JP4108675B2 - データ転送装置、及び該データ転送装置に用いられる障害復旧方法 - Google Patents

データ転送装置、及び該データ転送装置に用いられる障害復旧方法 Download PDF

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Description

この発明は、データ転送装置、及び該データ転送装置に用いられる障害復旧方法に係り、たとえば、コンピュータネットワークを構成する多数のコンピュータからの各データを共有メモリに転送する場合に用いて好適なデータ転送装置、及び該データ転送装置に用いられる障害復旧方法に関する。
本社の他に支社や営業所がある会社組織などでは、コンピュータネットワークが構築されることがある。このコンピュータネットワークでは、支社や営業所に設けられている小型コンピュータと本社に設けられている大型コンピュータとの間で情報がやりとりされる。特に、支社や営業所の業務に関する各データが小型コンピュータから通信回線を介して本社の大型コンピュータへ伝送される場合、同各データは、それぞれシリアルデータとして伝送された後、データ転送装置により、それぞれパラレルデータに変換され、さらに同期化されて同大型コンピュータの共有メモリに高速で転送される。
この種のデータ転送装置は、従来では、たとえば図5に示すように、データ変換回路1,2,3と、書き込み抑止制御回路4,5,6と、同期化バッファ7,8,9と、レジスタ10,11,12と、先頭コード検出回路13と、読み出し制御回路14と、単一チャネルエラー訂正回路15とから構成されている。データ変換回路1,2,3は、所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有するシリアルデータA1,A2,A3を入力して8ビットのパラレルデータ(8bデータ)D1,D2,D3に変換すると共に、同シリアルデータA1,A2,A3に障害が検出されたときに1チャネル(ch)エラー信号E1,E2,E3を発生する。ここで、シリアルデータA1,A2は、たとえば、それぞれ1バイト幅のデータで構成され、同期化及びエラー訂正されて単一チャネルエラー訂正回路15から出力される訂正後データUとして同時に処理されるべきデータである。シリアルデータA3は、シリアルデータA1,A2の誤りを訂正するための1バイト幅の誤り訂正符号で構成されている。書き込み抑止制御回路4,5,6は、データ変換回路1,2,3から1chエラー信号E1,E2,E3が発生しないとき、書き込み許可信号L1,L2,L3を同期化バッファ7,8,9のうちの該当する同期化バッファに与える一方、同1chエラー信号E1,E2,E3が発生したとき、該当する同期化バッファに対して書き込み許可信号L1,L2,L3を与えないことにより8bデータD1,D2,D3の書き込みを抑止する。
同期化バッファ7,8,9は、RAM(Randam Access Memory)で構成され、書き込み抑止制御回路4,5,6から書き込み許可信号L1,L2,L3が与えられたとき、データ変換回路1,2,3からの8bデータD1,D2,D3が書き込まれる。先頭コード検出回路13は、同期化バッファ7,8,9の全てに8bデータD1,D2,D3が書き込まれたとき、同8bデータD1,D2,D3から先頭コードを検出して先頭コード検出信号Nを発生する。読み出し制御回路14は、先頭コード検出回路13から先頭コード検出信号Nが発生したとき、同期化バッファ7,8,9の全てから8bデータD1,D2,D3を同時に読み出す。レジスタ10,11,12は、同期化バッファ7,8,9から読み出された8bデータD1,D2,D3を所定時間遅延して同期化後データM1,M2,M3として出力する。単一チャネルエラー訂正回路15は、1バイト幅の誤り訂正符号からなる同期化後データM3で同期化後データM1,M2の誤りを訂正して2バイト幅の訂正後データUとして出力する。
このデータ転送装置では、データ変換回路1,2,3から1chエラー信号E1,E2,E3のうちの任意の一つの1chエラー信号が発生したとき、書き込み抑止制御回路4,5,6により、同期化バッファ7,8,9のうちのエラー検出されたチャネルに該当する同期化バッファに対して8bデータD1,D2,D3の書き込みが抑止される。このため、入力データに障害が検出されたとき、当該チャネルの後続の入力データの転送が停止される。
上記のデータ転送装置の他、従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載された誤り制御システムでは、送信部により単一のデジタル信号が所定長のブロック毎に誤り検出符号が付加されて送信され、同送信部からの送信信号が複数の伝送路で並列的に伝送される。各伝送路を経た各信号は、誤り検出部で誤りが検出される。そして、誤りが存在しない信号の1つが選択部で選択されて出力される。
特許文献2に記載された時分割多重通信同期化方式では、時分割多重通信チャネルを中継局にて時分割多重中継する際、或る局が信号断状態となり、この後、復旧したとき、この復旧した局の次位局から同期用特定パターンが送信される。同次位局では、復旧した局からの同期パターンに同期化しつつ、同次位局の次の局以降の局においては、その局の同期パターン発生器の同期パターンを上記信号断状態となった局が送出してくる同期パターンに同期するようにプリセットすることにより、各局の同期が一斉にとられる。この場合、同期検定器によるPN(Pseudo Noise)パターンシフト命令が用いられ、PNパターンを数回検出することにより復旧後の再同期が行われる。
特許文献3に記載されたフレーム同期検出方式では、自局において、対局から送信されるフレームの先頭にある同期ビットパターンを検出すると、対局警報をオフ状態にして同対局に送信することにより同期確立を通知する。これを受けて、対局からは、以後、同期ビット交番パターン及び制御チャネルからなるフレームが送信され、自局では、同期ビット交番パターンを使用した同期監視、及び制御チャネルを使用した制御情報の伝送が可能となる。一方、自局では、一定の同期保護段数以上誤りが続くと、同期外れと判断し、フレーム中の対局警報をオン状態にして対局に障害発生を通知し、再度、同期ビットパターンを用いて同期確立動作を行う。
特開昭62−183233号公報(第1頁、図) 特開昭62−220034号公報(第1頁、第4頁、図1) 特開平04−243336号公報(要約書、図1、図2)
しかしながら、上記従来のデータ転送装置では、次のような問題点があった。
すなわち、同期化バッファ7,8,9のうちのエラー検出されたチャネルに該当する同期化バッファに対して8bデータD1,D2,D3の書き込みが抑止されるので、エラー検出されたチャネルのデータが廃棄され、単一チャネルエラー訂正によりデータ転送が継続される。この後、後続のデータ転送で他チャネルにエラーが発生すると、エラー検出された上記チャネルが復旧していないため、複数チャネルの障害となり、データ転送が不可能となることがある。この状態をエラー訂正により解決しようとすると、エラー訂正回路のハードウェアの増加と性能低下が避けられないという問題点がある。
また、特許文献1に記載された誤り制御システムでは、単一のデジタル信号が複数の伝送路で並列的に伝送されて、誤りが存在しない信号が選択されるが、扱える信号は1つであり、複数の並列データの同期化を行うものではなく、この発明とは主旨が異なり、上記の問題点は、改善されない。また、同文献1に記載された誤り制御システムで複数の並列データを扱う場合、多重化した伝送路を並列データ分だけ設ける必要があり、また、並列データ間の同期化回路が必要である。更に、この同期化回路により伝送時間のロスが発生すると共に、多重化した伝送路に対するインタフェースを設ける必要もあり、著しく回路規模が増大するという問題点がある。
特許文献2に記載された時分割多重通信同期化方式では、時分割通信であることが前提であるため、データ転送における同期パターンが一定間隔で発生される必要があり、また、PNパターンを数回検出することにより復旧後の再同期が行われるため、この発明とは構成が異なる。また、故障した局が端局の場合では単一エラーで済むが、中間局が故障すると、中間局よりも前位に位置する局もエラーとなる。このため、故障したチャネルが端局以外の場合では、データ転送が継続されない。
特許文献3に記載されたフレーム同期検出方式では、同期検出のために、自局と対局との間で対局警報なる信号の交換が必要であるが、データ転送中に対局が警報を受信しても、他の伝送路ではデータ転送が継続しているので、警報を受信した対局は、再同期化のビットパターン送信後、他の伝送路のデータ転送の進捗に合わせてデータ転送を再開する必要がある。ところが、継続してデータ転送を行うと、自局と対局との間の対局警報信号の検出時差により、対局は、他の伝送路のデータ転送の進捗に合わせることは不可能である。この場合、データ転送が単一伝送路における単一データ転送であれば、問題は発生しないが、複数の非同期伝送路におけるデータの同期化は不可能である。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、複数チャネルに障害が発生しても、データ転送が不可能となる確率が低減されるデータ転送装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有する複数チャネルの入力データの全て又は一部を前記先頭コードに基づいて同期化して外部へ転送する一方、前記複数チャネルの入力データのうちの任意のチャネルの入力データに障害が検出されたとき、当該チャネルの入力データの転送を停止するデータ転送装置に係り、前記障害が検出された入力データの後に正常な入力データが送信されてきたとき、当該チャネルの入力データの転送を復旧させる障害復旧手段が設けられていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデータ転送装置に係り、シリアルの前記入力データをパラレルデータに変換すると共に、該入力データに前記障害が検出されたときに障害検出信号を発生する複数のデータ変換回路と、書き込み許可信号が与えられたとき、前記パラレルデータが書き込まれる複数のバッファと、前記各データ変換回路から前記障害検出信号が発生しないとき、前記書き込み許可信号を前記各バッファのうちの該当するバッファに与える一方、前記障害検出信号が発生したとき、該当する前記バッファに対して前記書き込み許可信号を与えないことにより前記パラレルデータの書き込みを抑止する複数の書き込み抑止制御回路と、前記複数のバッファの全てに前記各パラレルデータが書き込まれたとき、前記各パラレルデータから前記先頭コードを検出して第1の先頭コード検出信号を発生する第1の先頭コード検出回路と、該第1の先頭コード検出回路から前記第1の先頭コード検出信号が発生したとき、前記複数のバッファの全てから前記パラレルデータを同時に同期化後データとして読み出す読み出し制御回路と、前記各バッファから読み出された前記同期化後データの誤りを訂正して出力するエラー訂正回路とを備え、前記障害復旧手段は、前記各データ変換回路から出力される正常な前記各パラレルデータの前記先頭コードを検出して当該チャネルの入力データの転送を復旧させるための第2の先頭コード検出信号を発生する複数の第2の先頭コード検出回路を備え、前記各書き込み抑止制御回路は、該当する前記第2の先頭コード検出回路から前記第2の先頭コード検出信号が発生したとき、再び前記書き込み許可信号を該当する前記バッファに与える構成とされていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のデータ転送装置に係り、前記複数チャネルの入力データのうちの少なくとも1チャネルの入力データは、他チャネルの入力データの誤りを訂正するための誤り訂正符号で構成されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、障害復旧方法に係り、所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有する複数チャネルの入力データの全て又は一部を前記先頭コードに基づいて同期化して外部へ転送する一方、前記複数チャネルの入力データのうちの任意のチャネルの入力データに障害が検出されたとき、当該チャネルの入力データの転送を停止するデータ転送装置に用いられ、前記障害が発生した入力データの後に正常な入力データが送信されてきたとき、当該チャネルの入力データの転送を復旧させることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、障害復旧方法に係り、シリアルの前記入力データをパラレルデータに変換すると共に、該入力データに障害が検出されたときに障害検出信号を発生する複数のデータ変換回路と、書き込み許可信号が与えられたとき、前記パラレルデータが書き込まれる複数のバッファと、前記各データ変換回路から前記障害検出信号が発生しないとき、前記書き込み許可信号を前記各バッファのうちの該当するバッファに与える一方、前記障害検出信号が発生したとき、該当する前記バッファに対して前記書き込み許可信号を与えないことにより前記パラレルデータの書き込みを抑止する複数の書き込み抑止制御回路と、前記複数のバッファの全てに前記各パラレルデータが書き込まれたとき、前記各パラレルデータから前記先頭コードを検出して第1の先頭コード検出信号を発生する第1の先頭コード検出回路と、該第1の先頭コード検出回路から前記第1の先頭コード検出信号が発生したとき、前記複数のバッファの全てから前記パラレルデータを同時に同期化後データとして読み出す読み出し制御回路と、前記各バッファから読み出された前記同期化後データの誤りを訂正して出力するエラー訂正回路とを備えてなるデータ転送装置に用いられ、前記各データ変換回路から出力される正常な前記各パラレルデータの前記先頭コードを検出して当該チャネルの入力データの転送を復旧させるための第2の先頭コード検出信号を発生する第2の先頭コード検出処理と、前記第2の先頭コード検出信号が発生したとき、再び前記書き込み許可信号を該当する前記バッファに与える書き込み再開処理とを行うことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の障害復旧方法に係り、前記複数チャネルの入力データのうちの少なくとも1チャネルの入力データは、他チャネルの入力データの誤りを訂正するための誤り訂正符号で構成されていることを特徴としている。
この発明の構成によれば、障害が検出された入力データの後に正常な入力データが送信されてきたとき、当該チャネルの入力データの転送を復旧させる障害復旧手段が設けられているので、この復旧の後に他のシリアルデータに障害が検出されても、複数チャネルに障害が発生する状態にならずに転送が継続され、データ転送装置の信頼性を向上できる。
入力される複数チャネルのシリアルデータのうちの任意のシリアルデータに障害が検出されたとき、当該データの転送が停止され、この後、障害が発生したシリアルデータの後に正常なシリアルデータが送信されてきたとき、当該シリアルデータの転送が復旧するデータ転送装置を提供する。
図1は、この発明の実施例であるデータ転送装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この例のデータ転送装置は、同図に示すように、データ変換回路21,22,23と、書き込み抑止制御回路24,25,26と、同期化バッファ27,28,29と、レジスタ30,31,32と、先頭コード検出回路33と、読み出し制御回路34と、単一チャネルエラー訂正回路35と、先頭コード検出回路36,37,38とから構成されている。データ変換回路21,22,23は、所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有するシリアルデータA1,A2,A3を入力して8ビットのパラレルデータ(8bデータ)D1,D2,D3に変換すると共に、同シリアルデータA1,A2,A3に障害が検出されたときに1チャネル(ch)エラー信号E1,E2,E3を発生する。ここで、シリアルデータA1,A2は、たとえば、それぞれ1バイト幅のデータで構成され、同期化及びエラー訂正されて単一チャネルエラー訂正回路35から出力される訂正後データUとして同時に処理されるべきデータである。シリアルデータA3は、シリアルデータA1,A2の誤りを訂正するための1バイト幅の誤り訂正符号で構成されている。
先頭コード検出回路36,37,38は、デコーダなどで構成され、データ変換回路21,22,23から出力される正常な8bデータD1,D2,D3の先頭コードを検出して当該チャネルの入力データの転送を復旧させるための先頭コード検出信号B1,B2,B3を発生する。書き込み抑止制御回路24,25,26は、データ変換回路21,22,23から1chエラー信号E1,E2,E3が発生しないとき、書き込み許可信号L1,L2,L3を同期化バッファ27,28,29のうちの該当する同期化バッファに与える一方、同1chエラー信号E1,E2,E3が発生したとき、該当する同期化バッファに対して書き込み許可信号L1,L2,L3を与えないことにより8bデータD1,D2,D3の書き込みを抑止する。特に、この実施例では、書き込み抑止制御回路24,25,26は、同期化バッファ27,28,29に対して8bデータD1,D2,D3の書き込みを抑止している状態で、該当する先頭コード検出回路36,37,38から先頭コード検出信号B1,B2,B3が発生したとき、再び書き込み許可信号L1,L2,L3を該当する同期化バッファ27,28,29に与える。
同期化バッファ27,28,29は、RAMで構成され、書き込み抑止制御回路24,25,26から書き込み許可信号L1,L2,L3が与えられたとき、データ変換回路21,22,23からの8bデータD1,D2,D3が書き込まれる。先頭コード検出回路33は、デコーダなどで構成され、同期化バッファ27,28,29の全てに8bデータD1,D2,D3が書き込まれたとき、同8bデータD1,D2,D3から先頭コードを検出して先頭コード検出信号Nを発生する。読み出し制御回路34は、先頭コード検出回路33から先頭コード検出信号Nが発生したとき、同期化バッファ27,28,29の全てから8bデータD1,D2,D3を同時に読み出す。レジスタ30,31,32は、同期化バッファ27,28,29から読み出された8bデータD1,D2,D3を所定時間遅延して同期化後データM1,M2,M3として出力する。単一チャネルエラー訂正回路35は、1バイト幅の誤り訂正符号からなる同期化後データM3で同期化後データM1,M2の誤りを訂正して2バイト幅の訂正後データUとして出力する。
図2は、図1中のデータ変換回路21の要部の構成を示すブロック図である。
このデータ変換回路21は、同図2に示すように、シリアル/パラレル変換回路41と、ビット数変換回路42と、信号断検出回路43と、ランニングディスパリティエラー検出回路44と、コードバイオレーションエラー検出回路45と、OR回路46とから構成されている。シリアル/パラレル変換回路41は、シフトレジスタで構成され、シリアルデータA1を、たとえば10ビットのパラレルデータE1に変換する。ビット数変換回路42は、エンコーダで構成され、10ビットのパラレルデータE1を8bデータD1に変換し、変換が完了したときに変換完了信号F1を出力する。
信号断検出回路43は、多数の論理回路などで構成され、たとえば、ケーブル抜けや送信側の電源断などにより信号が途絶えたことを検出し、信号断検出信号G1を出力する。シリアル伝送路では、シリアルデータの状態値(0/1)の割合が均等になるように符号化されているが、ランニングディスパリティエラー検出回路44は、データ化けなどにより、シリアルデータA1の状態値(0/1)の割合が均等な状態から偏った状態になったとき、ディスパリティ(disparity )検出信号J1を出力する。コードバイオレーションエラー検出回路45は、ビット数変換回路42から変換完了信号F1が出力されないとき、変換エラー信号K1を出力する。OR回路46は、上記信号断検出信号G1、ディスパリティ検出信号J1又は変換エラー信号K1が出力されたとき、1chエラー信号E1を出力する。また、データ変換回路22,23も、データ変換回路21と同様の構成になっている。
図3は、図1中の単一チャネルエラー訂正回路35の要部の構成を示すブロック図である。
この単一チャネルエラー訂正回路35は、同図3に示すように、1バイトエラー検出回路51と、1バイトエラー訂正回路52とから構成されている。この単一チャネルエラー訂正回路35では、1バイトエラー検出回路51で同期化後データM1,M2の誤りが検出され、1バイトエラー訂正回路52で同期化後データM3で同期化後データM1,M2の誤りが訂正されて訂正後データUとして出力される。
図4は、図1のデータ転送装置の動作を説明するタイムチャートである。
この図を参照して、この例のデータ転送装置に用いられる障害復旧方法の処理内容について説明する。
このデータ転送装置では、所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有するシリアルデータA1,A2,A3がパラレルデータに変換されてから同先頭コードに基づいて同期化され、同期化後データM3で同期化後データM1,M2の誤りが訂正されて外部へ転送される。一方、同シリアルデータA1,A2のうちの任意のシリアルデータに障害が検出されたとき、当該データの転送が停止される。この後、上記障害が発生したシリアルデータの後に正常なシリアルデータが送信されてきたとき、当該シリアルデータの転送が復旧する。
すなわち、シリアルデータA1,A2,A3は、データ変換回路21,22,23に入力されて8bデータD1,D2,D3に変換され、また、同シリアルデータA1,A2,A3に障害(エラー)が検出されたときに1chエラー信号E1,E2,E3が出力される。データ変換回路21,22,23から1chエラー信号E1,E2,E3が発生しないとき、書き込み抑止制御回路24,25,26から、書き込み許可信号L1,L2,L3が同期化バッファ27,28,29のうちの該当する同期化バッファに与えられる。
書き込み許可信号L1,L2,L3が同期化バッファ27,28,29に与えられたとき、データ変換回路21,22,23からの8bデータD1,D2,D3が書き込まれる。一方、データ変換回路21,22,23から1chエラー信号E1,E2,E3が発生したとき、該当する同期化バッファに対して書き込み許可信号L1,L2,L3を与えないことにより8bデータD1,D2,D3の書き込みが抑止されると共に、復旧に備えて該当する同期化バッファが“空”の状態にされる。たとえば、シリアルデータA1に障害が検出されたとき、8bデータD1にエラーが発生し、同期化バッファ27が“空”の状態となる。また、シリアルデータA2に障害が検出されたとき、8bデータD2にエラーが発生し、同期化バッファ28が“空”の状態となる。
書き込み抑止制御回路24,25,26により、同期化バッファ27,28,29に対して8bデータD1,D2,D3の書き込みが抑止されているとき、データ変換回路21,22,23から出力される正常な8bデータD1,D2,D3の先頭コードが先頭コード検出回路36,37,38で検出されると、先頭コード検出信号B1,B2,B3が発生する(第2の先頭コード検出処理)。このとき、書き込み抑止制御回路24,25,26から、再び書き込み許可信号L1,L2,L3が該当する同期化バッファ27,28,29に与えられ、データ変換回路21,22,23からの8bデータD1,D2,D3が書き込まれる(書き込み再開処理)。この場合、たとえば、“空”の状態になっている同期化バッファ27に8bデータD1が書き込まれ、また、“空”の状態になっている同期化バッファ28に8bデータD2が書き込まれる。
同期化バッファ27,28,29の全てに8bデータD1,D2,D3が書き込まれたとき、先頭コード検出回路33により、同8bデータD1,D2,D3から先頭コードが検出され、先頭コード検出信号Nが発生する。先頭コード検出回路33から先頭コード検出信号Nが発生したとき、読み出し制御回路34により、同期化バッファ27,28,29の全てから8bデータD1,D2,D3が同時に読み出され、レジスタ30,31,32で所定時間遅延されて同期化後データM1,M2,M3として出力される。同期化後データM1,M2は、単一チャネルエラー訂正回路35で同期化後データM3により誤りが訂正され、同単一チャネルエラー訂正回路35から2バイト幅の訂正後データUが出力される。
以上のように、この実施例では、たとえば、シリアルデータA1に障害が検出された後、正常な8bデータD1の先頭コードが先頭コード検出回路36で検出されると、先頭コード検出信号B1が発生して同8bデータD1が同期化バッファ27に書き込まれ、同シリアルデータA1の転送が復旧するので、この復旧の後に他のシリアルデータに障害が検出されても、複数チャネルに障害が発生する状態にならずに転送が継続され、データ転送装置の信頼性が向上する。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
すなわち、上記実施例のデータ転送装置は、たとえば、8チャネルのシリアルデータに対して3チャネルの誤り訂正符号が付加されている構成としても良い。
この発明は、たとえばコンピュータネットワークなどのように、多数のコンピュータ端末からの各データを共有メモリなどに転送する場合全般に適用できる。
この発明の実施例であるデータ転送装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図1中のデータ変換回路21の要部の構成を示すブロック図である。 図1中の単一チャネルエラー訂正回路35の要部の構成を示すブロック図である。 図1のデータ転送装置の動作を説明するタイムチャートである。 従来のデータ転送装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
21,22,23 データ変換回路
24,25,26 書き込み抑止制御回路
27,28,29 同期化バッファ(バッファ)
30,31,32 レジスタ
33 先頭コード検出回路(第1の先頭コード検出回路)
34 読み出し制御回路
35 単一チャネルエラー訂正回路
36,37,38 先頭コード検出回路(第2の先頭コード検出回路、障害復旧手段)
41 シリアル/パラレル変換回路(データ変換回路21の一部)
42 ビット数変換回路(データ変換回路21の一部)
43 信号断検出回路(データ変換回路21の一部)
44 ランニングディスパリティエラー検出回路(データ変換回路21の一部) 45 コードバイオレーションエラー検出回路(データ変換回路21の一部)
46 OR回路(データ変換回路21の一部)
51 1バイトエラー検出回路(単一チャネルエラー訂正回路35の一部)
52 1バイトエラー訂正回路(単一チャネルエラー訂正回路35の一部)

Claims (6)

  1. 所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有する複数チャネルの入力データの全て又は一部を前記先頭コードに基づいて同期化して外部へ転送する一方、前記複数チャネルの入力データのうちの任意のチャネルの入力データに障害が検出されたとき、当該チャネルの入力データの転送を停止するデータ転送装置であって、
    前記障害が検出された入力データの後に正常な入力データが送信されてきたとき、当該チャネルの入力データの転送を復旧させる障害復旧手段が設けられていることを特徴とするデータ転送装置。
  2. シリアルの前記入力データをパラレルデータに変換すると共に、該入力データに前記障害が検出されたときに障害検出信号を発生する複数のデータ変換回路と、
    書き込み許可信号が与えられたとき、前記パラレルデータが書き込まれる複数のバッファと、
    前記各データ変換回路から前記障害検出信号が発生しないとき、前記書き込み許可信号を前記各バッファのうちの該当するバッファに与える一方、前記障害検出信号が発生したとき、該当する前記バッファに対して前記書き込み許可信号を与えないことにより前記パラレルデータの書き込みを抑止する複数の書き込み抑止制御回路と、
    前記複数のバッファの全てに前記各パラレルデータが書き込まれたとき、前記各パラレルデータから前記先頭コードを検出して第1の先頭コード検出信号を発生する第1の先頭コード検出回路と、
    該第1の先頭コード検出回路から前記第1の先頭コード検出信号が発生したとき、前記複数のバッファの全てから前記パラレルデータを同時に同期化後データとして読み出す読み出し制御回路と、
    前記各バッファから読み出された前記同期化後データの誤りを訂正して出力するエラー訂正回路とを備え、
    前記障害復旧手段は、
    前記各データ変換回路から出力される正常な前記各パラレルデータの前記先頭コードを検出して当該チャネルの入力データの転送を復旧させるための第2の先頭コード検出信号を発生する複数の第2の先頭コード検出回路を備え、
    前記各書き込み抑止制御回路は、
    該当する前記第2の先頭コード検出回路から前記第2の先頭コード検出信号が発生したとき、再び前記書き込み許可信号を該当する前記バッファに与える構成とされていることを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記複数チャネルの入力データのうちの少なくとも1チャネルの入力データは、
    他チャネルの入力データの誤りを訂正するための誤り訂正符号で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ転送装置。
  4. 所定長のデータ転送単位毎に先頭コードを有する複数チャネルの入力データの全て又は一部を前記先頭コードに基づいて同期化して外部へ転送する一方、前記複数チャネルの入力データのうちの任意のチャネルの入力データに障害が検出されたとき、当該チャネルの入力データの転送を停止するデータ転送装置に用いられ、
    前記障害が発生した入力データの後に正常な入力データが送信されてきたとき、当該チャネルの入力データの転送を復旧させることを特徴とする障害復旧方法。
  5. シリアルの前記入力データをパラレルデータに変換すると共に、該入力データに障害が検出されたときに障害検出信号を発生する複数のデータ変換回路と、
    書き込み許可信号が与えられたとき、前記パラレルデータが書き込まれる複数のバッファと、
    前記各データ変換回路から前記障害検出信号が発生しないとき、前記書き込み許可信号を前記各バッファのうちの該当するバッファに与える一方、前記障害検出信号が発生したとき、該当する前記バッファに対して前記書き込み許可信号を与えないことにより前記パラレルデータの書き込みを抑止する複数の書き込み抑止制御回路と、
    前記複数のバッファの全てに前記各パラレルデータが書き込まれたとき、前記各パラレルデータから前記先頭コードを検出して第1の先頭コード検出信号を発生する第1の先頭コード検出回路と、
    該第1の先頭コード検出回路から前記第1の先頭コード検出信号が発生したとき、前記複数のバッファの全てから前記パラレルデータを同時に同期化後データとして読み出す読み出し制御回路と、
    前記各バッファから読み出された前記同期化後データの誤りを訂正して出力するエラー訂正回路とを備えてなるデータ転送装置に用いられ、
    前記各データ変換回路から出力される正常な前記各パラレルデータの前記先頭コードを検出して当該チャネルの入力データの転送を復旧させるための第2の先頭コード検出信号を発生する第2の先頭コード検出処理と、
    前記第2の先頭コード検出信号が発生したとき、再び前記書き込み許可信号を該当する前記バッファに与える書き込み再開処理とを行うことを特徴とする障害復旧方法。
  6. 前記複数チャネルの入力データのうちの少なくとも1チャネルの入力データは、
    他チャネルの入力データの誤りを訂正するための誤り訂正符号で構成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の障害復旧方法。
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