JP4108388B2 - 揺動機構付き3輪車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン等を保持するための車体フレームの剛性を確保しつつ重量を軽減することで、特に車体フレーム後部の慣性重量を小さくし、更に、サスペンションアームの重量を小さくできる揺動機構付き3輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の車体フレームとしては、例えば、実用新案登録第2521705号公報「着座型四輪バギー車の駆動装置支持フレーム」が知られている。
上記公報の第1図を以下の図17で説明し、同公報の第3図を以下の図18で説明する。なお、符号は振り直した。
図17は従来の車両の車体フレームを示す側面図であり、メインフレーム200の後部に側面視L字状のシート取付用フレーム201を取付け、メインフレーム200の後端に側面視L字状のエンジン支持フレーム202を取付けるとともにこのエンジン支持フレーム202の前部にシート取付用フレーム201の後端を取付け、エンジン支持フレーム202の中間部をメインフレーム201の後端から後方斜め上方に延ばした傾斜フレーム203で支持し、エンジン支持フレーム202の後端に側面視がほぼL字状のリヤーフレーム204を取付け、このリヤーフレーム204の前端と傾斜フレーム203の下部とにロワフレーム205を渡すことで、これらのメインフレーム200、シート取付用フレーム201、エンジン支持フレーム202、リヤーフレーム204、ロワフレーム205によって、エンジン206、無段変速式ベルトコンバータ、トランスミッション207及びディファレンシャルギヤ208が囲まれている。
【0003】
図18は従来の車両の車体フレームを示す平面図であり、エンジン支持フレーム202を構成する左右のL形パイプ211,211間に平面視がほぼV字状のロワフレーム205を渡し、このロワフレーム205にリヤースイングアーム212,212をブラケット213,213を介してスイング可能に取付け、これらのリヤースイングアーム212,212の端部側にそれぞれ後輪214,214を配置したことを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の技術では、例えば、エンジン支持フレーム202は、左右に渡したL形パイプ211,211を複数のクロスメンバで連結するため、剛性は高くなるが、重量が大きくなる。エンジン206や他の動力伝達機構を支持するための剛性を確保しつつ軽量化を図ることができれば、車体フレーム後部の慣性重量を小さくすることが可能になる。
【0005】
また、L形パイプ211,211を左右に配置すると、車幅が大きくなる。例えば、上記のバギー車が左右に大きく揺動できる構造を備えた車両である場合には、L形パイプ211,211が左右に揺動することでリヤースイングアーム212,212に干渉しやすくなる。従って、リヤースイングアーム212はL形パイプ211に干渉しないように、例えば、大きく湾曲させた形状にしなければならず、全長が増えて重量が増すことになる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、揺動機構付き3輪車の車体フレームを改良することで、エンジン等を保持するための車体フレームの剛性を確保しつつ重量を軽減することで、特に車体フレーム後部の慣性重量を小さくし、更に、サスペンションアームの重量を小さくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車体フレームに左右のサスペンションアームをそれぞれスイング可能に取付け、これらの左右のサスペンションアームの先端にそれぞれ後輪を取付け、サスペンションアーム側に対して車体フレームの左右の揺動を許容する揺動機構をサスペンションアーム側と車体フレーム側との間に設け、左右の後輪を駆動するエンジンを車体フレームに搭載した揺動機構付き3輪車において、車体フレームを、エンジンの前後及び上下を囲むとともに少なくとも後部を1本のパイプにて構成し、左右のサスペンションアームにそれぞれスイング可能にリンクを取付け、これらのリンクの先端にそれぞれスイング可能にほぼL字状のベルクランクを取付け、これらのベルクランクの屈曲部に第1の支点をそれぞれ設け、ベルクランクの2つの端部にそれぞれ第2・第3の支点を設けたときに、第1の支点をリンクの先端に取付け、第2の支点同士を接続部材で接続し、この接続部材を車体フレーム側に揺動可能に取付け、第3の支点を弾性手段の各端部に取付け、車体フレームの後部の1本のパイプを、エンジンの上方及び/又は下方にてY字分岐部を介して車体フレームの前部を構成する前部フレームに接続させたことを特徴とする。
【0008】
車体フレームはパワーユニットの前後及び上下を囲むので、例えば、車体フレームをパワーユニットの上方の左右に片持ちばりのように延ばしたものに比較して、車体フレームの剛性を高めることができる。
【0009】
また、少なくとも車体フレームの後部を1本のパイプで構成したことから、車体フレーム後部の慣性重量を小さくすることができ、3輪車の旋回性能を向上させることができる。
【0010】
更に、車体フレームの後部の車幅方向の寸法を小さくすることができるため、特に揺動機構付き3輪車において、車体フレームが左右に大きく揺動し、且つサスペンションアームが上下動した場合でも、車体フレームとサスペンションアームとのクリアランスを十分に確保することができ、車体フレームとの干渉を避けるためにサスペンションアームを大きく湾曲させることがなく、サスペンションアームの全長を短縮することができ、サスペンションアームの重量を軽減することができる。
【0011】
また、車体フレームの後部の1本のパイプを、エンジンの上方及び/又は下方にてY字分岐部を介して車体フレームの前部を構成する前部フレームに接続させたことで、車体フレーム後部の1本のパイプと前部フレームとを強固に接続することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る揺動機構付き3輪車の側面図であり、揺動機構付き3輪車10(以下「(3輪車10」と記す。)は、ヘッドパイプ11に図示せぬハンドル軸を介して操舵可能に取付けたフロントフォーク12と、このフロントフォーク12の下端に取付けた前輪13と、フロントフォーク12に一体的に取付けたハンドル14と、ヘッドパイプ11の後部に取付けた車体フレーム16と、この車体フレーム16の後部に取付けたパワーユニット17と、このパワーユニット17で駆動する左右の後輪18,21(奥側の後輪21は不図示)と、車体フレーム17の上部に取付けた収納ボックス22と、この収納ボックス22の上部に開閉可能に取付けたシート23とからなる。
【0013】
車体フレーム16は、ヘッドパイプ11から後方斜め下方へ延ばしたダウンパイプ25と、このダウンパイプ25の下部から後方更に後方斜め上方へ延ばした左右一対のロアパイプ26,27(奥側のロアパイプ27は不図示)と、これらのロアパイプ26,27の後部に連結したセンタアッパフレーム28と、ダウンパイプ25から後方へ延ばすとともにセンタアッパフレーム28に連結したセンタパイプ31と、上記のロアパイプ26,27の後部及びセンタアッパフレーム28の後部側のそれぞれに連結した側面視J字状のJフレーム32とからなる。
【0014】
センタアッパフレーム28は、収納ボックス22を支持するとともにパワーユニット17を吊り下げる部材である。
Jフレーム32は、後輪18,21を懸架するリヤサスペンション及びこのリヤサスペンション側に対して車体フレーム16側の左右の揺動を許容する揺動機構とを取付ける部材である。これらのリヤサスペンション及び揺動機構については後に詳述する。
【0015】
パワーユニット17は、車体前方側に配置したエンジン34と、このエンジン34の動力を後輪18,21に伝達する動力伝達機構35とからなる。
ここで、41は前輪13の上方を覆うフロントフェンダ、42はバッテリ、43はウインカ、44はテールランプ、46はエアクリーナ、47はマフラである。
【0016】
図2は本発明に係る3輪車の要部側面図であり、Jフレーム32の上部とセンタアッパフレーム28の後端とを連結するためにJフレーム32及びセンタアッパフレーム28のそれぞれに連結パイプ52,52(奥側の連結パイプ52は不図示)を渡し、これらの連結パイプ52,52とセンタアッパフレーム28とに補強プレート53,53を取付け、Jフレーム32の後部の内側に側面視がほぼL字状のLパイプ54を取付け、センタアッパフレーム28にブラケット56,56(奥側のブラケット56は不図示)を取付け、これらのブラケット56,56に中継部材57を介してパワーユニット17の前部上部を取付け、補強プレート53,53から支持ロッド58を下方斜め後方へ延ばすことでパワーユニット17の後部を支持し、Lパイプ54の前部から前方へ突出部61を延ばすことでパワーユニット17の後端部を取付けたことを示す。なお、32A,32B,32Cは、それぞれJフレーム32においてほぼ水平とした下部水平部、上端側を下端側よりも後方へ移動させた後端傾斜部、前端側を後端側よりも上方へ移動させた上部傾斜部である。
【0017】
図3は本発明に係る3輪車の平面図であり、Jフレーム32の後部を1本のパイプで構成し、このJフレーム32にリヤサスペンション63(詳細は後述する。)を取付けたことを示す。なお、65は後輪用のブレーキレバー、66は前輪用のブレーキレバーである。
【0018】
図4は本発明に係る3輪車の要部平面図であり、Jフレーム32の左右にサスペンションアーム71,72を取付け、これらのサスペンションアーム71,72の先端にそれぞれホルダー(不図示)を取付け、これらのホルダーに回転可能にそれぞれ後輪18,21を取付け、これらの後輪18,21をパワーユニット17の動力伝達機構35から延ばしたドライブシャフト73,74で駆動する構造にしたことを示す。
【0019】
76はダンパ77及び圧縮コイルばね(不図示)からなる緩衝器であり、左右のサスペンションアーム71,72のそれぞれの側に連結したものである。
【0020】
センタアッパフレーム28は、ほぼ長円形の部材であり、この上部にほぼ同形の底を有する収納ボックス22(図1参照)を取付ける。
パワーユニット17の動力伝達機構35は、エンジン34の左部後部から後方へ延ばしたベルト式の無段変速機78と、この無段変速機78の後部に連結したギヤボックス81とからなり、このギヤボックス81の前側の出力軸にドライブシャフト74を接続し、ギヤボックス81の後側の出力軸にドライブシャフト73を接続する。
【0021】
図5は本発明に係る3輪車の第1斜視図であり、車体フレーム16の前部フレームとしてのロアパイプ26,27の後部にJフレーム32の前部を取付けたことを示す。なお、83はホルダー(奥側のホルダー83は不図示)である。
【0022】
図6は本発明に係る3輪車の背面図であり、Jフレーム32の後端傾斜部32Bは、3輪車10に乗車しない状態では、ほぼ鉛直となるようにした部分であり、この後端傾斜部32Bにサスペンションアーム71,72の後部を取付ける。なお、85は後端傾斜部32Bにサスペンションアーム71,72の後部をスイング可能に取付けるための後部スイング軸である。
【0023】
図7は本発明に係る3輪車の第2斜視図であり、Jフレーム32から左右にサスペンションアーム71,72を延ばし、これらのサスペンションアーム71,72の先端にそれぞれホルダー83を取付け、サスペンションアーム71,72のそれぞれの上部に取付ブラケット86,87を介して円弧状リンク88,89をスイング可能に取付け、これらの円弧状リンク88,89の先端に側面視がほぼL字状のベルクランク90,91をスイング可能に取付け、これらのベルクランク90,91の上部端部間に緩衝器76を渡し、ベルクランク90,91の側部端部間にバー状の接続部材92を渡し、この接続部材92を揺動機構93を介してJフレーム32の後端傾斜部32Bに取付けたリヤサスペンション63を示す。
【0024】
円弧状リンク88,89はそれぞれ、中間部に側部突出部95を備え、これらの側部突出部95に、円弧状リンク88,89のスイングを制動するブレーキキャリパ96,96を取付けた部材である。なお、97,97はブレーキキャリパ96を備えたブレーキ装置であり、油圧によってブレーキキャリパ96,96でディスク98,98を挟み込む。ディスク98,98はそれぞれサスペンションアーム71,72に取付けた部材である。100は円弧状リンク88,89のスイング軸となるボルトである。
【0025】
ベルクランク90,91は、それぞれ2枚のクランクプレート102,102からなり、第1ボルト103と、第2ボルト104と、第3ボルト106とを備える。なお、107は緩衝器76の伸縮を規制するストッパピンとした第4ボルト、108…(…は複数個を示す。以下同じ。)は第1ボルト103〜第4ボルト107にねじ込むナットである。
【0026】
揺動機構93は、コーナリング時等に、サスペンションアーム71,72に対して車体フレーム16の左右の揺動を許容するとともに、揺動の傾きが大きくなるにつれて、内蔵する弾性体で反力を大きくして元の位置に戻すようにしたものである。
【0027】
図8(a)〜(c)は本発明に係る揺動機構の説明図であり、(a)は側面図(一部断面図)、(b)は(a)のb−b線断面図、(c)は(b)を元にした作用図である。
(a)において、揺動機構93は、Jフレーム32の後端傾斜部32B及びLパイプ54の後部に取付けたケース111と、このケース111内に収納したダンパラバー112…と、これらのダンパラバー112…を押圧するとともに接続部材92に取付けた押圧部材113と、この押圧部材113及び接続部材92を貫通させるとともに両端部をLパイプ54に設けた先端支持部114及び後端傾斜部32Bで支持した貫通ピン116とからなる、いわゆる「ナイトハルトダンパ」である。なお、117は接続部材92に押圧部材113をボルトで取付けるために押圧部材113に設けた取付部、118は接続部材92のスイング量を規制するために先端支持部114に一体的に設けたスイング規制部である。
【0028】
(b)において、ケース111は、左ケース121及び右ケース122とを合わせた部材であり、内部にダンパ収納室123を設け、このダンパ収納室123の4隅にダンパラバー112…を配置し、これらのダンパラバー112…を押圧部材113の凸状の押圧部124…で押圧する。
【0029】
(c)において、サスペンションアーム側に連結した接続部材92に対して、車体フレーム16が車体左方(図中の矢印leftは車体左方を表す。)へ揺動し、Lパイプ54が角度θだけ傾斜すると、揺動機構93のケース111は、押圧部材113に対して相対回転することになり、ケース111内に収納したダンパラバー112…はケース111と押圧部材113とに挟まれて圧縮され、ケース111、ひいては車体フレーム16を元の位置((a)の位置)に戻そうとする反力が発生する。
【0030】
図9は本発明に係る3輪車の第3斜視図(車体フレームの斜め後方から見た図)であり、Jフレーム32に、サスペンションアーム71,72(図7参照)の後部をスイング可能に取付けるための後部取付部127と、サスペンションアーム71,72の前部をスイング可能に取付けるための前部取付部128とを設けたことを示す。
【0031】
後部取付部127は、後端傾斜部32Bと、Lパイプ54から下部水平部32E(後述する。)へ下ろした鉛直ブラケット131とからなり、これらの後部傾斜部32B及び鉛直ブラケット131のそれぞれにサスペンションアーム71,72の後部を支持する後部スイング軸(図6参照)を取付ける。
【0032】
前部取付部128は、下部水平部32Eに間隔を開けてそれぞれ立ち上げた前部立上げ部133及び後部立上げ部134からなり、これらの前部立上げ部133及び後部立上げ部134のそれぞれにサスペンションアーム71,72の前部を支持する前部スイング軸136を取付ける。
【0033】
ここで、138は燃料タンク、142,143は車体フレーム16にエンジン34を搭載するためのエンジンマウント防振リンク、144はJフレーム32の下部水平部32Eの先端を取付けるためにロアパイプ26,27の後部下部に取付けたU字状のUパイプである。
【0034】
図5では、Y字状に分岐させた下部水平部32Aの前端をロアパイプ26,27に直接取付けた実施の形態を示したが、この図9では、Jフレーム32を、Y字状に分岐させた下部水平部32Eと、後端傾斜部32Bと、上部傾斜部32Cとから構成し、下部水平部32Eの前端をロアパイプ26,27にUパイプ144を介して取付けた別の実施の形態を示す。
【0035】
図10は本発明に係る車体フレームの平面図であり、Jフレーム32の下部水平部32Eを途中でY字状に分岐させて前部フレームとしてのUパイプ144の後部に連結し、また、連結パイプ52,52をJフレーム32の上部傾斜部32Cから前部フレームとしてのセンタアッパフレーム28へY字状に延ばしたことを示す。
【0036】
下部水平部32E(及び下部水平部32A(図5参照))は、詳しくは、1本の長尺の第1パイプ151を途中で曲げ、この第1パイプ151の屈曲部152の近傍に第2パイプ153を接続することで形成した部分である。なお、154は第1パイプ151に第2パイプ153を接続してY字状に分岐させたY字分岐部、155は上部傾斜部32Cに連結パイプ52,52を接続してY字状に分岐させたY字分岐部である。
第1パイプ151は、後端傾斜部32B及び上部傾斜部32Cを含む部材であり、Jフレーム32から第2パイプ153を除いたものである。
【0037】
このように、下部水平部32EをY字状に形成することで、Jフレーム32の下部前部とUパイプ144との結合を強固にし、連結パイプ52,52をY字状に配置することで、Jフレーム32の後部上部とセンタアップフレーム28の後部との結合を強固にすることができる。また、図5において、下部水平部32AをY字状に形成することで、Jフレーム32の下部前部とロアパイプ26,27との結合を強固にすることができる。
【0038】
図11は本発明に係るリヤサスペンションの背面図であり、乗員(運転者)1名が乗車した状態(この状態を「1G状態」という。)のリヤサスペンション63を示す。なお、図9に示したJフレーム32の後端傾斜部32B及び上部傾斜部32Cは省略した。また、図8(b)に示した揺動機構93の右ケース122は想像線で示した。このとき、車体フレーム16のLパイプ54はほぼ鉛直の状態にあり、接続部材92はほぼ水平の状態にある。
【0039】
接続部材92は、両端に扇形の扇形状部156,157を備え、これらの扇形状部156,157にそれぞれ円弧状長穴158,159を設けた部材であり、これらの円弧状長穴158,159にストッパピンとした第4ボルト107,107を通すことで、接続部材92に対するベルクランク90,91の傾き角度を規制する。このベルクランク90,91の傾き角度は、サスペンションアーム71,72の傾斜角度即ち後輪18,21の上下移動量によって変化する。換言すれば、円弧状長穴158,159は後輪18,21の上下移動量を規制する部分である。
【0040】
以上に述べたリヤサスペンション63の作用を次に説明する。
図12は本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第1作用図である。
例えば、左側の後輪18が図11に示した状態から移動量M1だけ上方に移動すると、サスペンションアーム71は後部スイング軸85及び前部スイング軸136(図9参照)を中心にして矢印aのように上方へスイングし、これに伴って、円弧状リンク88が矢印bのように上昇してベルクランク90を第2ボルト104を支点にして矢印cの向きにスイングさせ、緩衝器76を矢印dのように押し縮める。このようにして、左側の後輪18の上昇に伴う車体フレーム16(図10参照)側への衝撃の伝達を和らげる。
このとき、他方のサスペンションアーム72は図11と同じ状態にあるため、接続部材92は図11と同様にほぼ水平な状態にある。
【0041】
図13は本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第2作用図である。
図11の状態から、後輪18,21が共に移動量M2だけ上昇する、又は車体フレーム16が後輪18,21に対して移動量M2だけ下降すると、サスペンションアーム71,72は、後部スイング軸85及び前部スイング軸136(図9参照)を中心にして矢印f,fのように上方へスイングし、これに伴って、円弧状リンク88,89が矢印g,gのように上昇してベルクランク90,91を第2ボルト104を支点にして矢印h,hの向きにスイングさせ、緩衝器76を矢印j,jのように押し縮める。この結果、緩衝器76による緩衝作用がなされる。
【0042】
図14は本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第3作用図である。
図11の状態から、後輪18,21が共に移動量M3だけ下降する、又は車体フレーム16が後輪18,21に対して移動量M3だけ上昇すると、サスペンションアーム71,72は、後部スイング軸85及び前部スイング軸136(図9参照)を中心にして矢印m,mのように下方へスイングし、これに伴って、円弧状リンク88,89が矢印n,nのように下降してベルクランク90,91を第2ボルト104を支点にして矢印p,pの向きにスイングさせ、緩衝器76を矢印q,qのように引き伸す。この結果、緩衝器76による緩衝作用がなされる。
【0043】
図15は本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第4作用図である。
図11の状態から、車体フレーム16、ここではLパイプ54が車体左方に角度φ1だけ揺動すると、Lパイプ54に貫通ピン116で連結した接続部材92は、矢印sのように左方へ平行移動する。これに伴い、円弧状リンク88,89は矢印t,tのように傾き、ベルクランク90,91は矢印u,uのように平行移動する。ベルクランク90,91の第3ボルト106,106間の間隔は変化しないので、緩衝器76の伸縮はない。
【0044】
このとき、接続部材92に対して車体フレーム16が揺動するため、図8(c)で示したのと同様に、揺動機構によって車体フレーム16を元の位置(即ち、図11の位置である。)に戻そうとする反力が発生する。
【0045】
図16は本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第5作用図である。
図11の状態から、後輪18が移動量M4だけ上昇し、且つ、車体フレーム16、ここではLパイプ54が車体左方に角度φ2だけ揺動すると、サスペンションアーム71は後部スイング軸85及び前部スイング軸136(図9参照)を中心にして矢印vのように上方へスイングするとともに、接続部材92は、矢印wのように左方へ移動する。これに伴って、円弧状リンク88は上昇するとともに左方へ傾斜し、円弧状リンク89は矢印xのように左方へ傾斜して、ベルクランク90は第2ボルト104を支点にして時計回りにスイングするとともに左方へ移動し、ベルクランク91は左方へ移動して、結果的に緩衝器76を押し縮め、緩衝作用をなす。
【0046】
以上の図2、図7及び図9で説明したように、本発明は第1に、車体フレーム16の左右にサスペンションアーム71,72を介して左右の後輪18,21(図11参照)を上下動可能に取付け、サスペンションアーム71,72側に対して車体フレーム16の左右の揺動を許容する揺動機構93をサスペンションアーム71,72側と車体フレーム16側との間に設け、左右の後輪18,21を車体フレーム16に搭載したエンジン34で駆動する揺動機構付き3輪車10において、車体フレーム16を、エンジン34の前後及び上下を囲むとともに少なくとも後部、詳しくは、Jフレーム32の下部水平部32E(図5では下部水平部32A)の後半部、後端傾斜部32B及び上部傾斜部32Cを1本のパイプにて構成したことを特徴とする。
【0047】
車体フレーム16はエンジン34の前後及び上下を囲むので、例えば、車体フレームをエンジンの上方の左右に片持ちばりのように延ばしたものに比較して、本発明では車体フレーム16の剛性を高めることができる。
【0048】
また、少なくとも車体フレーム16の後部を1本のパイプ、即ち第1パイプ151で構成したことから、車体フレーム16の後部の慣性重量を小さくすることができ、3輪車10の旋回性能を向上させることができる。
【0049】
更に、車体フレーム16の後部の車幅方向の寸法を小さくすることができるため、特に3輪車10において、車体フレーム16が左右に大きく揺動し、且つサスペンションアーム71,72が上下動した場合でも、車体フレーム16とサスペンションアーム71,72とのクリアランスを十分に確保することができ、車体フレーム16との干渉を避けるためにサスペンションアーム71,72を大きく湾曲させることがなく、サスペンションアーム71,72の全長を短縮することができ、サスペンションアーム71,72の重量を軽減することができる。従って、3輪車10の軽量化を図ることができる。
【0050】
また更に、1本の第1パイプ151で構成した車体フレーム16の後部の近傍にサスペンションアーム71,72を取付けることで、サスペンションアーム71,72の後部スイング軸85及び前部スイング軸136を車体中心に設けることができ、後部スイング軸85及び前部スイング軸136から後輪18,21までの距離を大きくすることができて、サスペンションアーム71,72の上下動時のキャンバ角変化を小さくすることができる。
【0051】
本発明は第2に、図4及び図10において、Jフレーム32の後部の1本のパイプとしての第1パイプ151を、エンジン34の下方(パワーユニット17の下方でもある。)にてY字分岐部154を介して前部フレームとしてのUパイプ144(図5ではロアパイプ26,27)に接続させた、即ち、Jフレーム32のY字状とした下部水平部32Eの前端をUパイプ144に接続させたことを特徴とする。
上記の構成により、Jフレーム32の下部水平部32E(図5では下部水平部32A)とUパイプ144との結合を強固にすることができる。
【0052】
また、Jフレーム32の後部の1本のパイプとしての第1パイプ151を、エンジン34の上方(パワーユニット17の上方でもある。)にてY字分岐部155を介して前部フレームとしてのセンタアッパフレーム28に接続させたことを特徴とする。
上記の構成により、Jフレーム32の上部傾斜部32Cとセンタアッパフレーム28との結合を強固にすることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の揺動機構付き3輪車は、車体フレームを、エンジンの前後及び上下を囲むとともに少なくとも後部を1本のパイプにて構成し、左右のサスペンションアームにそれぞれスイング可能にリンクを取付け、これらのリンクの先端にそれぞれスイング可能にほぼL字状のベルクランクを取付け、これらのベルクランクの屈曲部に第1の支点をそれぞれ設け、ベルクランクの2つの端部にそれぞれ第2・第3の支点を設けたときに、第1の支点をリンクの先端に取付け、第2の支点同士を接続部材で接続し、この接続部材を車体フレーム側に揺動可能に取付け、第3の支点を弾性手段の各端部に取付けたので、旋回時の揺動を可能とし、かつ後輪の上昇に伴う車体フレーム側への衝撃の伝達を和らげながら車体フレームをパワーユニットの上方の左右に片持ちばりのように延ばしたものに比較して、車体フレームの剛性を高めることができる。
【0054】
また、少なくとも車体フレーム後部を1本のパイプで構成したことから、車体フレーム後部の慣性重量を小さくすることができ、3輪車の旋回性能を向上させることができる。
【0055】
更に、車体フレームの後部の車幅方向の寸法を小さくすることができるため、特に揺動機構付き3輪車において、車体フレームが左右に大きく揺動し、且つサスペンションアームが上下動した場合でも、車体フレームとサスペンションアームとのクリアランスを十分に確保することができ、車体フレームとの干渉を避けるためにサスペンションアームを大きく湾曲させることがなく、サスペンションアームの全長を短縮することができ、サスペンションアームの重量を軽減することができて、揺動機構付き3輪車の軽量化を図ることができる。
【0056】
また、車体フレームの後部の1本のパイプを、エンジンの上方及び/又は下方にてY字分岐部を介して車体フレームの前部を構成する前部フレームに接続させたので、車体フレーム後部の1本のパイプと前部フレームとを強固に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る揺動機構付き3輪車の側面図
【図2】本発明に係る3輪車の要部側面図
【図3】本発明に係る3輪車の平面図
【図4】本発明に係る3輪車の要部平面図
【図5】本発明に係る3輪車の第1斜視図
【図6】本発明に係る3輪車の背面図
【図7】本発明に係る3輪車の第2斜視図
【図8】本発明に係る揺動機構の説明図
【図9】本発明に係る3輪車の第3斜視図
【図10】本発明に係る車体フレームの平面図
【図11】本発明に係るリヤサスペンションの背面図
【図12】本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第1作用図
【図13】本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第2作用図
【図14】本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第3作用図
【図15】本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第4作用図
【図16】本発明に係るリヤサスペンションの作用を示す第5作用図
【図17】従来の車両の車体フレームを示す側面図
【図18】従来の車両の車体フレームを示す平面図
【符号の説明】
10…揺動機構付き3輪車、16…車体フレーム、18,21…後輪、26,27,28,144…前部フレーム、32B,32C…車体フレームの後部(後端傾斜部、上部傾斜部)、34…エンジン、71,72…サスペンションアーム、76…弾性手段(緩衝器)、88,89…リンク(円弧状リンク)、90,91…ベルクランク、92…接続部材、93…揺動機構、103…第1の支点(第1ボルト)、104…第2の支点(第2ボルト)、106…第3の支点(第3ボルト)、151…1本のパイプ(第1パイプ)、154,155…Y字分岐部。

Claims (1)

  1. 車体フレームに左右のサスペンションアームをそれぞれスイング可能に取付け、これらの左右のサスペンションアームの先端にそれぞれ後輪を取付け、サスペンションアーム側に対して車体フレームの左右の揺動を許容する揺動機構をサスペンションアーム側と車体フレーム側との間に設け、前記左右の後輪を駆動するエンジンを車体フレームに搭載した揺動機構付き3輪車において、
    前記車体フレームは、前記エンジンの前後及び上下を囲むとともに少なくとも後部を1本のパイプにて構成され、
    前記左右のサスペンションアームにそれぞれスイング可能にリンクが取付けられ、これらのリンクの先端にそれぞれスイング可能にほぼL字状のベルクランクが取付けられ、これらのベルクランクの屈曲部に第1の支点がそれぞれ設けられ、ベルクランクの2つの端部にそれぞれ第2・第3の支点を設けたときに、第1の支点が前記リンクの先端に取付けられ、第2の支点同士が接続部材で接続され、この接続部材が車体フレーム側に揺動可能に取付けられ、第3の支点が弾性手段の各端部に取付けられ
    前記後部の1本のパイプは、前記エンジンの上方及び/又は下方にてY字分岐部を介して前記車体フレームの前部を構成する前部フレームに接続させたことを特徴とする揺動機構付き3輪車。
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