JP4113088B2 - タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法 - Google Patents

タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4113088B2
JP4113088B2 JP2003358560A JP2003358560A JP4113088B2 JP 4113088 B2 JP4113088 B2 JP 4113088B2 JP 2003358560 A JP2003358560 A JP 2003358560A JP 2003358560 A JP2003358560 A JP 2003358560A JP 4113088 B2 JP4113088 B2 JP 4113088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
primary component
tire
tfv
rro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003358560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005121555A (ja
Inventor
金也 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2003358560A priority Critical patent/JP4113088B2/ja
Publication of JP2005121555A publication Critical patent/JP2005121555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4113088B2 publication Critical patent/JP4113088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤの高速ユニフォミティ推定方法及びタイヤの選別方法に関する。より詳細には、実用域の速度でのタイヤのTFV(タンジェンシャルフォースバリエイション)のフーリエ解析による1次周期成分(高速TFV1次成分)の大きさをタイヤの他の測定データから推定する方法、及び、この推定値に基づいて高速TFV1次成分の小さいタイヤを選別する方法に関するものである。
一般に、空気入りタイヤにおいては、1回転する間にタイヤ軸にユニフォミティと言われる力変動が発生する。タイヤは、高速走行時においては約10〜30回/秒で回転するため、高速走行時におけるユニフォミティの1次成分の周波数は10〜30Hzである。一方、車両のサスペンションのばね下共振周波数は通常10〜18Hzにあるため、高速走行時、ユニフォミティの一次成分の周波数と合致したときにボディ振動やステアリング振動を発生させる。
上記振動の中で、ステアリング振動に関しては、従来より前後方向の力変動であるTFVが影響することが知られている。
しかし、実走状態でのTFVを計測するには、下記特許文献1や特許文献2にあるような特別な試験機が必要であり、タイヤ全数を計測することは困難である。
そこで、実走状態での高速TFVをタイヤの他の測定データから推定することが求められ、例えば、高速TFVを低速(1回/秒)でのTFVで代用することが考えられるが、TFVは低速ではほとんど発生しないため、低速データによる管理は不可能である。
下記特許文献3には、バランスと低速ユニフォミティデータを用いたタイヤのユニフォミティの予測方法が開示されており、高速TFVの1次成分を推定する方法についても記載されているが、高速RRO1次成分と静アンバランスから高速TFV1次成分を精度良く推定できるという本発明の特徴については開示されていない。
また、下記非特許文献1,2には、高速TFVが、その一要因であるタイヤ径変動(RRO:ラジアルランアウト)と相関があると紹介されているが、実際には相関がない場合も多く、実用可能な推定精度を有していないのが実情である。
特開平5−196533号公報 特開2001−228058号公報 特開2002−350271号公報 中島 徳三、外1名、「タイヤの高速フォースバリエーションについて」、自動車技術会シンポジウム、1990年7月、p.28−34 深沢 勝司、外1名、「ユニフォミティ高次成分の速度依存性について」、タイヤ−自動車系の安全性向上先端技術、社団法人自動車技術会発行、1998年3月、p.30−35
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、高速TFV1次成分の推定を可能にして、高速TFV1次成分を新たに計測することなくタイヤを選別することを目的とする。
本発明者は、タイヤの高速TFVがその速度での高速RROと静アンバランスにより発生すると考え、更にそのときにTFVの大きくなる位置が高速RRO1次成分より90°位相進みの位置であり、また静アンバランスより90°位相遅れの位置であることを見い出した。そこで、これらの関係を求めることで高速TFV1次成分を新たに計測することなく推定できると考え、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、第1に、ある品種のタイヤについて高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスを測定して、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの関係を求めておき、高速TFV1次成分が未知の同種のタイヤについて、高速RRO1次成分と静アンバランスを測定し、その測定結果と前記関係から、そのタイヤの高速TFV1次成分の推定値を算出することを特徴とするタイヤの高速ユニフォミティ推定方法を提供するものである。
本発明は、第2に、ある品種のタイヤについて高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスを測定して、高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスとの第1の関係を求めるとともに、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの第2の関係を求めておき、高速TFV1次成分が未知の同種のタイヤについて、低速RRO1次成分と静アンバランスを測定して、前記第1の関係から高速RRO1次成分の推定値を算出し、この高速RRO1次成分の推定値と静アンバランスから前記第2の関係に基づき、そのタイヤの高速TFV1次成分の推定値を算出することを特徴とするタイヤの高速ユニフォミティ推定方法を提供するものである。
この場合、上記第2の関係は、第1の関係で推定した高速RRO1次成分の推定値と、実際に測定した高速TFV1次成分及び静アンバランスの測定値を用いて導出されたものであることが、より高い推定精度を得る上でより好ましい。
ここで、「低速」とは、静アンバランスに基づく遠心力によってタイヤに新たな径変動を発生させない程度のタイヤ回転数をいい、通常1回/秒である。また、「高速」とは、それよりも速い回転数であり、通常8回/秒以上の回転数、より詳細には10〜30回/秒の範囲内で適宜に決定されるものである。
上記第1の発明における関係と第2の発明における第2の関係において、高速TFV1次成分は、高速RRO1次成分をタイヤ回転方向前方に50〜130°進めたベクトルと、静アンバランスをタイヤ回転方向後方に50〜130°遅らせたベクトルとを合成したものとして表されることが好ましい。なお、本発明において、位相の「遅れ」は、タイヤ回転方向の後方にずれることを意味し、位相の「進み」は、タイヤ回転方向の前方にずれることを意味する。
上記第1の発明における関係と第2の発明における第2の関係は、より具体的には、下記式で表されることが好ましい。
T=a+b・H−c・S+(a−b・H+c・S)・j
式中、Tは高速TFV1次成分、Hは高速RRO1次成分の実数部、Hは高速RRO1次成分の虚数部、Sは静アンバランスの実数部、Sは静アンバランスの虚数部、a、a、b、b、c、cはタイヤの品種に応じて定められる係数であり、j=−1である。
本発明のタイヤの選別方法は、上記方法で算出した高速TFV1次成分の推定値と、高速TFV1次成分の規格値とを比較してタイヤを選別するものである。ここで、規格値とは、タイヤに応じて予め定められた出荷できる上限値である。
本発明であると、高速ユニフォミティマシンによらずに高速TFV1次成分を推定することができるので、この推定値と高速TFV1次成分の規格値とを比較して、規格値以下のタイヤを選別することにより、高速TFV1次成分が規格値を超えるタイヤの出荷を防止することができる。
また、特に上記した第2の発明によれば、低速RRO1次成分と静アンバランスの測定結果から高速TFV1次成分の大きさを推定することができるので、通常計測している低速ユニフォミティマシンとバランサーのデータより高速TFV1次成分を推定することができる。
1.高速TFV1次成分と高速RRO1次成分との関係
TFVの発生メカニズムについて、上記非特許文献1に提案された図3に示すモデルを考える。このモデルは、トレッドリングとホイールが回転方向にそれぞれ独立自由度を持った2自由度系モデルであり、その運動方程式は以下のようになる。
Figure 0004113088
ここで、式(1)はホイールの運動方程式、式(2)はモーメントのつり合い式、式(3)はトレッドリングの運動の拘束条件、式(4)は転がり半径の変動を与える式である。ところで、一次成分の場合、タイヤのねじり共振より低い周波数なので、その影響を無視すると、
θ=θ …(5)
であり、従って、式(2)(3)(5)より、
Figure 0004113088
となる。そのため、この場合、TFV一次成分は、RRO最小(即ち1/R最大)から90°位相進みの位置、つまり、R最大から90°位相遅れの位置にある。ところで、図3に示すTFVの方向は進行方向後方であり、TFVは進行方向前方を正とするので、結局、高速TFVの1次周期成分のピーク位置は高速RRO1次成分の90°進みで発生すると推定される。
このことを確認するため、タイヤサイズ=175/80R14のタイヤについて、リムサイズ=14×5−J、空気圧=193kPa、荷重=3960N、回転数=15.6回/秒とし、質量が変化しないように径変動を加えてTFV1次成分とRRO1次成分を測定した。径変動の付与は、より詳細には、タイヤの踏面部の1/4周分をバフ掛けにより削ってRROを変化させ、バフ掛けにより減少した質量分のゴムパッチをバフ掛け位置のタイヤ内周面に貼り付けた。その結果、RRO1次成分が増加(0.3mm)した位置に対して86°進みの位置にTFV1次成分が32N発生した。これにより、高速TFV1次成分は高速RRO1次成分のほぼ90°進みで発生することが確認された。
2.高速TFV1次成分と静アンバランスとの関係
タイヤに質量アンバランスがあると、その質量の遠心力の前後方向成分がTFVに寄与すると考え、高速TFV1次成分と静アンバランスとの関係を求めた。
具体的には、タイヤサイズ=175/80R14のタイヤについて、リムサイズ=14×5−J、空気圧193kPa、荷重=3960N、回転数=15.6回/秒とし、タイヤに質量を付与して高速TFV1次成分を測定したところ、図4に示すように、質量10g付与時(a)で質量付与位置に対して90°遅れの位置に大きさ18NのTFV1次成分が発生し、質量20g付与時(b)で質量付与位置に対して85°遅れの位置に大きさ37NのTFV1次成分が発生し、質量30g付与時(c)で質量付与位置に対して94°遅れの位置に大きさ56NのTFV1次成分が発生した。
このことから、タイヤに質量変動を加えると、高速TFV1次成分が変化し、そのピーク位置は質量の約90°遅れの位置に発生することが確認された。これは、質量が踏面部を越えて後方にきた時にTFV1次成分が最大になるためと考えられる。
3.高速TFV1次成分の推定式
上記1.及び2.の関係を考慮すると、高速RRO1次成分のデータより位相をタイヤ回転方向前方に90°進めたデータと、静アンバランスのデータより位相をタイヤ回転方向後方に90°遅らせたデータを用い、これらのデータを合成することにより高速TFV1次成分を表されるものと考えられる。この関係を図示したのが図1である。図1に示すように、高速TFV1次成分Tは、高速RRO1次成分Hをφ=90°進めたベクトルHtと、静アンバランスSをφ=90°遅らせたベクトルStとを用いて(なお、ユニフォミティの表現では通常遅れを正で表現する。)、これらのベクトル和として求められ、誤差も考慮すると下記式(7)で表される。
T=a+b・Ht+c・St ……(7)
ここで、a、b、cはタイヤの種類に応じて定められる係数である。
図1に示すように、タイヤ赤道面上にx−yの直交座標を定義したとき、静アンバランスSは、大きさSmと基準位置からのタイヤ周方向における位置、即ち位相θとを有するベクトルであり、高速RRO1次成分Hも、大きさHmと位相θとを有するベクトルである。そのため、上記した変換後のベクトルHt及びStは下記式(8)、(9)により表される。
Figure 0004113088
そして、ベクトルHtは、上記x−yの直交座標上のx成分とy成分に分解して(Ht,Ht)で表され、またベクトルStもx成分とy成分に分解して(St,St)で表され、更に高速TFV1次成分Tも、大きさTmと位相θとを有するベクトルであり、x成分とy成分に分解して(T,T)で表される。このように、T、Ht及びStはいずれも大きさだけでなく位相成分も含み、上記x成分を実数部、y成分を虚数部とする複素数である。従って、式(7)は、下記式(10)に書き換えられる。その際、実数部と虚数部はそれぞれ独立なので、式(11−1)および(11−2)により別々に重回帰分析し、これらを合成することで式(10)が得られる。
T=a+b・Ht+c・St
+(a+b・Ht+c・St)・j …(10)
(実数部)T=a+b・Ht+c・St …(11−1)
(虚数部)T=a+b・Ht+c・St …(11−2)
ここで、a、a、b、b、c、cはタイヤの品種に応じて定められる係数であり、タイヤの種類毎に重回帰分析して当てはめることができる。なお、j=−1である。
このように、式(8)〜(10)により高速TFV1次成分Tを高速RRO1次成分Hと静アンバランスSを用いて表すことができるので、高速TFV1次成分Tが未知のタイヤについて高速RRO1次成分Hと静アンバランスSを測定し、その測定結果から式(8)〜(10)を用いて高速TFV1次成分Tの大きさを推定することができる。
なお、より詳細には、高速TFV1次成分の大きさTmは下記式(12)により与えられる。
Figure 0004113088
ところで、上記変換角度がφ=90°およびφ=90°である場合、図2に示すように、上記ベクトルHt及びStは下記式(13)、(14)により表される。
Ht=H−H・j …(13)
St=−S+S・j …(14)
ここで、Hは高速RRO1次成分Hの実数部、Hは高速RRO1次成分Hの虚数部、Sは静アンバランスSの実数部、Sは静アンバランスSの虚数部である。
従って、この場合、式(10)は下記式(15)となり、
T=a+b・H−c・S
+(a−b・H+c・S)・j …(15)
よって、高速TFV1次成分Tが未知のタイヤについて、高速RRO1次成分Hと静アンバランスSを測定し、その測定結果から式(15)を用いて高速TFV1次成分Tの大きさTmを推定することができる。この大きさTmは、より詳細には、下記式(16)により与えられる
Figure 0004113088
なお、上記変換角度φおよびφはともに90°であることが、推定精度の点から好ましい。但し、高速RRO1次成分Hの変換角度φ=90°±40°(50°〜130°)、静アンバランスSの変換角度φ=90°±40°(50°〜130°)の場合でも、ある程度の推定精度を確保することができるので使用可能である。該変換角度φおよびφのより好ましい範囲はφ=90°±25°(65°〜115°)、φ=90°±25°(65°〜115°)である。
例えば、後述する実施例1の場合、相関係数は、φ,φ=90°の場合で0.936、φ,φ=90°±25°の場合で0.896、φ,φ=90°±35°の場合で0.768、φ,φ=90°±40°の場合で0.705、φ,φ=90°±45°の場合で0.643、φ,φ=90°±65°の場合で0.470であり、φ,φ=90°±40°でも相関係数0.7以上を確保することができた。
4.高速RRO1次成分の推定式
高速RRO1次成分は、高速ユニフォミティマシンがなくても計測可能(例えば、タイヤを装着して高速回転させることが可能な装置に設けたレーザー式変位計により計測可)であるが、下記(A)及び(B)の方法により、低速RRO1次成分と静アンバランスより推定可能であり、そのため、通常計測している低速ユニフォミティマシン(低速RRO1次成分を計測可)とバランサーのデータより推定することができる。
(A)タイヤのある部分に質量アンバランスがあると、高速回転時にその部分が遠心力により膨らむことにより、タイヤに新たな径変動が生じる。そのため、高速RRO1次成分は、低速RRO1次成分に、静アンバランスに起因する新たなRRO1次成分を合成したものであると考えられる。そのため、高速RRO1次成分Hは、低速RRO1次成分Lと、静アンバランスSを用いて、これらのベクトル和として求められ、誤差成分を考慮すると、下記式(17)で表される。
H=p+q・L+r・S …(17)
ここで、p、q、rはタイヤの品種に応じて定められる係数である。
詳細には、これらH、L及びSはいずれも大きさだけでなく位相成分も含む複素数であるため、式(17)は、下記式(18)に書き換えられる。その際、実数部と虚数部はそれぞれ独立なので、式(19−1)および(19−2)により別々に重回帰分析し、これらを合成することで式(18)が得られる。
H=p+q・L+r・S
+(p+q・L+r・S)・j …(18)
(実数部)H=p+q・L+r・S …(19−1)
(虚数部)H=p+q・L+r・S …(19−2)
ここで、Lは低速RRO1次成分Lの実数部、Lは低速RRO1次成分Lの虚数部、p、q、r、p、q、rはタイヤの品種に応じて定められる係数であり、タイヤの種類毎に重回帰分析して当てはめることができる。なお、j=−1である。
このようにして式(18)を求めておけば、高速RRO1次成分Hが未知の同種のタイヤについて低速RRO1次成分Lと静アンバランスSを測定し、その測定結果から式(18)を用いて高速RRO1次成分Hを推定することができる。
(B)上記のように、タイヤのある部分に質量アンバランスがあると、高速回転時にその部分が遠心力により膨らむことにより、タイヤに新たな径変動が生じる。そのため、下記式(20)により、高速RRO1次成分Hのデータから低速RRO1次成分Lのデータを位相も考慮して引くことで求めたRRO1次成分の速度変化Dは、静アンバランスに基づくものであって、これが遠心力により大きくなる分に相当する。
D=H−L …(20)
各速度での、単位静アンバランス当たりのRRO1次成分の変化量の比は下記式(21)により求められ、この比を用いて、高速RRO1次成分Hは、下記式(22)のように表される。即ち、高速RRO1次成分Hは、低速RRO1次成分Lに上記単位静アンバランスS当たりのRRO変化量Dを静アンバランスSの位相にて加えることにより求められる。
比=mean(abs(D))/(mean(abs(S))・(速度) )…(21)
(式中、meanは平均、absは絶対値を意味する。)
H=L+S・(速度)・比 …(22)
このようにして式(22)を求めておけば、高速RRO1次成分Hが未知の同種のタイヤについて低速RRO1次成分Lと静アンバランスSを測定することにより、その測定結果から式(22)を用いて高速RRO1次成分Hを推定することができる。
5.タイヤの選別方法1
(i)高速TFV1次成分の推定式の導出
タイヤの選別に先立って、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの関係を求める。
詳細には、ある品種のタイヤについて、公知の高速ユニフォミティマシン及びバランサーを用いて、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスを所定本数(例えば20〜30本)測定する。そして、その測定結果を上記式(10)又は(15)に当てはめ、重回帰分析して各係数を求める。なお、高速TFV及び高速RROを測定する際の回転数は、下記(iii)で推定しようとする高速TFVの回転数と同一速度とする。
(ii)高速RRO1次成分と静アンバランスの測定
高速TFV1次成分が未知である上記と同品種のタイヤについて、高速RRO1次成分と静アンバランスを測定する。その際、静アンバランスについては、公知のバランサーにより測定することができる。また、高速RRO1次成分については、タイヤを高速回転可能な装置に設けたレーザー変位計により測定することができる。このようなタイヤを高速回転可能な装置としては、タイヤ回転軸が固定されている装置であれば使用可能であり、高速ユニフォミティマシンのような力検出部が不要であるため、容易に製作することができる。
(iii)高速TFV1次成分の推定
上記(ii)の測定結果を上記(i)で求めた推定式に当てはめて、そのタイヤの高速TFV1次成分の推定値を算出する。
(iv)タイヤの選別
上記(iii)で算出した高速TFV1次成分の推定値と、その品種のタイヤについて予め定められた高速TFV1次成分の規格値とを比較し、推定値が規格値以下のタイヤを選別し、規格値を超えるタイヤを取り除く。
これにより、高速TFVを実際に計測することなく、規格値を超えたタイヤの出荷を防止することができる。
6.タイヤの選別方法2
(i)高速TFV1次成分の推定式の導出
タイヤの選別に先立って、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスとの関係を求める。
詳細には、ある品種のタイヤについて、公知の高速ユニフォミティマシン、低速ユニフォミティマシン及びバランサーを用いて、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスを所定本数(例えば20〜30本)測定する。そして、その測定結果から上記式(18)又は(22)に示す第1の関係を求めるとともに、上記式(10)又は(15)に示す第2の関係を求める。この第2の関係を求めるに際しては、第1の関係により推定した高速RRO1次成分の推定値と、実際に測定した高速TFV1次成分及び静アンバランスの測定値を用いて導出してもよく、あるいはまた、実際に測定した高速TFV1次成分、高速RRO1次成分及び静アンバランスの測定値を用いて導出してもよい。なお、高速TFV及び高速RROを測定する際の回転数は、下記(iii)で推定しようとする高速TFVの回転数と同一速度とし、低速RROを測定する際のタイヤ回転数は、下記(ii)で低速RROを測定する際と同一速度とする。
(ii)低速RRO1次成分と静アンバランスの測定
高速TFV1次成分が未知である上記と同品種のタイヤについて、低速RRO1次成分と静アンバランスを測定する。低速RRO1次成分については公知の低速ユニフォミティマシンにより、静アンバランスについては公知のバランサーにより測定する。
(iii)高速TFV1次成分の推定
上記(ii)の測定結果を上記(i)で求めた第1の関係の推定式に当てはめて、そのタイヤの高速RRO1次成分の推定値を算出する。そして、この高速RRO1次成分の推定値と静アンバランスの測定値を上記(i)で求めた第2の関係の推定式に当てはめて、そのタイヤの高速TFV1次成分の推定値を算出する。
(iv)タイヤの選別
上記(iii)で算出した高速TFV1次成分の推定値と、その品種のタイヤについて予め定められた高速TFV1次成分の規格値とを比較し、推定値が規格値以下のタイヤを選別し、規格値を超えるタイヤを取り除く。
これにより、高速TFVを実際に計測することなく、通常計測している低速ユニフォミティマシンとバランサーのデータより高速TFV1次成分を推定して、規格値を超えたタイヤの出荷を防止することができる。
(実施例1)
タイヤサイズ=235/60R16 100Hのタイヤを18本用い、リムサイズ=16×7−JJ、空気圧=196kPa、荷重=5,884Nとして、高速TFV1次成分、高速RRO1次成分、低速RRO1次成分、低速RFV1次成分および静アンバランスを測定した。高速TFV及び高速RROの測定におけるタイヤ回転数は18.6回/秒(140km/h)とし、低速RRO及び低速RFVの測定におけるタイヤ回転数は1.0回/秒=7km/h)とした。
図5(a)に、低速RRO1次成分の大きさと高速TFV1次成分の大きさとの関係を示した。両者の相関係数はR=0.456であった。また、図5(b)に、低速RFV1次成分の大きさと高速TFV1次成分の大きさとの関係を示した。両者の相関係数は、R=0.411であった。
上記で測定した高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスの測定値を用いて、上記式(15)に当てはめ、重回帰分析して下記式(15−1)を得た。
T=−2.1+236542・H−315・S
+(20.8−244653・H+121・S)・j …(15−1)
図6に、式(15−1)による推定値と実際の測定値との関係を示した。両者の相関係数はR=0.936であり、低速RRO1次成分の大きさや低速RFV1次成分の大きさから高速TFV1次成分を推定する場合に比べて、より正確に高速TFV1次成分の大きさを推定できることが確認された。
(実施例2)
上記実施例1で測定した高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスの測定値を用いて、上記式(18)に当てはめ、重回帰分析して下記式(18−1)を得た。
H=0+0.953・L+0.0188・S
+(0+0.878・L+0.0150・S)・j …(18−1)
図7に、式(18−1)による推定値と実際の測定値との関係を示した。両者の相関係数はR=0.967であった。
次いで、式(18−1)により推定した高速RRO1次成分の推定値と、上記実施例1で測定したTFV1次成分及び静アンバランスの測定値を用いて、上記式(15)に当てはめ、重回帰分析して下記式(15−2)を得た。
T=6.9+206926・H−739・S
+(21.8−232126・H−45・S)・j …(15−2)
図8に、式(15−2)による推定値と実際の測定値との関係を示した。両者の相関係数はR=0.897であり、実施例1よりも劣るものの、低速RRO1次成分の大きさや低速RFV1次成分の大きさから高速TFV1次成分を推定する場合に比べて、より正確に高速TFV1次成分の大きさを推定できることが確認された。
(実施例3)
タイヤサイズ=215/70R16 99Sのタイヤを12本用い、リムサイズ=16×61/2−JJ、空気圧=196kPa、荷重=5,786Nとして、高速TFV1次成分、高速RRO1次成分、低速RRO1次成分、低速RFV1次成分および静アンバランスを測定した。高速TFV及び高速RROの測定におけるタイヤ回転数は18.1回/秒(140km/h)とし、低速RRO及び低速RFVの測定におけるタイヤ回転数は1.0回/秒=8km/h)とした。
図9(a)に、低速RRO1次成分の大きさと高速TFV1次成分の大きさとの関係を示した。両者の相関係数はR=−0.121であった。また、図9(b)に、低速RFV1次成分の大きさと高速TFV1次成分の大きさとの関係を示した。両者の相関係数は、R=0.822であった。
上記で測定した高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスの測定値を用いて、上記式(15)に当てはめ、重回帰分析して下記式(15−3)を得た。
T=−9.4+225974・H−3550・S
+(6.4−197990・H+2208・S)・j …(15−3)
図10に、式(15−3)による推定値と実際の測定値との関係を示した。両者の相関係数はR=0.980であり、低速RRO1次成分の大きさや低速RFV1次成分の大きさから高速TFV1次成分を推定する場合に比べて、より正確に高速TFV1次成分の大きさを推定できることが確認された。
(実施例4)
上記実施例3で測定した高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスの測定値を用いて、上記式(18)に当てはめ、重回帰分析して下記式(18−2)を得た。
H=0+0.958・L+0.0477・S
+(0+0.995・L+0.0456・S)・j …(18−2)
図11に、式(18−2)による推定値と実際の測定値との関係を示した。両者の相関係数はR=0.974であった。
次いで、式(18−2)により推定した高速RRO1次成分の推定値と、上記実施例3で測定したTFV1次成分及び静アンバランスの測定値を用いて、上記式(15)に当てはめ、重回帰分析して下記式(15−4)を得た。
T=−11.3+224452・H−3429・S
+(7.7−186436・H+1140・S)・j …(15−4)
図12に、式(15−4)による推定値と実際の測定値との関係を示した。両者の相関係数はR=0.934であり、実施例3よりも劣るものの、低速RRO1次成分の大きさや低速RFV1次成分の大きさから高速TFV1次成分を推定する場合に比べて、より正確に高速TFV1次成分の大きさを推定できることが確認された。
本発明は、高速ユニフォミティマシンによらずに高速TFV1次成分の推定を可能にするものであり、製造したタイヤの性能を評価する際に、また、製造したタイヤを選別する際に効果的に利用することができる。
高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの関係を図示した説明図である。 高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの関係を図示した説明図である(但し、φ=φ=90°)。 TFVのバネ系モデルを示す図である。 付与質量とTFV1次成分との関係を図示した説明図である。 実施例1において、(a)は低速RRO1次成分と高速TFV1次成分との関係を示すグラフであり、(b)は低速RFV1次成分と高速TFV1次成分との関係を示すグラフである。 実施例1による高速TFV1次成分の推定値と測定値との関係を示すグラフである。 実施例2における高速RRO1次成分の推定値と測定値との関係を示すグラフである。 実施例2による高速TFV1次成分の推定値と測定値との関係を示すグラフである。 実施例3において、(a)は低速RRO1次成分と高速TFV1次成分との関係を示すグラフであり、(b)は低速RFV1次成分と高速TFV1次成分との関係を示すグラフである。 実施例3による高速TFV1次成分の推定値と測定値との関係を示すグラフである。 実施例4における高速RRO1次成分の推定値と測定値との関係を示すグラフである。 実施例4による高速TFV1次成分の推定値と測定値との関係を示すグラフである。
符号の説明
T……高速TFV1次成分
H……高速RRO1次成分
Ht……高速RRO1次成分の位相を進ませたベクトル
S……静アンバランス
St……静アンバランスの位相を遅らせたベクトル

Claims (8)

  1. ある品種のタイヤについて高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスを測定して、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの関係を求めておき、
    高速TFV1次成分が未知の同種のタイヤについて、高速RRO1次成分と静アンバランスを測定し、その測定結果と前記関係から、そのタイヤの高速TFV1次成分の推定値を算出することを特徴とするタイヤの高速ユニフォミティ推定方法。
  2. 前記関係において、高速TFV1次成分は、高速RRO1次成分をタイヤ回転方向前方に50°〜130°進ませたベクトルと、静アンバランスをタイヤ回転方向後方に50°〜130°遅らせたベクトルとを合成したものとして表されることを特徴とする請求項1記載の高速ユニフォミティ推定方法。
  3. 前記関係が下記式で表されることを特徴とする請求項1記載の高速ユニフォミティ推定方法。
    T=a+b・H−c・S+(a−b・H+c・S)・j
    (式中、Tは高速TFV1次成分、Hは高速RRO1次成分の実数部、Hは高速RRO1次成分の虚数部、Sは静アンバランスの実数部、Sは静アンバランスの虚数部、a、a、b、b、c、cはタイヤの品種に応じて定められる係数であり、j=−1である。)
  4. ある品種のタイヤについて高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスを測定して、高速RRO1次成分と低速RRO1次成分と静アンバランスとの第1の関係を求めるとともに、高速TFV1次成分と高速RRO1次成分と静アンバランスとの第2の関係を求めておき、
    高速TFV1次成分が未知の同種のタイヤについて、低速RRO1次成分と静アンバランスを測定して、前記第1の関係から高速RRO1次成分の推定値を算出し、この高速RRO1次成分の推定値と静アンバランスから前記第2の関係に基づき、そのタイヤの高速TFV1次成分の推定値を算出することを特徴とするタイヤの高速ユニフォミティ推定方法。
  5. 前記第2の関係が、前記第1の関係で推定した高速RRO1次成分の推定値と、実際に測定した高速TFV1次成分及び静アンバランスの測定値を用いて導出されたものである請求項4記載の高速ユニフォミティ推定方法。
  6. 前記第2の関係において、高速TFV1次成分は、高速RRO1次成分をタイヤ回転方向前方に50°〜130°進めたベクトルと、静アンバランスをタイヤ回転方向後方に50°〜130°遅らせたベクトルとを合成したものとして表されることを特徴とする請求項4又は5記載の高速ユニフォミティ推定方法。
  7. 前記第2の関係が下記式で表されることを特徴とする請求項5又は6記載の高速ユニフォミティ推定方法。
    T=a+b・H−c・S+(a−b・H+c・S)・j
    (式中、Tは高速TFV1次成分、Hは高速RRO1次成分の実数部、Hは高速RRO1次成分の虚数部、Sは静アンバランスの実数部、Sは静アンバランスの虚数部、a、a、b、b、c、cはタイヤの品種に応じて定められる係数であり、j=−1である。)
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法で算出した高速TFV1次成分の推定値と、高速TFV1次成分の規格値とを比較してタイヤを選別する
    ことを特徴とするタイヤの選別方法。
JP2003358560A 2003-10-17 2003-10-17 タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法 Expired - Lifetime JP4113088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003358560A JP4113088B2 (ja) 2003-10-17 2003-10-17 タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003358560A JP4113088B2 (ja) 2003-10-17 2003-10-17 タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005121555A JP2005121555A (ja) 2005-05-12
JP4113088B2 true JP4113088B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=34615054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003358560A Expired - Lifetime JP4113088B2 (ja) 2003-10-17 2003-10-17 タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4113088B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5080882B2 (ja) * 2007-06-27 2012-11-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤの高速ユニフォミティの推定方法
JP5499569B2 (ja) * 2009-08-31 2014-05-21 横浜ゴム株式会社 タイヤ騒音低減装置及びそれを備えた空気入りタイヤ
US9823153B2 (en) 2013-06-18 2017-11-21 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tire uniformity improvement through identification of process harmonics from static balance measurements
JP7077900B2 (ja) * 2018-09-28 2022-05-31 住友ゴム工業株式会社 タイヤの高速ユニフォミティの推定方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314935A (ja) * 1988-06-16 1989-12-20 Bridgestone Corp タイヤの高速ラジアルランナウトの測定方法並びにこの測定方法を利用したタイヤの選別方法およびタイヤとリムとのマッチング方法
JPH05196533A (ja) * 1992-01-20 1993-08-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タイヤの高速ユニフォミティマシン
JPH0866975A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの製造方法
JP3788866B2 (ja) * 1998-06-04 2006-06-21 株式会社ブリヂストン タイヤの高速ユニフォミティの高次成分予測方法及び装置並びにタイヤの製造方法
JP2001004478A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤのユニフォミティー修正方法及びその装置
JP4119585B2 (ja) * 1999-10-25 2008-07-16 株式会社ブリヂストン タイヤの高速ユニフォミティ測定方法
JP3507945B2 (ja) * 1999-11-17 2004-03-15 東洋ゴム工業株式会社 タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法
JP4160709B2 (ja) * 2000-02-17 2008-10-08 株式会社ブリヂストン 高速ユニフォミティ測定装置
US6609074B2 (en) * 2001-03-27 2003-08-19 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire uniformity prediction using balance and low speed uniformity data
CN100485348C (zh) * 2001-10-11 2009-05-06 株式会社普利司通 轮胎径向力变化的预测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005121555A (ja) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1702444B (zh) 基于径向跳动和劲度变化来对轮胎进行分类和制造的方法
JP4025560B2 (ja) バランスおよび低速ユニフォーミティデータを用いたタイヤのユニフォーミティの予測
US7680610B2 (en) Tire abrasion predicting method, tire designing method, tire manufacturing method, tire abrasion predicting system, and program
JP4339048B2 (ja) タイヤのユニフォーミティ計測方法及び装置、並びにタイヤ修正方法及び装置
US8256590B2 (en) Vibration suppressing device and vibration suppressing method for machine tool
WO2015174323A1 (ja) タイヤの転がり抵抗予測方法およびタイヤの転がり抵抗予測装置
JP4235107B2 (ja) ラジアルフォースバリエーションの予測方法
US20120316800A1 (en) System for predicting vehicle vibration or acoustic response
JP5515779B2 (ja) タイヤ接地面が路面から受ける物理量を予測する方法、タイヤ摩耗の予測方法、タイヤ摩耗の予測装置、および、プログラム
JP3507945B2 (ja) タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法
JP4113088B2 (ja) タイヤの高速ユニフォミティ推定方法およびタイヤの選別方法
WO2004101297A1 (ja) タイヤ設計方法およびプログラム
JP3969821B2 (ja) 粘弾性材料を含む回転体の発熱エネルギ関連の特性の調査、分析の方法および装置
JP2020037299A (ja) タイヤユニフォミティデータの補正方法およびタイヤユニフォミティマシン
US20200355577A1 (en) Method for correcting tire uniformity data and tire uniformity machine
JP4431023B2 (ja) タイヤ振動特性測定方法
CA2255293A1 (en) A method and an apparatus for the examination of installed shock absorbers (ii)
Negrus et al. Tire radial vibrations at high speed of rolling
US6584836B1 (en) Bias method for identifying and removing machine contribution to test data
AU738296B2 (en) Shock absorber tester I
Dorfi Tire Non‐Uniformities And Steering Wheel Vibrations
JP6996710B2 (ja) 回転体への入力パワー推定システム及び入力パワー推定方法、並びに、当接面状態判定システム及び移動体機器制御システム
JP7188010B2 (ja) タイヤの高速ユニフォミティ推定方法
JP4369026B2 (ja) タイヤの高速ユニフォミティ計測方法およびその装置並びにタイヤの選別方法
JP2008030671A (ja) タイヤの制駆動時動特性評価方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4113088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term