JP4114525B2 - 燃料電池システム、それを搭載した車両及び燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

燃料電池システム、それを搭載した車両及び燃料電池システムの制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システム、それを搭載した車両及び燃料電池システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の燃料電池システムとしては、反応ガスの電気化学反応により発電する単電池ブロックを複数備えた燃料電池を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、充電を必要とする複数の2次電池が直流開閉装置を介して燃料電池に接続されており、燃料電池ユニットの使用数を調整することにより2次電池の充電特性に従った充電電圧の調整が行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭57−111963号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした燃料電池システムでは、充電電圧の調整により燃料電池に要求される電気エネルギが減少すると、燃料電池ユニットの使用数が減少するため、燃料電池の出力電圧が大きく低下してしまうという問題があった。また、燃料電池で発電した電力を電力変換器を介して電動機に供給する場合には、燃料電池の出力電圧が変動してしまうと、電力変換器の動作が不安定になるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、単電池ブロックの使用数が変化して燃料電池の出力電圧が変動したとしても、燃料電池で発電した電力を受給する電力受給手段が安定して動作することができる燃料電池システム及びその制御方法を提供することを目的の一つとする。また、燃料電池の温度を速やかに適温にすることができる燃料電池システム及びその制御方法を提供することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の第1は、反応ガスの電気化学反応により発電する単電池ブロックを複数直列接続した燃料電池で発電した電力を電力受給手段へ出力する燃料電池システムであって、
前記燃料電池と前記電力受給手段との間に設けられ、前記燃料電池から入力された電力を電圧変換して前記電力受給手段へ出力する電圧変換手段と、
前記単電池ブロックの各々を運転状態又は停止状態に切り替える運転停止切替手段と、
前記燃料電池に要求された電力に応じて前記単電池ブロックの使用数を決定する使用数決定手段と、
前記使用数決定手段により決定された前記単電池ブロックの使用数に基づいて前記運転停止切替手段の切替制御を行うと共に、該切替制御を行ったときに前記燃料電池からの出力電圧が変動したとしても予め定められた所定電圧範囲の電力が前記電力受給手段へ出力されるよう前記電圧変換手段を制御する制御手段と
を備えたものである。
【0008】
この燃料電池システムでは、燃料電池は反応ガスの電気化学反応により発電する単電池ブロックを複数備え、燃料電池が発電した電力を電圧変換手段を介して電力受給手段へ出力する。また、制御手段は使用数決定手段により決定された単電池ブロックの使用数に基づいて単電池ブロックの各々を運転状態又は停止状態に切り替える運転停止切替手段の切替制御を行うと共に、該切替制御を行ったときに燃料電池からの出力電圧が変動したとしても予め定められた所定電圧範囲の電力が電力受給手段へ出力されるよう電圧変換手段を制御する。したがって、単電池ブロックの使用数が変化して燃料電池の出力電圧が変動したとしても電力受給手段に入力される電圧が所定電圧範囲となるため、電力受給手段は安定して動作することができる。特に、電力受給手段がインバータである場合には、安定して動作させることが好ましい。ここで、「単電池ブロック」は、単電池一つで構成してもよいし、複数の単電池を積層して構成してもよい。
【0009】
本発明の燃料電池システムにおいて、前記運転停止切替手段は、前記単電池ブロックごとに設けられ、前記単電池ブロックごとへの反応ガスの供給と供給停止とを切り替える手段であってもよい。こうすれば、単電池ブロックごとに運転状態又は停止状態に切り替えることができる。
【0010】
本発明の燃料電池システムは、前記燃料電池と電力のやり取りが可能で前記電力受給手段へ電力を出力可能な蓄電手段と、前記電力受給手段へ出力すべき電力を前記燃料電池と前記蓄電手段とに分配する分配手段とを備え、前記使用数決定手段は、前記燃料電池に要求された電力として前記分配手段により前記燃料電池に分配された電力分を用いて前記単電池ブロックの使用数を決定し、前記制御手段は、前記燃料電池に分配された電力分が前記燃料電池から前記電圧変換手段を介して前記電力受給手段へ出力されるよう制御してもよい。こうすれば、例えば、電力受給手段に出力する電力として、分配手段は、燃料電池でその電力を賄うことができる場合には優先的に燃料電池で発電するように分配し、燃料電池でその電力を賄うことができない場合には燃料電池で賄えない電力分を蓄電手段に分配することができる。
【0011】
本発明の燃料電池システムは、前記燃料電池を起動するとき、前記単電池ブロックが順次起動するよう前記運転停止切替手段の切替制御を行う起動制御手段を備えていてもよい。こうすれば、同時にすべての単電池ブロックを起動する場合と比べて、各単電池ブロックを速やかに適温にすることができる。この態様を採用した本発明の燃料電池システムは、前記単電池ブロックの各々に冷却水を循環させる冷却水循環手段を備え、前記起動制御手段は、前記単電池ブロックのうち起動したものには冷却水を循環させ、起動前のものには冷却水を循環させないよう前記冷却水循環手段を制御してもよい。こうすれば、単電池ブロックに流れる冷却水の温度を短時間で適温にすることができる。
【0012】
本発明の燃料電池システムは、前記単電池ブロックの故障を検出する故障検出手段を備え、前記制御手段は、前記故障検出手段により故障が検出された前記単電池ブロックが停止状態になるよう前記運転停止切替手段を制御してもよい。こうすれば、故障が検出された単電池ブロックに反応ガスの供給を自動的に止めるため、不必要な反応ガスを流す必要がなくなる。
【0013】
本発明の第2は、上述した燃料電池システムを搭載した車両である。上述した燃料電池システムは、単電池ブロックの使用数が変化して燃料電池の出力電圧が変動したとしても電力受給手段に入力される電圧が所定電圧範囲となるため、電力受給手段は安定して動作することができるから、これを搭載した車両も同様な効果を奏する。
【0014】
本発明の第3は、反応ガスの電気化学反応により発電する単電池ブロックを複数直列接続した燃料電池で発電した電力を電力受給手段へ出力し、前記燃料電池と前記電力受給手段との間に設けられ、前記燃料電池から入力された電力を電圧変換して前記電力受給手段へ出力する電圧変換手段と、前記単電池ブロックの各々を運転状態又は停止状態に切り替える運転停止切替手段とを備えた燃料電池システムをコンピュータが制御する燃料電池システムの制御方法であって、
(a)前記燃料電池に要求された電力に応じて、前記コンピュータが前記単電池ブロックの使用数を決定する使用数決定ステップと、
(b)使用数決定ステップで決定された前記単電池ブロックの使用数に基づいて、前記コンピュータが、前記運転停止切替手段の切替制御を行うと共に、該切替制御を行ったときに前記燃料電池からの出力電圧が変動したとしても予め定められた所定電圧範囲の電力が前記電力受給手段へ出力されるよう前記電圧変換手段を制御する制御ステップと
を含むものである。
【0015】
この燃料電池システムの制御方法では、単電池ブロックの使用数が変化して燃料電池の出力電圧が変動したとしても電力受給手段に入力される電圧が所定電圧範囲となるため、電力受給手段は安定して動作することができる。なお、本発明の第3における燃料電池システムは、本発明の第1の説明において述べたような具体的な構成を備えていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の燃料電池システム20を搭載した車両10の概略構成を表すブロック図である。また、図2は単電池ブロック31〜34の外部配線を表す説明図である。
【0017】
車両10は、燃料電池30で発電を行う燃料電池システム20と、燃料電池30で発生した電力を駆動力に変換してディファレンシャルギヤ14を介して駆動輪16,16を回転させるモータ12とを備えている。また、燃料電池システム20は、カソードに供給されるエア中の酸素とアノードに供給される燃料ガス中の水素との電気化学反応により発電する第1〜第4単電池ブロック31〜34を直列接続した燃料電池30と、燃料電池30からの直流電圧を所定の直流電圧に変換するDC/DCコンバータ42と、DC/DCコンバータ42で変換された直流電力を交流電力に変換するインバータ46と、インバータ46と並列に接続されたバッテリ44と、システム全体の制御を司るコントローラ70とを備えている。
【0018】
燃料電池30(FCと略すこともある)は、図2に示すように、第1〜第4単電池ブロック31〜34が第1〜第4スイッチ31s〜34sを介して両出力端子30a,30bに直列に接続されている。第1〜第4単電池ブロック31〜34は、湿潤状態でプロトン伝導性を有する固体電解質膜をカソードとアノードとで挟み込み更にその両側を一対の緻密質カーボン製のセパレータで挟み込んで形成された単電池を複数積層したもので構成されている。各単電池は低出力から高出力まで対応可能なように高出力側に合わせた構造になっている。また、第1〜第4単電池ブロック31〜34には、各単電池ブロックを迂回するバイパスライン31b〜34bが接続されており、第1〜第4スイッチ31s〜34sのオンオフを切り替えることにより燃料電池30の出力端子30a,30bに第1〜第4単電池ブロック31〜34を種々組合せて直列に接続することが可能となっている。なお、燃料電池30には、燃料電池全体の温度を検出するFC温度センサ60が取り付けられている。
【0019】
第1〜第4単電池ブロック31〜34のカソード側に設けられた各酸化ガス通路の入口側には、エアバルブ31a〜34aを介してエア供給管51が接続され、各酸化ガス通路の出口側には、それぞれエア排出管52が接続されている。また、第1〜第4単電池ブロック31〜34のアノード側に設けられた各燃料ガス通路の入口側には、燃料ガスバルブ31h〜34hを介して燃料供給管53が接続され、各燃料ガス通路の出口側には、それぞれ燃料排出管54が接続されている。ここで、各酸化ガス通路の出口側には、図示しないエア調圧バルブを介してエア排出管52が接続されており、このエア調圧バルブで圧力を調整することによりカソード側で水滴が発生する現象(フラッディング現象)を防ぐように構成されている。また、各燃料ガス通路の出口側には、図示しない燃料調圧バルブを介して燃料排出管54が接続されており、この燃料調圧バルブで圧力を調整することによりアノード側に燃料ガスを均一に行き届かせるように構成されている。このとき、第1〜第4単電池ブロック31〜34のアノード側の燃料ガス通路から排出されるオフガスは、未反応の水素を含むため、単電池ブロック31〜34に循環させて再び燃料ガスとして使用してもよい。
【0020】
更に、第1〜第4単電池ブロック31〜34の各冷却水通路の入口側には、冷却水バルブ31w〜34wを介して冷却水供給管55が接続され、各冷却水通路の出口側には、それぞれ冷却水排出管56が接続されている。これにより、第1〜第4単電池ブロック31〜34内の温度が適温(例えば、65℃〜85℃)に保持される。また、冷却水は、冷却水排出管56から図示しないラジエータを通って放熱されたあと冷却水供給管55に戻される。この冷却水供給管55には、冷却水温を検出する冷却水温センサ62が取り付けられている。なお、本実施形態で用いられる各バルブは、ソレノイドへの通電及び遮電を制御することによって開閉が切り替わるソレノイドバルブである。また、燃料電池30の起動前は、各バルブは閉鎖状態である。
【0021】
DC/DCコンバータ42は、燃料電池30から供給された直流電圧を昇圧又は降圧して所定範囲の直流電圧に調整し、インバータ46とバッテリ44とに並列に印加する。このDC/DCコンバータ42は、このように機能するために、燃料電池30から供給される直流電流から交流電流を生成するスイッチング部42aと、スイッチング部42aで生成された交流電流を変圧する変圧部42bと、変圧部42bで変圧された交流電流を整流して直流電流にする整流部42cとを備えている。なお、DC/DCコンバータ42には、図示しない別のDC/DCコンバータが並列接続されており、DC/DCコンバータ42からその別のDC/DCコンバータを介して図示しないエアコンプレッサ等の補機に電力が供給される。
【0022】
インバータ46は、燃料電池30やバッテリ44から供給された直流電圧を交流電圧に変換してモータ12を駆動する。インバータ46には、スイッチング素子が内蔵されており、このスイッチング素子のスイッチングを制御することにより直流電圧を交流電圧に変換する。また、スイッチングに伴い直流電圧の低下を防ぐために電解コンデンサも内蔵されいるが、供給される直流電圧が大きく低下すると電解コンデンサで補償できず、インバータ46の動作が不安定になる。
【0023】
モータ12は、例えば、電動機として機能すると共に発電機として機能する周知の同期発電電動機として構成されている。モータ12から出力された動力はディファレンシャルギヤ14を介して駆動輪16,16に伝達され、車両10の推進力が得られる。
【0024】
コントローラ70は、CPU72を中心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラム等を記憶するROM74と、一時的にデータを記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートとを備えている。このコントローラ70には、FC温度センサ60からのFC温度Tfc、冷却水温度センサ62からの冷却水温度Tw、燃料電池30の端子間電圧を検出する電圧センサ58からの燃料電池30の出力電圧Vp、シフトレバー81のポジションを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジション、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセルペダル開度AP、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキ開度BP、車両の走行速度を検出する車速センサ87からの車速V等の各種信号が入力ポートを介して入力される。また、コントローラ70からは、各バルブ31a〜34a,31h〜34h,31w〜34wへの開閉信号、DC/DCコンバータ42へのスイッチング信号、インバータ46へのスイッチング信号、各スイッチ31s〜34sへの切替信号等の各種信号が出力ポートを介して出力される。
【0025】
ROM74は、各種処理プログラムの他に、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセルペダル開度APとブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキ開度BPと車速センサ87からの車速Vと要求動力Poとの関係を求めたマップ、燃料電池30に要求される電力つまり燃料電池出力電力Pfcと単電池ブロック使用数との関係を求めたテーブル(図5参照)等を記憶している。
【0026】
次に、本実施形態の燃料電池システム20の動作について説明する。図3はコントローラ70のCPU72により実行されるFC順次起動ルーチンのフローチャート、図4は同じくCPU72により実行される出力制御ルーチンのフローチャートであり、これらルーチンは、ROM74に記憶されており、いずれも所定時間ごと(例えば数msecごと)に読み出され繰り返し実行される。以下には、まず、FC順次起動ルーチンについて説明し、続いて、出力制御ルーチン特に第1〜第4単電池ブロック31〜34の使用数を要求動力Poに応じて変化させた場合の動作について説明する。また、以下では始動時フラグ及び通常時フラグを用いて説明するが、始動時フラグは、車両を運転可能な状態にあるときに燃料電池30の温度が所定温度未満の場合にオンにセットされるフラグであり、通常時フラグは、燃料電池30の温度が所定温度以上のときにオンにセットされるフラグである。車両を運転可能な状態にした直後には初期設定が行われるが、この初期設定において、始動時フラグ及び通常時フラグは共にオフにリセットされ、また、各エアバルブ31a〜34a、各燃料ガスバルブ31h〜34h及び各冷却水バルブ31w〜34wはすべて閉鎖される。
【0027】
さて、図3のFC順次起動ルーチンが開始されると、コントローラ70のCPU72は、まず、始動時フラグのオンオフを判定する(ステップS100)。そして、始動時フラグがオフのときには、続いて通常時フラグのオンオフを判定し(ステップS102)、通常時フラグがオフのときには、FC温度センサ60からのFC温度Tfcが所定温度TA未満か否かを判定することにより燃料電池30が低温か否かを判定する(ステップS104)。一般に、燃料電池30の適温は65〜85℃であるため、所定温度TAはこの温度範囲の下限以下の値に設定されている。ステップS104でFC温度Tfcが所定温度TA以上のときには、暖機する必要がなく単電池ブロックを順次起動する必要がないため、通常時フラグをオンにセットし(ステップS106)、このルーチンを終了する。一方、ステップS104でFC温度Tfcが所定温度TA未満のときには、暖機する必要があるため始動時フラグをオンにセットすると共に(ステップS108)、RAM76の所定領域に設けられたカウンタの値nに1をセットし(ステップS110)、第n単電池ブロックを起動する(ステップS112)。具体的には、第n単電池ブロックに接続されているエアバルブ、燃料ガスバルブ及び冷却水バルブを開放すると共に第n単電池ブロックを燃料電池30の両出力端子30a,30bに接続されるようスイッチの切り替えを行い、第n単電池ブロックを発電可能な状態にし、その後、単電池ブロック起動フラグをオフにする(ステップS114)。ここで、単電池ブロック起動フラグは、未起動の単電池ブロックを起動するときにオンにセットされ、それ以外のときにオフにセットされるフラグである。冷却水供給管55に取り付けられた冷却水温度センサ62からの冷却水温度Twが所定温度TBを超えているか否かを判定する(ステップS116)。このとき、所定温度TBは、冷却水が循環されている起動中の単電池ブロックが適温(65〜85℃)に達したときの冷却水温度を経験的に求めその経験値に基づいて設定されている。ここでは、冷却水は起動中の単電池ブロックにのみ循環され未起動の単電池ブロックには循環されないため、比較的早く昇温する。そして、冷却水温度Twが所定温度TB以下のときには、現在起動中の単電池ブロックでしばらく運転すべく、そのままこのルーチンを終了する。一方、冷却水温度Twが所定温度TBを超えたときには、未起動の単電池ブロックを起動すべく、単電池ブロック起動フラグをオンにセットし(ステップS118)、このルーチンを終了する。
【0028】
また、ステップS100で始動時フラグがオンのとき、つまり暖機が必要で単電池ブロックを順次起動する必要があるときには、単電池ブロック起動フラグのオンオフを判定し(ステップS120)、単電池ブロック起動フラグがオフのときには、ステップS116に進み、現在起動中の単電池ブロックに循環されている冷却水温度Twが所定温度TBを超えたか否かを判定するステップS116へと進む。一方、単電池ブロック起動フラグがオンのときには、カウンタの値nを1インクリメントし(ステップS122)、続いてそのnが上限値を超えたか否か、ここでは単電池ブロックが4つであるためnが4を超えたか否かを判定し(ステップS124)、nが上限値以下のときには第n単電池ブロックを起動すべくステップS112以降の処理を実行し、一方、nが上限値を超えたときには、すでに全単電池ブロックが起動しているため始動時フラグをオフにセットすると共に(ステップS126)、通常時フラグをオンにセットし(ステップS128)、このルーチンを終了する。
【0029】
以上のFC順次起動ルーチンでは、車両を運転可能な状態にした直後には、始動時フラグと通常時フラグともオフのためステップS104に進み、このステップS104でFC温度Tfcが所定温度TA未満か否かつまり暖機が必要か否かを判定することになる。そして、暖機が必要でなければ通常時フラグがオンにセットされるため、次回このルーチンを実行したときにはステップS100で始動時フラグがオフと判定されたあとステップS110で通常時フラグがオンと判定されてそのままこのルーチンを抜ける。一方、暖機が必要ならば、ステップS108で始動時フラグがオンにセットされ、第1〜第4単電池ブロック31〜34が順次起動されていく。このとき冷却水は起動された単電池ブロックのみにしか循環されないため比較的早く昇温し、ひいては燃料電池30の暖機を比較的早く行うことができる。そして、全単電池ブロック31〜34が起動されたあとステップS126,S128で始動時フラグがオフ、通常時フラグがオンにセットされる。このため、次回このルーチンを実行したときにはステップS100で始動時フラグがオフと判定されたあとステップS110で通常時フラグがオンと判定されてそのままこのルーチンを抜けることになる。
【0030】
また、図4の出力制御ルーチンの処理が開始されると、コントローラ70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84から検出されるアクセルペダル開度APとブレーキペダルポジションセンサ86から検出されるブレーキ開度BPと車速センサ87から検出される車速Vとを読み込む(ステップS200)。続いて、読み込んだアクセルペダル開度APとブレーキ開度BPと車速Vとに基づいて、モータ12の出力軸に出力する動力、即ち、要求動力Poを導出する(ステップS210)。この要求動力Poの導出方法としては、アクセルペダル開度APとブレーキ開度BPと車速Vとに基づいて、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセルペダル開度APとブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキ開度BPと車速センサ87からの車速Vと要求動力Poとの関係を求めたROM74内のマップから導出するものとした。続いて、始動時フラグか通常時フラグのいずれがオンかを判定する(ステップS220)。すでに述べたFC順次起動ルーチンが実行されたあとは、始動時フラグか通常時フラグのいずれかがオンになっている。このステップS220で、始動時フラグがオンのときには、第1〜第4単電池ブロック31〜34が順次起動されるため、現在起動中の単電池ブロックの数に応じて要求動力Poを燃料電池30から供給する燃料電池出力電力Pfcとバッテリ44から供給するバッテリ出力電力Pbとに分配し(ステップS230)、後述するステップS280へと進む。
【0031】
一方、通常時フラグがオンのときには、ステップS220で導出された要求動力Poを、燃料電池30から供給する燃料電池出力電力Pfcとバッテリ44から供給するバッテリ出力電力Pbとに分配する(ステップS250)。具体的には、要求動力Poは、優先的に燃料電池30で賄うように分配されるが、燃料電池30の発電能力だけでは不足するような場合には不足した電力をバッテリ44で賄うように分配される。要求動力Poが分配されると、燃料電池出力電力Pfcに基づいて単電池ブロックの使用数を決定する(ステップS260)。図5は燃料電池出力電力Pfcと単電池ブロック使用数との関係を求めたテーブルである。図5に示すように、燃料電池出力電力Pfcがp1未満である場合には単電池ブロック使用数が1個に設定されている。この使用数は、単電池ブロックに反応ガスの流量が十分とれるよう、また、発電効率の良い状態で運転できるよう考慮して設定されている。換言すれば、燃料電池出力電力Pfcがp1未満にもかかわらず、単電池ブロック使用数を2個以上にすると、発電効率が低下し、単電池ブロックの性能を十分に発揮できなくなる。同様な理由により、燃料電池出力電力Pfcがp1以上p2未満である場合には単電池ブロック使用数が2個、燃料電池出力電力Pfcがp2以上p3未満である場合には単電池ブロック使用数が3個、燃料電池出力電力Pfcがp3以上である場合には単電池ブロック使用数が4個に設定されている。また、このテーブルはROM74に記憶されている。このように、ステップS230では単電池ブロックの使用数を図5に示すテーブルに基づいて決定するため、単電池ブロックを発電効率の良い状態で運転することができる。
【0032】
続いて、このテーブルに従って使用数が決定された単電池ブロックに対応する各バルブの開閉の切替制御を行うと共に各スイッチの接続の切替制御を行う(ステップS270)。例えば、燃料電池出力電力Pfcがp2以上p3未満である場合では、図5に示すように、単電池ブロック使用数が3個となるため、コントローラ70のCPU72は、第1〜第3単電池ブロック31〜33で燃料電池出力電力Pfcを賄うようエアバルブ31a〜33aと燃料ガスバルブ31h〜33hとを開状態とし、エアバルブ34aと燃料バルブ34hとは閉状態にする。また、第1〜第3単電池ブロック31〜33が直列となるようスイッチ31s〜33sの接続を切り替え、単電池ブロック34を迂回するようスイッチ34sの接続をバイパスライン34bに切り替える(図2参照)。なお、既に暖機は完了しているため冷却水バルブ31w〜34wはすべて開状態とするが、起動中の単電池ブロックの冷却水バルブのみ開状態としてもよい。続いて、電圧センサ58から燃料電池30の出力電圧VpつまりDC/DCコンバータ42の入力電圧を検出し、DC/DCコンバータ42の出力電圧を所定電圧範囲になるように制御する(ステップS280)。具体的には、DC/DCコンバータ42では、スイッチング部42aで燃料電池30から供給される直流電流から交流電流を生成する際のスイッチングタイミングを制御することにより、燃料電池30から供給された直流電圧を昇圧又は降圧して所定範囲の直流電圧に調整する。これにより、燃料電池30の出力する電圧が変化してもインバータ46に供給する電圧が所定電圧範囲になるため、インバータ46では、直流電力から交流電力に変換するときのスイッチングによる電圧低下が生じた場合でも内蔵の電解コンデンサで補償することができ、動作が安定する。そして、ステップS280のあと、要求動力Poがモータ12の出力軸に出力されるようにインバータ46を制御して(ステップS290)、本ルーチンを終了する。なお、インバータ46の制御については、本発明の特徴でないため、説明を省略する。
【0033】
以上詳述した本実施形態によれば、DC/DCコンバータ42において燃料電池30からの出力電圧Vpを昇圧又は降圧して所定電圧範囲に調整しているため、第1〜第3単電池ブロック31〜34の使用数が変化して燃料電池30の出力電圧Vpが大きく変化してもDC/DCコンバータ42の出力電圧は所定電圧範囲となり、インバータ46は安定して動作することができる。
【0034】
また、燃料電池30を構成する各単電池は、発電性能が低出力から高出力まで対応可能なように高出力側に合わせた構造になっている(例えば燃料ガス通路や酸化ガス通路の断面積が高出力側に合わせた大きさになっている)が、第1〜第4単電池ブロック31〜34は絶えず高出力側になるよう使用数が決められて運転されるため、運転状態にある単電池への反応ガス供給量を減らすことなくそれらの単電池を発電効率の良い状態に保つことができる。このように反応ガス供給量を減らさないことにより、電気化学反応によりカソード側に生成する水が酸化ガス通路内で滞留するのを防いだり、各ガス通路をガスが均一に流れやすく安定に発電したりする効果も得られる。
【0035】
更に、燃料電池30から供給する燃料電池出力電力Pfcとバッテリ44から供給するバッテリ出力電力Pbとに要求動力Poを分配するため、燃料電池30で不足する電力をバッテリ44で賄うことができる。
【0036】
更にまた、車両の始動直後で暖機の必要があるときには、まず第1単電池ブロック31のみを起動しその後FC温度Tfcに応じて第2〜第4単電池ブロック32〜34を順次起動するため、第1〜第4単電池ブロック31〜34を同時に起動する場合に比べて、各単電池ブロック31〜34を速やかに適温にすることができる。なお、車両の始動直後は燃料電池30に大きな電力が要求されることが少ないので、このように順次起動しても影響は少ない。
【0037】
そしてまた、第1〜第4単電池ブロック31〜34を順次起動する際には、起動中の単電池ブロックにのみ冷却水を循環させ未起動の単電池ブロックには冷却水を循環させないため、冷却水温度を短時間で適温にすることができる。特に、車両の始動直後などのように第1〜第4単電池ブロック31〜34の温度が低下している場合には、第1〜第4単電池ブロック31〜34のカソードにフラッディングが起こりやすいが、第1〜第4単電池ブロック31〜34を順次起動させることにより起動した単電池ブロックの発熱量は大きくなるので、その単電池ブロックに冷却水を循環させることにより各単電池ブロック31〜34の温度管理が容易となり、フラッディングを抑制することもできる。
【0038】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0039】
例えば、上述した実施形態では、要求動力Poを燃料電池30とバッテリ44に分配するときに、燃料電池30で賄う電力は、第1〜第4単電池ブロック31〜34の故障していない単電池ブロックを選んで行うようにしてもよい。こうすれば、故障した単電池ブロックへの反応ガスの供給を自動的に止めることができるので不必要な反応ガスを流す必要がなくなるし、故障した単電池ブロックの代わりに正常な単電池ブロックを利用することにより燃料電池30で賄うべき電力を出力することができる。図6は故障時における単電池ブロックの配線例を表す説明図である。単電池ブロックの故障検出は、以下のようにして行う。即ち、第1〜第4単電池ブロック31〜34ごとに第1〜第4電圧センサ31v〜34vを設けると共に、単電池ブロック出力電力と反応ガス供給量との関係を求めたマップをROM74に予め記憶しておき、このマップから反応ガス供給量に見合った電圧を導出し、その電圧に比べて第1〜第4電圧センサ31v〜34vの電圧値が許容範囲を超えて下がっているか否かを判定する。そして、いずれかの電圧センサの電圧値が許容範囲を超えて下がっていたとき、その電圧センサに対応する単電池ブロックが故障しているとみなす。例えば、図6(a)は、正常時における第1〜第3単電池ブロック31〜33で発電を行っているときの説明図である。ここで、第3単電池ブロック33の故障が検出されると、図6(b)に示すように、エアバルブ33aと燃料バルブ33hとを開状態から閉状態に切り替えると共にスイッチ33sを第3単電池ブロック33との接続からバイパスライン33bとの接続に切り替えることにより、第3単電池ブロック33を燃料電池30の両出力端子30a,30bから切り離す。これと同時に、エアバルブ34aと燃料バルブ34hとを閉状態から開状態に切り替えると共にスイッチ34sをバイパスライン34bとの接続から第4単電池ブロック34との接続に切り替えることにより、第3単電池ブロック33の代わりに第4単電池ブロック34を燃料電池30の両出力端子30a,30bに接続する。なお、このとき、故障した第3単電池ブロック33には冷却水バルブ33wを開状態から閉状態に切り替えて、冷却水を供給しないようにしてもよい。
【0040】
また、上述した実施形態では、始動時フラグがオンのときには起動中の単電池ブロックにのみ冷却水を循環させ未起動の単電池ブロックには冷却水を循環させなかったが、起動中の単電池ブロックを循環させることにより暖まった冷却水を、未起動の単電池ブロックに循環させてもよい。こうすれば、未起動の単電池ブロックも早期に適温に昇温されるため、早期に暖機が完了する。
【0041】
更に、上述した実施形態では、燃料電池30で賄いきれない電力をバッテリ44で賄っているが、バッテリ44の代わりにキャパシタ(電気2重層コンデンサ)を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の燃料電池システム20を搭載した車両10の概略構成を表すブロック図。
【図2】 単電池ブロック31〜34の外部配線を表す説明図。
【図3】 FC順次起動ルーチンのフローチャート。
【図4】 出力制御ルーチンのフローチャート。
【図5】 燃料電池出力電力Pfcと単電池ブロック使用数との関係を求めたテーブル。
【図6】 故障時における単電池ブロックの接続例を表す説明図。
【符号の説明】
10 車両、12 モータ、14 ディファレンシャルギヤ、16 駆動輪、20 燃料電池システム、30 燃料電池、30a,30b 出力端子、31〜34 第1〜第4単電池ブロック、31a〜34a エアバルブ、31b〜34bバイパスライン、31h〜34h 燃料ガスバルブ、31s〜34s スイッチ、31w〜34w 冷却水バルブ、42 DC/DCコンバータ、42a スイッチング部、42b 変圧部、42c 整流部、44 バッテリ、46 インバータ、51 エア供給管、52 エア排出管、53 燃料供給管、54 燃料排出管、55 冷却水供給管、56 冷却水排出管、58 電圧センサ、60 FC温度センサ、62 冷却水温度センサ、70 コントローラ、72 CPU、74 ROM、76 RAM、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、87 車速センサ。

Claims (8)

  1. 反応ガスの電気化学反応により発電する単電池ブロックを複数直列接続した燃料電池で発電した電力を電力受給手段へ出力する燃料電池システムであって、
    前記燃料電池と前記電力受給手段との間に設けられ、前記燃料電池から入力された電力を電圧変換して前記電力受給手段へ出力する電圧変換手段と、
    前記単電池ブロックの各々を運転状態又は停止状態に切り替える運転停止切替手段と、
    前記燃料電池に要求された電力に応じて前記単電池ブロックの使用数を決定する使用数決定手段と、
    前記使用数決定手段により決定された前記単電池ブロックの使用数に基づいて前記運転停止切替手段の切替制御を行うと共に、該切替制御を行ったときに前記燃料電池からの出力電圧が変動したとしても予め定められた所定電圧範囲の電力が前記電力受給手段へ出力されるよう前記電圧変換手段を制御する制御手段と
    を備えた燃料電池システム。
  2. 前記運転停止切替手段は、前記単電池ブロックごとに設けられ、前記単電池ブロックごとへの反応ガスの供給と供給停止とを切り替える
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池と電力のやり取りが可能で前記電力受給手段へ電力を出力可能な蓄電手段と、
    前記電力受給手段へ出力すべき電力を前記燃料電池と前記蓄電手段とに分配する分配手段と
    を備え、
    前記使用数決定手段は、前記燃料電池に要求された電力として前記分配手段により前記燃料電池に分配された電力分を用いて前記単電池ブロックの使用数を決定し、
    前記制御手段は、前記燃料電池に分配された電力分が前記燃料電池から前記電圧変換手段を介して前記電力受給手段へ出力されるよう制御する
    燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池を起動するとき、前記単電池ブロックが順次起動するよう前記運転停止切替手段の切替制御を行う起動制御手段
    を備えた燃料電池システム。
  5. 請求項4に記載の燃料電池システムであって、
    前記単電池ブロックの各々に冷却水を循環させる冷却水循環手段
    を備え、
    前記起動制御手段は、前記単電池ブロックのうち起動したものには冷却水を循環させ、起動前のものには冷却水を循環させないよう前記冷却水循環手段を制御する
    燃料電池システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記単電池ブロックの故障を検出する故障検出手段
    を備え、
    前記制御手段は、前記故障検出手段により故障が検出された前記単電池ブロックが停止状態になるよう前記運転停止切替手段を制御する
    燃料電池システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の燃料電池システムを搭載した車両。
  8. 反応ガスの電気化学反応により発電する単電池ブロックを複数直列接続した燃料電池で発電した電力を電力受給手段へ出力し、前記燃料電池と前記電力受給手段との間に設けられ、前記燃料電池から入力された電力を電圧変換して前記電力受給手段へ出力する電圧変換手段と、前記単電池ブロックの各々を運転状態又は停止状態に切り替える運転停止切替手段とを備えた燃料電池システムをコンピュータが制御する燃料電池システムの制御方法であって、
    (a)前記燃料電池に要求された電力に応じて、前記コンピュータが前記単電池ブロックの使用数を決定する使用数決定ステップと、
    (b)使用数決定ステップで決定された前記単電池ブロックの使用数に基づいて、前記コンピュータが、前記運転停止切替手段の切替制御を行うと共に、該切替制御を行ったときに前記燃料電池からの出力電圧が変動したとしても予め定められた所定電圧範囲の電力が前記電力受給手段へ出力されるよう前記電圧変換手段を制御する制御ステップと
    を含む燃料電池システムの制御方法。
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