JP4108862B2 - 基板乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体によって洗浄した後の基板に対して、エアナイフからの空気流を吹き付けて液体を除去し、基板を乾燥するための基板乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示器、フォトマスク等のガラス基板や、プリント配線基板、半導体ウエハ等の基板の製造工程においては、基板の表面に所定の処理液を供給した後に、これを基板から除去する作業が必要となる。例えば、基板の洗浄を行う工程では、基板洗浄装置において、純水等の液体を基板の表面に浴びせかけて洗浄した後、基板乾燥装置において、基板の表面に気体を吹き付けて、基板表面に付着した液体を除去している。
【0003】
このような基板乾燥装置として、従来から、特開平7−14819号公報に示すものが提案されている。かかる基板乾燥装置は、乾燥室内にエアナイフを有し、基板洗浄装置から乾燥室内に搬送されてきた基板の表面に、エアナイフの空気流を吹き付けることによって洗浄液を吹き飛ばし、基板を乾燥させる装置である。そして、この乾燥室の上部には、例えば、高性能フィルタであるHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタを有するクリーンユニット部が設けられ、このクリーンユニット部から下方に向けて清浄な空気を乾燥室内に吹き出して、ダウンフロー流を形成している。また、乾燥室の下部には、飛散した水滴やミストが、ダウンフロー流によって下降して外部に排出されるように、排出部が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような従来の基板乾燥装置においては、乾燥室内に基板を搬入及び搬出するための搬入口及び搬出口が設けられている。このため、エアナイフを停止すると、室内の圧力が低下して、搬入口及び搬出口から外気が流入する。しかし、基板乾燥装置の設置場所がクリーンルームであっても、乾燥室の外部の空気は、乾燥室内よりも清浄度が低い。従って、上記のように外気が流入すると、乾燥室内部の清浄度が低下して、基板が汚染される可能性がある。
【0005】
また、上述の従来技術においては、エアナイフの吹き出し側の天井に、クリーンユニット部が配設されているので、エアナイフによって吹き飛ばされた洗浄水のミストがダウンフロー流によって、基板に再付着する。特に、かかるミストは、洗い落とされた塵埃を含んでいる場合もあるので、これらの塵埃によって基板が汚染される可能性がある。
【0006】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、乾燥室内の清浄度を保ちつつ、基板上の液体を完全に除去することができる基板乾燥装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、乾燥室内に、基板の搬送手段と、基板上の液体を空気流によって除去するエアナイフとを備えた基板乾燥装置において、以下のような技術的特徴を有する。
【0008】
すなわち、請求項1記載の発明は、排気室と基板上の液体を除去するための液切り室とを連続的に配した乾燥室の室内に、基板の搬送手段と、基板上の液体を空気流によって除去するエアナイフとを備えた基板乾燥装置において、前記液切り室の上部には、前記乾燥室内部に清浄空気を送風するファンユニットが設けられ、前記排気室には、基板から除去された液体によって生じる水滴及びミストを排出する排出手段が接続され、前記ファンユニットは、前記排気室よりも高い位置に設けられ、前記エアナイフは、その吹き出し部が前記排気室側に向けて設けられ、基板が前記排気室から前記液切り室側に移動する過程で基板に空気流を吹き付けるものであり、前記乾燥室には、室内の気圧調整用のダンパが設けられ、前記乾燥室内の気圧が外部の気圧よりも陽圧に維持されるように、前記エアナイフの作動・停止に応じて、前記ダンパの開放度を制御する制御手段を有することを特徴とする。
以上のような請求項1記載の発明では、エアナイフが停止して乾燥室内の圧力が低下した場合であっても、ダンパによって室内の気圧を調整して、外部よりも陽圧に保つことができるので、外気の侵入による室内の汚染が防止される。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の基板乾燥装置において、前記乾燥室は、天井の高い前記液切り室と、天井の低い前記排気室とを有し、前記基板の搬入口が前記排気室側に設けられ、前記基板の搬出口が前記液切り室側に設けられ、記エアナイフは、その吹き出し部が前記排気室側に向けて、傾斜して配設されていることを特徴とする。
以上のような請求項2記載の発明では、ファンユニットは、高位部の上部に設けられているので、吹き出される空気は、上から下に向かっての一方向に層流として流れ、乱流になりにくい。また、ファンユニットに内蔵されたHEPAフィルタ等によって清浄化された空気は、低位部側へ傾斜したエアナイフによって水分が除去され、きれいになった基板の表面に吹き付けられる。従って、塵埃を含むミストが基板に再付着して汚損されることがない。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の基板乾燥装置において、前記排出手段は排気管を有し、前記低位部には、前記搬送手段の下側に排気口が設けられ、前記排気管は前記排気口に接続されていることを特徴とする。
以上のような請求項3記載の発明では、低位部においては天井が低いので、エアナイフからの空気の吹き付けによって発生したミストは、高位部からの上から下への層流によって、排気口から排気管を介して直ちに排出され、滞留しにくい。従って、エアナイフを通過して高位部側へ移動した清浄度の高い基板に、ミストを含む空気が触れることがない。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板乾燥装置において、前記搬送手段は、平行配置された複数の搬送ローラと、前記搬送ローラの端部に構成された駆動部とを有し、前記乾燥室には、前記搬送ローラ側の空間と前記駆動部側の空間とを仕切るカバーが、前記駆動部を覆う位置に設けられ、前記乾燥室における前記駆動部側の空間に、排気管が接続されていることを特徴とする。
以上のような請求項4記載の発明では、搬送ローラの駆動部がカバーで覆われ、その周囲の空気は排気管によって外部に排気される。このため、駆動部の構成部品から、摩耗によって発生する微細な塵埃や、潤滑油などの飛散によって発生するゴミが、搬送ローラによって搬送されている基板側へ移行せず、基板の汚染が防止される。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板乾燥装置において、前記乾燥室には、室内の気圧と外部の気圧との差圧を検出するセンサが設けられ、前記センサが前記制御手段に接続されていることを特徴とする。
以上のような請求項5記載の発明では、センサの検出値に基づいて、乾燥室内を常に外部よりも陽圧に保つことができるので、外気の侵入を防いで、室内の汚染を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1)実施の形態の構成
発明に対応する実施の形態を、図1〜7を参照して以下に説明する。
【0014】
1−1.全体構成
本実施の形態は、図1に示すように、排気室10と液切り室20とが連続して構成された乾燥室1が、架台2上に設置されている。そして、図1〜3に示すように、排気室10には基板の搬入口10aが形成され、液切り室20には基板の搬出口20aが形成されている。また、排気室10及び液切り室20の内部には、乾燥室1の幅方向に、基板搬送用の搬送ローラ30が配設されている。この搬送ローラ30は、基板の搬送方向に複数平行に設けられている。
【0015】
1−2.搬送ローラの駆動部の構成
搬送ローラ30の軸の両端は、軸受け31によって回動可能に支持されている。この搬送ローラ30の一端には、第1のはすば歯車30aが取り付けられている。乾燥室1においては、搬送ローラ30の第1のはすば歯車30a側の側面近傍に、基板の搬送方向のシャフト32が設けられている。このシャフト32には、各々の搬送ローラ30の第1のはすば歯車30aに係合する第2のはすば歯車32aが設けられている。そして、図4に示すように、シャフト31の近傍における乾燥室1の外部には、モータ32bが設置され、このモータ32bを駆動源としてベルトドライブによってシャフト32が回転する構成となっている。
【0016】
さらに、乾燥室1の内部には、搬送ローラ30の軸受け31、第1のはすば歯車30a、シャフト32等の駆動部を覆う駆動部カバー33が、基板の移動方向の全域に亘って、乾燥室1の内壁と平行に設けられている。なお、駆動部カバー33は、搬送ローラ30の駆動部のみを覆っているので幅が狭く、各々の搬送ローラ30の軸はこの駆動部カバー33を回動可能に貫通している。
【0017】
1−3.排気室の構成
また、排気室10の底面には、図5及び図6に示すように、下方に凹んだ集液部11が形成されている。この集液部11の後端には、排気管12の一端部が接続され、集液部11の内底には、そこに落下した排液が排気管12へ流入するように傾斜が設けられている。排気管12は、全体としてU字型をした気液分離用のトラップを構成している。この排気管12の最も低い部分に、分離した排液を流出させる排出管12aが接続されている。
【0018】
排気室10の底面には駆動部排気管13の一端が接続され、背面には駆動部排気管14が接続されている。これらの駆動部排気管13,14は、駆動部カバー33によって覆われた駆動部周囲の空間に連通している。また、背面側の駆動部排気管14には、ドレン管14aが接続されている。
【0019】
さらに、排気室10の背後には、垂直管15が設けられている。この垂直管15は、その下端に排気管12の他端が接続され、その下部側面に排気管13の他端が接続され、その上部前面に排気管14の他端が接続されている。
【0020】
1−4.オートダンパの構成
垂直管15の上端には、オートダンパ16が設けられている。オートダンパ16は、図7及び図8に示すように、垂直管15を封鎖する円形板状の蓋部16aを有し、この蓋部16aが水平方向のときに全閉状態、垂直方向のときに全開状態となる。蓋部16aを回転させる機構は、シャフト16b、軸受け部16c、駆動部16d及び連結部16eによって構成されている。シャフト16bは、蓋部16aの直径方向に取り付けられている。
【0021】
軸受け部16cは、垂直管15の径方向に対向する位置に2つ設けられ、シャフト16bの両端を回転可能に支持している。駆動部16dは、連結部16eを介してシャフト16bに連結され、シャフト16bを回転させることにより、蓋部16aの開閉を行うものであって、例えば、電動モータや、油圧あるいはエアモータなどが使用される。
【0022】
1−5.液切り室の構成
一方、液切り室20には、エアナイフ21とファンユニット22が配設されている。エアナイフ21は、図9に示すように、基板の搬送路の上下に設けられ、基板の進行方向に対して斜めに配設されている。液切り室20の天井は、排気室10の天井よりも高く形成され、この液切り室20の上部にファンユニット22が設けられている。ファンユニット22は、下方への空気流を形成するファンと、埃等の流入を防ぐHEPAフィルタ等とを備えている。
【0023】
1−6.制御回路の構成
さらに、エアナイフ21及びオートダンパ16の作動は、図示しない制御回路によって制御される。この制御回路は、エアナイフ21の駆動部(図示せず)と、オートダンパ16の駆動部16dに接続され、エアナイフ21の作動時には、オートダンパ16が開となり、エアナイフ21の停止時には、オートダンパ16が閉となるように設定されている。
【0024】
(2)本実施の形態の作用
以上のような構成を有する本実施の形態の作用効果は、以下の通りである。すなわち、図9に示すように、洗浄液によって洗浄された基板Bは、搬送ローラ30によって、搬入口10aから排気室10内に搬入される。そして、基板Bが液切り室20側に移動する過程で、作動したエアナイフ21の空気流が吹き付けられるので、基板B上の洗浄液が吹き飛ばされる。このようにエアナイフによって水分が除去された基板の表面に、ファンユニット22からの清浄化された空気流が吹き付けられる。
【0025】
ファンユニット22は、排気室10よりも高い位置に設けられているので、その空気流は、排気室10側へ移動して、上から下への層流となる。そして、基板Bから吹き飛ばされることによって生じた水滴及びミストは、ファンユニット22の空気流によって下降して、集液部11に流れる。集液部11に流れたミスト及び水滴は、排気管12へ流入して気液分離され、排液は排出管12aから外部に排出され、ミストは垂直管15に流れる。また、駆動部カバー33によって覆われた駆動部周囲の空気は、図5に示すように、駆動部排気管13,14を介して排出され、凝結した液体は、排出管12aやドレン管14aを介して外部へ排出される。
【0026】
このようにエアナイフ21の作動による洗浄液の除去中には、制御回路からの制御信号に基づいて、駆動部16dがオートダンパ16を開とするので、排気が促進される。また、洗浄液の除去後は、搬送ローラ30によって基板Bが搬出口20aから搬出され、エアナイフ21が停止するが、この時、制御回路からの制御信号に基づいて、駆動部16dがオートダンパ16を閉とするので、排気室10及び液切り室20の室内の気圧が、外部の気圧よりも陽圧に保たれる。
【0027】
従って、基板Bを搬出した後においても、搬入口10a及び搬出口20aからの外気の流入が防止され、室内は清浄に保たれる。その後、次の基板Bの洗浄液を除去する場合にも、基板Bの汚染が防止される。
【0028】
なお、オートダンパ16は、その蓋部16aの回動量によって開閉の程度を調節できるが、この蓋部16aをどの程度閉じれば陽圧になるかは、ファンユニット22からの流量によって異なる。しかし、エアナイフ21を停止した状態でも室内を陽圧に保ち、しかも室内の下部に溜まる塵埃を巻き上げないようにするには、ファンユニット22からの層流が形成されていることが効果的である。従って、層流を形成するのに必要な空気量と、基板の搬出口20a及び搬入口10a、排気管12からの空気の漏出量を勘案して、オートダンパ16の閉鎖度合い、すなわち蓋部16aの回動量を決定する。
【0029】
(3)実施の形態の効果
以上のような本実施の形態によれば、排気室10及び液切り室20の室内を陽圧に保ち、外気の侵入を防ぐので、外気の影響を受けずに、基板の汚染を防止することができ、品質が安定し、歩留まりが向上する。
【0030】
また、ファンユニット22からの清浄化された空気流は、エアナイフ21によって水分が除去され、きれいになった基板Bの表面に吹き付けられるので、塵埃を含むミストが基板Bに再付着して汚損されることがない。
【0031】
また、ファンユニット22からの空気流は、液切り室20の高い天井側から、天井の低い排気室10側へ流れ、上から下への層流となるので、エアナイフ21によって吹き飛ばされて生じた水滴及びミストが、排気室10内に滞留することなく効率良く排出される。
【0032】
また、搬送ローラ30の駆動部を構成する軸受け31、第1のはすば歯車30a、シャフト32等は、駆動部カバー33によって覆われているので、構成部品の摩耗によって発生する微細な塵埃や、潤滑油などの飛散によって発生するゴミが、搬送中の基板B側へ移行せず、基板Bの汚染が防止される。
【0033】
(4)その他の実施の形態
本発明は、上記のような実施の形態に限定されるものではなく、各部材の大きさ、形状、数等は適宜変更可能である。例えば、9に示すように、液切り室20における搬出口20aの近傍に、差圧センサ40を設け、この差圧センサ20は制御回路に接続することも可能である。この場合、制御回路は、差圧センサ20によって検出された乾燥室1の内部の気圧と外部の気圧との差圧に応じて、内部の気圧を外部の気圧よりも陽圧に保つように、オートダンパ16の駆動部16dを制御するように設定する。
【0034】
かかる構成によれば、差圧センサ40によって検出された室内の気圧と外部の気圧との差が、あらかじめ定められた値よりも低下した場合には、オートダンパ16を閉じて、ファンユニット22のファンを駆動し、内部の圧力を上昇させることによって、室内を外部よりも陽圧に保って外気の流入を防ぐことができる。また、差圧センサ40からの検出値に基づいて、室内の気圧を常に一定に保つことができるので、乱流の発生による水滴やミストの基板への再付着等を防止することができる。
【0035】
また、オートダンパ16の開閉状態は、その蓋部16aがシャフト16bを軸に回転可能に設けられているので、全開及び全閉のいずれか一方の状態には限定されない。つまり、制御回路からの制御信号に応じて、駆動部16dがシャフト16bの回転量を調節することにより、蓋部16aの角度を変えて、開閉の程度を微妙に調整することができる。
【0036】
また、図10に示すように、排気室10内部の上方にカバー50を設け、このカバー50に垂直管15を接続する構成とすることも可能である。かかる構成とすれば、排気室10内に発生して上昇した一部のミストを、効率良く素早く排出することができるため、基板Bへのミストの再付着をより一層確実に防止することができる。さらに、図11に示すように、上方のエアナイフ21の上部と、排気室10及び液切り室20の仕切りとの間に、液切り室20から排気室10への空気流を遮る斜めカバー60を設けることも可能である。
【0037】
また、上記の実施の形態における排気管、排液管の数は、設計の段階で自由に増減変更可能であり、ダンパを複数設置することもできる。ダンパの形状は、1枚の板状の蓋部を開閉させるもの以外に、複数の羽根の角度を変化させて通過する空気の流量を調整するものでも、ピンチバルブのようにエアバッグを膨らませることにより、通路を開閉するものでも良い。さらに、駆動部は、搬送ローラ30を駆動可能なものであれば、どのような構成でもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のような本発明によれば、乾燥室内の清浄度を保ちつつ、基板上の液体を完全に除去可能な基板乾燥装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板乾燥装置の一つの実施の形態の構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1の実施の形態における排気室の内部構成を示す平面図である。
【図3】図1の実施の形態における液切り室の内部構成を示す平面図である。
【図4】図1の実施の形態における排気室の透視側面図である。
【図5】図1の実施の形態における排気室の側面図である。
【図6】図1の実施の形態における排気室の背面図である。
【図7】図1の実施の形態におけるオートダンパの全閉状態を示す平面図である。
【図8】図1の実施の形態におけるオートダンパの全開状態を示す透視側面図である。
【図9】図1の実施の形態における排気及び排液の流れを示す簡略図である。
【図10】本発明の基板乾燥装置の他の実施の形態を示す簡略図である。
【図11】本発明の基板乾燥装置の他の実施の形態を示す簡略図である。
【符号の説明】
1…乾燥室
2…架台
10…排気室
10a…搬入口
11…集液部
12…排気管
12a…排出管
13,14…駆動部排気管
14a…ドレン管
15…垂直管
16…オートダンパ
16a…蓋部
16b…シャフト
16c…軸受け部
16d…駆動部
16e…連結部
20…液切り室
20a…搬出口
21…エアナイフ
22…ファンユニット
30…搬送ローラ
30a…第1のはすば歯車
31…軸受け
32…シャフト
32a…第2のはすば歯車
32b…モータ
33…駆動部カバー
40…差圧センサ
50…カバー

Claims (5)

  1. 排気室と基板上の液体を除去するための液切り室とを連続的に配した乾燥室の室内に、基板の搬送手段と、基板上の液体を空気流によって除去するエアナイフとを備えた基板乾燥装置において、
    前記液切り室の上部には、前記乾燥室内部に清浄空気を送風するファンユニットが設けられ、
    前記排気室には、基板から除去された液体によって生じる水滴及びミストを排出する排出手段が接続され、
    前記ファンユニットは、前記排気室よりも高い位置に設けられ、
    前記エアナイフは、その吹き出し部が前記排気室側に向けて設けられ、基板が前記排気室から前記液切り室側に移動する過程で基板に空気流を吹き付けるものであり、
    前記乾燥室には、室内の気圧調整用のダンパが設けられ、
    前記乾燥室内の気圧が外部の気圧よりも陽圧に維持されるように、前記エアナイフの作動・停止に応じて、前記ダンパの開放度を制御する制御手段を有することを特徴とする基板乾燥装置。
  2. 前記乾燥室は、天井の高い前記液切り室と、天井の低い前記排気室とを有し、
    前記基板の搬入口が前記排気室側に設けられ、
    前記基板の搬出口が前記液切り室側に設けられ、
    記エアナイフは、その吹き出し部が前記排気室側に向けて、傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装置。
  3. 前記排出手段は排気管を有し、前記低位部には、前記搬送手段の下側に排気口が設けられ、前記排気管は前記排気口に接続されていることを特徴とする請求項2記載の基板乾燥装置。
  4. 前記搬送手段は、平行配置された複数の搬送ローラと、前記搬送ローラの端部に構成された駆動部とを有し、前記乾燥室には、前記搬送ローラ側の空間と前記駆動部側の空間とを仕切るカバーが、前記駆動部を覆う位置に設けられ、前記乾燥室における前記駆動部側の空間に、排気管が接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板乾燥装置。
  5. 前記乾燥室には、室内の気圧と外部の気圧との差圧を検出するセンサが設けられ、前記センサが前記制御手段に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板乾燥装置。
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