JP4112874B2 - コネクタ着脱検出方法およびインタフェース装置 - Google Patents

コネクタ着脱検出方法およびインタフェース装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パーソナルコンピュータ等の電子機器と外部機器との接続に用いられるコネクタ着脱検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ等の電子機器と外部機器との接続を簡略化するために、ホットプラグインやプラグアンドプレイといった機能が採用されることが多かった。これらの機能を用いれば、パーソナルコンピュータ等の電源を入れた後に外部機器を接続してもすぐに使用することが可能であった。
【0003】
つまり、パーソナルコンピュータ等の電源が入ったままの状態で、外部機器の取り外しが可能であるとともに、接続された外部機器を自動的に認識して使用可能にすることができた。
【0004】
ところが、パーソナルコンピュータが通電時に、外部機器を着脱する場合には、チャタリングノイズ等のノイズが発生しやすいという不都合がある。このチャタリングノイズ等が発生すると、例えば、外部機器が出力する信号が一定期間ハイレベルになったりローレベルになったりと不安定な状態になることから、ユーザが単にパーソナルコンピュータ等に外部機器を接続する動作をしただけであるにもかかわらず、パーソナルコンピュータの側では、外部機器の着脱動作が繰り返し行われたものと認識して、動作上の不都合が生じることがあった。
【0005】
そこで、従来技術のなかには、特開2001−154765に記載するように一定周期でクロックパルスを発生するクロック発生部と、少なくとも3個以上のクロックパルスをカウントするカウント部と、カウント部によるカウントの間に外部機器側コネクタの電源ピンのレベル変化を判断して、レベル変化がないときに検出部への出力レベルを反転する判断部と、により構成されるフィルタ部を設けることによりパーソナルコンピュータおよび外部機器の接続の適正化を図る構成が採用されることがあった。
【0006】
この構成によれば、クロック発生部から周期的なパルスを発生させ、そのパルス発生時のコネクタ接続状態を監視し、3回連続で接続が確認できた後に、接続状態になったものと認識することにより、コネクタの電源ピンの接触不安定により発生するチャタリングノイズを要因として生じる動作上の不都合を防止することができる、とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、フィルタ部を設けることによりチャタリングノイズを除去することが可能であるが、実用上、所該フィルタ部が用いられる状況によって該フィルタ部に求められるフィルタリングの程度が相違することについても考慮する必要がある。
【0008】
つまり、フィルタリングの程度が不足している場合には、適正にノイズの除去ができないが、フィルタリングの程度が過剰である場合には、パーソナルコンピュータが外部機器を認識するまでの時間が増加するために処理速度の低下といった不都合が生じることになるため、フィルタリングの程度を必要に応じて調整することが必要となるのである。
【0009】
しかしながら、チャタリングノイズ等の発生状況は、パーソナルコンピュータ等と外部機器の使用環境や、これら機器の接続に用いられるコネクタの種類により異なるため、フィルタ部に要求されるフィルタリングの程度の調整が必要であるにもかかわらず、フィルタリングの程度を必要に応じて簡易に調整することが可能な構成が従来には存在しなかった。
【0010】
例えば、上述の特開2001−154765に記載の技術では、コネクタ接続状態を監視するための読み取り回数を調整することにより、フィルタリングの程度が可変になる旨の示唆がされているが、読み取り回数を変更する場合には、Dラッチを増設する必要がある等、構造的に改変を行う必要があるため、適宜フィルタリングの程度を調整できるとはいえなかった。
【0011】
この発明の目的は、簡易な構成により、ノイズ発生状況に応じてフィルタリングの程度を調整しつつ最適にノイズの除去をすることが可能なコネクタの着脱検出方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は以下の構成を備えている。
【0013】
(1) 電子機器に着脱自在に接続される外部機器のコネクタの着脱状態を検出するコネクタ着脱検出方法であって、
前記電子機器の接続部に対する前記外部機器のコネクタの着脱状態に応じて値が反転する検出信号が連続して一定値を保持している期間におけるクロックパルスをカウントするカウント工程と、
該カウント値が、ノイズを除去するためのフィルタリングの程度を示すとともにノイズ発生状況に応じて設定される接続認識値に達したときに前記電子機器に対する前記外部機器の装着または取り外しを認識する接続認識工程と、
カウント値が接続認識値に達するまでに前記検出信号の値が変動した場合にはこのカウント値をリセットするカウンタリセット工程と、
前記カウントリセット工程で初期値に戻された時におけるカウント値のうちの最大値であって、現行の前記電子機器と前記外部機器との着脱処理に係る最大値を記憶する履歴記憶工程と、
前記接続認識値に対する前記履歴記憶工程で記憶されるカウント値の最大値の相対的な大きさが所定値以上になったときに、前記接続認識値を増加するように再設定する認識値設定工程と、
を含むことを特徴とする。
(2) 電子機器に着脱自在に接続される外部機器のコネクタの着脱状態を検出するインタフェース装置であって、
前記電子機器の接続部に対する前記外部機器のコネクタの着脱状態に応じて値が反転する検出信号が連続して一定値を保持している期間におけるクロックパルスをカウントするカウント手段と、
該カウント値が、ノイズを除去するためのフィルタリングの程度を示すとともにノイズ発生状況に応じて設定される接続認識値に達したときに前記電子機器に対する前記外部機器の装着または取り外しを認識する接続認識手段と、
カウント値が接続認識値に達するまでに前記検出信号の値が変動した場合にはこのカウント値をリセットするカウンタリセット手段と、
前記カウントリセット工程で初期値に戻された時におけるカウント値のうちの最大値であって、現行の前記電子機器と前記外部機器との着脱処理に係る最大値を記憶する履歴記憶手段と、
前記接続認識値に対する前記履歴記憶工程で記憶されるカウント値の最大値の相対的な大きさが所定値以上になったときに、前記接続認識値を増加するように再設定する認識値設定手段と、
を含むことを特徴とする。
【0014】
この構成においては、例えば、電子機器の接続部に外部機器のコネクタが検出されることにより検出信号がハイレベルの値をとり、また、電子機器の接続部に外部機器のコネクタが検出されないときには検出信号がローレベルの値をとるように設定された上で、電子機器のインタフェース等の接続部に外部機器のコネクタが挿入された後や、該接続部から外部機器のコネクタが抜脱された後に、検出信号がハイレベルまたはローレベルを安定して出力する期間におけるクロックパルスがカウントされ、該検出信号が所定の期間一定値を保持することにより、このカウント値がノイズ発生状況に応じて調整される接続認識値に達したときにのみ電子機器に前記外部機器が接続されたことが認識されるとともに、カウント値が接続認識値に達するまでに前記検出信号の値が変動した場合にはこのカウント値がリセットされゼロに戻される。
【0015】
このため、チャタリングノイズ、ジッタ、およびバウンス等のノイズが発生すると、前記出力信号の値が不安定になり、カウント値が接続認識値に達することがないことから、外部機器から電子機器への信号にノイズ等を含んだ状態では前記外部機器のコネクタの装着または取り外しが認識されることがないため、ノイズの影響を受けることがなく確実に、外部機器の接続状態が検出される。
また、カウントリセット工程で初期値に戻された時におけるカウンタの値のうちの最大値を記憶する履歴記憶工程で記憶された前記最大値に基づいて、電子機器に外部機器を接続してから短時間だけノイズが発生するのか、また、電子機器に外部機器を接続してから長期間にわたってノイズが発生するのかが判断されることから接続に使用されるコネクタの種類やチャタリング、ジッタ、バウンス等のノイズの種類等を要因とするノイズ発生状況に応じて過不足のない接続認識値が設定されるため、接続認識値が小さいことによりノイズ除去が不完全になったり、接続認識値が大きいことにより電子機器の動作速度が低下することが防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて、本発明のコネクタの着脱検出方法をパーソナルコンピュータとプリンタとの接続の用いられるインタフェースに適用する実施形態を説明する。
【0024】
図1は、本発明が適用されるインタフェースの構成を示している。また、図2は、本実施形態の動作を示すタイミングチャートである。さらに、図3は、図2と同様に本実施形態の動作を示すタイミングチャートであり、図2とは実際にチャタリングノイズが発生している点で相違している。
【0025】
図1に示すように、本発明のコネクタの着脱検出方法が適用されるインタフェース10は、プリンタ側コネクタ1、信号同期化部2、ノイズ除去部3、割り込み信号発生部4、履歴情報部5、CPU_IF部6で構成される。
【0026】
プリンタ側コネクタ1は、本発明を適用したインターフェイス10に接続されるコネクタである。信号同期化部2は、プリンタ側コネクタ1が接続された際に入力される非同期信号(PINT_USBN)をCLOCK信号でサンプリングし、内部回路で使用するために同期化する回路である。ノイズ除去部3は、信号同期化部2から入力される信号のノイズを除去する。ここで、ノイズ除去部3は、PINT_COUNTER3aを備えるとともに、後述するPINT_REG信号を発生させる。ノイズ除去部3は、供給される信号同期化部2で同期化した信号をサンプリングし、PINT_COUNTER3aがカウントするカウント値が、あらかじめ設定されている接続認識値に達するまでの間、信号同期化部2から入力される信号が同一レベルを持続しなければ、カウンタの値をリセットして再びカウントを開始する。なお、本発明は、この原理によりチャタリングノイズを除去した信号を出力することを特徴の1つとするものである。
【0027】
割り込み信号発生部4は、ノイズ除去部3でチャタリングノイズを除去した信号を検出して、CPU20に対して割り込みを発生することを目的とする回路である。具体的には、PINT_COUNTER3aが接続認識値までのカウントを完了した時に後述するフラグ(PINT_FLG)がローレベルからハイレベルに変化するが、このPINT_FLGが入力されるのを待って、パーソナルコンピュータのCPU20に対して割り込み信号(Interrupt)を出力する。
【0028】
履歴情報部5は、HISTORYレジスタ5aを備えており、ノイズ除去部3のPINT_COUNTER3aでカウントした値を選択的に記憶する。CPU_IF部6は、CPU20からのアクセスを制御する。なお、CPU20は、この実施形態においては、主にCPU_IF部6を介してカウント値の設定や履歴情報の読み出しを行う。
【0029】
以下、図2および図3を用いて、上述の構成における本発明のコネクタの着脱検出方法の動作を説明する。
【0030】
まず、パーソナルコンピュータにプリンタが接続されるときの本発明のコネクタの着脱検出方法の動作を説明する。インタフェース10のプリンタ側コネクタ1にプリンタコネクタからの信号を検出して、PINT_USBN信号がローレベルからハイレベルに変化する(P1)。
【0031】
信号同期化部2は、非同期信号PINT_USBNをCLOCKでサンプリングして同期化する。ここでは、クロックのローレベルからハイレベルへの立ち上がり時におけるPINT_USBN信号の値がsync_PINT信号の値となる(P2)。
【0032】
sync_PINT信号は、ノイズ除去部3に入力される。ノイズ除去部3において、あらかじめノイズ除去部3が発生させている内部信号PINT_REG信号とsync_PINT信号とが比較される。この実施形態では、PINT_REG信号の値は、パーソナルコンピュータにプリンタが接続されていない状態ではローレベルに設定されており、パーソナルコンピュータにプリンタが接続されている状態ではハイレベルに設定されている。
【0033】
ノイズ除去部3のPINT_COUNTER3aは、sync_PINT信号がハイレベルで、かつ、PINT_REG信号がローレベルのとき、または、sync_PINT信号がローレベルで、かつ、PINT_REG信号がハイレベルのときに、クロックのカウントを行う(P3)。
【0034】
そして、PINT_COUNTER3aの値が、FILTER_VALUEの値と同じになったときにPINT_COUNTER3aのカウントが完了する。なお、FILTER_VALUEの値は、本発明の接続認識値を構成する。ここでは、FILTER_VALUEの値が1000に設定されているが、ノイズ発生状況に応じて1000以外の任意の値を設定することができる。
【0035】
PINT_COUNTER3aのカウントが完了すると、PINT_FLGが、ローレベルからハイレベルに変化する(P4)。PINT_FLGの値は、ノイズ除去部3から割り込み信号発生部4に入力される。割り込み信号発生部4では、ノイズ除去部3からハイレベルのPINT_FLGが入力された時に、Interrupt信号がハイレベルであれば、割り込み信号発生部4はInterrupt信号をローレベルに変化させる。Interrupt信号がローレベルになるとCPU20にたいする割り込みが発生する(P4)。
【0036】
そして、CPU20は、割り込みによりプリンタ側コネクタ1にコネクタが接続された事を検出する。つまり、パーソナルコンピュータはプリンタが接続されたことを認識し、例えば、プラグアンドプレイ機能が動作して、当該プリンタがパーソナルコンピュータに自動的に認識されて使用可能な状態となる。
【0037】
CPU20は、割り込み信号検出後、Interruptをローレベルからハイレベルに戻す設定を行う(P5)。CPU20は、Interrupt信号をハイレベルに設定した後に、ノイズ除去部3のPINT_REG信号をローレベルからハイレベルに変化させる(P6)。さらに、CPU20は、FILTER_VALUEの値を1000から2000に変更する(P7)。
【0038】
次に、パーソナルコンピュータからプリンタが取り外されるときの本発明のコネクタの着脱検出方法の動作を説明する。プリンタ側コネクタ1からプリンタのコネクタが抜かれたとき、PINT_USBNは、ハイレベルからローレベルに変化する(P8)。上述のように、信号同期化部2は、非同期信号PINT_USBNの値をサンプリングして同期化し、sync_PINT信号を発生させる(P9)。
【0039】
さらに、sync_PINT信号は、ノイズ除去部3に入力され、内部信号PINT_REGと比較される。このとき、PINT_REG信号はハイレベルに設定されている。ノイズ除去部3のPINT_COUNTER3aは、sync_PINTがローレベルで、かつ、PINT_REG信号がハイレベルである為、クロックのカウントを開始する(P10)。PINT_COUNTER3aのカウント値が、FILTER_VALUEの値に達したとき、すなわち2000になったとき、PINT_FLGが、ローレベルからハイレベルに変化する(P11)。
【0040】
上述と同様に、ハイレベルの値のPINT_FLGは、割り込み信号発生部4に入力されるところ、割り込み信号発生部4は、ハイレベルのPINT_FLGが割り込み信号発生部4に入力されたときに、Interruptがハイレベルであれば、Interrupt をローレベルに変化させる。そして、ローレベルのInterruptによりCPU20に割り込みが発生する(P12)。
【0041】
CPU20は、割り込みによりプリンタ側コネクタ1にコネクタが抜かれた事を検出し、パーソナルコンピュータからプリンタが取り外されたことを認識する。そして、割り込み信号検出後、Interruptをローレベルからハイレベルに戻す設定を行う(P13)。CPUがInterrupt信号をローレベルからハイレベルに戻した後に、ノイズ除去部3のPINT_REG信号をハイレベルからローレベルに変化させる(P14)。
【0042】
図3は、パーソナルコンピュータとプリンタとの接続において、実際にノイズが発生している状態における、本発明のコネクタ着脱検出方法の動作を示している。
【0043】
パーソナルコンピュータにプリンタが接続され、プリンタ側コネクタ1にプリンタコネクタが接続されたとき、PINT_USBN信号は、ローレベルからハイレベルに変化する(Q1)。PINT_USBN信号が、ローレベルからハイレベルに変化した後に、クロックがローレベルからハイレベルに立ち上がる時にsync_PINT信号もローレベルからハイレベルへと変化する。
【0044】
このとき、上述のように、PINT_REG信号は、ローレベルに設定されており、PINT_COUNTER3aのカウントアップ条件の1つであるsync_PINT信号がハイレベルで、かつ、PINT_REGがローレベルであることに合致していることから、PINT_COUNTER3aは、クロックのカウントを開始する(Q2)。
【0045】
ここで、コネクタ接続時のチャタリングノイズが発生した場合、ノイズの影響を受けて、まず、PINT_USBN信号は、ハイレベルからローレベルへと変化する(Q3)。これにより、sync_PINT信号がローレベルで、かつ、PINT_REG信号もローレベルとなることから、PINT_COUNTER3aのカウントアップ条件を満たさなくなり、PINT_COUNTER3aの値は0にリセットされる(Q4)。
【0046】
このとき、本発明の履歴記憶工程として、PINT_COUNTER3aがリセットされた時の値がHISTORYレジスタ5aに格納される(Q5)。通常、チャタリングノイズが生じると、PINT_USBN信号がローレベルからハイレベルへ、さらにハイレベルからローレベルへと繰り返し変化する状態が生じることになる。
【0047】
このチャタリングノイズが生じている間、PINT_COUNTER3aは、カウントアップ条件を満たすときのみクロックのカウントを行い、カウントアップ条件を満たさなくなったときに、カウント値を0にリセットする動作を繰り返しす(Q6)。そして、PINT_COUNTER3aは、カウント値をリセットする時に、その直前のカウント値を履歴情報部5へと供給する。
【0048】
履歴情報部5では、HISTORYレジスタ5aに格納されている値と、PINT_COUNTER3aから供給されるカウント値と、を比較して、大きい方の値を更新するべき値としてHISTORYレジスタ5aに格納する(Q7)。例えば、ここでは、HISTORYレジスタ5aに格納されている値は2であり、PINT_COUNTER3aから供給されるカウント値は5であるため、HISTORYレジスタ5aの値が2から5に更新される。つまり、HISTORYレジスタ5aには、チャタリングノイズ等の影響で、PINT_USBN信号の値がハイレベルからローレベルに変動したときにおける、PINT_COUNTER3aのカウント値の最大値が格納されることになる。
【0049】
そして、このHISTORYレジスタ5aに格納されている値は、FILTER_VALUEの値を決定する際に重要な要素として用いられる。つまり、HISTORYレジスタ5aに格納されている値が、例えば100未満の比較的小さい値であるときには、チャタリングノイズによる影響は、比較的早期に解消されていると判断することができる。よって、このような場合には、FILTER_VALUEの値を1000に設定しておくことにより、確実にチャタリングノイズを除去した信号を、パーソナルコンピュータ等に提供することができる。
【0050】
これに対して、HISTORYレジスタ5aに格納されている値が、例えば800以上であるときには、チャタリングノイズによる影響が一定の期間継続して生じていると判断することができる。このような場合、FILTER_VALUEの値が1000では、確実にチャタリングノイズを除去することができないと考えられるため、FILTER_VALUEの値を5000に設定する等して、確実にチャタリングノイズを除去する必要が生じる。
【0051】
パーソナルコンピュータにプリンタを接続してから一定期間が経過すると、コネクタの接続が安定し、PINT_USBN信号はハイレベル状態で安定する(Q8)。PINT_USBN信号が安定すると、PINT_COUNTER3aの値はリセットされることなく継続的にクロックをカウントする。そして、PINT_COUNTER3aのカウント値がFILTER_VALUEの値に達すると、上述と同様に、割り込み信号発生部4がInterruptをハイレベルからローレベルへ変化させて、CPU20に割り込みをかける(Q9)。これにより、チャタリングノイズが発生している状態であっても、確実にチャタリングノイズを除去した信号をパーソナルコンピュータ等に伝えることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0053】
(1)電子機器の接続部に外部機器のコネクタが検出されることにより検出信号がハイレベルの値をとり、また、電子機器の接続部に外部機器のコネクタが検出されないときには検出信号がローレベルの値をとるように設定した上で、電子機器のインタフェース等の接続部に外部機器のコネクタが装着された後や、該接続部から外部機器のコネクタが抜脱された後に、検出信号がハイレベルまたはローレベルを安定して出力する期間におけるクロックパルスを用いてカウントして、該検出信号が所定の期間一定値を保持することにより、このカウント値がノイズ発生状況に応じて調整される接続認識値に達したときにのみ電子機器に前記外部機器が接続されたものとして認識するとともに、カウント値が接続認識値に達するまでに前記検出信号の値が変動した場合にはこのカウント値をリセットしてゼロに戻すことから、チャタリングノイズ、ジッタ、およびバウンス等のノイズが発生すると、前記出力信号の値が不安定になり、カウント値が接続認識値に達することがないため、外部機器から電子機器への信号にノイズ等を含んだ状態では前記外部機器のコネクタの挿入または抜脱を認識することがなくなることにより、ノイズの影響を受けることがなく確実に、外部機器の接続状態を検出することができる。
【0056】
(2)カウントリセット工程で初期値に戻された時におけるカウント値のうちの最大値を記憶する履歴記憶工程で記憶された前記最大値に基づいて、電子機器に外部機器を接続してから短時間だけノイズが発生するのか、また、電子機器に外部機器を接続してから長期間にわたってノイズが発生するのかを判断することから、接続に使用されるコネクタの種類やチャタリング、ジッタ、バウンス等のノイズの種類等を要因とするノイズ発生状況に応じて過不足のない接続認識値を設定できるため、接続認識値が小さいことによりノイズ除去が不完全になったり、接続認識値が大きいことにより電子機器の動作速度が低下することを防止することができる
【0057】
よって、簡易な構成により、ノイズ発生状況に応じてフィルタリングの程度を調整しつつ最適にノイズの除去をすることが可能なコネクタの着脱検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインタフェースの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施形態のチャタリングノイズを除去する動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1−プリンタ側コネクタ
2−信号同期化部
3−ノイズ除去部
4−割り込み信号発生部
5−履歴情報部
10−インタフェース
20−CPU

Claims (2)

  1. 電子機器に着脱自在に接続される外部機器のコネクタの着脱状態を検出するコネクタ着脱検出方法であって、
    前記電子機器の接続部に対する前記外部機器のコネクタの着脱状態に応じて値が反転する検出信号が連続して一定値を保持している期間におけるクロックパルスをカウントするカウント工程と、
    該カウント値が、ノイズを除去するためのフィルタリングの程度を示すとともにノイズ発生状況に応じて設定される接続認識値に達したときに前記電子機器に対する前記外部機器の装着または取り外しを認識する接続認識工程と、
    カウント値が接続認識値に達するまでに前記検出信号の値が変動した場合にはこのカウント値をリセットするカウンタリセット工程と、
    前記カウントリセット工程で初期値に戻された時におけるカウント値のうちの最大値であって、現行の前記電子機器と前記外部機器との着脱処理に係る最大値を記憶する履歴記憶工程と、
    前記接続認識値に対する前記履歴記憶工程で記憶されるカウント値の最大値の相対的な大きさが所定値以上になったときに、前記接続認識値を増加するように再設定する認識値設定工程と、
    を含むことを特徴とするコネクタ着脱検出方法。
  2. 電子機器に着脱自在に接続される外部機器のコネクタの着脱状態を検出するインタフェース装置であって、
    前記電子機器の接続部に対する前記外部機器のコネクタの着脱状態に応じて値が反転する検出信号が連続して一定値を保持している期間におけるクロックパルスをカウントするカウント手段と、
    該カウント値が、ノイズを除去するためのフィルタリングの程度を示すとともにノイズ発生状況に応じて設定される接続認識値に達したときに前記電子機器に対する前記外部機器の装着または取り外しを認識する接続認識手段と、
    カウント値が接続認識値に達するまでに前記検出信号の値が変動した場合にはこのカウント値をリセットするカウンタリセット手段と、
    前記カウントリセット工程で初期値に戻された時におけるカウント値のうちの最大値であって、現行の前記電子機器と前記外部機器との着脱処理に係る最大値を記憶する履歴記憶手段と、
    前記接続認識値に対する前記履歴記憶工程で記憶されるカウント値の最大値の相対的な大きさが所定値以上になったときに、前記接続認識値を増加するように再設定する認識値設定手段と、
    を含むことを特徴とするインタフェース装置。
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