JP4107414B2 - 多層吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の吸収体を重ね合わせて一体化した多層吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
生理用品を使用する女性の利便性を重視して、複数の吸収体を積層して一体化した多層吸収性物品が実用化されている。例えば、実願昭60−30562号明細書のマイクロフィルムには、使用部分をはがしてゆける3層構造の生理用ナプキンが開示されている。このような多層吸収性物品によれば、取り替え用の生理用品の携帯が不要で、かつ、下着の所定位置への取り付け接着操作が1回でよく、さらに、吸収体をはがしてゆくことで、新鮮な吸収体が次々に表面部に現れるために、長時間にわたって使用が可能となり、取り替え時間を短縮することができるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような積層構造の吸収体を順次使用してゆくためには、最上層の吸収体を一枚ずつうまく剥がしてゆく必要があり、ときには上層の2枚以上の吸収体が同時に剥がれてしまい、使用していない部分まで廃棄しなければならなくなるという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、確実に最上層の1枚の吸収体から順に容易にはがしてゆくことができる多層吸収性物品を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】
本発明の第1の態様は、液透過性の表面層(22、32、42)と液不透過性の防漏層(23、33、43)と表面層及び防漏層の間に介在するとともに液保持性を有する吸収層(24、34、44)とを備えた吸収体(2、3、4)が複数重ねられた多層吸収性物品(1)であって、多層吸収性物品は吸収体同士が接合により一体化されており、重ねられた複数の吸収体のうち少なくとも一の吸収体には切欠き部(21)が設けられており、切欠き部は、前記吸収体の長手方向の少なくとも一端の幅方向中央に形成されており、前記切欠き部の形状及び/又は大きさは、前記吸収体の重ねられた順に変化しており、前記複数重ねられた吸収体は、使用者の肌に接する側を上層側としたとき、前記複数重ねられた吸収体間の剥離強度は上層から下層に行くに従って高くなるように設定され、該複数重ねられた吸収体は、ズレ止め粘着層を一方の最外層側に備え、前記各吸収体間における上層吸収体の防漏層と中間層吸収体の表面層との間の剥離強度をx、前記中間層吸収体の防漏層と下層吸収体の表面層との間の剥離強度をX、前記ズレ止め粘着層とカナキン3号綿布との剥離強度をY、前記吸収体内の各層間における剥離強度のうち最小のものをZ、としたとき
x<X<Y<Z
なる関係が成立し、前記複数の吸収体は、前記切欠き部を除く周囲を接合することにより一体化されている、多層吸収性物品を提供して前記課題を解決する。
【0007】
この第1態様の多層吸収性物品によれば、表面層と防漏層と表面層及び防漏層の間に介在する吸収層とを備えた吸収体が複数重ねられているので、取り替え用の生理用品の携帯が不要で、下着の所定の位置への取り付け接着操作が1回でよく、さらに、吸収体をはがしてゆくことで、新鮮な吸収体が次々に表面部に現れるために、長時間にわたって使用が可能となり、取り替え時間を短縮することができる。また、吸収体に切欠き部が設けられているので、使用者はこの切欠き部を頼りに、最上層の1枚から順に吸収体を確実にはがしてゆくことができる。
【0008】
なお、表面層、吸収層、防漏層は、必ずしも3つの材料で構成されている必要はなく、例えば、表面層と吸収層とを1枚の吸収シートから形成しても良い。
【0010】
上記態様において、切欠き部の形状及び/又は大きさは、吸収体の重ねられた順に変化するように構成されているため、吸収体を上から順に簡単に引き剥がすことが可能となる。
【0011】
上記のように構成した場合には更に、複数重ねられた吸収体の使用者の肌に接する側を上層側としたとき、複数重ねられた吸収体間の剥離強度は上層から下層に行くに従って高くなるように設定してもよい。
【0012】
このように構成した場合には、剥離強度の小さい上層側から容易に順次吸収体を引き剥がしてゆくことができる。
【0013】
また、上記の構成中、「カナキン3号綿布」とは、日本規格協会から入手することが可能であって、各種試験に使用されている標準布片である。ここでは、多層吸収性物品の使用者が着用するショーツを想定するものである。
【0014】
このように構成した場合には、まず最も低い剥離強度Xが設定されている各吸収体間において順次引き剥がしが行われ、その後にXより高い剥離強度Yがズレ止め粘着層により実現されているショーツと最下層の吸収体との間の引き剥がしが行われる。また、吸収体内各層間の剥離強度Zはこれらの剥離強度X、Yより更に高く設定されているので、上記引き剥がしの間においても各吸収体内部の構造が剥離により破壊されることが防止される。
【0015】
本発明の第2の態様では、液透過性の表面層と液不透過性の防漏層と前記表面層及び防漏層の間に介在するとともに液保持性を有する吸収層とを備えた吸収体を複数形成する工程と、複数形成された吸収体の長手方向の少なくとも一端の幅方向中央の一部を切除して、吸収体が重ねられたときに全ての吸収体が視認可能となるような形状及び/又は大きさを有する切欠き部を形成する工程と、複数の吸収体を、切欠き部を除く周囲を接合して一体に接合する工程と、を備えた多層吸収性物品の製造方法により前記課題を解決する。
【0016】
この態様によれば、第1態様の多層吸収性物品を効率よく製造する方法を提供することができる。
【0017】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明にかかる多層吸収性物品の一実施形態であるパンティーライナーを示すものであり、(a)は、平面図、(b)は(a)におけるB−B線断面図、(c)は(a)におけるC−C線断面図を示す。この多層吸収性物品1は、上層吸収体2と中間層吸収体3と下層吸収体4との3層により構成されている。各吸収体2、3、4は長手方向端縁部が円形の縦長(図では横長)であって、基本的に同一の形状に形成されている。上層吸収体2及び中間層吸収体3にはそれぞれ切欠き部21、31が形成されている。各吸収体における切欠き部21、31の数及び位置は基本的には任意に設定してよいが、本実施形態では、使用者がはがし易いという観点から各吸収体層2、3の長手方向両端部にそれぞれ一対づつ設けられている。また切欠き部の大きさは、使用者が上層吸収体2から順に剥がしやすいように上層吸収体2の切欠き部21が中間層吸収体3の切欠き部31より大きく形成されている。各層吸収体2、3、4は所定の接合方法により一体に接合固定されている。切欠き部21、31の部分では、各層吸収体同士の接合は省略されている。
【0019】
下層吸収体4の下面には、本実施形態の多層吸収性物品1をショーツ等の着衣に固定するための、ズレ止め粘着層5が設けられている。ズレ止め粘着層5のさらに下層には、包装を兼ねた剥離紙6が配置されている。
【0020】
なお、図1において符号10で表されている部分は各層吸収体それぞれにおける表面層/吸収層/防漏層、又は表面層/防漏層の各層間のシール部を表すものであり、これについては後に、図2に関する項において説明するものとする。
【0021】
使用者がこの多層性吸収性物品1を使用する際には、剥離紙6を引き剥がして、下層吸収体4下面のズレ止め粘着層5をショーツ等の下着に貼り付け、所定時間毎(例えば2時間毎)に、又は汚れの状況に応じて、上層吸収体2、中間層吸収体3の順に引き剥がしてゆけばよい。このようにして一たび、多層吸収性物品1をショーツ等に取り付ければ、上記の例では、2時間毎に引き剥がした場合、6時間取替えが不要となる。従って多くの生理用品を携帯しなくとも済むという利点がある。また、各層吸収体の切欠き部が積層順に異なる大きさに形成されており、しかもこの部分の吸収体間の接合がされていないので、使用者はこれを頼りに最上層の一枚のみを容易に引き剥がすことができる。もって、上層部の2枚を同時に引き剥がしてしまい、未使用の吸収体まで廃棄しなければならなくなるような事態を回避することができる。
【0022】
図2は、上層吸収体2を単独で示しており、(a)は平面図、(b)は(a)におけるIIB−IIB線断面図である。各層吸収体2、3、4の基本的な構成は切欠き部21、31の形状又は有無を除き、同一であるので、以下においては上層吸収体2に代表させて各層吸収体の説明をする。
【0023】
上層吸収体2は、使用者の肌に接する側(図2(b)では上側)の表面層22と、防漏層23と、表面層22と防漏層23とで挟持保持される吸収層24とを備えている。上層吸収体2では、切欠き部21、21を含めて全周囲のシール(接合)が行われる。すなわち、表面層22/吸収層24/防漏層23、又は表面層22/防漏層23の各層間のシールが行われ、このシール部が図2(及び図1)では符号10により表されている。なお、必要に応じて、吸収物をあらわに見えないようにするという観点から、表面層22と吸収層24との間に隠蔽層を設けるようにしてもよい。
【0024】
表面層22の材料としては、合成繊維や天然繊維からなる不織布、開孔フィルムなどを使用することができる。吸収層24は、厚さを余りとることがなく、吸収力も適度に有するという観点から、天然繊維や合成繊維による繊維集合体、発泡体などを使用することができる。また、防漏層23は、各種フィルムや撥水性の不織布などを使用することができる。なお、防漏層23は、ムレ防止の観点から透湿性を有する材料で構成することが望ましい。
【0025】
表面層22の平面形状は吸収層24の幅方向長さより大きく形成されており、吸収層24全体の上面を覆っている。防漏層23は、表面層22と同一形状で、吸収層24の下面を覆っている。表面層22と、防漏層23と、吸収層24とは、互いに通常の方法に従って接合されている。左右の切欠き部21、21では、切欠き部の切除により表面層22、防漏層23、吸収層24の各層間の剥離がおこらないように強度を向上するため、図2(b)の両端部に示されるように、接着剤・熱的接合・超音波接合等既知の手段を単独又は組み合わせて、複数枚の吸収体を重ね合わせる前に接合が行われている。
【0026】
次に多層吸収性物品1の層構造を示す図3を参照しつつ、各層吸収体2、3、4間の接合について説明する。これらの各層吸収体間の接合は、上層吸収体2の防漏層23と中間層吸収体3の表面層32との間、及び中間層吸収体3の防漏層33と下層吸収体4の表面層42との間において行われる。これらの接合は、上層吸収体2から引き剥がすときの利便性の観点から切欠き部21、31の部分を除いて全面に施してもよい。あるいは、さらに引き剥がしが容易なものとなるように、切欠き部を除く周囲の部分のみに施してもよい。接合による剥離強度は、確実に上層吸収体2から引き剥がしを行うことができるという観点から、上層吸収体2の防漏層23と中間層吸収体3の表面層32との間の剥離強度をx、中間層吸収体3の防漏層33と下層吸収体4の表面層42との間の剥離強度をXとしたとき、x<X
となるように設定することが好ましい。また、下層吸収体4の下面に設けられたズレ止め粘着層5のショーツ等への剥離強度をYとしたとき
X<Y
となるように設定することが好ましい。このようにすれば下層に行くほど剥離強度は大きくなる。すなわち
x<X<Y
となる。
さらにこれらの剥離強度x、X、Yは、各層吸収体2、3、4それぞれにおいて表面層22、32、42、吸収層24、34、44、及び防漏層23、33、43を接合している接合部分の剥離強度Zより小となるように設定するとよい。すなわち、各剥離強度の間に、
x<X<Y<Z
なる関係が成立することが本実施形態においては好ましい。このように設定を行えば、積層された各吸収体が上層吸収体2から下層吸収体4に向けて順に引き剥がされることができ、この引き剥がし操作により、多層吸収性物品1自体がショーツ等から引き剥がされたり、各吸収体を構成する表面層、吸収層、防漏層の間において層剥離が起きたりする事態が防止される。
【0027】
次に剥離強度の測定方法について、図4を参照しつつ説明する。まず、多層吸収性物品1の接合部を30mm程度予め剥離させる。次いで、多層吸収性物品1の下層吸収体4の下面にあるズレ止め粘着層5とカナキン3号綿布(日本規格協会より入手)とを貼り合わせ、2kgのゴムローラーを多層吸収性物品1の表面側に押圧しつつ2往復させて両者を接着固定する。この際に、カナキン3号綿布は、吸収性物品1のズレ止め粘着層5より大きく、多層吸収性物品1の剥離側端部より10mm延出させる。この状態で、下層吸収体4側のカナキン3号綿布の延出部をコクヨ製ダブルクリップ特大41mm(クリ−J32)にて、多層吸収体物品1の端部と合わせて挟む。そして、クリップの持ち手部分をアイコーエンジニアリング製プッシュプルゲージ9505(Bタイプ)に取り付けたフックに掛ける。この際、フックの引っ張り方向がなるべく垂直方向となるように調整する。次いで、上層吸収体2、又は上層吸収体2及び中間層吸収体3を手でフックの牽引方向とは180°反対方向に剥離する。50ミリメートルほど剥離した場合の最大強度を計測する。このときの剥離速度は200〜500mm/分程度とする。測定は、一つの接合部位について5回実施し、平均値をもって接合強度とする。なお、測定に先立ち接合部を30mm程度剥離するのは、一般の吸収性物品では、長手方向端部が丸く形成されているので、正確な測定値を得るため、なるべく長手方向に一定幅となった部分の接合部にて計測を行おうとするためである。このようにして各層吸収体間の剥離強度を測定することが可能である。
【0028】
以上に説明したように本実施形態の多層吸収性物品1では、上層吸収体2と中間層吸収体3と下層吸収体4との基本構成は同一で、ナプキンやパンティーライナーで従来用いられている材料を制限なく使用することが可能である。また、下記の点において、各層を構成する材料を異なるものとすることにより、好ましい性状を備えた吸収性物品を提供することが可能である。まず上層吸収体2においては、重ね合わせた状態(使用の初期状態)においても多層吸収性物品1が柔軟で違和感の無いものにするという観点から、使用される各材料は坪量の低いものや、柔軟性のあるものであることが好ましい。具体的には、表面層22として坪量が15〜25g/m2の親水処理された合成繊維よりなるエアースルー不織布や、坪量が30〜40g/m2のコットンよりなるスパンレース不織布が好ましい。吸収層24としては、坪量が20〜50g/m2の紙やパルプ繊維集合体の吸水性材料よりなるものや、坪量が15〜30g/m2の親水処理された合成繊維を主とするエアースルー不織布が好ましい。また必要に応じて、高吸水性ポリマーを吸収層内に使用してもよい。
【0029】
防漏層23として、坪量が10〜25g/m2の通気性フィルムや、撥水性不織布を使用することが好ましく、柔軟性をより向上するという観点から、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、又は両者の複合体であるSMS不織布を用いることが好ましい。更に、これらの材料を組み合わせて吸収体全体で坪量を50〜100g/m2とすることが好ましい。
【0030】
一方、下層吸収体4においては、クッション性があり、使用時のヨレを防止するという観点から、坪量の大きなものや、弾性のある材料を使用することが好ましい。具体的には、表面層42として坪量が15〜25g/m2の親水処理された合成繊維よりなるエアースルー不織布や、坪量が30〜40g/m2のコットンよりなるスパンレース不織布が好ましい。吸収層44としては、坪量が30〜60g/m2の親水処理された合成繊維を主とするエアースルー不織布が好ましい。防漏層43として、ズレ止め粘着層5による着衣との接着が行われるため、その強度が高いほうが良く、坪量が25〜45g/m2の通気性フィルムや、坪量が12〜30g/m2の撥水性不織布(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、又は両者の複合体であるSMS不織布)を使用することが好ましい。これらの材料を組み合わせて吸収体全体で坪量を70〜150g/m2とすることが好ましい。更に体液による臭気の発生を抑制するために、各種消臭剤(活性炭、ゼオライト、シリカ、シクロデキストリン等)を各吸収体の所定の部位に配合してもよい。この場合、柔軟性を損なわず、コスト面でも有利なことから、下層吸収体4に消臭剤が配合されていることが好ましい。また、柔軟性に富み、消臭剤の脱落がなく、コストの面でも有利であることから、下層吸収体4に消臭剤を配合することに代えて、又はそれに加えて、消臭剤の入った消臭シートを使用することが更に好ましい。
【0031】
図5は、本実施形態にかかる多層吸収性物品1を製造する工程を模式化して示す図である。この製造工程は上層吸収体2を形成する第1工程部P1と、中層吸収体3を形成する第2工程部P2と、下層吸収体4を形成する第3工程部P3と、第1〜第3工程部にて形成された3層の吸収体を多層接合する第4工程部P4と、ズレ止め粘着層5を形成し剥離紙6を配置する第5工程部P5と、を備えている。
【0032】
第1工程部P1においては、表面層22の原反を巻き出す表面層巻き出しロール122と、防漏層23の原反を巻き出す防漏層巻き出しロール123と、吸収層24の原反の巻き出しを行う吸収層巻き出しロール124とを備えるとともに、表面層巻き出しロール122、及び防漏層巻き出しロール123の巻き出し位置近傍にそれぞれホットメルトガン125、126が設けられている。さらに工程の下流側にはシールロールセット51A、及びカットロールセット52Aが備えられている。
【0033】
また、第2工程部P2においては、表面層32の原反を巻き出す表面層巻き出しロール132と、防漏層33の原反を巻き出す防漏層巻き出しロール133と、吸収層34の原反の巻き出しを行う吸収層巻き出しロール134とを備えるとともに、表面層巻き出しロール132、及び防漏層巻き出しロール133の巻き出し位置近傍にそれぞれホットメルトガン135、136が設けられている。さらに第2工程部P2においては、中間層吸収体接合用のホットメルトガン137が設けられている。またさらに、工程の下流側にはシールロールセット51B、及びカットロールセット52Bが備えられている。
【0034】
さらに、第3工程部P3においては、表面層42の原反を巻き出す表面層巻き出しロール142と、防漏層43の原反を巻き出す防漏層巻き出しロール143と、吸収層44の原反の巻き出しを行う吸収層巻き出しロール144とを備えるとともに、表面層巻き出しロール142、及び防漏層巻き出しロール143の巻き出し位置近傍にそれぞれホットメルトガン145、146が設けられている。さらに第3工程部P3においては、下層吸収体接合用のホットメルトガン147が設けられている。またさらに、工程の下流側にはシールロールセット51Cが備えられている。
【0035】
第4工程部P4には、多層接合ロールセット53と、多層接合カットロールセット54とが備えられている。さらに第5工程部P5には、剥離紙6を巻き出す剥離紙巻き出しロール106と、ズレ止め粘着層5を形成するためのズレ止め粘着層用ホットメルト塗工ガン105とが備えられている。
【0036】
第1工程部P1においては、シールロールセット51Aには、常法に従って上層吸収体2を構成すべき表面層22、吸収層24、防漏層23の各原反が各巻き出しロール123〜125から巻き出されて挿通され、カットロールセット52A及び、カットロールセット54により切断が予定される部分に沿って各層原反が予めシールされる。
【0037】
同様にして第2工程部P2においては、シールロールセット51Bには、中間層吸収体3を構成すべき表面層32、吸収層34、防漏層33の各原反が各巻き出しロール123〜125から巻き出されて挿通され、予めカットロールセット52B及び、カットロールセット54により切断される部分に沿って各層原反がシールされる。
【0038】
また、第3工程部P3においては、シールロールセット51Cには、下層吸収体4を構成すべき表面層42、吸収層44、防漏層43の各原反が各巻き出しロール123〜125から巻き出されて挿通され、カットロールセット54により切断が予定されている部分に沿って各層原反のシールが行われる。
【0039】
シールロールセット51A及びシールロールセット51Bによりシールが行われた上層吸収体2、及び中間層吸収体3の原反は次いで、カットロールセット52A、及び52Bに挿通される。カットロールセット52A、52Bの上下のロールにはそれぞれ切欠き部21、31に対応する所定形状の段差が形成されており、これらにより上層吸収体2及び中間層吸収体3の原反に、挿通の間に切欠き部21、31が形成されるように所定形状の切断が行われる。カットロールセット52Aを通過した上層吸収体2の原反、カットロールセット52Bを通過した中間層吸収体3の原反、及びシールロールセット51Cを通過した下層吸収体4の原反は、積層されて第4工程部P4へと送られる。
【0040】
第4工程部P4では、各層吸収体原反が積層されて多層接合ロールセット53に挿通される。多層接合ロールセット53では、各層吸収体の外周部、及び全面の接合(左右の切欠き部21、31を除く。)が、上層吸収体2の防漏層23と中間層吸収体3の表面層32との間、及び中間層吸収体3の防漏層33と下層吸収体4の表面層42との間において行われる。その後、多層カットロールセット54により、多層吸収性物品1の形状に切り抜かれる。
【0041】
第5工程部P5においては、ズレ止め粘着層用ホットメルト塗工ガン105により下層吸収体4の下面にズレ止め粘着層5が塗布される。次いで、剥離紙巻き出しロール106から剥離紙が巻き出され、ズレ止め粘着層5のさらに下層に装着されて、多層吸収性物品1が完成する。
【0042】
上記工程において、接合の方法は、ホットメルト等の接着剤による方法、ヒートシールによる方法、超音波による方法等の中から適宜選択・組み合わせて使用することができるが、ホットメルト等の接着剤と圧力下におけるヒートシールとを組み合わせて用いることが安定した接合強度が得られる点で好ましい。また、多層接合の方法においても、各層の接合と同様の方法を使用できるが、上層吸収体2と中間層吸収体3との間、及び、中間層吸収体3と下層吸収体4との間の剥離強度に差を設けることが好ましいことは前記したとおりである。これを実現するため、具体的には各層の接合前の表面層と吸収層(又は防漏層)間のホットメルト接着時に、中間層吸収体3より剥離強度を高めたい下層吸収体4では、
▲1▼ 塗工方法を変更する(カーテン塗工、スパイラル塗工など)。
▲2▼ 塗工坪量を上げる。
▲3▼ 接合部位で重ね塗工する(中間層吸収体接合用ホットメルト、下層吸収体接合用ホットメルト)。
のいずれかを選択・組み合わせて行うことが好ましい。▲1▼及び▲2▼の手段は、上層吸収体2と中間層吸収体3との間、及び、中間層吸収体3と下層吸収体4との間の接合部のホットメルト滲み出し量が変わることを利用し、接合強度をコントロールしている。
【0043】
具体的には、図5において、第2工程部P2及び第3工程部に配置されているホットメルトガン135、145を変更することで、同一塗工量であっても接合強度をコントロールすることが可能な手段が▲1▼である。例えば、第2工程部P2において、ホットメルトガン135として均一塗工方式であるカーテン塗工ガンを使用し、第3工程部P3においては、ホットメルトガン145として線状部分にホットメルトが集中する塗工方式であるスパイラル塗工ガンを配置することが考えられる。▲2▼は、これらのホットメルトガン135、145において塗工量を変更するものである。
【0044】
一方、▲3▼の手段は、第2工程部P2に中間層吸収体接合用ホットメルトガン137、第3工程部P3に下層吸収体接合用ホットメルトガン147を配置し、接合部位付近のみにホットメルト量を増加させることによって接合強度をコントロールできる。
【0045】
使用しているホットメルトに特に限定はないが、前述したとおり、接合部位では、接着剤が中間層吸収体3、下層吸収体4の表面層32、42の表面側へ微小量滲み出てくる可能性があることから、肌へのべたつきのないタイプのホットメルトを使用することが好ましい。
【0046】
このほか、肌当接面に接着剤が存在しないようにするため、各表面層の肌当接面側に弱い剥離処理加工や、防汚加工のような接着剤が剥がれやすく、残りにくい加工を施したり、防漏材に接着剤との親和性の高い加工(親油処理など)を施すなどして、剥離時に防漏層側に接着剤が移動し、表面層側に接着剤を残さないよう、各吸収体間に直接接着剤を配合し、接合を行うことも可能である。
【0047】
前述したように、シールロールセットによる接合の後、各カットロールセット52A、52Bによって、切欠き部の形成部位が切断され、多層接合ロールセット53による多層接合が行われる。その後、多層カットロールセット54によりシールロールセットによる接合形状に沿った形状で、多層吸収性物品1の形状に全周が切断される。接合部と切断部との関係では、接合部は多層吸収性物品の周縁形状に形成されることが好ましく、切断部はある幅を有した接合部の中央部、又はその周縁形状より2mm〜5mm外側に離れた位置にあることが、外観形状の美しさや肌触りの点から好ましい。
【0048】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う多層吸収性物品もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。例えば以下に示すような変形例は本願発明の技術的範囲に属するものと理解されなければならない。
(変形例)
1.上記実施形態では、吸収体の層数を3層としたが、2層あるいは4層以上であってもよい。4層以上とした場合には、最上層部から順に引き剥がしを行うことができるという観点から、各吸収体間の接合強度を上層側へ行くほど弱く設定するとよい。
2.切欠き部を吸収体の長手方向左右2箇所に設けたが、左右いずれか1箇所のみに設けるようにしてもよい。また周上の任意の場所に設けることもできる。
3.表面層、吸収層、防漏層、各層間の接合位置を周囲部としたが、全面に渡って接合しても良い。この場合、全面にわたりベタ、スポット状、スパイラル状、線状のいずれかの態様によって接合箇所を設けても良い。
4.切欠き部を内側にえぐる方向に設けず、各層の長手方向の長さに差を設けて、(この差が本発明の切欠き部となる。)これを頼りに最上層の1枚から順に吸収体をはがしてゆくことができるように構成しても良い。
5.切欠き部を切断する方法として、カットロールセットによる方法を示したが、例えばシェアカット、ピンチカット、熱シールカット、超音波シールカット、圧接カット、ウオータージェット、レーザーカットなどの方法により切断することも可能である。
6.使用者が吸収体を引き剥がす手がかりとして、切欠き部に加えて突出部を設けてもよい。この場合、切欠き部と突出部とは、自由に組み合わせることができる。例えば、上層吸収体2には切欠き部と突出部、中間層吸収体3は切欠き部と切欠き部、あるいは上層吸収体2には切欠き部と突出部、中間層吸収体3は突出部と切欠き部とを組み合わせて構成することができる。
7.各吸収体間の接合は周囲部としたが、スポット状に全面に渡って接合しても良い。
8.各層間の接合位置と各吸収体との接合位置は、重なっていても、ずれていても良い。
9.本発明において、切欠き部の大きさを上層吸収体から下層吸収体に行くにしたがって順に変化させてゆくことは、必ずしも必須とされているものではない。例えば吸収性物品が4層の吸収体により構成されている場合、切欠き部の大きさは上層吸収体側から、
(中)・(大)・(小)・(なし)
のように構成してもよい。また上記において、(中)、及び(小)となっている第1層と第3層との大きさを同一にしてもよい。
10.各カットロールセット52A、52Bによって、切欠き部を形成するとともに切欠き部側端部とは異なる端部に突出部を形成しても良い。この場合、切欠き部及び突出部は、前後端部側に形成されるため、各層のカットロールセット52A、52Bによって、前後端部側が切欠き部と突出部の形状に接合部に沿って切断され(各層は、この形状に接合されている。)、多層接合が行われた後に、多層吸収体の形状に切り出される。なお、多層接合後の切断は、各層の切断が行われていない両側部にて行われる。
【0049】
【実施例】
本実施例においては、ロリエパンティーライナー無香タイプ(花王株式会社製。「ロリエ」及び「ロリエパンティーライナー」は花王株式会社の登録商標。)と同じ大きさ・形状にて多層吸収性物品1を作製した。
【0050】
上層吸収体/中間層吸収体:表面層にユニチカ株式会社製コットエースCO30S/A18(「コットエース」はユニチカ株式会社の登録商標。)、吸収層に、大和紡績株式会社製NBF(SH)(「NBF」は大和紡績株式会社の登録商標。)2dtex × 51mm繊維をエアースルー方式により不織布化した坪量20g/m2の不織布を親水処理をしたもの、防漏層には、通気性を備えている、旭化成株式会社製エルタスガードPMO17(「エルタスガード」は旭化成株式会社の登録商標。)を使用した。また、表面層と吸収層との間の接着、及び、吸収層と防漏層との間の接着に、積水エスダイン製エスダイン9172R(「エスダイン」は積水化学工業株式会社の登録商標。)をスパイラル状に、坪量3g/m2にて塗布して使用した。
【0051】
下層吸収体:表面層にユニチカ株式会社製コットエースCO30S/A18、吸収層に大和紡績株式会社製の繊維 NBF(SP)2.2dtex × 51mmをエアスルー方式にて不織布化した坪量40g/m2の不織布を親水化処理したもの、防漏層に三菱化学株式会社の通気性シートKG4413を使用した。また表面層と吸収層との間の接着、及び、吸収層と防漏層との間の接着に積水エスダイン製エスダイン9172Rをスパイラル状に、坪量5g/m2にて塗布して使用した。
【0052】
上層吸収体と中間層吸収体との間の剥離強度は106cN、中間層吸収体と下層吸収体との間の剥離強度は138cN、ズレ止め粘着層とショーツとの間の剥離強度は277cNであった。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の第1態様の多層吸収性物品によれば、吸収体に切欠き部が設けられているので、使用者はこの切欠き部を頼りに、最上層の1枚から順に吸収体を確実にはがしてゆくことができる。
【0054】
上記態様において、切欠き部の形状及び/又は大きさを、吸収体の重ねられた順に変化するように形成した場合には、切欠き部の形状及び/又は大きさが積層された順に変化して、吸収体を上から順に簡単に引き剥がすことが可能となる。
【0055】
更に、複数重ねられた吸収体の使用者の肌に接する側を上層側としたとき、複数重ねられた吸収体間の剥離強度を上層から下層に行くに従って高くなるように設定した場合には、剥離強度の小さい上層側から容易に順次吸収体を引き剥がしてゆくことができる。
【0056】
また更に、複数重ねられた吸収体にズレ止め粘着層を一方の最外層側に設け、各吸収体間における剥離強度のうち最大のものをX、ズレ止め粘着層とカナキン3号綿布との剥離強度をY、吸収体内の各層間における剥離強度のうち最小のものをZ、としたとき
X<Y<Z
なる関係が成立するように構成した場合には、まず最も低い剥離強度Xが設定されている各吸収体間において順次引き剥がしが行われ、最後にXより高い剥離強度Yがズレ止め粘着層により実現されているショーツと最下層の吸収体との間の引き剥がしが行われる。また、吸収体各層間の剥離強度Zはこれらの剥離強度より高く設定されているので、上記引き剥がしの間においても各吸収体内部の構造が剥離により破壊されることが防止される。
【0057】
本発明の第2態様の製造方法によれば、第1態様の多層吸収性物品を効率よく製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多層吸収性物品の一実施形態を示す図である。
【図2】上層吸収体の(a)は平面図、(b)は(a)におけるIIB−IIB線断面図である。
【図3】多層吸収性物品の層構造を示す図である。
【図4】剥離強度の測定方法を示す図である。
【図5】多層吸収性物品を製造する工程を模式化して示す図である。
【符号の説明】
1 多層吸収性物品
2 上層吸収体
3 中間層吸収体
4 下層吸収体
5 ズレ止め粘着層
21 切欠き部
22、32、42 表面層
23、33、43 防漏層
24、34、44 吸収層
Claims (2)
- 液透過性の表面層と、液不透過性の防漏層と、前記表面層及び防漏層の間に介在するとともに液保持性を有する吸収層とを備えた吸収体が複数重ねられた多層吸収性物品であって、
前記多層吸収性物品は、前記吸収体同士が接合により一体化されており、
前記重ねられた複数の吸収体には切欠き部が設けられており、
前記切欠き部は、前記吸収体の長手方向の少なくとも一端の幅方向中央に形成されており、
前記切欠き部の形状及び/又は大きさは、前記吸収体の重ねられた順に変化しており、
前記複数重ねられた吸収体は、使用者の肌に接する側を上層側としたとき、前記複数重ねられた吸収体間の剥離強度は上層から下層に行くに従って高くなるように設定され、
該複数重ねられた吸収体は、ズレ止め粘着層を一方の最外層側に備え、前記各吸収体間における上層吸収体の防漏層と中間層吸収体の表面層との間の剥離強度をx、前記中間層吸収体の防漏層と下層吸収体の表面層との間の剥離強度をX、前記ズレ止め粘着層とカナキン3号綿布との剥離強度をY、前記吸収体内の各層間における剥離強度のうち最小のものをZ、としたとき
x<X<Y<Z
なる関係が成立し、
前記複数の吸収体は、前記切欠き部を除く周囲を接合することにより一体化されている、
多層吸収性物品。 - 液透過性の表面層と、液不透過性の防漏層と、前記表面層及び防漏層の間に介在するとともに液保持性を有する吸収層とを備えた吸収体を複数形成する工程と、
前記複数形成された吸収体の長手方向の少なくとも一端の幅方向中央の一部を切除して、前記吸収体が重ねられたときに、全ての吸収体が視認可能となるような形状及び/又は大きさを有する切欠き部を形成する工程と、
前記複数の吸収体を、前記切欠き部を除く周囲を接合して一体に接合する工程と、
を備えた多層吸収性物品の製造方法。
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