JP4107330B2 - サイドスタンドの位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等の二輪車のサイドスタンドの位置を検出するサイドスタンドの位置検出装置に関する。
一般に、二輪車のサイドスタンドは、車体の下部かつ側部において、支軸を中心として起立位置と格納位置との間で回動可能に設けられており、起立位置では二輪車を起立状態で支持するとともに、格納位置では地面と接触しない姿勢で格納されるようになっている。
そして、かかる二輪車では、サイドスタンドが起立位置にある状態のまま走行するのを回避するために、サイドスタンドの位置(回動位置)を検出する位置検出装置が設けられている。すなわち、この位置検出装置によってサイドスタンドの位置を検出し、サイドスタンドが起立位置にある状態でギヤを入れるとエンジンをストップさせる等することで、当該起立状態のまま二輪車が走行するのを抑制している。
従来のこの種の位置検出装置として、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。この特許文献1の位置検出装置は、車体側に対して固定されるハウジングと、ハウジング内に回動可能に支持されてスタンド側に固定されるロータと、を備え、ハウジングに対するロータの回動に応じて接点のオンオフを切り換えることで、スタンドの回動位置を検出するものである。
この位置検出装置は、ロータに設けた貫通孔に固定ネジを挿通させつつ、車体側から突出するシャフト(サイドスタンドの支軸に相当する)に締結することで、二輪車の車体側に固定されるようになっている。
したがって、位置検出装置は、ハウジングを貫通する筒状収容部にロータを収容する構成となり、ロータとハウジングとの摺動部分において、検出用の接点構造が設けられるハウジング内部を液密に保つシール構造(軸シール等)を、固定ネジのネジ部側と頭部側との二箇所に設ける必要があった。
特開2004−355903号公報
上述したように、従来のサイドスタンドの位置検出装置では、軸シールを固定ネジのネジ部側と頭部側との双方に設けていたため、その分、位置検出装置が大型化するとともに、製造コストが増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、更なる小型化を可能にするとともに、製造コストをより一層低減することができるサイドスタンドの位置検出装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、二輪車の車体側に対して固定されるハウジングと、二輪車の車体に支軸を中心として起立位置と格納位置との間で回動可能に取り付けられるサイドスタンド側に固定されるとともにハウジングに回動可能に支持されるロータと、ロータ側に固定される可動接点とハウジング側に固定される固定接点とを有してハウジング内に設けられる接点構造と、を備え、ロータのハウジングに対する回動位置に応じた可動接点と固定接点との導通状態の変化によってサイドスタンドの回動位置を検出するサイドスタンドの位置検出装置であって、上記ロータは、ハウジング内に収容されるインナロータと、ハウジング外に露出するアウタロータとを有し、上記ハウジングは、インナロータを収容する有底容器状のベースと、当該ベースの開口部を塞ぐカバーとを有し、上記インナロータおよびアウタロータのうち少なくともいずれか一方に細径部を設けるとともにインナロータには拡張部を設け、上記カバーには上記拡張部より狭くかつ上記細径部を貫通させる貫通孔を形成し、上記インナロータとアウタロータとが接合されてロータが形成された状態で上記細径部が上記カバーの貫通孔を貫通し、かつ当該カバーが上記開口部を塞ぐようにベースに接合されることを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記ベースの底部に、上記インナロータを回動可能に支持する軸受部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記軸受部として筒状部を設ける一方、上記インナロータには当該筒状部に回動可能に支持される突起部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記細径部が設けられるインナロータまたはアウタロータの本体部を成形樹脂で構成し、当該細径部の外周部に金属層を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記インナロータの本体部を成形樹脂で構成し、上記軸受部によって回動支持される部分に金属層を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記アウタロータを有底円筒状に構成し、当該アウタロータの底部とインナロータとを接続することでインナロータとアウタロータとを一体化するようにしたことを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、上記インナロータおよびアウタロータの本体部を成形樹脂で構成し、それらをレーザ溶着または超音波溶着によって一体化するようにしたことを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、上記カバーの貫通孔に上記細径部を挿通させた後に、上記インナロータとアウタロータとを一体化したことを特徴とする。
請求項9の発明にあっては、上記可動接点を、その先端部に接点部を備えた板バネとして構成し、その基部を上記インナロータに固定する一方、上記固定接点を上記ベースに固定するようにしたことを特徴とする。
請求項10の発明にあっては、上記固定接点を上記ベースの底壁部内側に固定し、上記可動接点の接点部が固定接点を軸方向に押圧するようにしたことを特徴とする。
請求項11の発明にあっては、上記固定接点を上記ベースの側壁部内側に固定し、上記可動接点の接点部が固定接点を径方向に押圧するようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記カバーによって上記拡張部が係止されるため、当該カバーをロータの抜け止めとして機能させることができるので、ハウジングを有底容器状に構成することができる。したがって、ロータがハウジングから露出する開口部を一箇所のみとして、ロータとハウジングとの摺動部分のシール構造を従来に比べて一つ減らすことができるため、その分、位置検出装置を小型化できるようになるとともに、部品点数が減る分、製造コストを低減することができる。
請求項2の発明によれば、上記軸受部によってロータの偏心や傾斜(軸ぶれ)を低減することができる上、回動による可動接点と固定接点との接触圧の変化を低減することができるため、接触信頼性、ひいては検出信頼性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、上記軸受部を、より簡素な構成としてより安価に得ることができる。
請求項4の発明によれば、上記細径部が設けられるインナロータまたはアウタロータの本体部を成形樹脂としたことで、ロータ、ひいては位置検出装置をより軽量に構成することができ、振動や衝撃等に対する装置の検出信頼性を向上することができる上、金属等を加工して構成する場合に比べて容易に得ることができ、製造コストを低減することができる。さらに、摺動部分を金属層とすることで、耐摩耗性を高めて長寿命化を図ることができるという利点もある。
請求項5の発明によれば、上記インナロータの本体部を成形樹脂としたことで、ロータ、ひいては位置検出装置をより軽量に構成することができ、振動や衝撃等に対する装置の検出信頼性を向上することができる上、金属等を加工して構成する場合に比べて容易に得ることができ、製造コストを低減することができる。さらに、摺動部分を金属層とすることで、耐摩耗性を高めて長寿命化を図ることができるという利点もある。
請求項6の発明によれば、上記アウタロータを有底円筒状とした分、軽量化を図ることができる他、有底円筒状に形成して底壁部を薄肉化したことで、インナロータとアウタロータとの溶着を、当該筒状部の内側から行うことができるようになって、より容易に接合可能になるという利点がある。
請求項7の発明によれば、上記インナロータおよびアウタロータの本体部を成形樹脂としたことで、ロータ、ひいては位置検出装置をより軽量に構成することができる上、レーザ溶着または超音波溶着により、それらをより容易にかつより確実に結合することができる。
請求項8の発明によれば、アウタロータが貫通孔から張り出す部分を有する場合においても、カバーの貫通孔にロータの細径部が挿通された状態を容易に得ることができる。
請求項9の発明によれば、可動接点を板バネ方式としたことで、従来のようにコイルスプリングを用いていた場合に比べて部品点数を減らすことができ、以て製造コストを低減することができる。
請求項10の発明によれば、ロータとハウジングとの位置関係を利用して、接点構造をより簡素な構成として得ることができる。
請求項11の発明によれば、板バネによって接点部が径方向に押し付けられるため、接点部を軸方向に押し付ける場合に比べて位置検出装置の軸方向の長さ(高さ)を小さくすることができる。また、接点部と固定接点との接触部分がその全域に亘ってほぼ同じ半径の円周方向に摺動するため、接点部や固定接点の偏摩耗が少なくなって、接触信頼性を高めることができるという利点もある。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、サイドスタンドおよび本実施形態にかかる位置検出装置の二輪車に対する取付構造の一例を示す斜視図であって、サイドスタンドが起立位置にある状態を示す図、図2は、サイドスタンドおよび位置検出装置の分解斜視図、図3は、位置検出装置をハウジング側から見た分解斜視図、図4は、位置検出装置をアウタロータ側から見た分解斜視図、図5は、位置検出装置のロータの回動軸(支軸)を含む平面での縦断面図である。
本実施形態にかかるサイドスタンド1は、二輪車の車体下部で地面と略垂直な姿勢で設けられる板状のブラケット2に、固定ボルト3(図2参照)を用いて取り付けられている。すなわち、このサイドスタンド1の基部1aは、図2に示すように二股に形成されるとともに、当該二股部には固定ボルト3を貫通する貫通孔(図示せず)が設けられており、当該二股部分でブラケット2の端部を挟み込む状態で、固定ボルト3にナット(図示せず)を締結することで、サイドスタンド1が車体側(ブラケット2)に対して固定ボルト3を支軸として回動可能となるようにしてある。
そして、図1に示すように、ブラケット2にはシャフト4が突設されるとともに、サイドスタンド1にはボス部5が突設され、これらシャフト4とボス部5とに亘ってリターンスプリング6を架設することで、サイドスタンド1を起立位置(図1)または格納位置(図示せず)で弾性保持するようにしてある。
この位置検出装置7は、サイドスタンド1に取り付けられる。すなわち、図2に示すように、サイドスタンドの基部1aに雌ネジ孔1bを設ける一方、位置検出装置7のロータ11(アウタロータ13)の取付フランジ部13eに貫通孔13fを設け、当該貫通孔13fを挿通させた取付ネジ18を雌ネジ孔1bに螺結している。
一方、この位置検出装置7のハウジング8は、サイドスタンド1の回動に拘わらず車体に対して相対的に固定される。すなわち、図2に示すように、ハウジング8(ベース9)の側壁から外側に切欠9eを有するフランジ部9dを突設し、図1にも示すように、この切欠9eにブラケット2から突設されるシャフト4を挿通して係合することで、ハウジング8のブラケット2に対する相対回動を規制している。なお、ハウジング8を車体側に固定するとは、ハウジング8の車体に対する位置が固定されることを意味するのであって、ハウジング8を車体側に完全に固着させることを意味するものではない。
そして、本実施形態にかかる位置検出装置7は、図3〜図5に示すように、このハウジング8の他、サイドスタンド1に固定されるとともにハウジング8に回動可能に支持されるロータ11と、ロータ11に固定される可動接点14とハウジング8に固定される固定接点15とを有してハウジング8内に設けられる接点構造と、を備えている。
ハウジング8は、略円板状の底壁部9aと円筒状の側壁部9bとによって有底の円筒状容器が形成されたベース9と、このベース9の開口部を塞ぐ環状かつ板状のカバー10とを備えて構成される。これらベース9およびカバー10は、いずれも成形樹脂によって構成される。
ベース9の底壁部9aの底面上(内側)には、図4および図5に示すように、環状かつ板状の固定接点15が設けられている。この固定接点15は、ベース9に対してインサート成形することで設けることができる。
また、本実施形態では、固定接点15は少なくとも二極(図示せず)に分割されており、ロータ11に固定される可動接点14が、ロータ11の回動角度、すなわちサイドスタンド1の回動角度に応じてこれら二極を導通(短絡)させるか否かによって、当該回動角度を検出できるようになっている。例えば、サイドスタンド1が起立位置にある状態では可動接点14が固定接点15の二極を短絡せず、サイドスタンド1が回動して格納位置にある状態では可動接点14が固定接点15の二極を短絡するように設定すればよい。これら固定接点15の各極は、ベース9の側壁部9bから外方に突設されるハーネス接続部9f内を延伸し、かつハーネス20内の導線(図示せず)と電気的に接続されている。
そして、ハウジング8は、ベース9の側壁部9bの端縁9cにカバー10をレーザ溶着あるいは超音波溶着等して接合することで得られる。
一方、ロータ11は、ハウジング8内に収容されるインナロータ12とハウジング8外に露出するアウタロータ13とを一体化したものとして構成される。
インナロータ12は、フランジ部12aと円柱状の突起部12bとを備えるとともに、突起部12bの外周部には、金属層12cが形成されている。フランジ部12aと突起部12bとは、金属層12cに設けられた切欠や穴等(図示せず)によって繋がっており、樹脂によって一体成形されている。
この金属層12cは、例えば、フランジ部12aと突起部12bとからなる本体部を樹脂成形するときに金属製の筒状体(金属パイプ)をインサート成形して構成することができるし、当該本体部を樹脂成形した後に突起部12bに金属製の筒状体を圧入して構成してもよいし、あるいは、本体部を樹脂成形した後に突起部12bの外周部をメッキ処理することで構成してもよい。特に、メッキ処理した場合には、部品点数がさらに減って製造コストを低減できるとともに、金属層12cをより薄く形成できる分、より一層の軽量化を図ることができる。また、寸法精度もより一層向上することができる。
突起部12bは、位置検出装置7がアセンブリされた状態では、ハウジング8のベース9の底壁部9aに設けられた筒状部9g内に挿入され、この筒状部9gの内周壁に回動支持されることになる。すなわち、本実施形態では、この筒状部9gがインナロータ12を回動可能に支持する軸受部として機能することになる。また、このとき、上述したように、突起部12bの外周部、すなわち筒状部9gとの摺動部分には金属層12cを設けているため、相互に摺動する部分の摩耗を少なくして、長寿命化することができるという利点がある。
また、このインナロータ12には、可動接点14が熱かしめ処理等することで取り付けられている。この可動接点14は、金属の板材(例えば銀メッキ処理したベリリウム銅の板材)を打ち抜きかつ折曲成形することで形成することができ、貫通孔14dを有する環状の基部14aと、基部14aから径方向外側に向けて伸び、その外端部で軸方向側に斜めに屈曲して螺旋状に伸びる複数(本実施形態では三つ)の板バネ部14bと、各板バネ部14bの先端部を基部14aから離間する側に略U字状に屈曲させてなる接点部14cとを備えている。この基部14aは、フランジ部12aの固定接点15に対向する面上に配置され、アセンブリされた状態では、板バネ部14bがインナロータ12の底壁部9aとの対向面から固定接点15まで螺旋状に伸びて、接点部14cの凸面が固定接点15の表面にロータ11の回動軸方向に適宜な弾性押圧力を印加しながら接触するようにしてある。
ここで、図3に示すように、本実施形態では、三つの板バネ部14bがいずれも同一形状で周方向に120°間隔で配置されている。このため、板バネ部14bからの反力の偏りが小さくなってロータ11(インナロータ12)のハウジング8に対する偏心や傾斜(軸ぶれ)を抑制することができ、以て、各摺動部分の偏摩耗を抑制することができるとともに、可動接点14と固定接点15とが三点接触となるため、三つの接点部14cの全てについて固定接点15との接触をより確実に確保することができるとともに、接点部14cの偏摩耗や局所的な摩耗の増大を抑制して、接点部14cと固定接点15との接触信頼性を高めることができる。なお、本実施形態では、インナロータ12の底壁部9a側の表面には突起12eを設け、この突起12eを可動接点14に設けた貫通孔14eと係合させることで、可動接点14をインナロータ12の底壁部9aとの対向面に精度良く配置できるようにしてある。
一方、アウタロータ13は、略円板状の底壁部13bと円筒状の側壁部13cとによる有底円筒状部分および当該有底円筒状部分の開口端部に設けられた取付フランジ部13eを含む本体部13aと、当該側壁部13cの外周部に形成された金属層13dと、を含んでいる。本体部13aにおいて、底壁部13b、側壁部13c、および取付フランジ部13eは繋がっており、樹脂によって一体成形されている。金属層13dは、上述したインナロータ12の金属層12cと同様に、インサート成形、圧入、あるいはメッキ処理によって形成することができる。なお、アウタロータ13を有底円筒状としたことによって得られる凹部21は、固定ボルト3(図2参照)の頭部の逃げ部となっている。
そして、本実施形態では、上記インナロータ12とアウタロータ13とを接合して一体化し、一つのロータ11を形成している。このとき、インナロータ12のフランジ部12aには突起12dを設ける一方、アウタロータ13の底壁部13bには凹部13gを設け、これら突起12dと凹部13gとを相互に係合させることで位置決めするようにし、当該フランジ部12aと底壁部13bとを、レーザ溶着あるいは超音波溶着によって相互に接合している。
かくして構成されるロータ11は、カバー10の貫通孔10aの直径より細く当該貫通孔10aを貫通してカバー10より外側に露出する部分(細径部)と、カバー10の内側、すなわちハウジング8の内部側で当該貫通孔10aの直径より太い部分(拡張部)とを含むように構成され、カバー10が、拡張部を係止することで、ロータ11の抜け止めとして機能するようにしてある。本実施形態では、図5より、アウタロータ13の側壁部13cおよび金属層13dからなる円筒状部分が細径部に相当し、インナロータ12のフランジ部12aが拡張部に相当することが理解できよう。
なお、本実施形態では、金属層13dの外径を、カバー10の貫通孔10aの直径より僅かに小さく設定し、カバー10の貫通孔10aが、ロータ11(アウタロータ13)の軸受としても機能するようにしてある。
また、カバー10の裏面側には、軸シール(例えばゴム製のリップ部を含むリップシール)16を設け、ロータ11(アウタロータ13)とハウジング8との摺動部分において液密を保つようにしている。この軸シール16は、外部からハウジング8内への水等の液体の浸入を防ぐとともに、ハウジング8内にグリス等の潤滑剤を封入する機能を果たす。
そして、本実施形態では、軸シール16をベース9の側壁部9b内に嵌挿(圧入)し、軸シール16の内周部(リップ部)を摺動シール部分としている。そして、軸シール16のリップ部と摺接する部分を金属層13dとし、当該摺動部分での摩耗を少なくして、長寿命化を図っている。なお、カバー10が、この軸シール16の抜け止めとしても機能していることが容易に理解できよう。
また、軸シール16とインナロータ12のフランジ部12aとの間には円環状かつ薄板状の摺動板17を設け、これにより、軸シール16とインナロータ12との摺動摩擦の低減を図っている。
ところで、本実施形態では、インナロータ12がカバー10の貫通孔10aの直径より大径のフランジ部12aを備えるとともに、アウタロータ13も、カバー10の貫通孔10aより外に張り出す取付フランジ部13eを備えるため、インナロータ12とアウタロータ13とを相互に接合してロータ11を構成した後には、当該ロータ11の細径部にカバー10および軸シール16を嵌め込むことができない。
そこで、本実施形態では、インナロータ12とアウタロータ13とを接合する前に、アウタロータ13の側壁部13cおよび金属層13dからなる細径部に、インナロータ12との接続側からカバー10および軸シール16を嵌め込んでおき、その状態で、インナロータ12とアウタロータ13とを接合するようにしている。この場合に、本実施形態では、アウタロータ13に有底円筒状部分を形成し、その底部としての底壁部13bとインナロータ12(のフランジ部12a)とを溶着するようにしているため、トーチ等の溶着工具をこの凹部21内に挿入して、溶着作業を極めて容易に行うことができるという利点がある。
なお、この場合のインナロータ12とアウタロータ13との接合工程は、ベース9とカバー10とを接合してハウジング8を構成する前に行ってもよいし、ベース9とカバー10とを接合した後(ただし、インナロータ12や可動接点14等のハウジング8内の構成をアセンブリした後)に行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、カバー10をロータ11の抜け止めとして機能させることができるので、ハウジング8を、一箇所の露出開口のみを有する有底容器状に構成することができる。したがって、ロータ11とハウジング8との摺動部分のシール構造を従来に比べて一つ減らすことができるため、その分、位置検出装置7を小型化できるようになるとともに、部品点数が減る分、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態によれば、軸受部としての筒状部9gによってロータ11の偏心や傾斜(軸ぶれ)を低減することができ上、回動によって可動接点14と固定接点15との接触圧が変化するのを抑制することができるため、接触信頼性、ひいては検出信頼性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、軸受部として、ハウジング8のベース9の底壁部9aに筒状部9gを設けたため、当該軸受部をより簡素な構成としてより安価に得ることができる。
また、本実施形態によれば、細径部としての側壁部13cおよび金属層13dが設けられるアウタロータ13の本体部13aを成形樹脂としたため、ロータ11、ひいては位置検出装置7をより軽量に構成することができ、振動や衝撃等に対する位置検出装置7の検出信頼性を向上することができる上、金属等を加工して構成する場合に比べて容易に得ることができ、製造コストを低減することができる。また、本実施形態のように金属層13dを設けることで、摺動部分における耐摩耗性を高めて長寿命化を図ることができるという利点もある。
また、本実施形態によれば、インナロータ12の本体部を成形樹脂としたため、ロータ11、ひいては位置検出装置7をより軽量に構成することができ、振動や衝撃等に対する位置検出装置7の検出信頼性を向上することができる上、金属等を加工して構成する場合に比べて容易に得ることができ、製造コストを低減することができる。また、筒状部9gとの摺動部分を金属層12cとすることで、当該摺動部分における耐摩耗性を高めて長寿命化を図ることができるという利点もある。
また、本実施形態によれば、アウタロータ13を有底円筒状とした分、ロータ11の軽量化を図ることができる他、有底円筒状に形成して底壁部13bを薄肉化したことで、インナロータ12とアウタロータ13との溶着を、凹部21の内側からより容易に行うことができるようになるという利点がある。
また、有底円筒状としたことで形成される凹部21は、固定ボルト3の頭部の逃げ部として利用することができる他、カバー10および軸シール16にアウタロータ13を挿通させた後にインナロータ12とアウタロータ13とを接合する場合に、トーチ等の溶着工具を当該凹部21に挿入することができ、溶着作業を極めて容易に行うことができるという利点もある。
また、本実施形態によれば、インナロータ12およびアウタロータ13の本体部を成形樹脂としたことで、ロータ11、ひいては位置検出装置7をより軽量に構成することができる上、レーザ溶着または超音波溶着によって、それらをより容易にかつより確実に結合することができる。
また、本実施形態によれば、アウタロータ13に貫通孔から張り出す部分を設ける場合においても、カバー10の貫通孔10aにロータ11の細径部が挿通された状態を容易に得ることができる。
また、本実施形態によれば、可動接点14を板バネ方式としたことで、従来のようにコイルスプリングを用いていた場合に比べて部品点数を減らすことができ、以て製造コストを低減することができる。
また、本実施形態によれば、板バネ部14bによってハウジング8のベース9の底壁部9a上に設けた固定接点15をロータ11の回動軸方向に押圧接触するようにしたため、ロータ11とハウジング8との位置関係を利用して、可動接点14と固定接点15とからなる接点構造をより簡素な構成として得ることができる。
特に、本実施形態では、回動軸回りに120°おきに同一形状の板バネ部14bおよび接点部14cを三つ設けたため、可動接点14と固定接点15側(すなわち固定接点15あるいは底壁部9a)とが三点接触となり、各接点部分を常に接触状態に保持することができるので、局所的な摩耗や偏摩耗を抑制して、位置検出装置7の検出信頼性を向上することができるという利点がある。さらに、ロータ11のハウジング8に対する偏心や傾斜(軸ぶれ)を減らして、各摺動部分における偏摩耗や局所的な摩耗の増大を抑制して長寿命化を図ることができるという利点もある。
(第2実施形態)図6は、本実施形態にかかる位置検出装置をハウジング側から見た分解斜視図、図7は、位置検出装置のロータの回動軸(支軸)を含む平面での縦断面図である。なお、本実施形態にかかる位置検出装置は、上記第1実施形態にかかる位置検出装置と同様の構成要素を有している。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付与し、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる位置検出装置7Aは、可動接点14Aおよび固定接点15A、ならびにそれらに関連する構成が異なる点以外は、上記第1実施形態にかかる位置検出装置7とほぼ同一の構造である。
すなわち、本実施形態では、円筒状の固定接点15Aを、ベース9Aの側壁部9bの内周に露出するように当該ベース9Aにインサート成形して設ける一方、可動接点14Aの板バネ部14bがインナロータ12Aのフランジ部12aの外周壁から径方向外側に向けてロータ11の軸方向から見て螺旋状に伸びるように設けて、接点部14cが固定接点15Aを径方向に押圧するようにしている。
なお、本実施形態でも、可動接点14Aの板バネ部14bおよび接点部14cを、120°おきに3箇所設けるとともに、いずれも同一形状としている。したがって、ロータ11のハウジング8に対する偏心や傾斜(軸ぶれ)を抑制することができる。
以上の本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果が得られる上、板バネ部14bにより接点部14cが固定接点15Aに対してロータ11の径方向に押し付けられるため、第1実施形態のように接点部14cを固定接点15に対してロータ11の軸方向に押し付ける場合に比べて、位置検出装置7Aの軸方向の長さを減らすことができる。また、接点部14cと固定接点15Aとの接触部分がその全域に亘ってほぼ同じ半径の円周方向に摺動するため、接点部14cや固定接点15Aの偏摩耗が少なくなって、接触信頼性を高めることができるという利点もある。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、サイドスタンドの形状や取付構造は上記実施形態で例示したものには限定されないし、位置検出装置の構成も、種々に変形可能である。
また、上記実施形態では、アウタロータの一部に細径部を設けるようにしたが、これに替えて、インナロータの一部分として細径部を設けてもよいし、アウタロータおよびインナロータの双方によって細径部が形成されるようにしてもよい。
サイドスタンドおよび本発明の実施形態にかかる位置検出装置の二輪車に対する取付構造の一例を示す斜視図であって、サイドスタンドが起立位置にある状態を示す図。 サイドスタンドおよび本発明の実施形態にかかる位置検出装置の分解斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる位置検出装置をハウジング側から見た分解斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる位置検出装置をアウタロータ側から見た分解斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる位置検出装置のロータの回動軸(支軸)を含む平面での縦断面図。 本発明の第2実施形態にかかる位置検出装置をハウジング側から見た分解斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる位置検出装置のロータの回動軸(支軸)を含む平面での縦断面図。
符号の説明
1 サイドスタンド
2 ブラケット(車体側)
7,7A 位置検出装置
8 ハウジング
9,9A ベース
9a 底壁部
9b 側壁部
9g 筒状部
10 カバー
10a 貫通孔
11 ロータ
12,12A インナロータ
12a フランジ部(拡張部;本体部)
12b 突起部(細径部;本体部)
12c 金属層
13 アウタロータ
13b 底壁部(底部)
14,14A 可動接点
14a 基部
14b 板バネ部
14c 接点部
15,15A 固定接点
16 軸シール

Claims (11)

  1. 二輪車の車体側に対して固定されるハウジングと、二輪車の車体に支軸を中心として起立位置と格納位置との間で回動可能に取り付けられるサイドスタンド側に固定されるとともにハウジングに回動可能に支持されるロータと、ロータ側に固定される可動接点とハウジング側に固定される固定接点とを有してハウジング内に設けられる接点構造と、を備え、ロータのハウジングに対する回動位置に応じた可動接点と固定接点との導通状態の変化によってサイドスタンドの回動位置を検出するサイドスタンドの位置検出装置であって、
    前記ロータは、ハウジング内に収容されるインナロータと、ハウジング外に露出するアウタロータとを有し、
    前記ハウジングは、インナロータを収容する有底容器状のベースと、当該ベースの開口部を塞ぐカバーとを有し、
    前記インナロータおよびアウタロータのうち少なくともいずれか一方に細径部を設けるとともにインナロータには拡張部を設け、
    前記カバーには前記拡張部より狭くかつ前記細径部を貫通させる貫通孔を形成し、
    前記インナロータとアウタロータとが接合されてロータが形成された状態で前記細径部が前記カバーの貫通孔を貫通し、かつ当該カバーが前記開口部を塞ぐようにベースに接合されることを特徴とするサイドスタンドの位置検出装置。
  2. 前記ベースの底部に、前記インナロータを回動可能に支持する軸受部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  3. 前記軸受部として筒状部を設ける一方、前記インナロータには当該筒状部に回動可能に支持される突起部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  4. 前記細径部が設けられるインナロータまたはアウタロータの本体部を成形樹脂で構成し、当該細径部の外周部に金属層を設けたことを特徴とする請求項3に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  5. 前記インナロータの本体部を成形樹脂で構成し、前記軸受部によって回動支持される部分に金属層を設けたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  6. 前記アウタロータを有底円筒状に構成し、当該アウタロータの底部とインナロータとを接続することでインナロータとアウタロータとを一体化するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  7. 前記インナロータおよびアウタロータの本体部を成形樹脂で構成し、それらをレーザ溶着または超音波溶着によって一体化するようにしたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  8. 前記カバーの貫通孔に前記細径部を挿通させた後に、前記インナロータとアウタロータとを一体化したことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  9. 前記可動接点を、その先端部に接点部を備えた板バネとして構成し、その基部を前記インナロータに固定する一方、前記固定接点を前記ベースに固定するようにしたことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  10. 前記固定接点を前記ベースの底壁部内側に固定し、前記可動接点の接点部が固定接点を軸方向に押圧するようにしたことを特徴とする請求項9に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  11. 前記固定接点を前記ベースの側壁部内側に固定し、前記可動接点の接点部が固定接点を径方向に押圧するようにしたことを特徴とする請求項9に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
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