JP4109362B2 - 始動時の可変バルブリフト制御装置 - Google Patents

始動時の可変バルブリフト制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の始動時の可変バルブリフト制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁と排気弁のバルブリフト量を可変とすることにより、運転状態に応じた最適な機関トルクを得るようにした特開平6−81617号公報に開示されるような可変バルブタイミング装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバルブリフト量の設定は、運転状態に応じて最適な機関トルクが得られるバルブリフト量に設定することについてしか考慮されておらず、始動時の圧縮行程時にバルブフェイス部とバルブシートに変形が生じた場合混合気が抜けて、圧縮圧力が低下し、始動性が悪化する可能性がある。また、長期間運転した内燃機関においては、燃焼室内に堆積したカーボンデポジット等の異物が始動時に剥離し、その剥離したカーボンデポジット等の異物が吸気弁または排気弁に噛み込んで、始動性が悪化する可能性がある。
【0004】
本発明は、前記問題点に鑑みて創出されたものであり、その目的とするところは、内燃機関の始動時において、バルブの着座力を上げてシール性を向上することにより、圧縮行程時の混合気の抜けを低下し、更に内燃機関の燃焼室内に堆積したカーボン等の異物が剥離して吸気弁または排気弁に異物が噛み込んでも、着座時の衝撃力により異物を破砕して、始動性の更なる悪化を防止することができる始動時の可変バルブリフト装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を達成するため、請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段を採用する。請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、バルブ着座時にカムの緩衝部がタペットに当たらなくなるまで大きくすることにより、バルブ着座時の衝撃力が大きくなるため、バルブの着座力を上げてシール性が向上すると共に、着座時の衝撃力によりカーボン等の異物を容易に破砕することが可能であり、混合気の抜けまたは異物噛み込みにより内燃機関の始動性が悪化することはない。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の始動時の可変バルブリフト制御装置の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1は、本発明の第1実施形態のシステム構成図であり、任意の1気筒の吸気バルブ周辺の横断面図を示している。
【0008】
図1において、11は吸気ポートであり、吸気バルブ10により開閉される。吸気バルブ10はバルブスプリング12により常に上方、すなわち吸気ポート11を閉じる方向に付勢されている。
【0009】
吸気バルブ10のバルブステム13の上端には上壁付き円筒体からなる第1のタペット2が設けられている。第1のタペット2には同じく上壁付き円筒体からなる第2のタペット3が摺動自在に取り付けられ、それらの間に油圧室4が形成されると共に、その両端をそれぞれのタペット2、3に固定するようにその自由長が収縮した状態のタペットスプリング40が設けられている。第2のタペット3には、油圧室4の収縮端を規制するストッパ片14が第2のタペット3から垂下されている。第2のタペット3の周壁には連通路6に臨むように通孔15が形成されている。油圧室4にはオイルパン9からポンプ8により送られるオイルが連通路6を介して供給される。
【0010】
油圧室4とポンプ8との間には調圧弁7が設けられており、調圧弁7はマイクロコンピュータ5によって制御されている。マイクロコンピュータ5には内燃機関の運転状態を知るためにエンジン回転数、スロットル開度、吸気管圧力、クランク位置等の信号が入力され、運転状態に応じて調圧弁7により油圧室4の油圧を変化させ、油圧室4の容積を制御する。調圧弁7には連通管16が設けられており、油圧室4内の油圧が制御圧力よりも高くなったとき、余剰なオイルをオイルパン9に逃がすことにより任意な油圧に設定できるようになっている。
【0011】
1はカムシャフトに設けられた吸気バルブ10を開閉するカムであり、第2のタペット3に接触し、油圧室4を介して第1のタペット2を押圧し、吸気バルブ10をおし開く。
【0012】
図2はカム1のプロフィールに関するものであり、(A)はカム1を側面から見たプロフィールであり、(B)はカム角度とバルブリフト量の関係を示す特性図である。
【0013】
カム1のプロフィールには図2に示すようにカムのリフト量が立ち上がる、つまりバルブを押し開く部分と、カムのリフト量が0となる、つまりバルブが着座する部分において、リフト量が緩やかに変化する緩衝部100が各々設けられている。この緩衝部100の目的は、内燃機関始動後、バルブ開時にカム1とタペット3との接触時の打音の低減及び衝撃力緩和によるカム1及びタペット3の破損の保護と、バルブ10閉時のバルブ10とバルブシートの接触時の打音の低減、及び衝撃力緩和によるバルブ10破損の保護である。
【0014】
以上の説明では、吸気バルブ10について説明したが、排気バルブについても同様の構成を適用することができる。
【0015】
図3は図1の可変バルブリフト制御のフローチャートである。次に、本発明の作動を図3に示すフローチャート及び図1によって説明する。
【0016】
内燃機関始動前には油圧室4には油圧はかけられておらず、油圧室4の容積は最小になっている。
【0017】
図4はタペットクリアランスの相違によるバルブリフトの相違を示す説明図であり、(A1 )はタペットクリアランスが大きい場合、(A2 )はタペットクリアランスが小さい場合の状態を各々示す。(B)は各々の場合のバルブリフト線図と衝撃力の大きさを示す。この時、図4(A1 )に示すようにバルブ閉時でのカム1と第2のタペット3の隙間(以下「タペットクリアランス」という。)が大きくなり、このタペットクリアランスの大きさをカム1が回転してもカム1の緩衝部100が第2のタペット3と接触しないようにする。このタペットクリアランスの大きさはカム1が全閉状態から40〜60°以上回転したときに第2のタペット3と接触する大きさとするとよい。
【0018】
図3及び図1において、ステップ201で図示しないスタータがONとなり、内燃機関の始動が開始される。
【0019】
ステップ202で調圧弁7により油圧室4内の油圧をOFFとすると、タペットスプリング40は収縮して、油圧室4の容積を最小とする。油圧室4の容積は最小のままであるので、カム1が回転しても緩衝部100が第2のタペット3に当たることなく、バルブ10は図4(B)中の(A1 )で示すようにカムプロフィールのカム1のリフト量の変化割合が大きいところで着座することになる。そのため、バルブ着座時の衝撃力が増大し、始動時のバルブ10のシール性が向上し、圧縮行程時の混合気の抜けが小さくできる。
【0020】
また、異物が始動時に剥離してバルブ10に噛み込んだとしても、バルブ着座時の衝撃力が大きいため容易に破砕することができ、異物噛み込みによる筒内圧の低下を防ぎ、更なる始動性の悪化を防止することが可能となる。
【0021】
なお、カム1と第2のタペット3の接触は緩衝部をはずす制御となっているが、内燃機関の始動時であるため回転数が低く、カム1と第2のタペット3及びバルブ10とバルブシート部の接触時の打音も小さく、バルブ10及び第2のタペット3が破損することはない。
【0022】
ステップ203で、エンジン回転数が所定の回転数よりも大きく、または吸気管圧力が所定の圧力よりも低くなり、内燃機関の始動と判別した後は、ステップ204で調圧弁7により油圧室4の油圧を増大して油圧室4の容積を、カム1の緩衝部100が第2のタペット3と接触するまで大きくして、カム1と第2のタペット3及びバルブ10とバルブシート部の接触時の打音を小さくし、またバルブ10及び第2のタペット3の破損を防止する。
【0023】
また、内燃機関の低速運転時には調圧弁7により油圧を低くしてバルブリフト量を小さくし、排気バルブとのオーバーラップを低減して吸気への排気の吹き抜けを防止して内燃機関の出力低下及び不安定な運転を防ぎ、高速運転時には調圧弁7により油圧を増大して、油圧室4の容積を大きくしてバルブリフト量を大きくし、吸気量を向上させてエンジン出力を増大する。
【0024】
以上のシステムにより、始動時にバルブ10のシール性を向上し、またカーボン等の異物が噛み込んでも容易に破砕することが可能となり、始動性を悪化することはない。
【0025】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0026】
図5は本発明の第2実施形態のシステム構成図であり、任意の1気筒の吸気バルブ10周辺の横断面図を示す。前述の第1実施形態を示す図1と共通する構成部品については同じ参照符号を付すことによって、重複する説明を省略する。吸気バルブ10のバルブステム13の上端には上壁付き円筒体からなるタペット2が設けられている。
【0027】
図6は第2実施形態のカム1のプロフィールに関するものであり、(A)はカム1とタペット2とを側面から見たプロフィールとカム1の正面図であり、(B)はカム角度とバルブリフト量の関係を示す特性図である。カムシャフトに設けられた吸気バルブ10を開閉するカム1は、図6(A)に示すように軸方向によって異なるカムプロフィールを持ち、軸方向に図中左右に移動し得る構造となっている。
【0028】
タペット2がカム1の(a)部で接触した場合、バルブ閉時のタペットクリアランスが大きくなり、カム1が回転してもタペット2にはカム1の緩衝部100が当たらなくなり、図6(B)に示すようにバルブ着座時の衝撃力が大きくなる。カム1の(b)部で接触した場合は、タペットクリアランスが小さくなり、タペット2はバルブ閉時にカム1の緩衝部100に当たるようになる。
【0029】
カム1の軸方向の移動は図5に示すように動弁機構20により行われる。オイルパン9内のオイルがポンプ8によりオイルコントロールバルブ(OCV)23に送油され、OCV23により動弁機構20内の油圧を制御する。
【0030】
図7は第2実施形態の動弁機構20の構造と作動を示すもので、(A)は動弁機構20の構造図であり、(B1 )、(B2 )、(B3 )は各々作動状態説明図である。図7において、30はタイミングプーリであり、32はカムシャフト、31a及び31bは油圧室である。
【0031】
図7(B1 )に示すように、オイルポンプ8により加圧されたされたオイルがOCV23により連通管22をとおり、油圧室31aに連通され、油圧室31bのオイルが連通管21を通りオイルパン9に逃がされると、油圧室31aは増大し、油圧室31bは縮小するため、カムシャフト32はカム1とタペット2が図6の(b)部で接触する方向(以下「クリアランス小方向」という。)に移動する。
【0032】
図7(B2 )に示すようにOCV23により、油圧室31bに加圧されたオイルが連通され、油圧室31aのオイルがオイルパン9に逃がされると、油圧室31bは増大し、油圧室31aは縮小するため、カムシャフト32は図6の(a)部で接触する方向(以下「クリアランス大方向」という。)に移動する。
【0033】
また、カムシャフト32の位置を固定する場合は図7(B3 )に示すに示すように、OCV23を制御して連通管21及び22にオイルが流入するのを遮断する。
【0034】
図8は第2実施形態の変形例についてのカム1のプロフィールに関するものであり、(A)はカム1とタペット2とを側面から見たプロフィールとカム1の正面図であり、(B)はカム角度とバルブリフト量及び衝撃力の関係を示す特性図である。カム1のプロフィールは図8に示すように、軸方向のタペットクリアランスは同じにして、(a)部のみ緩衝部を無くすようにしてもよい。
【0035】
図5において、OCV23はマイクロコンピュータ5によって制御されている。マイクロコンピュータ5には運転状態を知るためにエンジン回転数、スロットル開度、吸気管圧力、クランク位置等の信号が入力され、運転状態に応じてOCV23により油圧室31a及び31bの油圧を変化させ、容積を制御する。
【0036】
以上の説明では、吸気バルブ10について説明したが、排気バルブについても同様の構成を適用することができる。
【0037】
図9は本発明の第2実施形態の作動を示すフローチャートである。本発明の第2実施形態の作動を図9に示すフローチャート及び図5、図6、図7によって説明する。
【0038】
内燃機関始動前には油圧室31a及び31bには油圧はかけられておらず、カム1はクリアランス大方向にある。
【0039】
ステップ301で図示しないスタータがONとなり、内燃機関の始動が開始される。
【0040】
ステップ302でOCV23によりカム1はクリアランス大方向のままであり、カム1が回転しても緩衝部がタペット2に当たることなく、バルブ10はカムプロフィールのカム1のリフト量の変化割合が大きいところで着座することになる。そのため、バルブ着座時の衝撃力が増大し、始動時のバルブ10のシール性が向上し、圧縮行程時の混合気の抜けが小さくできる。また、バルブ10に異物が噛み込んだとしてもバルブ着座時の衝撃力が大きいため破砕することができ、異物噛み込みによる筒内圧の低下を防ぎ、更なる始動性の悪化を防止することが可能となる。
【0041】
なお、カム1とタペット2の接触を緩衝部をはずす制御となっているが、始動時であるため回転数が低く、カム1とタペット2及びバルブ10とバルブシート部の接触時の打音も小さく、バルブ10及びタペット2が破損することは無い。
【0042】
ステップ303で、エンジン回転数が所定の回転数よりも大きく、または吸気管圧力が所定の圧力よりも低くなり、内燃機関の始動と判別した後は、ステップ304でOCV23により油圧室31aの油圧を増大、31bの油圧を減圧して、カム1をクリアランス小方向へ移動させ、カム1の緩衝部100がタペット2と接触するまで大きくし、カム1とタペット2及びバルブ10とバルブシート部の接触時の打音を小さくし、バルブ10及びタペット2の破損を防止する。
【0043】
また、内燃機関が低速運転時にはOCV23によりバルブリフト量を小さくし、排気バルブとのオーバーラップを低減して吸気への排気の吹き抜けを防止して内燃機関の出力低下及び不安定な運転を防ぎ、高速運転時にはOCV23によりバルブリフト量を大きくし、吸気量を向上させエンジン出力を増大する。
【0044】
以上のシステムにより、第1実施形態と同様に、始動時にバルブのシール性を向上し、更にカーボン等の異物が噛み込んでも容易に破砕することが可能となり、内燃機関の始動性を悪化することは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のシステム構成図であり、任意の1気筒の吸気バルブ周辺の横断面図を示す。
【図2】カム1のプロフィールに関するものであり、(A)はカム1を側面から見たプロフィールであり、(B)はカム角度とバルブリフト量の関係を示す特性図である。
【図3】図1の可変バルブリフト制御のフローチャートである。
【図4】タペットクリアランスの相違によるバルブリフトの相違を示す説明図であり、(A1 )はタペットクリアランスが大きい場合、(A2 )はタペットクリアランスが小さい場合の状態を各々示す。(B)は各々の場合のバルブリフト線図と衝撃力の大きさを示す。
【図5】本発明の第2実施形態のシステム構成図であり、任意の1気筒の吸気バルブ周辺の横断面図を示す。
【図6】第2実施形態のカム1のプロフィールに関するものであり、(A)はカム1とタペット2とを側面から見たプロフィールとカム1の正面図であり、(B)はカム角度とバルブリフト量の関係を示す特性図である。
【図7】第2実施形態の動弁機構20の構造と作動を示すもので、(A)は動弁機構20の構造図であり、(B1 )、(B2 )、(B3 )は各々作動状態説明図である。
【図8】第2実施形態の変形例についてのカム1のプロフィールに関するものであり、(A)はカム1とタペット2とを側面から見たプロフィールとカム1の正面図であり、(B)はカム角度とバルブリフト量及び衝撃力の関係を示す特性図である。
【図9】本発明の第2実施形態の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カム
2 第1のタペット
3 第2のタペット
4 油圧室
7 調圧手段(調圧弁)
8 送油手段(ポンプ)
10 バルブ
32 カムシャフト
100 緩衝部

Claims (3)

  1. 内燃機関のバルブを開閉させ前記バルブのバルブシートへの着座速度を緩やかにする緩衝部をプロフィールにもつカムと、該カムと前記バルブの間にあって前記カムの運動を前記バルブに伝えるタペットと、前記バルブのバルブリフト量を前記内燃機関の運転状態に応じて可変する可変バルブリフト制御機構と、前記内燃機関の始動を検出する始動検出手段とを有する可変バルブリフト制御装置において、
    始動時に前記バルブが閉じた状態での前記カムと前記タペットとの隙間を、前記バルブ着座時に前記カムの前記緩衝部が前記タペットに当たらなくなるまで大きくする手段を有することを特徴とする始動時の可変バルブリフト制御装置。
  2. 前記可変バルブリフト制御機構は、前記タペットを第1のタペットおよび第2のタペットで構成すると共にそれらの間に油圧室を形成し、該油圧室に油圧を送る送油手段と、前記油圧室内の油圧を調圧する調圧手段とを有し、前記油圧室内の油圧により前記油圧室内容積を変化させることによりバルブリフトを運転状態に応じて可変する可変バルブリフト制御機構であって、
    始動時に前記油圧室内の油圧を調圧して、前記バルブが閉じた状態での前記カムと前記タペットとの隙間を、前記バルブ着座時に前記カムの前記緩衝部が前記タペットに当たらなくなるまで大きくすることを特徴とする請求項1に記載の始動時の可変バルブリフト制御装置。
  3. 前記可変バルブリフト制御機構は、カムシャフトの中心軸方向でカムプロフィールが変化する前記カムと、該カムを前記内燃機関の運転状態に応じて前記カムシャフトの中心軸方向に移動してカムプロフィールを変化させることによりバルブリフト量を可変する可変バルブリフト制御機構とを有し、
    前記内燃機関の始動時に、前記バルブが閉じた状態での前記カムとタペットとの隙間が前記バルブ着座時に前記カムの前記緩衝部が前記タペットに当たらない前記カムのプロフィール部に前記カムを前記カムシャフトの中心軸方向の位置に固定することを特徴とする請求項1に記載の始動時の可変バルブリフト制御装置。
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