JP4109253B2 - ポリデキストロースとスクロースとによって誘導された二相組成物 - Google Patents

ポリデキストロースとスクロースとによって誘導された二相組成物 Download PDF

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Description

本発明は、二相性を有している水性の液体クレンジング組成物に関する。より詳細には、このような組成物の特徴は、(組成物が振盪後に十分に長い時間静置されたと想定すると)上部の水相と下部の水相という2つの層に分離していることである。本発明において、二相液体の形成は、十分な量のポリデキストロースをスクロースと併用することによって誘発される。好ましい実施態様では、ポリデキストロースが概算分子量の範囲内である。スクロースの使用は、使用可能なポリデキストロースの範囲を拡大し、また、二相効果を得るために必要なポリデキストロースのレベルを低下させる。
液体が2つの相に分離するという普遍的事実によって定義される二相液体は新規なものではない。これらの液体の多くは、水相から成る第一の層と水不混和性の油性材料を含む第二の層とを含む。
例えば、米国特許第3,718,609号(Weimer)は、水性の層と液体状の水不混和性油性材料の層とを有している液体洗剤組成物を開示している。振盪すると液体が一時的な水中油型エマルジョンを形成する。
同様に、米国特許第3,810,478号(Olson Jr.ら)は、シャンプー組成物の実質的に極性の部分と親油性の部分とを調製することによって製造した二相シャンプー組成物を開示している。
上部の水相と下部の水相とを含む二相組成物も当業界で開示されている。“A Separating Multi−Phase Personal Wash Composition in a Transparent or Translucent Package”という標題の米国特許出願No.09/643,142(Williamsら)は、
(a)5%−35%の界面活性剤と、
(b)1%−12%の増粘剤と、
(c)4%−20%のポリアルキレングリコールと、
(d)相分離を誘発するために十分な非キレート性無機塩と、
を含む二相組成物を開示している。
上記特許の明細書には塩/電解質の総量が詳細に検討されてはいないが、二相性の層の形成を誘発するために十分な量が少なくとも4%、5%、6%及びそれ以上のオーダであることは実施例から明らかである。対照的に本発明では、二相を形成するために塩が全く不要であり、たとえ使用するとしても塩の量は一般には4重量%未満、好ましくは約3重量%以下、より好ましくは約2重量%以下である。本明細書に以下で検討するように、少量の塩(即ち、約0.5%−3%、好ましくは0.5%−1%)を使用すると、二相の形成を誘発するポリデキストロースの使用量を節減することが可能である。
Williamsらの特許の明細書に開示された二相組成物と違って、本発明の二相組成物は、ポリデキストロースとスクロースと(場合によっては塩と)の併用によって誘導される。本発明の二相組成物は安定であり、Williamsの組成物が必要としたような増粘剤やポリアルキレングリコールが不要である。
欧州特許EP 0,116,422(Reckett and Coleman)もまた、分散性の2つの液体を含んでおり静置されると分離する多層組成物を開示している。これらの組成物中でもまた、少なくとも6%の塩/電解質(例えば、ヘキサメタリン酸ナトリウム)が必要である(4頁、17−19行参照)。本発明の二相液体は、塩によって誘導されるのでなくポリデキストロースとスクロースとの併用によって誘導されるので、塩が全く不要である。但し、少量(例えば、約4%以下、好ましくは約3%以下、より好ましくは約1.5%以下、より好ましくは約1%以下)の塩を使用してもよい。少量の塩を使用すると、スクロース及び/またはポリデキストロースの使用量を節減することが可能である。
本発明のいくつかの好ましい実施態様では(例えば、ポリデキストロースの分子量が1800よりも大きい場合には)、使用するポリデキストロースの分子量が高いほど(例えば、1800を上回る値が大きいほど)不透明になり易い水相の安定化を促進するためにある程度の塩を使用するのが好ましい。
更に、本発明の組成物は好ましくは半透明または透明な組成物(即ち、有益な官能効果を与える組成物)に使用されるが、これは欧州特許EP 0,116,422には教示されていない。
出願人らは本出願と同日付けの同時係属出願を提出した。該出願では、二相組成物がポリデキストロースの単独使用(及び、ポリデキストロースのレベル次第で場合によっては塩との併用)によって誘導される。該出願と違って本発明はポリデキストロースと組合せたスクロースの使用が必要であり、このようなポリデキストロースとスクロースとの併用が、(塩の使用または非使用にかかわりなく)ポリデキストロースの使用量に関する選択の幅を広げている。更に、同時係属出願では、定義した分子量のポリデキストロースが必要であるが、本発明ではこれが必要であるとは考えられない。しかしながら、上記に指摘したように、ポリデキストロースの分子量が1800よりも大きい場合、使用するポリデキストロースの分子量が高いほど不透明になり易い下部の層の安定化を補助するために、最小量の塩、例えば少なくとも0.1%、好ましくは少なくとも0.5%の塩を使用するのが好ましい。塩を全く使用しない場合には、ポリデキストロースの分子量が1500よりも小さい値であるのが好ましく、1200よりも小さい値であるのがより好ましい。
出願人らはここに、十分な量の詳細に定義したポリデキストロースをスクロースと共に添加することによって二相液体(例えば、上部水相と下部水相とに分離する液体)が誘導され得ることを知見した。この誘導は塩の使用または不使用にかかわりなく生じさせることができるが、塩を使用すると、ポリデキストロースの必要量を節減できる(ポリデキストロースの分子量が1800よりも大きい場合には塩の使用が好ましい。このようなポリデキストロースを使用するときには、例えばキサンタンガムのような安定剤の使用も好ましい)。スクロース及び/または界面活性剤のレベルが十分に高い場合にはポリデキストロースの使用量が極めて少なくてもよい(例えば、約2.5重量%という少ない量にできる)。
より詳細には、第一の実施態様において、本発明は、
(1)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性/双イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選択された5−75重量%、好ましくは6−40重量%の界面活性剤と、
(2)少なくとも2.5重量%、より好ましくは少なくとも10重量%のポリデキストロースまたは複数のポリデキストロース分子の混合物と、
(3)少なくとも約2.5−50%のスクロースと、
(4)バランス量の水及び微量成分と、
を含み、
(2)のポリデキストロースの重合度(例えば結合しているグルコースユニットの数)が4−22である(これは約600から約3600までの範囲の分子量に対応する)ことが必須ではないが好ましい個人用液体クレンジング組成物を含む。
特許請求の範囲の第二の実施態様において、本発明は、少なくとも0.5%、好ましくは少なくとも1%、より好ましくは少なくとも2%の塩が使用された組成物を含む。一般に、塩の使用量を少し増加することによってポリデキストロースの使用量を少し節減することができる。
使用されるポリデキストロースの分子量が1800よりも大きい本発明の別の実施態様においても、ある程度の塩を使用するのが好ましい。また、一般により不透明な下部層を安定させるためにある程度の安定剤(例えば、キサンタンガム、carbopol)を使用するのが更に好ましい。
本発明は、十分な量のポリデキストロースをスクロースと共に添加することによって二相液体の形成が誘発される二相液体クレンジング組成物に関する。好ましくは、ポリデキストロースの重合度(結合しているグルコース基の数を定義する)が4−22である。
より詳細には、好ましい一つの実施態様において、本発明は、
(1)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性/双イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から成るグループから選択された5−75重量%の界面活性剤と、
(2)少なくとも2.5重量%、より好ましくは少なくとも10重量%のポリデキストロースと、
(3)少なくとも2.5重量%のスクロースと、
(4)バランス量の水及び微量成分と、
を含み、
(2)のポリデキストロースの重合度(即ち、結合しているグルコースユニットの数)が、600−3600の分子量に対応する4−22の値であることが必須ではないが好ましい。ポリデキストロースの分子量は好ましくは700−1800、より好ましくは900−1500、いっそう好ましくは900−1200である(ポリデキストロースの分子量が大きくなるほど、塩を少なくとも0.1%、好ましくは少なくとも0.5%の量で使用するのが好ましい。またある種の追加安定剤を使用するのがいっそう好ましい)。
上記に指摘したように、1800よりも大きい分子量のポリデキストロースを使用するときは、ある程度の塩を使用するのが好ましい。
本発明を支える普遍的な概念は、特定のポリデキストロースを十分な量でスクロースと共に添加するときに相分離が生じるという考え方である。スクロースは、このような効果を得るために必要なポリデキストロースのレベルを低下させる。種々の界面活性剤系を使用でき、特定の界面活性剤の種類は限定要因ではない。
本発明の組成物は液体が見えるような透明パッケージと共に使用され得る。従って、1つの実施態様において、本発明はまた、液体と組合せたこのような透明または半透明のパッケージを含むシステムを含む。
典型的には、二相組成物がいったん形成されたとき(例えば、振盪後に組成物が“沈降した”とき)、下部層の粘度は上部層の粘度よりも低い。
また、下部層の密度は典型的には上部層の密度よりも大きい。
典型的にはこのような二相液体においては、組成物を室温に6カ月間静置した後でも目に見える再結晶化は全く生じない。
本発明の第二の実施態様においては、少量の塩を使用し、二相液体を誘導するために必要なポリデキストロースの量を節減し得る。より詳細には、この実施態様においては、組成物が少なくとも0.5%の塩と少なくとも2.5%のポリデキストロースとを含む。
第三の実施態様においては、ポリデキストロースが1800よりも大きい分子量を有しており、ある程度の塩(少なくとも0.1%、好ましくは少なくとも0.5%)が使用されている。より好ましくは、この実施態様にはある程度の安定剤が添加されている。
組成物の種々の成分についてより詳細に以下に検討する。
界面活性剤は一般には全組成物の5−75重量%を構成するであろう。
界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性/双イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から成るグループから選択され得る界面活性剤である。好ましくは、少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤が存在するであろう。
アニオン性界面活性剤の非限定例は、McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers,North American Edition(1986),Allured Publishing Corporation発行;McCutcheon’s Functional materials,North Americas Edition(1992)に開示されている。
アニオン性界面活性剤の例としては、サルコシネート、スルフェート、イセチオネート、タウレート、ホスフェート、ラクチレート、グルタメート及びそれらの混合物がある。イセチオネートのうちでは、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウムのようなアルコキシルイセチオネート及びこれらの混合物が好ましい。
アルキル及びアルキルエーテルスルフェートは典型的にはそれぞれ式ROSOM及びRO(CO)SOMを有しており、式中の、Rは炭素原子数約10−約30のアルキルまたはアルケニルであり、xは約1−約10の値であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム及びトリエタノールアミンのような水溶性カチオンである。アニオン性界面活性剤の別の適当なクラスは、一般式:
−SO−M
の有機性硫酸反応生成物の水溶性塩であり、式中の、Rは、約8−約24、好ましくは約10−約16個の炭素原子を有している直鎖状または分枝状の飽和脂肪族炭化水素またはラジカルから成るグループから選択され、Mはカチオンを表す。アニオン性合成界面活性剤のまた別のクラスは、スクシナメート、約12−約24個の炭素原子を有しているオレフィンスルホネート、及び、β−アルキルオキシアルカンスルホネートと命名されたクラスを含む。これらの材料の具体例は、ラウリル硫酸ナトリウム及びラウリル硫酸アンモニウムである。
本発明に有用な別のアニオン性材料は、典型的には約8−約24個の炭素原子、好ましくは約10−約20個の炭素原子を有している脂肪酸のセッケン(即ち、アルカリ金属塩、例えばナトリウムもしくはカリウムの塩またはアンモニウムもしくはトリエタノールアミンの塩)である。セッケンの製造に使用される脂肪酸は、例えば、植物または動物由来のグリセリド(例えば、パーム油、ココヤシ油、ダイズ油、ヒマシ油、獣脂、豚脂、など)のような天然資源から得ることもできる。脂肪酸はまた合成的に製造することもできる。セッケンは米国特許第4,557,853号により詳細に記載されている。
別の有用なアニオン性材料としては、モノアルキル、ジアルキル及びトリアルキルホスフェート塩のようなホスフェートがある。
別のアニオン性材料としては、式RCON(CH)CHCHCOMに対応するアルカノイルサルコシネートがあり、式中の、Rは炭素原子数約10−約20のアルキルまたはアルケニルであり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム及びアルカノールアミン(例えば、トリエタノールアミン)のような水溶性カチオンである。好ましい具体例は、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸アンモニウム及びミリストイルサルコシン酸ナトリウムである。サルコシネートのTEA塩も有用である。
また、2−アミノエタンスルホン酸としても知られたタウリンを基剤とするタウレートも有用である。C−C16の範囲の炭素鎖を有しているタウレートが特に有用である。タウレートの具体例は、米国特許第2,658,072号の教示に従ってドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとを反応させることによって製造されるようなN−アルキルタウリンである。別の非限定例としては、ラウロイルメチルタウレート、ミリストイルメチルタウレート及びココイルメチルタウレートのアンモニウム、ナトリウム、カリウム及びアルカノールアミン(例えば、トリエタノールアミン)塩がある。
ラクチレート、特に、C−C16の範囲の炭素鎖を有しているラクチレートも有用である。ラクチレートの非限定例としては、ラウロイルラクチレート、ココイルラクチレート、ラウロイルラクチレート及びカプロイルラクチレートのアンモニウム、ナトリウム、カリウム及びアルカノールアミン(例えば、トリエタノールアミン)塩がある。
グルタメート、特にC−C16の範囲の炭素鎖を有しているグルタメートのようなアルキルアミノカルボキシレートもアニオン性界面活性剤として本発明に有用である。グルタメートの非限定例としては、ラウロイルグルタメート、ミリストイルグルタメート及びココイルグルタメートのアンモニウム、ナトリウム、カリウム及びアルカノールアミン(例えば、トリエタノールアミン)塩がある。
本発明に有用な好ましいアニオン性起泡界面活性剤の非限定例は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス(laureth)硫酸アンモニウム、ラウレス(laureth)硫酸ナトリウム、トリデセス(trideceth)硫酸ナトリウム、セチル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ナトリウムラウロイルラクチレート、トリエタノールアミンラウロイルラクチレート、ナトリウムカプロイルラクチレート、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリン酸ナトリウム、ココイルメチルタウリン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、及び、ココイルグルタミン酸ナトリウム、及び、それらの混合物から成るグループから選択された界面活性剤を包含する。
ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、及び、トリエタノールアミンラウロイルラクチレートが本発明に使用するために特に好ましい。
本発明の組成物に使用するための非イオン性起泡界面活性剤の非限定例は、McCutcheon’s,Detergents and Emulsifiers,North American Edition(1986),allured Published Corporation発行;及び、McCutchon’s,Functional materials,North American Edition(1992)に開示されている。双方の文献の記載内容全部が参照によって本発明に含まれるものとする。
本発明に有用な非イオン性起泡界面活性剤としては、アルキルグルコシド、アリキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、アルコールエトキシレート、起泡性スクロースエステル、アミンオキシド及びそれらの混合物から選択されるものがある。
アルキルグルコシド及びアルキルポリグルコシドは本発明に有用であり、広義には、長鎖アルコール例えばC8−30アルコールと糖またはデンプンまたは糖もしくはデンプンのポリマー、即ち、グルコシドまたはポリグルコシドとの縮合物であると定義できる。これらの化合物は式(S)−O−Rによって表すことができ、式中の、Sはグルコース、フルクトース、マンノースまたはガラクトースのような糖部分であり、nは約1−約1000の整数であり、RはC8−30アルキル基である。
アルキル基の誘導源である長鎖アルコールの具体例は、デシルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコールなどである。これらの界面活性剤の好ましい例は、Sがグルコース部分であり、RがC8−20アルキル基であり、nが約1−約9の整数であるものを包含する。市販されているこれらの界面活性剤の例は、デシルポリグルコシド(Henkel社からAPG 325 CSとして入手可能)及びラウリルポリグルコシド(Henkel社からAPG 600 CS及び625 CSとして入手可能)である。また、スクロースココエート及びスクロースラウレートのようなスクロースエステル界面活性剤も有用である。
別の有用な非イオン性界面活性剤はポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤であり、より特定的なその例は、構造式:
Figure 0004109253
に対応するグルコサミドであり、式中の、RはH、C−Cアルキル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、好ましくはC−Cアルキル、より好ましくはメチルまたはエチル、最も好ましくはメチルを表し;RはC−C31アルキルまたはアルケニル、好ましくはC−C19アルキルまたはアルケニル、より好ましくはC−C17アルキルまたはアルケニル、最も好ましくはC11−C15アルキルまたはアルケニルを表し;Zは、鎖に直結した少なくとも3個のヒドロキシルをもつヒドロカルビル直鎖を有しているポリヒドロキシヒドロカルビル部分を表すか、または、そのアルコキシル化(好ましくは、エトキシル化またはプロポキシル化)誘導体を表す。Zは好ましくは、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、キシロース及びそれらの混合物から成るグループから選択された糖部分である。
上記の構造に対応する特に好ましい界面活性剤は、ココヤシアルキルN−メチルグルコシドアミド(即ち、RCO−部分がココヤシ油脂肪酸に由来するもの)である。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有する組成物の製造方法は、例えば、1959年2月18日公開のThomas Hedley & Co.,Ltd.の英国特許明細書809,060;1960年12月20日に許諾されたE.R.Wilsonの米国特許第2,965,576号;1955年3月8日に許諾されたA.M.Schwartzの米国特許第2,703,798号;及び、1934年12月25日に許諾されたPiggottの米国特許第1,985,424号に開示されている。
その他の適当な非イオン性界面活性剤の例はアミンオキシドである。アミンオキシドは一般式RNOに対応し、式中の、Rは、約8−約18個の炭素原子、0−約10個のエチレンオキシド部分、及び、0−約1個のグリセリル部分を有しているアルキル、アルケニルまたはモノヒドロキシルアルキルラジカルを含み、R及びRは、約1−約3個の炭素原子及び0−約1個のヒドロキシル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシプロピルラジカルを含む。式中の矢印は半極性結合の慣用の表示方法である。
本発明に使用するための適当なアミンオキシドの具体例は、ジメチルドデシルアミンオキシド、オレイルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジメチル−デシルアミンオキシド、ジメチル−テトラデシルアミンオキシド、3,6,9−トリオキサヘプタデシルジエチルアミンオキシド、ジ(2−ヒドロキシエチル)−テトラデシルアミンオキシド、2−ドデコキシエチルジメチルアミンオキシド、3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ(3−ヒドロキシプロピル)アミンオキシド、ジメチルヘキサデシルアミンオキシドである。
本発明に使用するための好ましい非イオン性界面活性剤の非限定例は、C8−C14グルコースアミド、C8−C14アルキルポリグルコシド、スクロースココエート、スクロースラウレート、ラウラミンオキシド、ココアミンオキシド及びそれらの混合物から成るグループから選択される。
本文中に使用した“両性起泡界面活性剤”という用語がまた、双イオン性界面活性剤を含意することは理解されよう。双イオン性界面活性剤は、両性界面活性剤のサブセットとして当業者にはよく知られている。
多様な種類の両性起泡界面活性剤を本発明の組成物に使用できる。広義には脂肪族の第二級及び第三級アミンの誘導体として記述されているもの、好ましくは、その窒素がカチオン性の状態であり、その脂肪族ラジカルが直鎖状または分枝状であり、これらのラジカルの1つがイオン化可能な水溶性の基、例えば、カルボキシ、スルホネート、スルフェート、ホスフェートまたはホスホネートを含んでいるものが特に有用である。
本発明の組成物に有用な両性界面活性剤の非限定例は、McCutcheon’s,Detergents and Emulsifiers,North American Edition(1986),Allured Publishing Corporation発行;及び、McCutcheon’s,Functional Materials,North American Edition(1992)に開示されている。
両性または双イオン性界面活性剤の非限定例は、ベタイン、スルタイン、ヒドロキシスルタイン、アルキルイミノアセテート、イミノジアルカノエート、アミノアルカノエート及びそれらの混合物から成るグループから選択される。
ベタインの具体例は、高級アルキルベタイン、例えば、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルアルファカルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、セチルジメチルベタイン(Lonza Corp.からLonaine 16SPとして入手可能)、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルガンマ−カルボキシプロピルベタイン、ラウリルビス−(ヒドロキシプロピル)アルファ−カルボキシエチルベタイン、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタイン、アミドベタイン及びアミドスルホベタイン(そのRCONH(CHラジカルはベタインの窒素原子に結合している)、オレイルベタイン(Henkel社から両性Velvetex OLB−50として入手可能)、及びココアミドプロピルベタイン(HenkelからVelvetex BK−35及びBA−35として入手可能)である。
スルタイン及びヒドロキシスルタインの具体例は、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(Rhone−Poulenc社からMirataine CBSとして入手可能)のような材料である。
以下の構造式:
Figure 0004109253
を有している両性界面活性剤が本発明に使用するために好ましい。式中の、Rは、約9−約22個の炭素原子を有している未置換の飽和または不飽和の直鎖状または分枝状のアルキルである。好ましくはRが約11−約18個の炭素原子、より好ましくは約12−約18個の炭素原子、いっそう好ましくは約14−約18個の炭素原子を有しており;mは1−約3、好ましくは約2−約3、より好ましくは約3の整数であり;nは0または1、好ましくは1であり;R及びRは独立に、未置換であるかまたはヒドロキシでモノ置換された1−約3個の炭素原子を有しているアルキルから成るグループから選択され、好ましいR及びRはCHであり;XはCO、SO及びSOから成るグループから選択され;Rは1−約5個の炭素原子を有している未置換またはヒドロキシでモノ置換された飽和または不飽和の直鎖状または分枝状のアルキルから成るグループから選択される。XがCOである場合、Rは好ましくは1−3個の炭素原子、より好ましくは1個の炭素原子を有している。XがSOまたはSOである場合、Rは好ましくは約2−約4個の炭素原子、より好ましくは3個の炭素原子を有している。
本発明の両性界面活性剤の具体例として以下の化合物がある:
セチルジメチルベタイン:
Figure 0004109253
(この材料はまたセチルベタインというCTFA名称を有している);
コカミドプロピルベタイン:
Figure 0004109253
式中のRは約9−約13個の炭素原子を有している;
コカミドプロピルヒドロキシスルタイン:
Figure 0004109253
式中のRは約9−約13個の炭素原子を有している。
カチオン性界面活性剤は、補助剤として使用できる別の有用な界面活性剤のクラスである。これらは、皮膚感触を向上させ、皮膚コンディショニング効果を与える添加剤として特に有用である。カチオン性界面活性剤の1つのクラスは、セチルまたはステアリルピリジニウムクロリド、アルキルアミドエチルピリリノジウムメチルスルフェート、ラピリウムクロリドのような複素環アンモニウム塩である。
テトラアルキルアンモニウム塩はカチオン性界面活性剤の別の有用なクラスである。具体例は、セチルまたはステアリルトリメチルアンモニウムクロリドまたはブロミド;水素化パームまたはタロウトリメチルアンモニウムハロゲン化物;ベヘニルトリメチルアンモニウムハロゲン化物またはメチルスルフェート;デシルイソノニルジメチルアンモニウムハロゲン化物;ジタロウ(またはジステアリル)ジメチルアンモニウムハロゲン化物;ベヘニルジメチルアンモニウムクロリドである。
使用できる別の種類のカチオン性界面活性剤は種々のエトキシル化第四級アミン及びエステル第四化合物である。具体例は、PEG−5ステアリルアンモニウムラクテート(例えば、Clarion社のGenamin KSL)、PEG−2ココアンモニウムクロリド、PEG−15水素化タロウアンモニウムクロリド、PEG 15ステアリルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルメチルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルヒドロキシエチルメチルスルフェート、ステアリルアミドプロピルジメチルアミンラクテートである。
また別の有用なカチオン性界面活性剤は、絹、小麦の第四級化した加水分解物、及び、ケラチンタンパク質である。
二相(多相)液体の形成を誘発するために配合物に添加される化合物はポリデキストロースである。一般に、ポリデキストロースは以下の式:
Figure 0004109253
を有しており、式中のn(結合しているグルコースユニットの数を定義する)は、必ずしもではないが好ましくは約4−約22である。
上述したような本発明の好ましい二相誘発性ポリデキストロース化合物はまた分子量によって定義されてもよく、600−約3,600、好ましくは700−3,000、より好ましくは700−1,800、もっと好ましくは900−1,500、いっそう好ましくは900−1,200の分子量範囲を有していなければならない。
最も重要な点は、二相液体を定義する特性値(例えば、二相状態の粘度及び安定度)によって定義される多相性/二相性配合物の形成を誘発するような構造にあることが理解されよう。
二相状態を誘発するために使用するポリデキストロースの量は、塩/電解質を使用するか否かによって変更し得る。更に、ポリデキストロースの分子量が十分に大きい場合には塩(及び安定剤)を使用するのが好ましい。
一般に、塩を使用するか否かにかかわりなく(塩を全く使用しないかまたは殆ど使用しないことも当業界の別の二相液体に比べた本発明の二相液体の顕著な違いである。即ち、当業界の別の二相液体の場合には二相液体を誘導するために比較的大量の塩、例えば3重量%よりも多い塩が必要とされている)、二相分離を誘発するために少なくとも2.5重量%、好ましくは少なくとも10重量%のポリデキストロースが必要である。一般に、ポリデキストロースの使用量が10%未満であるならば、少なくとも2%の塩が必要であろう。
通常は、界面活性剤の使用量とポリデキストロースまたはスクロースの量との間に均衡を取る必要がある。一般には、界面活性剤が少ないほどポリデキストロースまたはスクロースの必要量が多く、逆に、界面活性剤が多いほどポリデキストロースまたはスクロースの必要量が少ない。
一般に、使用されるポリデキストロースの上限は約75%である。これは二相液体の誘導に関する上限ではない。
更に、ポリデキストロースの分子量と塩の使用量との間にもある程度の相互関係がある。即ち、必ずしもではないが、ポリデキストロースの分子量が1800よりも大きいときには、好ましくは少なくとも0.1%、より好ましくは少なくとも0.5%の塩を使用しなければならない。この理由は、ポリデキストロースの分子量が高いほど、より不透明な下部層が形成され易く、塩がこの層の安定化を補助するからである。
この実施態様では、安定剤を添加するのがよりいっそう好ましい。その使用が必須ではないが好ましい安定剤は、キサンタンガム、グアーガムまたは化学的に改質されたグアーガムなどである。別の安定剤としては、疎水的に改質されたポリエーテル、疎水的に改質されたアクリレート及び疎水的に改質されたポリウレタンがある。これらはいずれも後出の“任意成分”の項で説明する。安定剤を使用する場合、安定剤は組成物の0.01−3.0重量%、好ましくは0.01−1.0重量%を構成するであろう。
本発明の第三の必要成分はスクロースである。一般に、スクロースは以下の構造:
Figure 0004109253
を有しているであろう。
一般には少なくとも2.5%、好ましくは少なくとも10%のスクロースが使用され、そのレベルは5%にもなり得るが40%以下が好ましい。
電解質/塩を使用する場合、これらは典型的には全組成物の0.5重量%から4重量%以下、好ましくは約3重量%以下の範囲の量で使用されるであろう。しかしながら、約10%未満のポリデキストロースを使用する場合には、一般には少なくとも約2%の塩が必要である。
好ましくは、電解質はキレート性電解質でない(これらは一般に生物分解性に乏しい)。
典型的には、電解質が、スルフェート、ビスルフェート、カーボネート、ビカーボネート、ホスフェート、クロリドなどの塩でなければならない。具体例は、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム及び塩化マグネシウムなどである。硫酸マグネシウム及び塩化ナトリウムが特に好ましい。
最後に、組成物の残余分は水及び微量成分である。
本発明の多相/二相組成物に以下の任意成分を使用し得る。
組成物はポリアルキレングリコールを含有し得る。ポリアルキレングリコールは、皮膚に刺激性でない最小分子量のアルコール、グリコールまたはポリエーテルでなければならない。
その具体例は、アルコール、特に、200−6,000、好ましくは200−3,000の分子量を有しているポリアルキレンオキシドである。ポリアルキレングリコールは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたはポリマーもしくはコポリマーの形態のそれらの混合物から成り得る。特定例は、PEG 400のようなポリエチレングリコールである。上述のように、このようなアルコールは必須ではない。
組成物は更に増粘剤を含み得る。一般に、増粘剤/粘度調整剤は、上部層及び/または下部層を増粘する機能を果たす。上述のように、ポリデキストロースの分子量が1800よりも大きいとき、安定剤/増粘剤(並びに塩)の使用が特に好ましい。
使用され得る増粘剤一般としては、疎水的に改質されたポリエーテルがある。使用し得るこのクラスの増粘剤の非限定具体例は、PEG(160)ソルビタントリイソステアレート(Kao Chemicals社のRheodol TWS −399C)またはCroda社のPEG−120ペンタエリトリトールテトラステアレートのような糖エステルである。別の具体例は、Glucam DOE 120(PEG 120メチルグルコースジオレエート);Rewo Chemicals社のRewoderm(登録商標)(PEG改質グリセリルココエート、パルメートまたはタロウエート);Antil(登録商標)141(Glodschmidt社);及びNoveon社のCarbopol(登録商標)ポリマーである。
また別のクラスの適当なポリマーは、疎水的に改質されたセルロースエーテルであり、それらの非限定具体例は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及び、ノノキシニルヒドロキシエチルセルロース(Amerchol Polymer HM 1500)のような長い側鎖をもつセルロースエーテルである。
また別のクラスの適当なポリマーは、Antil 208(登録商標)(Goldschmidt社)(アクリレート/steareth−50アクリレートコポリマー)のような疎水的に改質されたアクリレートコポリマーである。
また別のクラスの適当なポリマーは、Rhom and Haas社のAcrysolシリーズ(例えば、Acrysol RM−2020)のような疎水的に改質されたポリウレタンである。
また別のクラスの適当な増粘剤は、キサンタンガム、グアーガム及び化学的に改質されたグアーガムである。
上述の成分に加えて、本発明の組成物は、ヒドロトロープを含有し得る。ヒドロトロープの非限定例は、短鎖の一価または二価のアルコール、キシレンスルホネート及びヘキシレングリコールである。それらの目的は、界面活性材料の分離の結果として上部相に液晶相が形成され、上部相の見掛け濃度が増加するのを防止することである。
組成物が有益物質を含んでもよい。有益物質は、例えば皮膚に有益な効果を与える能力を有しているいかなる材料であってもよい。
有益物質は、本発明の組成物から皮膚に付着したときに皮膚を保護、湿潤または状態調整することができる水不溶性材料である。これらの例は、シリコーン油及びガム、油脂、ワックス、炭化水素(例えば、ペトロラタム)、高級脂肪酸及びエステル、ビタミン、日光遮断剤などである。これらは、例えば米国特許第5,759,969号の8欄、31行から9欄、13行に記載された物質のいずれかでもよい。
有益物質はまた、単独で存在するかまたは油性有益物質内に閉じ込められたグリセリン、ポリオール(例えば、糖類)、酵素及びα−またはβ−ヒドロキシ酸のような水溶性材料でもよい。
有益物質は、その溶解度及び分配係数次第で上部層に存在してもよくまたは下部層に存在してもよい。例えば、油は上部層に分配されるであろうが、より水溶性の物質(例えば、−ヒドロキシ酸)は下部層に入るであろう。
組成物は、香料、0.01%−1%、好ましくは0.01%−0.05%の量のEDTA EHDPのような金属イオン封鎖剤;着色剤、乳白剤及び真珠光沢剤、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、TiO、マイカ、EGMS(エチレングリコールモノステアレート)またはスチレン/アクリレートコポリマーを含み得る。
組成物は更に、2−ヒドロキシ4,2’,4’トリクロロジフェニルエーテル(DP300)及び3,4,4’−トリクロロカルバニリドのような抗菌剤、精油、並びに、ジメチルヒダントイン(Glydant XL 1000)、パラベン、ソルビン酸などのような保存料を含み得る。
組成物はまた、ココヤシアシルモノまたはジエタノールアミドを起泡増進剤として含むことができ、また、塩化ナトリウム及び硫酸ナトリウムのような強イオン性塩の使用も有利であろう。
抗酸化剤例えばブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)も約0.01%以上の量で適宜使用するのが有利であろう。
使用し得るカチオン性コンディショナーとしては、Quatrisoft LM−200 ポリクオタニウム−24、Merquat Plus 3330− ポリクオタニウム 39及びJaguar(登録商標)種のコンディショナーがある。
組成物はまた、Bentonite(登録商標)クレーのようなクレー、並びに、研磨剤、光輝顔料及び微光性粒子(shimmer)のような粒状物質を含み得る。
本発明の組成物が混合状態から分離したとき、下部層の粘度は上部層の粘度よりも低い値であり、また、下部層の密度は上部層の密度よりも高い値であろう。
本発明の組成物は分離した状態で安定である。これは、0℃という温度で6カ月よりも長く静置されたときであっても再結晶化が(例えば、下部層で)全く生じないことを意味する。
本発明の組成物は経験的な要素を有している。これは、組成物が消費者によって撹拌される製品であり、組成物が混合されて明らかな単一の相を形成し、この相はほぼ数秒から約24時間以下までの任意の時間の経過後に再度分離することを意味する。
混合されたときに、組成物は、RVスピンドル#2を10RPMで使用して測定したときに25℃で100−700cps/mPasの範囲の粘度を有している。
最後に、組成物が収容されるパッケージは好ましくは半透明または透明である。これは、材料(例えば、プラスチック材料)が、標準分光光度法によって決められているように460nmの波長で測定したときに50%よりも高い、好ましくは75%よりも高い、より好ましくは85%よりも高い光透過率を有していることを意味する。実用的な観点からも、パッケージは2つ以上の層の分離が裸眼で明らかに識別できるように十分に透明でなければならない。
処理実施例及び比較実施例を除いて、または、別の明白な指示がある場合を除いて、材料の量もしくは比または反応の条件、材料の物理的特性及び/または使用量を指示するために本明細書に示されているすべての数値は、“約”という用語によって修飾されていると理解されたい。
明細書に使用されている場合、“含む”という用語の意味は、記述された特徴、整数、段階、成分の存在を包含しているが、1つまたは複数の特徴、整数、段階、成分またはそれらのグループの存在または付加を排除しない。
以下の実施例の目的は、本発明をより詳細に説明することであり、本発明の範囲を制限することではない。
異なる指示がない限り、全てのパーセンテージは重量%を意味する。
粘度の測定
ブルックフィールド粘度計を使用して液体状及び半固体状の個人用洗浄製品の粘度を種々の剪断速度で測定した。
計器は、スタンド、RVスピンドル、600mlのサンプル充填用ビーカー及び25℃に維持される水浴を含むブルックフィールドDV−II+粘度計であった。
水浴を25℃に設定し、ブルックフィールド粘度計をオンにした。全部のスピンドルを粘度計から取り外し、ユニットを零点規正した。
測定
スピンドル及び回転は、読み取り値が当該スピンドル及び回転のためにブルックフィールドによって決定された操作範囲内に集まるように適宜選択しなければならない。
(a)500mlのサンプル製品を600mlのビーカーに注ぐ;
(b)ビーカーを水浴に入れ、製品が25℃になるまで維持する;
(c)次に、適当なスピンドルを製品の表面に対して45度の角度で製品に沈める;
(i)RVスピンドル#1を使用するときは、スピンドルを製品表面に対して90度で沈めることができる;
(d)次に粘度計を下降させ、スピンドルを粘度計の下方シャフトに慎重に取り付ける;
(e)次に粘度計を適切な回転速度に設定し、モーターをオンにする;
(f)モーターをオンにしたままでスピンドルを一回完全に回転させ、この回転後にディスプレイの粘度を読み取って記録する;
(g)粘度計とスピンドルとを製品から引き上げ、スピンドルを取り外し、清掃して製品を完全に除去する。
材料及び方法
材料
Figure 0004109253
配合物の調製
糖類を加えずに約5−約60重量%の各成分の単純溶液を調製した。次いで、溶液を所望のレベルまで加えた。全部の溶液を加えた後、サンプルを混合し、混合物が確実に均質になるように振盪した。サンプルを室温で24時間静置し、観察した。
粘度と製品の外観
上述の方法の項に示した標準的PWプロトコルを使用し、配合物を粘度に基づいてスクリーニングした。配合物の変色及び室温での糖類の再結晶化を観察した。
実施例1−4及び比較例
以下の表2はポリデキストロースとスクロースとの併用効果を示す。
Figure 0004109253
比較例A、B及びDから明らかなように、塩だけをポリデキストロースと併用することは二相の形成の誘発に十分ではなかった。塩が存在するか存在しないかにかかわりなく十分なスクロースの添加だけが(実施例3参照)、二相組成物を形成させた。
実施例5−9及び比較例
Figure 0004109253
実施例5−7は、種々のレベルのポリデキストロース(2.5%という低レベル)及びスクロース(30%という高レベル)を使用できることを示す。
更に、実施例8及び9は、種々の分子量のポリデキストロースを使用できることを示す。分子量が高い場合には(ポリデキストロースM100)、ある程度の塩を安定剤(例えば、キサンタンガム)と共に使用するのが好ましいことも理解されよう。

Claims (11)

  1. (a)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性/双イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選択された5−75重量%の界面活性剤と、
    (b)少なくとも2.5重量%の1種または複数のポリデキストロースと
    (c)2.5−50重量%のスクロースと、
    (d)バランス量の水と
    を含み、更に、振盪または撹拌しないで静置されたときに少なくとも2つの明らかに分離した水性層を含む液体クレンジング組成物。
  2. 6−40重量%の界面活性剤を含む請求項1に記載の組成物。
  3. ポリデキストロースの重合度が4−22であり、これは600−3600の分子量に対応する請求項1または2に記載の組成物。
  4. ポリデキストロースの分子量が700−1800である請求項3に記載の組成物。
  5. ポリデキストロースの分子量が900−1500である請求項4に記載の組成物。
  6. ポリデキストロースの分子量が900−1200である請求項5に記載の組成物。
  7. (a)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性/双イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選択された5−75重量%の界面活性剤と、
    (b)少なくとも2.5重量%の1種または複数のポリデキストロースと
    (c)0.5−4重量%の塩と、
    (d)少なくとも2.5重量%のスクロースと、
    (e)バランス量の水と
    を含み、更に、振盪または撹拌しないで静置されたときに少なくとも2つの明らかに分離した水性層を含む液体クレンジング組成物。
  8. 更に、0.5−4重量%の塩を含む請求項1からのいずれか一項に記載の組成物。
  9. 更に、1−3重量%の塩を含む請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  10. ポリデキストロースの分子量が1800よりも大きい請求項1から3または7から9のいずれか一項に記載の液体クレンジング組成物。
  11. 更に、0.01−3.0重量%の安定剤を含む請求項10に記載の液体クレンジング組成物。
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