JP4114977B2 - 光ファイバ心線接続部収納用具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブル接続箱などの中に設置される光ファイバ心線接続部収納用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光ケーブル接続箱の中には、両端から箱内に導入された光ケーブルの端部を固定する1対の固定部材と、これらの固定部材を連結する連結部材と、この連結部材の中間に取り付けられた光ファイバ心線接続部収納用具とが設置されている。
【0003】
従来の光ファイバ心線接続部収納用具は、多数の心線接続部収納ケースと、これらの収納ケースを厚さ方向に配列して個別に抜き差しできるように保持する多数のケース保持部を備えた受け台とで構成されている。連結部材は受け台の前後に2本渡されていて、受け台は、心線接続部収納ケースの心線導入方向が光ケーブルの軸線方向を向くように、2本の連結部材の間に固定されている。
【0004】
一方の光ケーブルの端部から引き出された光ファイバ心線は、2本の連結部材の間を通り、受け台の下を通って、当該光ケーブルの反対側でUターンして心線接続部収納ケースに導入されるようになっている。他方の光ケーブルから引き出された光ファイバ心線も方向は反対であるが接続箱内で同様に配線される。光ファイバ心線をこのように配線する理由は、光ファイバ心線に余長をもたせて、心線接続部収納ケースを受け台から抜き出せるようにするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の構造では、両方の光ケーブルから引き出された光ファイバ心線がそれぞれ受け台を下側から抱え込む形になるため、次のような問題がある。すなわち、何れかの心線接続部収納ケースを受け台から抜き出して作業を行おうとすると、当該収納ケースに対応する光ファイバ心線が受け台に接触して引きつれを起こしたり、他の光ファイバ心線と絡み合ったりして、障害が発生しやすい。また心線接続部収納ケースを受け台から十分に抜き出せるようにするためには光ファイバ心線の余長をかなり大きくとる必要があり、光ファイバ心線が錯綜しやすい。
【0006】
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、光ファイバ心線の引きつれ、絡み合い、錯綜などが発生しにくい、作業性の良好な光ファイバ心線接続部収納用具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本願発明は、両側面に光ファイバ心線導入口を有する多数の心線接続部収納ケースと、これらの収納ケースを厚さ方向に配列して個別に抜き差しできるように保持する多数のケース保持部を備えた受け台とからなる光ファイバ心線接続部収納用具において、前記受け台は、底板上に、多数の仕切り板により仕切られた、光ファイバ心線が前記収納ケースの心線導入方向に通り抜け可能な多数の心線通過スペースを有し、前記各ケース保持部は前記仕切り板の上端の両側に設けられており、各心線通過スペースはそれぞれ前記ケース保持部の各ケース収納スペースと連続していることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る光ファイバ心線接続部収納用具の一実施形態を示す。この光ファイバ心線接続部収納用具1は、多数の心線接続部収納ケース3と、受け台5とで構成されている。
【0009】
心線接続部収納ケース3は従来と同様のもので、図2に示すように、分割面Pで縦に二つ割りでき、両側面が光ファイバ心線の導入口7となっており、上面に把手9が突設されているものである。また正面と両側面の角部および背面と両側面の角部にはガイド溝11が形成され、かつ両側面の下端部には略T形の係止片13が突設されている。
【0010】
次に受け台5は、図3および図4に示すように、底板15上に多数の仕切り板17が収納ケース3の厚さに相当する間隔(仕切り板17の中心面の間隔)で立設され、かつ各仕切り板17の上端の両側に支柱19が立設されているものである。仕切り板17の上端は図4に示すように中央部が凹んでおり、両端部が収納ケース3を載せる肩17aとなっている。支柱19には、内面側に突出して収納ケース3を上下方向にガイドする突条21と、この突条21より外側で前後方向に突出して収納ケース3の係止片13と係合するリブ23が形成されている。
【0011】
収納ケース3と受け台5の関係は図5のようになっている。すなわち、収納ケース3は受け台5の4本の支柱19で囲まれるスペースS1 に上から差し込まれる。このとき収納ケース3のガイド溝11に支柱19の突条21が入り、これによって収納ケース3は上下方向にガイドされる。また収納ケース3の下端の係止片13はリブ23の間に入り、リブ23によって両端から押されて弾性変形しながら下降する。収納ケース3は、その下面が仕切り板の肩17aに突き当たるまで押し込まれる。収納ケース3の下面が仕切り板の肩17aに突き当たると、係止片13はリブ23の下端の下に入って広がり、収納ケース3の引き抜けを防止する働きをする。
【0012】
なお仕切り板17の肩17aには、その肉厚の半分に一つの収納ケース3の一部が載り、残りの半分にその隣の収納ケース3の一部が載るようになっている。これにより多数の収納ケース3は図1に示すように厚さ方向に隣接した状態で配列されることになる。
この仕切り板17の肩17aと、前述した突条21を有する支柱19とは、収納ケース3を所定の位置に保持するケース保持部24を構成している。
【0013】
収納ケース3は仕切り板の肩17aまでしか差し込めないため、収納ケース3の下面と底板15の間には、仕切り板17で仕切られたスペースS2 ができる。このスペースS2 は光ファイバ心線が収納ケース3の心線導入方向に通り抜け可能な心線通過スペースを構成している。この心線通過スペースS2 は、図3(B)に示すように、支柱19に囲まれたケース収納スペースS1 と連続している。したがって収納ケース3を引き抜いた状態では、心線通過スペースS2 に光ファイバ心線を上から出し入れすることが可能である。
なお底板15の両側には、受け台5を連結部材(後述)に取り付けるためのブラケット25が一体に形成されている。
【0014】
図6は以上のように構成された光ファイバ心線接続部収納用具1の使用状態を示す。図において、27A、27Bはケーブル接続箱(図示せず)内の両端付近に設置された固定部材、29はケーブル接続箱内で固定部材27A、27Bを連結する連結部材、31はケーブル接続箱内に導入され、端部を固定部材27Aに把持された光ケーブル、33は光ケーブル31の端部から引き出された光ファイバ心線である。
【0015】
収納用具1の受け台5は、収納ケース3の心線導入方向が光ケーブル31の軸線方向を向くように、連結部材29の中間部に取り付けられている。光ケーブル31の端部から出ている光ファイバ心線33は、収納ケース3の下の心線通過スペースS2 (図1参照)を通り、光ケーブル31の反対側でUターンして心線接続部収納ケース3に導入される。図示を省略したが、他方の固定部材27Bにも光ケーブルが把持されており、その光ケーブルから出ている光ファイバ心線も方向は反対であるが同様に配線され、収納ケース3に反対側から導入される。受け台5には、収納ケース3の抜け出しをより確実に防止するため図7に示すような略L字形の押さえ部材35がねじ止めされている。
【0016】
このような構造で、多数の収納ケース3うちの何れかで作業をする必要が生じた場合には、押さえ部材35を取り外した後、目的の収納ケース3を受け台5から抜き出して作業を行う。このとき、引き出した収納ケース3に対応する光ファイバ心線33は、その下の心線通過スペースS2 に収納されているから、収納ケース3を抜き出しても光ファイバ心線33に引きつれや絡み合いが生じるおそれがない。また光ファイバ心線33は心線通過スペースS2 から全部引き出すことができるので、光ファイバ心線33の余長を従来より短くすることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、受け台の各ケース保持部に心線接続部収納ケースが保持され、それに対応する光ファイバ心線が収納ケースの下の心線通過スペースに収納されるようになっているため、ケース保持部から収納ケースを抜き出すときに、それに対応する光ファイバ心線を一緒に引き出すことが可能である。したがって光ファイバ心線の引きつれ、絡み合い、錯綜などが発生しにくく、また光ファイバ心線の余長を従来より短くできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ファイバ心線接続部収納用具の一実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。
【図2】 図1の収納用具を構成する心線接続部収納ケースの、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。
【図3】 図1の収納用具を構成する受け台の、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。
【図4】 図3(C)のa−a線における断面図。
【図5】 図1の収納用具の、収納ケースと受け台の関係を示す要部の平面図。
【図6】 図1の収納用具の使用状態を示す正面図。
【図7】 図1の収納用具に用いられる押さえ部材の、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。
【符号の説明】
1:光ファイバ心線接続部収納用具
3:心線接続部収納ケース
5:受け台
7:光ファイバ心線導入口
15:底板
17:仕切り板
17a:仕切り板の肩
19:支柱
27A、27B:ケーブル固定部材
29:連結部材
31:光ケーブル
33:光ファイバ心線
Claims (1)
- 両側面に光ファイバ心線導入口(7)を有する多数の心線接続部収納ケース(3)と、これらの収納ケースを厚さ方向に配列して個別に抜き差しできるように保持する多数のケース保持部(24)を備えた受け台(5)とからなる光ファイバ心線接続部収納用具において、前記受け台(5)は、底板(15)上に、多数の仕切り板(17)により仕切られた、光ファイバ心線(33)が前記収納ケース(3)の心線導入方向に通り抜け可能な多数の心線通過スペース(S2)を有し、前記各ケース保持部(24)は前記仕切り板(17)の上端の両側に設けられており、各心線通過スペース(S2)はそれぞれ前記ケース保持部(24)の各ケース収納スペース(S1)と連続していることを特徴とする光ファイバ心線接続部収納用具。
Priority Applications (1)
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JP22459597A JP4114977B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 光ファイバ心線接続部収納用具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP22459597A JP4114977B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 光ファイバ心線接続部収納用具 |
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JPH1164648A JPH1164648A (ja) | 1999-03-05 |
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Family
ID=16816196
Family Applications (1)
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JP22459597A Expired - Fee Related JP4114977B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 光ファイバ心線接続部収納用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4114977B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22459597A patent/JP4114977B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1164648A (ja) | 1999-03-05 |
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