JP4109538B2 - 自走式破砕機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式破砕機に係り、より詳しくは、自走式破砕機のグリズリフィーダの隙間を通過した原材料を排出コンベア等の排出装置にガイドする排出シュートを備えた自走式破砕機に関する。
【0002】
【背景技術】
自走式破砕機は、破砕機に原材料を供給するための供給部を備えている。この供給部は、原材料が投入されるホッパと、複数本のズリバーを所定間隔で配置して構成されたグリズリフィーダとを含んで構成されている。このグリズリフィーダは、破砕機で破砕不要な小粒径の原材料を、破砕機に投入する前にグリズリフィーダの隙間を通過させて取り除くものであり、破砕機での無駄な作業が生じないようにしている。
【0003】
このようなグリズリフィーダの隙間を通過した原材料は、小粒径であるため、そのまま排出コンベアに落下させ、破砕機で破砕された破砕物(製品)と一緒に混ぜて排出する場合もあるが、小粒径であっても、土砂等が多くて製品にならないときには、排出装置とは別の排出装置に落下させて排出させる。
このため、従来では、自走式破砕機の排出シュートとして、第1シュートの下部に二股状に分岐して設けられた第2シュートと第3シュートを備えた排出シュート装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この排出シュート装置は、第2シュートと第3シュートとの分岐部に回転軸が設けられ、この回転軸に通路切換用の開閉板が固設されている。そして、第2シュートの下方にはメインの排出装置が設けられ、第3シュートの下方に小型の排出装置が配置されている。運転に際しては、グリズリフィーダの隙間を通過する原材料の質に応じて、原材料が第2シュートと第3シュートとのいずれかに送られるように、開閉板を予め切り換えておくようになっている。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第3076725号公報(第1頁、図1、図3)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特許文献1の自走式破砕機の排出シュート装置では、グリズリフィーダの隙間を通過する原材料のうちでも、破砕物と混合してもよいものと、破砕物と混合させたくないものとして排出した方がよいものとを、開閉板を切り換えることによって第2シュートまたは第3シュートに送るようにしているが、このような排出シュート装置を、例えば大きな岩石を破砕する粗破砕用の大型の自走式破砕機に用いると、グリズリフィーダの隙間を通過する岩石も比較的大きくなるため、その衝突時の滑りにより、開閉板の可動部分等、特定部位が摩耗するおそれがある。
【0007】
また、そのような大型の自走式破砕機の中には、数年にわたる長い期間、一定の砕石場内に配置され、ほぼ砕石プラントとして使用されるものがある。このような砕石場で投入される原材料は、その質が安定しているために、グリズリフィーダの隙間を通過した小粒径の岩石はそのまま製品として使用する場合が多い。従って、このような場合には本来、排出シュートでの開閉板による切り換えが不要である。そこで、開閉板を有していない排出シュートも現存するのであるが、このようなタイプでも、長期間にわたって落下した岩石等により特定の部位が滑りによって摩耗することがある。
【0008】
しかし、特定部位が摩耗した場合、排出シュートを取り外して修復等を行うが、排出シュートを取り外すためには、まず、大重量のグリズリフィーダおよびホッパ全体を取り外す必要があり、多くの手間がかかって、取り外し作業が困難である。
【0009】
一方、排出シュートは、破砕機の運転中、グリズリフィーダの隙間を通過する小径岩石が常時衝突するため、前述の可動部位以外でも、衝突時の滑りによる摩耗が激しい。これに対しては、ホッパ、グリズリフィーダが大きくて排出シュートを頻繁に交換しにくいので、排出シュートの構成部材の板厚を厚くする等して対応しているが、所望の効果は得られない。このため、グリズリフィーダの隙間を通過する原材料の衝突時の滑りを抑制し、装置の摩耗を防止できるような排出シュートが望まれている。
【0010】
本発明の一つの目的は、取り外し作業を容易にできる排出シュートを備えた自走式破砕機を提供することにある。
本発明の他の目的は、グリズリフィーダの隙間を通過した原材料の滑りによる磨耗を防止でき、排出シュートの長寿命化を図ることができる自走式破砕機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用効果】
本発明の請求項1に記載の自走式破砕機は、自走式破砕機において、原材料を選別、搬送するグリズリフィーダと、このグリズリフィーダの隙間を通過した原材料を排出する排出装置との間に配置された排出シュートとを備え、この排出シュートは上方から第 1 のシュート部材、第2のシュート部材、第3のシュート部材より構成され、少なくとも一部の前記シュート部材は、前記グリズリフィーダを外すことなく着脱自在な機構になっていることを特徴とする。
【0012】
このような本発明によれば、切り換え可能な開閉板を備えたタイプの排出シュートでは、変形し易い開閉板の可動部位を着脱自在なシュート部材に設ければよく、グリズリフィーダの隙間を通過した原材料を専らメインの排出装置に排出させるタイプの排出シュートでは、隙間を通過した原材料によって摩耗しやすい部位を着脱自在なシュート部材に設ければよい。そして、このような特定部位が摩耗した場合には、グリズリフィーダを外さずにシュート部材のみを外して修復すればよく、取り外し作業が容易になる。
【0014】
本発明の請求項に記載の自走式破砕機は、請求項1に記載の自走式破砕機において、
前記一部のシュート部材には、前記グリズリフィーダの隙間を通過した原材料が堆積することで内面が覆われるようになる土砂溜まり部が設けられていることを特徴とする。
【0015】
このような本発明によれば、グリズリフィーダの隙間を通過した原材料が土砂溜まり部に堆積して排出シュートの内面が覆われるので、それ以降に落下する原材料は、堆積した原材料に当たって排出される。そのため、原材料が衝突した際の滑りによる磨耗を抑制して磨耗を防止でき、排出シュートの長寿命化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔全体構成の概略説明〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本実施形態に係る自走式破砕機1を示す正面図、背面図、右側面図、左側面図、および平面図である。なお、本実施形態では説明の便宜上、図3中の右側を前方側、左側を後方側とする。
【0017】
自走式破砕機1は、ビルの解体現場等に配置されてコンクリート塊やアスファルト塊の破砕に供される場合もあるが、本実施形態では専ら、鉱山や砕石場に配置され、大きな岩石や自然石を所定粒径に粗破砕するために用いられる。このため、全長、全幅、全高の各寸法が大きく、大型の自走式破砕機に属する。
【0018】
このような自走式破砕機1は、一対の下部走行体11を備えた本体部ユニット10と、本体部ユニット10上の後方側に搭載されて原材料が供給される供給部ユニット20と、供給部ユニット20の前方側に搭載されたジョークラッシャ(破砕機)30と、ジョークラッシャ30のさらに前方側に搭載されたパワーユニット40と、本体部ユニット10の下方で一対のクローラ18間から前方斜め上方に向かって延出したメインの排出コンベア(排出装置)50とで構成されている。
【0019】
本体部ユニット10は、前後方向に連続して設けられた左右の側方フレーム12を、複数の連結フレーム13(図2)で連結したメインフレーム(トラックフレーム)14を備え、各側方フレーム12の下部側に前記下部走行体11が取り付けられている。下部走行体11は、前部の油圧モータ15で駆動されるスプロケット16および後部のアイドラー17にクローラ18を巻回させた構成である。
【0020】
供給部ユニット20は、後方に迫り出した左右の側方フレーム21を、開口部22Aを有する略四角形の連結フレーム22で連結した後部フレーム23を備えている。後部フレーム23の上部には、複数のコイルスプリングを介してグリズリフィーダ24が載置され、このグリズリフィーダ24が振動装置25で駆動される。グリズリフィーダ24の上部には、その周囲の三方を囲うようにホッパ26が設けられ、上方に向かって拡開したこのホッパ26内に原材料が投入される。また、グリズリフィーダ24の下部には、グリズリフィーダ24で選別されて落下する原材料を下方の排出コンベア50に導く排出シュート80が設けられている。なお、本実施形態のホッパ26では、左右のウィング部28は本体部分に対して折り畳み可能に設けられ、支持バー29の上端を外すことで下方に折り畳まれる。これにより、供給部ユニット20の全高が低くなり、トレーラでの輸送制限をクリアできるようになっている。
【0021】
ジョークラッシャ30は、図6に示すように、左右の側壁プレート31を、複数のリブで補強された背壁プレート32およびクロスメンバ33で連結したクラッシャフレーム34を備え、背壁プレート32の内側には固定ジョー35が取り付けられ、固定ジョー35の前方側には歯面が略鉛直に迫り立ったスイングジョー36が配置されている。スイングジョー36は、その上部側が側壁プレート31間に回転可能に架設されたメインシャフト37の偏心部に吊設されているとともに、下部側が破砕時の反力を受ける反力受リンク機構60で支持されており、また、テンションリンク機構70により常時反力受リンク機構60側に付勢されている。
【0022】
ここで、反力受リンク機構60は、一端がスイングジョー36の背面部分に係止されたトグルプレート61と、トグルプレート61の他端側を支持しかつ固定リンクピン63を中心に回動するトグルリンク64と、下端がトグルリンク64に軸支されたベアロックシリンダ65とで概ね構成され、このベアロックシリンダ65がクロスメンバ33側に回動自在に軸支(トラニオン構造)されている。そして、このベアロックシリンダ65のロッド66を進退させることで、各ジョー35,36の下端間の出口隙間Wを調節できるようになっている。つまり、反力受リンク機構60は、ベアロックシリンダ65の駆動によってトグルリンク64およびトグルプレート61を介してスイングジョー36を固定ジョー35に近接離間させる出口隙間調整用リンク機構62となっている。
【0023】
また、テンションリンク機構70は、反力受リンク機構60の略中央に配置されており、一端がスイングジョー36側に軸支されたテンションリンク71と、前記固定リンクピン63に回動自在に軸支されたテンションレバー72と、一端がテンションレバー72に軸支されたテンションロッド73と、このテンションロッド73を所定方向に付勢するテンションスプリング74とで概ね構成され、これらテンションロッド73およびテンションスプリング74が前記トグルリンク64に取り付けられている。
【0024】
このようなジョークラッシャ30では、メインシャフト37の一端に設けられたプーリ38をVベルトを介して油圧モータ39で駆動すると、メインシャフト37の回転によりスイングジョー36が揺動リンクとして機能し、固定ジョー35との間で原材料を破砕する。この際、本実施形態のジョークラッシャ30では、スイングジョー36が固定ジョー35の歯面に対して上方から下方に削ぎ取るようにスイングするよう、反力受リンク機構60がいわゆるアップスラストタイプになっている。
【0025】
パワーユニット40は、左右の側方フレーム41を複数の連結フレーム(不図示)で連結したベースフレーム42を備えている。ベースフレーム42上には、適宜な載置用のブラケットやクロスメンバを介してエンジン、油圧ポンプ、燃料タンク43、および作動油タンク44等が載置されている。また、油圧ポンプからの油圧を下部走行体11の油圧モータや、グリズリフィーダ24の振動装置25、ジョークラッシャ30の油圧モータ39、および排出コンベア50駆動用の油圧モータ等に分配するコントロールバルブが、当該ベースフレーム42で囲まれた収容空間内に収容されている。
【0026】
排出コンベア50は、後部が排出シュート80下端の排出口よりも後方に位置し、ここから排出される未破砕の原材料と、ジョークラッシャ30の出口から落下した破砕物とを前方に排出し、高所から落下させて堆積等させる。なお、原材料として鉄筋や金属片等の異物が含まれる場合には、排出コンベア50の前部側に磁選機を取り付け、この異物を取り除くことも可能である。また、排出コンベア50からの破砕物を地上に堆積させるのではなく、二次コンベアや三次コンベア等を用いて遠隔地まで搬送することもある。
【0027】
〔排出シュートの概略説明〕
以下には、排出シュート80について説明する。
図7〜図9に示すように、前記排出シュート80は、原材料の落下方向に沿って配置された最上部の第1シュート部材(シュート部材)81、中央部の第2シュート部材(シュート部材)82、最下段の第3シュート部材(シュート部材)83で構成され、全体が略角筒状になっている。この排出シュート80は、第1シュート部材81の上端から第3シュート部材83の下端に向かうに従って前方側に位置するように傾斜しており、グリズリフィーダ24から落下した原材料を排出コンベア50上に排出するようになっている。
つまり、グリズリフィーダ24からの未破砕の原材料は、排出シュート80を通過して排出コンベア50に排出され、ジョークラッシャ30で破砕された排出破砕物と混合された破砕物と混合され、製品として用いられる。
【0028】
第1シュート部材81は、前面部81Aがジョークラッシャ30側の傾斜した背面に当接配置された有底箱状であり、底板81B(図8参照)には下方に連通した平面四角形の開口部80Gが設けられ、この開口部80Gを通って原材料が第2シュート部材82に落ちる。
第1シュート部材81の左右両側面81C,81には、図7,9に示すように、後部上側の角部に沿ったL字状のブラケット85が設けられ、これに対し、側方フレーム21の開口21Aの上部縁には、上記ブラケット85に対して上方に対向する取付板86が設けられている。
【0029】
この取付板86の裏面(上面)には、予め複数の裏ナット87が溶接により固着され、この裏ナット87には、ブラケット85の下方から挿通されたボルト88が螺合され、これにより、第1シュート部材81が側方フレーム21に取り付けられている。従って、このボルト88を外すことにより、第1シュート部材81を側方フレーム21から下方に取り外すことができ、取り外した第1シュート部材81を側方フレーム21の開口21Aから側方に取り出すことが可能である。もちろん、開口21Aを通して第1シュート部材81を取り付けることもできる。
【0030】
このような第1シュート部材81の、例えば一方側の側面(図7中、紙面手前側)81Cには、ヒンジ89を介して開閉自在な点検扉90が設けられ、必要に応じて点検扉90を開き、排出シュート80の内部を全体にわたって覗くことができる。また、図8にも示すように、第1シュート部材81の底板81Bには、開口部80Gに沿って垂下した下部突出部81Fが形成され、この下部突出部81Fが第2シュート部材82の上部側に呑み込まれている。
【0031】
ところで、図8、図9に示すように、前記底板81Bの開口部80Gの周りは、グリズリフィーダ24の隙間を通過した土砂が堆積する土砂溜まり部92となっており、この土砂溜まり部92に土砂が堆積することで、第1シュート部材81の三方向の内面(前面部81Aの内面を除いた内面)を覆う第1ガイド面80Aが水平面に対して略60度の角度で形成される。そして、第1シュート部材81の内面を土砂で覆うことにより、その内面に原材料が直に衝突して滑るのが抑制され、摩耗が防止されるようになっている。
【0032】
なお、前面部81Aの内面は、原材料が衝突しにくい方向に傾斜しているので、この部分に土砂溜まりを設けなくても、摩耗度合いは小さい。
また、詳細な図示を省略するが、グリズリフィーダ24からジョークラッシャ30に送られた原材料のうち、比較的小さなものは、固定ジョー35の上部に設けられたガイドプレート28に落ちた後、その一部が第1シュート部材81側に落ちて未破砕の状態で排出コンベア50上に排出される。
【0033】
前記第2シュート部材82は、第1シュート部材81の下方に設けられ、第2シュート部材82の上端部が下部突出部81Fにボルト94によって取り付けられていることで、全体が着脱自在となっている。具体的に、第2シュート部材82は、側面部82C,82Dと後面部82Eとを有する平面コ字状に形成され、後面部82E側の下部側には底板82Bが設けられている。第2シュート部材82の上部側は、前述したように、第1シュート部材81の下部突出部81Fを呑み込み、下部側は第3シュート部材83の上端部に呑み込まれ、また特に側面部82C,82Dの前部側は、カバー部材98の内側に呑み込まれている。
なお、第2シュート部材82の側面部82C,82Dの下部には、図7、図9に示すように、支持ブラケット84が設けられており、この支持ブラケット84を介して第2シュート部材82がメインフレーム14の構成部材にもボルト止めされている。
【0034】
このような第2シュート部材82は、第1シュート部材81が取り付けられた状態から、ボルト94および支持ブラケット84側のボルトを外すことで、わずかに浮かしながら後方にスライドさせることが可能であり、第1シュート部材81と第3シュート部材83との間から取り外して側方フレーム21の開口21Aから側方に取り出すことができる。そして、第1シュート部材81を開口21Aに取り付けた後では、この第1シュート部材81と第3シュート部材83との間に、第2シュート部材82を後部側から前部に向けてスライドさせ、下部側を第3シュート部材83に落とし込んで装着することができる。なお、第2シュート部材82では、取り扱い性等を考慮して側面部82C,82Dの前後寸法が短めに形成されている。
【0035】
また、図8に示すように、前記底板82Bの上部もグリズリフィーダ24の隙間を通過した土砂が堆積する土砂溜まり部93となっており、この土砂溜まり部93に原材料が堆積することで第2シュート部材82の後面部82Eの内面を覆う第2ガイド面80Bが形成され、原材料が直に当たるのを防いで摩耗が防止されるようになっている。この第2ガイド面80Bも水平面に対して略60度に形成され、これにより、第1シュート部材81の第1ガイド面80A、第2ガイド面80B、および第3シュート部材83の後面部83Bの内面が略連続するようになっている。
【0036】
ここで、第2シュート部材82とほぼ同じ高さに配置されたカバー部材98は、その上端がボルト94によって第1シュート部材81の下部突出部81Fに取り付けられていることで、第1シュート部材81と第3シュート部材83との隙間、および第2シュート部材82の先端とクラッシャ30との隙間を塞いでおり、鉄板あるいは厚肉の硬質のゴム材で形成されている。そのため、第1シュート部材81を通過して排出される原材料が、第1シュート部材81と第3シュート部材83との間や、第2シュート部材82とジョークラッシャ30との間から飛び出すことがない。
【0037】
第3シュート部材83は、第2シュート部材82の下方に設けられた固定式であり、前記本体部ユニット10の側方フレーム12に図示しないブラケット等を介してボルト止めされている。第3シュート部材83は、ジョークラッシャ30の背面側に当接された傾斜した前面部83Aと、前記第1、第2ガイド面80A,80Bと略同じ角度(水平に対して略60度)で傾斜した後面部83Bと、左右の側面部83C,83Dとを備えてほぼ四角筒状に形成されている。また、第3シュート部材83の下部開口は、上部開口よりも小さく、第3シュート部材83全体が下方に向かうに従って前後方向に絞られている。
【0038】
第3シュート部材83の下部側は、当該第3シュート部材83を挟んで左右に対向配置された断面L字状の一対のガイド部材95の上部に呑み込まれており、第3シュート部材83を通過した原材料は、ガイド部材95間で排出コンベア50に排出されるようになっている。
なお、ガイド部材95は、図2、図9に示すように、ステイ97を介して側方フレーム12に固定され、このガイド部材95の後部側は、開閉自在な扉96で塞がれており、従って、排出シュート27から排出される未破砕の原材料等が外部に飛散することはない。
【0039】
次に、以上のような自走式破砕機1の排出シュート80の作用を説明する。
ホッパ26に投入され、かつグリズリフィーダ24の隙間を通過して落下した原材料は、順次、第1シュート部材81、第2シュート部材82、第3シュート部材83を経由して排出コンベア50に排出される。
この際、グリズリフィーダ24から落下した原材料中の土砂は、第1シュート部材81の土砂溜まり部92に溜まり、第1シュート部材81の後面部81Eおよび側面部81C、81Dの内面を覆う第1ガイド面80Aが形成される。また、第2シュート部材82の土砂溜まり部93にも土砂が溜まり、第2シュート部材82の後面部82Eの内面を覆う第2ガイド面80Bが形成される。従って、それらの内面に原材料が直に衝突することがなく、衝突時の滑りによる摩耗を防止できる。
【0040】
ところで、現場によっては、グリズリフィーダ24を通過して落下した原材料が、土砂分が多すぎたりして、製品として用いられない場合もある。
その場合、前記第1シュート部材81および第2シュート部材82を使用せず、図10に示すように、別のサブ排出シュート180と、このサブ排出シュート180の下方に配置されるサイドコンベア150とが使用される。すなわち、グリズリフィーダ24を通過して落下した原材料は、サブ排出シュート180からサイドコンベア150上に落とされ、そこから紙面直行方向に排出される。
【0041】
前記サブ排出シュート180は、前方下部側がやや絞られた四角筒状のシュート本体181と、このシュート本体181の下部周囲に個々に設けられたゴム板182とで構成されている。これらのゴム板189の下端は動きがフリーとなっており、特に原材料の排出流れに抗して配置されたゴム板182Aは、サイドコンベア150で原材料が排出される際、移動するその原材料によってめくられ、原材料の排出を阻害しない。
このようなサブ排出シュート180の側方フレーム21への取付構造は、前記排出シュート80の取付構造と同じである。
【0042】
そして、これらのサブ排出シュート180およびサイドコンベア150を使用する場合はまず、前記排出シュート80の一部のシュート部材、具体的には、第1シュート部材81と第2シュート部材82とを取り外した後、第1シュート部材81と第2シュート部材82とが配置されていた空間Sに、サブ排出シュート180およびサイドコンベア150を設置する。
第1シュート部材81と第2シュート部材82との取り外し作業は、前述したように、初めにボルト94、および支持ブラケット84のボルトを外しておいて、第2シュート部材82を第1シュート部材81の下部突出部81Fおよび第3シュート部材83の上端部から後方側に引き出して取り外し、側方フレーム21の開口21Aから取り出す。
【0043】
次いで、ボルト88を取り外して、第1シュート部材81を下方に一旦落とし、側方フレーム21の開口21Aから取り出す。この際、すでに第2シュート部材82が取り外されているので、その分の空間が広がっており、第1シュート部材81の取り外しが容易である。また、第3シュート部材83は、前記サブ排出シュート180およびサイドコンベア150を設置する際に邪魔とならないので、取り付けたままの状態としておく。
【0044】
以上のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1) 排出シュート80は、グリズリフィーダ24の隙間を通過して落下する原材料の落下方向最上段の第1シュート部材81、中央部の第2シュート部材82および最下段の第3シュート部材83で構成され、そのうち、第1シュート部材81と第2シュート部材82が着脱自在となっているので、切り換え可能な開閉板を備えたタイプの排出シュートを用いる場合には、変形し易い開閉板の可動部位を着脱可能な第1シュート部材81または第2シュート部材82に設ければよい。また、グリズリフィーダ24の隙間を通過して落下した原材料を専らメインの排出装置に落下させるタイプの排出シュートでは、落下した原材料によって摩耗しやすい部位を、第1シュート部材81または第2シュート部材82に設ければよい。そして、このような特定部位が摩耗した場合には、グリズリフィーダ24を外さずにシュート部材81,82のみを外して修復すればよく、取り外し作業を容易にできる。
【0045】
(2) 排出シュート80を構成する第1シュート部材81および第2シュート部材82には、グリズリフィーダ24の隙間を通過した土砂が堆積する土砂溜まり部92,93がそれぞれ形成され、この土砂溜まり部92,93に原材料が堆積することで第1シュート部材81および第2シュート部材82の内面に第1ガイド面80A、第2ガイド面80Bが形成されるので、ガイド面80A,80Bが形成された以降に落下する原材料をガイド面80A,80Bに当てて排出できる。従って、原材料が落下するとき最も衝突しやすい部位を堆積した土砂類で保護でき、第1シュート部材81および第2シュート部材82の超寿命化を図ることができる。
【0046】
(3) 第1シュート部材81の下部突出部81Fの下部は、第2シュート部材82の上部に呑み込まれているので、上方から下方に落下する原材料が第1シュート部材81および第2シュート部材82間を通過する際にその継ぎ目部分から洩れることがなく、その結果、防塵性を向上させることができる。
【0047】
(4) 第1シュート部材81にブラケット85が外側に突出して設けられ、側方フレーム21の開口21Aの上部縁には、ブラケット85と対向する取付板86が設けられており、これらの取付板86とブラケット85とを、ボルト88と裏ナット87との螺合により取り付けることができるので、第1シュート部材81を側方フレーム21の外側、かつ下方から取り付けることができ、第1シュート部材81の取り付けが容易である。
【0048】
(5) 第1シュート部材81の取り外しは、側方フレーム21の外側で、裏ナット87と螺合しているボルト88を取り外して下方に引っ張り出して行うが、この際、すでに第2シュート部材82が取り外されているので、その分の空間が広がっており、第1シュート部材81の取り外しを容易にできる。
【0049】
(6) 第2シュート部材82はコ字状に形成されており、取り付けに際しては、第1シュート部材81および第3シュート部材83を取り付けた後、両者81,83の隙間に差し込んでボルト94、および支持ブラケット84のボルトで固定して行うことができるので、分割された第1、第2、第3シュート部材81,82,83を容易に組み立てて排出シュート80を構成することができる。また、第2シュート部材82の取り外しは、上記と逆に、ボルト94、および支持ブラケット84のボルトを外して後部側に引き出して行えるので、取り外しも容易である。
【0050】
(7) 排出シュート80は、第1シュート部材81、第2シュート部材82および第3シュート部材83で構成され、そのうち、第1シュート部材81と第2シュート部材82が着脱自在となっており、各シュート部材81,82を取り外した後、サブ排出シュート180とサイドコンベア150とを組み込むことができるようになっている。従って、例えば、現場が変わることによって、ホッパ26に供給される原材料の質の変化が生じたとき、つまり、グリズリフィーダ24の隙間を通過して落下した原材料が、ジョークラッシャ30で破砕され排出コンベア50で排出される破砕物と混合した際、製品として用いることができない場合に、サブ排出シュート180とサイドコンベア150とを利用することができ、原材料の質の変化にも容易に対応できる。
【0051】
(8) サブ排出シュート180の排出口には、ゴム板182が設けられているので、グリズリフィーダ24の隙間を通過した原材料で、メインの排出コンベア50側に排出させたくない原材料を、メインの排出コンベア50側にこぼれることなく、サイドコンベア150にガイドして確実に排出できる。
【0052】
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば、他の変形形態を含むものである。
例えば、前記実施形態では、排出シュート80の第2シュート部材82は、下部突出部81Fの前後方向ほぼ中央部まで延びた断面コ字形に形成され、第2シュート部材82の先端には、カバー部材98が設けられているが、これに限らず、第2シュート部材82をカバー部材98を含む長さに形成してもよい。このようにすれば、カバー部材98が不要となるので、その分の取り付けや、製作の手間が省ける。
【0053】
また、前記実施形態の排出シュート80は、第1シュート部材81、第2シュート部材82および第3シュート部材83で構成され、そのうち、第1シュート部材81と第2シュート部材82との2つのシュート部材が着脱自在となっているが、着脱自在なシュート部材は2つに限らず、排出シュートの構成によっては、例えば1つだけ着脱自在としてもよく、あるいは3つ以上のシュート部材を着脱自在とする構成でもよい。
【0054】
さらに、前記実施形態の排出シュート80は、グリズリフィーダ24の隙間を通過した原材料を専らメインの排出コンベア50に排出させるタイプであったが、排出シュートはそのタイプでなくてもよく、切り換え可能な開閉板を備えたタイプの排出シュートとしてもよい。この場合、摩耗しやすい回転部を着脱可能なシュート部材に設けることが好ましい。
【0055】
また、前記実施形態では、サイドコンベア150を取り付けるために排出シュート80の第1シュート部材81および第2シュート部材82を取り外していたが、これに限らず、第1シュート部材81または第2シュート部材82の修理等のために、各シュート部材81,82を取り外してもよい。
【0056】
また、本発明の自走式破砕機に搭載される破砕機としては、前記実施形態で説明したジョークラッシャ30に限らず、例えば、インパクトクラッシャ、シェアクラッシャ、コーンクラッシャ、ロールクラッシャ等、任意のクラッシャであってもよい。
【0057】
また、本体部ユニット10、供給部ユニット20、ジョークラッシャ30、パワーユニット40、排出コンベア50等の構成は、本発明の目的を達成できる範囲で任意に変更可能であり、前記実施形態に限定されない。
【0058】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した構成は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態での自走式破砕機を示す正面図。
【図2】前記自走式破砕機を示す背面図。
【図3】前記自走式破砕機を示す右側面図。
【図4】前記自走式破砕機を示す左側面図。
【図5】前記自走式破砕機を示す平面図。
【図6】前記自走式破砕機のジョークラッシャを示す断面図。
【図7】前記自走式破砕機の要部を示す側面図。
【図8】図7におけるA部の詳細を示す断面図。
【図9】図7におけるIX矢視図。
【図10】前記自走式破砕機の要部を示す側面図。
【符号の説明】
1…自走式破砕機、10…本体部ユニット、20…供給部ユニット、30…ジョークラッシャ、40…パワーユニット、50…排出コンベア、80…排出シュート、81…第1シュート部材(シュート部材)、82…第2シュート部材(シュート部材)、83…第3シュート部材(シュート部材)、92,93…土砂溜まり部、150…サイド排出コンベア、180…サブ排出シュート。

Claims (2)

  1. 自走式破砕機(1)において、
    原材料を選別、搬送するグリズリフィーダ(24)と、
    このグリズリフィーダ(24)の隙間を通過した原材料を排出する排出装置(50)との間に配置された排出シュート(80)とを備え、
    この排出シュート(80)は上方から第 1 のシュート部材(81)、第2のシュート部材(82)、第3のシュート部材(83)より構成され、
    少なくとも一部の前記シュート部材(81)、(82)は、前記グリズリフィーダ(24)を外すことなく着脱自在な機構になっている
    ことを特徴とする自走式破砕機(1)。
  2. 請求項1に記載の自走式破砕機(1)において、
    前記一部のシュート部材(81)、(82)には、前記グリズリフィーダ(24)の隙間を通過した原材料が堆積することで内面が覆われるようになる土砂溜まり部(92)、(93)が設けられている
    ことを特徴とする自走式破砕機(1)。
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