JP4114209B2 - ダンパ - Google Patents
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- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デュアルモードダンパに関し、特に、車両のクランクシャフトなどの回転軸の捩り振動と曲げ振動を吸収することにより、回転軸およびエンジンにおける振動を効果的に吸収し、この振動に起因する騒音を低減することができるダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エンジンのクランクシャフトなどの回転軸が回転する際には、この回転軸に複雑なトルク変動が引き起こされる。このため、この回転軸およびエンジンに非常に複雑な振動や騒音が発生し、極端な場合には回転軸が折損する。
そして、このクランクシャフトなどの回転軸において発生する振動は、主として、捩り振動と曲げ(軸直角方向)振動の2つの振動が複合して、回転軸およびエンジンの支持状態などに応じて種々の振動モードを示す。
【0003】
そこで、従来、特公平2−9214号公報に記載されているように、プーリハブの外周側に第1の弾性体を介して第1のダンパマスを取付けて捩り振動用とし、この弾性体の剪断バネ力を利用して捩り振動を吸収する一方、プーリハブの腔部にシャフトの軸方向に沿って第2の弾性体を介して第2のダンパマスを取付けて曲げ振動用とし、この弾性体の剪断バネ力を利用して曲げ振動を吸収するデュアルモードダンパが提案されており、クランクシャフトなどの回転軸において発生する捩り振動と曲げ(軸直角方向)振動の2つの振動を効果的に吸収し、振動に起因する騒音を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のダンパ、特に、デュアルモードダンパでは、そのプーリハブの腔部は、プーリハブを回転軸に取り付けるためのボルトおよびこのボルトを締め付けるための工具などが入るスペースと、第2の弾性体および第2のダンパマスから構成される曲げ振動用ダンパの取付けスペースとを必要とするため、振動を吸収するための充分な大きさの曲げ振動用ダンパを設けることが困難である。
【0005】
また、曲げ振動用ダンパの半径方向固有振動数と捩り方向固有振動数とがほぼ同じになるため、一般的に、回転軸に発生する曲げと捩りの異なる振動周波数の両方に共振させ、より効果的に振動を吸収することができなかった。
【0006】
さらに、曲げ振動用ダンパの第2の弾性体が振動疲労などで破壊した場合には、第2のダンパマスがプーリハブの腔部空間から外に飛び出す危険がある。
さらに、この第2のダンパマスが外に飛び出す危険を防止するため、ストッパのような安全機構を別に設ける必要があるので、この安全機構を上記プーリハブの腔部か、あるいはその近傍に配置しなければならないなどという問題点があった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、曲げ振動用ダンパを比較的大きくすることができ、しかも、飛び出し防止のストッパを設けることなく、さらに、曲げ振動用ダンパの半径方向と捩り方向の固有振動数の比率を調整可能にするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のダンパは、 (a)クランクシャフトなどの回転軸、すなわち回転軸部材に取り付けたボス部と、(b)このボス部の半径方向外側に位置する幅W1の円筒部と、このボス部とこの円筒部の回転軸部材側をつなぐ連結部とを有するプーリハブと、(c)このプーリハブの円筒部の半径方向外側に、所定の距離を隔てて同心的に配置し、外周面に動力伝達用ベルトが巻き掛けられた本体部を有する円筒状の第1のダンパマスと、(d)上記プーリハブの円筒部とこの第1のダンパマスの本体部との間に介装した第1の弾性体と、(e)上記連結部の回転軸部材側に所定の距離を隔てて同心的に配置し、上記円筒部の内径より大きい外径を有するリング状の第2のダンパマスと、(f)上記連結部と第2のダンパマスとの間に介装すると共にプーリハブのボス部と第2のダンパマスとの間に介装する断面がL字状の第2の弾性体とを備え、
上記第1のダンパマスと第1の弾性体とは捩り振動用ダンパとして動作し、上記第2のダンパマスと第2の弾性体とは曲げ振動・捩り振動兼用ダンパとして動作するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るダンパの一実施例を示す断面図である。図において、1はクランクシャフトなどの回転軸である、その一端にはネジ穴1Aが設けられている。
【0010】
2はプーリハブであり、このプーリハブ2はボス部2A、このボス部2Aの半径方向外側に位置する幅W1の円筒部2B、このボス部2Aとこの円筒部2Bをつなぐ連結部2Cとを備えている。
【0011】
3は円筒状の第1のダンパマスであり、この第1のダンパマス3は上記プーリハブ2の円筒部2Bの半径方向外側に、所定の距離を隔てて同心的に配置し、その外周面に動力伝達用ベルト(図示せず)が巻き掛けられた幅W1の本体部3Aと幅W2(なお、一例として、W1>W2)の延長部3Bとを備えている。4はスリーブであり、このスリーブ4は上記プーリハブ2の円筒部2Bに圧入される。5は第1の弾性体であり、この第1の弾性体5はこのスリーブ4と上記第1のダンパマス3の本体部3Aとの間に加硫接着などによって介装する。
【0012】
6はリング状の第2のダンパマスであり、この第2のダンパマス6は上記第1のダンパマス3の延長部3Bと上記プーリハブ2の連結部2Cと上記プーリハブ2のボス部2Aとで囲まれた空間で、上記プーリハブ2の連結部2Cの回転軸側(エンジン側)に所定の距離を隔てて同心的に配置する。7は断面がL字状の第2の弾性体であり、この第2の弾性体7は上記プーリハブ2の連結部2Cと上記第2のダンパマス6との間に介装すると共に上記プーリハブ2のボス部2Aと上記第2のダンパマス6との間に介装する。
【0013】
8はカラー、9はネジであり、このネジ9をカラー8および上記プーリハブ2を介して回転軸1のネジ穴1Aにネジ込んで、上記プーリハブ2を回転軸1に固定する。
なお、10は捩り振動用ダンパであり、この捩り振動用ダンパ10は上記第1のダンパマス3と第1の弾性体5とから構成され、11は曲げ振動・捩り振動兼用ダンパであり、この曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11は上記第2のダンパマス6と第2の弾性体7とから構成される。そして、この曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11は上記第1のダンパマス3の延長部3Bと上記プーリハブ2の上記連結部2Cと上記プーリハブ2のボス部2Aとで囲まれた空間に設けたものである。
【0014】
次に、上記構成のダンパの動作、特に、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の半径方向固有振動数と捩り方向固有振動数の比率の調整機能について説明する。まず、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の第2のダンパマス6と断面がL字形の第2の弾性体7の拡大したものを図2に示す。この図2を参照して、L字形の第2の弾性体7の軸線直角面を剪断部7Aとし、その半径方向バネ定数をKSR、捩り方向バネ定数をKSTとする。同様に、このL字形の第2の弾性体7の軸線平行面を圧縮部7Bとし、その半径方向バネ定数をKCR、捩り方向バネ定数をKCTとする。また、第2のダンパマス6の質量をM、慣性モーメントをIとすると、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の半径方向固有振動数ωR と捩り方向固有振動数ωT はそれぞれ次の通りになる。
【0015】
【数1】
【0016】
ここで、剪断部7Aの半径方向バネ定数KSR、圧縮部7Bの半径方向バネ定数KCR、剪断部7Aの捩り方向バネ定数KST、圧縮部7Bの捩り方向バネ定数KCT、第2のダンパマス6の質量M、第2のダンパマス6の慣性モーメントIは、それぞれ次の通りである。
【0017】
【数2】
【0018】
ただし、R1 は第2のダンパマス6の外半径であり、L字形の第2の弾性体7の剪断部7Aの外半径、R2 は第2のダンパマス6の内半径であり、L字形の第2の弾性体7の剪断部7Aの内半径であり、L字形の第2の弾性体7の圧縮部7Bの外半径である。R3 はL字形の第2の弾性体7の圧縮部7Bの内半径、tはL字形の第2の弾性体7の剪断部7Aの幅、LはL字形の第2の弾性体7の圧縮部7Bの幅、Wは第2のダンパマス6の幅、GはL字形の第2の弾性体7の剪断弾性係数、ρは第2のダンパマス6の比重、EはL字形の第2の弾性体7のヤング率と形状率に関する値であり、次の通りである。ただし、Sは形状率で正の値である。
【0019】
【数3】
【0020】
ここで、従来の圧縮部7Bを有しない第2の弾性体の場合、圧縮部の幅L=0であり、圧縮部の半径方向バネ定数KCR=0、圧縮部の捩り方向バネ定数KCT=0である。したがって、従来の曲げ振動用ダンパの半径方向固有振動数ωR と捩り方向固有振動数ωT はそれぞれ次の通りになる。
【0021】
【数4】
【0022】
この数4から、ωR /ωT =1となり、従来の圧縮部を有しない第2の弾性体の場合、言い換えれば、圧縮部の幅Lがゼロの場合には、この曲げ振動用ダンパの半径方向固有振動数ωR と捩り方向固有振動数ωT とは等しくなる。
【0023】
また、本発明の曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の、圧縮部7Bを有する第2の弾性体7の場合には、次の通りになる。
【0024】
【数5】
【0025】
この数5から、本発明の曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の第2の弾性体7の半径方向固有振動数ωR と捩り方向固有振動数ωT の比率を変えることができる。
すなわち、
【0026】
【数6】
【0027】
ここで、m=R1 /R2 であるから、m>1
n=R2 /R3 であるから、n>1
である。
【0028】
したがって、L字形の第2の弾性体7のヤング率と形状率に関する値Eが、E≧2であれば、(KCR/M)/(KCT/I)>1になる。
【0029】
ところで、E=5+3.29S2
ただし、Sは形状率で、正の値であり、S=L/2(R2 −R3 )
で表される。
によって、E>5であり、ωR /ωT の値をLの大きさにより、1以上に調整することが可能となる。
【0030】
なお、上記の説明では、捩り振動用ダンパ10の第1のダンパマス3は、幅W1の本体部3Aと幅W2の延長部3Bによって構成したが、これに限定せず、本体部3Aのみで所望の質量が得られる場合には延長部3Bは必要としないことはもちろんである。
【0031】
図3は本発明に係るダンパの参考例を示す断面図である。図において、20はプーリハブであり、このプーリハブ20はクランクシャフトなどの回転軸1に取り付けたボス部20Aと、このボス部20Aの半径方向外側に位置する幅W3の第1の円筒部20Bと、上記ボス部20Aの半径方向外側に位置し、外周面に動力伝達用ベルトが巻き掛けられる幅W4の本体部20Cおよび幅W5(ただし、一例として、W4>W5)の延長部20Dを有する第2の円筒部20Eと、上記ボス部20Aとこの第1の円筒部20Bおよび上記ボス部20Aとこの第2の円筒部20Eをつなぐ連結部20Fとから構成する。
【0032】
21はスリーブであり、このスリーブ21は上記プーリハブ20の第1の円筒部20Bに圧入する。22は円筒状の第1のダンパマスであり、この第1のダンパマス22は上記プーリハブ20の第1の円筒部20Bの半径方向外側に、所定の距離を隔てて同心的に配置し、その外周面に動力伝達用ベルト(図示せず)が巻き掛けられている。23は第1の弾性体であり、この第1の弾性体23はこのスリーブ21と上記第1のダンパマス22との間に加硫接着などによって介装する。
【0033】
24はリング状の第2のダンパマスであり、この第2のダンパマス24は上記プーリハブ20の第2の円筒部20Eの本体部20Cと上記プーリハブ20の連結部20Fと上記プーリハブ20とボス部20Aとで囲まれた空間で、上記プーリハブ20の連結部20Fの回転軸側(エンジン側)に所定の距離を隔てて同心的に配置する。
25は断面がL字状の第2の弾性体であり、この第2の弾性体25は上記プーリハブ20の第2の円筒部20Eの本体部20Cと上記プーリハブ20の連結部20Fと上記第2のダンパマス24とで囲まれた空間で、上記プーリハブ20の第2の円筒部20Eの本体部20Cと上記第2のダンパマス24との間に介装すると共に、上記プーリハブ20の連結部20Fと上記第2のダンパマス24との間に介装する。
【0034】
なお、26は捩り振動用ダンパであり、この捩り振動用ダンパ26は上記第1のダンパマス22と第1の弾性体23とから構成され、27は曲げ振動・捩り振動兼用ダンパであり、この曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ27は上記第2のダンパマス24と第2の弾性体25とから構成される。
また、この曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ27は上記プーリハブ20の第2の円筒部20Eの本体部20Cと上記プーリハブ20の連結部20Fと上記第2のダンパマス24とで囲まれた空間に設けられる。
また、上記プーリハブ20はカラー8を介してネジ9を回転軸1のネジ穴1Aにネジ込むことにより回転軸1に固定することができる。
【0035】
次に、上記構成のダンパの動作、特に、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ27の半径方向固有振動数と捩り方向固有振動数の比率の調整機能については、図1、図2で説明したと同様にできることはもちろんである。
また、上記の説明では、プーリハブ20の本体部20Cを幅W4、延長部20Dを幅W5としたが、これに限定されないことはもちろんである。
特に、プーリハブ20の本体部20Cの幅は、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ27の断面がL字状の第2の弾性体25の圧縮部の長さLによって任意に設定されることはもちろんである。
また、この延長部20Dの幅W5をゼロ(0)にしてもよいことはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るダンパによれば、内燃機関のクランク軸などに発生する捩り振動は、捩り振動用ダンパ10の第1のダンパマス3と第1の弾性体5の捩り方向剪断バネ力から調整される固有振動数と、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の第2のダンパマス6と断面がL字状の第2の弾性体7の捩り方向剪断バネ力から調整される固有振動数との両方に共振することにより吸収することができるので、従来よりも振動吸収能力を向上することができる。
【0037】
また、内燃機関のクランク軸などに発生する曲げ振動は、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の第2のダンパマス6と断面がL字状の第2の弾性体7の半径方向剪断バネ力および圧縮バネ力の合成バネ力から調整される固有振動数に共振することにより吸収することができる。ここで、特に、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11は従来に比べてプーリハブ2の円筒部2Bの存在に拘束されることなく外径寸法を確保できるため、比較的大きな質量の第2のダンパマス6を設けることができ、より効果的に振動エネルギーを吸収することができる。
【0038】
また、捩り振動用ダンパ10の吸収能力が十分ではない場合には、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11も捩り振動の吸収用として積極的に動作させることが可能である。
【0039】
これらのことについて、更に図4を用いて説明する。図4は縦軸に振幅(VW)をとり、横軸に回転数(RN)をとった場合の捩り振動特性を比較した図である。この場合、特性曲線G1(実線で示す)はダンパなしのとき、特性曲線G2(点線で示す)は従来の捩り振動用ダンパのみのとき、特性曲線G3(一点鎖線で示す)は本発明の曲げ振動・捩り振動用ダンパを積極的に活用したときの特性である。また、曲げ振動・捩り振動兼用ダンパ11の振動疲労による寿命を考慮した場合には、曲げ振動吸収用にのみ動作するように、第2の弾性体7のL寸法を変えることにより、捩りの固有振動数と曲げの固有振動数の比率を調整することができる。
【0040】
また、振動エネルギーの吸収による振動疲労により、第2の弾性体7がたとえ破壊しても、第2のダンパマス6がプーリハブ2とエンジン(図示せず)の間にあり、第2のダンパマス6の内径寸法はプーリハブ2の最大径よりも小さく設定してあるので、前方に飛び出す危険が全く無いので、特別なストッパを設ける必要がない、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダンパの一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の一部詳細な断面図である。
【図3】本発明に係るダンパの参考例を示す断面図である。
【図4】捩り振動特性を比較した図である。
Claims (1)
- クランクシャフトなどの回転軸部材に取り付けたボス部と、このボス部の半径方向外側に位置する幅W1の円筒部と、このボス部とこの円筒部の回転軸部材側をつなぐ連結部とを有するプーリハブと、
このプーリハブの円筒部の半径方向外側に、所定の距離を隔てて同心的に配置し、外周面に動力伝達用ベルトが巻き掛けられた本体部を有する円筒状の第1のダンパマスと、
上記プーリハブの円筒部とこの第1のダンパマスの本体部との間に介装した第1の弾性体と、
上記連結部の回転軸部材側に所定の距離を隔てて同心的に配置し、上記円筒部の内径より大きい外径を有するリング状の第2のダンパマスと、
上記連結部と第2のダンパマスとの間に介装すると共にプーリハブのボス部と第2のダンパマスとの間に介装する断面がL字状の第2の弾性体とを備え、
上記第1のダンパマスと第1の弾性体とは捩り振動用ダンパとして動作し、上記第2のダンパマスと第2の弾性体とは曲げ振動・捩り振動兼用ダンパとして動作し、この曲げ振動・捩り振動兼用ダンパはプーリハブの連結部とプーリハブのボス部に囲まれた空間に設けたことを特徴とするダンパ。
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