JP4112688B2 - 画像撮像機器ならびに同機器の機器設定方法およびメディア情報記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえばPCカード、スマートメディアおよびコンパクトフラッシュなどの半導体メモリカードを画像データの記録媒体として適用するデジタルスチルカメラなどの画像撮像機器ならびに同機器の機器設定方法およびメディア情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、従来の銀塩フィルムに代わり、PCカード、スマートメディアおよびコンパクトフラッシュなどと称される半導体メモリカード(以下、メモリカードという)を画像データの記録媒体として用いるデジタルスチルカメラが種々開発されてきている。
【0003】
このデジタルスチルカメラは、画像を撮像する際、まず、差し込まれたメモリカードがもつメモリ容量などの属性情報を読み出し、書き込み可能なメモリ容量を確認した上で撮像を実行し、その撮像により得られた画像データをファイルとしてそのメモリカードに書き込む。
【0004】
この手順は、PCカードに関連した規格(PC Card Standardなど)により規定されており、デジタルスチルカメラにおいても、同じ手順によってメモリカードへのアクセスを行なっている。そして、その書き込まれた画像データの消去やコピーなども容易に行なうことが可能である。
【0005】
また、メモリカードに画像データを記録するためのディレクトリやファイルの作成規則も、(社)電子協によって、図7に示すように規定されているため、書き込まれた画像データをデジタルスチルカメラ自身が読み出して、付属のディスプレイに表示したり、あるいは、アダプタなどを介してパーソナルコンピュータに取り込み、加工や印刷などの処理を施すといったことも可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このデジタルスチルカメラにおけるメモリカードは、あくまでも画像データの記録媒体として位置づけられるものであり、情報は一方的にデジタルスチルカメラからメモリカードへと送られるのみである。例外的に、デジタルスチルカメラがメモリカード上の画像データを表示する場合には、情報がメモリカードからデジタルスチルカメラへと送られるが、これはデジタルスチルカメラ自身がもつ画像データの再生機能によるものであって、システムとしてデジタルスチルカメラとメモリカードとを捉えると、メモリカードは常にデジタルスチルカメラのスレーブであり、また、デジタルスチルカメラがメモリカードのマスタであった。すなわち、従来のデジタルスチルカメラにおいては、たとえば、メモリカード内部の情報によりデジタルスチルカメラを制御するなどといったことはなかった。
【0007】
この発明はこの点に着目してなされたものであり、メモリカードに記録された情報に基づいて、機器設定や撮像条件設定などの各種設定を実行することのできる画像撮像機器ならびに同機器の機器設定方法およびメディア情報記録方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、画像データを記録するための半導体メモリが内蔵されたメモリカードを抜脱自在に収納する画像撮像機器において、露光補正、色補正、表示言語および音声言語の中の少なくとも一つを含む前記画像撮像機器の動作環境を設定するための機器設定情報を前記半導体メモリから読み取る機器設定情報読取手段と、前記機器設定情報読取手段により読み取られた機器設定情報に基づいて前記画像撮像機器の動作環境を設定する機器設定手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
この発明の画像撮像機器においては、露光補正や色補正などをメモリカードから読み取った機器設定情報に基づいて設定するため、他の画像撮像機器との間の色調の違いなどを自動的に補正して共通した色を表示するといったことが可能となる。また、この発明の画像撮像機器によれば、ディスプレイの表示言語やガイダンスの音声言語などをメモリカードから読み取った機器設定情報に基づいて自動的に設定することなども可能となる。
【0014】
また、この発明は、画像データを記録するための半導体メモリが内蔵されたメモリカードを抜脱自在に収納する画像撮像機器において、前記半導体メモリが固有に保持する初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報を取得するメディア情報取得手段と、前記メディア情報取得手段により取得されたメディア情報を前記半導体メモリが固有に保持するメディア情報とは別にファイルとして前記半導体メモリ上に記録するメディア情報記録手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
一般に、フラッシュメモリなどの半導体メモリを継続して使用すると、特定部分が使用できなくなるといった不良が発生することが多い。そこで、この発明の画像撮像機器においては、初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報を、半導体メモリが固有に保持するメディア情報とは別にファイルとして重複させて半導体メモリに記録することにより、パーソナルコンピュータなどでも読み取れるようにし、初期状態からのメディアの変化の把握や書き込み不良が異常発生した場合の処置などを適切に行なうことを可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態のデジタルスチルカメラの概略構成を示す図である。図1に示すように、このデジタルスチルカメラ10は、MPU(Micro Processing Unit)11、CCD(Charge Coupled Device)12、操作スイッチ13、ディスプレイ14、システムメモリ15、ファームウェアROM16、フレームバッファ17およびスマートメディア18を備えてなる。
【0017】
MPU11は、デジタルスチルカメラ10全体の制御を司るものであり、ファームウェアROM16からシステムメモリ15にロードされたハードウェア制御のための各種制御プログラムを実行制御する。
【0018】
CCD12は、光信号を電気信号に変換する半導体受光デバイスであり、デジタルスチルカメラ10は、このCCD12によって画像を撮像する。
操作スイッチ13は、入力デバイスであり、たとえば露光補正、色補正および表示言語などの機器設定や、ホワイトバランス、露光、絞りおよびストロボ設定などの撮像条件設定を含む各種設定に関するユーザからの操作指示を入力するためのものである。
【0019】
ディスプレイ14は、出力デバイスであり、ユーザに対して、たとえばメニュー項目を一覧表示したり、再生した画像を表示するためのものである。
システムメモリ15は、このデジタルシチルカメラ10の主記憶となるメモリデバイスであり、MPU11によって実行制御される各種制御プログラムや各種パラメータ情報などを格納する。
【0020】
ファームウェアROM16は、システムメモリ15にロードされる各種制御プログラムを格納するメモリデバイスであり、プログラム書き換え可能なフラッシュROMによって構成される。
【0021】
フレームバッファ17は、CCD12によって得られた画像データを一時的に蓄積するためのメモリデバイスである。
そして、スマートメディア18は、CCD12によって得られ、フレームバッファ17に蓄積された画像データを格納するためのメモリデバイスであり、このデジタルスチルカメラ10に脱抜自在に収納される。また、このスマートメディア18は、PCカードアダプタ22に装着された状態でパーソナルコンピュータ20に収納され、パーソナルコンピュータ20のCPU21からも読み書きが行なわれるメモリデバイスである。
【0022】
図2には、この実施形態のスマートメディア18のディレクトリ構成が示されている。図2に示すように、このスマートメディア18には、既存の画像ファイル用ディレクトリeの他に、機器設定情報ディレクトリa、撮像条件情報ディレクトリb、拡張情報ディレクトリcおよびメディア情報ディレクトリdが設けられており、機器設定情報ディレクトリa内には、カメラ型式、CCD露光補正、色補正および表示言語などの機器設定に用いられる情報を含む設定情報ファイルが、撮像条件情報ディレクトリb内には、ホワイトバランス、露出、絞りおよびストロボ設定などの撮像条件設定に用いられる情報を含む撮像条件ファイルが、拡張情報ディレクトリc内には、バグ修正や拡張機能追加に伴なうファームウェアの更新に用いられる情報を含むファームウェア更新ファイルが、メディア情報ディレクトリdには、初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報ファイルがそれぞれ配置される。そして、この発明の特徴は、画像データを格納するためのスマートメディア18内に、本来ならば唯一あるべき画像データとは別に、機器設定情報、撮像条件情報、拡張情報およびメディア情報を格納した点と、これらの情報を用いて、デジタルスチルカメラ10の各種設定を行なう点とにある。以下、この点について、図2に示したディレクトリ別に詳述する。
(1)機器設定情報ディレクトリ
機器設定情報ディレクトリの内部には、デジタルスチルカメラ10を初期設定するためのファイルが配置される。
【0023】
MPU11は、たとえば動作開始時などに、この機器設定情報ディレクトリ内の設定情報ファイルを読み出し、この設定情報ファイルの内容に基づいて、CCD12の露光補正、色補正およびディスプレイ14への表示言語の設定などを行なう。これにより、たとえば、カメラ間の色調の違いを自動補正して共通した色を表示することなどが可能となる。
【0024】
なお、この設定情報ファイルは、複数存在しても構わない。一つのスマートメディアを複数種のデジタルスチルカメラで使い回すことは十分考えられるからである。そして、複数存在する場合には、MPU11が自動選択したり、あるいはユーザが操作スイッチ13により選択すれば良い。この自動選択は、たとえば設定情報ファイル中にカメラ型式を入れることにより実現する。
【0025】
また、特定のデジタルスチルカメラに対して複数の設定を行なう場合も考えられる。たとえば、使用するスマートメディア18に連動させて、ディスプレイ14の表示言語を英語および日本語間で自動的に切り替えたり、あるいは、ガイダンスの音声言語を英語および日本語間で自動的に切り換えるなどの場合に有用である。
(2)撮像条件情報ディレクトリ
撮像条件情報ディレクトリの内部には、撮像条件を設定するためのファイルが配置される。
【0026】
銀塩カメラにおいても、露光、シャッタースピードおよび絞りなどの撮像条件を変えることにより、効果的な撮影を行なうことができる。しかしながら、これらの撮像条件は組み合わせ条件であり、その設定には熟練を要する。一方、この実施形態のデジタルスチルカメラ10では、これらの条件がファイルとしてスマートメディア18内に記録されているため、条件に応じて所望のファイルを選択するのみで容易に設定することが可能となる。
(3)拡張情報ディレクトリ
拡張情報ディレクトリの内部には、ファームウエアROM16を更新するためのファイルが配置される。
【0027】
このファイルには、バグを修正する場合や拡張機能を提供する場合にファームウェアROM16の内容を更新するために必要となる情報が格納される。これにより、たとえばスマートメディア18に対するドライバやインタフェース仕様の更新にも用いることができる。
(4)メディア情報ディレクトリ
メディア情報ディレクトリの内部には、初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時などを格納するメディア情報ファイルが配置される。
【0028】
このメディア情報ファイルに格納される情報は、電子フィルムに固有の情報であって、ただ一つのみ存在する。スマートメディア18は、属性情報や初期フォーマットの情報として、容量や記録可能なコマ数の情報を持っているが、メモリカードを継続して使う場合に、メモリの特定部分が使えなくなる不良が発生する場合がある(特にフラッシュメモリの場合に顕著である)。
【0029】
そこで、この実施形態のデジタルスチルカメラ10では、メディア情報をファイルとして重複して持つことにより、パーソナルコンピュータ20上でも読み取れるようにし、初期状態からのメディアの変化の把握や書き込み不良が異常発生した場合の処置などを適切に行なうことを可能とする。
【0030】
なお、前述の機器設定情報ディレクトリa、撮像条件情報ディレクトリbおよび拡張情報ディレクトリcに配置されるファイルは、スマートメディア18がパーソナルコンピュータ20のCPU21からも読み書き可能なメモリデバイスデバイスであるという特性を活かして、たとえばパーソナルコンピュータ20のCPU11によって実行制御されるユーティリティなどのアプリケーションプログラムによって作成すればよい(このうち、撮像条件情報ディレクトリbに配置されるファイルについては、ユーザが操作スイッチ13により行なった設定を反映させる形で、MPU11によって実行制御される制御プログラムによって作成しても構わない)。これにより、たとえばインターネットなどを介して入手したファイルを組み込むことなどが可能となる。一方、メディア情報ディレクトリdに配置されるファイルは、MPU11によって実行制御される制御プログラムによって作成されるものである。
【0031】
次に、図3乃至図6を参照して、この実施形態のデジタルスチルカメラ10の動作原理を説明する。
MPU11は、電源が投入されると、まず、ディスプレイ14にメニュー項目を一覧表示する(図3のステップA1)。なお、ここでは、このメニュー項目の中に、“機器設定”、“撮像条件設定”および“拡張処理”が含まれているものとする。そして、MPU11は、この一覧表示されたメニュー項目の中から“機器設定”が選択されると(図3のステップA2のYES)、機器設定処理を実行する(図3のステップA3)。また、MPU11は、“撮像条件設定”が選択されると(図3のステップA4のYES)、撮像条件設定処理を実行する(図3のステップA5)。さらに、MPU11は、“拡張処理”が選択されると(図3のステップA6のYES)、拡張処理を実行する(図3のステップA7)。なお、機器設定処理は、メニュー項目から選択された場合とは別に、電源投入直後に初期処理として実行されるものでもある。
【0032】
機器設定処理を実行する際、MPU11は、スマートメディア18の機器設定情報ディレクトリに存在する複数の設定情報ファイルの中からそのデジタルスチルカメラ10に合致する設定情報ファイルを選択し(図4のステップB1)、その選択した設定情報ファイルの内容を読み取って(図4のステップB2)、CCD12の露光補正、色補正およびディスプレイ14への表示言語の設定などといった機器設定を実行する(図4のステップB3)。なお、この設定情報ファイルの選択は、ユーザが操作スイッチ13により選択するものであっても良い。
【0033】
また、撮像条件設定処理を実行する際、MPU11は、まず、スマートメディア18の撮像条件情報ディレクトリに存在する複数の撮像条件ファイルをディスプレイ14を介して一覧表示する。そして、この一覧表示に対応して、ユーザが操作スイッチ14によりいずれかの撮像条件ファイルを選択すると(図5のステップC1)、MPU11は、その選択された撮像条件ファイルの内容を読み取って(図5のステップC2)、ホワイトバランス、露出、絞りおよびストロボ設定などといった撮像条件設定を実行する(図5のステップC3)。
【0034】
また、拡張処理を実行する際、MPU11は、まず、スマートメディア18の拡張情報ディレクトリに存在する複数の拡張ファイルをディスプレイ14を介して一覧表示する。そして、この一覧表示に対応して、ユーザが操作スイッチ14によりいずれかの拡張情報ファイルを選択すると(図6のステップD1)、MPU11は、その選択された拡張情報ファイルの内容を読み取って(図6のステップD2)、バグ修正や拡張機能に伴なうファームウェアROM16の内容の書き換えを実行する(図6のステップD3)。この書き換えは、たとえば拡張ファイル内の書き換えプログラムをシステムメモリ15にロードした後、このシステムメモリ15上の書き換えプログラムをMPU11が実行することにより、拡張ファイル内の新モジュールをファームウェアROM16に上書きするなどによって実行されるものである。
【0035】
このように、この実施形態のデジタルスチルカメラ10によれば、スマートメディア18に記録された情報を用いることによって、熟練を必要とせずに容易に各種設定が行なえることになる。また、初期状態からのメディアの変化の把握や書き込み不良が異常発生した場合の処置などをパーソナルコンピュータ20上で適切に行なうことが可能となる。
【0036】
なお、前述した実施形態では、スマートメディア18に記録される各種ファイルを、その種類ごとに設けられたディレクトリ内に分類して配置していたが、これらを適切に管理できるのであれば、一つのディレクトリ内に混在させて配置しても構わない。
【0037】
また、前述した実施形態では、画像ファイルを中心に説明したが、一部のデジタルスチルカメラでは、音声もファイルとして記録することが可能である。したがって、このスマートメディア18の概念を、ボイスレコーダに広げることも有用である。すなわち、使用対象を音声録音機能を有するデジタルスチルカメラに限らず、ボイスレコーダや携帯型音楽再生機において、メモリカード内部に機器制御用の管理ファイルを設けて機能を拡張することも可能である。具体的な制御の対象としては、マイクの感度、音域のバランスや、スピーカの音声帯域、音量などがあげられる。そして、これらの制御用のファイルをメモリカード内部にもつことにより、ボイスレコーダや携帯型音楽再生機などの設定が適切かつ容易に行なえることになる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、露光補正や色補正などをメモリカードから読み取った機器設定情報に基づいて設定するため、他の画像撮像機器との間の色調の違いなどを自動的に補正して共通した色を表示するといったことが可能となる。また、この発明の画像撮像機器によれば、ディスプレイの表示言語やガイダンスの音声言語をメモリカードから読み取った機器設定情報に基づいて自動的に設定することなども可能となる。
【0039】
また、ホワイトバランス、露光、絞りおよびストロボ設定などをメモリカードから読み取った撮像条件情報に基づいて設定するため、ユーザは熟練を必要とせずに効果的な撮影が行なえるようになる。
【0040】
また、内蔵する半導体メモリに記録されたハードウェア制御のための制御プログラムの更新または追加をメモリカードから読み取った拡張情報に基づいて実行するため、たとえば制御プログラムのバグが発見された際の対処や各種機能追加などを、半導体メモリの取り外しなどを伴なわずにオンボード上で行なえるようになる。
【0041】
また、初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報を、半導体メモリが固有に保持するメディア情報とは別にファイルとして重複させて半導体メモリに記録することにより、パーソナルコンピュータ上で初期状態からのメディアの変化の把握や書き込み不良が異常発生した場合の処置などを適切に行なうことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るデジタルスチルカメラの概略構成を示す図。
【図2】同実施形態のスマートメディアのディレクトリ構成を示す図。
【図3】同実施形態のデジタルスチルカメラの動作原理を説明するためのフローチャート。
【図4】同実施形態のデジタルスチルカメラの機器設定処理時の動作原理を説明するためのフローチャート。
【図5】同実施形態のデジタルスチルカメラの撮像条件設定処理時の動作原理を説明するためのフローチャート。
【図6】同実施形態のデジタルスチルカメラの拡張処理時の動作原理を説明するためのフローチャート。
【図7】従来のスマートメディアのディレクトリ構成を示す図。
【符号の説明】
10…デジタルスチルカメラ、11…MPU、12…CCD、13…操作スイッチ、14…ディスプレイ、15…システムメモリ、16…ファームウェア、17…フレームバッファ、18…スマートメディア、20…パーソナルコンピュータ、21…CPU、22…PCカードアダプタ
Claims (6)
- 画像データを記録するための半導体メモリが内蔵されたメモリカードを抜脱自在に収納する画像撮像機器において、
露光補正、色補正、表示言語および音声言語の中の少なくとも一つを含む前記画像撮像機器の動作環境を設定するための機器設定情報を前記半導体メモリから読み取る機器設定情報読取手段と、
前記機器設定情報読取手段により読み取られた機器設定情報に基づいて前記画像撮像機器の動作環境を設定する機器設定手段と
を具備することを特徴とする画像撮像機器。 - 画像データを記録するための半導体メモリが内蔵されたメモリカードを抜脱自在に収納する画像撮像機器において、
前記半導体メモリが固有に保持する初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報を取得するメディア情報取得手段と、
前記メディア情報取得手段により取得されたメディア情報を前記半導体メモリが固有に保持するメディア情報とは別にファイルとして前記半導体メモリ上に記録するメディア情報記録手段と
を具備することを特徴とする画像撮像機器。 - 画像データを記録するための半導体メモリが内蔵されたメモリカードを抜脱自在に収納する画像撮像機器の機器設定方法において、
露光補正、色補正、表示言語および音声言語の中の少なくとも一つを含む前記画像撮像機器の動作環境を設定するための機器設定情報を前記半導体メモリから読み取り、
前記読み取った機器設定情報に基づいて前記画像撮像機器の動作環境を設定する
ことを特徴とする機器設定方法。 - 画像データを記録するための半導体メモリが内蔵されたメモリカードを抜脱自在に収納する画像撮像機器のメディア情報記録方法において、
前記半導体メモリが固有に保持する初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報を取得し、
前記取得したメディア情報を前記半導体メモリが固有に保持するメディア情報とは別にファイルとして前記半導体メモリ上に記録する
ことを特徴とするメディア情報記録方法。 - 画像撮像機器に抜脱自在に収納されるメモリカードに内蔵され、前記画像撮像機器により撮像された画像データを記録するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
露光補正、色補正、表示言語および音声言語の中の少なくとも一つを含む前記画像撮像機器の動作環境を設定するための機器設定情報を記録することを特徴とする記録媒体。 - 画像撮像機器に抜脱自在に収納されるメモリカードに内蔵され、前記画像撮像機器により撮像された画像データを記録するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
初期容量、不良ブロック数およびフォーマット日時を含むメディア情報を予め定められた領域に固有に保持されるメディア情報とは別にファイルとして記録することを特徴とする記録媒体。
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