションプログラムを実行する際の制御系の概略の一例を示したものである。
【0028】
シリアルポート疑似ドライバSDは、ファクシミリアプリケーションAPが行うグループ3ファクシミリ通信動作について、シリアル転送ポートのリソースを提供するとともに、擬似的なファクシミリモデム機能を実現するためのものであり、モデムコマンド処理部MPは、例えば、EIA(Electoric Industries Association)−592(クラス2)などのモデムコマンド(いわゆる、拡張ATコマンド)を解釈して、対応するモデム制御情報を作成するものである。
【0029】
パケット組立/分解部PHは、モデムコマンド処理部MPが出力するモデム情報を勧告T.38パケットに変換するとともに、ローカルエリアネットワークLANより受信する勧告T.38パケットを分解して対応するモデム情報(画情報データを含む)を作成するためものである。
【0030】
ローカルエリアネットワークドライバLDは、ローカルエリアネットワーク伝送制御部14との間で、種々のデータのやりとりを行うためのものである。
【0031】
なお、シリアルポート疑似ドライバSDは、網制御装置15およびグループ3ファクシミリモデム16を使用して勧告T.30のファクシミリ通信アプリケーションを実行する場合には、ファクシミリアプリケーションAPの入出力データを、網制御装置15およびグループ3ファクシミリモデム16側へ接続する。
【0032】
以上の構成で、例えば、ローカルエリアネットワークLANを介し、ワークステーション装置WS1とワークステーション装置WS2の間で、勧告T.38に準拠したリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信を行う場合、図4に示すような通信動作が行われる。なお、同図では、上述したシリアルポート疑似ドライバSD、モデムコマンド処理部MP、パケット組立/分解部PHおよびローカルエリアネットワークドライバLDの処理機能が行われる部分(段階)を、SDと代表表記している。
【0033】
まず、ワークステーション装置WS1のファクシミリアプリケーションAPは、相手端末であるワークステーション装置WS2へ発呼するためのモデムコマンドATDT0323450を、シリアルポート疑似ドライバSDへ送出する。
【0034】
シリアルポート疑似ドライバSDは、モデムコマンドATDT0323450をファクシミリアプリケーションAPより受け取ると、モデムコマンド処理部MPへ転送する。
【0035】
モデムコマンド処理部MPは、その受け取ったモデムコマンドが発呼コマンド(ダイアルコマンド)であると認識し、対応する宛先を認識する。この場合、0323450には、ワークステーション装置WS2が登録されているものとする。
【0036】
それにより、モデムコマンド処理部MPは、勧告T.38に規定されている発呼信号であるSETUPパケットデータを作成し、そのSETUPパケットデータは、パケット組立/分解部PHで対応する勧告T.38パケットのSETUPパケットに変換され、ローカルエリアネットワークドライバLDを介し、ローカルエリアネットワーク伝送制御部14へ転送され、ローカルエリアネットワークLANを介し、相手端末であるワークステーション装置WS2のローカルエリアネットワーク伝送制御部14で受信される。
【0037】
ワークステーション装置WS2では、受信したSETUPパケットが、ローカルエリアネットワークドライバLDを介し、パケット組立/分解部PHへ送られ、勧告T.38パケットが分解されて必要なSETUPパケットデータが取り出され、モデムコマンド処理部MPへ送られる。
【0038】
それにより、モデムコマンド処理部MPは、他の端末(この場合は、ワークステーション装置WS1)より発呼されたことを認識し、その旨を通知する信号RINGを作成して、シリアルポート疑似ドライバSDを介し、ファクシミリアプリケーションAPへ送出する。
【0039】
その結果、ワークステーション装置WS2のファクシミリアプリケーションAPは、所定のITU−T勧告T.30準拠のグループ3ファクシミリ通信処理(着信時処理)を開始し、着信応答する旨のモデムコマンドATAをシリアルポート疑似ドライバSDへ送出した後に、自端末の識別情報を相手端末へ通知するための信号CSI(勧告T.30信号)、および、自端末の通信機能を相手端末へ通知するための信号DIS(勧告T.30信号)を、順次、シリアルポート疑似ドライバSDへ出力する。
【0040】
ワークステーション装置WS2のシリアルポート疑似ドライバSDは、モデムコマンドATA、信号CSI(勧告T.30信号)および信号DIS(勧告T.30信号)を順次受信すると、それぞれモデムコマンド処理部MPへと転送する。
【0041】
モデムコマンド処理部MPは、モデムコマンドATAを受信すると、対応する応答信号であるコマンドCONNECTをパケット組立/分解部PHへ送出するとともに、信号CSI(勧告T.30信号)および信号DIS(勧告T.30信号)を受信すると、対応する勧告T.38信号である信号CSI(勧告T.38信号)および信号DIS(勧告T.38信号)へ変換し、それをパケット組立/分解部PHへ送出する。
【0042】
パケット組立/分解部PHは、コマンドCONNECT、信号CSI(勧告T.38信号)および信号DIS(勧告T.38信号)を受信すると、それらを対応するパケットデータへ変換し、ローカルエリアネットワークドライバLDを介して、ローカルエリアネットワーク伝送制御部14へ送出し、その結果、それらのコマンドCONNECT、信号CSI(勧告T.38信号)および信号DIS(勧告T.38信号)のパケットデータは、ローカルエリアネットワークLANを介して、ワークステーション装置WS1のローカルエリアネットワーク伝送制御部14で受信される。
【0043】
そして、ワークステーション装置WS1では、コマンドCONNECT、信号CSI(勧告T.38信号)および信号DIS(勧告T.38信号)のパケットデータがローカルエリアネットワーク伝送制御部14よりローカルエリアネットワークドライバLDを介し、パケット組立/分解部PHへ送られて、元のコマンドCONNECT、信号CSI(勧告T.38信号)および信号DIS(勧告T.38信号)へ変換され、モデムコマンド処理部MPへ送られる。
【0044】
モデムコマンド処理部MPは、コマンドCONNECTを受信すると、相手端末が応答したと認識し、また、それぞれ信号CSI(勧告T.38信号)および信号DIS(勧告T.38信号)の内容(情報フィールド)を抽出して記憶する。
【0045】
そして、アプリケーションプログラムAPより、CSIの値を問い合わせる信号(+FCSI?)が出力されると、記憶している信号CSIの内容を、レスポンス(+FCSI=03123445)としてアプリケーションプログラムAPへ応答する。
【0046】
また、アプリケーションプログラムAPより、DISの値を問い合わせる信号(+FDIS?)が出力されると、記憶している信号CSIの内容を、レスポンス(+FDIS=1,4,2,1)としてアプリケーションプログラムAPへ応答する。
【0047】
これ以降、勧告T.30および勧告T.38に準拠して、所定の信号およびデータがワークステーション装置WS1とワークステーション装置WS2との間でやりとりされ、ワークステーション装置WS1からワークステーション装置WS2へと、ファクシミリ画情報が、ローカルエリアネットワークLANを介して、リアルタイム的に伝送される。
【0048】
このようにして、本実施例では、グループ3ファクシミリ通信機能を実現するためのファクシミリアプリケーションAPを利用して、ローカルエリアネットワークLANを介し、勧告T.38に準拠したリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信が可能となる。
【0049】
図5は、ワークステーション装置WSのシリアルポート疑似ドライバSD、モデムコマンド処理部MP、パケット組立/分解部PHおよびローカルエリアネットワークドライバLDが、リアルタイム型のファクシミリ通信を適用して画情報を送信する際の処理の一例を示している。
【0050】
まず、ファクシミリアプリケーションAPより、ダイアルコマンドATDTを受信することを監視しており(判断101のNOループ)、ファクシミリアプリケーションAPよりダイアルコマンドATDTを受信して、判断101の結果がYESになると、SETUPパケットを作成して、ローカルエリアネットワークLANへ送出する(処理102)。
【0051】
次いで、SETUPを送出してから一定時間内に、相手端末より応答として、正常応答をあらわすコマンドCONNECTを受信するか、応答拒否をあらわすコマンドREL_COMP(RELEASE COMPLETE)を受信するまで待つ(判断103,104,105のNOループ)。
【0052】
相手端末よりコマンドCONNECTを受信した場合で、判断103の結果がYESになるときには、上述したようなリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信処理(リアルタイム型IFAX通信処理;処理106)を実行する。
【0053】
また、相手端末よりコマンドREL_COMPを受信した場合で、判断104の結果がYESになるとき、および、相手端末より応答を受信できずにタイムアウトした場合で、判断105の結果がYESになるときには、勧告T.30に準拠したグループ3ファクシミリ送信処理(処理107)を実行する。
【0054】
このようにして、本実施例では、SETUPパケットを送出した後に、正常応答であるCONNECTパケットを受信できなかった場合には、リアルタイム型IFAX通信処理を実行せずに、アナログ公衆網PSTNを利用した、勧告T.30通信手順のファクシミリ通信処理を実行するようにしているので、相手端末に対して画情報を送信できる可能性をより向上することができる。
【0055】
図6は、リアルタイム型IFAX通信処理(処理106)において、ファクシミリアプリケーションAPよりモデムコマンド(ATコマンド)を受信した場合の処理の一例を示している。
【0056】
ファクシミリアプリケーションAPよりモデムコマンド(ATコマンド)を受信した場合で、判断201の結果がYESになると、そのモデムコマンドの内容が、通知データや画情報データのようなローカルエリアネットワークLANに向けたものか、あるいは、CSIの内容の問い合わせのようなそれ以外のものであるかを調べる(判断202)。
【0057】
判断202の結果がYESになるときには、受信したモデムコマンドに対応した勧告T.38パケットを作成し(処理203)、その作成した勧告T.38パケットをローカルエリアネットワークLANへ送出し(処理204)、判断201へ戻る。
【0058】
また、判断202の結果がNOになるときには、要求された情報など、ファクシミリアプリケーションAPへの対応する応答信号を作成し(処理205)、その応答信号をファクシミリアプリケーションAPへ送出して(処理206)、判断201へ戻る。
【0059】
図7は、リアルタイム型IFAX通信処理(処理106)において、相手端末よりパケットデータを受信した場合の処理の一例を示している。
【0060】
相手端末よりパケットデータを受信した場合で、判断301の結果がYESになるときには、ファクシミリアプリケーションAPへの対応する応答信号を作成し(処理302)、その応答信号をファクシミリアプリケーションAPへ送出して(処理303)、判断301へ戻る。
【0061】
ところで、上述した実施例では、ローカルエリアネットワークLANを介して、2つのワークステーション装置(パーソナルコンピュータ装置)の間でリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信を行う場合について説明したが、さらに、インターネットを介して、2つのワークステーション装置の間でリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信を行う場合についても、本発明を同様にして適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、グループ3ファクシミリ通信機能を実現するためのファクシミリアプリケーションAPを利用して、ローカルエリアネットワークLANを介し、勧告T.38に準拠したリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信が可能となるという効果を得る。
【0063】
また、SETUPパケットを送出した後に、正常応答であるCONNECTパケットを受信できなかった場合には、リアルタイム型IFAX通信処理を実行せずに、アナログ公衆網PSTNを利用した、勧告T.30通信手順のファクシミリ通信処理を実行するようにしているので、相手端末に対して画情報を送信できる可能性をより向上することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信ネットワークシステムの一例を示したブロック図。
【図2】ワークステーション装置WS(WS1〜WSn)の構成例を示したブロック図。
【図3】ワークステーション装置WSのCPU1がネットワークファクシミリアプリケーションプログラムを実行する際の制御系の概略の一例を示したブロック図。
【図4】ローカルエリアネットワークLANを介し、ワークステーション装置WS1とワークステーション装置WS2の間で、勧告T.38に準拠したリアルタイム型のネットワークファクシミリ通信を行うときの一例(部分)を説明するためのタイムチャート。
【図5】ワークステーション装置WSのシリアルポート疑似ドライバSD、モデムコマンド処理部MP、パケット組立/分解部PHおよびローカルエリアネットワークドライバLDが、リアルタイム型のファクシミリ通信を適用して画情報を送信する際の処理の一例を示したフローチャート。
【図6】リアルタイム型IFAX通信処理(処理106)において、ファクシミリアプリケーションAPよりモデムコマンド(ATコマンド)を受信した場合の処理の一例を示したフローチャート。
【図7】リアルタイム型IFAX通信処理(処理106)において、相手端末よりパケットデータを受信した場合の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
WS,WS1〜WSn ワークステーション装置
1 CPU(中央処理装置)
2 ROM(リード・オンリ・メモリ)
3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
6 磁気ディスク装置
14 ローカルエリアネットワーク伝送制御部
15 網制御装置
16 グループ3ファクシミリモデム

Claims (4)

  1. パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、
    疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、
    上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、
    アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段を備え、
    グループ3ファクシミリ伝送手順において上記ファクシミリ通信手段から上記疑似ファクシミリモデム手段へ送出されるデータは、上記パケット通信ネットワーク伝送制御手段を介し、上記パケット通信ネットワークを介して接続される相手端末へ送出し、上記相手端末より受信したデータは、上記疑似ファクシミリモデム手段を介し、上記ファクシミリ通信手段へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用し、
    さらに、上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うようにすることを特徴とするネットワークファクシミリ通信制御方法。
  2. パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、
    疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、
    上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、
    アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段と、
    グループ3ファクシミリ伝送手順において上記ファクシミリ通信手段から上記疑似ファクシミリモデム手段へ送出されるデータは、上記パケット通信ネットワーク伝送制御手段を介し、上記パケット通信ネットワークを介して接続される相手端末へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用する送信手段と、
    上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うアナログ通信制御手段を備えたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  3. パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、
    疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、
    上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、
    アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段と、
    相手端末より受信したデータは、上記疑似ファクシミリモデム手段を介し、上記ファクシミリ通信手段へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用する受信手段と、
    上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うアナログ通信制御手段を備えたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  4. パケット通信ネットワークに接続して情報をやりとりするパケット通信ネットワーク伝送制御手段と、
    疑似的にファクシミリモデム機能を実現する疑似ファクシミリモデム手段と、
    上記疑似ファクシミリモデム手段に接続して、所定のモデムコマンドおよびグループ3ファクシミリ伝送手順コマンドを上記ファクシミリモデム手段との間でやりとりし、ファクシミリ通信を実現するファクシミリ通信手段と、
    アナログ公衆網へ接続し、グループ3ファクシミリモデム機能を備えたアナログ通信手段を備えた通信装置に適用されるものであって、
    グループ3ファクシミリ伝送手順において上記ファクシミリ通信手段から上記疑似ファクシミリモデム手段へ送出されるデータは、上記パケット通信ネットワーク伝送制御手段を介し、上記パケット通信ネットワークを介して接続される相手端末へ送出し、上記相手端末より受信したデータは、上記疑似ファクシミリモデム手段を介し、上記ファクシミリ通信手段へ送出するとともに、上記相手端末との間のデータのやりとりは、所定のITU−T勧告T.38に準拠した伝送手順を適用し、
    さらに、上記パケット通信ネットワークを介して、上記相手端末へ接続できなかった場合には、上記ファクシミリ通信手段と上記アナログ通信手段を接続し、上記アナログ公衆網を介してファクシミリ通信を行うようにするソフトウェアを格納した記憶媒体。
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